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2021/11訪問
1回
ハーフアンドハーフ オムごはん ※牛すじ肉のカレーごはん ※牛すじ肉のブラウンソースごはん 末広町の駅前から、神田明神方面に向かってすぐのところに出てくるカレー屋さん。周囲に色々な名店がひしめきあって並ぶある意味豪華なエリア。看板のフォントも相まってかどこか可愛らしい外観と、しっかり年季の入ったカウンターのみの店内がどちらも素敵やし、なんだか全体的に温かい雰囲気が漂ってる。 まず牛すじ肉のカレーは、カレー自体が瑞々しさすら感じるようなクリアなテイストですごく驚く。ただ決して味が薄い訳ではなくて、後味に香るしっかりとしたスパイス感も充実しててカレーだけでも充分美味しい。そこに更に、甘めに煮付けられたたっぷりの牛すじ肉が加わってきて、これもかなり大きな存在感。ちょうどカレーの瑞々しさと組みあわさって、お互いが補完し合う良いバランスが出来上がってる感じ。ブラウンソースも同様で、瑞々しさある美味しさを主体としたハヤシ風で美味しかったなあ。 そして極めつけは、多くを語る必要すら無いほどの輝きを放つオムごはん。伝統的な包み方をしてくれながらも、トロトロにとろけて本当にこれだけ食べてても圧倒的に美味しい。ましてやこれがカレーやブラウンソースと合わさった時の破壊力たるやという話。 オペレーションも早いし、ランチとしての使い勝手もめちゃくちゃ安定感すごい。流石のクオリティを感じる名店でした。
2023/09訪問
1回
あいがけ(チキン(辛口) × 出汁キーマ(マイルド)) + 低温調理ポークソテー いやー美味かったなあ。さすが大阪の有名店のスパイスカレーは別格やなあと改めて再認識させられた一杯。 古くて伝統的な神社仏閣が四方八方に位置する四天王寺前夕陽ヶ丘の駅からほど近くにあるカレー屋さん。スパイスカレーらしくクセある仏の置物とかも多いけど、全体的にカジュアルで親しみやすいオシャレさのある店内。 カレーは、チキンも出汁キーマも全く違う方向性ながらどっちもめちゃくちゃレベル高い。チキンは、しっかりコクあり深みありて感じの定番スパイスカレー。ただ味のレベルはめちゃくちゃ高い。チキンもゴロゴロ入ってるし、満足度高すぎてこれだけでも良いかと思えてしまうほど。ただ出汁キーマも全く負けてない。本当に柔らかいテイストの和風出汁がめちゃくちゃ効いてて全面に出てくる感じ。そこに追加するしっかり味のキーマ。和風出汁と合わさってもう手がつけられないくらいの美味しさ。 例によって、スパイスカレーらしく、酸味のあるピクルスとか辛いスパイスパウダーとか甘いパイナップルとか、トッピングの味が味覚全方向に発散してるのもたまらん。それらを包み込むスパイスカレーの存在の偉大さを知るし、なにより混ぜたときの新しいアクセントの美味しさに驚かされる。 ポークソテーは、甘めの照り焼き的な味付けされた厚切り一枚肉がどーんと乗ってる感じ。とにかく厚切りやし大きいから、これだけでお腹いっぱいになるレベル。単体で食べても美味しいし、カレーと一緒に食べても照り焼きの甘さがまたアクセントとなって、複雑なスパイスの味わいをより高める感じ。 ボリュームも多いし、流石の美味しさやし、本当に非の打ち所がない名店でした。
2021/05訪問
1回
特ロース豚かつ定食 靖国通りにほど近い路地に出てくるとんかつ屋さん。木枠にすりガラスの店構えで、レトロながら洗練された上品さを感じる店構え。店内も、レトロな雰囲気がありながらも、ジャズが似合うようなオシャレさが感じられる。 豚かつは、しっかりと揚げ色のついた香ばしい衣が印象的。そして豚肉は、フワッとした柔らかさと、しっかりとした肉らしい弾力のバランスが取れたイメージ。身のバランスとしても、しっかりとした赤身肉と、端のとろける脂身もハッキリした印象。たしかに塩だけでなく、ソースとも合う感じがした。 豚汁は、根菜と豚肉の旨味がハッキリと出てて、本格的な一杯で美味しかった。色んな揚げ物とかもあるから、夜に飲みながら、上品な時間を過ごす場所としても楽しめるかも。
2022/05訪問
1回
ポークカツレツ定食(ライス大盛) ミニメンチ 四ツ谷駅からほど近い場所に位置する定食屋さん。味のある名店が多そうな商店街の入口に出てくる。店名に謳れている通り、基本的には揚げ物中心のメニュー。店内の雰囲気も、いかにも使い勝手の良い定食屋さんといった感じ。 ポークカツレツは、シンプルなとんかつとしてでも十分美味しいような、肉厚で脂身の甘さもしっかりしたテイスト。そこにかかるデミグラスソースは、トマトとか野菜のコクが奥底に感じられるような本格的なスタイル。ルーツは同じということで、キッチンたかと系統はすごく似てる感じがする。デミグラスソースとチーズの効果で、洋風感はすごく漂ってる。 ミニメンチも、ミニと言いながらなかなかのサイズある。これもメンチだけで食べても十分戦える美味しさ。フワフワやし、しっかり下味が効いたミンチ肉からジュワっと肉汁が溢れ出す感じ。 あと全体的に揚げ方はスタンダードで基本に忠実なイメージ。カレーちょいがけとかも出来たりとか、使い勝手の良い揚げ物定食屋さんといった感じ。
2022/09訪問
1回
特選ビーフカレー お得セット いや〜美味しかったなあ。もう貫禄の美味しさやった。 まず塚口さんさんタウンのシャビィな雰囲気がたまらなすぎる。そしてそのどれもが地肩の強い優良店が揃ってるのがこれまた凄い。その中でも一際レトロでシックな店構えで存在感を放ってるし、一度店に入ればそこはまたアンティークの並ぶ素敵な空間でたまらん。 特選ビーフカレーは、もうホントに高級感溢れる一品。トマトのようなフレッシュな酸味が来たかと思えば、スパイス独特の香りも漂ってきたりと、味が多層に重なりあった超本格的なカレールウ。そしてそこに、あまりにも柔らかくて口に入れた瞬間ホロリと崩れるようなゴロッとビーフ。贅沢してる感が強く伝わる一皿。そしてドレッシングが印象的なサラダも、少し杏仁豆腐感すら漂うババロアも美味しかった。 オペレーションもテキパキしてて、めちゃくちゃスムーズで素敵。まじで塚口さんさんタウンは、今後も残し続けていくべき、地域の宝やなあと実感しました。非の打ち所のない至極の名店です。
2022/12訪問
1回
C定食(エビ、アジ、ホタテ) 豊洲市場の飲食エリアに位置する揚げ物屋さん。どこか近未来感すら漂う新しい建物の豊洲市場に、古き良き築地市場から移転した飲食店が立ち並んでるのが違和感あるけど、エリアとしては超豪華でシンプルに魅力的。 揚げ物たちはもう流石の貫禄。アジフライなんて一口噛んだ瞬間に衝撃が走る。海産物としての濃厚な旨味がすごいって感じ。あー、ホンモノのアジフライってこんなに美味しいんやなあと実感する。そして当然フワフワで肉厚。見た目だけではこれがアジフライとは分からないほど。 ホタテフライも同様に超濃厚な魚介の味わい。溢れ出る旨味とプリプリした繊維室のほぐれの良さよ。もう別格。これぞホタテフライの最高蜂やろって感じ。特製のタルタルソースがまた絶妙。 エビフライなんて言わずもがなやけど、プリプリの食感と食べごたえが堪まらんなあ。 味噌汁の濃厚さも素敵やし、朝からビール片手に盛り上がってる市場関係者の人が完全に羨ましい。 魚介の旨味が濃厚すぎて、これと一緒に酒飲みながら楽しむのが夢やなと思ってしまった。さすがの豊洲市場クオリティの名店でした。
2022/01訪問
1回
特上焼ロースかつ定食(茶美豚)(みそ) 今池駅すぐのトンカツ屋さん。繁華街という雰囲気ではないけど、名店が揃ってる駅らしい。独特のフォントの看板のあるお店に入ると、スナックのような独特の雰囲気ある。 焼ロースかつは、たしかにバチバチに美味しい。チキンカツみたいにサッパリしたライトな衣感も特徴的やけど、それ以上に豚肉の食感と風味が新鮮。火の入り方がそもそも違うし、揚げてないぶん生感もあって柔らかくてジューシーな仕上がりになってる。 後は茶美豚の確かな実力がめちゃくちゃ凄い。暴れるように入った脂身の美味さ足るやもう格別の一言。この脂身に塩をまぶして食らう白飯の美味さも異常。やっぱり鹿児島ブランドの豚肉は別格やなあと実感した。 煮込み豚肉もまじった味噌で食べるのももちろん美味しいけど、これほどまでの美味しさなら塩で食べるのが一番かなあとも思った。 味噌汁も、いかにも名古屋的な味噌煮こみテイストの味噌で満足感も高め。店内の雰囲気は独特ではあるものの、確かな美味しさの名店でした。 P.S.名古屋てなんか炭水化物のコスト高いなあと思った。
2021/04訪問
1回
牛肉厚切りカレー 天五あたりのカレー屋さん。ごちゃごちゃしたビニールシート系居酒屋のエリアを少し外れたところに出てくる。天五のエリア感にマッチした肩肘張らない系のお店。 コクのある欧風カレーなんやけど、食べてみると思ってた以上にヘルシー。もちろん旨味もしっかりとあるんやけど、あっさりとした食べ口なのが印象的。この濃厚な旨さとあっさりさが同居してる独特な味わいはなんなんやろうと思ってたら、意図的に脂分を取り除いているらしい。それを聞いてすごく納得感のある味わい。まさにコクはあるけど、胃もたれしないカレー。 厚切り牛肉は、見た目のとおり柔らかく煮込まれてて上質なお肉の味もする。でもやっぱカレーの中では少し埋もれがちになってしまうから、カツカレーも良かったかもと思ってしまった。
2021/01訪問
1回
ハーフミックス定食 (ヒレ+海老(小)+クリームコロッケ) いや、もうちょっとこれはホントに奇跡の定食屋と呼べるほどの満足度。美味しさとボリュームが超ハイレベルで両立してる。 徳庵駅からめちゃくちゃローカルな住宅地を10分ほど歩いた先にぽっと出てくる定食屋さん。歩道スペースのない道だったりとか超ローカルな地元道がたまらんし、このローカルさから京橋まで電車10分以下ってほんまに大阪の住みやすさ凄いよなあと実感する。 ハーフミックス定食は、ホンマに出てきた瞬間のインパクトがめちゃくちゃやばい。まず海老フライのあまりの大きさに完全に腰抜かす。生きてる時に対峙したら、正直こっちが負けてしまうかのぐらいの超巨大サイズ感の特大海老。海老フライは完全にデカさ=美味さが成り立つ稀有な世界観が成り立ってると信じてる。でもほんまにその説を立証するかのように、旨味がギュッと詰まったプリプリの海老でめちゃくちゃ美味しい。 そしてヒレカツもたまらん。箸を入れると、肉自身がほぐれて行くようなまさにヒレらしい極上とんかつ。これまたヒレらしい旨味もギュッと詰まってて、とんかつ単体で食べても素晴らしすぎるほどの美味しさ。ただそこにたっぷりのデミグラスソースがかかってるなんて、ある意味ではとんでもなく罰当たりな所業。でもこれがまた新たな世界の扉になっててめちゃくちゃ美味しかった。決してクドくはない洋風デミグラス。たまらなすぎる。 ただ一番インパクトあったのは、クリームコロッケかも。まず何よりもクリームの味がしっかり濃くて、もはやご飯が進むようなクリームコロッケ。この時点で驚くレベル。ただ更にそのクリームに海老とかも入ってて、もう贅沢すぎて完全にノックアウト。正直人生の中でこれを超えるクリームコロッケには出会える気が全くしないほど極上の逸品やった。 定番の中にサッとしたアクセントでレモンの香る素敵な味噌汁もたまらん。時間はかかるけど、店員さんの接客も凄く好感持てるし、どんだけ待ってもまた来たくなるのがよく分かる。値段を考え出すと、パニックになるぐらいのお得感もあるし、完全なる名店でした。 他のメニューもどれも美味しそうすぎて、ほんまに全メニュー制覇したくなるレベル。まじたまらんです。
2023/08訪問
1回
千葉さんのカツレツカレー カキフライ 洋食屋のシュウマイ 銀座で古くから営んでる由緒正しき有名洋食屋。老舗という言葉よりも、なんというかレトロという言葉が合う感じがする。内装にほっこり系のレトロな店構え。 最初に出されるポタージュはまじで濃厚で絶品。いきなりのレベルの高さに、さすが由緒正しい洋食屋やなあと貫禄を感じる美味しさ。 この店が発祥というカツカレーはやっぱ美味しかった。カレーはスパイス系の辛さが前面にでつつも、コクの奥深さがしっかりしてる。溶け込んだ肉達も食感で分かるくらいやし、味の深みがすごい。カツはシンプルながらレベルが高いし、カレーとよくマッチしてて、さすが原点の味やなと実感。 カキフライもめっちゃ大きくてプリっとジューシー。牡蠣本来の濃厚な旨みもさることながら、それを包み込む衣もフワフワでさすがの美味しさ。 シュウマイはかなり味が濃い。独特の味付けがなされてて、調味料なんてつけようもんならtoo muchなほど。ただ肉はギッシリ詰まっててやっぱ美味い。 そして何よりも店員さんの気遣いや心配りはもうピカイチ。本当の由緒正しい名門ってこんな感じなんやろうなというぐらいに、派手さはなくても本当にしみついたたような上品さがある。料理の出てくるスピードも驚くほど早いし、これはほんまに居心地のよい名店。
2020/11訪問
1回
ポタージュスープ 有頭エビフライ&ハンバーグステーキ ポークカツレツ 昔ながらの老舗感がある古びた店内やけど、やっぱり洋食屋独特の上品さも感じられる。おばあちゃんと呼んじゃうぐらい熟練のホールのお姉さんがたに、キッチンにはコックスーツをビシッと決め込んだシェフたち。これぞ洋食屋と感じさせてもらえる雰囲気に心捕まれる。 ポタージュスープは、セメントのような波風ひとつ立たない濃厚で綺麗な見た目。案の定驚くほどの濃度でコーンの旨味が感じられるクリーミーな逸品。 有頭エビフライのデカさはびびるぐらいやしプリプリ。ハンバーグステーキも、ハーブ的な独特な風味の薫る洋食屋的なハンバーグ。きちんと手ごねされた感も嬉しい。 ポークカツレツは、薄切りにされたでか目のポークカツに後味がパツッと切れるデミグラスソースがかかってる。トンカツというより、まさにデミグラスソース前提で設計されたカツレツというに相応しい薄さと揚げかた。 銀のお皿とか白の丸皿とかそれだけでテンションあがる。昔ながらの洋食屋として、いつまでも後世に残ってほしい名店。
2020/09訪問
1回
選べる洋食プレート(ハンバーグステーキ、海老フライ2本) 選べる洋食プレート(蟹クリームコロッケ2個、海老のグラタン) 洋食屋さんのナポリタン 伊勢丹新宿店の飲食フロアに位置する洋食屋さん。いかにもまさに百貨店の中の洋食店といった雰囲気で、少しだけ前時代的な空気感を今に残すエレガントさが印象的。 選べる洋食プレートは、まさにこの店内の雰囲気そのままにエレガントさが伝わってくる丁寧な料理たち。ギュッと肉の詰まったハンバーグステーキは、その弾力食感は当然のように美味しいし、デミグラスソースの上品さも流石のもの。海老フライも、見た目以上にプリプリ大ぶりな海老で満足感高いし、何よりもキメの細かな衣の上品さが圧倒的。海老のグラタンのクリームソースも、淡い旨味が一気に広がる上質さ。あと何よりもキャロットグラッセだったりポテトサラダだったり、サブに控えるような付け合せ達のレベルの高さにはめちゃくちゃ唸った。食感からほんのりとした甘さから、これだけでワインが進むようなレベルの高さ。 洋食屋さんのナポリタンは、まずパスタ自体がモチモチの生麺でめちゃくちゃ美味しい。そこに酸味だけじゃなく味わいの濃いトマトソースがたっぷり絡められてるし、海老だったり具材も豊富に散りばめられた贅沢な一品。 流石の百貨店クオリティを楽しめるお店でした。
2024/01訪問
1回
カツカレー 神保町駅から神田錦町へと繋がっていくすずらん通りエリアに位置する大衆洋食屋さん。飲食店のひしめく神保町らしさもありつつ、明るくてポップな雰囲気のキレイな町並みで素敵。 カツカレーは、もう多くを語る必要のない美味しさの逸品。漆黒に輝くセメントのようなカレールウが印象的。ただ、見た目とは少し裏腹に全くクドすぎずに、むしろ食べやすい美味しさすらある。そしてもはやトロトロになって見えないぐらいまで溶け込んでる肉片があったりとか、伝統に裏打ちされたこだわりを感じる美味しさやったりする。サクサクの定番カツも美味しい。決して薄すぎることなく、しっかりとカツとしても楽しめるテイスト。ただ、あくまで主役はカレー側に譲るかのように、自身は主張しすぎずに完璧なサポート役に徹してるのも流石。 オペレーションも最高やし、まさに大衆食堂としていつまでも輝き続けて欲しい名店。こういう店が残り続ける町を愛していきたいし、実際に愛されるんやろうなと思う。えびフライとかしょうが焼きとかの定食メニューも是非食べてみたいと思える名店でした。
2023/09訪問
1回
ハンバーグステーキ オムライス エビフライ いや、もう完全なる名店。おばちゃんたちの接客が素敵すぎるし、流石なんばの老舗やなあて感じ。 料理も店構えそのままに、ほっこりとする系の美味しさ。ハンバーグがまずばちばちに美味しい。味の表現として適切では無いのかもやけど、愛情の詰まったような味がする。ギュッとした肉感もさることながら、優しく丁寧にこねられたような手作り感が伝わる美味しさ。 オムライスは、シンプルな見た目以上にユニークな逸品。中身はビーフライスでそれだけ食べても十分美味しい。粗切りの玉ねぎのシャキシャキ感や牛肉の旨味が広がる。そこに自家製ぽい甘辛のソースがかかってる。あまりケチャップ感が全面に出すぎないオムライス。 エビフライは言わずもがなやけど、洋食屋さんらしい一皿。特別なインパクトがあったりする訳ではないけど、付け合わせのナポリタンとポテトサラダも相まったこのバランスは幸福感の一言につきる。 古き良き大阪らしい居心地が良い老舗やし、大阪人の人情味の深さが伝わるようなお店。永遠に残り続けてほしい文化やなあとしみじみするような名店。
2021/01訪問
1回
上ロースかつ定食 海老フライ 上野アメ横の喧騒ただよう飲み屋街に位置するとんかつ屋さん。この立地だからこそ、落ちついた店構えがより際立って見えるみたいなところある。店内は、木製カウンターに壁掛け木札のメニューという江戸下町感溢れる素敵な雰囲気でたまらん。 上ロースかつは、しっかりと食べ応えのあるロース肉が、粗めのパン粉でこんがり揚げられてる感じ。塩で食べるというより、ガッツリとソースをかけて食べるのが魅力なタイプの定番とんかつ。ソースが衣に絡みつつ、肉の弾力と柔らかさのバランスが素敵で美味しい。 味噌汁は、スタンダードな定番合わせ味噌ながら、しじみ汁にしてくれてて美味しかった。 海老フライは、よりパン粉のザクザク感が際立った印象。これも定番ではあるものの、ソースかけて食べるのが美味しかった。 リーズナブルに味わえるし、シンプルなとんかつ一本で勝負してる感じも好感持てて好きでした。
2022/07訪問
1回
オムライス&エビフライセット 特上ビフカツ コテコテでシャビィな店構えがたまらん。まさに浪速の味として心斎橋の発展を見届けてきたんやろうなという長年の伝統を感じるレトロさ。ただ店内は内装が小綺麗に整えられてて一切の古さを感じさせない感じ。 オムライスはすごくシンプルなんやけど、やっぱり美味しい。チキンライスを優しい卵で巻いただけの定番オムライスだからこその地に足ついた安心できる美味しさて感じ。ソースは、野菜の甘味を感じるあのタイプのソースがかかってる。 エビフライは一度身を開いてからフライにするスタイル。でも食感もプリプリで食べ応えもあって美味しかった。タルタルソースを絡めて食べるエビフライのTHE洋食感がたまらん一品。 そして特上ビフカツはたまげたなあ〜。一口食べた瞬間に、あまりの衝撃で時が止まってしまうかと思ったほど。キメの細かい上品な衣に包まれた牛肉の柔らかさが別格。柔らかいなんて言葉で表現できるレベルではないほどの驚き。そして噛むたびに溢れ出る牛肉の旨味。これこそまさにホンモノやなと唸るしかないレベルの美味しさでした。 こういう店こそ永遠に残り続けてほしいなあと心から実感できる名店でした。
2021/09訪問
1回
黒船亭Aセット(ハーフサイズの魚介の寄せ鍋、カニコロッケ1ケ、ハーフサイズのハヤシライス) オムライス 上野駅から御徒町方面に向かう中ほどのビル4階に位地する洋食屋さん。店内には、まさにハレの日に相応しいような気品高い雰囲気が漂ってて素敵。歴史ある町としての上野らしさを感じる。 そして一つ一つ言及するのがおこがましいほどに、料理のレベルはどれも圧巻。魚介の寄せ鍋は、一言で言ってしまうとクラムチャウダーのようなクリーミーな魚介スープ。ただめちゃくちゃ具沢山なのと、舌触り滑らかなスープの上品さが別格。カニコロッケは、カニ爪まるごとのフライでこれも特別感あるし、もう見た目通りの美味しさを誇ってる。オムライスは、バターが濃厚に香る本格的な美味しさ。卵もめちゃくちゃマイルドな滑らかさあるし、見た目はシンプルでどこにでもありそうな姿やのに、一口食べたら圧倒的な実力を見せつけるこの感じすごすぎる。 ただ何を差し置いてもハヤシライスは別格やった。もうこれ出されるとどんな料理でも無力やなと感じるほどのレベルの高さ。複雑な味わいが絡み合った末に広がる深いコクと、どこまでも続いていく極上の後味。味わいの深みが全然違うし、今までに食べたハヤシライスのどれとも一切被らない美味しさ。 量もしっかりと多いし、クオリティを考えると全然高くないしむしろ安いのではと感じてしまうほどの名店でした。
2022/08訪問
1回
オムライス シンプル オムハヤシライス とろ~りとろけるチーズのせ 店構えはかなり古びた感じで、細くて狭い店内。いかにも神田というイメージ通りで、こういうのは結構すきな感じだったりする。すごく素敵な店構え。 オムライス シンプルは、もう超ど定番で絵に描いたような見た目のオムライス。日常からちょっとだけ背伸びした幸せのシンボルのような優しさがある。ただ味はめちゃくちゃ美味しい。中のチキンライスには具材がゴロゴロ入ってる。椎茸とか野菜たちが入ってるから食感も面白い。ケチャップの風味も濃厚なチキンライスで、極上のスタンダードとはこういうことなんやなと感じた。 一方、オムハヤシライスの方は卵に包まれてるのが白米。ただ、ハヤシライスソースが、濃厚なコクと旨みが広がる美味しいソースなのでこっちもかなりレベルが高い。卵の優しさともマッチさせながら味わえるオムハヤシの方が好きやったかも。まさに王道オムライスとトレンドオムライスの新旧オムライス界の雄の戦いといった雰囲気。 そのオムライス屋の店構えがこのシャビイさというのもやっぱりたまらん。 あとオムライスの付け合わせのサラダはフライドガーリックがパリパリで美味しく、普通にめっちゃレベルの高いサラダ。やっぱこういう細かいところのクオリティが名店を名店足らしめてるみたいなとこある。
2020/10訪問
1回
チキン南蛮4個定食(w/海老フライ、アジフライ) いや〜美味しかったなあ。正直、定食屋としての圧倒的な実力を強く見せつけられた感ある。福岡という町の凄みすら感じるぐらいのクオリティ。 薬院大通駅を北側に出て、大通りに面しながら少し歩いた先の路地に出てくる定食屋さん。店名とは裏腹に、すごくキチンと小綺麗な雰囲気のお店なのが印象的。あと軒先にあるウェイティングスペースが何だか雪国感あって素敵。 チキン南蛮定食はもう本当に圧巻の美味しさ。一口噛んだだけでホントに溢れ出る肉汁のジューシーさが尋常じゃない。プリプリとした新鮮さ溢れる食感もたまらんし、鶏唐揚げとしても間違いなく最高峰の逸品。一個あたりがしっかりとボリューミーなのも嬉しい。そこにタルタルソースと甘酸っぱい南蛮ソースがかかってきて、正直このチキン南蛮だけで無限にご飯食べれてしまう。 そしてこれがチキン南蛮だけに留まらないのがまさに凄みすら感じる部分。海老フライもアジフライもちょっと驚くほどにブリブリ。豊かな自然を感じるほどに、しっかりと濃厚な味わいとフレッシュな食感。正直、見た目には一般的なこの海老フライとアジフライで、ここまで違い出るんやと唸らされるほどの逸品でした。 丁寧で本格的に美味しい味噌汁も相まって、正直定食屋としてのレベルの高さにびびりまくるほどの名店でした。店員さんも素敵やし、まじで少し遠くても通い詰めたいほどのお店。
2023/09訪問
1回
スマトラカレー ビーフ いやーまじで美味しかったなあ。そして一瞬で出てくるオペレーションの早さも流石のもの。オフィス街の実力を強く思い知らされる。 スマトラカレーのビーフは、驚くほどに真っ黒な黒カレー。この黒いルウと表面の白いクリームのコントラストがカレーポットに映えてもうたまらん。そしてひとくち食べてみるとこの色に納得のビターなスパイス感。そしてそこに混ざり合うクリーミー感も相まってほんとに虜になるほどのハーモニー。ビーフも大きいのがゴロゴロと入ってて一口食べるとホロホロに溶けていく。最後の極みつけは粉チーズ。もうこんな高いレベルのカレー知ってしまったらどうすればいいんと思えるほど。 これで具材ごとに、カレーの味は全て違いますとかもう憎らしすぎてたまらん。全種類制覇しに通い詰めたいとすら思えるほどにたまらん。