s-shigeoさんが投稿した一徹(東京/茅場町)の口コミ詳細

黄昏オヤジの食べログ日記

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一徹門前仲町、水天宮前、越中島/日本料理、創作料理

12

  • 夜の点数:4.6

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.6
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.6
      • |酒・ドリンク 4.5
  • テイクアウトの点数:4.5

    • ¥40,000~¥49,999 / 1人

今年も圧巻のおせち料理

明けましておめでとうございます。
昨年に続き今年最初の食べログは、我が家で贔屓にしている和食店のおせち料理から。

豊洲市場で購入した蟹、イクラ、鮪、車海老、カンパチ等を携えて、30日夕方受取り、連れの実家で箱を開けて見ると、昨年と同様、料理の豪華さと鮮やかさに義父も義母、義妹も驚嘆の声。

お品書きは以下の通り。
一の重
黒豆・長老喜
子持ち鮎山椒煮
鰊(にしん)昆布巻き
自家製塩いくら
自家製唐寿美
数の子クリームチーズ和え
鮟肝味噌漬け
京人参のカステラ
干し柿チーズ
車海老西京漬け
蛸旨煮
ローストビーフ昆布〆め
梅の白扇揚げ
鱈子旨煮
菊花かぶら
千枚漬けスモークサーモン

二の重
栗金団
鰻玉子焼き
トリュフ松風
合鴨ロース煮
鯛の鯛の塩焼き
せいこ蟹甲羅焼き
帆立の酒盗焼き
鰤の味噌柚庵焼き
サーモン西京焼き
鮑の肝味噌焼き
八ツ頭
梅人参
裏白椎茸
竹の子土佐煮
お多福豆
金柑蜜煮
栗の渋皮煮
手鞠麩
梅麩
松葉生姜

一の重で16品、二の重で20品。昨年より一品増えてます。おせち料理ですので昨年と品目は概ね同一ですが、新たな一品もあり、お品書きと付け合せで頂くのもまた一興。

数の子、黒豆等の祝い肴、栗金団、昆布巻き等の口取り、鯛、鰤、海老等の焼き物、酢レンコン、菊花かぶら等の酢の物、八ツ頭、竹の子土佐煮等の煮物。それ以外も独創的な一品の数々。

1週間前から仕込みを行い、手間隙掛けて作った料理の数々。今年も美味しく頂きました。ご馳走様でした。

2024/01/01 更新

11回目

2023/12 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

師走に至福の一時を過ごしに

師走に入った早々、美味しい和食を頂きたくお伺いしたのは我が家で贔屓にしている此方。

土日祝が定休日となっている為、金曜日の19時にお伺い。ですが連れが会社トラブルでが小1時間の遅刻。イライラ、ハラハラしながらも、女将や大将が気を使って頂き恐縮。いつもの季節のお任せコースが漸くスタート。

すっぽんスープ
いきなりすっぽん、と思いつつ、本日は寒い日でヤキモキしていた気持も落着き温まります。スープは出汁の甘味と塩味が効いて絶妙な味わい。すっぽんの身もプリプリして柔らかい。餅も入ってます。

ここで早くも日本酒。
秋田県由利本荘市の㈱齋彌酒造店の雪の茅舎 純米吟醸生酒。キレの有るすっきりした喉越し。

セイコ蟹、河豚の和物、自家製唐墨
卵を持っている雌のズワイ蟹をセイコ蟹と言うそうで、11〜12月の時期に、限られたエリアでしか入手出来ない貴重な蟹。卵の素である赤い身の内子の旨味と香ばしさ。
河豚はコリコリ、皮も入って辛子マヨネーズで和えているようで、お酒が進みます。
手間暇掛けた自家製唐墨も適度な塩味と熟成の旨味でご飯が食べたくなります。

大畑鮪の納豆巻
大畑は青森の大間の隣の町。鮪も脂が乗って甘いですが、意外にアッサリ感じるのは薬味の大根おろし納豆で円やかに中和されているからでしょう。薬味は他に刻み茗荷、青海苔、山葵を自分好みで巻いてオリジナルな味わいが楽しめます。

朴葉(ほおば)味噌焼き
朴葉の上に具材と味噌を乗せて焼いて頂く飛騨高山の郷土料理。具材は牡蠣、常陸牛、天然舞茸、下仁田葱、銀杏等。甘辛味噌が食欲を唆ります。

2本目のお酒は和歌山県海南市の平和酒造㈱の紀戸 純米吟醸酒しぼりたて。淡麗シャープな味わい。

虎河豚と海老芋の唐揚げ
虎河豚の脂身とプリプリ感。冬を代表する京野菜の海老芋は柔らかくネットリした甘味。

かぶら鍋
蕪のすりおろしでさっぱり食べられる鍋料理。具材は河豚の白子、鰤、レンコン、海老、椎茸等。甘味のある蕪のすりおろしでこんなに味わい豊かで美味しいなんて。柚子の風味も良いです。何より温まります。

3本目のお酒は山梨県北杜市の山梨銘醸㈱の七賢 純米吟醸生酒一番しぼり。滑らかでフルーティーな味わい。

トリュフご飯
異国の食材と日本の主食であるお米がこれ程マッチした料理は有るだろうか、といつも思います。溶き玉子をかけて、海苔をまぶして頂きます。いつもの青森県産の蜆汁と共に。贅沢な美味しさ。

ご厚意で柿のデザート。
柿に濃厚クリームが乗って柿のさっぱり味とクリームの甘味のコントラスト。

本日も贅沢な食材を使って趣向を凝らした料理の数々。至福の一時を過ごせました。今年も残り1ヶ月。もう一息頑張れそうです。

今年も此方のおせち料理を注文。材料や仕入費用が昨年比高騰しているはずなのに、昨年と同一価格で提供して頂けるとの事。楽しみにしております。ご馳走様でした。

  • すっぽんスープ

  • すっぽんの身

  • すっぽんの身

  • 最初の日本酒

  • セイコ蟹、ふぐの和物、自家製唐墨

  • セイコ蟹

  • 河豚の和物

  • 自家製唐墨

  • 大畑鮪の納豆巻

  • 大根おろし納豆

  • 大畑の鮪

  • 朴葉味噌焼き

  • 常陸牛

  • 2本目の日本酒

  • 虎河豚と海老芋の唐揚げ

  • かぶら鍋

  • かぶら鍋

  • 3本目の日本酒

  • トリュフご飯

  • 青森県産の蜆汁

  • 柿のデザート

2023/12/05 更新

10回目

2023/09 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

秋を感じる料理を頂きに

漸く夏の茹だるような暑さから涼しくなり始めた本日、伺ったのが我が家で贔屓にしている和食店の此方。

以前は土曜日も営業していましたが、休みが日曜日と祝日だけだとご主人が翌日の仕込みの準備も有り、実質休めてない為、今は平日のみの営業。私と同世代で立ち仕事ですからね、大変です。

平日18時に予約し訪問。店内は先客2組、BGMはクラッシック、いつもの季節のお任せコースでお願い済。

先付は自家製揚出し豆腐
ネットリした揚出し豆腐は纏わりつく旨味と甘味。中には鱧、海老、銀杏の揚物も有って贅沢。

お凌ぎはイクラと餅米、鰻の北京ダック風、ホタテと赤貝の酢味噌和え、蟹味噌の4種
印象的なのは鰻を皮で巻いた北京ダック風。中に鰻と胡瓜、辛噌味が絶妙。皮もねっとりして美味しい。

ここでビールから日本酒へ。
女将セレクトで最初は山形県酒田酒造㈱の上喜元出羽の里。フルーティーで飲みやすく、仄かな甘味て後味も余韻が残ります。

向付は焼き松茸と真鯛の刺身
今年初めての松茸は風味良く、サクサクした香ばしさ。これにネットリした甘い真鯛で巻いて、味付は山葵か天然塩に酢橘を絞って頂きます。味が引き立ち贅沢な味わい。

焼物は子持ち鮎の山椒味噌煮込みと合鴨
箸を通すだけで裂ける程の柔らかい鮎は、少しの苦味と旨味。いつも塩焼きでしか頂いたことのない私にはピリ辛の山椒味噌と相まって初めての味わい。合鴨はジューシー。

ここで新潟県八海醸造㈱の特別純米原酒八海山
確りした味わいながら、口当たりはスッキリ滑らかで飲み易い。

強肴はフォワグラとトリュフの茶碗蒸し
蒸されたフォワグラは味が濃厚に感じます。茶碗蒸しの玉子とフォワグラの甘味が混在となって、更にトリュフが加わり何とも贅沢な一品。

強肴2品目は鮑と松茸の天ぷら
鮑の揚げ物は初めて。生の鮑はコリコリした食感ですが、揚物は柔らかくしっとりとした食感。肝に苦味は無く味噌みたいな味。初めて頂きました。焼きに続き松茸の天ぷらはコリッとした歯応えと風味豊かな香り。

最後は名物トリュフご飯と青森県産の蜆汁
トリュフご飯に溶き卵を掛けて、海苔をまぶして頂きます。此方を頂く頃にはお腹パンパンです。その後の蜆汁も出汁が出て美味しい。

デザートは自家製栗のムース
栗の裏漉ししたムースの上には金粉。滑らかで濃厚ながら甘味控え目、後味はアッサリしています。

本日も旬の食材と手間暇掛けたオリジナリティの有る贅沢な一品の数々。卓上に調味料を一切置いていないのは、提供した料理に絶対の自信が有るからしょう。また明日から暫く粗食の日々。ですがだからこそ次回の楽しみとして頑張れます。ご馳走様でした。

  • 自家製揚出し豆腐

  • お凌ぎ4種 

  • 鰻の北京ダック風

  • 山形県酒田酒造㈱の上喜元出羽の里

  • 焼き松茸と真鯛の刺身

  • 松茸

  • 子持ち鮎の山椒味噌煮込みと合鴨

  • 子持ち鮎の山椒味噌煮込み

  • 合鴨

  • 新潟県八海醸造㈱の特別純米原酒八海山

  • フォワグラとトリュフの茶碗蒸し

  • 鮑と松茸の天ぷら

  • 鮑の肝

  • 名物トリュフご飯

  • 青森県産の蜆汁付き

  • 自家製栗のムース

2023/09/30 更新

9回目

2023/07 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

私の還暦誕生月のお祝いを兼ねて

茹だるような暑さが続く中、7月は私の誕生月で還暦を迎えるので、贔屓にしている和食店に行こうと、お伺いしたのが此方。

18時にお伺いする事で予約しましたが、地下鉄遅延で20分遅れで入店(本日予約のお客さんは皆遅れて来ました)。

駅から少し遠い事も有り、汗だくでしたので、冷たいビールで喉を潤します。
メニューはいつもの季節のお任せコース。

先付は自家製胡麻豆。
胡麻豆腐はねっとりとした食感で胡麻の風味を感じます。しっとりとした茄子も、確りした食感の海老も、涼し気なオクラも、出汁も含めて美味しい。

お凌ぎは以下4点。
鱧、鰻、鯵、あん肝。
湯引きされた鱧は柔らかく梅肉、紫蘇で味付。
ふんわりした鰻の下にはふっくらなもち米。
鯵は玉葱との和え物でさっぱり。
自家製あん肝は濃厚ながら後味はさっぱり。

ここで早くも日本酒。
長崎県平戸市の福田酒造㈱の純米吟醸福田。
ピリッと爽やかで痺れる清涼感、微発酵してるそうで夏らしい冷酒。

山形県鶴岡市の富士酒造㈱の純米大吟醸星天航路。
甘酸っぱさが際立つキリッとした味わい。
女将のセンスの良さが光ります。

向付は千葉の鮑、宮城県塩竈市の本鮪、外房大原の真鯛。
鮑はコリコリした食感の中に甘味有り。
本鮪はトロリとした旨味。
真鯛もねっとり甘い。

煮物はフカヒレの姿煮とスッポンの真薯(シンジョ)。
フカヒレは繊維質を感じるトロリとした食感。
スッポンの真薯は淡白ながらトロっとした旨味。

焼物はのどぐろの蒸し焼きと常陸牛のイチボ。
脂たっぷりのどぐろと、常陸牛のお尻のお肉の一部位であるイチボの柔らかな甘味。

強肴はキンキと雲丹の餡掛け。
キンキの唐揚げの下には雲丹が隠されて、雲丹の甘味が加わり、何とも言えない贅沢な味わい。万願寺唐辛子も肉厚で柔らかく、甘味が有って美味しい。

茄子の漬物。
肉厚な茄子。箸休めに丁度良しです。

トリュフご飯。
久しぶりの締めのトリュフご飯。溶き卵の出汁を掛けると更に美味しい。お供は青森産の肉厚な蜆汁。

デザートはバニラアイスにクレープフルーツのジュレ。
甘さ控え目ながら、グレープフルーツの酸味とバニラアイスの甘味がマッチング。

更に山形県東根市の天香園からブラックダイヤと呼ばれるさくらんぼを頂きました。甘くて柔らかな酸味の味は、正にブラックダイヤに値する味わい。

毎回お伺いする度に、ご主人の料理の引出しの多さと、素材のアレンジの妙に感嘆します。今後も自分へのご褒美や特別の日に使わせて頂きます。ご馳走でした。

  • 自家製胡麻豆腐

  • 左上から鱧、鰻、左下から鯵、あん肝

  • 鱧と鯵

  • 鰻とあん肝

  • 長崎県平戸市の純米吟醸福田

  • 山形県鶴岡市の純米大吟醸晴天航路

  • 左上から鮑、本鮪、真鯛

  • フカヒレの姿煮とスッポンの真薯

  • のどぐろの蒸し焼きと常陸牛のイチボ

  • キンキと雲丹の餡掛け

  • 茄子の漬物

  • トリュフご飯

  • バニラアイスにグレープフルーツのジュレ

  • ブラックダイヤ

2023/07/22 更新

8回目

2023/03 訪問

  • 夜の点数:4.6

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.6
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

春を感じに贅沢な至福の一時

桜も綻び始め、春の暖かさを感じながらお美味しい和食を頂きたく、伺いしたのは我が家で贔屓にしている此方。

3月は過去お伺いした事が無く、春を感じるメニューを期待しながら、18時に訪問。奥の半個室に案内されます。

最初に提供されたのが、地元郷土料理の深川めし。
三つ葉の香りと共に、アサリの潮を感じる柔らかさ、ご飯もふっくら炊きあがって美味しい。

先付3品
鮪の利休揚げ、赤ナマコ、蛍烏賊とバイ貝
利休揚げとは茶人千利休が胡麻を使った料理が好きだった事から、食材に胡麻をまぶして油で揚げたもの。半レアの鮪と香ばしい胡麻とのハーモニー。
赤ナマコのコリコリ感に味付は大根おろしとポン酢。
蛍烏賊とバイ貝も酢味噌と和えてお酒に合います。

本日は雨が降って肌寒かったので、ひれ酒熱燗を注文。

お造り
岩手県大船渡産の本鮪の中トロととらふぐ刺身
鮪のネットリした甘味と、とらふぐのコリコリ感。久方ぶりにとらふぐをこの時期に頂けるとは。贅沢な組合せ。

焼物4品
常陸牛ヒレ肉の筍巻き、姫貝、白子焼き、きんき焼き
旬の筍と柔らかい常陸牛の意外な組合せ。
姫貝はバカガイのむき身を細長く引き伸ばして乾燥させたもの。噛めば噛むほど味が滲み出ます。
白子はフワッとした食感と後に広がるクリーム感が堪らない。
きんきは脂が載って瑞々しく香ばしい。

箸休め
筍とそら豆の真薯(しんじょ)
真薯とは白身魚や海老等のすり身と、山芋や卵白等のつなぎを加えて、成形した練り物の事。蒸したり揚げたり等の手間隙かけた柔らかな味わい。

強肴
トリュフのコロッケ 雲丹、キャビア、朝鮮人参添え。
ポテトの中にもトリュフが入って、雲丹とキャビアも味わえる最高なコロッケ。朝鮮人参の揚物も珍しい。

ご飯
唐墨ご飯と汁物は青森産蜆
初めての炊きたて唐墨ご飯。唐墨の塩加減がご飯と合って最高の締めご飯。身が大きくプリプリの青森産蜆と共に。

デザート
自家製白玉苺あんこ
白玉は苺とあんこの異なる甘味のどちらにも合います。

相変わらず付かず離れずでサービスして頂く奥様と、独創的な料理を絶妙なタイミングで提供して頂くご主人。今晩も贅沢な至福の一時を過す事が出来ました。これで当分仕事も頑張れそうです。ご馳走さまでした。

  • レモンスカッシュと生ビール

  • 深川めし

  • 付出3品

  • 鮪の利休揚げ

  • 赤なまこ

  • 蛍烏賊とバイ貝

  • ひれ酒

  • 本鮪の中トロととらふぐ刺身

  • 焼物4品

  • 常陸牛ヒレ肉の筍巻き

  • 姫貝と白子焼き

  • きんき焼き

  • 筍とそら豆の真薯

  • トリュフのコロッケ 雲丹、キャビア、朝鮮人参添え

  • 唐墨ご飯

  • 汁物は青森県産の蜆

  • 自家製白玉苺あんこ

2023/03/20 更新

圧巻のおせち料理を堪能

例年連れの実家がお寿司屋をされていたので、寿司ネタを豊洲・築地で買って寿司三昧と言うのが、年末年始の過ごし方となっていましたが、義父母も高齢になり負担軽減の為に、今回初めて此方のおせち料理をお願いしました。

注文したのは11月にお伺いした際、おせち料理予約受付中の案内版を見た時です。お値段が45,000円とあったので二の足を踏んでいましたが、女将の清水の舞台から飛び降りてみましょう、の一言で予約しました。

年末に受取、連れの実家で箱を開けてみると、その料理の鮮やかさと豪華さにびっくり。お品書きには以下の通りの記載が有ります。

一の重
黒豆・長老喜
子持ち鮎山椒煮
鰊(ニシン)昆布巻き
自家製塩いくら
自家製唐寿美
数の子
鮟肝味噌漬け
鼈甲玉子
干し柿チーズ
車海老西京漬け
蛸旨煮
ローストビーフ昆布〆め
梅の白扇揚げ
鱈子旨煮
菊花かぶら
紅鮭の紅白巻き

二の重
栗金団
鰻玉子焼き
トリュフ松風
合鴨ロース煮
鯛の鯛塩焼き
せいこ蟹甲羅焼き
帆立の酒盗焼き
鰤の味噌柚庵焼き
サーモンの西京焼き
鮑の肝焼き
八ツ頭
梅人参
裏白椎茸
竹の子土佐煮
お多福豆
金柑蜜煮
揚げ巻き湯葉
手毬麩
梅麩

数えてみたら一の重で16種類、二の重で19種類。
予想を遥かに超えるおせち料理の数々。これだけの品数を揃えるのも大変であったと思います。しかもぎっしり詰め込まれています。

数の子、黒豆等の祝い肴、栗金団、昆布巻き等の口取り、鯛、鰤、鰻、等の焼き物、菊花かぶら等の酢の物、八ツ頭、竹の子土佐煮等の煮物。それ以外にも独創的な逸品の数々。

手間暇掛けて丹精込めた料理に舌鼓。お品書きと見比べて、これがこの料理だとワイワイガヤガヤと談笑し、いつもと違う年末年始を過ごさせて頂きました。流石は後悔させない、と女将が仰っただけの事は有ります。ご馳走さまでした。

  • 一の重

  • 二の重

  • お品書き

  • メニューの一部変更書き

2023/01/02 更新

6回目

2022/11 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

我が家で贔屓にしている和食店 晩秋に教えたくないけど伝えたい料理の数々

本日は本格的な割烹料理を頂きたくお伺いしたのが、我が家で贔屓にしている此方。

18時に訪問。奥の半個室に案内されます。BGMはご主人の趣味のクラッシック。

先ずは最初の前菜、お摘み
今回5品。内容は無花果(いちじく)、からすみ、春菊のお浸し、常陸牛寿司、鯖の煮付け。

特にトロリとした無花果の甘味、舞茸の香ばしさ 銀杏も入ってこれで充分秋を感じさせる一品。

常陸牛の一口サイズのお寿司は少しレア感も有って、柔らかく肉汁たっぷりで甘味を感じます。

手間暇の掛かる自家製からすみは塩加減がベスト。

春菊のお浸し 鯖の煮付けも普通に美味しい。

土瓶蒸し
松茸、鱧、鮑、海老、栗、銀杏と秋の終わりを彩る食材の数々で出汁も勿論美味しい。

虎河豚の刺身
塩ポン酢、醤油ポン酢、肝味噌添え。自分で巻いて虎河豚の歯応え感のあるコリコリ感を満喫。

焼きはキンキ(キチジ)と鹿児島県産の鰻
キンキ(キチジ)はフワッとした食感と脂が乗って香ばしく、鰻はタレが無くても塩加減が利いて此方も香ばしい。

モクズガニとフカヒレの茶碗蒸し
真ん中にモクズガニの味噌。出汁とフカヒレの食感で何とも豪華な茶碗蒸し。

松茸のクリームコロッケ
出来立てのホクホクのコロッケ。味付は塩のみ。中には松茸が入って風味良く、何とも贅沢な一品。

最後はトリュフご飯
海苔と玉子汁を掛けて頂く〆ご飯。青森産の蜆は粒が大きくて美味しい。後はお持ち帰りにしました。

サービスでデザート
爽やかなシャインマスカットの下には、甘みを抑えた自家製つぶあん小豆、白玉のモチモチ感。

これでもかと思う程の食材の豊富さと、相変わらずの独創性と意外性、料理のクオリティの高さに感動致します。

帰り際おせち料理を初めて予約注文致しました。価格は45千円と、清水の舞台から飛び降りる気持ちでしたが、きっと一味違うおせち料理だと期待しております。ご馳走さまでした。

  • 前菜お摘み 左から無花果、からすみ、春菊のお浸し、常陸牛寿司、鯖の煮付け

  • 無花果

  • からすみ、春菊のお浸し

  • 常陸牛、鯖の煮付け

  • 土瓶蒸し

  • 松茸

  • 海老

  • 虎河豚の刺身

  • 本日のお酒は山形県酒田市の松嶺の富士 純米吟醸

  • キンキ(キチジ)と鹿児島県産の鰻

  • キンキ(キチジ)

  • 鹿児島県産の鰻

  • モクズガニとフカヒレの茶碗蒸し

  • フカヒレ

  • モクズガニの味噌

  • 松茸のクリームコロッケ

  • 〆のトリュフご飯

  • デザートはシャインマスカット

2022/11/08 更新

5回目

2022/06 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.6
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

我が家で贔屓にしている和食店 連れの誕生月にお伺い

6月は長年連れ添った連れの誕生月なので、我が家で贔屓にしている和食店の此方にお伺い。

本日は団体客が多いらしく、席は奥の半個室へ案内されますが、寧ろ此方が落ち着く感じで有り難い。店内BGMは何時ものクラッシック。少し気張って一番高い季節のお任せコースをお願いしています。

先ずは生ビール、柚子サワーで乾杯。
最初の料理は先付け代わりに春漁終盤の桜海老ご飯
もち米と筍も入ってふんわり香ばしい味わい。

早くも日本酒。和歌山県の純米吟醸紀土 1合1,000円
スッキリした喉越し。

シャコとカラスミ、ホッキ貝のぬた漬け、自家製あん肝
シャコの歯応え感、ホッキ貝のぬた漬けの相性の良さ、あん肝はしっとりした柔らかさと甘さ。お酒が進みます。

カワハギのお刺身
紫蘇の葉の上にポン酢と醤油を付けて自分流に巻いて頂きます。淡白ながら仄かな甘み、肝が何とも美味しい。新鮮な証。

次のお酒は山形県の特別純米上喜元からくち 1合1,200円
確りした飲み応え感の有る喉越し。

焼きはキンキとホタテの磯辺焼き
塩気の有るキンキは脂が乗って美味しい。海苔と帆立の相性が意外。

3種目のお酒は宮城県塩竈市の純米吟醸阿部勘
スッキリした喉越しながら、後から残る確りした余韻。

稚鮎と鱶鰭(フカヒレ)の唐揚げ
稚鮎の適度な苦味と香ばしさ。鱶鰭の唐揚げなんて初めてですが、塩胡椒で頂くとプリプリした柔らかなゼラチンの食感が楽しめます。

4種目のお酒は新潟県南魚沼産の純米酒生原酒鶴齢
此方もスッキリした喉越しながら、キレの有る味わい。

鮑と鱧(ハモ)のお吸い物
白身魚の鱧って自然な甘味、鮑も着込まれて甘い。
他にも秋田の今が旬の蓴菜(ジュンサイ)の滑りの有るトロトロ感、舞茸も入って出汁が効いて美味しい。

締めはトリュフご飯と青森県産蜆汁
いつもお腹一杯で持ち帰りにしていましたが、今回は一食抜いた事も有り、美味しく頂きました。吸物はいつもの青森産蜆。トリュフの味わいに、溶き玉子をかけて円やかに。蜆は身が大きく、プリプリして出汁か美味しい。

デザートは巨峰と小豆と自家製白玉
大粒の巨峰のさっぱりした甘味と小豆と白玉のねっとりした甘味のコントラスト。

これでもかと思う程の高級食材を使った料理の数々。今回はお酒も美味しく頂きました。お会計はそれなりの値段でしたが、それでも下町の良心的な価格であったと思います。チャキチャキした女将さんも素敵です。ご馳走様でした。

  • 桜海老ご飯

  • 左からシャコとカラスミ、ホッキ貝のぬた漬け、自家製あん肝

  • シャコとカラスミ

  • ホッキ貝のぬた漬け

  • 自家製あん肝

  • 和歌山県の純米吟醸紀土

  • カワハギのお刺身

  • 自分流に巻いて頂きます

  • 山形県の特別純米上喜元からくち

  • キンキとホタテの磯辺焼き

  • 宮城県塩竈市の純米吟醸阿部勘

  • 稚鮎と鱶鰭(フカヒレ)の唐揚げ

  • 鱶鰭(フカヒレ)唐揚げの断面

  • 新潟県南魚沼産の純米酒生原酒鶴齢(かくれい)

  • 鮑と鱧のお吸い物

  • トリュフご飯

  • トリュフご飯と青森県産蜆汁

  • トリュフご飯

  • 青森県産の汁

  • 巨峰と小豆と自家製白玉

  • 店構え

  • 店構え

  • 店構え

  • メニュー

  • 日本酒メニュー

  • 日本酒メニュー

2022/06/27 更新

4回目

2022/02 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

我が家で贔屓にしている和食店 結婚記念日にお伺い

2月は四半世紀以上を数える結婚記念月。先週の贔屓にしているフレンチに続き、美味しい和食を頂きたくてお伺いしたのが此方。

昨年6月以来ですので8ヶ月振り。本当は12月にお伺いする予定でしたが、既に予約一杯で、ならば今回となった次第。

前回訪問時は女将がご不在でしたが、本日はご健在で何時ものチャキチャキしたテンポの良いお話が聞けて何よりです。

入店するとお花が幾つも飾られていたので、聞くと開店10周年との事。おめでとうございます。

まん延防止措置で食材の仕入れが不安定との事でしたので、今回はアラカルトで。先客は2グループ。内1グループは女将のお身内の方々だそうです。

いつもお任せコースでお願いしてましたので、改めてメニューを見ると悩みます。店内は静かなクラシックが流れています。注文したのは女将のアドバイスも参考に以下の通り。

最初はお通し代わりのおでん
出汁が効いて美味しい。

真鯛の刺身肝ソース巻き 2,000円
自分の好みで薬味を付けて頂きます。鯛の肝の特製味噌が醤油とは違った味わい。

ふぐひれ酒 1,300円 次酒500円
この時期はコレに限ります。結局次酒を重ねて酔いが回りました。

和牛のたたき 2,100円
此方も自分好みで薬味を加えて頂きます。和牛は茨木のブランド常陸牛。少し炙った脂の甘味と柔らかさが絶品。

大統領しいたけ炭焼き 800円
北海道足寄産。大きくてがぶりつくと肉厚でジューシー。シンプルな炭焼きですが、自然の甘味を感じるます。

太刀魚とフグの白子焼き
メニューに無い奥様のお勧めから。太刀魚の香ばしくて塩加減が素晴らしい。フグの白子は日本のフォアグラと言われる位に、癖になりそうな味わい。

プリン体アラモード 1,500円
タラコ、白子、雲丹、とびっこ、イクラ、キャビアと魚卵系てんこ盛りの茶碗蒸しで此方の名物料理。コレステロール高めの我が身には禁断の食材のオンパレード。美味しいけれど罪な一品。

春の山菜天ぷら 1,700円
万願寺唐辛子、蕗の薹、筍、薇、蕨等、春の息吹を感じる山菜は揚げたて、サクサクで適度な苦味も失われず美味しい。揚げた油が違うのも分ります。

からすみと山くらげの土鍋ごはん 2.500円
青森産シジミ汁と共に。からすみの塩加減と旨味、山くらげのコリコリした食感はある程度お腹一杯でも、食べられてしまいます。

今回初めてのアラカルトでの注文でしたが、何れも美味しく頂けました。季節の変わり目に季節の食材を味わいにまた来ます。ご馳走様でした。

  • おでん

  • 真鯛の刺身肝ソース巻き 2,000円

  • フグのひれ酒 1,300円

  • 和牛のたたき 2,100円

  • 大統領しいたけ 800円

  • プリン体アラモード 1,500円

  • 春の山菜天ぷら 1,700円

  • からすみと山くらげの土鍋ごはん 2,500円/1人前

  • 店内

  • 店内

  • メニュー

  • メニュー

  • メニュー

  • ドリンクメニュー

  • 店構え

  • 看板

2022/02/13 更新

3回目

2021/06 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

我が家で贔屓にしている和食店

久方ぶりに美味しい割烹料理を頂きにお伺いしました。土曜日18時に予約。

来週緊急事態宣言が解除されるこの日は私共を含め2組のみ。ほぼ貸切状態。BGMはご主人の趣味でクラッシツクが静かに流れています。

コースはお任せ料理。提供された料理は以下の通り。但し料理名はお聞きした範囲での記載となりますので間違っているかもしれません。悪しからずご承知置き下さい。

鰻の蒸し焼き
鰻はふっくら柔らかく、鰻の下はもち米で甘味有り。

貝は岩海苔付きサザエ、バイ貝、ミル貝の3種類
サザエのコリコリ感と包むような岩海苔のねっとり感。
居酒屋お通しの定番バイ貝はまったりした味わい。
湯がいたミル貝は特徴的なねっとりしたコリコリ感で付け味噌が美味しい。

お椀物は鱧と蛤、海老
今が旬の鱧は汁との相性良し。
大きめの蛤の身はプリっと肉厚で美味しい。
トロミの有るジュンサイも素朴で良いアクセント。汁の温度も熱すぎず、ここまで唸る程の完璧なお吸い物は記憶に無し。

鰹と穴子の刺身
鰹は脂身より赤身が多く、さっぱりした味わい。
湯引きされた穴子はふんわりして本来の甘味を感じます。
湯引きされた穴子の中に焼き穴子が一つ。食べ比べでしょうか。タレもごま塩、岩塩、ゴマだれ、ミョウガ、ニンニク、山葵、マヨネーズと豊富な薬味。意外にも定番の醤油は無し。何でも醤油を付けて頂くのではなく、新たな味覚の発見を楽しんでもらおうとするご主人の計らいなのでしょうか。

焼きは対馬産のどぐろと万願寺唐辛子
のどぐろはトロトロの脂身の有る甘味、それを中和するかのように、ほんのり甘味を感じる今が旬の万願寺唐辛子はピーマンのような食感。

ミンク鯨のさえずりと鮑のあんかけ茄子添え
さえずりとは舌の事だそうです。濃厚でトロトロした脂乗りでこの上無い柔らかさ。
鮑はねっとりした甘味。鮑って調理が難しく固くなるのが常ですが、こちらのは柔らかく甘味があります。トロミの有るあんかけ汁も鯨と鮑の出汁が出て美味しい。

鼈の春巻きと稚鮎
鼈の春巻きなんて初めてです。鼈の独特な脂身の有る肉質や食感が何とも言えません。
稚鮎は香ばしい。

水茄子
口直しに丁度良し。

トリュフご飯と青森産の蜆汁
最後の〆はいつもの此れ。ですが既に満腹でとても食べられないので持ち帰りに。
蜆は大きく身もプリプリでしかも沢山入っています。その分出汁が効いています。

リコッタチーズのデザート
上にはトリュフ?独特の風味の有るチーズは印象的。

毎回これでもかと独創性の有る料理の数々。昼食を抜いてお伺いしたにも拘わらず、トリュフご飯の前でお腹一杯となってしまいました。

今回奥様は体調を崩されたとの事でお見えになれませんでしたが、またチャキチャキな奥様の名調子を聞きたいと思います。ご馳走さまでした。

  • 鰻の蒸し焼き

  • 左からサザエ、バイ貝、ミル貝

  • サザエ

  • バイ貝

  • ミル貝

  • 鱧と蛤、海老

  • 鰹と穴子の刺身

  • 対馬産のどぐろと万願寺唐辛子

  • ミンク鯨のさえずりと鮑のあんかけ茄子添え

  • 鼈の春巻きと稚鮎

  • 水茄子

  • トリュフご飯

  • トリュフご飯と蜆汁

  • リコッタのチーズ

  • 店内

  • 店構え

  • 店構え

2021/07/01 更新

2回目

2021/01 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

教えたくないけど伝えたい驚きと感動的な料理の数々

11月に初めてお伺いし料理の独創性と意外性、クオリティの高さが忘れられず、緊急事態宣言の中、17時から予約して2回目のお伺い。

コースはご主人のお任せ3種類有りますが、多少予算を超えても良いので、すっぽん料理を含めて頂ければと無理なお願いをお伝え。

店内のBGMは何故かクラッシックが静かに流れています。此もご主人の独創性と意外性でしょうか。先ずはビールで乾杯。お任せでメニューが無いので料理名は勝手につけています。

鯖寿司
鯖の脂身の甘味にイクラの甘味が重なります。

お摘み3種
ポン酢におろし大根のナマコは独特のコリコリ感。刻みきゅうりと味噌ダレが乗った合鴨は味が染みて熟成された風味。カワハギは酒粕でしょうか、ネットリしてお酒が進みます。

ここでお酒は辛口純米の熱燗に切り替えます。

すっぽんスープ
すっぽんの身はプリプリでコラーゲン豊富。出汁がとても美味しく、どんなに啜っても飽きない味わい。改めてこんなにも美味しかったかな、すっぽんのスープって。しかも身体が暖まります。連れの分まで頂いてしまいました。

鰤巻き
脂が乗った鰤トロに大根卸納豆、刻んだ大葉やミョウガ、岩海苔を巻いて少し醤油を垂らして頂きます。鰤トロの甘味と薬味のハーモニーが堪らない。大根卸納豆だけでも独立したお摘みになって美味しい。自分の好みの味が楽しめるよう、ちょっとした余地を残すのも此方の料理の特徴です。

太刀魚の雲丹あんかけ 蕗の薹添え
富津産の太刀魚は甘酢に雲丹の甘味が加わり贅沢な一品。揚げた蕗の薹のサクサク感も際立っています。

鮑の肝ソースと香箱蟹
鮑は柔らかく、肝は程良い苦味とコクで風味が良い美味しさ。香箱蟹は北陸地方の冬の味覚ズワイガニの雌の事を言うそうで、小ぶりですが味は濃厚。中には蟹の身のみならず雲丹や野菜も入っています。焼きが絶妙なので香ばしさが伝わります。

すっぽんの唐揚げ
コラーゲンたっぷり、トロットロで熱々。弾力が有ります。

黒トリュフご飯とシジミ汁
名物黒トリュフのご飯は贅沢な香り。ご飯も立っています。出汁入り溶き卵に刻み海苔をまぶして頂きます。青森産シジミはプリップリッで身も大きめ。

デザート
金粉入りの栗きんとん、黒豆にクリームチーズも有って濃厚な味わい。

デザートを含め9品。黒トリュフご飯迄に既にお腹一杯。すっぽんの唐揚げを含めてお土産にして頂きました。

随分と値が張るだろう食材を惜しげもなく、驚きと感動でもって、これでもかと思う程に多彩な料理が出て来ます。すっぽん料理も2品入れて頂きました。

それでいて会計時は寧ろ計算違いをしているのではと思う程にリーズナブル。ご主人の太っ腹な心意気を感じます。

次回は朝から何も食べずに伺いましょう。本日も満腹満足な料理の数々でした。ご馳走さまでした。

  • 鯖寿司

  • 左からナマコ、カワハギ、合鴨

  • ナマコ

  • 合鴨

  • カワハギ

  • すっぽんスープ

  • すっぽんの身

  • 鰤巻き

  • 大根卸納豆

  • 太刀魚の雲丹あんかけ 蕗の薹添え

  • 鮑の肝ソースと香箱蟹

  • 鮑の肝ソース

  • 香箱蟹

  • すっぽんの唐揚げ

  • すっぽんの唐揚げ

  • 黒トリュフご飯

  • シジミ汁

  • 金粉入り栗きんとん

  • 店内

  • 店構え

2021/02/02 更新

1回目

2020/11 訪問

  • 夜の点数:4.4

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

あまり教えたくない門前仲町の隠れた名店

たまには本格的な割烹料理を食べてみたいとの事で伺ったのが此方。食べログの口コミ数は少ないですが、個別の点数が高いので予約して伺いました。

お店は門前仲町駅から永代橋を渡る手前に有り、結構歩きます。

19時前に到着。店内は既に8割程の常連客で賑わっています。席は奥の半個室。初めてなので予約時に季節のお任せコース10千円をお願いしています。

先ずは生ビールと柚子サワーで乾杯。

最初に出されたのは白子のお粥。
少しまったりして出汁も優しい味わい。寒かったので温まります。最初にお粥が出されるのも面白い。

焼き柿の牡蠣入り、自家製からすみ、銀杏。
焼かれた柿を器に見立てたクリームソースの中には海老や柿、牡蠣が入っています。味は柿のフルーティーな甘味と牡蠣の旨味が混じりあったデザート感覚な味わい。柿と牡蠣を組み合わせをする発想が凄い。
自家製からすみも濃厚しっとりして美味しい。

ここで山形の辛口上喜元特別純米からくちを注文。
キレが有りながら深みの有る味わい。

刺身は真鯛。
普通に刺身として頂くのではなく、大葉に鯛の身と皮、あん肝味噌に薬味を乗せて頂きます。あっさりした鯛の身と濃厚あん肝、薬味との味のハーモニーが広がります。

追加のお酒は山梨の七賢純米生酒なま生。
生酒ならではのすっきりふくよかな味わい。

焼き料理は日立牛のランプ。
月並みの表現ですが香ばしくてジューシー。

お椀モノはすっぽんとフカヒレの茶碗蒸し。
すっぽんとフカヒレが贅沢に入っています。フカヒレのプリプリ感、すっぽんのコリコリ感。贅沢な一品で有る事は間違いないでしょう。

焼き魚は鰻の白焼きと焼き鰤。
鰻の白焼きはほんわか柔らかく、山葵とカボスの風味も良し。鰤も焼き加減、塩加減が絶妙で香ばしく、いつも家で食べる鰤よりワンランク違います。

揚げ物は松茸の唐揚げとコロッケ。
仄かに漂う松茸の香り。味付けされたコロッケにも刻み松茸が多く入って贅沢な一品。

お待ちかねトリュフご飯。
出汁入り溶き玉子と刻み海苔付きで、吸い物は青森のシジミ汁。
やはり香りが違います。土鍋で炊いているのでご飯も立っています。この時点で既に満腹なので残りはお土産にして頂きました。
シジミも沢山入って出汁も取れています。

最後にデザートはトリュフが乗ったプリン。
プリンは固豆腐みたいで甘さ控えめ。

あっという間の2時間半。これでもかと思う程の料理の品数。これで1万円のコース。お得感満載です。

ある程度年齢を重ねると次にどんな料理が出されるか予想出来るものですが、此方は意表をつくオリジナリティー溢れる料理ばかり、しかも何れも美味しい。

チャキチャキした女将さんも目配り、気配りが素晴らしく、タイミング良く料理も提供して頂き、ストレス無く料理を楽しめました。

女将さんの話だと昔は門前仲町駅近くにお店が有ったそうですが、店主の目指すお店のイメージにそぐわない酔客が来店されたりして嫌な思いをされたそうです。

純粋に店主の料理を味わったり、楽しんで頂けるお客様にのみ料理を提供したい、との思いから駅から少し遠いこの場所に移転したそうです。

まだまだ食べログには点数は其ほどですが、人には教えたくない隠れた名店が有るなと思いました。また伺います。ご馳走さまでした。

  • 白子のお粥

  • 白子のお粥

  • 焼き柿の牡蠣入り、自家製からすみ、銀杏

  • 焼き柿の牡蠣入りアップ

  • 山形の上喜元からくち 特別純米酒

  • 山形の上喜元からくち 特別純米酒

  • 真鯛の刺身

  • 真鯛の刺身

  • あん肝味噌

  • 山梨の七賢 純米生酒なま生

  • 日立牛のランプ

  • 日立牛のランプ

  • すっぽんとフカヒレの茶碗蒸し

  • すっぽんとフカヒレの茶碗蒸し

  • すっぽんとフカヒレの茶碗蒸し

  • 鰻の白焼きと焼き鰤

  • 松茸の唐揚げとコロッケ

  • 松茸の唐揚げとコロッケ

  • トリュフご飯

  • トリュフご飯

  • シジミ汁

  • トリュフが乗った自家製プリン

  • 半個室

  • 店構え

  • 看板

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2020/12/03 更新

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