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三宮は私にとって辛い想い出ばかりだ。大学受験に失敗し、この街の予備校に通った。タバコをふかしたり、金髪に染めて昭和のヤンキーの復刻を目指したりもした。失恋もした。この想い、忘れられるわけがない! 今でも三宮は嫌いな街だ。にも関わらずこの街から縁が切れないのはひとえに山笠ラーメンのせいだろう。ここのラーメンは博多風の割りに、良く言えばあっさりしている。悪く言えば薄っぺらい味だ。だかこのラーメンを味わうと、過去の自分の浅はかさを噛み締めるようで、反省のために訪れる。 そんなことを考えているうちに完食。ご馳走さまでした。店を去りながらこう思った。 「オヤジ!いつになったら俺を常連客扱いしてくれるんだよ!」
2017/04訪問
1回
人生の転機は苦痛が伴うものだ、ここ二週間ほどモヤモヤとした日々をすごしている。 僕はこうした時に無性に辛いものを食べたくなる。辛いもの、辛いものということでスパイス専門問屋に勤めている友人に相談する。 友人曰く、宝塚駅裏北に本格的なインド料理屋があるとのこと、そこが今日レビューをするマハラニである。 宝塚は家から近いこともあり知らない店はないものだと驕った気持ちがあったが、まだまだ僕は未熟者だと感じた、また思い上がりに我ながら恥ずかしいと自省した。 さて前置きが長くなってしまったが、友人のオススメであるビリヤニを注文した。インド人のウェイターのお兄さんは日本語が上手で笑顔も素敵だ。暫くして熱々のビリヤニが運ばれてくる。独特の香辛料の香りが鼻腔をくすぐる、インド料理で感じるワクワク感だ、僕はこの感じがたまらなく好きだ。 ビリヤニの味は一口目に酸味がくるが、食べている間にジワっと口の中に辛さが広がる。チキンのコクもあいまって、ガツガツ食べてしまった。確かに本格的な味だ、けれども日本人の口にも合うよう工夫もされていて美味しい。 宝塚にはインド料理の名店が多いが、ここもその一つだと感じた。満足感を得ながら家路につく、お腹をさすりながら家路につく、最近食べすぎている。今日は自省することが多い(汗)それほどに美味しい店だったのだ。