2回
2016/11 訪問
旬席 鈴江 旬の最高の食材のオンパレード
2016.11
待ちに待ったこの日がやっときました。
今日の京都は雨。
新幹線で京都駅に着いたのが予約20分前で紅葉の季節のせいかタクシー乗り場の人がとんでもないことになってます。
とりあえずそこは通りすがり走って道路まで行き、タクシーに乗ることに。
道路もかなり混んでおり、まさかの遅刻。
扉を開けると鈴江さんがいつもの笑顔でお出迎えしていただき、気持ちがほっこり。
今日の内容です。
内容が被るものがあるので省略してます。
★セイコ蟹
少し酸味のある出汁の味が完全にまっち。
卵もプチプチで蟹のお肉の味も最高。
スタートダッシュが半端ないです。
★淡路の鯛、雲丹
ここの鯛が一番好き。
雲丹もこれでもかというぐらい盛られています。くせがない味わいでとにかく瑞々しく甘味がとても強い。
★生フカヒレ
餡がとても美味しい。
昆布などのお出汁で作ったそう。
フカヒレは青森の物です。
★もろこ
琵琶湖のもろこです。
今が一番美味しいとのことでした。
1月頃が旬と勝手に思っていたので、大好きなもろこが鈴江さんでこの日いただけるとは。
とても光栄です。
1月の予約の際も食べれたらいいな~
もろこは表面が金色で、脂がものすごく乗っているのが目に見えてわかります。
立ててはなく、横に寝かせてじっくりと炭火で焼き、焼けたあとは2匹ずつ、だいだいに直接入れてじゅっという最高の音を立て、聴覚でも美味しさがわかります笑
★松茸
丹波産の松茸
★鯛とかぶらのお椀
少し甘めのお出汁で、鯛の脂がお出汁にたっぷりとけてます。
本当に鯛の身の味が強く感動。
★赤貝、まぐろ、イカ
赤貝もこちらのが一番かもしれません。
★柿
こんなに良い食材をいただいて、お腹もいっぱいなので何も言うことありません。
12月は予約をしていないので次回は年明け1月。楽しみです。
ご馳走様です。
2016.8
前回訪問時に予約しまして、とても楽しみにこの日を待っていました。
この日は京都最終日。
いつも1時間30分以内の食事ですので開店時間の17:00から開始して食べ終わっても新幹線は余裕で間に合いますのでいつも最終日に伺うようにしています。
まず、ビールを頼みコースのスタートです。
☆夏野菜の煮凝り
鱧の浮袋の中に夏野菜がはいっています。
スプーンで割ってお出汁と一緒にいただきます。
お出汁は野菜などの味が凝縮されたお出汁。
プリプリの海老やオクラが入っています。
☆赤ウニ(淡路産)、アコウダイ(淡路産)
アコウダイはお塩or醤油で。
クエのような見た目の魚だそうで、表面は強めの綺麗なピンク色。
脂で独特な艶を放っています。
少し歯ごたえがあり、脂がしだいにとろけていきます。
美味しいです。
赤ウニはとても大粒で雑味は一切なし。
ウニの甘みがしながら口の中で瞬く間にとろけます。
最近小振りの身の赤ウニが多かったのでこんなに堪能できて幸せです。
☆黄金ガニと茄子のお椀
蟹のお椀です。と鈴江さんがあっさりと説明してくれ、なんの蟹か尋ねたところ、ベニズワイガニと松葉ガニのハーフのカニらしくかなり珍しいとのこと。
ただの蟹のような説明でびっくりしました。黄金ガニを「蟹」と呼ぶなんで。笑
身から味噌まで全部このお椀一つに入ってます。
めちゃくちゃ濃厚です。身もほわほわで甘く、蟹の強い味がします。
そして茄子がこの贅沢な蟹スープをたっぷり吸ってます。
茄子は表面は軽く炙られておりとても香ばしいです。
☆鱧(淡路産)、早松(広島世羅産)の焼き物
鱧の焼きから先に頂きました。
わさびをたっぷりとつけ、塩を少々。口にほうばるとなんともいえない繊細な甘味と鱧の食感。
今年食べた鱧で1位、2位を争う味です。
鱧は計三回頂き、二回目は橙で。
早松はじゅーっといかにもみずみずしい音を立てて焼かれています。
早松でないとこのみずみずしさは中々ないですよね。
さっと指で割いていただき、お皿に盛り付けられ目の前に出されたのですが、香りが半端ないです。
ものすごく松茸のいい香りが。柔らかく、そして甘く、コリコリしています。幸せです。
☆のどぐろ(石川能登産)と冬瓜
朝から煮詰めてたとのことで、濃厚な甘味ととても上品な脂ののどぐろ。
こちらの、のどぐろの脂ですがとてもあっさりとした味なのです。
とても脂がのっているのにも関わらずすごく食べやすい。
☆鱧と鮪のカマシタの握り
鱧の骨を煮込んだ時にでるエキスを表面に塗って焼いたものです。
先ほどよりもしっかりと焼かれているので香りが倍増しています。
脂も浮き出ていて、口の中でほぐれつつ旨味が堪能できます。
鮪で一番の希少部位というカマシタを3貫いただきました。
一つ目でかなりの脂の乗りのため、ノックアウトです。
一つ頂けばもう十分というぐらいの握りで、トロの脂よりも味はあっさりなのですが、、、
☆桃の大福
毎度感じるのですが、大福の皮がぷりっぷりです。
少し酸味があり、香りが強い桃は絶品です。
お腹いっぱいなのにこの大福は何度も頂けそうです。
先に年内と来年の頭の予約をしました。
行きたい時期が予約できないと残念ですから。
毎回感動を与えていただきありがとうございます。
この日は一人59000円でした。
この食材をいただけたらCPはいいと思います。
ありがとうございます。
☆桃の大福
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2016.5
今回は母親の誕生日の関西旅行。
2日目の夜ご飯は「鈴江」さんで。
最終日ということで、こちらをチョイスしました。
半年ぶりの訪問です。
敷居の高いお店というイメージなのに何故か落ち着く、大将の接客。
ご飯をいただく前から、また来たい。と思いました。笑
乾杯でとりあえずシャンパンをいただき、その後は日本酒を。今回はくどき上手という山形の地酒をいただきました。辛口とおっしゃっていたのですが、非常に飲みやすく、あっさりしています。フルーティです。
→今回のお料理は
★じゅんさい ウニ
ウニが表面にたっぷりと乗っているのですが、メインはじゅんさいとのことで、お箸でウニをずらすといつも見るじゅんさいよりも1回りおおきなものが。そのままクイッと口をつけて食べて下さいとのことですので、贅沢にクイッと。ウニのとろみとじゅんさいのぬめり感、そしてかんだ時のブチッとなる食感が◎とても美味しいです。
★鯛のお造り(淡路産) 鯛の白子
つづいて鯛の淡路島の鯛です。
白子を載せて最初は何もつけずにいただきました。鯛の癖のない白子のまろやかさ、そして厚切りの鯛のコリコリ感(別の魚のようです。)、贅沢過ぎる1口でした。
そして、お塩と醤油でも試しました。もちろん全部合います。笑
★ぐじの椀 お出汁は昆布のみ
穴子を焼いている間に、いただきました。
まずはお出汁をいただきました。
昆布だけのお出汁。風味が良く奥深い旨みが口の中で広がります。ぐじをいただくと脂がちょうどよく乗っており、これも美味しいです。豆腐は少し弾力があるもので豆の味が凝縮されてます。
★焼き物 穴子(淡路) 鳥貝(能登島)
さて穴子が焼けました。
生でも食べられるものなので、皮の方だけさっと。穴子と聞く前は鱧?いや、時期的にこれは何なんだろう。別のお客さんも鱧ですか?とおっしゃってました笑
わさびを乗せていただいて軽く塩をまぶし、口に運ぶと、皮の焼けたすごくいい香りのあと、穴子の上品な脂、そしてふわっとした食感。飲み込むとさらに旨みが残ります。感動です。あと2度、穴子をお皿に盛っていただいたのですが、最後はだいだいん使ったポン酢のようなものでいただきました。
鳥貝ですが、とても甘い!!
★鮑(淡路) 賀茂茄子
鮑はとても柔らかく仕上がってました。
ただ、このお料理は賀茂茄子が半端なく美味しいです。とてもジューシーで、茄子という野菜の印象が本当にかわりました。
これも本当に美味しかったです。
★鯛のご飯
先ほどの鯛をつかったご飯になります。
香りが、鯛の香りが頭を突き抜けます。笑
食べる前から笑みがこぼれてしまうような存在感があるご飯になります。味はもちろんとても美味しいです。みんなお代わりしました。
★徳島の苺の大福
砂糖は一切使ってなく、出来立てとのことです。苺の果汁をこぼしそうになるぐらいみずみずしくて甘かったです。周りの皮はすごい柔らかく◎
食器もとてもすごいものばかりで圧倒されます。いつも。最高の食器がまた、最高の食材を引き立てますね。
いつも驚きばかりです。
ご馳走さまです。
また伺います。
2016/11/28 更新
2017.7
本来歩いて京都駅から伺おうとしていましたが、雨が降ってきてしまいタクシーに乗り到着が早すぎて灯籠にも灯りがついておらず、お店に入るとお弟子さんが着替えていて仕切り直しに笑
近くの川沿いにいると鈴江さんが手で◯と知らせてくれてお店に伺いました。
最初はビールをお願いし、おまかせのスタートです。
おまかせ(時価)
・蓴菜と雲丹
贅沢に山盛りされた、淡路の赤雲丹に三田の蓴菜。
雲丹は舌で粒が一つ一つわかるほど大きい。
蓴菜はブチっとした歯ごたえ。
先の方だけつんでるので小ぶりと説明があったが普通に大きいサイズ(汗)
食べ方は器に口をつけそのまま一気に食べるのが一番とのことなのでそうすると、甘みと酸味が絶妙にまざり合い、雲丹も蓴菜も相当の量ではあったがすぐになくなった。
・お造り
淡路のメタガレイ
つるつるした舌触りで食感は、かなりコリっとしており、噛むとまるで鱧を骨切りしているような音がする。そして食べていると甘みが口の中に広がり、自然と笑みがこぼれる。
・お椀
花咲のぐじ。
そして、三年寝かせたにゅうめん。
お椀を開けた時からですが香りがすごく、ぐし1匹がつまってますという説明に相応しいお椀。
早速いただくと、また笑ってしまいました。
私が知っているあらゆる言葉を使ってもこの味が表現できない。
身は筋肉質ですが噛んだところから脂がじゅーっと溢れ出てきます。
・焼き物
何と!今日は焼き物が三種!しかも早松もあるし、会計こわっ!と思いつつ昨年のレビューを見ると早松の量がもっと多かったので一安心。
しかし、ここまでくると怖くても美味しいものが食べたいと思うほど思考がおかしくなってしまう。
まずは淡路の太刀魚から。
鈴江さんが焼いてくれます。
皮がバチッと時々音を立てミディアムレアぐらいの焼き加減でお皿に乗せてくれます。
身はピンクでこれは脂が乗っている太刀魚でないとあり得ないとのこと。
かなり肉厚で生でも食べられるという太刀魚。
香ばしく甘い。
続いて広島の早松茸。
水分が炭に落ち、ジュッジュッという音が聞こえます。香りがとてもよく、橙もありますがそのままで十分です。
愛媛の鳥貝。
かなり大振り、噛むとジャキジャキっとした歯ごたえ。こちらは、ひたすら甘い。
・毛蟹の餡かけ
富山の毛蟹と冬瓜。
鈴江さん、この濃厚さやばいです。
終始頭の中でやばいやばいと連呼。
冬瓜はしゃりしゃりと音を立てくだける。
・握り
淡路福良の鱧。
鱧は炭で軽く炙っており、香ばしくなんといっても脂の乗りがすごい。
那智勝浦の鮪。
お寿司屋さん顔負けのとんでもないまろやかさ。
・甘味
岡山の桃を使った大福。
噛んだ瞬間に桃から溢れ出る水分がすごい。
この日も驚く様な食材が多く感動でした。
スケジュールがわかり次第すぐに次の予約を入れたい。