5回
2020/07 訪問
夏の美味しい料理を堪能
ミシュラン三つ星に輝く人気の日本料理店。
季節の食材を生かした美味しい料理と、温かみ溢れる接客で、お腹だけではなく心も満たしてくれる魅力満載のお店です。
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7月のまき村さん。
夏の食材を使った料理を、涼しげな硝子のお皿や団扇型のお皿などに盛り付け、味だけではなく目でも愉しませてもらいました。
艶々と輝くケンサキイカ、甘味のあるウニ、柔らかいけれど弾力ある食感の鮑、清流の女王である鮎は稚鮎と若鮎の2種類、脂がのったフワフワ穴子など、どれも美味しくて感動の料理の数々。
食材が美味しくなる時期もあって、今回は前回以上に満足度が高かったです。
== 7月のコース==
◆【食前酒】
氷入りの冷たい梅酒
◆【シマボタンエビ、ズイキ、長芋】
噛んでいくとネットリ感と甘味が出るシマボタンエビに、シャクシャク食感が小気味良いズイキの組合せ。
添えられている長芋や白胡麻なんかも良い脇役。
◆【お椀】
綺麗に澄んだお出汁の中に、4時間かけて蒸した鮑と、昆布湯にさっと通した生鮑。
トップには鮮やかな緑色の子メロン(マスクメロンの子ども) をのせて。
ふんわり柚子の香り。
◆【ケンサキイカ、ウニ】
艶々のケンサキのイカソーメン、上にはウニ。
イカもウニも食材由来の優しい甘味。
◆【マコガレイ】
山葵、醤油、ポン酢が添えられますが、一切れ目は酢橘と塩で食べるよう勧められます。
◆【鰹の重ね造り】
鰹の中に薬味など (生海苔・人参・胡瓜)を挟んで。
◆【蒸し鮑、生ウニ】
肝ソースかけ
出汁ジュレ
◆【稚鮎】
稚鮎は串を打って焼き、油で揚げて。
とうもろこし、ほおずき添え。
稚鮎も美味しいけれど、お箸でも食べやすい手毬揚げのとうもろこしが甘くてとても美味しい。
◆【穴子、豆腐】
炙ってから煮た穴子に銀餡をかけて。
ふわふわ食感の穴子と、その食感を邪魔しないお豆腐とのコラボ。
穴子と豆腐の相性の良さに感動。
◆【但馬牛、久世茄子】
但馬牛イチボのローストビーフに、焼いた久世茄子を添えて。
キメが細かくて旨味の濃いお肉で美味。
◆【鮎ご飯】
先程の稚鮎とは違う、長良川の鮎の炊き込みご飯。
鮎は3枚におろしてから一夜干しにしてあるので旨味凝縮。
ご飯はそのままで半分食べ、残り半分はお出汁を回し掛けてお茶漬け風でいただきました。
鮎もご飯もとても美味しい。
◆【赤出汁】
◆【お新香】
胡瓜、茄子
◆【甘味】
マンゴー、マスカルポーネムース、白ワインジュレかけ。
フレンチレストランで出てきても良いような仕上がりの美味しいデザート。
◆【シャインマスカット】
板長からのサービス♪
ドリンクは「飛呂喜」を注文。
大大大満足の素晴らしいお料理でした。
2020/07/10 更新
2019/01 訪問
きっと誰もがファンになる日本料理店
ミシュラン三つ星に輝く日本料理店。
季節の食材を生かした美味しい料理と、温かみ溢れる接客は、お腹だけではなく心も満たしてくれる魅力満載のお店です。
本日は常連の方に貴重な席のお誘いをいただき、約3ヶ月半ぶりに訪問。
お料理は焼き餅から始まり、鰤や虎河豚など今が旬の食材と、細魚(サヨリ)や菜の花や筍など春の訪れが近い事を告げる食材も出てきて、改めて季節を感じられる日本料理は素晴らしいと思いました。
◆【食前酒】
小さなグラスの梅酒。
◆【自家製からすみ、焼き餅】
スタートは、新年らしく焼き餅から。
醤油や味噌ではなく、「みぞれ餡」でさっぱりといただきます。
自家製からすみとの組み合わせで、丁度良い塩梅に。
新年に似つかわしく、金箔があしらわれていて華やか。
◆【細魚、長芋、菜の花、梅肉】
細魚は梅肉ジュレでさっぱりと。
菜の花が春の訪れを感じさせてくれます。
◆【お椀】
車海老、京人参、大根、うぐいす菜。
先ほどまで跳ねていたという新鮮な車海老を、半分は潰して滑らかにし、もう半分は歯触りを残すよう刻み、2つの食感を楽しめるしんじょに。
お出汁も美味しい。
◆【虎河豚の刺身、あん肝】
豊後水道のとらふぐ。
余市のあん肝が添えられて供されます。
あん肝は先ずそのまま食べ、その後はポン酢に溶かしてふぐ刺しと共にいただきます。
◆【マグロ】
大間の本鮪のお刺身。
ウド、山葵、海苔が添えられます。
◆【ぶり大根 / 白子】
台座に大根、その上に天然の氷見の鰤を乗せて供されます。
脂のりの良い鰤は、ふっくらしていて味付けも絶妙でとても美味しい。
◆【蒸し寿司】
松葉蟹(鳥取)、蟹ミソ、いくら
◆【若竹煮】
筍とワカメの王道の炊き合わせ。
◆【宮崎牛】
A5ランクの宮崎牛とお豆腐を、甘辛い味付けのしゃぶすき仕立てに。
卵黄を絡めて。
◆【鯛茶漬け】
濃厚な胡麻だれに漬かった鯛(淡路産)は、半分をそのまま楽しみ、もう半分は炊きたてのご飯の上にのせ、お出汁をたっぷりかけていただきます。
お出汁は昆布とほんの少しの鰹。
まるで昆布茶のように昆布の味と旨味が濃厚。
◆【いちごプリン】
いちご専門「むらおか農園」さんの苺。
お料理と共にいただいた日本酒は天青(神奈川、特別本醸造)。
どのお皿も間違いなく美味しくいただけるまき村さんのお料理。
本日は今が旬の鰤が素晴らしく美味しかったです。
宮崎牛のしゃぶすきも、ご飯が欲しくなるような甘辛味で大好きな味付け。
冒頭でも書きましたが、お腹も心も大満足する素敵なお店です。
2019/01/26 更新
2018/09 訪問
秋の味覚♪
ミシュラン三つ星を獲得している日本料理店ですが、温かみのある接客で、気張る事なく行けるお店。
特に女将さんの笑顔は癒し効果絶大ですw
最寄駅は京急大森海岸駅ですが、各停しか止まらないのでちょっと不便。
JR大森駅からは徒歩15分程ですが、東口駅前からタクシーに乗って行くのがラクだと思います。
本日は常連さま主催の食事会で訪問し個室利用です。
◆【食前酒】
小さなグラスにトロリとする甘い梅酒。
食欲増進効果で、お料理が出てくるのがより待ち遠しくなります。
◆【煮あわび、焼き茄子の白和え】
スタートは肉厚の鮑から。
優しい味わいで、申し分ない程柔らか。
焼き茄子は品の良い和え衣。
茄子の下にはお出汁のジュレが敷かれています。
◆【お椀】
甘鯛(愛媛)、松茸(岩手)
繊細な味わいのお出汁の中に、薄くスライスした松茸をたっぷり浮かべて。
甘鯛はお出汁の中に入っていても、しっかり旨味と風味があって美味。
◆【お造り】
のどぐろ、平目の2種盛り。
お好みで山葵醤油又はポン酢の他、酢橘を絞ってお塩を付けて。
皮目を炙ったのどぐろは、酢橘とお塩でいただくのが一番香ばしさが際立って好み。
◆【まながつお、新いくら】
トロトロッとした蕪のすり流しの上に、まながつおをのせ、新いくらをたっぷりトッピング。
舞茸の天ぷら、春菊のお浸しが添えられています。
◆【松茸(信州産)のコロッケ】
見た目は普通のコロッケですが、中にはお芋と松茸が入った贅沢コロッケ。
酢橘を絞りお塩を付けていただきますが、これが又爽やかで美味しい。
◆【松坂牛A5サーロインのしゃぶしゃぶ仕立て】
甘めのタレの中に温泉卵が入っているので、黄身を崩してお肉に絡めていただきます。
しゃぶしゃぶ仕立てなので、あっさり。
無花果の胡麻クリームがけが添えられています。
◆【松茸のホイル焼き】
板長自ら席まで運んできて、アルミホイルを開けてくれます。
ホイルを開けた瞬間に立ち込める芳醇な香りは最高。
ポン酢で洗ったほうれん草が添えられています。
◆【帆立のおかき揚げ、里芋の炊き合わせ】
藤九郎(愛知)という品種の、最も大粒で丸い銀杏が添えられています。
トップに針柚子をのせて。
◆【ご飯】
松茸の土鍋ご飯。
土鍋の蓋を開けた瞬間、松茸の香りに包まれます。
◆【水菓子】
すりおろした梨の上に、シャインマスカットとピオーネが2粒ずつ。
秋の代表的な味覚である松茸を存分に堪能でき、口福なひと時を愉しむ事ができました。
2018/10/15 更新
2015/08 訪問
納得のミシュラン三ツ星和食店
今年の誕生日は、ミシュラン三ツ星獲得の和食のお店「まき村」でお祝いしてもらいました。
場所は京急大森海岸駅から徒歩5分位です。(各停しか止まりません。)
JRの大森駅からですと15分位歩いてしまうし、ちょっと分かり辛い場所にあるので、タクシーを使うのが無難かも...
周りには他にお店がなく、ちょっと隠れ家的。
暗い裏通りにまき村の仄明るい照明だけが目印です。
2010年にMAKIMURAビルに移転されたと言う事なので新しい綺麗な建物です。
暖簾をくぐり右手にある入り口の引き戸を開けると細い通路になっていて、ちょっと迷路のよう...
店内は清潔感がありシンプル。
こじんまりしていますが、余裕をもって空間創りをしていて、狭い感じはしません。
カウンター6席、個室が2つで8席のMAXで14名しか座れません。
その為予約が取りにくいです。
今回も2か月前の予約でした。
料理は、13000円のコースをお願いしました。
前菜
冷し夏野菜ジュレかけ(胡麻クリーム、花穂、ふり柚子)
かぼちゃ、オクラ、椎茸、パプリカ、そしてシャキシャキして楽しい食感の白ズイキ。
野菜の上に乗っているジュレが透明でキラキラ輝いていて涼しげです。
鱧梅紫蘇揚げ(とうもろこし、新銀杏)
今の時期だけしかないという、綺麗な翡翠色をした新銀杏が晩夏を感じさせます。
とうもろこしは甘くて、手毬の様な愛らしい形。
オリジナルのうちわ型のお皿が素敵。
椀
鮎一夜干し(冬瓜、蓼の葉)
銀色で素敵な塗り物のお椀の蓋を開けると同時にお出汁の良い香りが立ち込めます。
鮎は一夜干しされている為、旨味が凝縮されています。
綺麗に澄んでいるおつゆはもちろん美味。
造り
鰹はさみ造り(薬味、打ち野菜、しめり海苔、水辛子、葛土佐醤油)
かつおに切れ込みを入れ、胡麻、生姜、細葱を挟み、出汁に浸した海苔と辛子をアクセントに葛で絡みやすくした土佐醤油で食べます。
板長の丁寧なお仕事が伝わる一品。
かつおが口の中でとろけるようです。
祝
赤飯(白胡麻)
誕生日と言う事で、お店からお祝いしていただきました。
一品
蒸し鮑、生雲丹(稲庭うどん、芽葱、肝ソース、美味出汁ジュレ)
5時間蒸した鮑は柔らかく、雲丹も美味しい♪
鮑の肝は稲庭うどんで和えてます。
オリジナルのあわび型の器も素敵でお料理が引き立ちます。
焼物
松坂牛ランプステーキ(甘長唐辛子、水茄子)
ちょっとお肉が硬く感じました。
炊物
穴子あぶり銀餡がけ(焼き茄子、ふり柚子)
品の良い味付けで、穴子の美味しさを再認識しました。
今日のお料理の中では一番心に残りました。
飯物
鯛茶漬(香の物)
胡麻たれが絶品です。
ご飯は魚沼産コシヒカリを土鍋で炊いて、そのままテーブルに持ってきてくれます。
おこげも作ってくれますし、食べきれなかったご飯はお持ち帰り用にパックしてくれます。
水菓子
桃コンポート、シャインマスカット
生の桃の感じを残したままコンポートされてます。
お料理は食材、味付け、盛り付け、温度、ポーションの大きさ、香り、全てにおいて素晴らしいです。
又、器も一つ一つこだわりがあるようなので、料理と共に楽しませてくれます。
板長、女将、従業員、それぞれ気さくで人当たりが良く、とても好感が持てます。
お店を出た後も、美味しい料理と温かい雰囲気のお店の余韻で長い間、心がホッコリしてました。
季節が変わったら再度伺いたいと思います。
2015/08/27 更新
ミシュラン三つ星に輝く、人気の日本料理店。
季節の食材を生かした正統派日本料理と、温かみ溢れる接客で、お腹や舌だけではなく心まで満たしてくれる魅力満載のお店です。
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本日は2名で訪問し、カウンター席を利用。
奥行き90cmの白木を使ったカウンターは、広々としていて居心地良好。
品良くシンプルな内装や、カウンター越しに飾られている胡蝶蘭など、和食店ながらエレガントさを感じる空間となっています。
又、フロア隅に飾られている熊手は本年で35個目とあって、迫力のある大きさで一際目を引きます。
== 1月のメニュー ==
◆【食前酒】
小さなグラスに冷たい梅酒。
◆【天然トラフグ、あん肝】
味付けは清涼感のあるちり酢 (ポン酢醤油) 。
トップに細かくカットした山芋が乗せられ食感のアクセントになってます。
一品目から魅了させられる美味しい料理。
◆【お椀】
津居山蟹 (松葉蟹) のしんじょ。
とても良い香りのお出汁は、澄んでいて美しい。
◆【お造り】
・本マグロ
・アオリイカ
・平目
・車エビ
・ウニ
ウニは甘く、車海老はプリプリ。
酢橘&塩でいただいた平目は絶品。
◆【焼きすっぽん、大根】
すっぽんは、浜名湖の「服部中村養鼈場」で手間と時間をかけた拘りのもの。
表面を香ばしく焼き上げ、身はプルプル。
台座にはほど良い固さに炊いた大根。
山椒が名脇役。
◆【カラスミ餅】
焼き角餅&大根おろしと、カラスミの塩味が相性抜群。
◆【イチボのローストビーフ】
お肉はしっとり柔らかく、旨味&風味が濃くてとても美味しい。
海老芋、ほうれん草添え。
◆【鮑フライ】
サクサクした衣の食感が好印象。
◆【土鍋ご飯】
お米は昔ながらのコシヒカリ。
お新香添え。
◆【トラフグ白子、フカヒレ、湯葉のあんかけ】
餡のベースはすっぽん汁+フカヒレスープ。
入っている具材は、大きな白子と厚みのある立派なフカヒレ、そして湯葉。
白飯の上にかけていただくのでサラリと食べられます。
他席のお客さんは、餡が入っている器の方にご飯を投入し、混ぜ混ぜして食べていました。(←とても美味しそうな食べ方でした)
◆【デザート】
苺のミルク寄せ。
スタートの料理も感動の美味しさでしたが、締めくくりのデザートも素晴らしい。
ドリンクは日本酒「澤屋 まつもと」をいただきました。
本日は蟹・フカヒレ・白子・カラスミ・鮑などの食材が使われたちょっと贅沢な料理で、それはそれは感激と感動の美味しさの品々でした。