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流石の名店。もはやあんまり長々とした説明は不要。 閑静でオシャレな街にたたずむ厳かな店構え。のれんをくぐった瞬間に一気に雰囲気が変わり、荘厳な雰囲気の階段を降りていく。たどりついたその扉の向こうに広がる洗練された空間。 出てくるお肉は流石の美味さ。やっぱ超一級的なお店の焼肉は別格。特に序盤の赤身ハツとか、もう肉の旨味と生の質感と弾力あふれる焼き加減で、一気に心捕まれる。もはやどれも美味すぎて何が何やら分かってないレベル。 締めの阿波そうめんとほうじ茶のかき氷もさすが。そらもう名高い名店ですよねっていう感想が全てでこれ以上の説明は不要。 ちなみに駅からは結構歩く。
2020/05訪問
1回
特上塩らぁ麺 かけ醤油 日向和田駅から、多摩川を渡りつつ自然たっぷりの景色を堪能したあとで、穏やかで素敵な住宅街をぶらりと歩いた先に出てくるラーメン屋さん。大通りに面してはいるものの、喧騒というよりかは寧ろリノベーションを施された古い建物らしい温かみが感じられる店構え。丁寧なポップだったり心遣いが随所に感じられて、心までホクホクするような雰囲気。広くてゆったりとした店内も、空間だけでなく精神的にもどこか穏やかでリラックスした雰囲気で包まれてる。 特上塩らぁ麺は、とにかく鶏の旨味が丁寧に、でもぎゅうっと絞り出されたような優しい旨味が心に残る一杯。スープはクリアやしすごく優しいんだけれども、中心となる鶏の旨味の奥に、色んな食材の旨味が行き交うような深さがすごい。麺も、中心部にはコシが残りつつも、かなりぬるっとした柔らかさが印象的。まさにこの麺の食感の如く柔らかい滑り気をもったようなテイストの一杯。少し厚めの豚バラチャーシューから溢れる脂身の美味しさとか地鶏焼きならではの旨味だとかがスープの優しさに対するコントラストとしても印象的やし、こういう素材の美味しさを取り込みながらスープ自体もまた育っていくようなレベルの高い設計の美味しさ。海老雲呑とか肉雲呑とかは小ぶりで、ラーメンに自然と溶け込むような美味しさ。 一方でかけ醤油は、塩スープとは打って変わって、複数の醤油からそれぞれ異なるコクとかキレ味とかが一気に攻め立ててくるようで、醤油本来の美味しさがかなり際立つ一杯。そこに鶏脂ならではの甘さだったりが乗っかるからもうとんでもない美味しさに仕上がってた。合わせる麺も全く違っていて、小幅で偏平なツルツル麺。まさに醤油のキレ味に乗っかるように、麺自体がしっかりと主張してくるからかなりインパクトが強く楽しめる。鶏脂の甘いコクが鼻に乗ったりと全体としての完成度が高すぎて、唸ってしまうほどの美味しさやった。 調理を切り盛りする若店主も凄く実直で丁寧さを感じるし、とにかく店員さんとかお客さんとかに拠らず、人との距離も近く感じるようで、心温まる素敵な名店でした。
2023/12訪問
1回
特製中華そば(醤油) チャーシューご飯 さすがにバチバチ美味かった。これは完全なる名店。 店名にもなってる超多加水麺もさることながら、何よりもスープがもうバチバチに美味い。 濃い目の醤油スープは、醤油自体の味も上品で美味いんやけど、その裏で幾重にも重なる味の深みがすごかった。魚介でうまく整えられたスープの旨味の最後に、鴨出汁!?とでも感じちゃうかのような動物的な旨味がどーんと控えてて、それはそれは偉大な美味さ。熱々やのに湯気がたってないところを見てもそうやけど、表面に膜を張ってる黄みがかった油分が旨味の秘訣でもあるんやろうなあとか、そんなことを考えちゃうぐらいに美味い。この油の存在が、全体の旨みを押し上げて、かつ調和させてる感じを感じた。 超多加水麺は、それはそれで、もはやうどん?と感じちゃうぐらいの食感を持ったちぢれた平打ち麺。この食感もモチモチ系でスープともマッチしてて美味しかった。 あとはもう言わずもがなのトッピングたち。低温調理の豚生チャーシューはしっとり系ででも食べやすくて名チャーシュー。鶏ササミの方は、胡椒で味つけられた感じのチャーシューでまあこんなもんかって感じでもあった。ワンタンも、集めのワンタンに中身の肉がしっかり詰まった感じで満足度高い。中身の肉にもハーブ?的な感じでしっかり味が付け加えられてるところに細かな仕事を感じる。 チャーシューご飯は、それはそれで一口食べた瞬間に、え?焼肉やんと感じるぐらいにしっかりとごろっとした肉がわんさか乗ってる。酸味系の塩ダレで和えられたこのご飯自体のレベルもくそ高い。 ご主人と奥さんの二人でやってる感じの店やけど、どちらもすごく物腰柔らかくて素敵な人柄。ラーメンにその丁寧さが反映されてるなとすごく実感。そんな名店。
2020/09訪問
1回
醤油 煮玉子(大盛) 塩 煮玉子 チャーシュー(大盛) いやーたしかにこれはばちばち美味い。塩も醤油も独特の風味が香って、並のラーメンじゃないなあという感じがびしびし伝わってくる。日本酒の風味が隠し味として控えてるのがこの美味さの源のようだ(小並感)。 醤油は、醤油独特の甘味とかコクの裏に、この酒の後味によって一体となった独特の奥深さが鎮座してるのが素敵。塩も同様で、この酒の後味によってだいぶ奥深さが増したラーメンになってる。まさに麺庵ちとせのアイデンティティにまで昇華されてる感じすらある。 これに合わせるツルツルの卵麺は若干だけ平たい細麺って感じ。スープと麺も素敵にマッチしてる。 チャーシューもたしかに激うま。しっとりと吸着するかのような優しい口当たり。弾力をもったチャーシューの味わいも上品でげろうま。この感じは低温調理の火が通ってない段階やからこそ味わえるタイプのやつ。 余計な説明はごちゃごちゃいらんほどの正統派の名店。
2020/01訪問
1回
羅臼昆布と鮭節の中華そば 極上かつお節の中華そば 埼玉県東松山市の郊外にひょこりと出てくるラーメン屋さん。もはや最寄り駅なんていう概念が存在しないような場所に、でも凛とした風格を保ちながら現れるお店が印象的。白い暖簾が連なって風になびく姿と背後に佇む木造建築のサマからはもはや神聖な空気すら漂ってくる。店内は少し余裕のあるカウンター席で、柔らかくて上品な木のテイストを深緑の椅子が合わせられてて素敵。 そしてそれぞれの中華そばは、もはや美味すぎるとしか表現しようのない圧巻のクオリティ。なんか本当に極限を超えた美味しさになってしまうと、もはや言語化することすら出来なくなって、ただそこに美味という概念が存在するという感じになってしまう。まさにそんな域に達した圧巻の美味しさ。 羅臼昆布と鮭節の中華そばは、まさに羅臼昆布を始めとしつつ色んな旨味を幾重にも重ねて辿り着いたような極上スープがもう凄い。そして鮭節の風味が最後にしっかり利いてて唸るしかない。鮭ハラスをしゃぶったような旨味がふっと鼻を抜けるのに、決して全体の旨味を崩しはしない極上のバランス。一方で、極上かつお節の中華そばは、しっかり濃い口の醤油スープなのに、かつお節の旨味がこれでもかというぐらいに全面に躍り出てる。かつお節の拳でガツンと殴られたかのような圧倒的インパクト。ヘビーな醤油スープとクリアで上品なかつお節の美味しさが共存してるってもはやホンマにもう意味分からん。どっちのスープも旨味を重ねまくった結果、しっかりと味わいの濃いスープに仕上がってるという印象。 そして麺も本当に美味しい。表面はツルツルとした滑らかな口当たりながら、すごく伸びやかで靭やかなコシがあって凛とした噛みごたえ。健康的なセクシーさすら感じるほどのクオリティ。このスープと合わせるに相応しい圧巻の美味しさ。 そしてもろみポークも圧巻の美味しさやったなあ。バラ、ロース、肩ロースのそれぞれが異なる個性を持った美味しさであることは言うまでもないんやけど、それぞれのレベルの高いことと言ったら凄すぎる。特にロースが、豚肉本来の旨味と絶妙な甘さの下味とが絶妙にマリアージュしてて唸った。肩ロースも、赤身と脂身の荒々しい組み合わせが絶妙でたまらん。絶妙な厚みが故に食べやすいのはもちろんのこと、より各部位の特徴が引き出されるような味わいでめちゃくちゃ美味しかったなあ。知床鶏ももも、もはやコンフィかのような柔らかくしっとりした食感やし、メンマもかなり大ぶりのものが丁寧な仕事で調理されてて美味しかったなあ。 店員さんの対応もめちゃくちゃ丁寧やし、オペレーションもスムーズでかなりスピーディーなサイクル出来上がっててるからこそめちゃ回転早い印象。紛うことなく伝説的な極上の名店でした。
2023/11訪問
1回
鰹昆布出汁 味玉・醤油つけ麺(大盛) いや、もうばちばち旨い。昆布出汁に浸った麺を食べた段階で感動的。旨味があふれる昆布出汁なことはもちろん、自然のとろみまでついてて、これに纏われる麺の上品さ、セクシーさがやばい。 細麺ではあるものの、麺のもちもちさからつけ麺にも合ってる。 そしてつけ汁はガツンと鶏感あふれるスープ。そこに奥深く控える鰹出汁が素敵な逸品。決して熱々のスープという訳じゃないんやけど、麺の上品さと昆布の旨味から納得できるつけ麺になってる。最後はスープを昆布出汁で割って飲める。もう昆布感溢れる出汁が上品さあって旨い。素敵。
2019/07訪問
1回
鶏白湯の貝塩 釜玉中華(醤油) 鴨ロースト丼 いや〜美味しかったなあ。もう圧巻すぎて腰抜けるなんてもんじゃない。言葉すら出てこないほどの極上。 多摩モノレール万願寺駅から、東西に連なる大通りを渡って少し歩いたところに位置するラーメン屋さん。何の変哲もない平穏な住宅街の中に出てくる、黒と白を基調とした凛とした店構えが印象的。 鶏白湯の貝塩は、まずもう今まで遭遇したことないほど極上な鶏白湯スープ。鶏白湯らしい濃厚でクリーミーでミルクのような味わいがありつつも、めちゃくちゃキメ細やかで絹のように滑らかな舌触り。ただ本当に凄いのはここじゃなくて、口の中で膨らむ多層な旨味の広がり。鶏らしい旨味はしっかり残しつつも、色んな旨味が溢れてるし、中でも貝出汁がしっかり感じられてもはやパニックやった。濃厚で力強い鶏白湯の旨味と、繊細で少し控えるような貝の旨味が共存してるってどういうこと!?ストレート細麺もしっかり細いのに、コシのしっかりした麺でこれもかなり美味しかったなあ。薄切りにされた豚レアチャーシューも、そこらのものとは一線を画す至高の美味しさやし、何よりもスープのクリーミーさとのマリアージュが凄い。カイワレ大根とかほうれん草なんかも相まって、とにかくこの上なく素敵な一杯に仕上がってる。 釜玉中華(醤油)も、見た目通りに極上に美味しい。よりコシをしっかり感じる細麺と、少し甘めなところもある醤油出汁。醤油自体に色んな旨味が詰まってるから、このシンプルな構成だけでずっと食べ続けられる。むしろ卵黄はサブとすら言えるほど完成された一杯。煮干酢を入れるとまた違った味変にもなるのも素敵。 そして鴨ロースト丼もまた極上。肉厚ブリブリな鴨ロースト肉が美味しいのは勿論のこと、全体のバランス感が美しすぎる。濃厚な卵黄とネギの瑞々しさ、そして少量の出汁醤油が醸し出す洗練されたアクセント。少し少なめのご飯だからこそ楽しめる贅沢な余白がここにある。 店員さんもイケオジながら凄く感じの良い雰囲気やし、素敵な人生を送ってきた方なんだろうなとすら思いが馳せる。もう何を食べても極上すぎるだろという圧巻の名店でした。
2023/12訪問
1回
大盛りらーめん やっぱり立地も含めて、こうかいぼうと対をなしてる感じがある。ラーメンの雰囲気、接客の素敵さ、おっちゃんとお姉さん系のおばちゃんの二人構成という感じ。 ただこうかいぼうより旨いと思った。スープ自体はよく似てると思ったからこの違いはよく分からんけど、麺とスープの脂なのだろうかと感じた。麺は喉につるつると入ってくる感じで、旨いつけ麺の匂いがしそうな感じのラーメン麺。 そして脂は、きめ細やかな脂がスープ表面を優しく覆ってる感じ。こうかいぼうは、毎日の味噌汁のようのオーガニックで健康なラーメンを目指してる感じやったから、ラーメンに全く脂が浮いてないのに対して、この優しい脂。 もちろんどっちも正義やから良いのだけれど、やっぱりラーメンの表面の脂って美味しさに寄与してるのかなあとも思った。 チャーシューもこうかいぼう的な感じのホロホロと崩れていく中が若干の赤めなチャーシュー。 メンマ多くてそれもよかった。海鮮豚骨な感じでともすれば良くある感じではあるんやけど、絶妙な優しさが旨かった。麺の功績も大きいと思った。
2019/09訪問
1回
肉うどん<大> かしわ天 神保町駅から東方面に少し歩いて行った先に出てくるうどん屋さん。讃岐うどんらしいカジュアルなスタイルながらもどこか小綺麗な雰囲気が漂ってて、香川らしい良さも東京らしい良さもどっちも詰まったようなお店の雰囲気。 肉うどんは、まず麺の美味しさにびっくりする。アツアツのかけ出汁の中にいながら、これだけしっかりとしたコシと弾力を保てることにびっくり。温かい中でも輪郭のはっきりした麺線と食感にまずレベルの高さを感じた。かけ出汁も、イリコベースで優しい味わいの染み渡る美味しさなんやけど、シンプルで素朴な出汁というよりは、色んな旨味が合わさったハイレベルな美味しさ。 肉にも余計な味付けはほとんどされて無くて、基本的には肉本来の美味しさで圧倒するスタイル。一方で一緒に入るタマネギは少し甘めに煮付けられてて違った美味しさ楽しめる。あとタマネギ本来のシャキシャキさもしっかり残っててその食感のアクセントも美味しかった。 かしわ天は、かなりシンプルな味付けなのが素朴で素敵。塩胡椒がほんのりとなされたかしわを、淡白な衣でしっかりと包んだ感じ。讃岐うどんでたまにある派手な下味ついたジューシーなスタイルも良いけど、このシンプルさも正統派感が感じられてまた良かったりする。 讃岐うどんらしいオペレーションのスムーズさと小気味良さもあって、これはもう言わずもがなの圧巻の名店。流石でした。
2023/09訪問
1回
特製らぁ麺(醤油)(麺大盛) まず接客がめちゃくちゃ良い。笑 めっちゃ爽やかな感じで、細かく行き届いたオペレーションのための接客をしてくれる感じ。その時点で一気に好感度めっちゃあがる。 ラーメン自体は、東京の美味しい店でよくある感じのサッパリとした醤油スープに細麺を合わせたタイプのラーメン。ただどこか中華そば的な鶏ガラの独特の風味が漂ってて、キレイなだけじゃないところに好感。そのおかげなのか、サッパリはしてるんやけど、しっかりとした味とコクがあって美味しい。上品ながらもそれだけじゃない魅力を持ってる感じ。 チャーシューもどれも美味しいけど、やっぱり低温調理の生豚チャーシューは特筆する感じ。本当にしっとりとした生の食感で、ラーメン全体の完成度を底上げしてる感じはある。 細麺のストレートながら、シャキシャキというよりかはスープと馴染んだかんじの適度な固さの麺も相まって、全体的な完成度としてのレベルの高さを感じる一杯。
2020/08訪問
1回
全部のせらーめん(大盛) 中野富士見町駅前すぐの場所に位置するラーメン屋さん。すごく凛とした綺麗な店構えが印象的やし、嫌味のない謙虚さと実直さが店内の至るところに感じられる。 全部のせらーめんは、まさに普段着の美味しさを突き詰めたという表現がしっくりくる一杯。醤油のコクとスープの旨味が合わさった極上の定番醤油スープ。気づいたときには完飲してしまってるような魅力ある。そこにマリアージュするのがモチモチの幅広手揉み麺。小麦の美味しさと食感が最大限引き出されてて、この麺の美味しさが極上なことはもはや言うまでもないレベル。眼の前で、麺切りから手揉みまでしてくれるライブ感も凄いし、それでこのスピーディなオペレーションを確立できてるのもさすが。 チャーシューも切り立ての新鮮な臨場感が伝わってくるかのような美味しさ。赤身部位、脂身部位のそれぞれの美味しさがちゃんとあるし、なんといっても飾らない美学がそこにある。定番なんだけど極上。まさに原点にして頂点を突き詰めたような一杯。 店員さんのオペレーションも抜群やし、すごく心地の良い雰囲気が抜群でした。流石の名店です。
2023/08訪問
1回
柚子塩らぁ麺 特製トッピング 柚子薫る鶏節の宝玉卵かけごはん 東久留米駅から西口方面に少し歩いた先に出てくるラーメン屋さん。スーパーなどが立ち並ぶ生活感溢れる中に、まるでガジェット基地かのような可愛い倉庫風の店構えで位置してる。 柚子塩らぁ麺は、たしかに圧巻のクオリティ。まずスープを一口飲んだ瞬間に感じるのは、切れ味鋭い柚子の爽やかさ。そして基本となるスープは、確かに鶏の旨味は感じられるんやけど、決してそれだけではない多層の旨味。これだけクリアな後味なのに、若干のまろみ含めて凄く深みを感じさせるスープ。凄いなあ。そこに合わさる麺は、適度なモチモチさあるストレート中細麺。よくあるテイストながらレベルはしっかりと高い。 あとはトッピング達も圧巻すぎて唸った。美味しさが凝縮された鴨チャーシューに鶏ササミ、豚チャーシューなどもさることながら、やっぱり鶏つくねだったり刻みネギみたいなところに細かな魂感じる。箸を入れた瞬間に崩れるほど優しい握りの鶏つくねなんて見たことない。これだけ一本一本のシャキシャキさ際立つ刻みねぎなんて食べたことない。 もはやラーメンと言うより、お酒とのマリアージュすら楽しめるほどのアラカルトプレート。これが居酒屋なら、このプレートだけで2時間は十分に楽しめるほど。 卵かけごはんも、鶏節の優しい味わいと濃すぎない味付けで上品な一杯に仕上がってる。 そして何よりもオペレーションがめちゃくちゃ良い。このクオリティのラーメンを何故この速度で作れるのかと不思議に感じるほど。そして店員さんの丁寧さも相まって、まるで旅行後のような非日常感でホクホクしてしまう。ラーメンのクオリティもさることながら、体験価値としてのレベルの高さも流石の名店でした。
2023/08訪問
1回
チャーシューつけ蕎麦 大 国分寺駅からの街道沿いをずんずんと南に突き進んでいった先に出てくるつけ麺屋さん。1.5kmの道のりながら、意外にこんなもんかというぐらいの時間で到着できる。 つけ蕎麦は、とにかく魚介なしの動物系のみのスープというのが色濃く印象的な一杯。ホントに濃厚豚骨な雰囲気が強いつけ汁。適度なドロドロ加減としっかり茹で上げられた柔らか食感の太麺がうまくマッチする感じ。太麺は、最初の一口用に据えられた塩でまずいただくという粋なスタイル。麺の風味を感じるには最高やし、何よりもつけ麺屋としての矜持すら感じる。 チャーシューは、部位や調理法の違う豚3種類で少しずつ味わいは違うんやけど、どれも肉厚でパンチのある仕上がり。これも濃厚スープとの相性抜群で美味しかった。 あとはスープ割用のスープが、かなり生姜の効いたテイストだったところにも確たるこだわりを感じた。 後は、店員さん全員が凄く細やかに気遣いしてくれていて、凄く好感持てるところはある。外行列までお冷配ってくれたりとか細かな券売機ケアしてくれたりとかも有難いけど、何より常に笑顔で素敵に対応してくれるのが凄い。これだけ大行列で大変そうやけど、どこか温かい気持ちで帰れるの空気感のあるお店でした。
2022/09訪問
1回
担担麺 薄切りチャーシュー 新大塚駅から大通りを登っていった先に出てくるラーメン屋さん。小さなビル一階の入口を入ると、それはもう高級感溢れる超絶洗練された空間が広がってて圧倒されるほど。 そして肝心の担担麺も驚くほど上品な一杯。まずベースのスープに、澄み渡る湧水のようなクリア感を感じる。ただそこに担担麺らしくしっかりと香る胡麻感が乗っかってくるイメージ。両者がもうほんとに絶妙すぎるバランス。味の力強さと透明感とが共存してる奇跡のような味わい。 そしてそこに合わさるのは絹糸のような細麺。滑らかでセクシーさすら感じるほどの細麺。麺自体はシンプルなんやけど、担担麺のスープにめちゃくちゃマッチしてる。 スープに乗っかる肉そぼろも、変に味噌感あふれる味付けがなくシンプルなのがまたたまらん。これはもう確実な気品の証。そして底から現れるナッツが、香りと食感の両面でアクセントになっててもうたまらん。 そして生チャーシューもすごい。しっとり感とかもさることながら、ほのかに香る中華系スパイスの香りがたまらん。あまりにも雑味がなくて、食べてて背筋が伸びるような超絶の一品。 全体的に余計なものが一切含まれてなくて超クリア。シンプルが故に余白が感じられる、まさに王者のような気品漂う一杯。そして店内の空気感自体もが、あくせくすることのない王者のような余裕すら漂う名店でした。 たぶんベースとなるスープが美味しいから、きっと醤油拉麺とか塩拉麺も美味しいんやろうなあと思うし、これまたクリアで気品高い一杯なんやろうなあとも思う。たまらんね。
2022/08訪問
1回
特製中華そば(大盛) 炊き込みご飯 いやー美味かったなあ。一杯のラーメンとして総じて美味しいんやけど、それ以上にあぁこの人って料理が物凄く美味いんんやなあと感じるような細かい美味しさが散りばめられたラーメン。 中華そばは、まず濃いめの醤油味が印象的。ただその裏には乾物とか節系とか色んな風味が控えてて、なんだかすごく味に膨らみのある醤油感。キノコのような香りもしてすごくふくよかで美味しい。そして麺は綺麗なストレート麺やけど、この醤油感が、すごくしっかりと乗り移ってる感じする。表面の香味油と相まって、よく纏わったスープとの一体感が素敵。 あとはチャーシューがめちゃくちゃ美味しい。焼豚と言ったほうがイメージに近い感じで、独特の風味が染み込んだ味わい深い美味しさ。噛むほどに下味の旨味が出る感じ。そしてワンタンは、生姜がかなり効いた絶妙な豚肉餡。この生姜の分量がまじで技アリでレベルの高さをひしひしと感じる。 炊き込みご飯も、キノコの香る優しい味わい。刻みチャーシューがゴロゴロ入っててお腹キチキチになるほどやった。 あとは何よりも気遣いができて物腰の柔らかい坊主の店主がやってるラーメン屋はとにかく美味しいわ。黒シャツとタオルが似合うあの感じね。そんなことを感じさせてもらえる素敵な名店でした。あと特製も色々としっかり乗ってる割には値段がすごく安い。あと量もすごく多い(満足)。
2021/10訪問
1回
特中華 醤油(麺大盛) いやあもうほんまに美味かったなあ。完全に腰抜ける一杯。本当にたまげるぐらいにしっかりと美味しいラーメンでした。 まず驚くのは、しなやかで華奢な超極細のストレート麺。触れたら壊れちゃいそうなぐらいの繊細さを兼ね備えたような麺はほんとに独特で印象的。そしてこの日は鯖煮干という魚介のスープ飲んでこれまた驚く。ちょっと過去に思い当たらないぐらいのめちゃくちゃ濃厚な魚介感。戸惑うレベルの魚介の旨味。ただ一切のオーバーな主張がないから、これだけの華奢な麺の美味しさを一切潰してしまうことなく、ラーメンとして極上の麺とスープのバランスを保っているといった感じ。魚介出汁はめちゃくちゃ濃いのに、スープで見ると柔らかく全体を包み込む慈悲深さ。この極上のバランス感がたまらん。もはやアートのような世界に没入するような世界観。 メンマも四角系の見たことないような斬新なスタイルに無数の隠し包丁が入れられてる。食感も独特になるし、出汁もよく染み込んでて、あまりの丁寧さにやっぱり唸らさせられる。豚チャーシューはとろけるような脂身感がたまらんし、もはやこれも戸惑うレベルの美味しさ。 鴨チャーシューとか三つ葉の風味とかも全てが噛み合った極上の一杯とはまさにこのことでした。ご夫婦の実直さが伝わる接客も素敵やし、本当に腰抜けるほどの名店。
2021/07訪問
1回
特ロースかつ もうこれは完全に言葉がない。心の底から驚いた。自分がいま何を食べているのか分からない。それぐらいの衝撃を受けた。 店構えは昔ながらの老舗感あふれる趣深いイメージ。地場に根付いた歴史の暖かみを感じさせられる。切り盛りするのも老店主とその奥様らしき方。必ずしも愛想が良いわけではなく、ともすればぶっきらぼうに捉えられかねない雰囲気もあるが、謙虚で実直な人柄が見えかくれしていた。 そしていま思えばとんかつを揚げていることを忘れてしまうほどの静けさの中で、突如上品で美しいとんかつが登場する。このとんかつを一口食べた瞬間に、人生で感じたことのなかった衝撃を受けた。もはやパウダースノーがよく積もったその年初めての新雪のような食感。衣はサクサクさを残しつつ、どこまでも軽くフワフワ。口にいれた瞬間の一瞬の衝撃で溶けていく氷柱のような衣。そしてその先、ちょっと戸惑わずにはいられないような次元の違う柔らかさを持った豚肉。踏み入れるとどこまでも沈み込む柔らかさはまさに新雪。羽毛をたべているのか、綿花を食べているのか、そう錯覚するぐらいの感じたことない柔らかさ。あまりにも柔らかく、どこからが衣でどこからが豚肉かすら分からなくなるようない感覚すらあった。当然、味も上品で脂身も甘い。豚肉自身も赤みの残る状態。あまりの上品さに、前半は塩で食べる以外の選択肢がなかった。 その他お漬物とかも、フルーツのような爽やかな風味のキュウリとか、その反対にしっかりとした味の濃さのゴボウの味噌漬けとかバラエティも十分。具だくさんの豚汁に、自家製ウスターソースをかけられるキャベツ千切りまで含めてとにかく美味しかった。もうこんなとんかつ他では絶体食べられないと思うほどの圧倒的な名店。今後、他でとんかつが食べられなくなってしまうリスクを負ってしまった感もあるが、それでもなお出会えてよかったと胸を張れる名店。
2020/11訪問
1回
牛もつ味噌煮込みはまじでえぐかった。完全に腰を抜かした。ホルモン自体に全く臭みが無いのはもはや当たり前で、ホルモン自体の旨味とか食感が極上に美味しかった。そこに味噌煮込みの絶妙な味付けがめちゃくちゃ上手くマッチしててたまらん。そらご飯が欲しくなる味噌煮込みやわというのを実感。こんな美味しいもつ煮は、後にも先にも無いんやろうなあというぐらいの名店。 もちろんミックスホルモンもめちゃくちゃ美味いし、完全にホルモンでは飛び抜けて美味いなあと思った。 赤身肉とかカルビとかも超絶美味いけど、そこはやっぱり東京には色んな名店あるし優劣つけがたいところはある。ただホルモンに絞ると完全に優勝。とはいっても、中切り落とし(カルビに相当するらしい)とかミスジとかもさすがの美味さ。やっぱり最高級の肉を少しだけ食べるのが良いんやなと実感。 ホルモンという軸がしっかりしてるから、赤身肉含めてすごく高いレベルに感じられる感じ。 生野菜も海苔がたっぷり入ったサラダで、食感も面白くて美味しかった。あと場所柄なのか、店員さんのノリも関西に近くて、意外なまでにフレンドリーで面白さと気遣いを両方を感じた。まあ店構えも含めてそら名店やなあというのは、しかと感じさせられました。