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1回
夜の点数:3.5
2014/09 訪問
夜の点数:3.5
ひそひそと維新を語る京町屋
2015/01/11 更新
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京都に来ると必ずここに寄るよと、友人が連れて来てくれました。
江戸期に建てられたという京町屋。奥と二階はまだ住まれている。
後日連れてきた友人は、若い頃に来て全く変わってないと懐かし
そうでした。時代に波に流されず、60年前から続けてきた味と
雰囲気をしっかり守っているお店です。
昔の建物は席が狭い。日本人も小柄だったから、図体の大きい
現代人には少々窮屈ではあるが、それに不平を言うなら歴史探訪
する資格はない。なので椅子席や小上がりで身を縮めて酒を飲む。
まずは若狭カレイ。刺身もいいが、焼き物で淡い味を楽しむ。
ビールによく合う。次に厚揚げで腹を満たして、地酒を頼み、
辛子れんこん。水菜とくじらの「なっぱ煮」もいい。
ただ、どれも量は少ないので、空腹で来ると物足りない。
切り回している今の女将さんは少しぶっきらぼうなところがあり、
始めての人はあれれと思いますが、これはけっして他意はなく、
女将の職人肌の性格だと思います。がんばっておられます。
カウンターに横にはかまどがあり、御飯を炊いているようです。
古いものを今も大事に使い続けているのがいい。
年代を感じる店内で魚拓や書画や骨董に囲まれて飲んでいると、
他の口コミでも書かれてましたが、時代がワープしてしまい、
うっかり芹沢鴨の悪口でも言おうものなら、木戸から新撰組が
斬り込んで来そうな気分になります。。
そういえばここのすぐ南は土佐藩邸でした。維新の話題は小声でね。