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昨年からこの通りに上品で小粋な割烹のお店みたいなものが出来ていたのは知っていたのですが、色々とあれこれ言う人もいて、また来る機会も無くやっと今日来店出来ました。結論、人の話は人の話です。とても丁寧で美味しいお店です。店主はまだ若いにも関わらず、一人で仕事をテキパキとこなして、美味しい料理を出してくれます。もうずっと昔の話ですが、恵比寿でお店を始める前に何種類もの地鶏を取り寄せ試食したのですが、これが難しい。味は濃いけど硬すぎたり、調理法によっては味がぼやけてしまったりしました。そこへ行くと此方は全て最高の状態で提供してくれます。近頃は目黒のTなど有名ですが、その頃は阿佐ヶ谷のBなんかに良く行って食べていました。鶏肉は豚や牛と違って鮮度が命、食べた瞬間生の状態がイメージできる鶏肉はそうそうありません。特に驚いたのは砂肝、食感、塩加減、全て最高の状態でした。それとつくね、これは食べない手はありません。この柔らかさで焼けるのは驚きです。使っている卵も素晴らしい。無敵の蘭王という大分の卵ですが、味が濃い。お酒の種類も多くて迷うくらいです。フランス料理ならコンドリューやコートドローヌの白かもしれませんが、焼き鳥には何を選ぶか迷います。江戸前のお寿司なら灘の辛口かもしれませんが、焼き鳥はなんでしょうね。今日は焼酎にしました。此方は十四代が充実しているようなので、十四代の焼酎にしました。これは獺祭のものに似ています。次は店主が教えてくれた、更にオーク樽で熟成させた鬼兜と言う焼酎です。最初はアイレイモルトの様な海の香りがして、最後は焼酎のかおりです。面白いですね。最後の雑炊も炊き立てのご飯を熱々の鳥スープでサッと煮込んだ、雑炊として最高なものです。これはシンプルですが、最高に美味しい。素晴らしいものです。あーあ、美味しかった。店主に言った「美味しい鳥料理を久しぶりに食べました」は心からの声です。御馳走様。
2019/12訪問
1回
気軽に鰻
2012/06訪問
1回
極上のアジ寿司
2012/07訪問
1回
月鍋恐るべし