ヨッパのホッシーさんのマイ★ベストレストラン 2016

ヨッパのホッシーのレストランガイド

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ヨッパのホッシー (男性) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

別邸 朧月夜 (道後温泉、道後公園、南町 / 料理旅館、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2016/12訪問 2016/12/14

落ち着いた空間でまったりと非日常を楽しむ

宿泊で利用。

道後温泉に近くひっそりとたたずむ隠れ宿。寒い日でしたが屋外でスタッフのお出迎えがある。玄関を入るととても暖かく、ロビーにあるドリンクはすべてフリードリンクでスタッフからおもてなしを受ける。
チェックインは14時からで手続き済ませ客室へ。宿泊プランは「【一品チョイス】朧月夜限定★スタンダードプラン」を選択。

客室は1階で中庭の紅葉が素晴らしい。建物が新しく全室露天風呂があり、清掃が行き届き清潔でとても静かで落ち着く。

まずはロビー階の2階にある温泉棟・御茶屋の浴場に。サウナはないが道後温泉を館内に引き込んでおり、道後温泉の名湯を楽しむ。浴槽は岩風呂で足をゆっくりと伸ばしてくつろげる。バスタオル、タオル、カミソリ、ドライヤーに牛乳、コーヒー牛乳が備えてあり、アメニティは充実したサービスで、身軽に入浴できます。ひと風呂浴びてロビーに戻るとスタッフからお声がけがあり、湯上りの生ビールのサービス。ビールはアサヒの「プレミアム生ビール熟撰」とのこと。ビールサーバーが清潔でとても軽くおいしい生ビールは、五臓六腑に沁みわたり湯上りの汗が一気に引いてとてもうれしいサービス。
また、道後温泉に入浴できる無料チケットがフロントにあり、タオルが入る籠の貸し出しと併せて、身軽に道後温泉も楽しめるサービスも利用する。夕食までの時間を温泉三昧で楽しみとてもリラックスできる。
客室にはマッサージ機があり、温泉で温めた身体をマッサージ機でほぐし、日頃の疲労回復に十分な設備となっている。
そして客室の冷蔵庫はすべて無料。エビスビール、アサヒスーパードライ、キリンラガー、氷結など、ソフトドリンクもポカリスエット、オロナミンC、コカ・コーラ、十六茶、ミネラルウォーターなど充実している。

さて、今夜の夕食は専用のダイニングで、プランのメニューは以下のとおり。

食前酒 砥部七折小梅酒
前八寸 焼湿地茸、柿鵜卵、マスカット絹衣、慈姑煎餅、姫栄螺、菊黄味寿し、銀杏松葉刺し
お通し 柿膾、蕪、胡瓜、人参、〆サゴシ、針のり
椀   清水仕立、零余子真蒸、湯葉、占地茸、公孫樹麩、芽葱、酢橘
お造り 伊勢海老、縞鯵レモン〆、小原女太刀魚、穴子焼霜、銀杏南京、木の葉南京、花穂、山葵
炊合せ 揚げ長芋、海老けし丸、舞茸、菊菜お浸し、菊花びら百合根、針柚子
温物  伊予牛のしゃぶしゃぶ/野菜一式、薬味
焼物  魴祐庵焼き
酢の物 蟹時雨、坂本菊、軸三葉、石榴
御飯  久万高原産コシヒカリ
香物  絹川茄子他盛り合わせ
止椀  松山味噌仕立、蜆、三葉、粉山椒
果物  レモンゼリー、苺、巨峰、赤肉メロン丸、ホイップクリーム、ミント一葉

・食前酒の砥部七折小梅酒は、スッキリとした飲み心地で、ほのかな酸味がある味わい。砥部町七折は梅の産地、地元食材にこだわっておられるようで料理が楽しみ。

続いて別途オーダーの「プレミアム生ビール熟撰」。乾杯をしていただくビールは、ビールサーバーの管理がよい軽くおいしい生ビール、一層楽しくなり前八寸に進む。

・焼湿地茸は焼いたしめじうをポン酢に漬けたもの。酸味の効いたスッキリとした味。
・マスカット絹衣は、マスカットを絹豆腐で和えたもの。マスカットの甘みと柔らかい絹豆腐の大豆感がマッチして初めて食べる味に感動。
・菊黄味寿しは、卵の黄身にイクラが乗ったもの。和菓子のように細工がなされた黄身は、黄身特有の喉が詰まるようなゴワゴワ感がなく、イクラの塩分がうまく調和しおいしい。
・柿鶉卵は、ウズラ卵を漬け込んだものに本物の柿のヘタを乗せたもの。味は普通のウズラ卵だが、ビジュアルで季節感を味わえるのが楽しい。
・慈姑煎餅は、くわいのおせんべい。パリッとした食感に程よい塩気でビールが進む。
・姫栄螺は、姫というだけあり小振りのサザエを煮たもの。生のサザエは磯の香りがよいが、煮サザエは磯の香より貝の旨みが濃厚に味わえおいしい。煮汁の塩梅がよくおかわりが欲しいところ。
・銀杏松葉刺しは、ギンナンを松葉に刺したもの。強めの塩がギンナンの旨みを引き立たせビールが進みまくり、ビールをおかわり。

次はお通し。

・柿のなます、かぶ、キュウリ、ニンジン、酢で締めたサゴシを黄身酢で和えて針海苔を乗せたもの。サゴシはサワラの幼魚で酢の締め加減の塩梅がよい。黄身酢は家庭でレシピ通りに作ってもくどかったり、薄すぎたり中々うまくいかないが、こちらの黄身酢はくどさも薄さもなくおいしい。

ポンジュースのカクテルを所望。よく冷えたカクテルは、ポンジュース独特の味がありおいしい。

続いて椀。

・こちらの椀はすまし汁。すまし汁のダシの引きは完璧。スダチのあっさりとした香りに、むかごしんじょうの魚のすり身とむかごがとても合う。ユバは京都でいただいたものと比較して濃厚さはやや欠けるが、椀物としては上出来。いちょうの形をした麩が入り、しめじと芽ねぎの季節感がとてもよい。

ここで焼酎のボトルをオーダー。麦をオーダーしたがクセもなくとても飲みやすい焼酎。

次はお造り

・伊勢海老はプリプリとして甘い。
・シマアジはレモンで締められサッパリとした柑橘感のある味。
・おはらめ太刀魚は、タチウオと針生姜を海苔で巻いたもの。新鮮なタチウオは歯ごたえもよくショウガのスッキリした味がよい。
・穴子焼霜は、あなごの皮と身を炙ってある。一般的には皮を炙るが、両面炙ってあるものをいただくのは初めて。身と皮の間の臭みはなく、ホクホクとした食感とあなごの旨みを味わえおいしい。


続いて炊合せ。

・とろみの付いた餡の上に揚げた長いも、海老とけしを混ぜ込んだ団子、舞茸、きく菜のお浸しに、菊の花びら色に染めた百合根と針柚子が乗る。全体的に素材の味を生かした薄い味付け。

次は温物。

・伊予牛のしゃぶしゃぶはポン酢とゴマダレでいただく趣向。伊予牛をまずはポン酢でいただく。上品な赤身の味わいでサシの入りは普通。次はゴマダレを使うとあっさりとしながら後味に深みのあるタレで最後までゴマダレを使うことになる。野菜はシイタケ、ニンジン、えのき、白ネギ、豆腐、湯通しをした一仕事してある白菜。足元は床暖房で暖かく鍋で上半身が暖かくなり焼酎の水割りが進みまくる。

続いて焼物。

・ほうぼうという魚は煮付けでいただいたことはあるが、祐庵焼きは初めて。杉板に巻かれた白身の身は杉の香りが移り、旨みと歯ごたえがあって美味。醤油、酒、みりんの調味液の調和がよく焼酎が進む味。

次は酢の物。

・カニの身を大根おろしで和えてあり、柔らかい酢がとてもさわやか。ザクロの実が甘酸っぱくて、きつくない酢との調和がよい。

締めにごはんと止椀。

・久万高原産コシヒカリは、柔らかに炊かれモッチリとした味。
・松山味噌仕立は、合わせみそのようなやや濃いめの色のみそ汁。シジミがたっぷりと入り美味しいがやや甘く感じる。四国地方でいただくみそ汁は比較的甘めの汁が多く郷土色がでたものであろう。
・香の物は、なす、ニンジン、大根などの漬物。浅漬けでサッパリと締めによい味。

最後はデザート。

・透明のレモンゼリーの上に巨峰、いちご、赤肉メロン、ホイップクリーム、ミントが乗る。よく冷えて普通においしい。

私にはちょうどよい食事量だが、少しずつの量で品数があるため、全体的なボリューム感ではやや少なめ。食事の量が多いことを好まれるかたは少々物足らないかもしれない。フロントにはフリードリンクがあり、客室の冷蔵庫もすべて無料なので、物足らないかたは食後に道後温泉周辺で夜食のアテを購入するのもよいかもしれない。

食後は残ってしまった焼酎のボトルを部屋に運んでいただき、静な部屋で一杯飲みながら日常を忘れてくつろぎ就寝。

翌朝は部屋の露天風呂で温泉三昧。ひんやりとした風が心地よくさわやかな気分。
朝食は昨夜と同じ専用のダイニングに向かう。

朝食はお粥から。飲みすぎた胃に優しく、塩分が抑えてあるのでおかずの明太子とよく合う。

ごはんの洗米状況もよくおいしい。冷めてしまっているが焼魚の脂乗りがよくごはんが進む。

野菜サラダはキャベツとキュウリ、ミニトマトでドレッシングも和風。特徴もなく普通。

イカ刺身、筑前煮、ポテトサラダ、ほうれん草のお浸しも特徴がなく普通においしい。

山椒ちりめんは上質のじゃこを使いじっくりと時間をかけた仕事がしてあり、おいしい。

ダシ巻きは甘くはないが、ダシ感がなくボソボソとして、これは落第点。なぜか蒸したジャガイモが添えてあるが、これもどおってことなく普通。

味噌汁のダシの引きはよくおいしいが、やや甘い。

朝食の副菜で温かいものは湯豆腐とじゃこ天、味噌汁のみ。

じゃこ天は青魚などの特有のにおいは弱くおいしい。

湯豆腐は大豆の香りが残る良質なもの。ポン酢の柑橘が強めで朝からすっきりとしておいしい。

デザートはヨーグルト、キュウイ、いちご、バナナ。
ヨーグルトの酸味は弱めでおいしい。フルーツはどれも普通の品。どうもごちそうさまでした。

チェックアウトは11時。今回宿泊して、隠れ家のようでとても落ち着いていい宿です。スタッフの接遇はとてもよく、教育が行き届いて気持ちの良い時間を過ごすことが出来ました。料理に関しては調理師歴が数十年ある職人技のような料理はありませんでしたが、素材選びの目利き、仕事のていねいさを感じるものでした。料亭・割烹並みの料理であれば5.0だったと思います。どうもお世話になりました。

  • 温物  伊予牛のしゃぶしゃぶ/野菜一式、薬味
  • 温物  伊予牛のしゃぶしゃぶ
  • お造り 伊勢海老、縞鯵レモン〆、小原女太刀魚、穴子焼霜、銀杏南京、木の葉南京、花穂、山葵

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2位

創作割烹 たかの (少路(大阪モノレール)、豊中、柴原 / 日本料理)

1回

  • 昼の点数: 4.1

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2016/04訪問 2016/04/25

素敵な器を楽しみながら季節感を味わえるおいしいランチ

家族で訪問。

店内に入るとすぐ右側に4人掛けのテーブルが1つ。奥に進むとカウンター席が8席、小上がりの4人掛けのお座敷席が2つ。テーブル、カウンター席は落ち着いた雰囲気でやや暗め。お座敷席は大きな窓で開放感があり明るい。

ランチは2,500円と前日までに要予約の3,800円ほか数種類あり、2,500円のランチを所望。

まずは生ビールで乾杯。よく冷えたビールはサーバー管理がよく軽くておいしい。

*前菜3種
 「ぬた和え」 軽い酢味噌がさっぱりとして素材の味が立ちおいしい。
 「若ごぼうの煮浸しとイワシの梅煮」 若ごぼうはシャキシャキとしてエグみもなくおいしい。イワシも青魚特有の臭みもなく下処理がよいのでおいしい。
 「姫にんじんの葉のビーフシチューがけ」 シャキシャキとした葉とあっさり目のシチューが絶妙のバランスでビールがグビグビと進みまくる。どの前菜もダシの引き方が完璧でダシの香りと素材の旨さが引き立ち実においしい。

*お造り4種盛り
 「初鰹」 素材は新鮮、秋物と違い春物なのであっさりとして実においしい。ここ数年、近海物の鰹は不漁続きで卸値も高止まりしていると聞き及ぶが、初物をいただけるとは旬を感じられうれしい。
 「天然ぶり」 活け締めされたぶりは甘くコリコリとしておいしく麦焼酎の「兼八」を所望。
 「ひらめ」 身はコリコリとしながら旨味もありおいしい。
 「きずし」 塩加減はよいが、酢でキツめに締められており、個人的には酢はゆるめが好みのため普通。

*アマダイの桜蒸し
 アマダイ、桜もち、生麩、ワラビなどが入る椀物。盛り付けが非常にきれいで見栄えもよく食欲がそそられる。アマダイは揚げてあり皮と身の間が甘く実においしく焼酎をおかわり。桜の葉の塩漬けと和ダシ餡が絶妙の塩梅で春を満喫できる味わいに感動。こちらのダシは香りより旨さがありアマダイに負けていないのがよい。焼酎をおかわりする度に器が変わる。どれも凝った器で飲んでいてすごく楽しい。

*天ぷら盛り合わせ
 「新じゃが、ホタルイカ、アスパラの湯葉巻」 新じゃがの甘さとホクホク感、パンパンに膨れた新鮮なホタルイカの苦み、アスパラの甘さと食感が重なり口の中が幸せになる。天つゆ、塩を試したが塩が素材の甘さを引き出しており、塩が好み。揚げ物なのでグラスビールをおかわり。切子グラスのビールは珍しく、こちらのお店は器やグラスにかなりこだわっておられ、食彩や器への期待感など食事をしていて心から楽しい。
 「たけのこ」 えぐみがなくシャキシャキとしてこれは天つゆがおいしい。
 「れんこん」 土臭さはなくさっぱりとしておいしい。
 「えんどう豆」 軽い青臭さがあり春を感じておいしい。こちらは天つゆが美味。

*「鯛の釜めし」
 こんがりと焼かれた鯛がたっぷり入った釜めし。ほかにしめじ、にんじん、三つ葉などが入っており、豪快にかき混ぜていただく。焼いた鯛の香ばしさ、鯛の旨味が米全体に行きわたり実においしい。

*「デザート」
 アイスもなか・オレンジ・いちごの3種。甘みを抑えたアイスは口の中がさっぱりとしておいしい。オレンジ・いちごは普通。

季節感溢れるかなりおいしいランチです。再訪します、ごちそうさまでした。

  • 前菜3種(ぬた和え・若ごぼうの煮浸しとイワシの梅煮・姫にんじんの葉のビーフシチューがけ)
  • お造り4種盛り(初鰹・天然ぶり・ひらめ・きずし)
  • アマダイの桜蒸し

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3位

千舟屋 (伊丹(阪急)、伊丹(JR)、新伊丹 / うどん、揚げ物、カレーうどん)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2016/02訪問 2016/02/19

基本を守り艶とコシがあるプルンとしたおいしいうどん

ランチで訪問。

店内に入るとカウンター席が8席。奥に2人掛けと8人掛けテーブル席が各1つあり、1人でもグループでも利用しやすいお店。

お昼のメニューは「うどん定食」「千船屋定食」「週替わりご飯定食」など定食類もあり、単品メニューも豊富。

さて今日は「週替わりご飯定食」で、うどんは「かけうどん(温)かぶっかっけ(冷)」から選べるのため、かけうどん(温)を所望。スタッフから「お時間いただきますがよろしいですか?」との案内、茹であがったうどんを冷水で締めて、もう一度温めるのは時間がかかるもので、こういう配慮に好感が持てる。

カウンターの中では5名ほどのスタッフが猛烈に動きまくるが、チームワークよくスマートで無駄のない動きに感動する。カウンター席のため、麺を茹で冷水で締めているところがよく見え、基本を忠実に守った作りかたをしておられます。

しばらく待つとうどんが着丼。

まずはダシから。超熱々のダシで節系の強さが前面に出たものではなく甘さも控えめですが、1本筋の通ったまとまりのある優しいダシ。おいしいので、いきなりダシをグビグビ飲んで喉がやけどをしそう。

麺はやや太め。艶とエッジがあり見た目も美しく、食べるとコシがありムチーッとした伸びとしなやかさがあるのど越しのよいとてもおいしい麺。かなり素材の小麦粉や塩と、打ち立て・切り立て・茹がき立ての作り方にこだわっていることが伺える。小さい丼に入ったうどんだが、麺の量は300g程度はあるだろうか?とにかく麺のボリュームも凄い。お隣のかたは単品のうどんで、拝見すると麺が375g~400g近くあろう量でビックリする。

今日の副菜の「鶏の天ぷら」はカレー塩でいただく趣向。身は柔らかくスカスカしておらず、まるで低温調理したかのようなしっとりとした鶏肉で、臭みもなくカレー味がアクセントでとてもおいしい。

ポテトサラダも手作りで、具は多めのハム・きゅうり・にんじん・コーン・粗めのジャガイモなど、わずかにコショウ感がありおいしい。

揚げ出し豆腐も醤油辛くなくダシの旨さがありおいしいが、温かいのには正直驚いた。一般的には副菜は冷たく提供されることが多いので、こういう細かな気配りは好印象。

週替わりご飯は「ちらし寿司」。酢はきつくなく優しい酢飯で、具はレンコン・大根菜などに錦糸玉子・紅ショウガ・針海苔が乗りおいしい。

サラダはレタス・水菜などで野菜の飛び抜けた新鮮さはなく、ドレッシングも市販のものでこれは普通。

このお店、客層は家族連れ、会社員のグループから学生、男女を問わず1人客など、あらゆる層の客がニコニコ笑い「おいしいね」と言いながら食事をしている姿はとても美しく、一緒に食事をしていて楽しくとても居心地がいい。
ああ満腹。ボリュームたっぷりで基本を忠実に守り、気配りのある楽しい食事ごちそうさまでした。

終わりにうどんだけで言えば、私は節系が強く出たコクと、みりん・グラニュー糖など、お店特有のほのかな甘さや全体の配合バランスにこだわる別のうどん店が味の好みですが、周りのお客さんのうれしそうな反応や、基本を忠実に守りつつ温かいものをなるべく提供する配膳のすばらしさなど、作り手として細かい気配りがある総合力の高いお店で高評価にしました。
これだけ力強いうどん、真夏の時期にキンキンに冷えたダシと冷たいうどんの「ひやひや」を食べに再訪したいと思います。

  • 週替わりご飯定食
  • 週替わりご飯定食の「かけうどん(麺)」
  • 左上から週替わりご飯定食の「ちらし寿司」「ポテトサラダ」「揚げ出し豆腐」「鶏の天ぷら」

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4位

きはるの胡麻鯖や (天神南、西鉄福岡(天神)、中洲川端 / 居酒屋、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2016/08訪問 2016/08/09

サバ以外にもおいしい酒肴を堪能できる店

夜に訪問。

無性にサバが食べたくなり、初日の博多の夜はこちらで過ごすことに。お世辞にも雰囲気はおしゃれとは言い難いが、入口すぐにカウンター席があり、奥には小上がりのお座敷のある居酒屋そのもの雰囲気。

「生ビール」「五島直送泳ぎサバ刺」「薩摩地鶏のたたき」「生タコの塩辛風」「鯖の燻製」を所望する。

生ビールはモルツ、ビールサーバーの管理がよく軽くておいしい。

お通しは3品。どれも特徴がなくどおってことない普通のものでビールで軽くいただく。

最初に来たのが泳ぎサバ刺。たまり醤油でいただくが醤油への脂の浮きはなく、脂乗りは普通。皮付きながら青臭さもなくとてもおいしい。夏の時期は脂乗りがない方がサッパリといただける。

地鶏のたたきは、もも肉の部分。以前鹿児島でいただいたときほどの肉のコクはないが、旨み鶏肉のコクもあり、とてもおいしいので日本酒が欲しくなる。添えられた青のゆず胡椒を付けていただくと一気に日本酒が空になり、福岡の地酒「天心」1合をオーダー。

生タコの塩辛風は、タコは半生でコリコリとした食感が心地よい。塩加減の塩梅がよく日本酒が進みまくり、福岡の地酒「旭菊綾香」1合をおかわり。

料理がとても美味しいので「サバコロッケ」「南阿蘇黄盛卵の玉子焼き」「たたきレンコンのちぎり揚げ」「アスパラガスの酒盗バター炒め」「鯨ベーコンのゆずポン酢」を追加オーダー。

1週間ほど前に予約を入れて来店したが、平日というのに予約なしでは入店出来ず、予約のない来店客は次々と帰っていく。

サバコロッケはサバの身が入ったコロッケ。揚げたばかりで熱々、サバ独特の火を入れた青臭さとジャガイモのホックリ感がとても合う秀逸な1品。揚げ物なのでまたビールをおかわり。

たたきレンコンのちぎり揚げも熱々、ゴツゴツとした歯ごたえのあるレンコンとすり身の柔らかい食感が面白く素材の旨味がしておいしい。

南阿蘇黄盛卵の玉子焼きは焼きは完璧。味は少々甘く好みの味ではなかった。

鯨ベーコンのゆずポン酢は、臭みもなくあっさりとしたポン酢がよく合いスルスルといただき、焼酎水割りの「兼八」を所望。

アスパラガスの酒盗バター炒めは、アスパラガスにしっかりと歯ごたえが残る。火を入れた酒盗は独特のクセがなくなり、コクのある醤油バター味のようでアスパラガスをしっかりと支える味付けでとてもおいしい。

お腹がパンパンになるまで堪能しました。ごちそうさまでした。

  • 五島直送泳ぎサバ刺
  • 薩摩地鶏のたたき
  • 生タコの塩辛風

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5位

人類みな麺類 (南方、西中島南方、新大阪 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.9
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2016/07訪問 2016/07/22

破壊力のあるチャーシューと穏やかなスープを楽しめるラーメン

ランチで訪問。

南方での所用を終えお店の前を通ると普段より行列が短い。この炎天下で待つことに一瞬躊躇しましたが、開店15分前でこの行列の短さを見たことがないので並ぶことに。開店時間となり惜しくも一巡目では、入店できませんでしたが30分待ちでようやく入店。

お店はビルの1階にあり、無地の暖簾には店名やラーメンの記載もなく、知らないかたなら何のお店?と思う外観。木目調の店内はスポットライトの照明でやや暗め。ラーメン店とは思えないおしゃれな雰囲気と清潔感のある厨房で女性客も多い。4人掛けのテーブル席が1卓ありますが、そのほかはすべてカウンター席。着席すると隣との間隔が広めでゆったりとしています。

淡口醤油で魚貝を使った一番人気の「らーめんmacro」のチャーシュー厚め・メンマ厚めと、追加トッピング「特選こだわり煮玉子」を所望。好みでチャーシューとメンマは薄めのオーダーもでき、チャーシュー薄めを選択すると「薄いチャーシュー2枚+煮玉子」になるシステム。

5分程度でラーメンが着丼。スープは薄い色で透明感がありますが、香味油がきらきらと輝いています。具材はシンプルで美しくおいしそうなラーメン。まずはスープから。

最初に貝特有の旨味が口に広がり、まろやかな醤油味が通り過ぎたと思うと最後に貝のコクを感じるとてもおいしいスープ。味の輪郭がしっかりありますが、貝や魚の塩気の尖りや雑味はまったくありません。香味油が多いため、スープ全体が甘く感じますが、甘ったるさやくどさもなくギリギリの味に仕上げられた穏やかな味わい。

全粒粉の麺は中太でちゃんぽん麺のような丸麺。加水率が高く太いため、スープとの絡みは弱いですが、小麦をしっかりと感じる食べ応えと、多めの香味油が麺をコーティングしてスルスルといただけます。

さて、トッピング。煮玉子は生臭さもなく半熟でおいしい。白ネギはネギの生辛さが香味油とアクセントになっています。太いメンマはシャキシャキとした歯ごたえがとてもよく味付けも丁度よい塩梅。チャーシューはとても分厚く柔らかい。裏側がていねいに筋切りされているのでホロホロとしており、赤身の食べ応えもある。食べ進むと臭みはないが脂身が多いため、一気に満腹中枢を刺激し中高年には、かなり破壊力があります。

お冷の追加、食べ終えるとティシュを差し出してくださるなど、目配りと気配りがあり炎天下で待ったことを忘れ気持ちよく飲食できました。
穏やかな味わいと破壊力のあるチャーシュー、満腹感のあるバランスのよいラーメンごちそうさまでした。

  • らーめんmacro
  • らーめんmacro(分厚いチャーシュー)
  • らーめんmacro(スープ)

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6位

皇家龍鳳 (中之島、新福島、渡辺橋 / 中華料理、飲茶・点心、担々麺)

1回

  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.9
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2016/05訪問 2016/05/31

選び抜いた素材のおいしい中国料理

ランチに訪問。

リーガロイヤルホテルのウエストウイング15階にあります。入口を入ると通路の左側に個室が並んでいます。奥に着くと開放感のあるフロアがあり、東側の窓際テーブルに案内される。設備の古さはあるものの、スポットの白熱灯でやや暗めの店内は重厚な格式高い雰囲気。15階の窓際で展望はよいが、大阪の街並みはずいぶんと高層ビルが増えたことを改めて実感する。

コースを予約しているので生ビールを所望。

まずは前菜から。「ホタルイカの山椒ソース」のホタルイカの身はパンパンで新鮮そのもの。山椒ソースはさっぱりとしながらクセもなく、すごくおいしいので生ビールを一気に飲み干してしまいおかわり。
「ピータンのネギソース」はピータン特有のクセがまったくなく、万人受けするできばえでネギと香味油が絶妙のソースでおいしい。

スープは「海鮮のとろみスープ」。豆腐が入っており一見普通のスープに思える。だがひと口目は優しい味と思うが、干し貝柱などがふんだんに入っておりコクがあり、奥行きのある滋味深い味でとてもおいしく、また生ビールをおかわり。

蒸し物は「2種類の点心」。蟹卵のせ焼売は、挽肉と蟹の旨味が絶妙で秀逸。蒸し餃子は野菜と何だろうこの旨味?と思いながら焼酎を所望する。

炒め物は「彩り野菜の炒め物」。アスパラガスなど季節野菜がふんだんに入った炒め物、シャキシャキとした野菜は生ではなく熱々で塩加減もよく焼酎をおかわりしてしまう。

揚げ物は「海老の天ぷら」。好みで甘酢か塩でいただく。衣はサクサクで軽い、海老がプリプリとして臭みもなく実においしい。海老の身が甘いので少量の塩でいただくととてもおいしいので、もう一度ビールをおかわりする。甘酢は甘さ控えめですがコクがありこれもおいしい。

メインは「牛肉のクレープ包み」。もっちりとしたクレープと柔らかい牛肉の相性がよくとてもおいしい。どんなソースを使っているのか伺うと「特製ソース」との返事。教えていただけないのかと思いながら、これオイスターソースは使っているなと密かに思うことを楽しみながら焼酎をおかわり。

締めは「レタス炒飯」。金華豚だろうか?濃い旨味のある焼き豚がゴロゴロと入ったレタス炒飯。パラパラのサラサラで力強い味の割りに軽くてさっぱりとしておいしい。

デザートは「杏仁豆腐」。すっきりとした甘さ控えめでおいしい。

どの料理も共通して選び抜いた素材を使っておられます。会計で1人1万円オーバー、料理がおいしいとはいえ、調子に乗って飲み過ぎたことを反省。コース内容と利用人数に制限がありますが、お酒好きのかたはフリードリンクプランが安くておすすめ。どうもごちそうさまでした。

  • 前菜
  • 海鮮のとろみスープ
  • 2種類の点心

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7位

リベルタス (中崎町、扇町、天神橋筋六丁目 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.6
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2016/09訪問 2016/09/03

気軽にいただけるおいしいフレンチ

ランチに訪問。

店内に入ると客席には窓がなく隠れ家のような落ち着いた雰囲気。

平日限定ランチの「NAKAZAKI-CHO(中崎町)」を所望する。メインは魚or肉を選ぶことができ、今日の魚はスズキ、肉は豚肉だったので肉をお願いする。

始めの前菜は「タコのマリネサラダ」タコは柔らかくボイルされ、シャキシャキの新鮮野菜がおいしい。柔らかい酸味の真っ赤なビーツのソースがとてもよく合いサッパリとしたサラダになっている。

次は「玉ねぎのスープ」。冷製スープは冷たいひんやり感に玉ねぎの甘いコクがありながら、くどさや重さがなく清涼感のありおいしい。粗いクルトンがサクサクとした食感を楽しめ、ピンクペッパーがピリッとしたアクセントになっている。

メインの登場。ヤングコーン、ズッキーニなど季節の野菜が添えられている。白いものはカリフラワーのソース。
分厚い豚肉の火入れは完璧。肉には臭みなど一切なく、肉々しい食感ともっちりとした味わいが楽しめてとてもおいしい。あっさりとしたカリフラワーのソースで野菜をいただくと幸せな気分になる。

デザートは「ラムレーズンのアイス」。甘さ控えめであっさりとしておいしい。

最後の飲み物はコーヒー。ホットかアイスを選ぶことができアイスを依頼。
アイスコーヒーは普通においしい。

この内容で2千円を切るのは、かなりお得感がある内容のランチ。退店時にはお見送りもありとても居心地のよいお店でした。ごちそうさまでした。

  • タコのマリネサラダ
  • 玉ねぎの冷製スープ
  • メイン(肉)

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8位

手打ち麺 やす田 (新大阪、崇禅寺、東淀川 / ラーメン)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 -

2016/09訪問 2016/09/04

他店にはないスープと太麺が味わえるとてもおいしいラーメン

夜に訪問。

店内に入るとカウンター6席、4人掛けのテーブル席が2つあり、1人でもグループでも利用しやすい。メニューはカツオ醤油とイリコ塩の2種類のみ。カツオ醤油をお願いするとスープ切れとのこと。夜といっても7時過ぎ、もうスープ切れとはカツオ醤油はかなり人気なのかとても気になる。

仕方なく「手打ちらあめんイリコ塩」を所望。
塩がおいしければ醤油をいただきに再訪するのかと思いながら待つ。

お店の説明には「丸鶏・ガラ・モミジ・香味系野菜を加え煮込んだ動物系スープ」と「イリコ・サバ・うるめ・目近・本カツオをふんだんに使った和風スープ」をブレンドし麺の風味・旨味を引き立たせるスッキリした味わいに仕上げてあるとあり、とても楽しみ。

ラーメンが着丼。
スープは薄く透明感がある。塩というより薄い醤油のような黄金色をしており、チャーシュー、メンマ、白髪ネギ、青ネギが乗るとても美しいビジュアル。

まずはスープ。見た目と違いしっかりとコクがある。まず和風の魚介の風味が鼻腔を通り、イリコの甘さカツオの旨味を感じて後半は動物系の旨味、今度は香味油の甘さ元ダレの塩味を感じる上品な味わい。しっかりと作られた和食のお吸い物に地鶏を入れて甘みを出した味で、これ以上煮込むと苦味のカドと尖りが出るギリギリのスープ。この味は他店にはないな。

麺は太麺く全粒粉を含んだもの。モッチリ感と弾力がありシコシコとした食感でとてもコシがある。恐れずにいうなら、切りたて湯がきたての手打ちうどんのような食感でとても美味しく、この麺も他店では見かけない。

トッピングのチャーシューはていねいな仕事で臭みもなく柔らかい。肉の味がしっかりとして麺との相性もよい。
メンマは柔らかく薄味、コリコリとした食感が好きなかたは好みの分かれるところ。
白髪ネギの生の辛味が、動物系の甘めのスープをスッキリとさせ全汁完食しそうな勢いになる。

コッテリ系が好みのかたは、物足りなく感じ好みの分かれるところ。私は味の輪郭がしつかりとありつつ、和風と動物系が程よくマッチした奥深い味はかなり好み。麺とスープの相性は申し分なく、スープ切れのカツオ醤油を食べに再訪します。ごちそうさまでした。

  • 手打ちらあめんイリコ塩
  • 手打ちらあめんイリコ塩(麺)
  • 手打ちらあめんイリコ塩(スープ)
  • 外観

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9位

炭焼肉 石田屋。 本店 (三宮(神戸市営)、神戸三宮(阪急)、三ノ宮(JR) / 焼肉、ホルモン)

1回

  • 夜の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2016/05訪問 2016/05/16

味は抜群でリーズナブルに楽しめる焼肉店

家族で訪問。

お店はビルの7階にあり、エレベーターを降りるとすぐに入口。のれんをくぐり入店すると黒を基調とした落ち着いた雰囲気。隣の客席とも十分にスペースがあり、気兼ねなく過ごせる。案内されたテーブル席も4人での利用ですが、長いすの6人席をご用意いただき、とてもゆったりとしています。

肉は「特選ヘレ」・「上ロース」・「上カルビ」。
ホルモンは「塩タン」に「きざみ味付けネギ」・「上ミノ」・「辛アカセン」・「辛タケノコ(コリコリ2人前)」・ハート。
野菜はナムル盛り合わせを所望する。

まずは「生ビールで」乾杯。ビールサーバーの管理がよくおいしい生ビールです。お通しは「ミノの湯引き」。ミノに臭みはまったくなく、とてもおいしいのでホルモンに期待が持てます。

はじめは塩タンから。1人前で6枚あり良心的なボリューム。片面だけ強めに焼いて、ごま油で味付けされたネギでいただく。タン特有の臭みはなくおいしいのでビールをおかわり。

次は上ロースと上カルビ。結構分厚くなかなかいいお店。ともにサシが強く見た目から甘そうなお肉。これもあぶる程度に焼いて口に入れると肉汁の甘さ、柔らかく肉の旨味があり、一切れでビールを飲み干してしまったのでハイボールを所望。

ナムルも塩加減がよく、さっぱりとした味付けで、辛味噌をつけていただくと肉の脂がリセットされておいしい。

続いて特選ヘレのお出まし。レアにさっと焼いてたっぷりのわさび醤油でいただくが、口に入れるとサッと溶けて脂があっさりとして実においしくハイボールをおかわり。

次はホルモンで上ミノ・ハートが登場。このお店、塩もの・肉・ホルモンと、セオリー通りの順番に肉を配膳しており、きちんとした当たり前のことがしっかりできていることに感心する。

上ミノは柔らかく臭みもないのでとてもおいしい。ハートは新鮮でいい色合い。肉と同じくホルモンもいいお肉を使っている割りにボリュームがあるので、かなりお値打ち感があるので、グビグビとハイボールが進みまくりまたおかわり。

辛アカセンはじっくりと焼き、火の通りの早い辛タケノコから。タケノコは竹林にあるものではなく、牛の冠状動脈の部分。元々クセのないホルモンなのでピリッとした辛さがとてもよく、焼酎の「中々」を所望。

辛アカセンは甘くジューシーで臭みもなくおいしい。脂があるのでタケノコようなピリ辛感はなくおいしい。

最後は「石焼きビビンバ」を追加。おこげを作り家族で食べ分ける。これはごく一般的な味で普通かな。家族全員が笑顔と満腹でごちそうさま。
上着を預かっていただき、紙エプロンも提供されるので女性も使いやすいお店。
家族みんながアルコールをたらふく飲みまくって、1人あたり6千円強。財布にも優しいお店です。

  • 特選ヘレ
  • 上ロース・上カルビ
  • 塩タン

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10位

中華そば いぶき (天神橋筋六丁目、天満、中崎町 / ラーメン、つけ麺)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.7
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 3.7
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2016/06訪問 2016/06/26

とてもおいしい冷たいラーメン

ランチに訪問。

店内に入ると濃茶系でやや暗い落ち着いた雰囲気。カウンター席が4つ。2人掛けのテーブル席が2つあり、1人でも利用しやすいお店。

暑い日だったので「冷やしイリコそば」を所望する。

オーダーした麺のゆで時間は2分。ゆであがった麺はざるでしっかりと湯切りされ、氷水で締められたあと、手でギューッと押さえて水分を飛ばす。冷蔵庫から冷えた丼が取り出され盛り付けが始まる。オープンキッチンのため、調理過程がよくわかりとても楽しい。

いよいよラーメンが着丼。

温かいラーメン特有の香味油は限りなく抑えられ、とても澄み切ったスープ。一口飲むとふんだんにイリコを使っておられるのがわかる。イリコの苦みなど一切なく、イリコのコクと甘みが際立つとてもおいしいスープ。イリコをぎりぎりまで使って、嫌味のない味に仕上げているところがとても素晴らしくかなり試行錯誤されたであろう。

麺は平打ち麺。冷やして締めているため、とても歯ごたえがあり、噛み切る歯を押し返すような弾力と、プリプリとしたのど越しがとても心地よい。

トッピングのチャーシューは細切りにされたタイプ。脂身も程よくあり油の少ないスープのため、麺と細切りチャーシューを一緒に食べると動物系の味わいが立ちおいしい。
メンマは濃い色合いですが味付けは普通でこのラーメンによく合う味付け。
煮玉子は生臭さもなくおいしい玉子。
ワカメはシャキシャキとして歯ごたえがよく、塩加減もいい塩梅でさっぱりといただくことができます。
他に白ごまと青ネギが乗りとても賑やかなトッピング。

こってりタイプが好みのかたは、あっさりとして物足りなさを感じると思いますが、私にはドンピシャの味。
とてもおいしい冷やしイリコそば、ごちそうさまでした。

  • 冷やしイリコそば
  • 冷やしイリコそば(スープ)
  • 冷やしイリコそば(麺)
  • 外観

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