3回
2018/03 訪問
大将のもてなしが嬉しい!
久しぶりの東京で、なにが食いたいといえば、鮨、鰻、天麩羅、蕎麦・・・
なのですが、昼に肉を食って裏切ったので、夜は鮨にします。
いつもにこやかな大将。
今日も意外な技を連発です。
まずは、お通し2種類のあと、
「シロウオの躍り食い、いかがですか」
「いただきます」
もうね、ビチビチ飛び跳ねるシロウオ。
これを贅沢といわずしてなにを贅沢という!
別に旨みとか、甘みとかはないのですが、生命の根源に関わる喜びですよね。
残酷という方もいますが、そう思うなら、自ら屍となり、他の生命の餌となればいいのです。
食らうと云うことはそういうことです。
うまいお酒でいい気分となって、握っていただきます。
小鰭、車海老、雲丹イクラ、ともに上等。
漬け鮪も旨い。
とどめは塩と煮詰め醤油の穴子2種。
いや旨かった、大将お勘定・・・
「待ってください、これを頂いてもらわなければ帰せません」
何かと思えば、椀物。
白身魚の骨の濃厚な出汁が素晴らしい。
鯛、鮃などの高級魚の、究極の旨みを凝縮してます。
参ったなあ。
田舎者はもう随喜の涙ですがな・・・
ごちそうさま。
ぽかぽかの体と、重い腹を抱えて夜風に吹かれましょうかね。
さっきのシロウオたち、どうしたかなあ・・・
贅沢三昧の一日でした。
2018/03/18 更新
2016/07 訪問
神田らしいお店!
神田神保町の三省堂の角を曲がってちょっと歩くと、夜はさびしい地域になります。
特に土日ともなれば、サラリーマンの姿もないので、歩いているのは近所の住人だけという感じ。
夜の神保町はあまりなじみがないので、ぶらぶらしていると、「すし昌」ののれん。
ああ、ここだったのか!
だいぶ以前に、先輩に連れてきてもらって、2階で食べたんですが、味も場所もすっかり忘れていました。
神保町うろついて30年以上になりますが、ここいらはまったっく用事がない地域ですからねえ。
お店はきれいです。
白木のカウンターに、大皿がセットされています。
大将はにこやかにカウンターの空いている席に案内してくれます。
ほかにお客様は2人組と1人客が2名、2階に1組。
みなさん話しながらも静かです。
大将もよく気を使ってくれて、居心地がいい。
燗のおすすめは「名誉冠」というすごい名前の京都の酒。
ぬるめでお願いします。
お通しはおかゆといくらと湯葉の冷製、蛸の柔らか煮。
おかゆはうれしいですね。
西洋料理のスープみたいな感じかな。
腹が落ち着きます。
つまみはまずは、白身4種(鮃、赤魚、金目など)、新子、鮪4種。
それぞれ、完食後に、そっと出してくれます。
醤油のほかに、塩に何か薬味を混ぜたものでいただきました。
なかなかおいしいです。
塩は酒のつまみにもなりますからね。
合間に卵焼き2種。
サメの軟骨細切りに梅肉を和えたもの、鯛(だったかな・・・)の酒盗。
さすが酒盗、はや3合がからになり、お茶をお願いして、握っていただきます。
まずは新子、続いて鮃。
ごはんが小さいタイプのにぎりです。
あまりこだわりませんが、それほど空腹ではないので、十分です。
大きめの車海老に穴子、うまいですね。
雲丹にトロときて、珍しいものを2種(酔っぱらって忘れましたが、うまかったです)
最後は鉄火で締めて、ごちそうさま。
おいしかったです。
また来ます。
帰り道、酔っ払いには夜風が気持ちいい。
いい晩でした。
2016/07/26 更新
今年は初物ですが、もはや名残の新子です。
相変わらず、大将の上品な握り。
美味しいね。
名誉冠も冴えてます。
トロの締めの握り、初めてだけど、脂がスッキリしてます。
穴子に雲丹。
今日は、つまみで満腹。
この辺でご勘弁を。