この口コミは、ゆうじ88さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。
問題のある口コミを報告する
-
昼の点数:5.0
-
-
料理・味 -
-
|サービス -
-
|雰囲気 -
-
|CP -
-
|酒・ドリンク -
-
-
[ 料理・味-
-
| サービス-
-
| 雰囲気-
-
| CP-
-
| 酒・ドリンク- ]
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-145476748 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-145476748","content_type":"ReviewImage","content_id":145476748,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-145476749 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-145476749","content_type":"ReviewImage","content_id":145476749,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-145476751 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-145476751","content_type":"ReviewImage","content_id":145476751,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-145476753 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-145476753","content_type":"ReviewImage","content_id":145476753,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-145476756 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-145476756","content_type":"ReviewImage","content_id":145476756,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-145476757 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-145476757","content_type":"ReviewImage","content_id":145476757,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-145476758 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-145476758","content_type":"ReviewImage","content_id":145476758,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
2021/02/04 更新
-
-
[ 料理・味-
-
| サービス-
-
| 雰囲気-
-
| CP-
-
| 酒・ドリンク- ]
2018/02/18 更新
入籍記念日の旅行、2日目。
呼子でイカの活け作りを頂いた後、この日の宿泊地である
福岡に戻り、レンタカーを返却した後に真っ先に向かったのがバー「オスカー」さん。
オーナーバーテンダーの長友氏とは実は随分と古い間柄で
まだお互いが若かりし頃、バーテンダーとしてのカクテルコンペティション(創作カクテルを競う大会)に、それぞれの地区予選を勝ち抜いて出場を果たした全国大会で知り合い、何度か一緒に出場しているので、自然と「またお会いできましたね」というような言葉を交わすようになったのだ。
(勿論結果は長友氏のファンの皆様なら承知していらっしゃると思われるが)(苦笑)
そのようなご縁を頂き、私はなにかと福岡に訪れる際は
必ず長友氏のカクテルを頂きに向かうのだ。
氏の素晴らしさはカクテルの調合技術だけではなく、その
人柄にある。
いつも紳士であり、ダンディズムをたたえた雰囲気、立ち居振舞い……。私とはほぼ同年代でありながら常に見習いたいと思っている。
この日は食事に行く前のアペリティフとしてのカクテルを
楽しみにしていた。
氏のお店も例外無くコロナ渦に悩まされ、現在は営業時間をなんと14時よりオープンして、ラストオーダー19時、閉店は20時と、以前なら考えられない営業をしていた。
私も妻と食事をするので当然のように来店時間を早めざるを得なかったのだが、やはりこんな明るい時間帯に氏の
お店に行くのはなんだか……。
それでもやはり氏はいつものように笑顔で迎えてくださった。
まずはジンフィズをオーダーする。
うん、美味しい!!
やはり氏のカクテルはいつも優しい味がするのだ。
シェイクは銀座の修行時代、バー ロオジェの上田和男氏
直伝の三段振りのハードシェイクなのに、その技法故に
大量に発生する細やかな気泡がアルコールのカドを包み込み、カクテルを円やかな味にするのだ。
ここでバー好きな諸兄に問いたいが、皆さんは「ヨコハマ」というカクテルをご存知だろうか?
横浜ニューグランドホテルで生まれたこのカクテルは、今や古典と言っても差し支えないスタンダードなカクテルなのだが、今の若いバーマンにこのカクテルを注文すると、
「少しお待ちください」と言って店の奥にあるカクテルの
レシピ本を覗きに行く人が多くいる。
それを長友氏はいとも容易く材料を準備し、調合を始める。
やはり良いバーマンとは、スタンダードカクテルを大切に
する。どんなスタンダードカクテルも最初は誰かのオリジナルのレシピだったはずだ。
それが多くの人に支持され、世界中へと広がり、やがて誰もが知るスタンダードになっていく。
その偉大な先達のカクテルをバカにして、見た目華やかなオリジナルばかりに熱心になっても、そんなバーマンは基礎が出来ていないので、出来上がりも薄っぺらな物になる。
氏の「ヨコハマ」は、写真で見ると原処方よりも赤みが薄いのが解ると思うのだが、これは「最近は良いグレナデンシロップが無くなってしまいました。なので自分で○○と△△をブレンドした物を使っています」と教えてくれた。
このカクテルが誕生した時代背景と、童謡「赤い靴」に出てくる女の子がカクテルグラスを通してイメージできる…。
氏はそこまで読みきってこのレシピで調合したのだろう。
本当に優れたバーマンとはこのような人である、としみじみと感じる一杯であった。
ご馳走様でした。次はいつもの時間にお邪魔したいものですね。それまでお元気で。