3回
2022/04 訪問
選べる小鉢で呑みたかった淡い夢が叶った夜
先日の関西遠征2軒目は此方へふらりと。
前回ノンアルで悔しく、今回はやっと呑めて嬉しい。
いつもながら凄まじい実力と良い意味でやり過ぎな個性が
食欲を擽ります。
~ハツ 大根大葉
爆発的なフレッシュ加減で、
ぷりっぷりな旨味がジューシーに流れ出す。
このレベルのハツが前菜に出てきてくれるなんて
本当に嬉しい。
~煮込みほほ肉
赤ワインの香りがふわりと、後から駆け抜けてくる
ほほ肉の柔らかな余韻がデミの渋みと共に。
分かりやすい和洋の重なりが良い。
~ハチノスのカツレツ チリトマトソース、パルミジャーノ、バジル
ふわっふわのハチノスをしっとり揚げきる技術に驚嘆。
最後まで旨味の消えない香り立ちに、
チリトマトソースとバジルの風味がベストマッチ。
~シャトーブリアン 餡合わせ
極上の柔らかさと個性を兼ね備え、飛び抜けた逸品。
これを食べてしまったら前半の肉の記憶が
吹き飛びそうになるほど。
今回も素敵な時間をありがとうございました。
選べる小鉢で呑みたい夢が叶って幸せです。
ご馳走様でした。
2023/04/26 更新
2022/01 訪問
良い出逢いと食運に感謝する夜
先日は気になっていた此方へふらりと。
最初にその日お世話になるお肉達と対面、
全て良い表情をしている。
火入れは店主さんがして下さる為、
この日はのんびり過ごすことが出来た。
~厚切りタン
スダチを下に敷いて、
塩、葱ソース、粒マスタードと玉葱のソースで。
特に葱ソースがぶっ飛ぶレベル。
何よりもフルアテンドでここまで火入れしてくれる店は
中々無い。素晴らしい逸品。
~和牛タルタルキャビア
雲子に火入したからこそ出せる
柔らかな渋みと表皮感が
タルタルキャビアのやり過ぎ感を
上手くカバー。
~ヒレのハンバーグ
インカの目覚めとデミグラス
大葉と柚子で酸味を柔らかく香らせ
ポタージュの甘みに満ちた
新時代のハンバーグ。
~赤身タレ焼き
マスタードで一口、あとはマッシュルームソースで
マイルドに。足し算精神で台無しになる
ギリギリ手前で持ち堪える、センス溢れる逸品。
~炙り〆シャトーブリアン
シャトーブリアンの持つ旨味を活かすべく
高温帯と低温帯で分割し、ポン酢餡ですき焼き風に。
餡の温度に合わせた火入れがしっかりされており
良いタイミングで深みが変わる、楽しくも
渾身の一皿だった。
総じて、全体的に水準の高い肉質で
ここまでやってくれるなら通うしかない。
その時一瞬は、「こんなに肉食べれない、、」と
思う時もある。
それでもやっぱり振り返ればまた食べに行きたくなる、
良いお店でした。ご馳走様でした。
2022/06/26 更新
先日は関西遠征へふらりと。
今回で3回目の来訪、大阪で唯一通ってるお店。
この日は今までの中津をにくさんの中でも
随一のトップレベルだった。本当に良かった。
~おこころ漬け
大葉と胡椒の香り付けが絶妙で、
タレ合いとハツの旨味が口内で爆発。
どんどんレベル上がってるなぁ。
~フィレとウナギのタルタル オレンジのタルタル、とろろ、キャビア
鰻とキャビアのアクセントを完全にモノにし、
オレンジの酸味がベストマッチした
フィレの深みが堪らない。
~ハチカツ 米粉のパン粉、チリソース、パルミジャーノ、ニンニクソース
サックサクの生地にチリソースと
ニンニクの繊細な甘みが繋がっていく。
余韻が蘇る手前でスッと引いていくのも良い。
~小鉢、左から、ザーサイ、ハチノスアンチョビ、オクラの漬物、キノコのアヒージョ
~タン ネギと柚子のソース、玉ねぎマスタードソース
完全に振り切った火入れによる深み、
これより美味いタンには出会ったことがない。
~ホホ煮 枝豆と男爵芋のソース、味噌のデミグラス
ジューシーで美味すぎ
~フォンドヴォーと赤ワインのソース、生姜のソース、
最後の余韻まで一気に駆け抜けて消える、
ヒレ肉の真髄を味わえる逸品。
過去これ程にヒレと向き合った一皿があっただろうか、
消える前の儚さまでもが一身に
ヒレの良さを引き出しており、まさしく完璧だった。
ご馳走様でした。