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2024/04訪問
2回
池尻大橋から目黒川沿いにてくてく歩いた先にあるダイニングバーです。大きい看板とか無くて、窓の向こうでお客が何か食べてるの見て、やっと店だと気づくような、まさに隠れ家系レストランで、元部下♂と2人で訪問。店はカウンター席のみということで、結構狭いですが、若い女性の店員さんがすぐにコートとリュックを預かって下さり、窮屈な思いはせずに済みました。 席に着いてすぐにメニューが。飲み物は冊子状に成形された紙束で、食べ物は和紙のでかい一枚紙がくるくる巻かれてるのを開いて見る仕様で、和風の店の雰囲気ととても合ってます。 まず突き出しはしじみ汁と蒟蒻田楽。しじみ汁は塩だけでしじみの風味がしっかり出た汁をすすり、蒟蒻は串に刺さって山椒味噌と一緒に頂く。控えめな味付けながら美味しい品々で、メインの食べ物に期待ができます。 第一波はじゃこ豆腐、ゴマ鯖、おでん盛り合わせ。じゃこ豆腐は、じゃことオカカの下に隠れたネギがピリリと効いててとても美味。ごま鯖は脂が乗ってとろける味わい。おでんの具はだいこん、いわしのつみれ、白菜肉巻き、油揚&水菜、蓮根餅。おでん出汁が秀逸で、ほとんど調味されていないあっさりした出汁ながら、複雑な出汁の風味が効いていて、これだけでもメニューで出せるレベル。これで煮込んだ具材がまずい訳がない。 第二波は、すきやきコロッケ、焼きつくね、柿と菜の花の白和。すき焼きコロッケは割下で味付けして卵の黄身乗っけたコロッケで、味が滲みててとても美味。つくねは、鶏ひき肉をごはんつぶでコーティングし、甘辛のタレつけて炙ったもの。一本を2人で分け合う(お腹が一杯になりそうだったので…)ケチくさい食べ方をしてしまったが、柔らかいつくねとぷちぷちご飯粒の食感がとても合ってて、濃いタレの味と合わさって白米が欲しくなる。白和は、白和と聞いて想像する豆腐のぐちゃぐちゃではなく、形がなくなるまで混ぜた豆腐に味噌だか出汁だか混ぜてソースみたいにしたものが具材にかかってます。とても濃厚で甘じょっぱい味付けで、柿ととてもよく合った上等なデザートみたいな一品でした。 ラスボスに土鍋ご飯1.5合。オーダー受けて30分掛けて炊くということで、待ちかねたところにようやくサーブ。せりと地鶏でご飯が見えないのを店員さんがぐじゃぐじゃして下さってサーブ。こちらも出汁の風味が効いた何かの汁で炊き込まれてて(おでん出汁かと思いましたが違うそうな)、おこげの風味も効いてて、こんな炊き込みご飯も作れるのかと新しい発見でした。 男2人だけでひたすら食べた2時間半、飯はうまいし、お店の方もとても親切で、見慣れないメニューも懇切丁寧に説明してくださり、火曜日の夜だというのにお客でいっぱいな理由がよくわかりました。次回は奥さん連れて行きたいです。
2024/01訪問
1回
神谷町の人気店の一つ