コスモス007さんのマイ★ベストレストラン 2017

コスモス007のレストランガイド

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コスモス007 (女性・神奈川県) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

星野さん、エクアトゥ―ルさん、かぶとさんは変わらず。しのはらさんと天本さんの登場は衝撃的。傳さんのおもてなしの心には感銘、巽さんの天ぷらの秀逸さと居心地の良さ、プレヴナンスさんの心遣い、潟潟ヤさんの個性、儘さんの独自性も光りました。新たな素敵なお店との出会いも。今年は再訪を増やしていきたいと考えています。(行きたくても予約がままならないところも増えてきましたが・・・)

マイ★ベストレストラン

1位

新ばし 星野 (内幸町、虎ノ門、新橋 / 日本料理)

6回

  • 夜の点数: 4.9

    • [ 料理・味 4.9
    • | サービス 4.9
    • | 雰囲気 4.9
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2018/03訪問 2018/03/22

優しくしみじみ深い味わい・・・3月に河豚を堪能

今年初の訪問は3月に。
店内に入ると、「今日はすごく良いふぐが入ったのですよ。」と星野さん。
あら・・3月のお献立には河豚はもうないと思っていたので、嬉しい誤算。

まず蒸し寿司でスタート。
錦糸卵の黄色が目にも鮮やか。
なかのお寿司は2種類の炊き方をしているそうで、小品ながら手が込んでいます。
やわらかな味わい。

次に新たに購入されたという小さな漆の上品な器が登場。
なかには鹿児島の筍とわかめ。お出汁が美味しい。
春を感じます。

新鮮な赤貝とアオリイカの酢味噌がけ。九条ねぎを添えられて。
さらに、セリの胡麻和え。
さりげない一品に心が和みます。

ここから、この日の主役、下関の天然フグさんが登場。
まずは、大きな白子が2個。
ちょっと焦げ目がついてとても良い感じ。
なかはアツアツでとろっと。絶品です。

次はお刺身。身が厚く、弾力がすごい。
量もお皿いっぱいで、食べ応え十分。

フグの最後は、さくっと揚がった大きな唐揚げ。
星野さんの技で、丁度良い按配で。
お魚とは思えないような肉々しいような食感。

思い切り星野さんのフグを堪能できて、大満足。

そして、お待ちかねのお椀が登場。
お出汁はこれ以上濃くても薄くてもという絶妙の按配。
しみじみとした優しい味わいが大好きです。

焼き物は、甘鯛の松笠焼き。
炊き合わせは、先ほどの鹿児島の筍がわらびとともに。

〆はいつもの土鍋で炊くご飯に、ご飯がすすむ松坂牛のしぐれ煮、じゃこ、お漬物、赤汁。
最後に、わらび餅。

ドリンクが平均2〜3杯で、ひとり35000円ほど。

若い方が厨房にお一人増えたそうで、
じきにその日の即興の一品なども作ってみたいとのこと.
それも今後の楽しみに。
秋にはいよいよ、地理的にはそれほど遠くないですが移転されるようです。

ごちそうさまでした。
10月後半に星野さん。
いつもの温和な笑顔に迎えられます。

このわたの飯蒸しからスタート。
次に、星野さんでは珍しく吹き寄せ。大きなバチコが旨し。

もう松茸の旬は終わり、この日の主役は浜松の天然鰻とすっぽん。
鰻は外はからっと、中はふんわり。
すっぽんはお椀で。すっぽんの身もけっこう大きく入っています。
いつもしみじみ美味しいお出汁に唸っていますが、すっぽんはまた違う旨み。

ぐじの天ぷらとワタリガニの蒸し物も雑品。
定番では、明石の鯛のお刺身、お食事の美味しいご飯と松坂牛のしぐれ煮、
そしてさいごのわらび餅といつもながら、自然と笑顔になる和みの味覚。

今回、驚いたのは聖護院かぶ。
通常は炊き合わせということで、他のお野菜などと合わせますが、
なんと、お皿のなかには、大きめの逆三角形のかぶがひとつのみ。
「シンプルにいこうということで・・」と星野さん。
蕪のみの旨みで勝負ということですね。

星野さんの日本料理は、もしもかなり体調が悪くても、
すっといただけるのではと思えるような滋味深く、優しい味わい。
元気なときは、ひとくちずついただくたびに、笑顔になってきます。

最近は、松茸や河豚でなくても、飲み物込みで3万円超えになってしまいますが
素材の高騰もあり、その確かさも考慮すると致し方ないかも。

予約がつまっていて当分伺えませんが、またしみじみ美味しくいただける日を楽しみに。

ごちそうさまでした。
幸運にも6月末に星野さんへ。

いただいたのは

鮑と山芋のすりおろし
 これは初めて。鮑をすりおろすとは・・
 もちろん美味しいです。

・岡山・児島湾の天然青ウナギ
 これは、なかなか入らない貴重なウナギさま。
 児島湾は海になるので、川ウナギとは食べる餌が違い(アナジャコなど)、大きく美味しく・・。
 やはり、身が厚く、脂がのり、それでいて上品な味わい。
 下のご飯もこれまた絶品で、相乗効果に。
 
・ほうれん草と岩茸の胡麻和え
 濃厚な青ウナギさまのあとはさっぱりと。

・芋茎(ずいき)の吉野煮
 これは時々出てくる京味さんのお献立です。

・大原の黒鮑
 3時間煮たそう。柔らかく、鮑の旨みがダイレクトに伝わります。
 
・オコゼの唐揚げ
 お顔は怖いですが、れっきとした白身の高級魚ですからね。
 からっと揚がり、中はふんわりでこれまた上品。

・お造り:あこう(キジハタ)
 これまた高級魚。厚めに切られ、ねっとり。
 
・お椀:鱧と三田の天然ジュンサイ
 星野さんの真骨頂。お出汁が優しくしみじみ・・。

・鮎の塩焼き 食べ比べ
 島根 高津川産と愛知根羽川産と、違う産地の鮎さまを、贅沢にも1匹ずつ順に食べ比べます。
 高津川産は、お顔が怖いかも・・(笑)
 比べると身の按配など、確かに違いますね。
 たで酢でいただきます。
 
・炊き合わせ:賀茂ナス、千石豆、海老

・お食事 ご飯、赤出汁、松坂牛の佃煮、じゃこなど定番で

・きなこわらび餅

今回は、豪華なラインナップでした。
狭いながらも寛げるカウンター席は、いつもの和やかな雰囲気。

ごちそうさまでした。
5月の星野さん

まず、温かい、焼き餅が入った白味噌仕立て でほっと一息。

最初は梅酒。あとで、八丈島で初めて仕入れられたという焼酎を水割りで。

・皐月ということで、ちまき。中には蒸した穴子
上質なジュンサイと房総の鮑
茄子の煮びたし
・軽く火を入れた三重のトリ貝

やはり、全てがしみじみ優しい美味しさ。

・揚げ物:貝柱とこしあぶら
 これはきりっと揚がっています。

勝浦のカツオ、サラダ仕立て
 良いカツオが入ったそうです。
 お寿司屋さんなどで鰹はよく食べられているでしょうから、
 ちょっと変えてみましたという工夫の一品。

・お造り:コチ

・お椀:オコゼの丸仕立て
 お椀は星野さんの真骨頂。

・焼き物:関イサキ 蓼酢がけ
 蓼酢がけは初めてのような・・。

・炊き合わせ:鮑、車海老、そら豆、八竹、小芋
 5種類の素材は、それぞれ炊き方を変えています。
 ちなみに鮑は3時間の時を経て柔らかに。

・最後に土鍋ごはん
 いつもの松坂牛しぐれ煮、ちりめんなどに加え、
 イワシを普通にご飯をいただいた後にお茶漬けで。
 最後はオコゲもいただきました。

・〆はわらび餅

やはり、日本料理は出汁が生命線。
その好みは人それぞれだとと思いますが、強さ・濃さの塩梅が、自分にはぴったりくる感じがします。

ごちそうさまでした。
2月の星野さんのハイライトは河豚。

いただいたのは

・粕汁
・なまこ・このわた/ふきのとう
・牛蒡の穴子巻き

昨年も2月に来ており、ここまでは同じ流れですね。

・河豚の白子の茶わん蒸し
 今年は、白子の焼き物のかわりに茶わん蒸し。
 
・お造り:河豚(下関の天然トラフグ)
 今年は、河豚屋さんのように、綺麗に切られて並んでいます。
 その厚さと量が豪快。
 塩、だいだいのポン酢、河豚の肝をお好みで。
 最初は塩から、徐々に濃いほうに、味の変化を楽しみます。

・河豚の唐揚げ
 大きな塊は「かぶりついたほうが美味しいですよ。」と星野さん。
 はい。それでは・・・。
 骨の近くにも、身がびっちり張り付いています。
 しっかり食べるのに、カニを食べるように無口になっちゃいます。

・お椀:白魚と菜の花
 宍道湖の大きな白魚を葛を使って束ね、菜の花と一緒に。
 やはり、星野さんのお出汁が一番好きです。

・焼き物 太刀魚

 男性的なおさなをシンプルな形で。

・ぐじのかぶら蒸し
 こちらも、冬にぴったりのほっこりした美味しさ。
 出汁の旨みと蕪の優しい甘み。
 
・ごはん
 いつもの松坂牛の佃煮、お漬物、じゃこ、お味噌汁。

・わらび餅
 こちらも定番。

2月という寒い時期で、ほっこり温かい逸品がラインナップ。
やはり、しみじみと美味しく、ゆったりと寛げる至福のひとときでした。
ごちそうさまでした。

秋の星野さん。
今回は、松茸がハイライト。

まず、温かいお椀からしみじみスタート。
次いで、カマスのお寿司とバチコ
バチコの大きさが半端ではありません。

ここで、松茸の焼き物が登場。
岩手の松茸だそう。
2切れのうち、下のものは、小ぶりながら丸ごとブリッと。
先日、新たに骨董で購入されたという新しい器で。
(松茸を食べてからお聞きしたので、松茸に気をとられて
 写真は松茸アップですが・・・汗)

続いて、大きくカットされた。もう最後ですね。
今度は、松茸がフライで。ソースも添えられ。
なかなか、フライも合うものです。

お刺身は、淡路の。いつもより少しあっさりめ。
大好きな星野さんのお椀。今回は、松茸と淡路のハモ、それに秋らしく黄色の菊の花びら
見ためも美しく、絶品です。

焼き物:明石のサワラと焼いた枝豆。サワラは珍しいかも。

炊き合わせ:がんもどき(中には生キクラゲと銀杏)と湯葉でほっこりと。

お口直しの一品として、タラバガニにモズクでさっぱり。
(一品増えました)

あとは、いつもの美味しい松坂牛の時雨煮付きのご飯セットから〆のわらび餅へ。

なんといっても松茸なので、お値段は従来より高くなりましたが、
やはり、とても落ち着き、しみじみ美味しい星野さんなのでした。


(2016.4)
「今日は、筍も鯛も、とても良いのが入ってきていますよ」
この一言で、さっそく笑顔に。

星野さんの筍は、一昨年4月(食べログを始める前)に、京都と九州の筍を食べ比べ。
昨年は4月の訪問が叶わず、2年ぶりの筍です。

今回いただいたのは
(先付)桜葉で包んだ鯛鮨
 一見、桜餅のようですが、開くと鯛のお鮨。 
 昆布締めの鯛の旨み、酢飯、桜の葉の香りのハーモニー。

・鯛の潮汁
 お椀は、星野さんの真骨頂。
 鯛は淡路産で極上。
 水、昆布、塩のみ。どんどん味付けがシンプルになっていくそう。

・(焼き物)京都、物集女(もずめ)産の筍
 大きくカットされた筍が登場。
 なんと、アク抜きなしだそうです。
 しっかり味わってほしいと、一切れがとても大きく、「かぶりついてください」。
 「はい!」食べ応えあります。
 食べ方はワイルド(?)でも、筍は上手に焼けていて、みずみずしさも残しながら上品な味わい。
 筍、美味し。

・うすい豆の翡翠煮
 豆をシワシワにしないで、綺麗な緑色に煮るのがとても難しいそう。

・大間の雲丹、鯛の出汁ジュレ
 鯛の出汁のジュレと、大きな雲丹とのハーモニーは絶品。

(揚げ物)グジとコシアブラの天ぷら
 からっと揚がった春らしい天ぷら

(お造り)淡路の鯛
 潔く、極上の鯛一品を違う部位2種類で。
 華やかなお皿で出てきました。
 歯ごたえがあり、確かに尻尾の部分は、また味わいが違います。

(椀)アイナメと筍
 しみじみ優しい出汁が秀逸。
 これから濃い味に慣れて、こういう旨さがわからなくならないよう、精進しましょう(自戒)

(焼き物)山形産の桜マス
 旬ですね。
 こういうシンプルな焼き物が、そのお魚の味わいを最も引き出す気がします。

(炊き合わせ)筍、鯛の子、蕗、花山椒
 また筍の登場と一緒に蕗。柔らかい炊き合わせに、花山椒がぴりりと。

・お食事 ・わらび餅
 松阪牛の時雨煮など、ここからはお馴染みのもの。

このたびも堪能できました。
ごちそうさまでした。

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(2016.2再訪)
今年初めての星野さん。

いただいたのは
・粕汁
 温かい一品でほっこり。

・ふきのとうと新物このわた
 星野さんによると、このわたは新物でなくては・・とのこと。
 正直なところ、珍味類はあまり好んで食べませんが、
 こちはプリプリとした食感、潮の香り、濃厚な旨味を感じることができました。

・牛蒡の穴子巻き
・セリの胡麻和え

・淡路の河豚の唐揚げ
・お造り:河豚

・こんがり焼いた河豚の白子
 これは入るときと入らないときがあるそうで、この日は入った日。
 今回、早い時期に伺えただけで、今年の運を全部使った気でいたのに、さらに使い切った気が(笑)

・お椀:星野さんのお出汁はほんとに美味しい。
 大きな宍道湖の白魚が重なり合って、菜の花と一緒に。

・焼き物は対馬産の紅瞳(べにひとみ)。綺麗な名前ですね。いわゆる、のどぐろ
 こういうシンプルな形でいただくのが一番美味しいかも。

かぶら蒸し
 ほっこり温まる優しい味わい。

・ごはん
 松坂牛の佃煮、お漬物、じゃこ、お味噌汁とともに。

・わらび餅
 いつものデザートで〆。

ほっとする空間で、楽しくお話ししながらいただく楚々とした優しい和食。
ごちそうさまでした。

(2015.11再訪)

「今日は良いカニが入ってますよ。」と星野さんがにこやかに迎えてくださいます。

・鯛めし
 季節柄、最初に温かい一品。ホッとします。

・はまぐりの土手鍋
 小さな土鍋がぐつぐつで登場。
 大きなはまぐり。出汁となめらかな味噌味。

・たらの白子焼き
 外はパリッと中はトロトロ。濃厚な旨みがたまりません。

・湯葉と京水菜のお浸し
 お上品でさっぱりと。ここで、ちょっとお口直し。

・海老芋のから揚げ
 きめが細かくて、なめらか。
 2日間炊いたもの。シンプルに見えますが、とても手間がかかっています。
 海老芋は富田林のもの。これでなければ、この感じはでないそう。

・香箱蟹
 旬の時期は11月から1月上旬まで。
 兵庫県香住が産地。
 身は濃厚。茶色の外子つぶつぶの卵、オレンジ色の内子もたくさん詰まっています。

・松葉蟹
 山陰・浜坂漁港で水揚げされ、「浜坂産松葉がに」とタグの着いたブランド蟹。
 こちらの旬は、11月から3月まで。
 身を全部とっていただいて、きれいに盛り付け。
 鮮度がよく、身もしまっていて、甘みを感じるほど美味しい。
 
・笹がれいの一夜干し
 「こういう地味な魚も、味があって好きなんですよ。」と星野さん。
 華やかな蟹のあとに、温かで滋味深い焼き物をしみじみ味わいます。

・すっぽんのお吸い物
 今回は、すっぽんということでちょっと違う感じで。いつもより少し味を強めにしてみたそう。
 中にすっぽんの入った玉子豆腐が入っています。

・ぐじのかぶら蒸し
 かぶらは聖護院のもの。こういう上品な味わいは、星野さんの真骨頂。

・お食事
 いつもの松坂牛のしぐれ煮と美味しいご飯の組み合わせ。
 今年は、特にお米の出来が良いそうです。

・きなこの自家製わらび餅
 いつものデザートで〆。

居心地よく、全てがしみじみ味わい深く、時として感動する美味しさ。
美味しさが「感動する」というところまでいくお店に出会うことは、なかなかありません。

ごちそうさまでした。
 
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(2015.5再訪)
久しぶりの星野さん。
引き戸を開けると、いつもの柔らかい星野さんの笑顔。

まず、よもぎの入った白味噌。中には焼きもち。
5月ということで、穴子の入ったちまき

生の鮑とジュンサイ
 鮑は柔らかく、さっぱりとした一品です。

久世茄子の煮びたし
 京都野菜の久世茄子。
 星野さんならではの出汁が浸み入り、しみじみ美味しい。

・揚げ物:ぐじとこしあぶら
 小柱が入らずぐじにされたということですが、
 ぐじと山菜のこしあぶら、カラッと揚がって良いコンビネーション。

・お造り:めばちまぐろとコチ
 星野さんというと、鯛。
 まぐろ、しかも2点盛りと初めてづくし。
 良いめばちまぐろが入ったと強烈にプッシュされ、またモノが良かったそう。
 2点盛りは、初めてかもとのことでした。
 実に美しい色あいの、めばちまぐろ。とろけます。

・お椀:おこぜの吸い物
 もう、美味しいとしか言いようがありません(笑)

・焼き物:すずき

・炊き合わせ:鮑、車海老、そら豆、八竹、小芋
 彩りも美しく上品な味わい。

・ご飯
 先ほどのめばちまぐろが再び登場し、ちょっとした豪勢なまぐろ丼!
 その後、いつもの松坂牛の佃煮などのセット。

・わらび餅 今回はきなこで。

5月の星野さん、いつもとちょっと違う冒険もあったりしながら、
やはり素敵でした。

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(2015.1再訪)

1月ということで、お正月メニューです。

まずは、白味噌のお雑煮
お雑煮のお餅も、ごはんのお米と同じ農家さん(合鴨農法)から提供いただいているそう。
この日も1日中寒く、最初にこういう温まるものは嬉しい。

お正月らしいきれいな扇形の器に、からすみ大根と黒豆
上品な味わい。

・フグ白子の茶わん蒸し
 きれいな真っ白の贅沢な茶わん蒸し。お出汁の風味も良い。

・白魚の唐揚げ
 白魚の大きいのに驚き。塩加減も丁度よい。
 じんわりとし穏やかな冬を感じる一品。

・淡路の鯛のお造り
 身も厚く、今が一番美味しいのでは。

・浜坂産の茹で松葉がに
 兵庫県浜坂のタグ付きのブランド蟹です。
 すごい旨みで、何もつけなくても美味しいくらい。

・お椀:海老しんじょう
 星野さんの真骨頂、お出汁の素晴らしさが存分に。

・焼き物:鯛
 鯛を二重に包んで網焼きしているそう。
 あつあつでふわふわ。

・炊き合わせ:京大根と京菊菜
 優しい味わいです。京菊菜は、今が旬で春菊より苦みが少なく葉が柔らかい。

・ご飯とお味噌汁、白菜お漬物、松坂牛しぐれ煮、ジャコ山椒
 土鍋で炊いたごはん、松坂牛の佃煮はやはりごはんにぴったり。

・本わらび餅
 自家製のわらび餅。
 こちらも定番で、黒豆きな粉バージョン。

今日も、星野さんが、ご自身で手塩にかけたものを、
一品一品、簡単に説明しながら出してくださいます。

なので、お料理はすべて1対1の「Especially for You」。
レベルの高い品々をこのように食することができるのは、幸せです。
席が少人数だからできることゆえに予約困難で、
そうそうお邪魔できないことと、裏返しになります。

今宵も堪能させていただきました。
なかなか来れないですが、やっぱり大好きです。

(2014.10月)
松茸は、産地の違う国産の松茸料理が2品。
その他も絶品で、居心地も良く、しみじみと幸せなひとときを過ごすことができました。

素材に妥協はなく、時間・手間を惜しまず、一品一品創り上げ、
愛おしそうにカウンターごしに供してくれます。

・このわたの飯蒸し
・夜は冷えるようになってきたこの頃。温かさが沁みます。

・柿の胡麻酢あえ
 柿、大根、胡瓜を胡麻酢で和えたさっぱりとした、晩秋を感じる一品。

・松茸のお浸し
 シンプルですが、松茸の旨みがストレートに。

・茄子とウニ
 茄子の上に、惜しげもな北海道/浜中の塩水ウニが・・。
 茄子とウニを一緒に食していただくといいですよ。
 ということですが、ウニが山盛りで、少しずつ一緒に食べるのが難しく、ひとくちで。おいしい!

・小肌のお造り
 いつもは、淡路の鯛ですが、今日はなんと小肌。冒険ですね〜。
 なかなか良いです。

・ぐじのづけと栗の粉をお醤油代わりに
 栗を粉にしたものが、醤油皿に。
 かつて、お茶会ではお着物姿で、懐石料理でのお造りのお醤油で汚してしまっては、
 というところから、生まれたそう。すごい発想です。
 星野さん曰く、「昔の献立を再現してみました。」さすが、京味の系譜。

・お椀〜松茸と名残の鱧
 こちらの出汁は最高です。
 それも来るたびに味が深まり、美味しくなっている気がします。

・蟹と湯葉の蒸し物
 蟹が出てきて、晩秋のお献立に移ってきたな〜と実感。味わい深い一品。

・ごはんとお味噌汁
 いつもの松坂牛牛肉しぐれ煮とじゃこ、白菜漬物、赤だしなどと。
 今回違ったのは、「最初はご飯を少しだけお茶碗によそいますね。」と
 ちょっとだけのごはんが。

「少し時間が経つと、ご飯の味が少し変わることに、最近気が付いたんですよ。」
 え、そうなんですか?少し経っておかわりでいただくと、さっきよりもちっとしてます・・。
 もともと、美味しいごはんですけどね。

・わらび餅
 手作りのわらび餅。今回はきなこで。

素材を良さを最大限に活かした優しい味わいと、誠実なおもてなし。

ごちそうさまでした。

  • お椀
  • お椀:鱧と天然じゅんさい
  • お椀:オコゼの丸仕立て

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2位

エクアトゥール (麻布十番、六本木、広尾 / イノベーティブ、フレンチ)

15回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 昼の点数: 4.9

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.9
    • | 雰囲気 4.9
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥40,000~¥49,999 ¥20,000~¥29,999

2022/12訪問 2022/12/23

赤道(l'equateur)は遥かに

ついに前回から2か月半、今のエクアトゥールに最後の訪問となりました。
この日は初めて3階へ。
やはりカウンターに大きな椅子での6席を、かつてのように2組4名のみでの使用。
通い始めた8年前が懐かしく。

マダムとは何事もないような世間話を楽しくしていましたが
お料理の味わいより感慨が先に立ち。

・本マグロ、白玉、白トリュフ
・海老芋のフリット、白子。ソースに西京味噌
和のテイストをうまく取り入れるのが小野シェフの真骨頂。

・フォアグラ、オレキエッテ
今度はパスタと合わせてイタリアンのテイスト。

・パン
こちらのパンも大好き。

・カワハギ、肝のソース
肝とベストマッチ。

・海老のすり身入り手羽先、ソースはアメリケーヌで
手羽先は複数回目。ソースが2種から選べるように。

・フカヒレ、カニ、牡蠣
海の幸をイノベーティブで楽しみます。

・メインは北海道・蝦夷鹿のロースト
さすがの火入れ。

・黒鮑と肝ソースを添えたカッペリーニ
黒鮑と肝ソースは、小野シェフの必殺技ですが
今日は最後に出てきました。
味わっていただけねば!

・洋梨と柿のサブレサンド
デザートは最近シンプルでしたが、今回は装飾性もあり、美しい。

・コーヒーとカヌレ

今回はスーシェフの嗜好も少し加わった気もしますが
基本はやはり小野シェフのお料理。

1月にタイが本拠地とはなるものの
お店の工事が大幅に遅れているそう。

とりあえず、こちらのお店は、店名は変えず、マダムのプロデュースで
スーシェフのお料理となるもよう。

初めて小野シェフのお料理をいただいた衝撃、
4席のみ一回転のみの特別な空間とマダムの笑顔。
夏の数か月のみ、店名まで変えて、小野シェフ流イタリアンになったり中華になったり。
驚きと楽しさの連続でした。

私のなかでは、小野シェフとマダムの二人三脚が原点であり
このおふたりが同時にいらしてこそが、特別な「エクアトゥール」。

たくさんの思い出をありがとうございました。
再会を楽しみに。

2014年から通ってきたエクアトゥール。
いよいよあと3か月でクローズし、バンコクの新天地へ。

マダムの変わらぬ笑顔にいざなわれて
いただいたのは、以下のメニューにて。

・毛蟹、蟹味噌、松茸、ビネガージュレ

・海老芋のフリット、黒鮑、生雲丹、紫蘇の花

・スモークしたフォアグラのテリーヌ、うずら、トリュフ、黒いちじく、根セロリのピューレ

・パンとバター

・つぶ貝 鳥の軟骨のガレット、銀杏、パプリカ

・スープドポワソン、焼いたフカヒレ、フレンチの味噌

・銀だら、 花山椒

・オマール海老 モンサンミッシェルのムール貝、キャビア・イクラ、白ワインソース

・お肉のメイン 仔羊のローストをチョイス

・冷製ソーメン、カラスミ

・デザート 洋梨のパフェ風 をチョイス

・カヌレとコーヒー

小野シェフが得意とする、和洋の素材を自在に組み合わせた独自フレンチが
遺憾なく発揮された珠玉のお料理。
新しい方が加わった直後あたりから若干バランスが・・・という時期もありましたが
今回は、全て良かったです。
最後の12月は、さらにしっかり味わらなくては・・。

ごちそうさまでした。
半年ぶりの再訪。
いつもながら、居心地良いなかで
次々に登場する逸品に舌づつみ。

・牡丹海老のタルタル
カクテルグラスに涼しげに牡丹海老とじゅんさい。
トップにはキャビアがたっぷり。

・白魚とウドのフリット
一転、アツアツのフリットをホタルイカペーストのソースとともに。

・パンとバター
パンはいつも絶品。

・フォアグラのテリーヌ
朱色の器に盛りつけも美しく。
サマートリュフの香りが香しく。
ホオズキとココナッツパウダーとともに。

・地鶏のボンジリ
何年か前にボンジリが出てきて、フレンチに?と、びっくりした記憶が・・・。
今回は、牡蠣と味噌のオイスターソースで。
明日葉がアクセント。
フレンチのボンジリになって、かつ美味しい。

・ヴィシソワーズ
冷製スープの中には稚鮎のリエット。
初夏らしい一品。

・黒アワビ、トマト、豚足
これは初めて。面白い取り合わせ。

・水蛸、海老のつみれ、フカヒレスープ
エクアさんのフカヒレの扱いがいつも楽しみ。
今回のスープと、他の素材との取り合わせもナイスでした。

・馬肉ハラミ、花山椒
メインは今回初めて馬肉をチョイス。
たっぷりの花山椒が効いて美味しい。

・冷製麺
〆は細い冷製麺でさっぱりと。
雲丹、あおさのりとともに。

・ピスタチオのガナッシュ&キャラメルアイスクリーム
デザートはピスタチオをチョイス。
ピスタチオは濃厚で良かったですが
ガナッシュとキャラメルアイスが2つ並んでいるだけで
デセールとして、もう一工夫ほしい。
日向夏のデザートのほうが良かったかな。

・カヌレ&コーヒー

いっとき、迷走感を感じた時もありましたが
今回は、いい意味での統一感があって良かったです。
秋に次の予約がとれ、エクアのお料理をもう少し楽しめそうで安堵。

2016年から通ってきたエクアさんが今年いっぱいででクロ―ズされると知ったときは
まさに青天の霹靂でしたが、タイの新天地での、いろいろな構想も進んでいるようで
やはり、新しいことへのチャレンジは、やりがいがあり、楽しそう。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
マダムがにこやかにお出迎え。

前菜の1品目は、豪華な黒鮑のフラン。
あられがかかっているのが、遊び心。

ハマグリのジュレ、小松菜を添えて。
キャビアもたっぷりと。

続いて、手羽先。
ブラックペッパーを効かせ、中にはお魚を詰めて。

いつもながら、パンも美味しい。

季節柄、ベニズワイガニも登場。
豚肉でアンコウを巻いて。
フォアグラは、牛頬肉と。
プリプリの大きな牡蠣にキクラゲがアクセント。
ちょっとクミンの風味。

おなじみのカラスミそばのあとに
メインのお肉。
三択から仔羊の香草焼き。
相変わらず、添え物の野菜なしで
ここは、かっつり、クラシカルフレンチ。

デザートも三択から。
抹茶アイス、ロールケーキ、
追って、マロンクリームをかけて。

コーヒーとカヌレで〆。

今回も、前回同様、高級食材をさりげなく使い
調和のとれたお皿の数々。
無難にまとめないところが小野シェフ流。

そういえば、以前は、帰りに小野シェフも
厨房から出てこられていましたが、もう何年も
お見かけしていないかも。

新たなサービス担当の方も
かなり板についてこられてきた感。

次回は春に。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
チャーミングなマダムがにっこりとお出迎え。
落ち着くカウンター席でゆったりと。

・ヴィシソワーズ
冷製スープでスタート。
稚鮎のリエット、じゅんさいと夏ならではの素材も入り、キャビアを散らして。

・賀茂茄子フリット、鮑の肝ソース
小野シェフの鮑の肝ソースはスペシャリティだと思うほどの際立つ美味しさですが
それを賀茂茄子に合わせたのが斬新。
大きなフリットになかなかイイ感じでマッチしています。

・ヨシキリザメのオニオングラタンスープ
フカヒレと濃厚なオニオングラタン。
この組み合わせもgood。

・パンとバター

・帆立のポワレ

巨大な帆立1つがメインディッシュ。
カリカリのベーコン、うずらの卵で飾りつけ。
トップにトリュフ。

・桃、桃のサブレ、ココナッツペースト
桃好きには嬉しい箸休め。

・ウニ、イクラたっぷりのフラン
温かい洋風茶わん蒸しに冷たい生ウニとイクラがたっぷり。
温冷のメリハリが効いて。

・ハタ、中華風トーチソース
お魚はハタ。少し中華風のソースで変化をつけて。

・ラカンの鳩
鳩のロースト、レバーとソーセージ。
小ぶりながらクオリティ高く。

・素麺、カラスミ

・桃:コンポート、グラニテ、アイス

デザートは3択。ライチのデザートと迷いましたが
やっぱり桃で。
大きなカクテルグラスにパフェ風に。
3種の桃が相まって。

・アイスコーヒーとカヌレ
暑い日だったので、食後のドリンクはアイスで。

前回は、イマイチっぽいような感がありましたが
今回は和洋の夏の素材を活かした新作を揃えながら、しっかり統一感がありました。

その後、オリンピックのTV応援三昧へと突入する前に、
こちらのお料理をいただけて良かったです。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
食べログアワードで「Gold」から「Silver」になり、あらっ?と思っていたところ
2021に「Gold」に返り咲き。

前回、足を骨折されていたマダムはお元気に。
男性おふたりのホールスタッフがいらっしゃり、
今回は、ほとんどその方たちのサービスでした。

カウンター席は3組6名でスタート。
かつて、2組4名だったときの空気感が今も忘れられず・・。

・ビシソワーズ
ワイングラスに入ってお洒落に。

・水ダコのフリット
もう少し、揚げにカラッと感がほしい

・真鯛のカルパッチョ、花山葵、新玉葱
少し和のテイストで。

・パン
パンは変わらず美味しい。

・蕎麦粉のパンケーキ、豚足のキャラメリゼ、マッシュルーム、チーズのソース
そば粉のガレットというのは食べたことがあるような・・・
これはほんとに薄くて小さめのパンケーキ。
ですが、味わいは、ちょっと苦みがあり、いまひとつ。
豚足のキャラメリゼなど、トッピングのアイデアは面白いですが
美味しさがないと・・・。

・海老真薯、筍餡、木の芽
ホワイトタイガーを使って。
小野シェフの得意な料理と運ばれてきました。
私は、黒鮑のソースだと思うのですが・・・。
和のテイスト全開。
ここで、筍など春らしい食材が出てきました。

・黒鮑、サラダ添え
ここで黒鮑。待ってました!と思いましたが
今までのとは違う。
鮑にピンクのお花を散りばめているのは可愛いですが
あのうなる美味しさのソースがない。
新作ゆえかな。

・洋風茶わん蒸し、冷たいイカスミ
温かいフランに冷たいイカスミという発想。
フランが提供されてから、黒く凍ったものをどさっと入れてくださいます。
よく混ぜてということですが、この黒いのが苦い。

・ラカン鳩のロースト
メインンは他に牛タン、馬肉、鶏肉がありました。
鳩としては大きい。
この火入れかげんはさすが。

・中華麺
黒トリュフをのせて。

・マンゴーアイス
デザートは3択で、マンゴーに魅かれてチョイス。
シンプルそのもの。

・カヌレ、コーヒー

直近、メニュー内容が変わったよう。
う〜ん、前回に原点回帰とホメましたが
変わったばかりで、まだこなれていないこともあると思いますが
今回はちょっと。

以前の「季節を映した美しいビジュアル」、「唸る美味しさ」が
陰をひそめたような。

小野シェフのお料理は、いわば「天才肌」なので
客数も増え、厨房で他の方たちの趣向や手数なども入ると
微妙に、その全体像が変わるのでは・・。

このキャリアになられると、後進の育成も考えられておられると思いますが
共同制作ではなく、メンバーの皆さんの小野シェフがこれならと思われる一品を
出していただくほうが、ありがたいかも。

思わず、2014年のレビューを見てみると
『どこにも真似できない美味しさと美しさのハーモニー』
『凛としながら柔軟でたおやかな佇まい』
などと書かれてあり、
そうだったよな〜。

昔に戻ってということではなく
やはり、季節感として、春はもう少し美しく明るいビジュアルで
そして「唸る美味しさ」をお願いしたい。

今年は、昨年同様、コロナ禍のため、
夏の店名を変えての中華バージョンはやらないそう.
ということで、かなり久々に夏のエクアトゥールになるようです。
お店にもいろいろと変化はあると思うので
夏の佇まいに期待して。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
ドアを開けて中に入ると、
男性スタッフの方がおふたりと女性スタッフの方がおひとり。
あら、またマダムは海外出張?と思いきや
笑顔で顔を出されましたが、手もとに松葉杖。
足を骨折されてしまったそうで、歩行できずという痛々しいお姿。
なんともお気の毒で、早く良くなってほしい。

〇お任せコース 28,000円(+サービス料+税)

・白ワインいろいろ

・スープドポワソン、フカヒレ
旨みがつまった濃厚な温かいスープからスタート。
なかには、上質なフカヒレ。

・海老芋のフリット、蟹
小野シェフお得意の和の素材とのコラボ。
海老芋は表面カラッと、なかはフワっと。
身をほぐした蟹と温かい餡かけがかけられて。
ゆずの風味がアクセント。

・和牛ランプのタルタル、コンソメジュレ、人参、ビーツ
カクテルグラスで登場。
このスタイルでは、雲丹とコンソメジュレと思いきや、牛さんとはビックリ。
なんとなくユッケ風の味わいにコンソメジュレがマッチした新感覚の一品。

・パンとバター
最初はカシスパン。
お腹がいっぱいになりそうなので、今回はおかわりは見送り。

・魚と肉の薄パイ包み
クエと豚肉の様々な部位を使い、薄いパンで包んだ新作。
薄パイはサクサクで食感よく、魚と肉が一緒でも違和感なく。

・海の玉手箱
すみません、勝手に名付けました。
蓋を開けると、豪華な海の幸。
キャビアとイクラ。鮑やウニ。
特に濃厚で上質な大きなカットの雲丹が、惜しげもなく表面を覆っているのが嬉しい。

・セセリ、トランペット茸、アワビダケ
赤い紅葉が晩秋らしく、風情のあるビジュアル。
ここでは、鶏さんとフランス・日本それぞれのキノコの融合。
バター炒めで間違いない美味しさ。

・マナガツオ、ミル貝、銀杏
おさかなはマナガツオ。
ミル貝と銀杏を合わせ、優しくマイルド。

・京都の鴨
他に、和牛ヒレ、羊、蝦夷鹿。
蝦夷鹿と迷いましたが、京都の鴨で。
表面はパリッと。
お肉は色が濃く。
ぎゅっと締まり、しっかりとした肉質ながらジューシー。
まるでレバーのような食感。
これなら、副菜なしでも大丈夫。

・中華麺
冷たい麺でさっぱりと。
この日は、最近多かった中華風は封印されていましたが、ここで登場。

・巨峰、アマレットのアイス
デザートは3択。
巨峰は、なかに炭酸のなにかが入っていて、食べるとシュワ―とする趣向。
アマレット風味のアイスと合わせて。

・コーヒー、カヌレ

今回はほぼ全て新作では?
しっかりとしたクラシカルフレンチに裏打ちされながら和の素材を活かしたお料理の数々。
いただきながら「原点回帰」という言葉が何度も浮かびました。
それはもとに戻ったということではなく、
原点に戻りながら新たなチャレンジをされているということ。
そして、何より皆美味しかったので、大満足。

ごちそうさまでした。
5月の予約が新型コロナでの臨時休業のタイミングとぶつかり、今回に延期。
このところ、夏は中華の「夏雫」となっていましたが、それも中止になったそう。

1月来店時はマダムが海外出張が延期となり不在で、久しぶりにお会いできました。

・夏野菜のラタトゥーユ仕立て
ひとひねりの一品。
オマール海老の存在感が大きいのが普通のラタトゥーユと違います。
茄子のタルタルやズッキーニが瑞々しく。

・オニオングラタン仕立て、雲丹、フラン
雲丹がタップリのっている贅沢なグラタン、下にはフラン。
グラタンの濃厚さが雲丹の風味を若干消してしまう感。

この2品では「夏雫」の前に、夏のみ店名を変えて趣向を凝らしていた
イタリアンの「カゲロウ」を思い出しました。
 
・黒鮑とイカ
今度はぐっと和風で。
白味噌、大和芋のソースに柚子の風味。

・手羽先のフリット、帆立
綺麗なお皿に手羽先が1本・・・。
なかには帆立がしのんでいました。

・和牛のセンマイのサラダ仕立て、
目セロリやいんげんが混ざり、黒トリュフがたっぷりと。
シェリービネガーが香り、あっさりした食感。

・フカヒレ、賀茂茄子
地鶏のミンチソースで滋味深く。

・平目のロースト
パプリカの色味が綺麗。トップにキャビア。
ハーブのソースがアクセント

・ルーアン鴨
メインは鴨をチョイス。
 相変わらず、火入れもバッチリですが、野菜の副菜がほしい。

・麺
 ここで再度、中華テイストに。

・パイナップルのソルベ パフェ風
 夏らしく冷たく爽快なデザート。

・カヌレとコーヒー

器がまた新しくなり、そのセンスは相変わらず良く。
今年は、新型コロナの影響で、夏のみのお楽しみだった
違うバージョンでの形態の営業形態ない分
そのオマージュも入れたラインナップのような気がしました。

ただ、初めて来店された方たちは
フレンチという認識でいらして、グラタンや手羽先、麺など出てきて
当惑されるかも。

あえて、多くは説明されず、またよろしければ・・という含みを残すのがエクア流かと。
ただ、私もかつての味わい、多重で美しいフレンチがちょっと懐かしく
同じ形に留まらずに進まれていくことに敬意を表しながら、若干複雑な思いも。
今後の新展開に期待。

ごちそうさまでした。

今年最初の訪問。
マダムは海外出張中で帰国が延期になったため、残念ながらご不在で
おふたりの女性スタッフにて。
一生懸命さが伝わり好印象。

〇お任せコース 28000円(+サービス料+税)

今回も、セッティングのなかに、お箸のプレゼント。
和の素材も多く、お箸でいただけるものも複数あります。

・マツカワ あん肝
 ねっとりとしたマツカワカレイのお刺身と濃厚なあん肝の組み合わせ。
 そこに、いぶりがっこを合わせる意外性。
 トップにはキャビアと紫蘇の花。

・白子と紅ずわい蟹のフラン
 寒い冬に温まる洋風茶わん蒸し。
 スープ(出汁)が美味しく、フグの白子と蟹が美味しいハーモニー。

・カシスのパン
 パンのラインナップも変わったよう。
 これもなかなか美味しいですが、前のほうが好み。

・黒鮑、 蛤、柚子
 こちらでは珍しい春を待ちわびるようなグリーン系のお皿に黒鮑と蛤。
 運ばれてきたとともに、柚子の香り。
 黒鮑は小野シェフの得意な素材。
 今回は黒鮑のソースではなく蛤の餡で黒鮑を引立てます。

・鴨のミンチ、チーズパスタ
 串にささったイタリアンテイストの新作。
 鴨のつくねとチーズパスタが絶妙に絡み合い、独特の風味。

・甘鯛 海老のポワソン
 大好きな甘鯛の鱗焼きにホワイトタイガーの出汁、
 海老をしんじょうにしたものが並びます。
 和洋折衷のうまさ。

・牡蠣のフリット、フォアグラ
 牡蠣のフリットには、味噌とフォアグラのソースで。
 牡蠣と味噌とがこんなに合うとは驚き。

・フカヒレ 、黒トリュフ、おこげ
 高級食材の最後を飾るのはフカヒレ。
 煮込まれたフカヒレに黒トリュフがたっぷりかけられています。
 
・ルーアン鴨、赤ワインソース
 メインは仔羊と迷いましたが、鴨で。
 見事なクオリティと抜群の火入れ。
 前にも書きましたが、食べ進めていくには、やっぱり季節野菜の添え物が欲しいところ。

・冷麺、カラスミ
 もうデザートと思いきや、さらに麺。
 さっぱりとした冷麺にカラスミのパウダーがたっぷり。 

・メレンゲ、練乳アイス、キャラメル、フランボワーズソルベ
 小野シェフのデザートは割とシンプルなものが多いですが、
 今回、何気なくチョイスしたものが、初めて見る感じのデセール。
 練乳アイスにキャラメルを忍ばせ、トップには真っ白なメレンゲ。
 対極には、フランボワーズのソルベ。
 見ためも味わいもバランス良く美味しいので、大事に少しずついただきました。

・コーヒー、カヌレ

以前より、全体的にシンプルになってきた印象。
今年もどのように変化を遂げていくのかな・・。
次回はマダムにお逢いするのも楽しみに。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの訪問。
笑顔が素敵なマダムのお出迎えはいつもどおり。
前回は、最初にその日使う最高素材を一挙に見せていただく新しい演出が今回はなし。
今でもいろいろ試行錯誤されて、最善を目指されているのかも。

カウンター6席はもちろん満席、隣の個室は賑やか。

・お任せコース 26000円
 ワイン、みかんジュース

・マコガレイのカルパッチョ、
  旬のアスパラと、キャビアを添えて

・オマール海老のクロケット
 ソースは2種類から選べてブルーチーズソースにも惹かれましたが、タルタルソースで。
 オマール海老をいわゆるコロッケでいただくなんて贅沢。
 ミモレットチーズがほどよく。

・パンとバター

・和牛の肩ロースと賀茂茄子、フカヒレ
 フカヒレは餡かけ。組み合わせの妙。
 
・スミイカ、原木椎茸
 和の素材をブイヤベースと卵黄のソース、カラスミパウダーで。
 
・トウモロコシのムース、雲丹とコンソメのジュレ
 ワイングラスで登場。
 雲丹とコンソメのジュレは、マノワール・ダスティンさんを思い出しました。
 焼きトウモロコシが個性。

・蛤とツブ貝、フリカッセソース
 貝類がフレンチにお召し替え。

・鮑 セップ茸 バターと枝豆のソース
 鮑の使い方のうまさにはいつも感心。

・ラカン産鳩
 メインは鳩をチョイス。添え物は一切なく力強い鳩1品のみで。

・中華麺、あさりとアオサ海苔
 夏限定の中華店「夏雫」に向けての前奏曲のような。

・モモのデザート
 選べるデザートのなかから桃をチョイス。

・コーヒーとカヌレ

一度、蓋付の丸い器の蓋を開けて・・・というお料理の時代もありましたが
今回は、平皿が多く、お料理がシンプルになった感じ。
もともと、フレンチから独自路線に移行されていますが
より孤高の世界に入ってきたような・・。
才能あるシェフはどこまで変わっていくのかな?

数年前の、彩りが綺麗で華やか、香りが印象的なフレンチにも再会してみたい気も。
次回は中華の表情を見せていただきます。

ごちそうさまでした。
久しぶりのエクアさん。
昨年の夏は、中華の違う店名のお店としての訪問だったので、9カ月ぶり。

ホール担当に新しい男性の方。
暫く来ないうちに、6人席を4人しか入れていなかったのは6人入る満席になり、
きっちり1日2回転もするようになったよう。

また、最初にその日使う最高素材を一挙に見せていただく新しい演出も。
ワインなどの接客はマダムが変わらぬ笑顔で。

白子に蟹の餡かけ からスタート

・タコの柔らか煮、海老芋、山葵葉
 春の気配を感じる一皿。

・パン

・オマール海老、黒鮑、筍、キャビア
 豪華で素材が三つどもえで。

・フォアグラのソテー、黒トリュフ
 フォアグラが大きく厚い。
 さくっとソテーにして黒トリュフがたくさん。

・雲丹、ハマグリ、フキ
 クオリティの高いオレンジ色のウニがこんもりと。
 蛤の出汁のジュレを合わせて。

・すっぽんのミンチ
 ビジュアルはまるで焼き鳥のつくね。卵の黄身も添えて。
 これはお初。遊び心もたっぷり。

・甘鯛のうろこ焼き 白味噌のソース
 カリカリのうろこ焼きに白味噌を使っているのがミソ。

・メインは鴨をチョイス
 今回は珍しく信州産の鴨
 このところ、野菜などの添えものがなく・・。
 自分は、ソースがあるとはいえ、お肉のみ食べ続けるより、
 なにかあったほうが食べやすいかも。

・冷麺 白子ソース
 昨年夏、中華だった頃を思い出します。
 やはり、こういうものを作ってもセンスが良い。

・デザート
 苺のティラミスをチョイス。

・コーヒー

今回も和の食材が多く、ソースももはやエクア風。
やはりシェフの才能から生まれ出るレシピとそれを実現できる力量。
和洋の高級食材を意のままに操る小野シェフに脱帽。

こちらも通っているうちにお値段が上昇していますが( ;∀;)
唯一無二の存在であることには変わりなく。

ごちそうさまでした。

5か月ぶりの訪問。
いつものように、マダムが素敵な笑顔で迎えてくださいます。

この日のスタートは、フレッシュな初鰹と大和芋
青ゆずの香りが爽やか。クレソンと一緒にあられが載っているのがご愛嬌。
ワインは白ワインでペアリング。

・はまぐり、雲丹、青さ海苔
 こういう和の素材を組み合わせが小野シェフは抜群に上手。
 上質なはまぐりと雲丹に、磯野香りがする青海苔。
 海辺の気分に。

・和牛のザブトン、白海老、キャビア
 こんもりと載ったキャビアの下にはねっとりとした白海老がたくさん。
 和牛のザブトンと合わせるのが小野流。

・黒鮑のフラン、鮑の肝のソース
 鮑の肝を使ったソースには、いつも唸ります。

・オマール海老、桜海老、アイナメのフリット
 海老の二重奏にご機嫌。

・アオリイカ、賀茂茄子
 ソースがフォアグラと西京味噌を合わせたものということですが、味噌味が強く。
 アオリイカの西京焼き・・みたいな。

・筍のフリット、フカヒレのソース
 ソースが少し中華風。

・茸、じゅんさい、イクラ、香草のジュレ
 メインの前に少しあっさりと。下には麺も隠れています。 

・A5ランクの和牛
 シンプルなソースとともに。
 最上級の柔らかいお肉。火入れは抜群。
 付け合わせが一切なくなり、個人的には少しあった方が嬉しい。

・デザートは、わらび餅系と桃の2種類からチョイスできました。
 桃好きとしては、桃が嬉しい。
 桃を使ったジュレとシャーベット
 桃のソースがたっぷりと。

ここで、サプライズ。
マダムがパリに旅行に行かれていたそうで、お土産のチョコレートをお相伴にあずかりました。
2つ選んだ可愛いいチョコは、濃厚でパリの香り。

・カプチーノ、カヌレ

今宵も美味しく、リラックスして。

ごちそうさまでした。
今年も押し迫ってきましたね。
皆さま、年末のお忙しいところなので、手短に・・(笑)

カゲロウさんとして訪問した夏を除いて10か月ぶりとなった再訪。
マダムの穏やかな笑顔に迎えられ、いつもの落ち着くカウンター席にて。
今回は、ワインをペアリングでお願いしてみました。
後半には日本(甲州)のワインも出てきたり、お料理に合わせて趣きの違うセレクトで。

冬の旬の食材が、小野シェフの感性でアレンジされて次々と登場。

最初は鮟肝に春菊と金柑を合わせて。
冬に欠かせない白子には、からすみ、京菜。
セイコガニ。濃厚なソースにはキャビア。
続いて、身が大きく厚いオマール海老に悶絶。
トリッパのスープ仕立てには薫り高いトリュフがふんだんに。

マナガツオにはお餅が載って出てきました。
海老芋のフリットの雲丹添え、鮑のソースは、和風の一品。
最後には、フカヒレ餡が載った中華麺。
(イタリアンの次は中華の新店も・・?!な〜んて)

メインは、ラカンの鳩をセレクト。
これはモノも火入れも素晴らしい。

デザートは3種からセレクト。
選んだものはビジュアルがとても素敵(モンブランとピスタチオ、フランボワーズ)。
自分にはちょっと甘く、他のヨーグルト風やアイス系のほうが、良かったかも。

器は和のテイストも入った蓋付きの重厚な感じのものが多くなった気が。
時として荘厳とした雰囲気すら感じます。

ますます独自の路線を進みゆく感が。
素材の組み合わせの妙、ソースの秀逸さは相変わらず天性のセンスがありますが、
時に、小野シェフ流のエスプリが効いた軽い一品もいただいてみたい。

ごちそうさまでした。
夏にはイタリアンに変身してのカゲロウさんへ伺ったので、前回訪問からなんと10カ月ぶり。
今までで一番、予約可能時期が先だったのでした。
1度に2組のみのカウンター席。
マダムの笑顔も変わらず。
ドリンクは、ぶどうジュース、白ワイン2種。

今回は、お持ち帰り用に綺麗な真っ赤なお箸が、箸入れとともに添えられていました。
素敵ですね。

いただいたのは、

・ずわい蟹のフラン
 最初から蟹さんでウキウキ。寒い時期は、温かいものが良いですね。

・黒鮑、肝バターソース、お米のピューレ
 この日の出色の一皿。鮑とソースの相性の良いこと・・・。

・イイダコ、キャビア、セリ、シジミ、柚子
 イイダコとは珍しい。
 セリや柚子の香り。味覚のうえに臭覚でも楽しめる一品。

・金目鯛、カラスミ、白子、菜の花
 上に載っているのは、カリカリの金目鯛。

・和牛肩ロース、黒トリュフ、平貝、たけのこ
 前菜で和牛が出てくるのもびっくりですよ。

・牛タン、フカヒレ、フォアグラ

・河豚白子、アメリケーヌのソース
 白子にこのソースを持ってくるのもびっくり。

・ビシソワーズ、からすみ、蛍烏賊、蜂蜜
 これも面白い取り合わせ。

・メインは、「網どり」に惹かれて、琵琶湖の網どり鴨 エシャロットソースに。
 これもさすがの一品。

デザートは4種類からチョイス。
・ヨーグルトとキルシュのアイスストロベリーと黒トリュフ
 旬のイチゴが華やか。
 ただ、黒トリュフとの取り合わせは面白いですが、デザートとしてはちょっと微妙。

・コーヒー、カヌレ

総じて、素材の組み合わせの妙、ソースの絶妙なハーモニー、香りの楽しさも。
お値段も値上げ間に比べ、一層高級取材に。
前回、小野シェフは、フレンチにとどまらず、エクアトウール流を目指すと。
その方向性は確かにみえますね。
あとは、以前のような、はっと息をのむような美しい一皿も、また見てみたい。

しかし、実は次の予約は夏になり、「かげろう」さんに変わっている頃。
エクアさんに来られるのは、年内はもう無理かな・・・

ごちそうさまでした。

◆2016.4再訪

今の季節の素材を使い、和の素材も活かした美しいフレンチは、春に本領発揮という感があります。
壁の絵も、春らしいものに変わっていました。
いただいたのは以下です。

〇アミューズ1
・花わさびと大トロ炙り、白エビとアオサノリ、自家製の海苔
 最初に、正方形の真っ黒なパリパリの海苔と白エビ。
 その下には赤い大トロの炙りが登場。
 最初から、すごい取り合わせで食欲が増します(笑)

〇アミューズ2
・濃縮したコンソメでマリネしたホタルイカとフォアグラのカルパッチョ
 一見、握りずしのような風貌。ふたくちでいただきます。

〇前菜1
・タイラガイのミキュイと筍、菜の花、白ワインソースとエシャロットコンフィ
 キャビアノアールとルージュ
 絶妙な火入れのタイラガイと春を感じる筍や菜の花。
 キャビアの黒い粒と赤い粒がアクセントに。

〇前菜2:
・蒸しアワビと焼きリゾット、あわび肝ソース
 高級食材の登場。ここはシンプルに直球勝負で。

〇前菜3
・春のトリュフ、ベーコンで巻いた天然エビ入りインカの目覚め、
 グリーンピースとオニオンソテー、甲殻類ソース
 今回の出色の一皿。春のトリュフは、ものによって、出来不出来がかなり違うそう。
 この日のものは、もちろん高品質で、香りも良いです。

〇魚料理
 マナガツオとカサゴからカサゴをチョイス。
・カサゴロースト、アサリと山菜のソース
 これもアサリと山菜が入り、春らしいお魚料理に。

〇肉料理
・和牛サンカク直火焼き、トリュフソース をチョイス
 今回の和牛はサンカクでした。ブレのない美味しさ。

〇デザート1
・ライチとピンクグレープフルーツのコンポート、ヴェルベーヌのジュレ
 見た目も味わいも爽やかなコンポート。

〇デザート2
・塩ティラミスのカネロニ仕立て。ショコラクランブルとバナナクランブル、
 チョコレートクリームとシェルトルーズヴェルトのアイス

 華やかで手が込んでいますね。
 今回のデザートは、2品のバランスが良くてお気に入り・・♪

・コーヒーとカヌレ
 コーヒーカップが新しくなりました。

相変わらず、マダムの温かな接客にくつろぎなら、一皿ごとに楽しんでいただいていると…。
ちょっと風邪気味で咳が出ていたのが、翌朝には全く止まっていました。
居心地の良い空間で、こちらならではの美味しいフレンチをいただくと、
ウイルス菌も飛んでいったようです♪

ごちそうさまでした。
今度は、最短でも真夏・・・、違うお店での再訪です。

==============================

◆2016.1再訪
3か月ぶりの訪問。(夜のコース:16800円)
この日は、カウンター席で。
いつもながら、6席あっても、2席しか使わない贅沢な空間で寛ぎます。

最初に、アミューズ
・大トロと自家製白玉に白トリュフ
 この日のマーベラス その1!

前菜4品。
・何やら鳥の巣みたいのが出てきました。
 なかには大きな蛤が。
 こういう鳥の巣みたいな風貌は、ちょっとエクアトゥールさんにはそぐわない感じかも。

・次に、これも初めてで、インカのめざめ。
 うん?北海道でも生産量が少ない希少なブランド品ではありますが・・
 じゃがいもが出るとは思いませんでした。
 きちんとおめかしして、見目麗しく登場。

・タラバガニの登場。菜の花も一緒で、少し春の気配。
 きれいな色のオマール海老のソース。
 タラバガニとオマール海老のコラボ♪ 
 本日のマーベラス その2!

・豚足とトン耳、トコブシのガレット仕立て。
 フォアグラのソテーも入り、黒トリュフもふんだんに。

メインを2品選びます。

・すっぽんのロティ
 前回、とても気になっていたすっぽんにしました。
 すっぽんってこんなに身が大きいの?
 これだけ美味しいのは、シェフの力量。
 本日のマーベラス その3!

・A5ランク牛肉の炭火焼
 安定した美味しさ♬

デザートは2品
・ショコラとカシスのパウダー、イチジクコンポート
・2品目は、グラスに入って
 アールグレイのアイス、金柑、黒トリュフ

2品とも冷たいデザートで茶色系だったので、
冬はどちらかが温かくて、パッション系など明るい色合いのものでも良いかも。

〆は、カプチーノとカヌレ。

今宵も、マダムの温かいもてなしと、小野シェフの渾身のフレンチで
心躍るひとときでした。

今度は春に。もう待ち遠しい(笑)
ごちそうさまでした。

◆2015.10再訪
夏にはカゲロウさんに伺ったので、7か月ぶり。
2名なのに、6人は座れる個室に通され、すごい贅沢感。
内装も、イタリアンだった3か月を経て、ちょっと変わりましたね。

マダムのハートフルなおもてなしは変わらず。
秋の食材をエクアトゥール風にアレンジされたものを堪能。
お値段が少し上がり、コースが16,800円に。

・ホタテのジュレとモンサンミッシェルのムール貝

・天然舞茸のスープにフォアグラ、黒トリュフ
 黒トリュフの香りで、思わず笑顔に。セップ茸も一緒に。
 フォアグラの炭火焼きが香ばしい。

・三重県和牛サンカクのカルパッチョ
 とろけるようなお肉のカルパッチョに、松茸と雲丹。
 ぜいたくな素材の取り合わせ。ゆず胡椒が味を引き締めます。

・炭火焼きたらば蟹と鮑
 たらば蟹の上に、肝ソースを絡めた鮑。
 またまた海の幸のハーモニー。
 キュウリ、パプリカと香草を添えて。

・オマール海老のロースト、白子、、黒トリュフ
 今度はオマール海老と白子。スープ風。

今回からメインは好きなものを2つ選びます。
秋からの新しい試みですね。

・甘鯛のうろこ焼き
 こちらで、こういうお料理は初めて。
 うろこ焼きということで、皮がパリパリ香ばしい。もちろん身はしっとり。
 下に、蟹のリゾットというのがフレンチ。

・青首鴨のローストを赤ワインソースで
 安定した美味しさ。
 一品目がお魚で、反射的にお肉から選びましたが、次回は、新メニュ―優先にしてみましょう。

・マンゴーとパッションフルーツ、ライチのソルベ
 お口直しにアッサリして良いですね。

・焼きモンブラン、ラムレーズンアイス
 ビジュアル的には、これが一番。
 一見、パイに包まれたモンブラン・・と思いきや、割ってみるとアッツアツ。
 冷たいラムレーズンのアイスクリームのコントラストも最高♪

・カヌレとコーヒー
 コーヒーカップも、斬新な色のものに変わりましたね。
 
最後は、小野シェフにもお見送りいただきました。

今宵も、素敵なディナーでした。

1つだけ。
エクアトゥールさんの素晴らしさは
「美しさ」、「美味しさ」に加え、「薫り」の三重奏 に加え、
プライベート感溢れる空間とマダムのホスピタリティ
と思っています。

今回は、一品が置かれたときに、はっとする繊細ながら、たおやかな美しさ
という要素が少し足りなかったかも・・という気がしました。

4.9という、食べログでは、最も高い評点としているので、より要求水準も高くなってしまうのかも・・。
次回は、年明けです。
ごちそうさまでした。


◆2015.3再訪
前回は、クリスマス特別メニューで訪問できたので、2か月半ぶり。
3月初旬のディナーで、春の息吹を感じるメニューですね。

・アミューズ
吉野葛でよせた鱈白子とズワイガニ、スープドポワソン
最初に食欲が進む一品。

・前菜
6時間煮た活けタコの燻製と雲丹 アサリとセリ、生キクラゲ、
グリーンペッパーの白ワインヴィネガー和え
この素材の組み合わせがたまらなく合います。
昆布で取った柚子風味の軽いコンソメジュレがかかっていて、
和風のテイストで、柚子の香りが好ましい。

・前菜
黒毛和牛タンのロティ フォアグラソース 
アーティチョークと春キャベツのバリグール仕立て
いきなり、前菜からとろける和牛のタンの登場。
春キャベツに春を感じます。

・前菜
地鶏卵黄のラビオリ 菜の花、筍とオマール海老のポアレ 
パルメザンクリームとトリュフソース
「目玉焼きじゃないんですよ・・。ラビオリですよ。」
とお持ちいただきましたが、ほんとに目玉焼きに見える・・(笑)。
遊び心が見えますね。
それに、菜の花、筍と春の素材と一緒に、オマール海老が鎮座。

・お魚
山口県マナガツオの直火焼き、ウドとトコブシの軽いライムソース

・メイン
仔羊のプランチャ焼き ヴィネグレットエルブと仔羊のジュレ
こちらで初めて仔羊をいただきましたが、レアに近い焼き具合で、絶品。

4種類のフロマージュ

・デザート1
マンゴーのバジルコンポート グァバソースとライチのグラニテ

・デザート2
バニラアイスとアニスショコラ ジャワペッパーヨーグルトとハチミツトリュフ
金柑に詰めた焼いたアマンドクリーム
サラダではなく、デザートにトリュフという発想力がすごい。
今日の逸品。

・コーヒーとカヌレ

今宵も堪能しました。
やはり、雰囲気、お料理、サービス、全てにおいて唯一無二ですね。
ごちそうさまでした。


◆2014.12再訪
クリスマスイブにエクアトゥールのクリスマス限定ランチに伺うことができました。
(シャンパン、白、赤のワイン込みで21500円)
ネーミングはクリスマスですが、よくあるクリスマスの定番メニューではなく
とびっきりの素材を使った小野シェフ渾身の、素晴らしい一皿一皿でした。
(デザートにはクリスマスっぽい楽しさが)

シャンパンから始まり
最初の前菜は、温かい長崎産の蛸と蝦夷あわび。
海苔と柚子がかかり、その香りがステキです。

白ワイン。メニュー込みなので、決まったものが出てくると思っていたら
マダムは、先月夜に2人が違う好みのタイプをセレクトしたのを覚えていてくださり、
今回もそれぞれ違うものをセレクトしてくれました。
このホスピタリティが嬉しい。

次は冷たいズワイガニ。
ソースは菜の花のきれいな緑。
ほたてのジュレがきらきら光ります。

フォンドボーのポワレと手羽先。とびきりジューシーです。
オマール海老は、最初にぴくぴく動いている元気な姿を見せていただき・・・・
サラダ仕立てで、ちょうど良い按配の火入れで出てきました。
この、厨房からすぐ運ばれてくるタイミングの良さは、大箱のお店では難しいでしょう。

魚料理は金目鯛がコンソメスープ仕立てで、しっかり旨みが付けられて出てきます。
上には黒トリュフ。中には、はまぐりや白子、フォアグラ。
肉料理は、最高食材のラカン産鳩。繊細でまろやか。

デザートは華やか。ガトーショコラ 苺、アイス、キンカン、マシュマロなどが、
クリスマス仕様にデコレーションされています。
最後にコーヒーとカヌレ。

時にディナーを超えるのではないかと思うほどのラインナップでした。
そして、今回感じたのは、薫りの活かし方。
そのお料理の美しさと美味しさに、さらに薫りという要素が加わり、
3重奏のハーモニーを醸し出しています。
小野シェフは、また新たな境地を極めつつあるのではないでしょうか。

極上のひとときを、過ごすことができました。
お料理で感動できる、大好きなところです。

==============================

◆2014.11
お食事に行って、「美味しい」という言葉を連発することがあります。
フレンチに行って、「美しい」と見惚れることもります
エクアトゥールで供されるのは、どこにも真似できない美味しさと美しさのハーモニー。
一見、繊細な美しさに見えるが、そこにガラス細工のような脆さはみじんも感じられない。
あくまで、凛としながら柔軟でたおやかな佇まい。

カウンター席は、ゆったりした6席がありながら、使うのは4席、
6席の個室は、2人から受付けるという究極のホスピタリティ。
すてきなマダムが応対してくれる。
ここでは、リラックスしながらも、真摯に渾身の一品に向き合いたい。

今では、フレンチで和の素材を組み入れる店も増えました。
しかし、エクアトゥールには、抜きんでたものを感じます。

和牛ときのこのジュレに、春菊が色鮮やかな上品な風味のソースとなって現れる驚き。
フォアグラと地鶏のフラン、トリュフのソースの濃厚さが沁みる。
京都の松茸は、駿河湾の真鯛のカルパッチョとしてたっぷりと。
絶品のフォアグラと牡蠣のガレット。緑のパセリのソースで。

お魚は、帆立と白子。
雲丹、百合根、オマール貝、ムール貝にイクラがちりばめられ、スープが素晴らしい。
メインには蝦夷鹿をチョイス。ベリーのソースが映える。
デザートは、ほおづきとそこに入ったアイスの組み合わせが妙味。チョコレートのスフレ。
最後に、カフェオレとカヌレ。

ごちそうさまでした。

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3位

銀座 しのはら (銀座一丁目、銀座、東銀座 / 日本料理)

30回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.7
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 昼の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥40,000~¥49,999 ¥30,000~¥39,999

2024/03訪問 2024/03/15

春の訪れ

3か月ぶりの訪問。
今回は席の真正面に大きな越前蟹。
目が合ってしまいました♪

・合鴨(近江)のすき焼き(甘夏釜)
昨年12月の訪問時に初めて大きなレモン釜に入ったすき焼きをいただきましたが
今回は、一品目に鴨を使っての登場。
3月とはいえ、まだ夜は寒いので、イイ感じに。

・赤貝、トリ貝、車海老、雲丹、ワラビ、ウルイ
大阪で春を告げる貝寄風(かいよせ)が吹く時期ということで、貝をたくさん使った飾付けにて。
加減酢の煮凝りなので、さっぱりと。

(お碗) 伊勢エビの唐揚げ、帆立のしんじょ、筍 ゼンマイ うぐいす菜
大好きな筍が前面に!春らしいお椀。

・鮪の太巻き
藤田さんの鮪(赤身ヅケ、中トロ すき身)を使って。

・越前蟹の炭火焼き、淀大根 
席の真ん前で控えていた越前蟹を目の前でさばいての提供。
皆で分け、いただいたのは足のパート。

・焼きトラフグ、白髪ネギ
・飛騨高山の月の輪熊、聖護院カブ
・フォアグラ最中(あんぽ柿、ウイスキーゼリー)


・八寸
菱餅やはまぐりをかたどったお皿、菜の花や桃の花で、弥生を表現。
特に、春らしさを感じたのが
蛍烏賊、菜の花辛子和え、タラの芽とこごみの胡麻餡添え、イカと筍の木の芽和え

初めてのキンカンゼリーの茶巾しぼりが、爽やかで好み。
サザエのような器には、鮑、北寄貝、平貝などの貝類に、ウドと花山葵を合わせて

別皿で登場した、渡り蟹のウイスキー漬けが旨し。

・トラフグの唐揚げ(追加)
・飛騨のとび牛ステーキ(追加)

・ハマグリの鍋

(お食事)
・スッポンと芹の炊き込みご飯 卵黄醤油漬け
追って、鍋のお出汁を使ってにゅうめんも。

・桜葉を練り込んだきんとん、おうす

2月は天候不順で仕入れと献立のアレンジが毎日のようにあって大変だったそう。
そうは言いながら、しっかりラインナップを揃えてこられるのには感服します。
今回は、春爛漫の手前の春の訪れ、という雰囲気を楽しみました。
日本の四季それぞれの表情は繊細。
しのはらさんとお弟子さんたちのホスピタリティは変わらず。

ごちそうさまでした。
師走に訪問。
昨年9月のオープン以来、「きた川」さんで腕をふるっていた島袋さんがフルで戻っておられました。
手際が良く、お料理の出されるスピードもアップ。

(先付)トラフグの白子和え
目の前に大きなかき氷?
雪を転がして雪だるまのようなものをつくる「雪まろげ」をイメージしたものだそう。
氷はふたのようになっていて、中にトラフグの白和え。
最初から新しい趣向で楽しませてくれます。

(前菜)レモン釜のすき焼き、飛騨飛び牛のリブロース
篠原さんが「次はすき焼きですよ~」と声がかかり、事前に手元の器に卵を溶いておくと・・・
目の前には、柚子のように見える大きなレモンを釜にしたところに
お肉をひと切れづつくぐられて入れてくれます。
2品目からお肉で、初めてのすき焼き。お肉は抜群のとび牛。
これも凝った趣向で、美味しくいただきます

・あん肝の飯蒸し、松葉蟹の餡かけ
蟹のお料理はこの一品で、餡として松葉蟹をたっぷり。

(お椀)瀬戸内の鯛、淀大根、焼きねぎ
大きく立派な鯛。それゆえ、白身の淡泊さが際立つので、もう少しお出汁に奥行きが欲しいところ。

(焼き物)岐阜の青首鴨と近江鴨の食べ比べ
玉鋼での火入れ。青首鴨は一切れでしたが、ワイルドな感じで好み。

・スッポンの唐揚げ

・フォアグラ、安保柿とウイスキーゼリーの最中

今回から田中さんの担当に。
ほんとに美味しそうに力強く説明されるので、一味違ったように。

・クリスマス仕様の八寸
お楽しみの八寸は、初めてクリスマスをモチーフに。
クリスマスツリー、キャンドルに火が灯り。
透明のトナカイさんは、ガラス製と思いきや、割れない素材で、危ないことのないように配慮。
お料理で印象に残ったのは、ショットグラスに盛られたシマエビとイカの紹興酒漬け、庄内麩のチーズ挟み。

・握り寿司
・渋川煮栗の唐揚げ・餡掛け
・数の子のフライ


(追加)ふぐの白子焼き、磯辺
白子が出ると、冬が来たなと実感。

(鍋)蛤と聖護院かぶ


(お食事)
・白魚と牛蒡のかき揚げ、百合根、アスパラガスの炊き込みご飯
・飛騨 大なめこの赤出汁、お新香
カリッとしたかき揚げが入ることで、食べやすく。

・玉子を使った屑焼き、おうす

和食でクリスマス仕様の八寸というのも、また一興。
(お料理はきちんとした日本料理のみ)
しのはらさんで、ちょっと早くて楽しいメリークリスマス♪

帰りのお見送りは、年末ということで、海苔のお土産。
来年もよろしくお願いいたします。

ごちそうさまでした。
9月の終盤に、3か月ぶりの訪問。
篠原さんが「やっと秋めいてきて、今日は八寸に秋の草花をいろいろ追加してみました。」
とにこやかに。

秋らしく銀杏でスタート。
次いで、お月見のお供えに使う折敷に台がついた三方が登場。
しっかりとした大きさだったので、最初に八寸?と思いましたが、先付でした。

お馴染みのうさぎさんの器には、胡麻豆腐の胡麻酢餡かけ
大きなお月見だんごのように見えます。

・きぬかつぎに黒胡麻
・枝豆の紹興酒漬け
・鮑と蛸の柔らか煮

(お碗)瀬戸内の鯛、松茸、冬瓜のすり流し

(太巻き)赤身の漬け、中トロ、すきみ、べったら、ムラサキウニ
龍次郎さんにもおられたお弟子さんが手際よく。

・琵琶湖の天然鰻の白焼き
今年は暑かったせいか、ちょっと・・というお話で、確かに少し味わいが薄いかな。

・はざまいちじくの胡麻味噌焼き
初めて聞いた「はざまいちじく」
香川県まんのう町の特産品。
上品で濃厚な甘さ。

・落ち鮎(郡上八幡)の唐揚げ
わっ・・、目が合った!
鮎も最後ですね。

・フォアグラ、マンゴー、パッションフルーツの最中

お盆に以下の4品。
八寸その1といった感じで
・車海老の昆布締め、菊の酢の物(バカラの器)
・紅白なます、子鯛
・メジナのたたき、玉ねぎ
・渡り蟹のブランデー醤油漬け

いよいよ照明が落とされ、八寸の登場。
(八寸)里山風景の仕立てで、栗、ホオズキ、ススキ、リンドウ、
さらに、虫かご、柿の器などで、すっかり秋の雰囲気。

最近、恒例となった握りは
スミイカといくら軍艦
前回は篠原さんも握っていましたが、
この日は、握っておられなく、一旦中止?

・鰆の照り焼き、大徳寺麩、クラゲの酢の物、もずく酢、玉子真薯チーズ入り
・柿と梨の白和え 
・落ち鮎の甘露煮、小茄子、インゲン

最近、恒例となった握りは
スミイカといくら軍艦
前回は篠原さんも握っていましたが、
この日は、握っておられなく、一旦中止?

(追加)
・ぼたん海老の紹興酒漬け
・A5和牛の炭焼き

・スッポン鍋
焼きスッポン、猪豚松茸、平茸、なめこなど

(お食事)
・松茸ご飯
土鍋の松茸ご飯に歓声が。
これだけの量をいただくのは今年初。
今年は最大の不作だそうで、これからどうなるのやら。
・車麩の赤出汁、泉州水茄子の浅漬け

(甘味)
・能登大納言の水羊羹
・おうす

中秋の名月を、しのはらさん流のお料理で愛でることができました。
今回も手が込んだ品々が数多く。
過去のものを活かしながら、新たな試みも入れて。
様々な器についても、開店当初からの物も使い方を変え、目新しさを出しながら再登場させているのが
循環型社会の観点からも、好ましい。

ごちそうさまでした。
7月のしのはらさん。
店内に入ると、篠原さんが氷を削って、人数分の器を作っている真っ最中。
けっこう技も必要で重労働な感じです。

一品目の先附は、器のトップに大きな梶の葉。
梶の葉といえば、七夕。(ここで学びました)
これに金と銀の箔がまぶしてあり、豪華。
まさに七夕の歌に出てくる「金銀砂子」です。

葉の下には、篠原さんが作ったばかりの氷の器に、蓴菜、鮑、車海老、平貝、ソーメン。
真ん中の胡瓜の花が可愛い。

昨年までは、この器でお蕎麦をいただいていましたが、趣向を変えられて。
追って、ハモとトウモロコシの天ぷら。
ちょっと衣が厚いかな。

・甘鯛、賀茂茄子のお椀
・鮎の食べ比べ

郡上八幡長良川の鮎は塩焼きで。
大きくて立派な鮎は、しっかり頭と尻尾をを取り、骨を抜いて胴体のみでの提供。
この姿の提供は初めて。
骨がないので、安心して食べられます。

小さめの琵琶湖の鮎は、今回初めてうるか醤油漬けで。
この醤油味、かなり好きです。

・ハスの葉、スッポン、とうもろこしのスープ
今度はハスの葉。
上にスッポンの煮凝りと蓮根チップ。
中には、とうもろこしのスープとすっぽんの肝のグラニデ
とうもろこし好きにはたまらない味わい。

・スッポンの竜田揚げ、ひじきとほうれん草のパウダー
・フォアグラとマンゴーとパッションフルーツの最中


・七夕がモチーフの八寸
笹には、短冊など様々なお飾りにほおづきも。
花々も添えられ、7月の訪問は3年連続となりましたが、最も豪華。
もちろん、並んでいるお料理も多種多様。
印象に残っているのは、夏らしくサッパリいただいた
ハマグリと三つ葉のお浸し、無花果の胡麻和え、白玉とワカメの酢の物、青梅など。

・牡丹海老と烏賊の紹興酒漬け、雲丹のソース(追加メニュー)

・握り寿司
定番となりつつある握り寿司を手渡しで。
お弟子さんから、アジと穴子。
次いで、篠原さんが握った鮪。
さらに、鮪とべったらの手巻き。
手巻きは前より小さいとはいえ、なかなかお腹いっぱい。

・キジハタの唐揚げ、積丹の雲丹、九条ネギのお鍋
篠原さんのお料理の説明で「積丹の雲丹です。」に激しく反応。
えっ・・雲丹を食べに、行ってきたばかりの積丹産とは!

積丹まで行かれたそう。
ちょっと焼きウニのテイストでしたが
まぎれもない積丹の味わいに、思いがけなく再会。
感激。

・牡丹海老と烏賊の紹興酒漬け、雲丹のソース
大きな牡丹海老に満足。
こっちの雲丹は違った。

・(お食事)鰻の唐揚げご飯
七夕にちなんだ繊細なお料理が続き、最後は、鰻の唐揚げと出汁巻卵がのった白ご飯。
〆は炊きごみご飯のほうが良かった。

・能登大納言の水羊羹とおうす

今宵も楽しく美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。
春のしのはらさん。
4月の訪問は3回目ですが、新しい趣向も。

(先付)
目の前で、しのはらさんとお弟子さんが、
器の上に、色とりどりのヒオウギ貝を重ねて飾りつけ。
4月22日、聖徳太子の命日に四天王寺で行われる法要にちなんでいるそう。

蓋を開けると、
帆立、伊勢海老を、赤貝(香川)ひもの土佐酢ジュレがけで。
みずみずしい味わい。

(お椀)
お魚は、おこぜの梅肉添え。
大原女が京都に売りにくる薪の束(大原木)を模した
筍とぜんまいの干瓢巻き。

・近江鴨の玉鋼焼き
最近の秘密兵器、玉鋼を使った火入れ抜群の鴨に菜の花の餡で春らしく。

・鰻 玉子しんじょ 花山椒
手巻きでいただきます。
例年より、花山椒が大盛り。
海苔の風味とともに香りも楽しむ一品。

・すっぽんの竜田揚げ
すっぽんは定番ですが、今回は竜田揚げで。

・虎河豚白子の磯辺焼き(追加)
大好きな白子もいよいよ食べ納め。

(八寸)
4月8日のお釈迦さまの誕生日、花祭りに因んで。
いつもは桜が主体ですが、今年は桜は早かったこともあってか
他の花々が多め。
お料理も華やかな盛付けで見目麗しく。 

-稚鮎の塩焼き
-お花見用に串で2本
-ガラスの器に雲丹、山芋、おくら、小グラスにもずく酢
-鯛の子、ふき、空豆、クラゲ・胡瓜の白和え

・虎河豚の唐揚げ(追加)

(握り)
・鮪の赤身
なんと、ここでしのはらさんがお寿司を握り始めました。
前回訪問時、鮪仲買の藤田さんのイベントでお寿司を握ることになって
猛練習と伺っていましたが、お店でいただけるとは。
手渡しにていただきます。

・鰆、松前漬け
もう一貫は、海味、龍次郎さんにもおられたことがあるお弟子さんから。
こちらの所作は本格的。

(鍋)甘鯛の唐揚げ、蛤、うるい

(お食事)
うすい豆のご飯 鯛の胡麻だれ和え 牛肉しぐれ煮、水ナス浅漬け、香の物、赤出汁
筍ご飯と並んで、大好きな豆ご飯!
お豆はピンと張って綺麗な緑色。
しのはらさんに、お豆をたくさん入れていただき、超ハッピー。

・桜きんとん、おうす
桜葉が練り込まれて、桜の味わいがしっかり。

新体制も板についた感じ。
春の宵を楽しく、美味しく。
ごちそうさまでした。
新春のしのはらさん。
エントランスには、「しのはら家」「招福寿卯」と書かれた羽織を着たうさぎさんの置物がお出迎え。
可愛らしくて、ほっこり。

店内に入ると「いらっしゃいませ!」と快活なご挨拶。

いただいたのは
・ 白味噌椀
新年ということで、白味噌とよもぎ餅のお椀でスタート。、

・三宝柑釜
三宝柑の蓋をあけると、車海老、ホタテ貝柱、紅白なますなど。、
ジュレがけでサッパリといただきます。

(お碗)若狭グジ、蕪
お出汁は年々滋味が出て良くなってきていましたが
今回は、ちょっと今一歩。

・越前蟹と余市のあん肝の餡掛け
贅沢な取り合わせで、よく混ぜていただきます。

・岐阜と福井の青首鴨食べ比べ
きた川さんでも紹介いただいた、玉鋼の板で焼いた青首鴨。
岐阜の鴨さんの方が野性的で味が濃くて好みでした。

・ふぐの唐揚げ

・マグロ、べったら漬け、きゅうりの手巻き
手渡しで。
以前のマグロの手巻きに比べて、かなりの細巻きに。
その分、海苔の風味が活き、他のお料理の分量も多いのでこのくらいで丁度良し。

・ 八寸
照明が落とされて八寸の登場。
まんなかに蝋燭の灯り。
昨年も1月にお正月料理をいただいていますが
梅と水仙が飾られたのは初めて。
鶴が羽を広げたお皿や羽子板をかたどったお皿にご馳走が並びます。

キジとセリのお浸し、サワラ西京焼き、牛蒡、子持ち昆布
ナマコ、大王松に黒豆、うめうど、ちしゃじく、千枚漬けの奉書巻き
クワイ松風、玉子真薯、タコ、梅人参、梅大根

福寿草の器には、いぶりがっこを使った、ぶり大根

・フォアグラ最中、あんぽ柿、ウイスキージュレ
久しぶりの復活で嬉しい。

・(鍋)伊勢海老とふぐ、蛤、春菊、椎茸、ねぎ
器に盛られた大きな伊勢海老。
しのはらさんが、もう少し伊勢海老は上を向いた方が縁起が良いですね。
と向きを直してくださいました。気配りがすごい。
このお出汁は美味しかったです。

追加で
・トラフグ白子焼き
・飛騨のとび牛
どちらも抜群。

・お食事
・焼きスッポンと氷魚の炊き込みご飯、卵黄の味噌漬け添え
・赤だし(車麩)
・白菜ミルフィーユ漬け

・ 紅白きんとん、おうすで〆

1月後半での訪問でしたが、華やかなおもてなしの心が込められた新春料理の数々に
改めて新年のスタートに背筋が伸びる思い。

しのはらさんは、当初12席でしたが、
おひとり(or3名)の予約がある時は、L字型の長いほうの席を1席増やし13席に。
その際はひとり当たりの面積が少し狭くなりますが
日本料理はおふたりからというお店が多いなか、門戸を広げる良い配慮と思います。

次は春のお献立を楽しみに。

ごちそうさまでした。
10月後半のしのはらさん。
近くに、傘下のきた川さんがオープンされ、
スタッフの方たちの一部が異動されたこともあり
新しく若いメンバーがしのはらさんを支え、楽しい掛け合いが繰り広げられるなか、
秋ならではの素材を活かしたお料理の数々。

しのはらさんは、ずっとお話し通しで、オープン当時の頃に戻ったかのような・・・。
そのなかで、お料理はしっかり進化されています。

赤委rが鮮やかな、いくらご飯からスタート。
秋ということで、菊の花びらをかたどった器を使用。

(お椀)毛蟹のしんじょう

(先付)大きな葉の上に、黄色と薄紫色菊の花。
そっと葉を開けてみると、ウサギさんの器が登場。
なかには、玉子豆腐 雲丹 車海老。

・銀杏 ムカゴを素揚げで
こういう小品も、一品として出てくるようになりました。

・渋皮煮唐揚げ
栗好きにはたまらない大きな栗。

・焼きスッポン
今回は、天然もの。弾力がすごい。

・焼き松茸(追加メニュー、5000円)
今度こそ、最後の松茸。芳しい香りもご馳走。
2切れを大事にいただきます。

・子持ち鮎の唐揚げ
大きく太った子持ち鮎をカリッと揚げるのは、難しそう。
アタマからガブッと。

・3種類の酒肴
 カワハギ&肝、渡蟹のブランデー漬け、鮑と蛸煮

・鮪とべったらの手巻き
新しい手巻きは、細くて食べやすい。

・秋の八寸
一旦、暗くなって、ろうそくの灯を真ん中に据えた八寸が登場。
秋の虫かご、柿の器、秋の花々など、趣向を凝らして。
柿なます、無花果の胡麻味噌、粟麩などが空きらしい。

・伊勢海老 
茸とともに鍋仕立てで

・松茸ご飯
しあわせ~。

・水茄子、香の物、赤出し

・栗の屑焼き、おうす

今年の秋を締めくくる、良きラインナップを堪能。

ごちそうさまでした。
7月のしのはらさん。
テーマは七夕。

最初の一品は、木の器の上に、カジノキ(梶の木)の大きな葉。
五色の糸が優雅。
昨年の7月にも伺っていて、同じ趣向の先付でしたが、より優美に。
蓋を開けると、中には車海老 雲丹 長芋、賀茂茄子。

(お椀)アワビ、冬瓜

・ノドグロ、ミョウガ、下に酢飯

・マグロの太巻き

・鮎の焼きもの 琵琶湖と郡上八幡の食べ比べ
琵琶湖の鮎は小ぶりで繊細

・スッポンの唐揚げ

・八寸
七夕をモチーフに。
お盆に乗り切らず、二段階で。
ほおずき、夏の花々、七夕飾りも、と豪華に。

今回は小さなバカラのグラスに入ったお料理が複数あり
ビジュアルも楽しく、食べやすかったです。
中には、トマトとジュンサイ、炊いた青梅、ワカメと白玉

小さな竹の筒も使い、桑名の蛤と三つ葉のお浸し
ホオズキの中には、椎茸とインゲンの胡麻白和え

さらに、帆立貝は枝豆の餡で、白瓜、イチジク胡麻だれ、スズキの焼き物
うなぎ、胡瓜とクラゲの酢の物、タコ、穴子の山椒焼き、卵しんじょう
と盛りだくさん。

・鱧カツ 山椒のソース

・平貝の磯部焼きとカラスミ
フォアグラ最中はお休み

・鱧しゃぶ

・とび牛(追加メニュー)

ここでしのはらさんが氷を削って作る器にて
丸岡の在来種を使った十割蕎麦
お蕎麦屋さんも開けそうな出来栄え

・毛蟹とコロッケ、とうもろこし、枝豆のご飯

・能登大納言を使った水羊羹

多様なお料理とホスピタリティで
元気をもらえるひととき。

ごちそうさまでした。
春の再訪。
4月8日は、お釈迦様の誕生をお祝いする花まつり。
そのため、今回はいつもの香煎茶ではなく、花まつりにちなんで甘茶でのスタート。

一品目から、花まつりということで
桜、れんぎょう、椿が綺麗に飾られて。
もう八寸?と思うほどの華やかさ。

白い花が敷き詰められたお皿にはバカラの器。
蛍烏賊、鮑、筍、うど等を、さっぱりといただきます。

・お椀
あいなめに、賀茂茄子とみょうが
梅肉がアクセント。

・ぐじとばちこ
お酒がすすみそうなおつまみ風

・スッポン竜田揚げ
かぼすを添えて

・うなぎ
花山椒と玉子しんじょうを巻き込んだ手巻き寿司を手渡しで。
すぐにいただきます。

・八寸
夜桜という趣向で一時、暗くなります。
またまた、たくさんの桜。
お花見ということで、手でそのまま食べやすくと
大きな串を使う趣向。
はまぐりの大きな貝殻も印象的。
あとは、これから行かれる方のために控えておきましょう。

・フォアグラ最中
 あんぽ柿とウイスキーゼリーで。

・飛騨牛の炭焼き(追加)
上質で中が柔らかく、とろっとろ。

・猪と山菜鍋
野性的な猪肉を、かたくりのはな、ねせろり、わらび、葉山椒など
多くの山菜とともに。

・炊き込みごはん、にゅうめん
筍、桜エビ、北寄貝と春らしく。

・水菓子、おうす

店内はすっかり春爛漫。
しのはらさんはじめ、皆さんのホスピタリティで
夜桜花見の気分で楽しめました。

ごちそうさまでした。
今年初めてのしのはらさん。
1月中旬も過ぎ、あと2~3日でおしまいという、
お正月特別メニューをいただきました。

・山利の白味噌仕立て
お正月という事で白味噌の中には亀甲型の小芋と
今年もマメに日々を過ごせますようにという願いを込めた小豆が二粒。
その想いに、ほっこり心も温まります。

・三宝柑釜、結び柳
手前には柳の枝を丸く結んだ結び柳。
中国の故事で、旅立っていく際、柳の枝先で丸い輪を作って旅人に渡し、
また無事に逢えることを誓ったことから、
遠い地にいてもまた会う事ができる、
さらに、柳の芽張りから冬が去って春が来ることも示唆。

三宝柑の蓋を開けると
紅白の車海老、紅白なます、子持ち昆布、赤貝、ウドの酒煮。

・お雑煮
お椀は、新年らしくお雑煮で。
アマダイ、聖護院蕪、カラスミ。
そして勿論、お餅。
金箔が華やか。

・お造り
鮪、ブリの藁焼き。
ブリのトップには、いぶりがっこと大根おろし。
これは初めてで合いますね~。

・ 松葉蟹、余市のあん肝、酢飯
「代替わり」を象徴するゆずり葉が器に。
中の 松葉蟹、余市のあん肝、酢飯を混ぜていただく贅沢な一品。

・伊勢海老の炭火焼き、かぶら餡掛け。
事前に大きくてぴちぴち、赤黒い伊勢海老を見セていただきます。
お皿に出てきたのは、綺麗な朱色になった伊勢海老が
かぶら餡掛けとともに。
ぷりぷり感がたまりません。

・鮪の太巻き
こちらはお馴染み。
なるべく一口で、とのしのはらさんのお言葉に
大口でパクリ!

・八寸
いつも楽しみな八寸。
おや・・・照明が落として暗くなりました。
八寸の真ん中で、ろうそくの灯りがゆらゆらと。

鶴が羽ばたくお皿に、
ナマコ、玉子真薯、鰻の昆布巻き、のし梅、本モロコのにんぴ漬け。
羽子板のお皿に、
鴨のつくねの治部煮、キンカンの茶巾絞り、牛蒡、酢蓮根、くわいの松風、蛸の旨煮など。
福寿草の香合に、雉と芹のお浸し。

いつもの八寸とはひと味ちがいます。

・フォアグラとあんぽ柿とウイスキーゼリーの最中
定番のフォアグラ最中。

・虎河豚の白子の炭火焼き(追加)
大きな白子もカットしてあり、食べやすい。

・てっちり
フグの身が厚い!

・お鍋の出汁を使ったうどん
この日に打たれたという自家製麺で。

・スッポンと氷魚(鮎の子供)の土鍋ご飯、卵黄

・紅白きんとん、おうす

新年の華やかさにとどまらず
日本の風習への敬意、良い年になるようにという願いを込めて。
そういう単に料理で四季を表すということを超えているのが、しのはら流だと思います。
特に、今回はその色合いが強く出ていた気が。

年末は日曜も休まず、けっこうヘトヘトだったと笑っておられましたが
そのなかで、この静謐なお献立を練り上げていらしたとは敬服です。

ごちそうさまでした。
今回は、しのはらさんが、開店5周年を迎えた月に訪問。
滋賀にお店があった頃に電話予約後、初めてこちらへ伺ったのが、ちょうど5年前の10月。

滋賀への愛情がつまった野趣と滋味溢れるお料理の数々に感動したのが、つい最近のよう。
といっても、当時の八寸は、大皿におさまっていて、
生け花のような大型作品になってきたのは、2年後くらい。
席間ももう少し広かったような。

季節を変えて訪れても、その時期ならではの日本の神事や行事にちなみ
古来の日本への敬意と感謝、安寧への祈りを込められた仕立てになっているのは変わらず。

最近は、あまり説明されない気配も・・・などと思いながら
ちょうど20回目となるお献立をいただきました。

・蟹、いくら、キャビア
蟹の甲羅がお皿がわりに。
紅葉の葉の下に、海の幸と菊花、菊菜が宝石のように。

・松茸、赤甘鯛、長芋
今年最後の松茸をお椀で。
赤甘鯛と合わせます。

・お造り:車海老、ひらめ

・ここで、穴子のつと蒸しの登場。
秋らしく、栗、銀杏入り。

・長良川産、子持ち鮎の唐揚げ
大きい個体ですが、唐揚げなので、カリッと丸ごと。

・焼きすっぽん
お馴染みの逸品。

・栗の唐揚げ
これは初めて。栗そのものの風味がダイレクトに。

・鮪の太巻き

・八寸
今では、すっかり、しのはらさんの華やかさを表す代名詞に。
今回のテーマはお月見。
菊を中心とした秋の花々。
おだんごに見立てた、イチジクの胡麻あんかけ。
器にも可愛いうさぎをモチーフに。
秋鮭幽庵焼き、鰻の昆布巻、伊勢海老とほうれん草の白子和え、柿なますなどが印象的。

・フォアグラ最中
マンゴーとパッションフルーツに、シャインマスカットも加わりました。

・なめこおろし蕎麦
冷たいお蕎麦の上には氷がのっているのがユニーク。

・猪肉と松茸の鍋、小芋
再び名残の松茸がお鍋で。

・飛騨牛、とび牛のシャトーブリアン(追加メニュー)

・白ご飯にいくら、香の物
・雑炊

・百合根入り葛饅頭(黒蜜)

しのはらさんの気配りは変わらず。
今後、どういう方向性を目指されるのか、期待して。

ごちそうさまでした。
7月初旬に訪問。

7月といえば七夕。
先付のガラスの器には、大きくカットされた白紙。

その上には、梶の木の葉と七色の糸が優雅に。
昔の日本では今のように短冊に願いごとを書くのではなく、
カジノキ(梶の木)という木の葉に、歌を書いて星に手向ける風習だったそう。

そっと白紙をとると
雲丹やツブ貝、胡麻豆腐でさっぱりと。

お椀は、アマダイと賀茂茄子で、しみじみ。
しのはらさんが腕をふるっていた大きな伊勢海老は、コチとともにお造りに。

続いて、大きなハスの緑の葉の上には鯛の飯蒸し、蓮の実、キャビア。
目にも鮮やかな夏らしい一品。

夏といえば鮎。
今回は琵琶湖と長良川郡上八幡の食べ比べ。
どちらも極上で甲乙つけがたく。

いつも楽しみな八寸。
今回は、オレンジ色のほおづきの中に皆包み込まれて、
開いて何が出てくるかが楽しみ。

鴨ロースと生ハム、とうもろこしのかき揚げ、
車海老の酒盗焼き、無花果の胡麻ダレがけ、
胡瓜とクラゲと大徳寺麩の胡麻酢和えなどが潜んでいます。

定番の鮪とベったら漬けの手巻き、
フォアグラとマンゴー、アメリカンチェリー、パッションフルーツの最中は手渡しで。
最中にアメリカンチェリーが加わったのが新しく、ジューシーで美味しい。

鱧と冬瓜と万願寺とうがらしの炊き物でほっこりと。
定番となりつつある、野性的な焼きスッポン。

今回の追加料金メニューは、牛タン。
ボリュームたっぷり。

黒鮑と絹モズクとおかひじきの鍋

続いてしのはらさんで初めてお蕎麦・・・と思ったら
氷の器での提供が斬新すぎ。
くり抜いたなかには、つめたいすだち蕎麦。

炊き込みご飯が多いしのはらさんで、これもお初の白飯。
水茄子、飛騨牛の時雨煮、ジャコと海苔とともに。

最後に鰻の柳川風。
普通に焼いた鰻のほうが好みかな。

デザートは、能登大納言の水羊羹とおうす。

今回も、怒涛のような品数。
新しい試みがたくさんあって楽しめました。
(7月から少し値上げされたようです。)

ごちそうさまでした。
春のしのはらさん。
温かくなってきたので、最初の一品はバカラのガラス器で。
鮑とからすみ。

お造りは、鮪、鯛、アオリイカ。
こちらは蛤のような器で。

お椀も蓋に桜が描かれていて、今の季節のみ使われるもの。
今の時期はアイナメと筍。

鰻の海苔手巻きは初めてのような・・・。
自分でくるっと巻いていただきます。

やはり、今回のハイライトは八寸。
桜の木々がふんだんにお料理に添えられて。
まさに満開の桜をお花見で愛でる感。

八寸のお料理は、これまでのラインナップと
がらっと変わっていたのにもびっくり。
篠原さん「今回、思い切って随分と変えましたよ!」
「なかなかチャレンジですね!」
変わっていても、皆きちんと完成度が高くて美味しい。

変わったばかりとのことで、
内容はネタバレしないように・・・。
大串になったものも2種類あって、面白い。

お花見のあとには、定番のフォアグラ最中。

追加メニューで、トラフグの白子焼き。
今度こそ、これが食べ納め~。

前回もいただいたすっぽんは、今回はさらに大きく。
猪鍋には花山椒が効いて・・・。

炊き込みご飯は山菜。
おじやもお替わりで。
〆は、ふまんじゅうとおうす。

春のひとときを、楽しく美味しく。

帰りは、篠原さんと桜井さんがお見送り。
細身の桜井さん、元気と言いながら、少し痩せたみたいなので
たくさん食べて、より元気になってください。

最近、OMAKASEでけっこうキャンセル枠通知がくるので
前より新規予約がしやすくなったような気がします。

ごちそうさまでした。
12月後半のしのはらさん。
スタッフの皆さんは、当初のマスク→フェースシールド→マスク
に戻っていらっしゃいました。

・先付
いつも先付では、その器に工夫がありますが
今回は、器はレモン、蓋は鮑の殻という斬新さ。
トップには、大きな北寄貝。
中には、鮑や赤貝、胡麻豆腐。
さっぱりとしたジュレとともに。

・ お椀
お餅が入っていて、お正月を迎える気分。
1片には自家製カラスミ、もうひとつには甘鯛を巻きこんで。
お出汁は、丁度良い按配。

・お造り
クエ松前漬け、炙りブリ、イブリガッコ
これは初めての組み合わせ。
辛味大根がアクセントに。

・滋賀 三雲、真鴨の炭火焼き
この早い時点で、お肉が出てくるのは珍しい。
しのはらさん自ら焼き場で焼いてくれます。
滋味あふれる味わい。

・柚子釜
ゆずの果肉をくり抜いて器に見立てた柚子釜もおせちを連想。
中には鱈の白子、酢飯、柚子餡。
しっかり混ぜて、柚子の風味を感じながらいただきます。

・すっぽんの竜田揚げ
すっぽんも定番に。竜田揚げも美味しい。

・冬の八寸
最初の頃に戻ったような冬の里山を表現。
このところ、より豪華・華やかな雰囲気になっていきましたが
冬はこういう静寂感を感じようなイメージも好きです。
藁ぶき屋根が蓋の家の器にも風情。
しのはらさんの原風景かと。

蟹と胡瓜の酢の物、柿なます、なまこのみぞれ和え、
あん肝、庄内麩とチーズ、数の子、鰆の西京焼き、蛸など。

別皿で
海老芋、堀川ごぼう、車海老、春菊の炊き物

・フォアグラ最中
手渡しの定番。冬はあんぽ柿で。

・ 鮪の太巻き
鮪のいろいろな部位を太巻きで。べったら漬けが良く合います。
手巻きよりボリュームがあるような。

・ 兵庫柴山カニ (追加)
今回は牛肉でなく、すご~く大きな蟹のお姿を拝見したあとで。
なるほど、もうお肉は鴨を食べてますからね。
こちらの蟹は選別基準がとても厳しいそう。
いただいたのは足のパーツ。

・ 滋賀県三雲猪ときのこの鍋
冬のお鍋は猪で。ほっこり温まります。

・上海蟹の炊込みご飯
蟹の出汁の出方がハンパない濃厚な味わいの蟹ご飯。
2杯目は、フカヒレの餡かけと。
今回はボリュームが多く、さすがに3杯目の雑炊はありませんでした(笑)

・きんとんとおうす 

今は中堅以上の方がおふたりいらっしゃるので、
板場はかなり任されているよう。
以前は、冒頭に、その月ならではの日本古来の行事や習慣、それに対する敬意、
そこからインスピレーションを受けてのお料理の内容などを話され
敬虔な気持ちになったものでした。

このところは、それぞれのお料理の説明のみの感じで
そういう話より、有名店に来たのだからお料理を早く食べたいという方が多くなったのかも。

人気店になり、多様なお客さんが来るようになると
より接客も難しくなりますね。
そのなかでも、なるべく皆さんにお声がけ、
場を和やかにされる気配りぶりは変わらず。

さて、2021年はどういう風が吹くのでしょうか

ごちそうさまでした。
9月のしのはらさんから、2週間後の夜に再訪。
最初は、赤い器にワタリガニと毛蟹。イクラも添えられて。
2品目は、菊の花を散らしたアマダイと松茸のお椀。
秋を感じる素敵な新作。

その後のお料理は、八寸のお花やお料理、海老芋の唐揚げが出たこと以外は、
ほぼ、前回と同様のラインナップ。
器は秋らしいものに入れ替わり。

子持ち鮎の唐揚げは、鮎が前より怖いお顔のような・・・(笑)
鮪太巻き、すっぽんの炭火焼き、シャトーブリアンは相変わらず美味しく、笑顔で頬張ります。

この日の松茸は岩手県のもので、国産の良いものはもう最後とのこと。
同じ素材でも、日々、状態が変わる・・。
最後の甘味は、こちらも秋仕様の「くりきんとん」にチェンジ。

月が変わったので、献立の半分くらいは変わってるかなと思いましたが、そこまでいかず。
でも、前回同様、明るい雰囲気のなか、美味しいお料理を居心地良くいただけて満足。

ごちそうさまでした。
9月のしのはらさんは、お昼の部で。
相変わらず、満席の盛況。
皆さん、マスクからフェイスシールドに変わりました。

9月は菊をモチーフにしたお料理が出ると思っていましたが
最初に出てきたのは、菊の花びらの上に謎のふわふわしたオレンジ色の物体。

「菊の被せ綿(きせわた)」という行事は、初めて知りました。
9月9日「重陽の節句」の前日、菊の花に真綿を被せ、
翌朝、夜露に濡れて菊の香の移った綿で身体を拭い、長寿を祈るというもの。

その真綿を模したものが、オレンジ色のふわふわなのでした。
思わず「食べられるのかな?」、いえ、さすがに飾りとのこと。
これを、綿あめやメレンゲのように食べられると、なお楽しかった(?!)

その下の器のなかには
自家製の胡麻豆腐、雲丹、牡丹海老、菊の花が鎮座。

お昼なので、冷緑茶で。

・お椀
松茸が薫ります。季節が秋に入ったことを実感。
赤甘鯛と新銀杏のすり流しとともに。

・お造り
下に敷き詰められた氷が涼しげ。
淡路の鯛、車海老、浜防風

・鮪の太巻き
定番だった、鮪・ベったら漬けの手巻き寿司が
こちらに変わったもよう。
分厚い鮪尽くしの太巻き。

・子持ち鮎の唐揚げ
大きな子持ち鮎をカラッと。

・焚き合わせ
里芋、焼き茄子、オクラを冷製でさっぱりと。

・八寸
テーマは「中秋の名月」
どんどん量が多くなっていくお花は、「秋の七草」を中心に。
それだけで一作品になりそうな、綺麗な花々にススキがすっと伸びています。
お料理は別称「芋名月」にちなんで、大きな芋の葉の上に。

印象に残ったのは、
・鱧のやきしも、鱧の子の塩辛
・うなぎのから揚げ
・バチコと青唐辛子

別皿で、無花果の胡麻味噌焼き
これも美味し。

・フォアグラ最中
このときはマンゴーで。
まもなくあんぽ柿に変わりますね。

・すっぽんの焼き物
相変わらず肉厚。野性的で紙ごたえのあるすっぽん。

・煮物
鱧、煮鮑、鮑と高級食材に冬瓜を合わせて。

・焼き物
飛騨牛(飛び牛)のシャトーブリアン(追加)

・お食事
松茸の炊き込みご飯、水茄子
最初に、松茸でおおわれた土鍋ご飯を拝見して。
追って、雑炊もいただきます。

・甘味
笹の葉にくるまった葛まんじゅう

・おうす

これだけの品数ながら、皆きちんと作られて、揃って美味しい。
定番ものを軸に、新しい試みの品を少しずつ入れていく手法がうまくいっている感。
もちろん、定番者も少しずつ改良を加え、完成度が高まっています。

相変わらず、しのはらさんは、全体に気配りし
常連さんにも、初めての方にも、分け隔てなく。

秋の気配をお料理で実感。
加えて、昼でもこんなに食べられるのだ〜、とわれながら感心。

ごちそうさまでした。

6月のしのはらさんは2回目。
初めてお昼に訪問。
スタッフの皆さんは、3月と同様、皆さんマスク姿で。

先付は、6月に氷室の氷を朝廷に献上していた行事にちなんだ一品。
木の箱の上に榊の葉。
蓋を開けると、ガラスの器に雲丹豆腐、余市のウニ、トリガイ、車海老、じゅんさいが
綺麗で上から見ると、宝石箱のよう。
底には実際に氷が入っていて涼し気。

お椀は、毛蟹のしんじょうで。
出汁の按配も丁度良く、しみじみと。

お造りに、久しぶりにバカラの器が使われました。
マグロ、ヒラメ、アオリイカ。安定しています。

続いて、蓮の葉が巻かれた状態で登場。
開くと緑の大きな葉のなかに、あわびを炊きこんだ小判形の酢飯。
それをを器の下の蒸しあわびと一緒にいただく趣向。

焼き物は、鮎を島根と琵琶湖で食べ比べ。
大きさが全然違い、味わいも異なります。
蓼酢にて。

華やかな八寸
6月といえば紫陽花。
大きな紫陽花の花があでやかに。
今回は、別皿のトウモロコシのかき揚げとバチコが抜群。

続いて定番の2品が手渡しで。
・まぐろ、べったら漬けの手巻き寿司
・フォアグラ最中
 
琵琶湖の天然スッポンと同じく琵琶湖のうなぎの白焼き
天然スッポンが、歯応えがあり、野性的だったのが印象的。
うなぎは、優しい美味しさ。

ハモと伊勢海老の煮もの。
夏を感じる素材ながら、ほっこりと。

追加で飛騨牛ヒレ肉。
柔らかく、自分としては、お肉がとろっと蕩けるこの感じが好き。

お食事は新生姜の炊き込みご飯
煮物の出汁を使ったにゅうめんで〆。

甘味はあじさいのきんとんを抹茶とともに。

今回も見事な季節感を感じるラインナップ。
相変わらず、しのはらさんの笑顔と気配りに癒されます。
また新しい若いスタッフの方が増えたよう。
秋にもコロナの影響なく来れますように。

ごちそうさまでした。
弥生3月のしのはらさん。
春の訪れの時期に、桃の節句にちなんだ器やお料理の数々。
時期的に皆さん、水色のマスク姿で。

最初の器も上品な貝をかたどったものに
胡麻豆腐や鮑、車海老・平貝などが綺麗に。

・お椀
 お椀の中には
 芝海老しんじょと蛤しんじょで、菱餅に見立て、ひし型のしんじょ。
 工夫のあとが感じられます。
 加えて、バチコと鳴門のわかめがたくさん。

・向付
 鮪、玄界灘の鮃、北陸の本ボタン海老
 短冊のツマ

・穴子の飯蒸し
 シャリに柴漬けが混じって紫色。これはお初。

・八寸
 いつも季節に沿った趣向を凝らしていて楽しめます。
 今回は桃の節句がテーマなので、桃の花のピンク色が華やか。
 台そのものが菱餅をもじってひし形です。

 ・藁で燻した蛍烏賊、
 ・梅人参と長芋の甘煮、梅肉。紅白でお目出度く。
 ・菜の花の芥子胡麻和え
 ・蓮根酢漬け、玉子焼
 
 ・穴道湖の白魚(酒と塩のみで炊いたもの)
 ・貝殻の器には蕗にこのわた
 ・引千切餅を模した器に分葱とアオリイカぬた和え
 ・ぼんぼり形の器に愛知県の本ミル貝と独活

 ・別皿で筍のフライ
  これは天麩羅のほうが良かった。

・鮪とべったら漬けの手巻き

・虎河豚の白子焼き(オプションで追加)
 最初に生の大きな白子を見せていただいてから。
 抜群に美味しい。

・フォアグラ最中
 冬はあんぽ柿バージョン。
 定番ですが、ウイスキーのゼリーが追加され、バージョンアップ。
 大石さんのところのフレンチ風フォアグラ最中に刺激されたかな。

・すっぽんのたれ焼き

・伊勢海老と蛤のお鍋
 大きな動く伊勢エビを見たあとで。
 出汁が出て美味しい。
 花山葵とちり酢をつけて。

・こごみとわらびの山菜ご飯
 こごみはその見ためからちょっと苦手で、土鍋一杯のこごみに引きましたが
 よそってもらったのは、それほど多くなく完食。

・にゅうめん

・お肉と卵かけごはん
 ここで、お肉の登場。
 今回は、量的に、珍しく楽勝できましたが
 山菜ごはんをお茶碗一杯食べたところで、急に満腹感。
 お肉のほうを先にしたほうが良かった。

・下萌、お抹茶
 つくねいも、うすいえんどう豆

これだけの他種類のお料理を用意するのは、相変わらず大変そうですが
しのはらさんの気配りはいつもながら全方位で感心します。
いつもホッとする、居心地。
こちらがこれほど支持されている根底にはこれがあるかと。

ごちそうさまでした。
3年前のオープン初訪以来、12月に訪問したのは初めて。
師走にどのような趣向かこらされているのか楽しみに。

エントランスには、ミシュラン☆2つのお祝いの胡蝶蘭がいくつも華やかに。
昨年はひとつ星でしたっけ?っていう感じですが。

しのはらさんほかスタッフの皆さんが、いつものように賑々しく。

いただいたのは

・雲丹豆腐
 雲丹の風味が濃厚。白子と牡丹海老も入り豪勢に。
 ジュレの酢橘が効いています。

・お碗
 帆立の真薯とトロトロの蕪、バチコがアクセントに。

・柚子釜
 大きな柚子が登場。
 ふたをあけると、たっぷりの毛蟹となめこ。
 底には酢飯も。

・お造り
 北海道の平目、自家製カラスミで巻いて
 鮪中トロ、

・琵琶湖のモロコ
 最近なかなか見かけなくなった希少なお魚。木の芽酢で。

・すっぽん焼き
 濃厚なつけ焼きを山椒でぴりりと。

・八寸
 お待ちかねの八寸。
 最初にナマコとこのわた、お家の屋根を開けると渡り蟹とイクラ。

 菊などの花々が、生け花のように綺麗に。
 八寸だけでなくずっと飾っていたい・・・。
 紅葉の葉もふんだんに。
 アマゴのにんぴん漬やほうれん草のお浸し、トマトの黄身酢乗せ
 生の庄内麩とモッツアレラチーズなど。
 柿をかたどった器には、柿なます。

相変わらず、見た目も美しく、季節を映した味わいも美味しく。

・フォアグラ最中
 冬なのであんぽ柿で。
 定番のお料理にウイスキーのジュレが加わってバージョンアップ。

・炊き合わせ
 海老芋に湯葉、穴子が入りほっこりと。

ここでオプションの松葉ガニがお披露目。
大きくて、まだ元気に動いています。

・焼き松葉蟹(4500円)
 旬の良品をいただけるのが嬉しい。

・うなぎ唐揚げ
うなぎの唐揚げは初めてですが、これはこれでイイ感じ。
 
・猪と熊のお鍋
 冬の到来を感じます。

・食事:秋鮭とむかご・さつまいもの炊き込みご飯、香の物

・お鍋の出汁でおじや。ぱりぱりの海苔と一緒に。

・温かい羊羹
・おうす

師走も華やかながら、手の込んだ初冬の季節感あふれるお料理を満喫。

ごちそうさまでした。
盛夏のしのはらさん。
いつもながら、しのはらさんを中心としたスタッフの皆さんの
明るく和やかな雰囲気でスタートし、心和みます。

まず、ハスの葉を器に見立て、真ん中に牡丹海老、甘エビ、余市のバフンウニ。
色鮮やかな緑が目に映え、トップにはピンクの花びら。

ハスは夏の花。
1日のなかで午前中のみ咲き、
花びらが開きはじめてから3~4日で散ってしまうという短命のはかなさ。
綺麗な花の命は短くて・・と感慨深く思いながらも、
大好きな牡丹海老やバフンウニをパクッ。

大きな伊勢海老を見せていただいたあとに。
・伊勢海老と唐津の赤雲丹、酢飯
 ピンクの小花も散らされて。

・お椀
 勝浦の鮑、白キクラゲ、冬瓜
 しみじみ感が増しています。

・お造り
 鮪、牡丹海老、ヒラメ

・稚鮎の食べ比べ(琵琶湖と長良川)
 琵琶湖の鮎は、川の鮎と違いプランクトンを食べているそう。
 色が白っぽく、味わいがまろやかで全く食感が違います。
 好みにもよりますが、琵琶湖の鮎さんが好き。 

・八寸
 いつも、こんどはどんな趣向かと楽しみな八寸。
 今回は、再び大きなハスの葉を器に見立て、
 まんなかには、朱色のほおずき。
 鴨ロースト、蓮根イチジク、タコ、トマト、卵真丈などのラインナップ。
 別皿のシャインマスカットの白和えでさっぱりと。

 さらに、笹巻き寿司。
 取り皿がうちわ型で可愛い。

 とうもろこし(ゴールドラッシュ)の天ぷらが香ばしく美味。

・焼き物
 鰻とすっぽんで。特に弾力あるすっぽんが印象的。
 
・フォアグラとマンゴーの最中

・A5飛騨牛ステーキ(追加:4000円ほど)
 
・鱧のすき焼き鍋
 すき焼き風というのが新鮮。

・花咲ガニとトウモロコシの炊き込みご飯
 すごい取り合わせでシアワセ。

・雑炊
 今度は雑炊にして温玉載せ。
 違う味わいで楽しみます。

・水羊羹とおうす

しのはらさんならではのいつもの流れのなかで
新たな試み、メニューも見られ、
いつもこちらでは楽しく美味しくいただいていますが
その上昇志向には、感心させられます。

フレンチ、イタリアン、中華と美味しいお料理はいろいろありますが
日本料理ならではの日本の季節を映し出していくことをしていきたいのですね。
一度八寸をどうしようかと思ったこともありますが
それを原点に続けることにしました。としのはらさん。

この大好評の八寸でも、いろいろ考えられていらっしゃったのですね。

日本の季節を映すだけでなく
日本ならではの風土や風習に敬虔に向き合うことから生まれる献立。
これは唯一無二かと・・・・。

また次回を楽しみに。
ごちそうさまでした。
5月のしのはらさん。
女性のスタッフの方も加わり、少し華やいだ雰囲気になりました。
しのはらさんは相変わらず柔和な笑顔で。

・先付
 ガラスの器に雲丹と赤貝が涼し気。

・椀物
 もうハモがシンジョウで登場。玉葱とキクラゲも一緒に。

・お造り
 5月ということで、菖蒲の葉が載っています。
 その下には、マグロ、ヒラメ、牡丹海老、アオリイカ。

・つとに包んだキャビア載せおこわ
 これは新作ですね。
 おこわにキャビアがマッチするとは新発見。
 下には柏の葉も添えて、より5月の季節感を出されています。

・賀茂茄子

・フォアグラ・マンゴー最中
 定番。今回の手渡しは女性スタッフの方から。

・八寸
 いつも楽しみな手の込んだ八寸。
 再度、緑の菖蒲が登場。
 他にも緑の葉があしらわれ、新緑そのもの。

 琵琶湖の天然稚鮎は、かりっと。
 初鰹、葉に包まれた笹ずし、蛸、蛍烏賊、鮑
 トウモロコシのかき揚げが旨し。
 ふきのとう、たらのめ、玉子の真丈、
 
・マグロとべったらの手巻き寿司

・焼きスッポン

・冷やしトマトと冷麺

・お椀
 立派なハマグリと生ひじきの組み合わせ。
 花山椒がたっぷりと。

・牛肉の炭火焼き(追加)
 オプションで上質なお肉を。
 こちらにも花山椒がたっぷりと。

・新生姜の炊き込みご飯
 シンプルですが、香りも良く。

・よもぎのきんとんとおうす

2年前にもちょうど5月に伺ったことがありますが
その頃は、里山の風景を模したような八寸でした。
当時と比べるとあまり田舎風という感じはしなくなり
見栄えも味わいもより洗練された方向性になられたような気がします。

あれよあれよという間にスゴイ人気店になりましたが
さらに進化していく姿をこれからも楽しみに訪問できると嬉しいなと思います。

ごちそうさまでした。
1月のしのはらさん。
新年ということで、前半2週間程度は特別メニューだそう。
2017年も1月に伺いましたが、こういう趣向は初めて。
追加料金で、白子焼きと伊勢海老も。

しのはらさんの温和な雰囲気と、若いお弟子さんたちの元気さとで
いつもの明るい和やかさのなかでスタート。

まずは、白味噌仕立てのお雑煮から。

・柚子釜で蒸し寿司
 くり抜いた柚子のなかに餡かけのアツアツ白子がたっぷりと。

・お造り
 お正月には、羽を広げたお目出度い鶴の器で。
 大間の鮪と明石の鯛
 どちらも上物。

・お椀 
 ハマグリ、縁起の良い神馬草、金箔が新年のお目出度さを演出。
 お出汁が、ますますしみじみとした良い感じになってきました。
 
・八寸
 お正月っぽく艶やかに。
 色鮮やかな羽根が目を引きます。
 雪柳の枝や万両も添えられて。
 なまこ酢、クワイ、菜の花、玉子、サーモン、合鴨などが少しずつ。

・フォアグラとあんぽ柿の最中

・白子の炭火焼き、伊勢海老のこのわたやき(追加)
 シェアもOKとのことで、半分を1皿ずつ綺麗に盛り付けていただきました。

・鴨
 お肉は鴨で。しっとりと焼き上がています。
 
・海老芋の唐揚げ
 こういう古典的なものもきちんと美味しい。

・虎フグ鍋

・いくら土鍋御飯

・フグ雑炊

・甘味は、綺麗な紅白きんとん、抹茶と一緒に。

お目出度たいお正月コースに幸多き1年への願いを込められた、
しのはらさんの想いがこちらにも伝わってきました。
また季節を超えて来られる日を楽しみに。

ごちそうさまでした。
今年10月で満2周年のしのはらさん。
心からおめでとうございます。

オープンされた2年前の10月にいそいそと伺ったのがつい先日のよう・・・。
最初から大のお気に入りになりましたが、
2年が経ち、ますます和やかに笑顔あふれる素敵な空間に。
お料理も常に工夫されているのが伝わります。

今回のお料理は、秋茄子のいりこ炊きというシブい先付からスタート。
篠原さんが、大きな伊勢海老を豪快に切っていらっしゃる・・・と思ったら
お造りで、大間の鮪と一緒に出てきました。

次は 穴子飯蒸し。一見、藁に入った水戸納豆のようです。
複数並んでいると壮観。

お椀は、混じりけのない濃厚なズワイガニの真丈と旬の信州松茸。
この按配、しみじみと丁度良い感じになってきました。

お待ちかねの八寸。
9月は十五夜(中秋の名月)で、10月は十三夜。
一方の月見しかしないのは、片手落ちなのだそう。

この日は、十三夜のお月見をモチーフに。
大きなお供え用の台にウサギさんの器が可愛い。
ススキも添えられています。

枝豆紹興酒、かます棒寿司、無花果ゴマダレなどに加え、小芋や栗など秋らしい食材も。

別器で、戻りカツオに毛蟹のジュレも。
定番となった鮪の手巻き、
さらに、あんぽ柿のフォアグラ最中は笑顔の手渡しで。

篠原さんが、持てるだけの信州松茸を、またまた笑顔で見せてくださいます。
まずは、焼き物で登場。
貴重なので、味わっていただきます。

次の、若い衆の大皿いっぱいの鴨を拝見したあとは、アツアツの鴨鍋に。
鮎は珍しく揚げ物で。

お食事は、贅沢に松茸ごはん。
さらに初めてのお蕎麦が登場。鴨南蛮風に。

〆のデザートは栗きんとん。

二年前とお値段がほとんど上がっていないのでは?
頭が下がります。

篠原さんは随分とスマートになってらして驚きましたが、
健康的なダイエットであって体調はすこぶる良いそう。
一部で篠原さん重病説が流れたそうですが、うそですよ〜とのこと。
安心しました。

三年目もますます楽しみに。

ごちそうさまでした。
6月のしのはらさん。
今回の先付は、木の箱の上に緑鮮やかな榊の葉。
6月1日は、氷室の氷を朝廷に献上していたそう。
日本ならではの行事に寄せた一品に敬虔な心持ちになります。
蓋を開けると、涼し気に雲丹や長芋かん、最初に見せていただいた伊勢海老、一寸豆。

(お椀)大原の鮑、毛蟹のしんじょのお椀でほっこり。

(お造り)境港の鮪、玄界灘のアオリイカ、舞鶴のとり貝

ここで、元気に泳ぐ郡上八幡の鮎が登場。

(八寸)
モチーフは、6月の神社の行事「茅の輪くぐり」。
青々とした茅をぐるぐると巻くのが大変だったようです。
しのはらさんの、四季折々の折々の神事にかける想いを感じます。

じゅんさい、トマト、オクラ、佐鳥の蛸、トウモロコシのかき揚げ、半生のばちこ、卵しんじょ、
こごみ、みょうがと鯛の小袖寿司など。

・フォアグラとマンゴーの最中
・鮪とべったらの手巻き寿司
 この2品は定番となりましたね。
 
・あげまき貝
 これは初めて。細長く面白い形。

・郡上八幡、鮎の塩焼き
 さきほどの鮎が登場。頭からがぶっといきます。鰻も添えられて。

・すっぽんの唐揚げ
 山椒で味付けて滋味深く。

・桑名のハマグリ
 桑名で有名なハマグリ。とても大きくてプリプリで良質。
 しのはらさんでいただけて、桑名にまで行かなくてよし(笑)
 これにハモ。

(お食事)新生姜のごはんは香りも良く。
 海苔を振りかけた通常版のあとに、すっぽんのお出汁に青海苔を入れた雑炊。

・紫陽花のきんとん、おうす
 紫陽花が見事に綺麗。

6月は緑と紫が印象に残る瑞々しさ。
鮎と蛤、鱧の三重奏。
相変わらず、たおやかで穏やかな時間が流れる至高のひととき。

ごちそうさまでした。
弥生のしのはらさん。
3月といえば、女の子の健やかな成長を願い、お祝いする桃の節句の季節。
今回は、桃の節句にちなんだ見目麗しいお料理が次々と。

ドリンクは、八海山の梅酒でスタート。

(先付)
 菱餅を想起させる珍しい菱形の瀬戸物の器に貝づくし。
 平貝 本ミル貝 ホッキ貝 赤貝が彩りよく。

(お椀) 
 帆立真丈、ばちこ
 以前より薄味でより上品に。

(お造り)
 春らしく花びらが散っている器に、鮪、ヒラメ、アオリイカ

(煮物)
 大きな鮑。肝の酢飯を添えて。
 大きくても大味でないところが秀逸。

(八寸)
 この日のハイライト。
 このお料理のためと思われる大きなひし形の器に、少しずつ綺麗に盛り付けられています。
 鮮やかな濃いピンク色の花が咲いた大ぶりの桃の枝がみごと。

貝のひもとわけぎのぬた和え、蛸の柔らか煮、
塩黄身寿しを鋳込才巻海老、ばちこを入れたふき、蓮根の酢漬け、
スコットランドのサーモンで巻いたフランスロワールのアスパラにキャビアのせ、
玉子しんじょう、干しぜんまいの白和え、
スナップエンドウのお浸し、子芋の田楽

小さな器の中には、昆布森の毛蟹とキュウリの酢の物、フキノトウ

いっときの、お皿に載り切らず2度にわたって提供、という量の多さからは減ったようです。
全体的に上品な味付けなので、食べ疲れずにいただきます。

(箸休め)
 ・あんぽ柿最中
  これは手渡しで。もう定番ですね。

 ・鮪べったら漬け手巻き寿司
  これも前回いただきました。自分で巻き巻きし、鉄板の美味しさ。

(焼き物)
 とても大きな赤座海老が登場。海老好きにはたまりません。
 目の前でしっかり焼き上げられ、熱々をいただきます。
 菜の花とともに。

(炊き合わせ)
 鴨鍋をしみじみと。

(ご飯)
 今回は、穴子ご飯、追って鴨の雑炊も。

(甘味と抹茶)
 生菓子、とても大粒で甘い苺が一粒。抹茶とともに。


しのはらさんの、桃の節句に寄せて皆さんが健やかに・・という想いが感じられる献立。
そういう敬虔さ、実直さが清々しい。

時節がら、高校野球の話にも花が咲き、美しく、美味しく、楽しいひとときを。
今年は春の季節に訪問できて嬉しい。(昨年はもっと先しか予約できず)

ごちそうさまでした。


11月のしのはらさん。
この日も満席の盛況。しのはらさんの笑顔に迎えられて。

いただいたのは、

・先付:ガラスの器はバカラとおっしゃっていたような?
    なかには、大好きなボタン海老と雲丹、あとはとんぶりや玉子豆腐。

・お椀:長崎の白甘鯛と蕪でほっこりと。

・お造り:フグ、明石の鯛、ねっとりとしたアオリイカ、大間の鮪

・対馬の伝助穴子のつと蒸し

・晩秋の八寸
 今回は、大きな赤や黄色の葉、真っ赤な実が印象的。
 なかには海老芋唐揚げ、サツマイモ、煮蛸、卵しんじょう、
 サーモンの上にキャビア、民家の屋根を開けると紅白なます。

・鮪とべったら漬けの手巻きは、海苔を下に敷いて、自分で巻きます。
・定番のフォアグラとあんぽ柿の最中

・白子にトリュフ
 綺麗な瀬戸物の蓋を開けると禁断の組み合わせ!

・焼き物:琵琶湖の子持ち鮎、 鹿肉
 卵がびっちりの鮎。こげ茶色の鹿肉はワイルドな味覚。

・ぼたん鍋:猪とキノコで。アツアツで温まります。

土鍋に大きな毛蟹さんが入っているのを見てから・・・。
・ご食事:毛蟹とカニコロッケの炊き込みご飯
 ご飯はいつものように、そのまま、すっぽん汁と、雑炊と3種類で楽しみます。

甘味:丹波栗の栗きんとん
抹茶

晩秋というには寒い日が続いた11月。
今回は、華やかさは抑えて、冬へと移りゆく寂寥を感じるようなお料理の数々でした。
対照的に、お店のなかはスタッフの皆さんが元気よく。

今宵も心穏やかに楽しいひとときを。
ごちそうさまでした。
9月のしのはらさん。
一歩、足を踏み入れると、柔らかな雰囲気の居心地の良い空間が広がり、ほっと安心感。
いつものように香煎茶からスタ―ト。
柚子酒や八海山の梅酒をいただきました。

・先付
 鮑、唐津の赤雲丹、ごま豆腐、すっぽんのジュレ。
 小さなピンクの小花が散りばめられ、繊細な一皿に。

・煮物椀
 銀杏をすり流したという秋を感じるお椀。のどぐろの焼物がぽっかり浮いています。

・お造り
 淡路島の鯛、塩釜の鮪、瀬戸内のかます、石垣貝。
 秋は十五夜ということで、うさぎさんを象った入れ物で。

 しのはらさんが運ばれてきて、「十五夜はうさぎさんですよね。
 ♪う〜さぎ、うさぎ、何見て跳ねる、じゅうごやお〜つきさん、見てはあ〜ねる〜」
 とワンコーラス歌ってくださいましたよ!
 これは、サプライズで嬉しく楽しい (*‘∀‘)

・鮑と焼き粥
  貝殻の入れ物で優美に。鮑を柔らかく煮たものとスッポンスープの焼き粥。

いつも楽しみな凝った八寸:
半分は、虫かごのようなもので覆われて出てきました。
今回のお花はりんどう。紫は高貴で品があっていいですね。
鰻、戻り鰹、蟹と青菜のおひたし、鴨、衣かつぎ、蛸、玉子、さつまいも、枝豆の紹興酒煮・・。
 
なんと、今回は、お皿に載り切らなかったということで、別の小皿で、鮎とドジョウが登場。

「今回の献立は、作りながら量が多くなってしまって・・」とにっこりとしのはらさん。
こんなに多くなっても、お値段は据え置きです・・。

・フォアグラ最中:これは定番。

・穴子の手巻き寿司

・琵琶湖のマス(フライ)
 蟹味噌のタルタル風味。キャビアが載っています。

・琵琶湖の鮎とスッポンの木の芽焼き
 最初、元気に泳いでいた鮎さんが・・・・。はい、いただきました。

・いちじくの胡麻味噌焼き
 シンプルでこのお料理、好きです。

・ハモのお鍋
 最初はハモで。追って噴火湾の毛蟹のしんじょが加わり、柔らかいお味で。

・松茸ご飯
 最初にA5より上という最上級の飛騨牛のお肉を拝見。
 まずはふつうに松茸のみで。
 松茸は出はじめという感じ。
 さすがにご飯は少なめでお願いしました。

2杯目:先ほどのお肉が上に載って。豪勢です。
3杯目:雑炊
    うう・・もう満腹〜〜

・水菓子:麦こがしとおうす

今回は、ほんとにすごい量でした。
また、お弟子さんたちが以前より存在感が出てきてきびきびと動いていて、
そのせいか、お料理を一品食べたと思ったら、すぐ次のお皿が出てきてとスピーディ。
これが育っていくということなのでしょう・・と感慨深く。

初秋のしのはらさんを楽しませていただきました。
工夫を凝らした献立としのはらさんの気配り。
こちらで過ごすひとときは、心地よく。

ごちそうさまでした。
初夏のしのはらさん。年始以来の再訪です。
店内に入ると、しのはらさんがにこやかに。
この日も香煎茶からスタート。
最初にゆず酒。

・先付:
 玉手箱のような木の器の蓋を開けると、透き通ったガラスの器。
 そのなかに、子持ち蝦蛄、雲丹、ウド、玉子豆腐などが煮凝りで。
 まるで宝石箱のなかできらきらしているように綺麗。
 口当たりよく、ひんやりと。

・お椀:
 目いっぱい広がったじゅんさい
 この日は路地ものが入ったそうです。
 贅沢な毛蟹の真丈
 かたくりの小さな青い花とゆずの黄色い花も可憐。
 お出汁は、割としっかりめ。

・お造り:
 いつものハリイカに加え、今回は沖縄の鮪。
 「良い鮪が入りましたよ。」と篠原さん
 なので、この日は、鮪がトロと赤身で3切れも!

・向付:
 大きな緑の葉が蓋のように。
 そっとめくると、大きな雲丹の殻が器に。
 中には、下北半島のプリプリの紫雲丹と紹興酒に漬けた牡丹海老
 下には酢飯、よくかき混ぜてスプーンでいただきます。
 雲丹&海老好きにはたまらない一皿。
 合わせて、お勧めの紹興酒のような味わいの10年熟成の日本酒「鷹長」(奈良)をいただきました。

ここで、しのはらさんがカウンター前で仕上げをされてお待ちかねの八寸。

・八寸
 5月は、鮮やかな紫のつぼみを持つ花菖蒲が上品に。
 様々な種類の緑の葉も添えられ、今日の里山は新緑が映えた爽やかな印象。

 お魚は、小鮎と鮒寿司
 鮒寿司は、初めていただきました。

 車海老、蛸、蛍烏賊、鯛の子、麩のチーズ挟み、スフレのような玉子真丈、
 ふきのとう、タラの芽の天ぷら、干しぜんまい、筍、もずく酢
 相変わらず盛り沢山で、華のあるお料理。

ここで、定番となったフォアグラと干し柿の最中

・炊き合わせ
 今年初めていただく賀茂茄子が明石の穴子とともに。

・焼物  
 赤い蝶が大きく羽を広げたようなお皿の真ん中に、ロワール産のホワイトアスパラガス
 そして、天然琵琶湖の鰻には花山椒が効いています。

・鍋物
 鱧、千倉の鮑の葛煮、鱧、うるい
 大きな鮑と、もう鱧が登場。
 これに山菜のうるいも入れて葛煮に。
 温かく、ほんのり。

・食事  
 今回の土鍋の炊き込みご飯は、今ならではの新生姜で。
 そのまま、フカヒレの餡かけ、雑炊と少しずつ3杯いただきます。

・甘味  
 抹茶の飾り切り、おうすとともに

スタッフの方も増えたそうで、お料理の出てくるタイミングもテンポよく。
(1年目ということで、GWもお休みされていないそうですが。)

しのはらさん曰く、「お店を始めたのはけっこう若い頃でしたが、もういまや中堅なので・・」
ご自身も切磋琢磨されながら、後進の指導も考えていらっしゃしゃるようです。

今回は、新緑の里山にさっと風が吹き抜けたような、爽やかなひとときを過ごせた気分。
ごちそうさまでした。
昨年、オープンされた10月に初訪してすっかり気に入り、600レビューのキリ番に。
再訪は1月初旬。この3か月で、超人気店になりました。
地下のお店に入っていくと、しのはらさんが、にこやかに出迎えてくださいます。

1月のメニューは、新春らしいラインナップで。
香煎茶から始まり、ドリンクは、ゆず酒、お正月使用の新政。

・先付
 まず、おめでたい、鶴が羽を広げた器が素敵です。
 まんなかに雲丹、鮑、赤座海老、蔓、青海大根。
 丸く細く結ばれているのは、細い柳。新年への祈念を表わしているそう。

・お椀 
 松葉ガニの真丈が濃厚。
 お出汁も今回は前ほど強く感じず、自分好みに近く。
 金箔がきらきら、ひらひらと、これもおめでたい。

・お造り
 明石のハリイカ、本鮪を、スダチ岩塩とゼリー状の昆布醤油で。

・伊勢エビのキャビアがけ
 太った伊勢海老がこんもりと。その上にベルギーのキャビアたっぷり。
 海老好きにはたまりません。

・柚子釜
 くり抜いた柚子の中はアツアツ。白子が美味しい。

・八寸
 桶のなかで琵琶湖のモロコが元気に泳いでいるのを、最初に拝見。
 その後、新春のごちそうが綺麗に盛り付けられて登場します。

 先ほどのモロコ、煮穴子、蛸
 雲子、なまこ、このわた、河豚、鴨肉、海老の素揚げ
 蓮根、子持ち昆布、ふわふわの玉子の真丈
 くわいやお目出度い真っ赤な南天も。
 取り皿として、新年らしい可愛い羽子板の小皿が用意されます。

ここまでをいただいただけで、なんだか今年は良い年になりそうな嬉しい気分に。

・フォアグラ最中
 先ほどの羽子板に載せてみました。
 この季節は、あんぽ柿とのコンビネーション。

・フカヒレとすっぽん春巻き
 春巻きとは意表をつきますね。
 贅沢な春巻きです。すっぽんはゼラチン状でフカヒレが主役。

・すっぽんの焼き物
 今度は、すっぽんが主役。
 大きなすっぽんなので、肉厚がすごく食べ応えがあります。

・熊鍋(ツキノワグマ)
 昨年のレビューを拝見して、食べてみたいと思っていた一品。
 ついにいただけました!
 熊鍋、初体験。クマさんはけっこう赤身のお肉なのですね。
 全く獣っぽくなくて出汁と一緒にいただくと絶品。
 セリと一緒に。

・ご飯は甘鯛で。
 前回は、風邪のため1杯でギブアップしてしまいましたが、この日は万全のつもり!
 そのまま、海老の出汁あんかけと汲み上げ湯葉、熊のスープでかき玉と3パターンで。

 ご飯の量を聞かれたときに、3杯めはさすがに「少し」にしようかな
 でも、熊のスープ美味しそうだし・・と迷っていたら
 篠原さんが「普通でいってみたらいかがですか。多かったら残してもいいですよ。」
 優しいですね〜。
 結局、「普通」で完食です♪

・甘味
 上品な薄紫色の和菓子、あけぼの。

前回は、季節を映し、滋賀の滋味を活かした「華のあるお料理」という印象でしたが、今回はちょっと違うかな。
もちろん、季節感は十二分に感じられますが、
「良い年になりますように」という篠原さんの強い気持ちが込められているように思いました。
新年にあたって、ちょっと背筋が伸びるような感じ。

次は、最短で5月。待ち遠しい〜。
ごちそうさまでした。
滋賀から銀座に移転された、しのはらさん。
移転前に10月6日オープンと聞き、いつも新店なら1か月以上経ってから訪問するところを、
今回は、少し早めの10月下旬でお願いしました。
すると、オープン直後から大絶賛のレビューがぞくぞくとアップされ・・。

あら、最初から完璧なのね!(もっと早めで良かったのにと後悔・)
新天地での開店お祝いと、その完璧さに敬意を表して、600レビューのキリ番です。

銀座のビルの地下、真新しい店内に白木のL字カウンター(11席)。
平日19時に伺いました。
篠原さんは、こちらに移って1か月経っていないと思えない威風堂々とした立ち振る舞い。

いただいたのは、10月のお任せコース 23000円

 最初に、香煎茶。

 見事な北海道増毛の牡丹海老と、三浦の赤座海老を見せていただきます。
 それが、活きと寝かしたものの食べ比べという形で、兎の器で。
 玉子豆腐、赤雲丹にキャビアも載せられ、小さな一品ながら豪華です。
 
・房総の鮑の蒸し切り身
 鮑ももちろん良いですが、一緒にいただく肝を混ぜたご飯が絶品。

・お椀は、渡り蟹の真丈、滋賀の冬瓜、天然舞茸
 濃くはありませんが、しっかりとした味付けの出汁。
 蟹の真丈は、つなぎもなくストレートな味わい。

明石の鯛(昆布締め)、ハリイカ

琵琶湖の天然鱒の藁炙り焼き。
 滋賀ならではですね。藁で焼くので香ばしい。

大間の鮪(110kg)、昆布醤油の煮凝りで
 お造りも上質。

八寸。秋の滋賀の山里を描いた一幅の絵に見えます。
 揚げ銀杏
 菊を形どったカボスの中は柿なます。オレンジ色が鮮やか。
 穴子、蛸のやわらか煮
 さつま芋甘煮
 戻り鰹の玉葱醤油漬け
 生庄内麩とクリームチーズ
 玉子真丈
 茅葺屋根のふたを開けると、琵琶鱒の白子とほうれん草。

 紅葉や稲の穂も綺麗にあしらわれて、ほのぼのとした気持ちになります。
 
・フォアグラ最中
 菊をかたどった最中のなかにフォアグラと杏。
 これは、毎回いただきたい(笑)

・茄子の炊き合わせ
 おばあさまから伝わったというしみじみとした一品。

琵琶湖産天然鰻(白焼きと蒲焼)、絹かつぎ
 何気なく天然鰻が出てくるところがすごい。

・滋賀の黒無花果の胡麻味噌焼き
 ほっこり温かな気持ちになります。

・滋賀の裏山で駆け回っているという三雲産の猪の炭火焼き
 決まった漁師さんしか獲れないそう。
 手間がかかり、食べられるところはほんの少し。
 独特の食感。

・松茸と淡路の名残りの鱧をお鍋で
 どっさりと松茸を先に見せていただきます。
 「このくらいの時期の松茸は、もう鍋でたっぷり使うのがよいのですよ。」
 ほんとに、最後の鱧と松茸ですね〜。

・上海蟹の炊き込みご飯
 蟹さんがごはんに載ったところを見せてもらい・・・。 
 風邪を引いていたこともあり、次のお茶漬けまでいけず、ご飯だけでおしまい。ムネン

・栗きんとんとおうす
 デザートは、少量だったので別腹で・・(笑)

器も皆美しく、滋賀の滋味豊かな素材も使いつつ、華のある日本料理です。
滋賀の産地の方々とのパイプも太いのでしょう。
スタッフの方も複数いらっしゃり、そういうバックボーンもしっかりあることも
これだけのお料理をそろえられる源泉かと。

いろいろな必要なものを惹き寄せられる人間力も成功していくための要素ですね。
こちらのビルの店内が直感で気に入って、ほんの数か月前に一度で決めたというのも肝の据わった話です。

冬のお料理もいただきたく、来年で次の予約をさせていただきました。
「予約いただきました!」と、スタッフの方が嬉しそうにおっしゃるのがならわしのようですが
すでに予約困難店の気配が・・・。

ごちそうさまでした。

  • 3月の八寸
  • 赤貝、トリ貝、車海老、雲丹、ワラビ、ウルイ
  • 合鴨(近江)のすき焼き(甘夏釜)

もっと見る

4位

かぶと (池袋、要町、北池袋 / うなぎ)

25回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.7
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2024/01訪問 2024/01/11

格別なうなぎ、かぶと

1月初旬にかぶとさん。
1~2月の枠で、予約がとれました。
1月でも初旬なら、まだ天然のうなサマがあるかも・・・。
予想は当たり、浜名湖の天然うなサマの入荷あり。

いつも、お新香と冷奴を頼みますが、
冷奴は、お豆腐屋さんがまだお正月休み中ということで、今回はなし。
お新香は、先代からお庭で作られた大根を提供いただいたとのことで、ひと際ありがたく。

様々な部位の串焼きから。
年末にお邪魔したばかりですが、やはり美味しい。
前回はなかったレバーが、今回はありました。
ひとつひとつ形の違う小さなレバーが、串に丁寧に刺されています。

次いで、白焼き、そしてかば焼き。
海うなぎの黒っぽいうなサマは、前回同様、上品な味わいで堪能。
肝吸いで〆。

年始早々、大きな天災と事故が続き
出かけていく元気がなく、お正月休みはじっとしていたので
新年初の外食を、かぶとさんでいただけて良かった。

ごちそうさまでした。
今年のうなサマ納めにかぶとさんへ。
ネット予約できて、ラッキーでした。

これまで、年が明けてから天然うなサマに会えたことはないですが
12月には、黒っぽいワイルドな海うなサマにお目にかかれたことがしばしば。

天然うなサマの入荷は運次第。
この日は入店すると、藤本さんが「今日は、浜名湖の天然が入ってますよ!」

冷奴と香の物をオーダーし、まずは様々な部位の串を楽しみます。
・えり焼き(関東&関西風)
・ヒレ
・肝、天然肝
・天然ヒレ
・一口蒲焼き
・しっぽ
・天然頭

ラストは
・白焼き
・かば焼き
共に浜名湖の天然うなサマで。
同じ浜名湖のうなサマでも、個体ごと、部位ごとで味わいが違うのが奥深い。
大きめで黒くても、この日のうなサマは、どちらかというと上品な風味。

鰹の出汁が自慢の肝吸いで〆。

帰りは、「良いお年を」と藤本さんと女将さんにご挨拶。
かぶとさんのうなサマをいただけて、良い年末になりました。

ごちそうさまでした。
ネット予約で惨敗が続き、6か月ぶりの再訪。
うなサマのかぐわしい香りがたちこめる焼き台前の特等席に案内いただきました。

藤本さんが焼きながらも軽快なトーク。
前回までしばらく季節柄、養殖のみでしたが、この日は天然もお目見え。

いつものように、箸休めの冷奴とお新香も頼んで
様々な部位の串焼きから。
えり焼き、ヒレ焼き、肝焼き
天然ヒレ、天然肝
ひと口蒲焼き、
養殖しっぽ
天然頭

串については、天然は少ないので、2人で1串の分量。
やはり、香ばしさがひときわで美味しい。
レバーがなかったな。

この日の天然ウナさま、おひとりのお姿を見せていただきました。
先日の麟さんの浜名湖産に比べるとかなり小柄で、しゅっとした感じ。
白焼きは、利根川と四万十川、
蒲焼きは、利根川と宍戸湖 の食べ比べにて。

四万十川産が一番旨みがあって好み。
宍戸湖産は、湖ですが、先日の浜名湖産と同様、海の餌を食べている感じがgood。
利根川産は、あまり個性が感じられず。といっても、比べたらということで、
ハイレベルであることに間違いはありません。
相変わらず、焼きのレベルとタレは抜群。

最後にこだわりの出汁を使った肝吸いで〆。

この日も堪能!

ごちそうさまでした。
ネット予約を頑張って再訪。
まだ天然のウナさまはない時期ですが
なんと、一尾のみ、岡山の天然ウナさまが入ったそう。
「一尾を皆さんに少しずつ分けて出したいと思いますが、いかがでしょう?」
との藤森さんの提案に、皆さんから拍手。

まずは、いろいろな部位を串で楽しみます。
えり焼き、ヒレ焼き、尻尾、肝焼き
ひと口蒲焼き、くりから焼き、天然頭、、レバー

こだわりのお新香と冷奴も美味しい。

クライマックスは白焼き、ついで蒲焼きとご飯。
ここで最初に見セていただいた、天然のウナさまが2カット。
香ばしさが違います。

でも、白焼き(浜松)、蒲焼き(鹿児島)とも養殖でもイケてます。
やはり、かぶとさんのウナさまは格別。

また、最後に出てくる、最近、機器を入れて削りたてとなった出汁が抜群。
ウナさまと一緒に出てくると最高ですが、
この日の2回転目は、アルバイトさんとのふたり体制でやられていて、難しい。
しっかり継続して一緒にやってくれる若い方が出てくれるといいですね。

また、予約がんばってみます。

ごちそうさまでした。
今年初のかぶとさん。
今回も無事ネット予約できました。

この日はさすがに天然ウナさまはなしと、藤本さんが残念そうに。
GW頃までは難しいというのは知っているので、織り込み済み。。

ということで、養殖のウナさまのみで。

いつものように、うなサマの串焼きが次々と。
えり焼き、ヒレ焼き、肝焼き、
ひと口蒲焼き、天然バラ身、天然頭、尻尾、レバー。
この多様さは、かぶとさんならでは。

欠かせない、お新香と冷奴。
肝わさもいただきました。

白焼き、そしてご飯と蒲焼き。
個体による味わいの違いを楽しみます。
かぶとさんの蒲焼きのタレが、ウナさまの良さを引き出す按配が最高。

削りたての削り節を使うようになって劇的に美味しくなった肝吸いで〆。

養殖のみだとお値段も抑え目に。
次回も、天然は難しいかもしれませんが、楽しみに。

ごちそうさまでした。
ネット予約のうえ、再訪。
今回で20回目!
入口近く、うなサマがよく見えるカウンター席に案内いただきます。
この日は浜名湖の天然うなサマが入ったと藤本さん。
見せていただいたお姿は、スマートながら元気いっぱい。

いつもの冷奴、お新香に加え、この日は冷やしトマトもあるということで追加。
うなサマの串焼きが焼き上がるのを待ちます。
えり焼き、ヒレ焼き、肝焼き、
ひと口蒲焼き、天然バラ身、天然頭、尻尾、レバー。
いつもながら旨し。

そしてハイライトの白焼き、さらに蒲焼き。
今回は、天然と養殖の食べ比べ。
養殖のほうがビッグサイズでぶるんとしています。
食べているエサのせいか、やっぱり天然のほうが繊細だなあ。

明るい藤本さんとの会話も楽しく
やっぱりかぶとさんでいただくうなぎは格別。

ごちそうさまでした。
3か月ぶりの再訪。
ネット予約で、テーブル席をゲットできました。
今の時期は天然ウナさまがいらっしゃるかどうかの心配は不要ですが
藤本さんが「今日は3つの産地から来ていますよ。」とにっこり。
3つの産地は初めてかも。
続けて、元気なウナさまを見せてくれましたが、すらっと細身で小柄。
夏らしいお姿です。

いつものように、最初はえり焼き、ヒレ焼き、肝焼き、
ひと口蒲焼き、天然バラ身、天然頭串焼き、尻尾、レバーなど
さまざまな部位の串焼きを存分に楽しみます。

天然ウナさまの串は希少なので、ひとり分は串の半分の量になりますが
香ばしくて絶品。
合間に、冷奴とお新香をつまみます。

最後のハイライトは、白焼きと蒲焼き。
今回は、白焼きは、宮崎産と四万十産、
蒲焼きは、宮崎産と岡山産の食べ比べで。

宮崎産のウナさまは小ぶりながら、しっかりと弾力があり。
他のは、最初に見た印象と同様で、細身であっさり。
ご飯と一緒にいただきます。
最後は肝吸い。

今回は、夏のうなサマの個性を楽しませていただきました。

しばらく女将さんに、ベビーシッターの方の調整がなかなかつかず
ということでお会いできていませんでしたが、
この日は久しぶりにお会いできたのが嬉しい。

ごちそうさまでした。
今年初の再訪。
5月に入り、そろそろ天然ウナさまのお出ましか?と期待しての訪問。
久しぶりに店内に入ると、藤本さんが「今日は天然、ありますよ!」とにっこり。
ただ、まだ量は少なく、小さめとのこと。
今回は天然と養殖の食べ比べに。

天然は天草産、養殖は浜松産。

まず、お新香とこだわりの冷奴。
次いで、様々な部位の串たち。
アタマ、ヒレ、一口蒲焼き、しっぽなど。
後半は、天然ものとなり
その香りや食感が段違い。
この日はレバーなどがなく、若干いつもより少なかった印象。

フィナーレは、白焼きと蒲焼き。
ご飯と肝吸い。

養殖ウナさまは、弾力があり力強い。

今回の天然ウナさまは、確かに小さめ。
上品であっさりとした風味で、春らしい。
厚みはしっかりと。

やはり、格別のウナさま。
またネット予約、がんばります。

ごちそうさまでした。
定期訪問。
年末にかぶとさんへ再訪できて嬉しい。

冬に天然ウナさまに巡り合うのは難しいですが
12月に海ウナギさまに出会ったことも何度かあり
今回も、少し期待して行くと
この日も運良く、海ウナギが入ったとのこと。

藤本さんが、そのお姿を見せてくれましたが
青っぽさはなく、黒っぽい。

最初に、こだわりの冷奴とお新香をお願いします。

この日は、いつもより串の数が多いとのことで
蒲焼き系の量は少し控えめで。

串は、アタマ、ヒレ、肝焼き、
ばら身(中落ちにあたる)、
串巻き(しっぽに近いところ)
一口蒲焼き、尻尾、レバーなど。

いろいろな部位で、大いに美味しく楽しみました。
これだけの串を揃えるのに
それは仕込みが大変でしょう。
こちらは、ありがたく、串は一口ふた口で食べてしまいますが・・。

そして、先ほどの海ウナさまの白焼き、蒲焼きが登場。
身が厚く、弾力がすごい。
エサで美味しいものを食べているのでしょう。
外はパリッとしているので、その食感の違いがさすが。

肝吸いで〆。

帰りには、先代の頃から恒例の
かぶとさんの来年のカレンダーをいただいて。

また、来年もネット予約、がんばります~。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
今回は、唯一の4人掛けのテーブル席での予約。
緊急事態宣言が解けて、お酒の提供も復活しました。

藤本さんが笑顔で出迎え。
まず、こだわりのお新香と冷奴をいただきながら
串が焼き上がるのを待ちます。

アタマ、ヒレ、肝、バラ身、一口蒲焼き、レバーなど。
部位ごとの味わいの違いを楽しみます。
途中、肝わさでさっぱりと。

この日の天然は、天草と石巻の食べ比べ。
白焼きと蒲焼き。
石巻産は初めてで、優しい食感。
天草は、厚みがあって弾力がぶりぶり。
蒲焼きのタレも絶品。
追って、ご飯と肝吸い。

やはり、かぶとのうなぎは格別。

ごちそうさまでした。
今年2回目のかぶとさん。
うまくネット予約でき、17時~の部で再訪。

今回は、お酒を提供できないタイミング。
日頃、うなサマとともに日本酒をたくさん飲まれるお客さんが多いので
滅多にない不思議な風景。
藤森さんも、ご自身のせいではないのに、申し訳なさそうに。

「この日は、岡山児島湾の天然うなぎが入荷しましたよ!」
と、藤森さんから嬉しいお知らせ。

いつものように、お新香と冷奴をいただきながら
まず、さまざまな部位の串焼きが炭火で焼き上がるのを待ちます。

エリ焼き、ヒレ焼き、一口蒲焼き、肝焼き、串巻き、レバー
みな香ばしく、一部、天然の串焼きはさらにワンオクターブ上の美味しさ。

白焼きと蒲焼きは
産地は岡山産の1か所で、違う個体での食べ比べにて。
やっぱり蒲焼きのタレは、このくらいのあまり濃くないのが、自分には丁度よい・・。

冬の太くて猛々しいうなサマとは異なる、優しげな雰囲気の初夏のうなサマ。
それほど大きくはなく、身厚ではありますが、若干あっさりめ。

やはり、季節によって異なるのだなあと。
季節の移ろいを、うなサマの食感で感じるのもおつなもの。

ご飯と肝吸いで〆。

また、違う表情のうなサマに会うのを楽しみに。
ごちそうさまでした。
2か月ぶりの再訪。
前回、腰を悪くしてお休みだった女将さんが
元気に復活されていて安心しました。
アルバイトの女性の方もきびきびと
チームワークよく。

冬でも天然うなサマに何度かお会いできたので
微かな望みを持って伺いましたが、
さすがに、この日は、藤本さんが、申し訳なさそうに
今日は、天然の入荷はないことをお客様ごとにお伝えしています。
丁寧な対応ですね。

この日も、たまたまか焼き場の真ん前の特等席。
ただ、換気のために窓を開けたり、定期的にドアを開けっぱなしにするので
ブランケットが用意されているとはいえ、厚着で臨むことが肝心です。

寒い冬のせいか、この日の冷奴が特に美味しく。
対馬の藻塩といただきます。
お新香も合わせて。

いつものように、尻尾、一口蒲焼き、肝、ヒレ、レバーなど、
さまざまな部位を串で楽しみます。
合わせて、藤本さんが、焼きの合間に、うなサマを手際よく捌くのを拝見。

レバーは、一匹分ずつの小さな肝がひとつずつ丁寧に9つほど串に刺されていて
串サシも大変~、と思いながら、味わっていただきます。
天然分がないので、串の数は少し減りますが充分。

肝わさでさっぱりした後に
白焼き、次いで蒲焼き。追って肝吸い。

写真でもわかるように、地焼きですが、身はふっくらしています。
表面はカリッとしており、これはどうやって実現しているのか・・
『技』としか、言いようがありません。

白焼きでは、2種類のお塩で、うなサマそのものに舌鼓み、
蒲焼きでは、そのタレの按配の丁度良さに「こうでなくっちゃ」と
頷きながら頬張ります。

天然うなサマが登場するときは、やはりこれは美味しいのう〜と
惚れ惚れするのですが、今日の養殖うなサマは、とても頑張っていて、
満足して帰路につきました。
養殖うなサマのみだと、お値段はちょっと控えめに。

ごちそうさまでした。

3か月ぶりに17時~の時間帯に再訪。
この日も天然ウナさまの入荷ありとのことでラッキー。
見せていただいたのは、巨大ではありませんが、スッとして筋肉質っぽく見えるウナさま。
浜中湖産で、いまにも海に出ようかというところだったよう。

最初に冷奴とお新香を頼み、しばし串焼きが焼き上がるのを待ちます。
串焼きは、尻尾、一口蒲焼き、肝、ハラミ、アタマ、ヒレ、レバーと。
香ばしく、部位ごとに違う味わいを美味しくいただきます。

そしていよいよ白焼き。
どちらも身はふっくら厚い。
ただ、同じ浜名湖産の天然でも、個体差で、筋肉質感が違うのが奥深い。
ただ、天然ならではの、生命力の強さを感じるのは共通。
これも、目の前での捌き立て、焼き立てだからこそ。

この日は、女将さんが腰の調子が悪く、ご不在で
おふたりのアルバイトの女性スタッフの方が奮闘。

やっぱり格別のウナさまに感銘。
藤本さんとのやりとりも楽しく。

来年も予約できますように。

ごちそうさまでした。
前回のネット予約で運よく席がとれて、3か月ぶりの再訪。
17時ちょうどにオープン。
換気のため、窓も入口も開け放し。
今回は、若いお兄さんが一部のうなさまの捌きもされていて、成長されている様子。
藤本さんが、この日は徳島・吉野川と浜名湖、2箇所からの天然うなさまが入ったとのこと。

最初に冷奴とお新香。
様々の部位の串焼きを楽しみます。
特にレバーは小さなレバーがひとつひとつ丁寧に刺されていて
ふたくちほどで食べてしまうのが勿体ない・・・。
でも、熱い焼き立てのうちにね。

いよいよ白焼き。
吉野川生まれのうなさまの方が小ぶりながら上品で繊細。

次いで、蒲焼きをご飯をいただきながら。
白焼きで、自分は吉野川産が好みかと思っていたら
蒲焼きになると、浜名湖のほうがタレの中から、これでど〜だとばかりに存在感を出してきて、
白焼きの時よりずっと美味しく感じる。
高いレベルでのせめぎ合い。

う〜ん、うなさまは個体差に留まらず、奥が深い。

今回も大満足。
次回分のネット予約は、コロナ禍で1回転のみ、席も少ないということもあって
惨敗したので、次の機会を諦めずに ( ;∀;)

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
17時〜の1回転のみで営業、カウンター席の人数も少し減らして。

5月ということで、天然うなさまの入荷を期待して伺ったところ
この日は特にすごくビッグな天然ウナギが入ったとのこと。

旧江戸川で獲れたそう。
藤森さんが手に取って見セてくれましたが、
そりゃ驚きで、まるでコブラか・・・と思うほど、太くて長い。
冬にたまに大きくて青い天然ウナギが入ったこともありますが
それをはるかに凌駕する大きさ。そして初夏ということで青っぽくない色合い。

これほどのうなさまは初めて。
目の前で、藤森さんが一気に捌き始めます。

お新香と冷奴をお願いし
まずは、いろいろな部位の串焼きを楽しみます。
今回は初めて肝わさもいただきました。

串焼きは
ひれ、肝、一口蒲焼き、レバーなど、
養殖のあとに天然もので。
天然ものがより香ばしさがあって好み。(写真は天然もののみ

その後、ハイライトの白焼き、蒲焼きと続きます。

養殖との食べ比べということで、並べてみると、その大きさが一目瞭然。
厚みもすごい。
そして、大きいから大味というわけではまったくありません。
冬の大うなさまのような、寒い時期に頑張っている野性味、筋肉質っぽさはなく
温かな季節のなかで、ぬくぬくと暮らしていたのがうかがえる穏やかな柔らかさ。
優しい美味しさに心和む思い。

最後に白ご飯と肝吸いで〆。

こんなうなさまに出会えるのは邂逅というか、
何年、十数年に1度の巡り合いの気がします。
いつも格別なうなさまと言っていますが、今回は『超格別』でした、

うなさまは、もちろん捌き立て、焼き立てに限りますが
個体差も大きく、その日にどういうウナさまに出会えるかという運も
大きな期待でもあります。

ごちそうさまでした。
今年最初のかぶとさん。
1月初旬に天然の入荷はなかろうと思いながら
一応、希望を出しておいたら、入店するなり
「今日は浜松産の天然ガありますよ!」と元気に藤本さん。

さすがに天然の食べ比べするほどの量はありませんでしたが
養殖との食べ比べができるだけでもありがたや。

この日はお豆腐屋さんがお休みで、いつもの冷奴はなく
お新香をいただいて、串焼きが焼き上がるのを待ちます。

いつも、初めてのお客さまにも丁寧に説明されている姿勢も気持ちよく。

串焼きは、エリ焼き、ひれ、肝と続き
お皿が変わって天然のアタマ、ひれ、肝、レバー
やはり天然が、香ばしさが引き立ち、美味しさもひとしお。

ついで、白焼きと蒲焼きは、養殖と天然の食べ比べ。

養殖うなぎは、以前にも一度いただいたことがありますが
鹿児島の横山さんのうなぎ。
このうなさまの特長は、ぶるんぶるんの筋肉質チックな弾力性。
う~ん、力強い。

浜松の天然うなさまは、香り良く、脂がのりながら、なんとなく繊細。
複雑な奥深さを感じます。

蒲焼きは、ご飯にのせて、勝手にうな丼風に。
肝吸いと一緒にいただきます。

この日も満足度高し。
ごちそうさまでした。
ネット予約ができて、3か月ぶりの再訪。
ダクトの工事で、前日までお休みをとっておられたそう。
そして、カウンター席の椅子を全て新調。
「下に荷物が入るようになったんですよ!」と
藤本さんご夫妻が揃ってとても嬉しそうに説明してくれます。
ほんどだ〜。これまでバッグくらいの荷物も置き場がなく、預けるシステムだったので
この真新しい椅子は大きな変化であります。

まずは、いつものように、冷ややっことお新香をいただきながら
藤本さんの見事な捌きを拝見。

天然と養殖の食べ比べはけっこう食べてきたので、
このところは、入荷があればということで、天然の食べ比べを所望しています。

この時期は、天然は入るのが難しいですが、
この日は浜松の天然鰻が入ったとのことでラッキー。

お休みをとられていたので、天然の串はなしなのはザンネン。
しかしながら、養殖でも
エリ焼き、ひれ、肝、一口蒲焼、レバーなど、安定の美味しさ。

藤本さんが見セてくれた2匹の天然ウナさまは同じ浜松産ながら
片方は白っぽく、もう片方はかなり黒い。
そして、これが白焼きになると・・・
上品そうな白っぽいウナさまが、黒いウナさまに比べ、より筋肉質。

人はみかけによらないと言いますが、ウナさまも見かけによらないのであります。

その後に、ご飯と共に蒲焼き。肝吸いも一緒に。
今宵も、格別のウナさまに満足。

帰りには、来年のかぶとさんのカレンダーをいただいて。
来年もたくさん来れるといいな。

ごちそうさまでした。
ネットで空席が出て、2か月ぶりの訪問となりました。
冷奴とお新香を食べながら
ウナさまが捌かれ焼かれて登場するまで待ちます。

藤森さんご夫妻の連携も息がぴったり。
狭いカウンター席で、お世辞にも座り心地は良いとはいえませんが
美味しいウナさまがいただける期待と、心地よい接客でニコニコモード。

今回の天然は福島産だそう。

まずは、串の数々。
養殖のえり焼きから始まり、いつものラインナップ。
天然のウナさまは、あたま、ヒレ、えり焼き、肝焼きと続き、
その芳しさ、香ばしさは格別。(写真は天然のみ)

前回同様、入荷があった場合、天然の食べ比べをお願いしたつもりでしたが
書き損じたのか、天然と養殖の食べ比べとなっていて
蒲焼きは養殖と天然ものにて。

白焼きは、養殖のあとに天然もの。
蒲焼は、一皿に。天然ものは小さめ。

養殖もかぶとさんのはレベル高し。
そして、今回の天然ものは、身が厚めでぷっくり

蒲焼きのたれも丁度良い按配で
肝吸いと共にご飯が進みます。

やはり、天然のウナさまは、あちこちで自由に色々な美味しいものを食べているようで
個体差もあると思いますが、焼きの技術も加わり、風味が抜群。

また、次のネット予約をがんばり、運よく天然の入荷が多ければ
天然の食べ比べをしたいところです。

ごちそうさまでした。
ネット予約ができて、3か月ぶりの訪問が叶いました。
いつものように、冷奴とお新香をいただいて
まずは串の焼き上がりを待ちます。

藤本さんのトークとともに
あたま、ひれ、肝、しっぽに近い身など、
かぶとさんならではの、種類が豊富でパリッとした串たちに舌鼓み。
これもかぶとさんならでは。

今回は天然の食べ比べで、
天草と浜名湖から。
産地というより、個体によって同じ鰻さまでも随分と食感が異なります。
白焼きと蒲焼き。
天草産は初めていただきましたが、なんとなく優しい味わい。

最後はご飯にのせて、鰻さまご飯(?)に肝吸い。

今宵も楽しく美味しくいただきました。
やはり、かぶとさんのうなぎは格別。

ごちそうさまでした。
前回は、キャンセルが出てのラッキー席でしたが
今回は、自分での予約分。

この日も当然満席でしたが
久しぶりに、うなさまが焼きの現場の真ん前の席に。

GW頃までは、天然はないとご了承の上と注意書きがあったので
そのつもりでいたところ、なんと、その日は岡山の天然が入ったと嬉しい誤算。

まずは、冷奴とお漬物をつまみ、
あたま、ひれ、肝、一口蒲焼きなど、さまざまな串を
藤本さんの軽快なトークと共に美味しくいただきます。
香ばしさがたまりません。

この日の天然鰻は、冬の太い鰻と違い
春のせいか、スマートでダンディな感じ。
いわゆる青ウナギだそう。

藤本さんによると、天然鰻の場合は、
産地がどう・・というより、個体差がとても大きいとのこと。

いよいよ、白焼きと蒲焼き。
岡山生まれの見ためがダンディくんは
やはり食べても、ほどよい脂の乗りで、
春らしく、品の良いうなさま。
焼きの具合も、たれの濃さの按配もちょうどよく。

ご版は少なめで、肝吸いといただきます。

今回もとても満足。

ごちそうさまでした。
1〜2月分のネット予約は撃沈でしたが
キャンセル通知が出て、ラッキーなことに再訪が叶いました。

2回転の17時スタートの最初の回。
もちろん満席の盛況。
今の時期は天然ものが入らないのは、事前に説明いただいています。

藤森さんご夫妻の息もぴったり。
まずは、冷奴とお新香でスタンバイ。

うなぎは串からスタート。
藤森さんの軽快な説明とともに、次々といろいろな部位が繰り出されます。

・えりあし
・あたま
・心臓(ひとくちで)
・ひれ
・肝焼き
・一口蒲焼き
・しっぽ
・レバー

それぞれの素材が活き、新鮮でからっと焼き上がった串たちは、
皆香ばしくとても好み。

・白焼き
・蒲焼き
・ご飯、肝吸い

 養殖でも、やはり群を抜いて美味しい。
 蒲焼きのタレがまた丁度良い按配で。
 
以前の養殖のみのお値段より上昇したようですが
やはり、こちらのうなぎは格別です。

ごちそうさまでした。
今年1月の訪問から11カ月ぶりの再訪。
前回は珍しい冬の天然鰻が入っていて、養殖との食べ比べを堪能。
冬の天然鰻に巡り合えるのはなかなか難しいですが、当たると抜群。
また冬の季節で、さて今回は・・・。
入店すると、藤森さんが、「今日は静岡の良い天然が入ってますよ!」
それでもう、ウキウキです。

いつものように、様々な串がつぎつぎと。
これには、他店ではなかなかお目にかかれません。

蒸してから焼く関東風のえり焼きと、蒸さずに焼く関西風を食べ比べ
すっかり関西風が好みになりました。

・えり焼き
・心臓(ひと飲み)
・肝焼き
・あたま
・天然のヒレ
・中落ち

・レバー
 不ぞろいの大きさのレバーがきれいに串に刺されているのが印象的。
 捌きたての新鮮な肝みで、仕込みの串サシの作業も大変ですね。

・白焼きと蒲焼き、ご飯と肝吸い
 今回の養殖モノは鹿児島で無農薬のエサを使ったこだわりの鰻だそう。
 鹿児島産のおそろしいくらいの弾力にびっくり。
 これはすごいと思ったところに、静岡の天然モノ。
 こちらは、穏やかで優しい味わい。
 これほど、食感が違うとは、相変わらず奥が深い。

前回とほぼ同じラインナップでしたが
やはり、こちらのうなぎは格別です。

数年前までは、年に3〜4回来ていたのが、年1度になり
初回のネット予約は撃沈・・・。
再訪を願って、ごちそうさまでした。
すっかり予約困難店になって、11か月ぶりのかぶとさん。
また冬なので、天然ウナギはムリだろうなあ〜と思って訪問。

入店すると藤森さんが「今日は久々に静岡の良いものが入っていますよ!」

冬の天然ウナギにはなかなか巡り合えませんが、当たると素晴らしいものが・・・
そういえば、以前にも・・・と思い出してみると
一昨年(2015年)のまさに12月、まだ先代の親父さんの頃、
同じ状況で静岡の天然ウナギを養殖と食べ比べでいただいたのでした。

2年ぶりの僥倖。
ラッキーです。

藤森さんが、捌く前の長くて太い立派な天然ウナギを見せてくれました。
う〜、カッコイイうな様です♪

いつものように、最初に冷奴とお新香をいただきながら、串が焼き上がるのを待ちます。
初めての方を対象に、エリ焼きでの焼きと蒸しの違いの説明から入り、
真っ赤な心臓が提供されます。

元気に動かしていた尻尾、新鮮でなくては出せない肝。ウナギの香ばしさ。
やはりたまらないですね。
こういう串をいただけるのは、かぶとさんならではと思います。

白焼きと蒲焼きは養殖と天然が1つのお皿に並んで提供。
ひとめで厚みの違いがわかります。
養殖ものも、充分美味しいのですが、今回の天然は特に筋肉質でぶりっぶり。
これぞウナギ!という味わいが、ぐんぐん主張してきます。
気のせいか、静岡の海の香りもするような・・・。

じっくり味わっていただきました。

すでに1年近く予約は埋まっていて、かつてのように帰り際に予約はとれず、
追って電話をするシステムに変更。
またいただけますように!

やっぱり、かぶとのウナギは私にとって格別です。

ごちそうさまでした。
7か月ぶりの再訪。
藤森さんに代わってから2回目になります。
アルバイトの若い女性がおふたり加わっていました。
女将さんは、時々、焼くのもサポート。

ザンネンながら、この日は、天然の入荷はなし。
この日は3組の方たちが初訪問。

いつもの冷奴とお新香でしばしスタンバイ。
まずは蒸したえり焼きから始まります。
その後、串は、ひれ、肝、ひとくち蒲焼き、尻尾、オオカマ、レバー。
1本をふたりでというのも、けっこうありました。

裂き立て、焼き立てがこちらの美味しさの秘訣。
やはり、皆、養殖ものでも安定の美味しさ。


白焼き、蒲焼き、ご飯と肝吸い
ふんわり。白焼きは、2種類の塩をお好みで。

さて、どんどん訪問間隔が長くなっておりますが、
いよいよ次は、12月と約1年先に(;'∀')
人気店は、1年に1度なんてことが定着しないことを願いますが・・・。

ごちそうさまでした。

◆2016.6再訪

半年ぶり。親父さんと女将さんが引退されて、初の訪問。
藤森さんと若奥さまの「かぶと」になって、2か月半経ったタイミングです。。

2回転目の19時半に到着しましたが、17時〜の1巡目がまだ終わらず。
以前は2時間単位でしたが、やはりおひとりで捌いて焼いて・・は大変でしょう。
1か月前に入ったという、お酒を出すのを手伝う程度の若いお兄ちゃんが一人いました。

親父さんが毒舌をまき散らしている隣で、寡黙にずっと鰻を捌き続けていた藤森さん。
もちろん、適宜、きちんとお話しはされますが、無口なほうなのかな・・と思っていましたが
捌いて、焼いて、時にはお酒も準備して・・・とイキイキとして大活躍です。

この日は、霞ケ浦の天然鰻が入っていて、養殖との食べ比べコースで。

冷奴とお漬物をお願いして、以前と変わらず、いろいろな串が出てきます。
(タイミングはやはり、時間がかかりますね)

えり焼きから始まり、あたま、ヒレ、しっぽ、ばらみなど。

心臓はひょいと飲み込み
その後、白焼き。養殖もののあとに天然。

今回のは、かなり大きな鰻。厚みがあって、とても脂がのっています。
養殖でもなかなか美味ですが、天然は、霞が浦の湖の香りがするような・・・

蒲焼き。大きな天然鰻なので、2人で1匹で。
養殖と一緒にお皿に載ってきます。
鰻のお皿に残るタレが、鰻の脂が混じって抜群に美味しいと教えてもらい、
ごはんにかけて、うな重っぽくいただきます。

若奥さまも、以前からお手伝いされていましたが、明るく、甲斐甲斐しく、感じが良いです。
美味しく、楽しく過ごせました。
次は・・・お〜っと、7か月後です。天然はムリそうだなあ。

ごちそうさまでした。

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◆2015.12再訪

5か月ぶり。
冬なので、天然はムリかなと半ば諦めていたところ、
「今日、入っているよ!」と親父さん。

静岡のほぼ海のところで獲れたうなぎだそう。
やった!冬の海の鰻は、とても大きくて絶品という話。

捌くのを見ていると、ほんとに大きい!色も違う!
その後、養殖物が出てくると、大きさが7割ほどで、まるで子どものように見えるほど。
今年の終わりに、そして、親父さんに焼いていただく最後に、
こんな立派な海のうなぎさんに遭遇できて、幸せです。

食べてみると、前に食べた天然ものと、噛みごたえが違い、香ばしい。
文句なしに美味しいです・・・。
いつものように、冷奴やお新香。
その後、いろいろな部位の串焼きをいただきます。

親父さんは風邪を引かれてしまい、マスク姿。
いつもより静かで、ちょっと寂しい・・(w_-;

白焼き、蒲焼きは、養殖物と天然が一緒に。
天然の身の厚さが、ふっくら感が際立ちます。
ごはん小でもお腹いっぱい。

すっかり満足して、次の予約・・
うっ・・・半年後〜でした。

帰りには、女将さんが昨年と同様に、来年のカレンダーを。
随分、先になってしまいますが、また伺いますね。

ごちそうさまでした。

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◆2015.7再訪

平日夜に訪問。7月なので、今度こそ天然鰻・・・。
でも台風の影響でNG?など、
どきどきしながらカウンター席に。

親父さんが、「今日は静岡のが入ったよ」と、にんまり。
やったね。苦節6回目にして、念願成就(笑)

「食べ比べ」なので、養殖と天然ものの両方が出てきます。
まず、いろいろな部位の串焼き。
部位によっては、鰻数十匹でやっと1串になるそう。
ありがたくいただきます。
途中で、天然もののも数点出てきて、やはり食感が違いますね。
絶品です。

両方出るので、量が多くお腹が一杯になります。
蒲焼きも、まず養殖ものが出て、普通に美味しいところに次に天然もの。
厚みが違いますね。盛り上がっています。
捌くのも、天然ものの方が、抵抗を感じるそうです。
ワイルドなんですねえ。

親父さんと女将さんにお会いできるのも少なくなってきて寂しいです。
ごちそうさまでした。

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◆2015.4月再訪(4回目)

前回、「天然、定かでないけど、入ったらすごく美味しいよ」
ということで、入る確率が高くなるように予約の時期を遅くするか
競馬の大穴を狙うような感じで、最短にするか・・・
結局、最短の予約で今回は伺いました。

残念ながら、天然はありませんでしたが、
養殖でも相変わらずの美味しさ。
多彩な串の数々はこちらならでは。

いただいたものは、前回とほぼ同じ。
次回は、最短でも、今回より期間が空いてしまいますが
今度こそ、食べ比べさせていただきます。

ごちそうさまでした。

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◆2015.2再訪(3回目)

この時期、たまに定置網の天然うなぎが入るそうですが、今年はまだだそう。
それが食べられなかったのは、ちっと残念ですが
いいのです。定期的にこちらで美味しいうなぎを食べて、
元気な親父さん節を聞いていれば・・(笑)

養殖でも、ここでは格別のうなぎ。
冷奴と有機野菜の漬物からスタート。

今日も、多彩な串物。
新鮮だからこそのキモ、肝臓、うなぎが活動するのによく動かすから一番美味しいという
尻尾には、毎度唸ってしまう。
白焼きのうなぎは春に向けてのものでふっくら。
蒲焼きのうなぎは、冬のしっかりした歯ごたえのものと種類が違う。

今度伺うのは、春。
また、うまくいけば・・という感じですが、予定が入っただけで楽しみです。

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◆2014.12再訪

2回目の訪問では、養殖と天然の食べ比べができると聞いていたので、
それが叶うとわくわく。

先に入ったお客さんに、今日は海のウナギが入ったと言ってるのが聞こえ、
注文時に「こちらも2回目なので、食べ比べでお願いします!」と言ったところ
「あ~、予約のときに言わないと~、今は天然少ないし・・・。今日はないよ。」
そうでしたか・・・。

2回目は必ず・・と思い込んでいたのが浅はかでした〜。

よっぽど残念な顔をしていたのか、やっぱり天然食べたいよね~と言って
親父さんが、天然ウナギの串を3本用意してくれました。
優しい・・・。食感が違いますね。

前回と同様、最初に奴とお新香、その後いろいろな部位を串で、
そして白焼き、蒲焼きといただきましたが、他では味わえない美味しさです。

次回こそは、天然ウナギとの食べ比べと予約を入れ、
(まだ、時期的には難しい時期だそうで、確約ではありませんが)
来年のカレンダーもいただきました。

来年は、たくさん伺えますように。
ごちそうさまでした。

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◆2014.11訪問

さっぱり電話はつながりません。
やっとつながり、今回の訪問となりました。

ほぼカウンタのまんなかの席。
早速、大将の毒舌が始まります。
たぶん、文字にするといろいろきついんでしょうけど、
なんというか湿気がないんですね。
カラカラと笑えました。

女将さんは優しく、「前にいらしていただいてますよね?」
「いいえ、今日が初めてです。」
「あら、そんな気がしないわ。」
「じゃあ、馴染んでいるんですね〜、うれしい、うれしい」
と最初からイイ気持ちに。

初回なので、養殖のみ。
目の前で捌いた鰻のいろいろな部位が食べられ、皆美味しい。
串で出たものは、写真を撮ってすぐ食べないと怒られそうで、
全てすぐパクついたため、写真は1枚のみ(笑)
うなぎはしっぽが美味しいって学びました。
心臓は、生まれて初めて見て、ひゃーとか言いながら一気に飲み込み〜。

白焼き、かば焼き、そしてごはんがまた美味しい。
その間も、毒舌は冴えわたり、狭いカウンターの席ですが、とても愉しかったです。
この感じは、「楽しい」でなく「愉快」の「愉しい」がぴったりきます。

まだ天然ものをいただいていないので、次回が一層楽しみです。
これが食べられるのなら、池袋は遠く感じない!(笑)

ごちそうさまでした。

  • (説明なし)
  • 蒲焼き(アップ)
  • 白焼き(浜名湖)

もっと見る

5位

東麻布 天本 (赤羽橋、神谷町、麻布十番 / 寿司)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2017/08訪問 2017/09/10

抜群のネタを丁寧な仕事でテンポよく〜天本劇場に魅了

9カ月ぶりとなる再訪。今回は18時スタートの回に。
15分遅れで3組8名が揃ったところで、豪勢なつまみが始まりました。

・もずく(糸島)
・ツブ貝(厚岸)
・平目
・煮蛸
・雲丹
・新物のイクラ

・仙鳳趾(せんぼうし)の生牡蠣
 これは前回もいただいた珠玉の逸品。

・迷い鰹
「迷い鰹は、普通と違うルートで美味しい餌を食べている食いしん坊なんですよ。
 だから美味しい。」と天本さん。
 脂のノリ具合、仕込みのうまさもあり抜群。

・東京湾の鯖

ここで、お竈さんから煙がもくもくと。
名物となった赤むつ(ノド黒)の焼き物の登場です。

ここから握り。

今回は、サゴシ(千葉)、北寄(長万部)、コハダ(関西空港)、赤雲丹(唐津)が印象的。
鮪は大間の一本釣り。赤身、中トロ(血合い)、大トロ(ハラカミ)とそろい踏みでした。

お寿司も、ネタが比類なき素晴らしさ。
仕入れは信頼している仲買さんおひとりにお任せ、
天本さんがおひとりで、それぞれの素材に最適な仕込みを丹念に。
それにより、抜群の素材は、こちらならではの秀逸な一品に昇華。
天本さんの明るく軽快な口上と共に目の前に供せられます。

今回は、最初、一品出るたびに、多くのケータイ・フラッシュ音が響き渡る程度でしたが
途中で、天本さんがお寿司を出すところの動画撮影、
その場で音声も含めて再生して盛り上がるという状況があり、びっくり。

お寿司も盛りだくさんで最後の玉が出てきたのは、ほぼ21時。
ちょっと慌ただしく。

今、気の利く女性スタッフはいらっしゃいますが、
長い目で見ると、お弟子さんも入ってのチームとしてやっていかれると
より一層、前途洋々となるでしょうね。

この日は、ワインをハーフボトルでいただいたこともあってか
前回より高くなり、ひとり3万6千円ほど。

次回以降の予約については、もうすぐ出来るHPを見てくださいとのこと。
どうなるのでしょうね・・

ごちそうさまでした。
今年6月にオープンして大人気のお寿司屋さん。
7月初旬に予約を入れて、可能だったのは11月。
平日19時に訪問しました。

入口は秘密の会員制クラブみたいな黒塀。
全く、お寿司屋さんには見えません。
店内はけっこう広めで、ゆったりしたカウンター席が8席。
つけ場のセンターに、おくどさんが置かれています。
お寿司屋さんには珍しく、オープンキッチンのような様相。

女性のスタッフの方は数人いらっしゃいますが、お弟子さんはおらず、
全て天本さんが手掛けます。
先客2組で、じきに1組。他の3組の皆さんは再訪でした。

天本さんは、人懐っこい笑顔が印象的で、とにかく朗らかで楽しい。
一品ずつ、その特徴やこだわりを、軽妙洒脱に軽々と説明され、まわりの皆が和やかに。
やはり、お寿司は面と向かっていただくので、ご主人のキャラクターがとても大切です。

・鹿島の浅利を使った茶わん蒸し
 最初は、温かいもので・・、旨みがありますが、さっぱりしているんですよ。
 確かに飲めるほどの液体状で、浅利の旨みが十分に。

・仙鳳趾(せんぼうし)の生牡蠣
 仙鳳趾は、釧路の東側、厚岸湾の端。北海道の食材はやっぱり良いですね〜。
 とても大きくて、クリーミー。これぞ海のミルク。

・函館の白子
・壱岐の迷い鰹 ヅケで。
 なぜ、迷い鰹というのかもきちんと説明。話しぶりが上手。
 
・浜中の雲丹と紋別のイクラのミニ丼
 「写真は、上のイクラだけでなく、斜めから雲丹も写るとイイ感じですよ。」
 と写真を撮ろうとするお客さんに。
 あら・・、もう上から撮ってしまいました(笑)
 上質なウニとイクラの二重奏がたまりません。

・煮蛸

ここで、赤むつが焼かれ、煙がもうもうと・・・
今まで、何回も火災報知器が鳴って大変だったとか。

・焼き物 赤むつ
 この「焼き」が加わることで、こちら側には見る楽しさが加わります。
 ここで、脂ののった焼き物をいただくのも、変化が出てイイ感じ。

・噴火湾の鮟肝
 これは自慢の鮟肝!とおっしゃっていました。
 う〜ん、濃厚!

見事な8品。
さすがにしのはらさん(半年だそうですが)や京都のささきさんにおられたこともあって、
つまみは、良質な食材を使いながら、日本料理の域ですね。
(初日には、篠原さんがいらして、つけ場に立ち、コラボされたそう。
 すごいですね。その場にいたかったですね〜)

ここから握り。

・神戸の鯵
 神戸の鯵とは初めて。鮮度抜群。

・玄界灘のあこう
 ハタの仲間ですが、なかなか食べられない高級魚ですねえ〜。
 聞くと、3.8kgだそう。

・増毛の牡丹海老
 しのはらさんでの牡丹海老は、綺麗な前菜に創られていましたが、握りなので
 大ぶりの牡丹海老が素で出てきた感じで、身の甘みさえある旨みを堪能。

・東京湾のスミイカ

・福岡の霜降り鰆
 「これは、なかなか出ないですよ!」と。
 確かに鰆はよく出ますが、ナマとは・・。 
  
・久慈 定置網で獲ったヒラマサ
・対馬のしめ鯖

・銚子の金目鯛

・東京湾のコハダ
・大間の鮪、赤身
・北方領土の雲丹
・大分の赤貝
・対馬の穴子
・豊後水道の天然車海老

 あ〜、おなかがはちきれそうです(笑)

・お椀
・玉
 玉子が単なるふわふわカステラではなく、チーズケーキを彷彿させるクリーミーさ。

私が行ったときは、3時間かからず、よいペースでした。
最後に、お名刺をいただいて、お開き。

天本さんは、鮪にこだわるお寿司屋さんが多いなか、
白身のお魚をいかに自分なりに工夫するかが面白い、と語っていました。
なるほど。

銀座のあらいさんの話がでたところ、同い年で、仲が良いそう。
おふたり、切磋琢磨して、この先、日本のお寿司の世界をけん引してほしいですね。

来年から2回転になるとのこと。
それでも次に来られるのは、残念ながら随分先になりそう。

ごちそうさまでした。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

(外苑前、国立競技場、表参道 / 創作料理)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.4
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 4.4
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2017/10訪問 2017/10/22

心からの『おもてなし』

7か月ぶりの傳さん。
一歩店内に入ると、いつもながら「おもてなし」の雰囲気が満ち溢れています。
ほっとする空間。
前回と同様、窓からの景色も見える独立したテーブル席に案内されたのも嬉しい。
今宵の素敵なお料理を待ちます。

この日は雨のせいもあってか、遅れるお客さまも多いようで、最初は珍しく空いている感じ。
長谷川さんは、その機会をとらえ、積極的にテーブル席にいらして、いろいろ説明。
さすがの気配りです。
もちろん女将さんもいつもの笑顔で、柔らかく温かく。
最初のドリンクはゆず酒で。

〇お任せコース


・ししゃも の姿揚げ
 綺麗に丸ごと揚がった小魚を、長谷川さんみずからテーブルに運ばれてきました。
 「鮎でしょうか?」
「いえ、北海道 鵡川のししゃもです。」
 『鵡川のししゃも好き』としては、最高のスタート。
 ししゃもそのものの旨みのレベルが違うのですね。
 お塩でシンプルにいただきます。

・ミスジ餡かけ
  からっと揚がったお魚の後には、とろっとした上質のお肉。 

・傳タッキー
 さて、伝家の宝刀、傳タッキー。
 葉っぱのなかに隠れていますよ。
 秋は、豪華に松茸とおこわ!
 これは最強のバージョンかも。
  
・お造り:鰹


・金目鯛、マコモダケ、菊芋、菊の花びら
 秋はキノコの季節でもあります。
 一見、キノコにみえない不思議なマコモダケ。
 菊の花びらにも覆われたなかから、金目鯛が登場。
 黄から朱色へ、色のグラデーションも綺麗。

・傳サラダ
 定番の色とりどりのサラダ。
 ちょうどハロウィンの時期なので、人参さんの笑顔がハロウィンっぽく見えます。

・お椀:鴨、富士山のキノコ

 キノコは長谷川さんみずから富士山まで採りに行かれるそう。
 滋味深い一品。

・ご飯:江戸前穴子、香の物、味噌汁

 最初に穴子を拝見し、追って、穴子の混ぜご飯風になったものをいただきます。
 うえにど〜んと載っているより、このほうが、より味わい深い。

・デザート:秋のフルーツゼリー寄せ 
 これは、若い女性スタッフの作品と、長谷川さんが紹介してくれました。
 ラム酒ゼリーは、お酒の濃厚な風味は楽しみながらさっぱりと。
 シャインマスカット、柿、梨など秋のフルーツが爽やか。
 真っ赤なザクロがアクセント。

今宵も素敵なひとときを。最後は皆さんで雨のなかでもお見送り。

ごちそうさまでした。

神保町から外苑前に移転され、1月に電話予約ができて3月の平日夜に訪問。

店内に入り、そのレイアウトにびっくり。
日本料理店では定番のカウンター席がありません。
厨房は少し高い所にあり、どの席からもよく見えます。
その前に、長〜いテーブルに向かい合わせて座る席が並んでいます。

厨房からも店内が見回せ、長谷川さん自ら、しばしば、お料理を運ばれたり、内容を説明したり・・・。
そういう導線を考え、このレイアウトにしたと女将さん。

いわゆる普通の2人掛けのテーブル席も3席ほどあり、そちらに案内されました。
そこは周りとの連帯感はありながら、席は独立していているので、とても居心地良し。

神保町のお店に伺ったときは個室だったので、えらい雰囲気が違います。
それが2年ほど前なのに、女将さんが
「私の記憶では、あまりお酒は多くの量は召し上がらないのでしたよね?」
とおっしゃられ、こりゃすご過ぎ・・。こういうことって嬉しいですね。
記録とかされていたのかな〜。

実はその後、カウンター席で半年以上キャンセル待ちをしていたのですが、
空きが出ず、根負けして再訪できてませんでした ('Д'))
とりあえず、梅酒から。

お料理は、お任せコース 15,000円(サービス料10%, 税別)一本。

・春キャベツと白バイガイ、ほうれん草と塩辛のソースで
  1品目は春らしく。

白子を練り込んだ揚げ出し豆腐
 3月になってもまだ夜は寒くなるので、温かさが沁みます。
 柚子の香りがアクセント。

・傳タッキー
 名物料理が出ました。春なので、チキンに桜が添えられています。
 取り皿も可愛い。
今回は,もうひとつの名物、フォアグラ最中はなかったな。

さわらのヅケ

・春野菜とA5ランクのミスジ
 菜の花、春キャベツ、人参など彩りよく、なかには柔らかな牛肉。

・春のサラダ
 サラダもこちらの定番。
 食べられる色とりどりの花びらが綺麗な葉野菜のサラダ。
 なかには、可愛いお顔が・・・。

・わかめとはまぐりのお椀
 このお出汁の感じは好みの方向性。

・筍と木の芽の炊き込みご飯
、香の物、お味噌汁

 最初に、長谷川さんが土鍋ごとを見せにいらっしゃいます。
 残った分はおにきりでおみやげに。

・デザート1:今度は、〇ターバックスもどきのマグカップが出てきましたよ〜

・デザート2:
 定番のお庭遊びのデザートは、カウンター席の先客の方々には出ていましたが
 数量限定なのかな。
 こちらは、苺と日向夏、ココナッツ風味のミルクと、割と普通のデザート。
 これはこれで、さっぱりとして美味しいです。

満席の店内。
食事中も、長谷川さんや女将さんは、ひっきりなしに「お口に合いますか?」
「どうですか?」などお声がけに。
スタッフの方たちも、きびきびと。

長谷川さんが目指しているのは『笑顔がこぼれるような家庭料理』だそう。
ということで、高級食材は使われていませんが、
それぞれ、とてもよく考えられ、手間ひまかけたお料理です。
そして、笑顔がこぼれるような工夫があちらこちらに。

トータルで『飲食業とは接客なり』と、改めて感じさせられました。

この楽しさ、居心地のよさ、時として奇抜なアイデアは、
全て精一杯のおもてなしをしようという誠意に溢れていて、
それが人気をよぶのでしょう。

予約の受付は2か月先まで。
既に埋まっていて、また電話にて再挑戦という形です。

また伺いたいと思います。

ごちそうさまでした。

  • 鵡川のししゃも
  • ミスジ
  • 傳タッキー(パッケージ)

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7位

天麩羅 巽 (大手町、二重橋前、東京 / 天ぷら)

34回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥15,000~¥19,999

2024/04訪問 2024/04/13

春に軽やかな天ぷら

春の天ぷらをいただきに。
パテるホテル内、カウンター6席の落ち着いた空間。
今回は、最初のタイミングにソムリエの方も登場されていました。

春のみ、5種類のお塩のひとつがピンク色の桜塩になるのが楽しみ。
1月に伺ったとき、能登の塩は、入荷のめどがつかず、なくなり次第終了というお話でしたが
今回もあり、間に合って良かった。
今日は桜塩と能登の塩でいきましょう。

・先付け
・冷抹茶

・車海老
(足、2尾。2つ目はレアっぽく)

・ホタルイカ
今年はホタルイカが良いよう。
ちょっと蒸してから繊細に揚げられています。

・そらまめ
・蓮根

・稚鮎

相変わらず芸術的な仕上がり。

・花のサラダ
ここでお口直し。

・グリーンアスパラ
みずみずしさが引き立ちます。

・タラの芽
春ならではの山菜の食べ納め。

・タケノコ
タケノコが大好きですが、そういえば、初めていただきました。
ビジュアルは地味ですが、揚げることで筍の旨味がじわっと出て一味違う美味しさ。

・サクラマス
北海道産。これも春のお魚。
肉厚で熱々。

・お食事
天茶をチョイス。
桜エビと大葉のかき揚げで。
桜エビが香ります。
香の物とお味噌汁とともに。

・柑橘を中心としたフルーツ寄せ
苺のデザートが多いので、あえて柑橘を中心にすえたそう。
沖縄のパッションフルーツを中心に、カットしたスイカ、ぶどう、苺も入った凝った構成が嬉しい。

春の素材は、軽やかで上品な天ぷらにピッタリ。
その揚げ手でいつもお世話になっている坪井さんは、
4月1日付で昇格されたとのことで、おめでとうございます。

さかのぼると来始めてもう8年、いつまでも最初の頃の若手ホープのままではないですものね(笑)
でもセンスというのは、やはり持って生まれたものがあるような。
追って、お店のホームページに、お写真入りでシェフとして紹介されるのを楽しみにしています。

ごちそうさまでした。
3か月ぶりの再訪。
冬の味覚を軽やかで上品な天ぷらでいただきに伺いました。
パレスホテル6階。

6種類用意されているお塩のなかで「能登の塩」は、
先日の地震で、今後は入荷のめどが立っていないそうで、貴重です。

いただいたのは
先付
・才巻海老 足、二本
(1本は半レアで)

・加賀蓮根
冬の蓮根は、粘りが増して甘味も感じます。

・そら豆
・京人参

繊細な揚げの技が光ります。

・スノーボールのサラダ
今回は新しい趣向で。
最初に千葉産のスノーボールというまん丸いカブを拝見。
軽く揚げたカブがサラダの中に入り、絶妙の味わい。
これをアレンジして先付けにしても良いかも。

・タラの白子
薄衣の中にアツアツのとろける食感。
こちらは冬ならでは。

・フキノトウ
暖冬の影響で春の山菜が出てくる時季も早くなってきているそう。

・椎茸
肉厚で滋味豊か。

・帆立(函館)
中はレアで、火入れのグラデーションを楽しみます。

・ズワイガニ(追加)
これは初めていただきました。
山芋をつなぎにして、濃厚なしんじょのような趣き。
よりズワイガニそのものの味わいが増して。
今回はこちらが特に印象的。

・お食事
今回は、天バラをチョイス。
桜エビ、舞茸、セリと春を待つラインナップで。

・苺杏仁豆腐
デザートは、2種から選択。
杏仁の上に、苺と苺ソース。

紅花一番搾りは軽やかで、素材を極限まで活かす技とセンスは相変わらず抜群。
坪井さんの後輩となる若手の方が入社され、現在の揚げ手は3名になったそう。
初訪は 2017年。今後も、坪井さんが揚げ手の日に予約し、進化を楽しみに。

ごちそうさまでした。
3か月ぶりの再訪。
やっと秋めいてきて、秋らしい素材を
坪井さんならではの極薄衣の天ぷらでいただくのを楽しみに。

最初の先付は、同じフロアの日本料理 和田倉さんから出されるので
ちょっとテイストが異なります。
構成に季節感が出ていますが、今回はジュレの味わいがちょっと強い。
軽やかな天ぷらに入る序章となる前提で作っていただけるといいですね。

さて、本題の天ぷら。

いただいたのは
いつもの才巻海老2本に続いて

・スミイカ
肉厚でネットリ感が鮮明に。

・蓮根
しゃきしゃきしたアッサリめの夏の蓮根に比べて少ししっとり。

・秋銀杏
薄衣が美しい。
それでも中はアツアツで銀杏の味わいがしっかりと。

・姫人参
ほそ~い人参が繊細に。甘い。

前回の訪問時、誕生月を聞かれ
たまたま、今月が誕生月だったのですが
可愛らしい「福」と書かれた蓋の器が登場。
開けてみると、お赤飯!
金箔もつけられてお目出度く。
お気遣い、ありがとうございます。

・梅干し
いつもはお花のサラダですが、
今回は坪井さん得意の大きな梅干しの天ぷらを
サラダ替わりで出していただきました。
梅干しのみで酸っぱくないかと思いきや、全くそんなことはなく、
梅干しそのものの味わいを楽しめます。

・のどぐろ
上品な白身が肉厚でたっぷり。

・原木椎茸
秋には椎茸がぴったり。

・サンマ
これは初めての天ぷら。
若干苦味があるのもサンマならでは。

・お食事
鮭とマイタケの天バラにて。
前回、変わったお米はまだそのままですが
炊き方を工夫されていて、今回は丁度良い按配でした。
生イクラが添えられていて、親子天バラにして美味しい。

・デザート
葡萄、柿、梨、リンゴなど、様々な果物がコンポートでシャーベットとともに。
あらら、横にはホワイトチョコで作ったバースデーのプレートも。
リボンの絵が可愛く、折り鶴も一緒に。

今回は、秋の味覚を天ぷらで楽しむとともに
誕生月への心尽くしに深く感謝。

総じて、衣が超薄付きながら、素材の良さを引き出すワザがますます冴えてきた感。
天ぷらも、お寿司の握り手、鰻の焼き手などと同様、揚げる方によって異なると思います。
(常連さんでなくても、ご希望によるスケジュール調整は可能のようです。)

ごちそうさまでした。
夏の再訪。
まずは、坪井さんに、てんぷら100名店の連続選出に
おめでとうございます、のご挨拶。

天ぷらは、定番の海老2尾からスタート。
れんこんは、夏らしくシャキシャキ。

そして、お目当てのとうもろこし。
極限まで薄付きの衣、
なかの一粒一粒がより甘みを増して絶品。

芸術的な稚鮎。
久々の熱々キス。

ここで箸休めのサラダ。

太ーいグリーンアスパラ
身厚の太刀魚
坪井さんのスペシャリテ、熊本の赤茄子
みずみずしさが光ります。

お食事は天ばらで。
海老と再びのとうもろこしが現れて嬉しい。

今回の新作は、なんとラストのデザートで。

石垣島のピーチパインの天ぷら。
パインが目の前で、ほんのり衣をまとい、
冷たいマンゴージュレと合わせます。

ビジュアル的にも、立派なデセール。
表面は温かく、食べ進めるとパインの甘味が引き立つ。
マンゴーとの相性も良く、美味しい。

天ぷらの新たな可能性がまたひとつ。

思わず、赤肉メロンではどうでしょう?
と聞いたところ
メロンは、その良さが出ず、桃のほうがまだましで
パインが一番良かった、とのこと。
ご自身から言わないだけで、いろいろ試されていたのですね。

夏の素材を活かした爽やかな天ぷらをいただけて満足。
次回は秋に。

ごちそうさまでした。

春といえば、ちょっと苦味のある山菜の天麩羅が食べたくなる時季。

6席のカウンター席は満席。
春限定の、ピンクの桜塩も用意され、春気分。

・つつじのコース 9900円(+サービス料 15%)
・冷抹茶 1320円(同)

コースに入っていなかった山菜類や季節の素材を追加、
この季節ならではの天麩羅にて。

この日の付け出しは、今までで一番凝っていて春らしいビジュアル。

たらの芽は山菜の王様、こしあぶらは山菜の女王
と言われているそうです。
花ウドは初めてで、葉先のせいか、あまりウドというイメージを感じない
柔らかな食感。
ふきのとうは、大きなブローチみたい。
薄緑のそら豆も。

蛍烏賊や稚鮎も今ならでは。
追加した初めてのサヨリは、編み込みのようなユニークな形状。

定番の才巻海老、茨城の蓮根、
スペシャリティともいえる、熊本の赤茄子

皆、坪井さんの技による薄衣で、繊細そのもの。

〆は、しらうおと青菜の天バラをチョイス。
お米が変わったようで、米粒に含む水分量が多い感じで
少し柔らかめに感じる。
天パラには前のお米の立具合のほうが合っている感。
香の物と赤出汁とともに。

デザートも選べ、苺とマスカルポーネにて。

今回も、落ち着いた雰囲気のなかで、楽しく美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。
新年最初に冬の天ぷらをいただきに。
店内には干支のうさぎさんの飾り物も。
坪井さんもお元気そうで何より。
こちらは揚げ手の方がおふたりいらっしゃいますが、
坪井さん担当の日も増えたよう。

この日は年初にあたり、大きな赤い字で『福』と書かれたお皿も用意され
初めていただくものも用意いただいていました。
6種のお塩も、ひとつが沖縄から能登のものへ変更。

いただいたのは
・つばきコース 9000円(+サービス料13%)
・冷抹茶    1200円

まずは、和食の和田倉さんから提供される先付。
才巻えびからスタート。
蓮根は冬の濃厚な味わいに。
スミイカは身厚に軽やかな薄付き衣がよく合います。

・アピオス
ビジュアルはお豆みたいですが、インディアンのスタミナ源と言われている
栄養たっぷりのお芋だそう。
天ぷらになると、小さいながらホクホク。

海老芋もアツアツでホクホク。

牧島さんの花サラダ
中に真っ赤なハートが入っていて可愛い。

熊本産赤茄子は、相変わらずみずみずしく。

冬のふきのとうは、まだまだ身を守るためか苦味が強いですが、これが季節感というもの。

お魚は金目鯛。
ここで、フィンガーライムという色鮮やかな柑橘が登場。
粒々がイクラみたいで、ちょっとビックリ。
これを金目につけていただきます。

追加
・ムラサキウニ
海苔で包んで。なかのムラサキウニはほとんどレアでとろけます。

・原木椎茸
肉厚でジューシー。

お食事
天バラを選択。海老と大葉で軽やか。

デザートも選択制になって
・イチゴのゼリー寄せでサッパリ。

最後に、新作のほし柿。
アツアツで中はフレッシュな甘い食感を楽しみます。

今回も美味しく、たのしく。

ごちそうさまでした。
秋の再訪。
パレスホテルさんも、すっかり活気が戻った感でなにより。
前回の訪問時に、坪井さんの担当される日で予約済み。
落ちつくカウンター席は、満席の盛況。

いただいたのは
◆いちょうコース 9900円(+サービス料15&)
・冷抹茶     1200円 (同)

秋らしい先付でスタート。

・才巻海老 2本
いつもより太っっていて直径の太い海老さん。
2本目は少しレアな仕上げ。
追って、ミンチ状にした丸いつくねのような天ぷらを初めていただきました。

・銀杏
・アワビ茸

秋の素材が軽やかな薄衣に包まれて、より本来の味わいが引立てられます。

・茨城産蓮根
蓮根は、夏のサクッとした食感からしっとり感へ移行。

牧島さんの花サラダで箸休め。

・アイナメ
・太刀魚

今回のお魚は、この2種で。
身がアツアツ、ほっこり。
繊細な火入れ。

・姫人参
今回はハーフにカットしての提供。

・白茄子
通常は、熊本の赤茄子ですが、趣向を変えて、真っ白な白茄子が登場。

〆に天茶
秋鮭とマイタケのかき揚げ
秋鮭はブランドもの。
追加で、大きな梅干しの天ぷらをのせて。

デザートには、お初の無花果の天ぷら
閉じ込められたジュ―シさがたまりません。

今回は、あまりお腹が空かず、いつものようにいろいろ追加できなかったのが心残りでしたが
相変わらず、心地良く、美味しく、いただきました。

ごちそうさまでした。
初夏の休日に3か月ぶりの再訪。
この間に、食べログ「天ぷら100名店」に選出される
というグッドニュース!

その影響もあってか、最近レビューも増え、総じて高評価なのも、
毎年季節ごとに伺っている身としては嬉しい限り。

こちらは揚げ手がおふたりいらっしゃいますが
ずっと、若手の坪井さんの担当日にて予約しています。

お店のホームページにシェフの紹介が載りましたが
もうおひとりの方のみの紹介。
レイアウト的に空間もあるので
名前+写真だけでも載せていただきたいな。

この日は、最初に
「食べログ天ぷら100名店、おめでとうございます!」
いつものように、6席のみのカウンター席で落ち着いた雰囲気のなか
軽やかな薄衣で、初夏の食材を楽しみます。

この日のお目当ては、大好きなとうもろこし。
今回も、コースにお好みの素材を追加して。

・先付(帆立、翡翠茄子、トウモロコシ、キクラゲ、ジュレ出汁がけ)

・才巻海老2本
・霞ケ浦の新蓮根

蓮根も夏仕様。シャキッと軽い食感で爽やかに変身。

・長野のアスパラガス
薄衣で揚げることで、アスパラガス本来のみずみずしさが
引き出されます。

・ヤングコーン
まずは、真打ちの前に、若々しいヤングコーン。

・とうもろこし
一粒一粒がくっきり見える匠の技。
今年は、ゴールドラッシュ。
昨年の静岡の「甘々娘」(かんかんむすめ)のほうが甘みが強かった感。
でも、衣のなかのジューシーさを楽しめて満足。

・稚鮎
お姿が芸術的。

・牧島さんの花サラダ
さっぱりとお口直し。

・太刀魚
太刀魚はふっくらと。

・熊本八代の赤茄子
坪井さんのスペシャリティ。
いつも、その水分量に驚かされます。

追加
・メゴチ
入荷のあるときはいつもお願いしています。
・イカ
・ソラマメ


店名と同じ「巽」という名の
こだわりのお醤油も仕入れられたとのことで
瓶を見セていただきました。
先日行っていた愛媛産!

〆のお食事は
天丼、天バラ、天茶から選べて、
いつもその日の素材でのおすすめにて。

この日のおすすめは天バラ
素材は、鱧、とうもろこし、紫蘇。
ご飯と混ざってイイ感じです。

デザートは、抹茶のババロアと佐藤錦

この日も満足。
次回は秋に。

ごちそうさまでした。
天ぷらには、春ならではの素材が似合います。

いつものように、コースに好きなものを少し追加。
長い自粛生活で、前より量が食べられなくなったなあ・・。

春らしい先付のあと、天ぷらは車海老でスタート。
一尾はレアな食感。
早速、春のみ提供されるピンクの桜塩で。

春ならではの素材は
ブローチのようなふきのとうとたらの芽。
薄付きの衣の中から、じわっと苦味。

繊細な姿がそのままの蛍烏賊、シラウオも
その独自の旨みがより引き立って。

途中、グリーンサラダでひと休み。

蓮根も春っぽく味わいを変え
グリーンアスパラや赤茄子は瑞々しく。
厚みのある椎茸はジューシー。

〆は、桜海老と大葉の天茶。
大きな梅干しのてんぷらをのせて。

デザートはせとかのブランマンジェ。

この日も、坪井さんの技が冴えて大満足。
パレスホテルも以前より賑わいが戻ってきた感。
早く、アクリル板がとれる環境になるといいですね。

ごちそうさまでした。
冬の再訪。
緊急事態宣言も解除され
夏の訪問時は閑散としていたパレスホテル内にも、
やっと賑わいが戻ってきていました。

いただいたのは
・いちょうコース 9000円(+税+サービス料10%)
 追加いろいろ
・冷抹茶     1000円

先付の後、才巻海老からスタート。
蓮根
夏のさっぱりとした食感とうって変わって、ねっとりとうまみを含んで。

京人参
朱色が鮮やか。か細いのにジューシー。

坪井さんが、今回初めて用意してくださったのは
落花生
見ためは、銀杏の色違いみたい感じ。
いただくと、落花生ならではの香ばしさ。

ほうれん草の茎
これは、ビジュアル的にインパクト大。
先っぽのピンクの部分もしっかりいただきます。

ここでお魚の登場。
メヒカリ
白身魚ですが、まるっきり淡泊ではなく、独特の旨みが大好き。

シシャモの食べ比べ
これも初めて。
オスは、身をしっかりいただけるよう、身を2つに開いて。
メスは子持ちで、ほとんど卵。
メスが食べ応えあり。

・身厚の椎茸
・瑞々しい、熊本の赤茄子

鮭「銀聖」
またまたハツモノ。
北海道日高産のブランド。
100本に5本ほどの割合だそう。
名の通り魚体が銀色に輝く、栄養をたっぷり蓄えた秋鮭。
薄い衣の下は、薄いサーモンピンク。
身はしっとりと柔らかい。

〆は、天茶をチョイス。
オプションで、大きな梅干しの天ぷらをのせて。
今回は金箔がよりたくさんで、梅干しがキラキラ。

紅はるかのデザートで〆

冬野菜やお魚たちが、薄くて軽い紅花油をさっとまとい
その滋味深さが存分に。

いつの間にか、25回目の訪問となりましたが
それでも、これほど新作があって、ワクワク。
今回もその技と居心地の良さを堪能。

ごちそうさまでした。
定期訪問。
6月にいただいたトウモロコシの天ぷらが美味しすぎて
もう1度いただこうと8月末に予約を入れてありました。
パレスホテルの6階。
落ち着いた6席のみのカウンター席で、ゆったりと。
坪井さんが、にこやかに季節の素材を見せてくださいます。

いただいたのは
・ゆりコース 9000円(+税+サービス料10%)
 追加を少し
・冷抹茶 1000円

先付のあとに、カリカリの才巻海老の足。
海老はレア風と2種で。
蓮根は夏仕様でサクサク。

そして、お待ちかねのトウモロコシ!
品種は前回と同じ、静岡の「甘々娘」(かんかんむすめ)。
薄~くまとった軽やかな衣のなかのトウモロコシは
1粒1粒が存在感を主張して、甘さが際立ちます。
あ〜、来て良かった。

次に鮎の一夜干し。
これは初めて。
全く違う味の趣きを楽しめます。

こちらでは、いつも箸休め的に、グリーンサラダが出ますが
この日に出てきたサラダには、トマト1個丸ごとの天ぷら。
あまりに衣が繊細に薄くて、良く見ないとわからないほど。
ちょっと触ると、パカッと割れて、真っ赤でジューシーなトマト。
揚げることで、トマトの味わいが凝縮されています。

・焼きトウモロコシ
前回、次のトウモロコシの時に、
焼きトウモロコシの天ぷらも食べてみたい
と言っていたのを覚えていてくださっての提供。
うれしいですね。

しっかり焦げ目もついており、天ぷらながら香ばしい。
これは傑作じゃ~。
天つゆでお醤油風にいただきます。旨し。

・グリーンアスパラガス
・長野、原木の椎茸
お魚は太刀魚、さらに身の厚い烏賊もいただきました。

〆は、トウモロコシと小エビ、大葉のかき揚げの天丼。
お新香と赤出汁付きで。

デザートは、桃のティラミス風プリン。

今回も、繊細で技の光る天ぷらを
心地よい空間で、楽しくいただきました。

ごちそうさまでした。
定期訪問。
今回は、特にとうころこしの天ぷらを楽しみにやってきました。

L字型のカウンター6席のみの落ち着いた空間。
アクリル板もおなじみに。

今回も、コース+いただきたいものを追加で。

先付のあとに、才巻海老の足、才巻海老2尾(1尾はレアっぽく
蓮根は、初夏らしくシャキシャキと。

白と緑のスティックブロッコリー・セニョールは、
らせん階段のような造形美で提供。

最初のお魚はメバル。
この食感が好きなのを、坪井さんは覚えていてくださいました。

そして、念願のとうもろこし!
今年は、静岡の「甘々娘」(かんかんむすめ)。
薄衣に包まれても、その一粒一粒がくっきり見える匠の技。
名前のとおり、もともと甘みが強いですが、
天ぷらになると、さらに、みずみずしさと甘味が引き立ち絶品。

キスは、黒胡椒で大人の雰囲気。

モロッコいんげんは、厚みがあり、ジューシー。
細長い京人参は、繊細に。
グリーンアスパラは、フレッシュな食感がそのまま。
熊本の赤茄子のみずみずしさは格別。

最後に、とうもろこしのおかわり(?)を所望。
やっぱり、美味しい~。

〆は、天茶で。
ハモととうもろこしのかき揚げ!

デザートは3択から、マンゴーの杏仁豆腐風ゼリー寄せ。

今回も、薄衣で繊細に、軽やかに揚げられた天ぷらを堪能。

暦では初夏とはいっても、湿度が高く、じめっとした気候が続きますが
カラッと揚げられた天ぷらをいただくと、気分も少し晴れたよう。

ホテルもコロナ禍で大変さが続いていますが、がんばってください。

ごちそうさまでした。
春は、山菜などのてんぷらをいただきに。
パレスホテルの6階。
カウンター6席のみ、アクリル板も完備。

冬の大根おろしは雪だるまでしたが
春は大根おろしに桜の花が散りばめられて。
お塩も今だけ、ピンクの桜塩に。

つつじコースにいろいろ追加。
ドリンクは冷抹茶で。

坪井さんの繊細な天ぷらを
居心地良くいただきます。

・才巻海老(足、2尾目はレアっぽく)
・蓮根
・ソラマメ

・タラの芽
・ウドの葉
・ふきのとう

そうそう、春はこの山菜のてんぷらが食べたかった!
軽やかにサクサク。

・蛍烏賊
特に揚げの繊細さが光る逸品。
その独特の苦みのあとに、グリーンアスパラガス

・椎茸
・熊本の赤茄子
素材のジューシーさを引き出して

お魚はキス

〆は天茶。今回はサクラマス。

デザートも桜のブランマンジェ。

春らしい献立で楽しみました。
東京の桜も、今日開花しましたね。
(花粉症はまだまだ・・・)

ごちそうさまでした。
冬の素材をいただきに再訪。
前回同様、席間には大きなアクリル板で、しっかり感染対策。

先付の後、車海老をカリカリの足、2尾(1尾はレア)。
今回の蓮根はもっちりとした加賀蓮根で。

今回もお初がいろいろ。

モロッコいんげん。薄衣の下で、平べったく薄いお野菜なのに、ものすごいジューシーさ。
これは技術のなせるわざ。
カブも、外がふわっと揚がり、中は、密度の濃いとろとろ感。

帆立は、伊豆の海苔の混ざったお塩が別添えで、磯気分。
華奢で朱色の京人参は、その薄く繊細に揚がった姿そのものが芸術的。

いつもは、箸休めに野菜サラダが付きますが
今回は、干し柿という新趣向。
干し柿は普段食べていませんでしたが、
外をふわった揚げたことで、中はほっこり熱くなって、甘みが引き出されています。
さらにシンプルなお塩をつけると、スイカに塩をつけるような、甘み倍増作戦に。、
この干し柿なら好き。

大分の大きな原木椎茸は、ふわっと揚げと、ギュッと揚げの2種類の食べ比べ。
ギュッと揚げは、椎茸が半分くらいに凝縮する揚げ方で。

白子はぷっくりと。
お魚は、アマダイ。

昨年の冬に続き、今冬も、大根おろしは雪だるまさんで。
人参が効果的に使われていて、お顔も可愛い。
なるべく崩れないようにそっとお出汁にいれたつもりが
あっというまに顔がなくなってしまいました・・・・

〆は久々に天丼で。
最後にデザート。

この日も居心地良く、坪井さんの美味しいてんぷらに舌鼓。

パレスホテルさん内、人出は少なめで
早く、かつてのような賑わいが普通の日常に戻りますように。

ごちそうさまでした。
初秋の再訪。
今回も坪井さんの繊細な天麩羅をいただきに。

お店に向かうまでのパレスホテル内は
コロナ禍のせいか、いつもより人出が少なく、ちょっと寂しい感じ。

いちょうコースでお願いし、あとは食べたいものを追加。

まず、季節の先付、才巻海老~蓮根と続きます。
秋の風を感じる銀杏、分厚い椎茸

キスは、今回は黒胡椒を使うという新しい趣向。
なんとなく洋風タッチになり、なかなか良い感じ。

私のメゴチ好きを覚えていていただいていて
今回は入荷あり!
メゴチの食感が衣に包まれることで、一層引き立ちます。

・グリーンサラダ
ツルムラサキの花が可愛い

追加でグリーンアスパラ。

そして、今回の新ネタは、なんとトマト!
真っ赤なトマトを半分にカットし
うす〜い繊細な衣に包まれると・・・。
衣のなかは瑞々しさが封じ込まれたトマトの甘み。

そういえば、イタリアンでも温かいトマト料理をいただくわけで
その違った展開形ともいえるかも。
これならジューシーなフルーツでもいろいろイケるかも。

お魚の追加はカマス。
肉厚で、焼き魚がふわっと揚がった感じ。
大根おろしが合います。

・熊本の赤茄子
このみずみずしさは天下一品。

天バラ、赤出汁、お新香
天バラも黒胡椒で味付けという新趣向。

デザートは、桃のブランマンジェ

この日も居心地良く、堪能。
ごちそうさまでした。
夏に軽やかな天麩羅をいただきに、3か月ぶりに伺うと
カウンターテーブルの間に、乳白色のついたて。
新型コロナ対策ですね。

いつものようにコースで仕立てでいただきます。
ドリンクは芽茶というのを、初めていただいてみました。

先付のあとに、才巻海老の足、才巻海老2尾(1尾はレアっぽく)
今回の坪井さんの初披露は、らせん階段のように串に刺された2色のいんげん。

この日、とても楽しみにしてきたトウモロコシ。
極薄の衣のなかでは、1粒1粒がみずみずしくジューシー、
より甘みが引き出されていて、美味しすぎ。

夏らしく、みょうが、グリーンアスパラ。
ヤングコーンは大きめで、少し焦げ目がついて、焼きトウモロコシの風情。
天つゆでいただきます。

グリーンサラダで箸休め。

お魚は、いつもその精巧さに驚く稚鮎、ほっこりとした身のキス。

天茶は、金目鯛ととうもろこしのかき揚げで。
とうもろこし・アゲ―ンに、歓喜!

夏も、この天麩羅なら、スイスイいただけます。

ごちそうさまでした。
定期訪問。
春は、ふきのとうやタラの芽などが旬となり、特に天麩羅をいただきたくなりますね。
食いしん坊にとっては、春はあけぼの、ならぬ、春は天麩羅!かと。

いただいたのは
〇つつじコース 9000円(+サービス料10%+税)
 ・追加  いろいろ
 ・冷抹茶 1000円

3月は、ピンクの桜塩が増えるのも楽しみ。

いつものように先付のあと、沖縄 才巻海老の足からスタート
海老そのものは2尾のうち、1つはレアで楽しみます。

春の蓮根は爽やか。

やはり春の天ぷらというと
まずは、ブローチのように繊細に揚がったフキノトウ(追加)。
3か月前にいただいたものより苦味が減り、春になってのびのびとしているかのよう。

そして、タラの芽、ソラマメ。
綺麗な薄緑色。いいですねえ。

春ならではのシラウオは、5匹ほどが微かにくっついて、兄弟のよう。
しゃきっとした食感。

レア感がたまらない蛍イカ。

ワザが冴える芸術的なビジュアルの稚鮎。(追加)

さっぱりとした風合いの春子鯛。

お醤油と大根おろしで、ちょっと焼き魚風ののどぐろ。

今回の椎茸は、原木椎茸で。
しっかりとした味わい。

最後に、瑞々しい熊本の赤茄子(追加)。

お食事は、桜海老の天茶。これも春らしく。
金箔がのった大きな梅干しの天麩羅(追加)と一緒にいただきます。

最後に桜とフルーツのデザート。

いつも担当いただく坪井さん、
若手ですが、技とセンスはやはりすごいと再認識。

春の食材をいろいろいただきたく、けっこう追加しましたが
軽くて繊細なので、どんどんいただけちゃいました。

次は初夏に。
ごちそうさまでした。
冬の味覚の天ぷらをいただきに再訪。
3か月ぶりですが「おひさしぶりです」と坪井さんがにこやかに。

いつものように、コースにいろいろ追加をお願いする形で。

〇つばきコース 8600円(+サービス料10%+税)
 ・追加  いろいろ
 ・冷抹茶 1000円

おや、大根おろしの入っている器がいつもと違う・・・
何気なく蓋を開けると、おっと・・雪だるまくんがこちらを見つめています!。
お顔はオレンジ色の人参で可愛らしく。
あ〜、くずしてしまうのがもったいない。
こんな心遣いも楽しく嬉しいですね。

先付のあとに才巻海老。
いつも、2尾目はレア感覚ですが、この日は特にレア感が強く。
冬は海老が大きくなるので食感も変わるのだなあと季節を感じます。

なんと、真冬に北海道からフキノトウが届いたということで早速追加で。
昨年の春以来。まだ苦味が強いですが、まだこれから長い冬を越えての早春と思うと
これからの冬に備えてですね。
そんなに嫌な苦味でもなく、冬来たりなば春等からじ、なんて言葉を思い出しました。

一転して、冬らしく白子。
こぶりの可愛らしい白子が2つ。
軽やかかなうす〜い衣に包まれて、あつあつクリーミー。

いつもの蓮根に変えて、冬の千葉産カブ。
こちらもとろとろで傑作。

京野菜の細長い京人参は繊細。
キノコは椎茸と鮑の形をしたアワビダケ。
そして、含有している水分量が半端ない熊本の赤茄子。
アピオスという小さなお芋はおハツ。小さいなががら、なかはホクホク。

坪井さんの技術で、野菜たちは普段と違う表情で、新たな個性が生まれます。

箸休めにグリーンサラダ。
お魚は金目鯛。

そしてこの日のさらなる新作は、鴨の西京焼き。
お〜、鴨も天ぷらは初めて。
さらに味噌味というのがなかなか・・・。
天ぷらには埼玉の合鴨が合うとのこと。
ジューシーな鴨肉に味噌風味がふわっと。

そのあとのデザート天ぷらとして、長野の巨峰。
味噌のあとに、衣に包まれた巨峰の甘みが引き立ちます。
今度は葡萄の時期に、シャインマスカットなど色々な葡萄の天ぷら盛り合わせもいいかも。

〆のお食事は天丼で。
秋鮭と舞茸のかき揚げがご飯に上に。
「実はさらにその上にオレンジタピオカがのるんです。」と坪井さん。
むむ・いよいよ流行りのタピオカも天丼に登場か!と
思わず本気にしたら、たっぷりの天ぷらではないイクラの登場でした。(笑)
鮭とイクラの親子天丼。

デザートは、苺のブランマンジェ。

ということで、今回も楽しく美味しく。
次回は春に。

ごちそうさまでした。
秋の天ぷらと思い、9月初旬で予約しましたが、残暑が厳しい。
でも、素材には確実に秋の気配。

〇いちょうコース 8600円(+サービス料10%+税)
・冷抹茶 1000円

先付はいちじく。
いつもの沖縄の海老をいただいた後に、
大好きなぎんなん。

加賀野菜の、打木甘栗南瓜(うつぎあかがわあまくりかぼちゃ)。
可愛らしい蝶は、見ためも芸術的。
それが、昨年からさらにバージョンアップして
触覚の小さな2本の先がこげ茶色になって、より陰影がくっきりと。
すごい。

キノコは、島根県の雲太という品種。
これも初めて。肉厚で歯応えが良い。
真っ赤な色が鮮やかな満願唐辛子の一種。

お魚は、好きなめごち、烏賊。

追加で、瑞々しいアスパラガス、赤茄子、
お魚はアマダイを。

天茶は、太刀魚のかき揚げで。
大きな梅干しの天ぷらを追加して。

デザートはプリン。

紅花一番搾りの軽やかな天ぷら、そして坪井さんの技術とセンス。
居心地の良さ。
思うように予約がとれるのも大事なポイントですね。

ごちそうさまでした。
3カ月ぶりの再訪で、夏の天ぷらをいただきに。
昨年のとうもろこしの美味しさが忘れられず
今回も楽しみに。

〇ゆりコース 8600円(+サービス料10%+税)
 ・ドリンク:冷抹茶 1000円

先付の後、海老の足、海老(1本はレア)でスタート。
春の蓮根はシャキシャキ感が爽やか。

早々に、お気に入りのとうもろこしがお目見え。
細かい粒々が1つずつきちんと繊細に揚がっています。
とうもろこし本来の甘さがより引き立ち、激ウマ。
最後に、もう一度、今度は2つにカットしていただきました。

2つの輪になったゴーヤ
瑞々しいグリーンアスパラ

追加で
焼きトウモロコシみたいなベビーコーン
ブロッコリー セニョリータ

お魚は、太刀魚とキス。
追加で、島根のブランドアジ、どんちっち

御飯は、天丼で、かき揚げにはトウモロコシも入って。

デザートはシンプルにさくらんぼの果実。

皆、素材の良さをさらに引立てる夏の天ぷらを堪能。
次回は秋に。

ごちそうさまでした。

3月も中旬を過ぎたのに、朝晩の風はまだ冷たく。
そうはいっても、東京での桜の開花宣言も時間の問題。
天ぷらは、1年を通じてその時々の旬の素材で四季を感じることができますが
春は、特にタラの芽、ふきのとうなど、
独特の苦みのある山菜たちの天ぷらをいただきたくなるものです。

ということで、3月に春の天ぷらをいただきに。

いただいたのは

〇つつじコース 8600円(+サービス料10%+税)
 ・ドリンク:冷抹茶 1000円

テーブルの上に並ぶ6種類のお塩に、春のみ桜色の桜塩が入り、華やいだ感じに。
今日は何にでも桜塩を使ってしまいますよ(笑)

・先付

・海老(1本はレア)、蓮根

そしてお待ちかねの

・タラの芽
・ふきのとう(追加)

 ふきのとうは、前回もハシリでいただきました。
 芸術的で繊細な揚げ方は変わりませんが、2か月経つと少し和らいだ苦味に。
 月日の経過で、野菜の水分の含まれ方、味わいなどが微妙に変化していくのを
 天ぷらの技を通じて感じ取れるのが嬉しい。

 自分の身を守るため、緊張して苦味を身にまとっていた山菜たちも
 桜の開花も近くなり、少しリラックスしているのかも。

・蛍烏賊
 極限に薄づきの衣に包まれた、春の風物詩とも言える蛍烏賊。
 肝の苦味も一緒に、とろっと。
 本日の出色の一品。

・アスパラ、新たまねぎ

箸休めの和風サラダも春仕様。

・スミイカ(追加)
・穴子
 お魚は追加でスミイカを。
 お寿司でもよくいただきますが、天ぷらにするとまた別の表情に。

・熊本の赤茄子(追加)
 こちらも前回よりさらに衣のなかで驚くほど瑞々しく。

・新じゃが 
 今度は一転して衣を厚めにし、なかはホクホク。
 まるでフライドポテトのよう。

・天茶、香の物
 桜海老のかき揚げで、春のお食事。

・桜のブランマンジェ
 桜色で桜の花も。中には求肥も入っています。

桜が咲き誇る前に、春を満喫。
相変わらず、坪井さんの技とセンスはすごい。

ごちそうさまでした。
冬の天ぷらをいただきに3か月ぶりの再訪。

コース一通りに加え、
いつも、今回初めて!というネタをいただくのが楽しみ。

・つばきコース 8600円(+サービス料10%+税)

 ドリンクは冷抹茶。1000円

先付は1月ということで、これまでで最も華やか。

海老(1本はレア)、蓮根と続きます。

空豆
あつあつトロトロの鱈の白子

紫色が鮮やかな太いネギを拝見し、それをカラッと揚げます。

和風サラダで箸休め。

熊本の赤茄子は、含む水分の多さに驚き。
きのこは大きな鮑茸。
お魚はキス。

お好みで追加を3品。(各500円)

ハシリのふきのとう。
出たばかりは苦味が多いですが、これが春の先駆けですね。

「かぶの天ぷらは初めてですよね。」と坪井さん。
はい。フレンチではよく出てきますが、確かに天ぷらで食べたことはありません。
2種類の揚げ方でいただきます。

一切れはふわっと。
もう一切れは、外はカリッとして中はグラタンの雰囲気とワザが冴えます。

もうひとつの初めては、イチゴの天ぷら。

揚がった姿は薄い衣をまとったイチゴですが、
食べてみると、中はじゅわっとイチゴジャムのように。
あまり、じっくり食べるのではなく、さくっと食感を楽しむのが良い按配。

〆は天茶で、穴子のかき揚げで。(+500円)
金箔の載った大きな梅干し(+900円)を載せて。

デザートは、今回は数種類から選択でき
温州みかんとほうじ茶クリームをチョイス。

この日も美味しく楽しくいただきました。
ごちそうさまでした。
秋のてんぷらをいただきに巽さんへ再訪。

いただいたのは

・いちょうコース 8600円(+サービス料+税)
・冷抹茶 1000円

最初に、先付、海老(1本はレア)、蓮根。

秋は、銀杏が旨し。
熊本の赤茄子。

あとはやはりきのこですね。
肉厚でジューシーな椎茸。
追加でヤナギマツタケ。名前は松茸ですが、味わいは異なります。
さらに、アワビタケもいただきました。(+1500円)

ホクホクのさつまいも。千葉の「愛娘」というブランド。
可愛らしい蝶が止まっています。

お魚はめごち。

そして、この日のハイライトは、初めて天ぷらでいただいた栗。
うっすらと衣をまとい、なかはふっくらでほっこり。
それほど大きなものではないので、ゆっくりその上品な甘みを噛みしめていただきます。

〆は天茶で。
久しぶりに大きな梅干しの天ぷら(+900円)を載せて。

デザートはさっぱりと秋のフルーツのゼリー寄せ。

この日もゆるりと楽しい雰囲気のなかで、坪井さんの軽やかな天ぷらの技を楽しみました。

ごちそうさまでした。

真夏の天ぷらをいただきにお昼に訪問。
この日は、混み合っていて、11時半のあとに13時からもお客様がいらっしゃるという2回転状態。
それでも、6席のカウンター席は、プライベート感たっぷりです。

いただいたのは

・ゆりコース 8600円(+サービス料+税)
・冷抹茶 1000円

初夏とは内容が変わり、真夏の素材に。

・先付

海老2本(一本はレア)と蓮根は前回と同じ。
でも、なんとなく食感がより軽くなり真夏仕様のような・・。

・とうもろこし
 大好きなこちらを今年もう一度いただけてシアワセ。自然な甘みがほんのりと。

・キス
・サラダ

・ゴーヤ
 これは初めて。お洒落なリングになっています。
 
・赤茄子
 みずみずしくジュ―シー

・太刀魚
 紅しぐれ大根という赤紫色の大根おろしをつけて。
 これにカボス汁をかけると・・・・あらら不思議、赤紫が真っ赤に変化。
 化学の実験みたいです。

ここから追加
・ハモ  1200円
 骨切は夏の音。
 3兄弟のように3つの丸い球体でさっくりと。

 1500円
 天竜川から。かなり大きく、アタマからガぶっと・・・、食べ応えあります

・まいたけ 500円
 お口直しにぴったり

天茶 とうもろこしと海老のかき揚げ
・香の物、赤汁

 好きなとうもろこしが姿を変えての再登場に感激。

・真っ赤な西瓜ジュレ

なぜか、真夏は、一層さっぱりとした天麩羅に感じました。
満足の内容で居心地よく。

ごちそうさまでした。
初夏の素材をいただきに、2か月ぶりの再訪。

いただいたのは
・ゆりコース 8600円(+サービス料+税)
・冷抹茶 1000円

先付の後、レアとミディアムに微妙に揚げ変えた才巻海老からスタート。
初夏の蓮根は真っ白で食感も軽やか。冬の蓮根とは全く異なります。
大きな満願唐辛子は新鮮。

そして、大好きな北海道のトウモロコシ
うっすらと衣をまとったなかで、一粒ずつの甘いとみずみずしさが際立ちます。
そのまま食べるより、その素材の個性が封じめられ、さらに凝縮される・・
それは、使う油と揚げる技術による賜物ですね。

箸休めに、野菜サラダ

メインのお魚は、ふっくらとした太刀魚。
これは大根おろしをたっぷりとつけて。

・グリーンアスパラガス
・穴子

追加でいろいろ。

・スティックセニョール 500円
 初めて聞く名前。ブロッコリと中国野菜を掛け合わせたものだそう。
 名前が愛嬌があってカワイイ。
 う〜ん、ブロッコリを小形にして茎を長くした感じで、味はやっぱりブロッコリ。

・おくら 500円
・椎茸  500円

・雲丹 1000円
 磯の香りがしてきそう・・。ほおばるとレアな雲丹がお口に広がります。

・お食事は天茶
  トウモロコシのバラの天ぷらを沢山入れていただき、嬉しさ爆発(笑)
  久しぶりに、大きな梅のてんぷらをトッピング 900円

デザートは、マンゴー杏仁

この日も、軽やかな才気溢れる天ぷらを楽しくいただきました。
ごちそうさまでした。
春の軽やかな天ぷらをいただきに4月に訪問。
この日も満席でしたが、坪井さんがにこやかに「お久しぶりです。」

◆つつじコース 8600円(+サービス料10%+税)+追加3品
 
・先付 
 ホワイトアスパラガスに雲丹。ベーコンがのっているのが斬新。

3〜4月は6種類の塩のなかの1つにピンクの「桜塩」が入りカラフル。

・才巻海老(足、ミディアム、レアの揚げ加減で)
・蓮根

ここから特に春を感じる素材が続きます。

・ふきのとう、タラの芽 
 春の天ぷらというと、この2品。
 ちょっと苦味があるのがくせになる美味しさです。

・グリーンアスパラ 
 しゃきっと瑞々しく。

・筍
 筍の旨みが引き立ち、香り豊かに。

・稚鮎
・蛍烏賊
 この2品は揚げた姿が繊細で、すでに芸術の域。
 天ぷらで封じ込めることで、そのまま食するより素材の良さが引立てられます。

・春のサラダ
  お口直しにさっぱりと。

 ここから3品を追加

・はまぐり 1500円
 その大きさ、肉厚にびっくり。
 蛤をかたどった器に3つにカットされてあります。

・新玉葱 500円
 天ぷらなのに、なぜか食べるとオニオングラタン風・・・。

・新じゃが 500円
 外は超薄い皮に覆われ、中はホクホク。

・天茶 
 かき揚げは桜えびで春らしく。

・デザート(3種から選択)
  桜、黒蜜、抹茶のブランマンジェ

ちょっと遅くなりましたが、清々しい天ぷらで春を感じました。

ごちそうさまでした。
冬の終わりに伺いました。

いただいたのは
つばきコース 8500円(+サービス料+税)に追加で数点。
冷抹茶 1000円x2

・先付

才巻海老(足、ミディアム、レア)から始まり、蓮根へ。

ここから初めていただく素材で。

・しらうお
 5匹ほどがピタッとくっついていて、薄くカラッと。

・空豆、トマト
 薄い衣に包まれ、なかのジューシーさがさらに引き立つ感じ。
 衣が超薄なので、それぞれ、薄緑、真っ赤な色が綺麗に見えます。

・野菜サラダ

・あわび茸(?)
 あわびに似ている茸で、名前も聞いたのですが、いまひとつしっかり覚えておらず・・。
 肉厚で食べ応えがあります。

・玉ねぎ
 「グラタンのような風味ですよ。」と坪井さん。
  天ぷらでグラタン??
  と思いましたが、いただいてみると確かに洋風の味わいで不思議。
  美味しいデス。

・キス
 お魚は定番で。

ここから追加

・熊本の赤茄子 1200円
 久しぶりに、スペシャリティをいただきました。
 天ぷらにすると、みずみずしさが引き立ちます。

・鮑   3200円
 エゾアワビがまるごと。
 これも玉ねぎと同様、洋風のテイストでした。

・きゅうりと生ハム 500円
 完成したばかりの新メニューだそう。
 どうアレンジするのか興味深々。
 きゅうりを生ハムで巻いたものが天ぷらに。
 きゅうりのさっぱり感と、生ハムの濃厚さがうまく融合。

・天茶、香の物
 海老のかき揚げを載せて、さらっといただきます。

・苺のブランマンジェ
 旬の苺のデザートで〆。

総じて、繊細な薄い衣にて、なかの素材をさらにみずみずしくさせるのが、さすがの技。

今回は、鮑のお値段があったので、お会計は18000円ほど。
毎回、新たな素材との出会いが楽しみ。
美味しく、楽しくいただきました。

ごちそうさまでした。
初冬の天ぷらをいただきに。

[b:・ランチコース「つばき」
 8500円(+サービス料10%+税)

今回のドリンクは、冷たい甘酒も用意されているとのことで
・八海山 あまざけ 1100円
 
(先付)蓮根豆腐と冬野菜

・海老
 いつもながら、からっと揚がった足、ミディアムとレアの2種類からスタート。
 
・蓮根
 この日は、加賀蓮根で。

・京人参
 冬が旬。なかは真っ赤で、スリムなのに旨みがじわっと。

・椎茸
 身が厚くてジューシー。薄衣で軽やかに。椎茸好きにはたまりません。

・佐土原茄子
(写真忘れ)
 宮崎の伝統野菜だそう。瑞々しい食感で上品な甘み。

・野菜サラダ
・穴子

追加で
・雲子 1000円
 少し小さ目ですが、3切れもあるので、いろいろなお塩で楽しんでみます。
 アツアツ、ふわっと口の中でとろけます。

・のどぐろ 1000円
 大葉に巻かれて登場。
 大根おろしを載せて、和食風に。

・薩摩芋(五郎島金時)
 ほっくほくで甘みが強くデザートのよう。
 手前には、お芋でできた蝶々が止まっています。キュート!

・天茶
 別注で、てっぺんに大きな梅干しの天ぷら。 900円
 上には金箔も載って。梅干しはそれほど酸味がなく、すすっといただきます。
 贅沢な天茶。

・洋ナシのブランマンジェ
・緑茶

雲子やのどぐろも良かったですが、素材の瑞々しさが極限まで引き出された冬野菜も絶品。
この日も美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。
秋の味覚をいただきにやってきました。
この日も満席の盛況。

いただいたのは、

・ランチコース 「いちょう」 9570円(サービス料・税込)
  ・[b:冷たい抹茶
  1180円

・先付 無花果の餡かけ。散らしてあるピンクの小花が可愛い。

 天麩羅は、才巻海老でスタート。

新銀杏
 黄色ではなく、若草を思い起こさせる綺麗な萌葱色。
 薄い衣のなかは食感も少し柔らかく、弾力のある若い銀杏。

・細い人参
 名前を効き忘れた細い人参。驚くほど繊細に揚がり、甘みがあります。

・野菜サラダ
 お花畑を模して、さつま芋でできた黄色い蝶々が止まっています。
 だんだん、色々と手が込んできました。

・山えのき
 秋を楽しむ味覚といえは、きのこ。
 えのきが茶色い帽子を被ったみたい。
 シャキッとした歯ごたえ。

・蓮根

・天恵菇
 はい。椎茸好きです。
 しかも、プレミアム椎茸「天恵菇」。
 これを、しっとりとふんわりと2種類の揚げ方で。
 同じものと思えないほど食感が変わりますがどちらも旨し。

・子持ち鮎
 卵がびっちり。

追加で
・かます 1059円
 肉厚でほくほく。白身でも旨みを感じます。

・栗 475円
 栗の天ぷらは初体験。
 大ぶりの栗が1個そのまま衣の中に密封され、独特の甘みが封じ込められます。

・お食事
 天バラ お味噌汁 香の物
 天バラって初めて聞いて、いただいてみることに。
 海老のかき揚げがご飯に混ぜ込ませてあるもの。
 天丼のように上に載っているのより食べやすい感じ、気に入りました。
 
・葡萄のゼリー

 長野パープルとマスカットのゼリー
 葡萄を2種類用意されているのがいいですね。
 さっぱりして食後にぴったり。

この日も満足です。
ごちそうさまでした。
お盆期間は、お休みのお店も多いですが、ホテル内のレストランは営業中・・・
ということで、お昼に天ぷらをいただきに再訪。
この日も途中で満席に。

いただいたのは
・ランチコース 「ゆり」 9570円(サービス料・税込)
 今回の追加は、雲丹と太刀魚
 ドリンク:冷たい抹茶 1188円(同)

・先付
 前回とまた違った趣向の涼し気な一品。

・才巻海老、蓮根

・イカ
 紋甲烏賊でとても肉厚。

・雲丹(追加)1188円
 大葉で巻くお店も多いですが、こちらでは海苔で巻いてあります。
 ちょっとお醤油を垂らして・・・・なかはトロっと・・・旨し!

・サラダ

・とうもろこし

 今回はスティック状にカットされて登場。
 より細身になって、とうもろこしの甘みがさらに感じやすく。

・みょうが
 夏らしい一品。香りも楽しめて、なかはシャキシャキ。

・太刀魚
(追加)1426円
 確かお顔が怖かったお魚だった気がしますが、ふんわり揚げられて優しい天ぷらに。
 これも少しお醤油を使っていただきます。

・グリーンアスパラ
 好きなんですね、グリーンアスパラ。瑞々しさが閉じ込められて、よりジューシーに。

・穴子
 鉄板ながら上品な味わい。

・さつまいも
 今回初めていただきました。なんとスティック状で、甘みが出てほっこり。
 まるで和菓子のようです。

・天茶 明太子ととうもろこしの天ぷら
 明太子は大きく、箸で一気に割ると中のレア感も楽しめ、
 とうもろこしの甘みがなんともマッチしています。

・西瓜のジュレ
 真っ赤な西瓜色が鮮やかで。
 カットした西瓜も入っていてサッパリと。

今回は、お醤油を合わせてみたりして、天ぷらは奥が深い・・・。
美味しく、新たな楽しさも。

ごちそうさまでした。
2か月ぶりの再訪。
夏の天ぷらをいただきに伺いました。
落ち着いた雰囲気の6席のみのカウンター席は寛げます。

・ランチコース 「ゆり」 9570円(サービス料・税込)
  ドリンクは、冷たい抹茶 1188円(同)

先に、この日の素材を見せていただきます。
前回訪問時にお話ししていた鴨(追加)、野菜は大好きなとうもろこしが特に楽しみ。

・先付
 緑の葉が載った薄紙をそっと剥がすと、口当たりのよい夏らしく冷たい前菜。

・沖縄の才巻海老
 足のあとは、ミディアムとレアで食感の違いが楽しい。

・蓮根
 いつもながら、しゃきしゃきと。

・伏見唐辛子
 これは初めて。ちょうど旬の京野菜。
 辛くなく、独特の風味が薄い衣に閉じ込められています。

キス
 定番の美味しさ。

・夏の野菜サラダ
 お口直しに。

・トウモロコシ
 薄衣にうっすらとトウモロコシの粒が見えます。
 なかはあつあつ、ジューシーなままのトウモロコシ。絶品です。
 さらに、続けてもう一品のトウモロコシは、少し焼きめのついた焼きトウモロコシ風

・じゃがいも
 ほこほこ。酒盗をかけていただきます。
 面白い組み合わせ。

・国産鴨(追加) 1782円
 大きなサイコロ状で登場。大葉が巻かれています。
 お肉の旨みが最大限に出ている感じがします。旨し!

・穴子
 上品な姿の穴子さん。按配は抜群。

・天茶(鱧とトウモロコシ)
  夏らしい組み合わせをサクッと。
 
デザート
 ・桃のコンポートとアイス

相変わらず、紅花一番搾りの軽やかな天ぷらに、この日も満足です。
ごちそうさまでした。

初夏の天ぷらをいただきにお昼に訪問。
この日もカウンター席でゆったりと。
前回同様、ランチコースで若干内容を変えて。
さらに、気になったものを追加でいただくことに。

ランチコース つつじ 9570円(サ・税込)
 追加はお魚で、銀宝と金目鯛  3326円(同)
 ドリンクは、冷たい抹茶  1188円(同)

・先付
 よもぎ豆腐の蓬が緑色鮮やかで食欲をそそります。

・才巻海老
 こちらは定番。まず足。その後、普通とレアで食べ比べ。

・蓮根
 ほくほくでジューシー。

・そら豆
 初夏の代表的なお野菜の登場で、旬を感じます。
 かき揚げはいただいたことがありますが、単独での天ぷらは初めてかも。
 シンプルで、そら豆の旨みが出ていますね。
 
ここで、元気に泳ぐ稚鮎さんが登場。
 追って、天ぷらになってのお姿は芸術的ですらあり、食べずに飾っておきたい感じ(笑)

初夏の野菜サラダ 
 飾られている花びらが初夏のものに変わりました。

・姫小鯛
 名前は鯛ですが、けっこう深いところにいる魚だそう。
 ふっくらと肉厚。ジューシーで甘みがあり、名前の通り、お姫さまのように上品。
 
・ヤングコーン
 夏の先駆け。天ぷらなのに、ちゃんと細かい粒が見えます・・これはワザですね。、

・金目鯛
 大葉と合わせて。白身ながら濃厚な味わいは独特。
 天ぷらでいただくのは初めで、旨し。

・熊本の赤茄子
 はい。こちらにスペシャリティです。

・銀宝
「銀宝を食べずして天ぷらを語る無かれ」と言われるという銀宝。
 旬は、5月上旬から7月とまさに今。
 なかなか見かけることがありません。

 食感が今までのお魚と全然違います。
 「なんとなく、一口めがおせんべいのようですよね」と坪井さん。
 まさに・・。これはクセになる美味しさです。

・天茶、桜海老のかき揚げ、香の物
 ご飯に、濃い抹茶をつぎ、上に桜海老のさくさくかき揚げ。

・和三盆のブランマンシェ
 毎回、デザートも変わるので楽しみ。

お野菜もいつも美味しいですが、今回は、旬のお魚の個性がそれぞれで印象的。

ごちそうさまでした。
2か月ぶりの再訪。
前回訪問した時に、春野菜の天ぷらをいただきたく、3月に予約を入れておきました。
相変わらず、こじんまりとした6席のカウンター席は、落ち着きます。
サービスは、隣の「和田倉」の着物姿の上品のお姉さま。

ちょうど春のコースがあるので、これにしてみましょう。

春の限定ランチコース つつじ   9570円
 ・稚鮎と桜えびを取り入れた天麩羅8品
 
最初、この日取り揃えた立派な野菜たちを見せていただきます。
さらに、元気に泳ぐ稚鮎も。

そのあと、このコースでいただく素材も一揃い見せていただくと、
あ・・先ほど見たグリーンアスパラが入っていないので追加。
お魚も、春らしく蛍烏賊を追加でお願いしました。

ドリンクは、りんごジュース 1243円
前回のみかんジュースの方が濃厚だったな。

・先付:薄ピンクの桜豆腐に蟹
 春らしくてお上品。

春のサラダ
 赤、紫、黄色と色鮮やかな花びらが散りばめられたサラダ。
 お花も食べられます。

 ここから天ぷら。
 相変わらず爽やかな坪井さん。
 こちらの特長のべに花一番搾りの天ぷらも爽やか。

今回は、6種類の塩に桜塩が加わり、ピンクで綺麗。

・才巻海老
 足、2匹の海老は普通とレアと食感を変えて。
 
・蓮根
 春先の蓮根は甘味が強くなるのですね。

・タラの芽、ふきのとう
 これが食べたかったのです〜。
 ふきのとうなんて、衣が繊細に薄いので精巧なブローチのようです。
 ちょっとの苦味が、春野菜。天ぷらになると、野菜の旨みが一層。
 
・しらうお
 大きめのしらうおがサクサクに。 

・グリーンアスパラ (追加:805円)
 好きなんです、アスパラ。

蛍烏賊(追加:957円)
 ワタが入った蛍烏賊は濃厚な風味。

・稚鮎
 先ほど、元気に泳いでいた可愛らしい稚鮎さんです。
 薄衣で、可憐に立っているように見えますが・・
 ごめんなさい。頭からがぶっといきますよ〜。
 
・椎茸
 ここで坪井さんの技が冴えます。
 半分にカットした椎茸。片方はふんわり。もう一方はしっかり。
 同じ椎茸が天ぷらの揚げ方でこんなに変わるなんてすごい。
 そして、どちらも美味しいのです。
 しっかり風の椎茸は、滅多に食べられないかも。

・熊本の赤茄子
 前回に続き、こちらの看板料理。

・桜エビのかき揚げ
 春らしくピンク色の桜海老がぎゅっと詰まったかき揚げ。旨し。

・季節の炊き込みご飯は、じゃこご飯 赤出汁、香物

・デザート:苺の杏仁
      日本酒ケーキ(パレスホテルオリジナルの純米吟醸酒「壱ノ壱ノ壱」を使用)


今回も、美味しく楽しくいただきました。

ごちそうさま。
Myレビさまが絶賛されており、紅花一番搾りを使われているそうで、これは行きたい!
・・・ということで、休日ランチで訪問しました。
パレスホテルの6階。
日本料理「和田倉」さんと入口は一緒。
和服の女性の方たちが複数エレベーター前にスタンバイしており、すぐ案内してくれます。

カウンター6席のみ。照明を落とした落ち着いた店内。

ドリンクは、みかんジュース 1300円
 綺麗な濃い蜜柑色。みかんの果実感がすごく、気に入りました。

いただいたのは
「つばき」 (⒓月〜2月の期間限定) 8700円 (+サービス料10% +税)

・先付:胡麻豆腐とキス、蕪
・和風サラダ

さていよいよ天ぷら。
揚げ手は、お若い坪井さんが颯爽と登場。
お塩が、岩塩、蕎麦、海藻、美ら海、抹茶と6種類。
ネタごとにどれが合うか教えてくれます。

最初にナマのエビが見せていただきます。今回は沖縄のエビだそう。
その後、全てのネタの揚げる前の姿を見せてもらえます。

・才巻海老 アタマ
 沖縄ということで、美ら海のお塩で。
 あ・・、衣がとても薄くて軽やか。
 たきやさんと相通じるものがあります。

・才巻海老 ミディアムとレア。
 2種類違う食感で楽しめます。レアが、特にイイ感じ。
 
・蓮根
 冬野菜の定番。ほくほく・しゃきしゃきです。

・下仁田ネギ

 びっくりするほど、ふと〜い!
 苦みもなく、ネギ本来の旨みを感じます。

・鱈の白子
 薄い衣をまとい、中はアツアツで濃厚。とろけますねえ・・。

・きのこ
 すみません。名前、忘れました・・・。大きなきのこです。
 天麩羅というと、椎茸が一般的ですが、それにしないところにこだわりが感じられます。

・キス

 やっぱり、お魚も軽やかに。

・熊本の赤茄子
 これまた、あまりに大きな茄子で卒倒・・(ウソ)
 色は赤紫色で、長さが30cm近くはあるような・・・・。
 爽やかな香りで、果肉は柔らかめでジューシー。
 もともと茄子も好きですが、こちらのスペシャリティだけあって、特別感がありますね。

・炊き込みご飯
 新年ということで、真っ赤な人参と白いイカ。
 華やいで、おめでたい。
 赤出汁と香物も一緒に。

・かき揚げ
 最後に、海老と野菜のかき揚げ。

坪井さんの天麩羅は、センスの良さを感じます。
野菜の天麩羅に奥深さを感じるそう。
揚げ方で、野菜本来の旨みをどこまで出せるか・・・。

また、いろいろな素材を使って、天ぷらの可能性を探ってみたいとも。
例えば、変わり種として「梅干しなら今でも、すぐできますよ。」
「梅干し〜!それは、ぜひ」

「特上」と書かれたケースに入った大きな梅干しが登場。

・梅干し
 1000円
 これも薄〜い衣に包まれ・・・・。
 ひと思いにいただくと、全く酸味がなく、まろやか。
 面白い食感で爽やかさがあるので、箸休めにまた今度いただこうかな。

・水菓子

 苺を使ったババロアのような甘味。
 これは和田倉さんで作っているのかな。美味しいです。

着物姿の上品な女性の方が、こじんまりとした店内に常時スタンバイしていて、
先付や水菓子はこの方から供されます。

軽やかで美味しい天麩羅と、プライベート感を満喫できる上品な空間。
坪井さんの対応も爽やか。
(おふたり体制で、坪井さんの方が少ないそうですが、この日はたまたま担当だったそう)

今度は春の天麩羅をいただきにまいります。
今回は、序章ということで・・(笑)
お腹を空かしてきて、もっとたくさんいただきますよ〜。

ごちそうさまでした。

  • 繊細な京人参
  • 姫小鯛
  • 金目鯛(大葉と)

もっと見る

8位

プレヴナンス (外苑前、青山一丁目、乃木坂 / フレンチ)

7回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2019/01訪問 2019/02/04

安定のラインナップ

3か月ぶりの再訪。

いつもの白を基調とした落ち着く店内にて。

いただいたのは
◆ランチコース 6500円

ドリンクは、長野産の花梨を使ったコーディアルで。 900円

お馴染みの、鶏レバームースを使った小さなエクレアとお米のチップでスタート

〇前菜
・ブロッコリーのタルト
・カリカリの細いじゃがいもで巻いたワカサギのフリット
・玉葱と白菜のムース、蟹
 シェフの畑で獲れた白菜を使って

・パン 自家製ブリオッシュ

・フォアグラ、長野産セリ、黒トリュフ、コンソメ
 フォアグラはシェフのスペシャリティ。
 いつも今回はどのようにアレンジされるか楽しみ。

 今回は、山菜のハシリ、セリと合わせ、
 コンソメのスープ仕立てで。
 寒い季節は温かいこういったアレンジもいいですね。
 フォアグラの大きさも、ここ最近では一番のボリューム。
 黒トリュフがアクセントに。

・金目鯛のウロコ焼き、蕪、ナスタチウム、
 ウロコはパリパリで、身はスープ仕立てで。
 シェフの畑で獲れたカブを添えて。

・子豚(千葉)の炭火焼き
 こちらで豚が出たのは初めて。
 
〇デセール2種
・甘夏と甘酒のクレーム
 昨年2月にいただいたのと同じ。
 冬の定番なのかも。

・ビスキュイフォンダン、苺のシャーベット
 これは抹茶で出た時のほうがインパクトがありました。

・小菓子とコーヒー
 
総じて、安定のラインナップ。
この日は空いていましたが、いつものシェフみずからお皿を出し説明する風景がなく
結局、お姿をお見かけすることなく残念。

今回が7回目と再訪が増えてくると、お料理について知らず知らずのうちに
期待のハードルが高くなっていくのかも。
しかしながら、このお値段でこの内容はとても優秀。

ごちそうさまでした。
この日は、天然キノコづくしの会(ランチ)へ初参加。
天然キノコの会は今年で5回目となるそう。
ぎっしりの満席です。
コラボレーターで天然キノコを提供された長野の永田さまもいらっしゃいました。

〇天然キノココース 10,000円
〇ノンアルコールペアリング(3杯)2500円

・クリタケ、秋サケ
 アミューズはパイ包みで。

・ナラタケとコンソメのジュレ、雲丹
 コンソメのジュレと茸を合わせてサッパリと。

・ニセアブラシメジ、クロカワ、ショウゲンジ、ハタケシメジ
 ブータンブラン、牡蠣、柚子
 4種類の個性的な茸たちが少しずつ。
 ブータンブランや濃厚な牡蠣との組み合わせ。柚子で風味を。

・ホンシメジ、平茸、ウラベニホテイシメジ、
 鴨フォアグラ、ヘーゼルナッツ、信州味噌
 やはりフォアグラがスペシャリティだけあって、本日のイチオシ。
 信州味噌の使い方がうまく、ヘーゼルナッツがアクセントに。

・自家製ブリオッシュ、追って、ル・シュクレ・クールのパン。

・なめこ、アマダイ、ネギ
 お魚料理はアマダイで。なめことネギで和風に。

松茸、チャナメツムタケ
 茨城エトゥフェ鴨雌、二十日大根、ナスタチウム
 茨城産の鴨は初めて。とても柔らかく肉々しいです。
 詰め物のなかの松茸は・・・あまりわからなかったかも。
 松茸は高価ですから、その気持ちだけでも嬉しいですね。

・アカヤマドリ、和栗
 和栗のデザートはレベルが高く、
 きのこそのものの味がするアイスを食べたのは初めて・・。

最後は、いつものコーヒーではなくお茶で〆。

普段食べられないような多種類の天然キノコを
いろいろフレンチにアレンジしたお料理でいただけて興味深かったです。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
今回は冬のメニューで。

〇ランチコース 6500円

今回のドリンクは、長野産の花梨を使ったコーディアルをアイスとホットで。 700円x2
ホットは、一層花梨の香りが引き立ちます。

・ミニトマトの飴がけ
 木の切り株に小さく真っ赤なトマトが1本刺さっていて、ビジュアル的にもインプレッシブ。

・アミューズ
 いつもの小さなエクレアに加え、タピオカをおせんべいのようにしたもの、
 鯖、ちりめんキャベツ、
 
・ズワイガニのフラン
 これはたまたま前回もいただきました。

・自家菜園カリフラワー、雲丹とキャビア載せ
 
・自家製ブリオッシュ

・長野のグラニースミスを使ったアップルパイ、ブーダンノワール
 サクサクのパイ生地のなかにブーダンノワールとアップル。
 これがなかなか相性が良い。

・フォアグラ、ビーツ
 いつも、シェフのスペシャリティであるフォアグラがどう出てくるのか楽しみ。
 今回は、潔く鮮烈なローズ一色。
 ビーツに、フランボワーズのソースを合わせて。

・パン
 お替わりのパンは、大阪の人気店、ル・シュクレ・クールのもの。

・五島列島のお魚、根パセリ
 根パセリは初めていただきました。
 お野菜をたっぷり使って。

・玉露ほうじ茶 KAHO 1000円
 
・うりぼう
 メインはうりぼう。ちょっと目先が変わっていいかも。
 長野産のいろいろなお野菜を添えて。
 そのお野菜の下にも大きなうりぼうさんが隠れていて、思いのほかボリュームいっぱい。
 シェフがフランスに行かれて購入されたという、
 老舗のCLAUDE DOZORME(クロード・ドゾルム)の真新しいナイフでいただきます。
 
・カキドオシ茶 700円
 ちょっと薬草のようなお茶を合わせて。

・甘酒、みかんのブランマンジェ

・抹茶のフォンダンショコラ、いちご、ココナッツアイス
 抹茶生地に濃厚なショコラ。旬のいちごを添えて

・小菓子、コーヒー

今回は、ノンアルコールドリンクでペアリングのように選んでいただけて、
それも楽しかったです。
何度か静井シェフみずからお料理を運ばれてきて、お話をする機会も増えました。

やはり、再訪を繰り返していくと、ますます居心地良くなりますね。
こちらの好みも徐々に把握していただき、
いろいろ考えていただけるのも恐縮ながら嬉しい。

いつもながらの「心遣い」のある寛げるひとときに。

ごちそうさまでした。
10月末の休日ランチで訪問。
前回写真を見せていただいたスタッフの皆さん採りに行かれるという茸をと思っていましたが、
今年の最盛期は終わったそう。
それは、来年の楽しみに・・。

いただいたのは、
〇ランチコース 6500円

ドリンクは、
・金木犀のコーディアル 900円
 いつもノンアルコールドリンクをいただいているのをご存じで、
 今回はこの素敵なドリンクをご用意いただきました。
 
 金木犀の花をこのようなドリンクにするには、かなり多くの花が必要だそう。
 小さな花をひとつひとつ摘み取っていただいたと思うと、大事に味わっていただきます。
 金木犀の華やかな香りが素敵。
 それほど甘く仕上げていないので飲みやすく、とても気に入りました。

・ほおづきの飴がけ
 定番のアミューズが変わり、木の切り株に長野の大粒のほおづき。
 ビジュアル的にも映えますね。
 
・サバとワカサギの春巻き
 ワカサギが透けて見えます。バリッとひとおもいに。

・ズワイガニとセロリのフラン
 卵の殻のなかに温かなフランとビスク。盛付けも凝っています。

・南瓜のスープ、鯖のリエット

・自家製ブリオッシュ

・フォアグラ、黒トリュフ
 フォアグラが、キューブ型で、黒トリュフが上に載って出てきました。
 なんとなく、小籠包のような感じで、温度感も丁度よく、本日の出色の一皿。

・きじはたのロール巻き
 中にはしいたけが。しじみと、シェフの自家農園のねぎが添えられて。

ドリンクはここで、フォーリンラブというお茶に。 1400円

・十勝ハーブ牛のハラミのロースト
 柔らかくて旨し。

・洋梨のブランマンジェとシャーベット 
・モンブランのデセール

 秋らしいデザート。
 お口直しに洋梨を楽しんだあとに、マロンがいろいろにあしらわれたデセール。
 マロンクリームが甘みが少なくまろやかな食感。
 全体的にレベル高し。

小菓子とコーヒー
 小菓子も1つずつ、手が込んでいます。
 ラズベリーのマカロンや、林檎のフィリングが載った小菓子がgood。

帰りは、静井シェフがお見送り。
お初の小籠包のようなフォアグラは、中の温度具合が作っている最中はわからないので
頃合いが難しいそう。そうでしょうねえ・・・。

今回は、新たなチャレンジもいろいろ垣間見え、楽しめました。
入店から帰るまで、お料理と接客に、店名の『心遣い』を細やかに感じることができる良店です。

ごちそうさまでした。
5か月ぶりで休日昼に再訪。
春の次は夏に、と思っていましたが、けっこう間が空いてしまいました。
この日は満席で、ホール担当の方たちも大忙し。

いただいたのは
・ランチコース 6500円(サービス料・税込)
・ドリンク 自家製エルダーフラワー  900円
      追って 桃風味の鉄観音茶 700円

・アミューズ
 今回は定番の2種(鶏のレバーのエクレア、自家製パテ)に推鮎が2匹閉じ込められた素敵な一品がさらに追加。
 青海苔の封じ込めも添えられて。

・トマトと西瓜の冷製スープ
 夏らしく爽やか。食欲がそそられます。

・自家製ブリオッシュ、全粒粉のパン

・フォアグラ、茸
 今の時期、山菜に続いて、いろいろなキノコが登場しているそう。
 スタッフの皆さんでキノコ狩りに行かれるとのことで、
 さまざまなキノコの写真集を見せていただきました。
 
 大きなキノコは、ヤマドリタケモドキ。
 初耳ですが、ポルチーニとよく似ているそう。
 これが、スペシャリティのフォアグラと相性の良いこと! 抜群デス♪

・(魚料理)五島列島の鯵、胡瓜、オクラ
 お魚の上に、胡瓜の綺麗な飾り切りと黄色い胡瓜の花
 オクラの小さな花は初めて見ました。
 ソースも胡瓜を使い、緑と黄色のコントラストで。

・(肉料理)フランスの鳩、ジロール茸
 このコースで鳩さんが出されるとは思っておらず、びっくり。
 もともと鳩さんはお店によって、時によって、当たりハズレが結構あるので
 あまりチョイスしておらず、経験値は少ないです。
 しかし、この鳩さんは良質で、火入れも丁度良く、合わせている茸も良く
 とても旨し!
 
・(プレデセール)パプリカのシャーベット、徳島の柚子、豆乳
 
・(デセール)無花果、宇和島のブラッドオレンジ、アイス
 あとから写真を見て、撮り忘れた?と思ったら、なんだかイチジクが鳩さんと似ているような?(笑)
 この時期、桃のコンポートかと思っていたら、挑戦的ですねえ。
 こういう姿勢、好きです♪

・小菓子、コーヒー

このお値段でこの内容・・・・。素敵すぎます(*^^*)
今回は、x周年記念などの特別版ではないでしょうか?と思うほど。
特にフォアグラと鳩は絶品でした。

やっぱり、『美味しい』のが何より。
もちろん、居心地の良さは相変わらず。
接客は、今までの訪問を踏まえた対応をしていただき、さらにバッチリ。

満席でお忙しいなか、帰りは静井シェフが厨房から出ていらして
「今日はお楽しみいただけましたか?」
はい、もちろんです。
次回はこれほど間を開けずに伺いますね。

ごちそうさまでした。
前回の訪問で気に入ったので、2か月ぶりに再訪。
3月なので、シェフの自家農園や長野からの春野菜が
そろそろメニューに入っているのではと、いそいそとやってきました。

居心地の良い座席配置は変わらず。
それぞれのテーブルの小さな生花が飾られているのも、好感度高し。

ドリンクは、その日は柚子を丸ごと絞ったジュースができるそうで、それにて。
・柚子ジュース 900円(サービス料・税込)

・ランチおまかせコース 6500円(サービス料・税込)

あ・・屋外のテーブルに置いてあったメニュー内容を見るのを、忘れてしまいました(^_^;)

・鶏のレバーのエクレア、自家製パテ
 ホール担当の男性の方は、前回の訪問を覚えてらして
 「これはいつもの前菜です。」と一言で。
 説明を省かれたことに、一気に常連さん気分でいい気持ちになるのでした。

・五島列島の真アジ
 新鮮で肉厚な真アジに薄切のラディッシュが飾られています。

・自家製ブリオッシュ
 アツアツの焼き立てブリオッシュ。2つ目は全粒粉のパン。

・フォアグラ、田ぜり、筍
 さて、スペシャリティのフォアグラは、今回はどのような組み合わせで?
 と楽しみにしていた一品。

 名残りの田ぜりとはしりの筍。
 なるほど。でも田ぜりは前回いただいたので、どんな感じがわかっているし、
 筍はこれからだし・・。

 う〜ん、個人的には、今が旬のものをどんともってきてほしかったかも。
 もちろん、フォアグラそのものはトロトロで美味しかったデス。

・天然のサワラ、桜海老、菜の花
 これは面白い趣向です。
 サワラの上には、くっついて長方形に成型されたカリカリの桜海老。
 添えられているのは、自家農園のブロッコリの蕾、青梗菜、菜の花。
 サワラと香ばしい桜海老が思いのほか、マッチしています。

・北海度の仔牛、リードボー
 メインはこちら。お肉の断面の色が綺麗〜♪
 備長炭を使って火入れした柔らかな仔牛。
 これは秀逸です。
 リードボー、ひげのような根まで食べられるたまねぎ、空豆が添えられて。
 やはり、野菜は独特のものですね。


・小さなデザート〜デコポン、タイムのアイス

 今が旬のデコポンのジュレと果肉は瑞々しく甘い。
 それに引き締まったタイムの爽やかなアイス。
 これは、好みです。

・苺のムース、抹茶、ココナッツミルクのアイス
 不思議な形状のデザートが登場。
 筒のな苺味の大きなシガールのようなものの上には屋根のように苺のムース。
 なかには、苺と抹茶。
 見ためも含め、面白いチャレンジです。


・小菓子とコーヒー
 小さなキャラメル味のマカロンがgood。

この日は、帰りにシェフもご挨拶で登場。
ジーンズ姿でラフないでたちでした。

満足度は前回の方が高かったですが、
やはりこの価格でこのお料理は、お見事だと思います。

ごちそうさまでした。
外苑前駅から3分程度。裏通りの静かなところに佇んでいます。
休日ランチで訪問。
外のエントランスそばには、真っ白なテーブルクロスが目を引く、2卓のテーブルとパラソル。
お洒落ですね。

そのテーブルにはランチメニューが載っています。
見てみると、9,000円(7皿) / 6,500円(6皿) / 4,800円(5皿/別内容) の3種類。
メニューの内容は、素材の単語のいくつかが列記される、最近はやりの形。
サービス料・税込というのが嬉しい。

店内は、白を基調とした上品で明るい雰囲気。
窓が大きく、陽光が入り、戸外の緑も綺麗です。

ホール担当の男性の方は、気が利いて感じが良く、接客レベルが高い。
スタイリッシュな内装ながら、堅苦しくなく、リラックスできる雰囲気で寛げます。

ドリンクは
・勝沼醸造 アルガ―ノ 葡萄ジュースの白 900円
 追って同じものの赤も。 

いただいたのは、6500円のコース。

鶏のレバーのエクレア、自家製パテ
 可愛らしい小さく細長いエクレア型。お洒落な一品。

・くぬぎ鱒
 綺麗なオレンジ色で繊細に盛り付けられています。
 上には、くぬぎ鱒の卵。
 割とあっさりとしています。

・パン 

 最初に、自家製ブリオッシュ、2つめは、全粒粉。
 バターは球形で、可愛らしく。

・鴨フォアグラ 信州の田セリ ごぼう 静岡の山葵
 フォアグラがシェフのスペシャリティで、いろいろアレンジされるとのこと。
 この日は和の野菜と山葵とともに。
 器もシェフ自らデザインし、信楽焼きで造られたそう。

 田セリは、ちょっとクセがありますね。
 フォアグラは、とことん柔らかくて味わい深く、
 田セリの強い個性をしっかり受け止めている感じ。
 チャレンジングな組み合わせと思いましたが、さすがです。

・五島列島の恵み 椎茸 菜の花 チョリソー
 鰆の上に、豚の背脂でフィルム状にしたもの、そして椎茸。
 一見、見ためが甲殻類の一種のように見え、食感も面白い。
 菜の花が早春の雰囲気。

・メイン
 最初に、よく切れそうなスイスブランドのナイフが登場。
 エントランスで見たメニューでは、シャラン鴨でしたが
 この日は、熊本でお米を食べて育ったという牛さんに変更されたよう。

 今までのメニューの表記でいくと
 熊本牛 黒トリュフ 自家菜園 赤葱 という感じかな。
 この価格帯で、レベルが高い!

・プレデセール 甘酒 柿 柚子
 小さな細長いガラスの器で甘酒のグランマルシェが登場。
 甘酒そのもののの味がするわけではなく、
 まろやかに柿や柚子の風味と相まり、上品なテイストに。

・苺 栗
 苺のミルフィーユが上品に造形。
 あまり甘きが強くなくて、好みの感じです。
 その隣には、栗と栗のアイス。
 栗と苺の相性はなんともですが、デザートも秀逸。
 季節の移り変わりを1つのお皿で表現されているのかもしれませんね。

・小菓子とコーヒー
 小さな4つの小菓子がそれぞれ手がこんでいて、色の取り合わせが美しい。
 ピスタチオの緑のマカロンが、一番気に入りました。

総じて、センスが良さが光ります。
お料理には、長野から直送、あるいはシェフご自身で栽培される
こだわりの和の野菜を使われているのが特長。

お料理が出るタイミングも良く、22席というのが、丁度良いサイズなのでしょうね。

帰りには、「これから長野の山菜が出てきますので、ぜひ。」
そうおっしゃっていただくと、その気になりますよ〜。
シェフにはお会いできませんでしたが、
外苑前駅近くという便利な立地ながら、CPもよく、素敵なレストランです。

ごちそうさまでした。]

  • アミューズ
  • ブロッコリーのタルト
  • じゃがいもで巻いたワカサギのフリット

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9位

潟潟ヤ (高津、二子新地、溝の口 / 創作料理、鉄板焼き)

7回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2018/12訪問 2018/12/29

冬の創作和食

12月に再訪。

まずは、山形のしぼりたて日本酒をグラスで。

穴子、ワカサギなどがあしらわれた前菜でスタート。

手間のかかった、この季節ならではの香箱蟹がお出ましです。。
身はもちろん、濃厚な蟹味噌と内子や外子、これらが相まって旨し。

ミンククジラの上に大粒のイクラ。これを味噌味で仕立てるのが個性的。
お魚料理はブリ。
北海道のアンコウは麻辣味のスープ仕立てに。

びっくりする大きさの鮟肝に舌鼓。

メインは鹿のハンバーグの上に、はだての雲丹がたっぷりと。
これは新しい組み合わせ。

〆は、珍しく素朴な醤油ラーメンで。

個性の光る冬の創作和食も美味しくいただきました。

ごちそうさまでした。
秋の潟々ヤさん。
6席のみのカウンターはもちろん満席。
いつも、なんとなく一体感が出て、楽しい雰囲気になります。

海苔巻き、帆立などの前菜からスタート。

グラスの中には真っ赤で大粒のイクラと生ウニ。
さらに、珍味のミンク鯨が加わるというオリジナルな一品。
イクラのクオリティと下準備がさすが。

鮎の春巻きは、中に松茸。銀杏とともに。
松茸の香りが秋らしく。

旬の新鮮なサンマの梅酢きは、内臓のたたきも一緒に。

麻婆白子は、お豆腐の替わりに白子で豪勢に。
麻婆は、辛いの苦手の自分にはちょっと辛し・・・。

味噌と酒粕で味付けた良質なあん肝はトロトロ。
満願唐辛子のソースで。

富山の白エビはカラッと揚げられて、いくら食べてももっと食べたい(笑)

これは?え〜、サメの心臓!・・・生まれて初めて。
気仙沼で、モウカサメの心臓のことを「モウカの星」というそう。

ググってみると、
「低カロリー高タンパク、脂質・炭水化物ゼロ、鉄、亜鉛、ビタミン12が豊富な健康食材」。
クセがなく、レバ刺し、ユッケのような感じ。

最後は、和牛にフカヒレを合わせた鉄板焼き。

〆は葱ラーメンでほっこりと。

デザートに、石焼きならぬ鉄板を使ったホカホカさつまいも。

こだわりの日本酒に加え、この日は北海道産トマトジュースもさっぱり美味しく。

妥協しない秋の素材を中心とした、自由な発想の創作料理を楽しみました。

ごちそうさまでした。
4か月ぶりの再訪。
6席のみの小さなお店ということもありますが、
すっかり予約困難店になってしまいました。

いつものように海苔巻き風の前菜にツブと枝豆
2品目は、宮城産の生の鮟肝がとろっとろ。
次は、シラウオ、そして、しじみのスープ風と続きます。

海老の湯葉巻き。アメリケーヌ・ソースはフレンチテイスト。
利根川の立派なウナギに舌鼓。
水ダコで箸休め。

鉄板でコロコロと焼いたのは知床牛。
そのなかに巻きこまれているのは、ふぐの白子。
最強の組み合わせで、旨し。

〆は、暑いからと今回は冷やし中華風で。

もちろん、間に入るこだわりの日本酒は、奈良のお酒が多いながら
今まで1度として同じものを出さない。
お酒は弱いですが、日本酒はちびりちびりと・・・(笑)

こともなげに、最上質の材料を使い
和風のようで、中華のようで、時にはフレンチのテイストで・・と、
引き出しの多さには、毎度驚かされます。

ごちそうさまでした。
久しぶりの再訪。
お任せコースは5000円から好きな価格帯を予約の際に伝えます。
5000円でもかなりのものがいただけますが、今回は8000円で。
日本酒もお任せで、毎回違うものが出てきます。

鮪、海老、卵などの太巻きに、ウナギの肝や春菊の揚げ巻などを添えてスタート。
次に大きな海老が丸ごとで。

赤貝、烏賊、蛸、メカブ、みょうがなどを細切りにした和え物。揚げたにんにくが香ばしい。

イワシの海苔巻き、花わさび
茶わん蒸し

鮑や蟹を春巻きで巻いて、鉄板でじわ〜っと焼きます。
今回は鉄板のすぐ前の席だったので、ライブ感たっぷりで楽しめました。
焼き上がったところをカットされたものが、伊勢海老のスープとともに登場。
このスープが絶品。
もちろん、豪華な春巻きとも合いますが、バゲットもほしいかも。

箸休め的にここで塩辛。

メインはA4牛肉で白子を巻いたものを、また鉄板でじゅーじゅーと。
アスパラやミニトマトもいっしょにさっと火を通して添えられます。
この季節、白子はいただく機会はけっこうありましたが、
牛肉で巻くというのは初めてで、
お肉のなかであつあつ白子がとろけるのも旨し。

〆には、ポタージュのような汁のラーメン。

デザートは、大きな苺を一粒、飴でコーティングしたもの。

今宵も、他では味わえない個性的なお料理の数々を堪能しました。

お料理のレパートリーはとても多いということで、
行くたびに違う個性的で美味しいものが登場してきます。
これは、才能ですね。
今後も楽しみに。

ごちそうさまでした。
5か月ぶりの再訪。
カウンター席が6席と少ないこともありますが、すっかり予約が取れにくい人気店に。

シラウオのカクテル風前菜からスタート。
溢れんばかりの真っ赤なイクラ。
羅臼のブリはタルタル風で。
白身のお魚はナメタガレイ。
フォアグラは最中風に挟んで。
白子はプリプリ。

圧巻は天然うなぎ。一部は燻製、あとはスープ風と斬新な調理法。
北海道の鴨は柔らかく、〆のラーメンが絶品。

お料理の和洋中というジャンルを枠を軽々と超え
自由な発想で生み出される数々の創作メニューは、いつも楽しみ。

おすすめの希少な日本酒を少しずついただきながら、
こだわりの創作料理の数々に舌鼓。

今宵も美味しくいただきました。
ごちそうさまでした。
再訪しようと思いつつ、10カ月ぶりとなってしまいました。
昨年秋から、お母さまの具合が悪く実家に帰られ、お店はしばらくお休みされていらっしゃいました。
今年になって再開後に行こうと思ったら、すでに数カ月先まで満席。
6月末に久々の訪問となりました。

以前はコース+豊富なアラカルトメニューでしたが、今はコース1本。
予約時に、5000円から好きな上限を言うようになりました。
そうは言っても、今まで5000円ですごい内容だったので
同様+連れの希望の麻婆豆腐にしてみました。

・前菜
・キンキのカルパッチョ風、雲丹、ニラのソース
・タコ
・平貝、ブロッコリ、バゲット
・鮎の春巻き
・豚足、豚肉
・四川麻婆豆腐
・生のとうもろこしラーメン
・さくらんぼ

日本酒はお任せで。
最初は、奈良の「みむろ杉」(生詰)。
ビンに和歌が書かれているのが風流。
少し辛口で、瑞々しく飲みやすい。

・文佳人「夏純吟」うすにごり
 蒸し暑いので、冷たいのを所望。
 高知のお酒。
 ラベルにはお化けのイラストがいろいろで可愛い(^^♪
 味わいはジューシーですっきり。

昨年、利根川のウナギが出ましたが、今年は値段が高騰していて、
リクエストベースで、コースは福沢さん価格になるそう。
そりゃそうでしょうね。

相変わらず、お料理は個性的で美味しい。
この日は開店当時からの常連の方もいらして、会話も楽しく、夜が更けていきました。 

もう数か月後しか予約はとれず、すっかり『隠れ家』でなくなってしまいましたが
人気店になっても、お店の雰囲気は変わらずで。

次回も楽しみに。
ごちそうさまでした。
(2016.8再訪)
500のキリ番レビュー後、2か月ぶり。
今回も、どのような、“ただものでない”お料理をいただけるか楽しみに。
この日は、二組のご夫妻とご一緒でカウンター6名。
こじんまりと楽しい雰囲気です。
前回同様、おまかせコース +アラカルト(30種類以上)から 特製麻婆豆腐で。

この日は「最初から日本酒でいきます!」
お酒が弱いのを覚えていてくださり、度数が低めのものからセレクトいただきました。

・風の森 ALPHA TYPE 1(純米酒/奈良県御所)    
 前回、お店の数多い蔵酒は、奈良のものが多いと伺いましたが、こちらの蔵元も奈良。
 奈良は日本地発祥の聖地ですからね。
 アルコール度数が14%。フレッシュながら上品な味わいで、これならスイスイ飲めます(笑)

いただいたのは
・白魚のづけ
 グラスに入って、夏らしい一品。

・鯖の押し寿司、セロリの佃煮
・さんまのミルフィーユ

 今や、さんまは高級魚。肝ミソも添えて

・北海シマエビ 
 北海道東部で獲れる希少で旬の時期が短いエビさん。
 高津でいただけるとは、思いがけず嬉しい・・。
 ガーリックのカリカリ揚げがアクセントで。

・蛸 紫蘇を添えて
・霧島・鶏のたたき、醤油酢漬け
 厚めに切ってあり、レア感がたまらない。

・あん肝と太刀魚の春巻き
 キリッと揚げてある春巻きに、この具材。

・千葉・新落花生天ぷら
 生の落花生を茹でないでそのまま天ぷらに。旨し!

・千葉・ホンビノス貝酒蒸し
 蛤とアサリの間位の大きさの貝なんですね。
「福みみ」という緑のちょっと辛い唐辛子も入ってピリッと。

皆、お酒と相性の良いラインナップですね。

・栃木・黒毛和牛肩ロースステーキ
 串に刺した綺麗な牛肉を、鉄板でジュ〜っと焼くと、とろっとろ。
 もうたくさん食べているので、このくらいの量で充分です。

・潟潟屋風四川麻婆豆腐(追加)
 連れのリクエスト。お見事です。

・徳島岩牡蠣入り翡翠枝豆スープ麺
 枝豆のスープはポタージュみたいな感じに。
 岩牡蠣が入っちゃうなんてすごい。

他のドリンクは
・山廃純米無濾過生酒「福千歳」(福井県)
・果糖100%で6段仕込「おらがまちの梅酒 白加賀」(東京都多摩市)など。

この日も、驚きと美味しさで堪能しました。CPも驚愕です。
でも、引き出しが多くて、まだまだ・・・(笑)
ごちそうさまでした。

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(2016.6)
レビューで、Myレビさまの『料理もお酒も変態的に美味しい』というタイトルに釘づけ。
場所を見ると、田園都市線の高津駅から数分。
毎日、この駅は通勤で通過(急行止まらず)しています。

平日夜に訪問。
お酒のメニューに、日本酒の銘柄が書かれていなく、何気に「ビオワイン」を選択。
追って「うちは、日本酒が得意なんですよ〜」
日本酒には、メニューはありません。
「日本酒〜」というと、後ろにたくさん一升瓶が並んでいて、
ご主人が、数あるなかから選んで、ついでくださる形式でした。
日本酒も後で1杯お願いしました。瓶ラベルの名前が読めない・・(笑)

お酒はほとんど常温。
世間のいわゆる人気のものではなく、ご自身のこだわりの銘酒が揃っています。

お食事は、コースと、アラカルトでずらっと書かれたものは30種類くらい。
最近、予約が多くなって、あまりメニューを増やせていないとのことですが充分です。
しかも、一品ずつが素材も内容もとても個性的で美味しそう。

店主おひとりで全てまかなっていらっしゃるので、
アラカルトよりコースのほうが準備しやすいかなと、コースでお願いしました。

・前菜(枝豆、鯖の押寿司、里芋のきぬかつぎ
 早速、鯖の押寿司からただモノではないことに気付かされます。

・淡路活き締め鱧たたき
・青森甘味味噌漬けあん肝、低温調理モナカ仕立て
・あん肝冷製盛り
・和歌山アユ全部包み春巻き焼き

 天然アユがまるごと春巻きに。変な苦味がありません。
・バイ貝
・タコのお刺身
・青森和牛赤身のローストビーフ

・利根川の天然鰻
 ここで大きな天然鰻が登場。鉄板で仕上げます。

・青森熟成豚肩ロースとヤングコーンの鉄板焼き
 先ほどのローストビーフがお肉のメインと思っていたら、さらにボリュームのあるものが鉄板焼きで。

・潟潟屋風四川麻婆豆腐(追加)950円
 さすがです・・。

・蛤の鶏白湯ラーメン
 ラーメンも濃厚なスープでしみじみとした味わいで美味。

この怒涛のラインナップ。
普段、レビューのなかでビックリマークは多用しませんが、これはすごいです!!(笑)
皆、確かに日本酒に合いますね〜。

お隣が、常連の方たちで、その掛け合いのなかにも入りながら
とてもリラックスして楽しく笑いながら美味しくいただきました。

どのメニューも、オジリナリティがあって美味しい。
もともと本格的中華のお店にいらしたそう。
人と同じものは作りたくないということで、かといって、きちんとした本格的なお料理で
引き出しが多すぎ、まだまだ魅力は尽きません。

『変態的な美味しさ』というのは、的を得た表現です。
そしてこのCP。素晴らしすぎます。

このようなすごいお店が地元にあったとは・・・。
ということで、こちらが500レビューのキリ番です。

これから定期的に伺いたいと思います。
ごちそうさまでした。

  • 香箱蟹
  • 前菜
  • ミンククジラとイクラ

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10位

銀座 盡 (銀座、有楽町、日比谷 / イノベーティブ、創作料理)

3回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2018/08訪問 2018/08/29

ストイックな美味への追求、はてしない手間暇

この日は大好きな盡さんへ7か月ぶりの訪問。
前回は7名でしたが今回は6名。カウンター席の奥は、よりゆったりと。
1日6名なのですから、プラチナシートになるのは必至。

いつものように、シンプルな出汁の一杯からスタート。
今回は、帆立に加え、椎茸の風味を強く感じます。

ドリンクは、特別に愛媛のみかんと伊予柑をミックスしたオレンジジュースがあるとのことで、
まずそちらで。
佐藤さんの故郷、愛媛も豪雨の被害が大きく、お盆休みにボランティアにいらっしゃり、
そのジュースも復興支援の一環とのこと。

愛媛のまめ鯵のフリット、ワインビネガーでスタート。

・あん肝、茶豆、その上に自家製ウエハース
 これぞ佐藤シェフの面目躍如という独創的な一品。
 かけた手間暇が全て独自の旨みにつながっているよう。
 ここでしかいただけないもの、それも大きな魅力ですね。
 
その後、お料理に合わせて出していただいた白ワインがぴったり合います。

・久慈川の鮎
 こだわりの焼き加減がお見事。

・鰹、愛媛の実山椒
 炙った鰹に実山椒が相性良く。

・太刀魚の海苔巻き
 納得のいく海苔との出会いで、こちらが誕生したそう。
 確かにつややかで素晴らしい海苔で、優しく脂ののった太刀魚を受けとめています。

・自家製パンとバター
 最初にミニハンバーガーみたい形のもの、後からバゲット状で出てくるパン。
 作り方も違うそう。いつもながら絶品。

・愛媛の牡蠣、オリーブ油
 牡蠣を洋風にアレンジ

・先ほどの海苔で〆たのどぐろ

・淡路島のさば、いか、トマト

・鬼怒川の茄子

・パリパリに焼いたのどぐろの皮目

ここで鉄鍋が登場。
毛蟹入りご飯に大きなハマグリとその出汁をかけてリゾットに。
さらに、鰻がその上にのります。

最後に、デザート担当:白石さんのこだわりのお茶と和菓子。
鮮やかなエメラルドグリーンのハスの葉のうえに載った水まんじゅう。
生姜の風味が効いています。

帰りには、お土産のバター風味が上品なカヌレをいただいて、お見送り。

今宵も大満足の夜でした。

しっとりとした雰囲気のなかで、佐藤シェフとの柔らかな語らい。
美学を感じる、いかに美味しさを引きだすかに考えぬき手間ひまかけた美味しいお料理の数々。
静かで穏やかな、口福なひとときです。

ごちそうさまでした。
5か月ぶりの再訪。
雑居ビルの一角の店内は、カウンター6席のこだわりの空間。
佐藤さんの穏やかな語り口で今宵もスタートです。

この1月の厳しい寒さの続くなかで、シラウオと春の食材、タラの芽の組み合わせ。
さくっとした食感、軽やかに仕上がっています。

次は、冬の「海の宝石」、真っ赤な桜えびと春を想わせるフキノトウが登場。
バルサミコ酢を使ったソースにゆずを霧状にふりかけて。

春を先取りした最初の2品に「冬来たりなば 春遠からじ」、そんな一節が浮かびました。

続いて、前日入ったという鹿児島のしまあじ。
あまりに身が元気なので、少しマリネ後、海苔で昆布締めのようにして油を落としたそう。
「まだ、こりこりしていますが・・。」ということでしたが、
この位の按配が自分としては好き。

自家製バターとホエイのみで作るパンは、相変わらずこちらでしか味わえない特別な美味しさ。

黒ムツ、帆立、下にシャンパンソース。
帆立は出汁をとるために入れたものなので、食べなくても・・とのことでしたが、
もちろん食べても美味しい(笑)。
このソースが絶品で黒ムツを引立てます。

明石の牡蠣、淡路島の足長海老のベシャメルソースでグラタンに。
冬に嬉しいアツアツな一品。
水を一滴も使わない濃厚な味付け。
なかの牡蠣がとても大きくてぷりぷり。しかも1個ではないので食べ応え十分。

のど黒は、シャンパンで少し蒸してから焼いたもの。
皮が香ばしく、その間の身が特に美味しい。

白子のグリエには朱色のブイヤベース風のソース。

十勝の蝦夷鹿のローストは、専門集団の方たちが狩猟した鹿で、2歳の雌だそう。
鹿そのものの旨みを活かすため、ソースなどは極力抑えて。
この日、一番薄味だったかも。
ふちが淡い桜色のお皿も素敵。

ここで、どんぶりいっぱいの新鮮で大きな雲丹が登場。
細い棒で突いてまろやかにしていきます。
これまでにいただいたことのない、複雑な味わいの雲丹ごはん。
すでにお腹いっぱいですが、おこげもおかわりもいただきました。

最後に、花びら餅、雪の花、梅に鳥、お茶
お弟子さんが、雲丹ごはんのあたりから、目の前で和のデザートを制作。

花びら餅は、手で持つとだらんとするほどのもちもち感。
雪の結晶のような白い和菓子。
その隣には、幅3cmほどの中に小さな梅と鳥の絵が描かれています。
こだわりに参りました。味わいも上品。

お茶は温度を変えて2煎で。

帰りは、佐藤さんがエレベーターホールまでお見送り。
そこで、定番となったカヌレのお土産をいただきます。

冬の旬と春を先取りした最上級の素材。
それをいかに最大限に活かすか、常に向き合い、挑戦されている感があります。
その積み重ねが、この5か月間でいろいろなところで進化・開花し
全てにおいてワンランク上に行かれた気がしました。

努力は報われる、形になる・・・それを実感。
それゆえに、ここでしかいただけない複雑で多重な味わいの逸品の数々となり
間が空いても再訪したいという気持ちになりました。
久々に、新しいモノに出会った「感動」「衝撃」かもしれません。

あとは、皆4,5番バッターのラインナップというところに、
1品軽いものが入ると、緩急がでて、なお良いような気がします。

ごちそうさまでした。
芦屋から銀座で勝負したいと4月にオープンされた儘さん。
平日夜に伺いました。
銀座のどまんなか。小さな雑居ビルはスナックのようなお店が多そうで、ここにレストラン?

小さなエレベーターで6階へ。
開店時刻ぴったりに、厚いドアが開けられ店内へ。
真新しい白木のカウンターがまぶしい、6席のみのプラチナシートが目に入ります。
ゆったりくつろいで座れるため、居心地良し。

真ん中にオーナーシェフの佐藤さん。
物腰の柔らかい、誠実な対応が心地よい。
スタッフの方はおふたり。
まだぎこちないところもあったりしますが、一生けん命さが伝わり好印象。

とびきり上質な素材との対峙、そして手のかけ方がすごい。
それは、こちらの背筋もすっと伸びるような、真摯さが伝わってくるもの。

この日の素材は、
明石のタコ、星がれい、車海老はロワイヤルで。
淡路島のゴマ鯖は、バルサミコを忍ばせた手巻き寿司、
利尻の雲丹。雲丹そのものも極上ですが、それに合わせたソースが抜群。
牡蠣、京都のはまぐり。

パンとバターは自家製で、特にバターが素晴らしい。

意表を突く、鮑を使ったコロッケは贅沢な味わい。
阿蘇の赤牛~コンソメ、ハラミの炭火焼き
ウナギ
甘味は、和三盆、吉野葛、丹波大納言。岡山のお茶

タコは1時間くらい叩いたり・・とこともなげにおっしゃったり、
それぞれの仕込みにかけられた時間はいかほどになるものか。
そこからジャンルを超えた佐藤流の研ぎ澄まされた一品が提供されていきます。
1回目の訪問で、軽率に感想などつらつらと言うのは、ちょっと憚る感じがしました。

和の素材が多いものの、洋の要素とのインスピレーションから生まれたと思うような
組み合わせには感服。
次はどのような一皿が・・、と楽しい期待を持たせ、
それを決して裏切らない美味しいお料理が、次々と佐藤さん自らから供されます。

現在のところ、6席で1回転のみということで、それはもう予約困難に。

おみやげには絶品のカヌレをいただき、帰ってから美味しくいただきました。
次は来年1月に伺います。

ごちそうさまでした。

  • (説明なし)
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  • (説明なし)

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