4回
2019/10 訪問
吉祥寺の愛してやまないトラットリア
約2年ぶりのチッチョ。気付けば秋の訪れがくる時期にばかりに来てる気がします。
基本的に季節の黒板メニューを目当てに行ったりはしますが、何せ久々なのでしっかりチッチョの看板メニューを楽しみたいと思いました。
まずはいつもナミナミと注いでくれるヴーヴのスパーリングワイン【500円】で乾杯。いつもここから驚異のコスパを感じさせてくれるのです。
・オイスター(ジェノベーゼ)
オイスターはいつもカルボナーラにしてましたが、今はフレッシュ、カポナータ、ジェノベーゼの3つ。初めてのジェノベーゼは濃厚クリーミーな昆布森の牡蛎に合わないはずがなく、しかもしっかりイタリアンを感じさせてくれます。
・鰹のカルパッチョ
鰹の刺身に生姜などの野菜を下に敷き、バルサミコなどで味付けしたもの。鰹は肉厚でしたが、やはりそんなに刺身に向いてる魚でもないので若干クセは気になりましたが、まあ悪くはないです。
・自家製サルシッチャ
絵に描いたように肉汁が飛び出してきました。ということですんごい肉肉しさ。あれですな、ハンバーグをこれでもかという程凝縮した感じ。
・カリっと仕上げた鴨胸肉のキャラメリゼ バルサミコ
濃厚チーズリゾット
お店のスペシャリテ。どう考えても美味い。只でさえ炭火で香ばしくもワイルドな鴨肉の旨味だけでもジワるのに、チーズリゾットの濃厚さが負けずにジワる。赤ワインが進んでヤバいですな。
・ゴルゴンゾーラトマト ピチ トスカーナ
武蔵野うどんのごとき極太のパスタのピチ。この弾力を噛みしめるごとにゴルゴンゾーラとトマトの深い味わいを楽しめます。締めのパスタというより、ワインのアテですね。ここのピチかなり好きです。
・ティラミス
ドルチェはイタリアの定番を。まあ間違いない美味さです。何せ口当たりが軽いんで、飲んだ後でもバクバク食べれます。
食べ終わってから感じましたが、もう一品頼んでも良かったなあと。というのも、やっぱり安っすい。ワインをグラスで1人4杯ずつくらい飲んでも、二人で一万円ちょい。ただまた次も来たいという願いも含めて、これくらいで終わるのもちょうど良いかもしれません。相変わらずホスピタリティーも最高でした。
2019/10/07 更新
2017/11 訪問
色んな意味でレェヴェルが違うレストラン
最近はふらっと外食に行っても人気店はやっぱりパッとは入れませんし、妥協して入ったお店はいまひとつ。どうせ食べるなら美味い店ということで、1ヶ月くらい前から確実に予約して行きました。
この日も相も変わらず、メニューについてしっかりと説明してくれましたが、よくよく考えるとこんなに説明してくれるんだから、私たちからも気軽にメニューやワインについて聞くことができるということです。このお店のカメリエーレ、カメリエーラは信頼がおけます。
・スパークリングワイン
まずはこれ。なみなみと注いでくれます。
・昆布森の牡蛎 カルボナーラ
北海道の牡蛎なんで、デカイです。これがカルボナーラでくると一個の牡蛎でも大皿料理のような満足感があります。
・桜肉のカルパッチョ
オリーブオイルのシンプルな馬肉のカルパッチョで、そのままでも充分に旨味が伝わります。ツナのソースをつけてもいいです。
・キノコとベーコンのほうれん草サラダ
ポーチドエッグがドンと乗り、ベーコンの塩気がいい感じです。
・ししゃものフリット
ししゃもが泳いでるような盛りつけがイカしてます。ししゃもってこんな魚だったんだなあというのがよくわかるものです。しっかりと肉づき、程よい苦味もあって白ワインにぴったりです。
・牛ハラミのタリアータ ルッコラとパルミジャーノ
長谷川さんのマッシュルーム
今回の肉料理はこれにしました。炭火でじっくりと焼かれたハラミがとにかく柔らかい。すごく量が多いですが、ルッコラと一緒だと軽い感じであっという間に食べてしまいました。
・カチョエペペ
ペコリーノチーズと黒胡椒だけのシンプルなパスタ。こんなにシンプルなのに赤ワインに合います。
・イチジクと鶏レバーのクロスタータ
ケーキみたいな形で、タルト生地に鶏レバーペーストとイチジクソース。これ以上にない程赤ワインにぴったり。
・自家製フォカッチャ
マッシュポテト入りかな。スポンジケーキに近い食感とオリーブオイルの風味。
・クレマ カタラーナ
どうしてもドルチェまで食べたくて。カリカリに焼かれたカラメルがほろ苦く、下のクリームも甘さ控えめで大人の味。散々食べてお腹も満足でしたが、やはりドルチェを食べないと締まらないですね。
ワインは白をグラスで。赤はおすすめを聞いてボトルで。やはりここはワインが進みます。ワインに合う料理と雰囲気がありますからね。
一番感心させられるのは、やはりここのスタッフですね。もちろん店内は満席で、メニューも多い部類だと思いますが、料理が出てくるタイミングが抜群なんです。ここのスタッフさんは注文を見て動くというより、お客さんを見て動くという感じがします。今回パスタを頼んだ時、二人分に最初から取り分け、お皿も温かい、それだけならまだしも、化粧室から奥さんが戻ってくるタイミングまで図ってシェフの方がパスタを時間差で出してくれました。これには感動しました。
おそらくこのお店を気に入ってる方々は同じ事を思ってると思うのですが、単に料理が美味しいだけじゃない、いい気持ちで極上のイタリアンが気軽に手軽な値段で楽しめる、それに限ると思います。
2017/11/02 更新
2016/10 訪問
おもてなしをカジュアルで包んだイタリアン
吉祥寺のトラットリア チッチョです。
吉祥寺で気になっていたお店です。毎回直前くらいに予約しようとするといつも埋まってしまっていました。なので、結構前から予約してようやく辿り着けました、このイタリアンのお店。
店内は賑やかで、どっちかといえばコンパクトなお店なので活気が店に充満してる感じです。トラットリアと付くのでもう少し厳かな感じかと身構えてましたが、バルのような雰囲気です。
☆牡蠣 カルボナーラ
牡蠣は生とフリットとこのカルボナーラの3種類があり、珍しかったのでカルボナーラで。グリルした牡蠣の味、カルボナーラの味両方楽しめて良かったです。
☆カジキマグロとパプリカの冷製ムース
本日のお勧めの黒板に書かれた料理でした。カジキが焼かれて冷やされているのに、パサパサせずにしっとりと。刻んだ万願寺とうがらしが入ったムースと絡めて食べればよりしっとりと。
☆きのことベーコンのほうれん草サラダ
組み合わせが間違いなく美味しいのです。上に乗ってたチーズがいいアクセントになっていました。
☆ジェノベーゼ ランプレドット ピチ トスカーナ
パスタですが、うどんのような太さでもちもちとした食感。ギアラとジェノベソースを絡めていいおつまみとなると共に、この一皿だけでも満足できるボリューム感。
☆鴨胸のキャラメリゼ バルサミコ 濃厚チーズのリゾット
このお店の名物みたいです。バルサミコで綺麗に装飾され見た目だけでもかなりインパクトがあります。リゾットがかなりチーズの濃厚さに包まれており、チーズ好きにはたまらない感じです。
奥さんと2人でこれらを頂きました。ワインもグラスで450円からと手軽なものからあり、ボトルの種類もイタリアだけでなくフランスや他も多かったです。
なによりお店のスタッフの方の気遣いが凄く良かったです。パスタは最初から2人前に分けてくれるというのはよくあるのですが、お皿がちゃんと温かい。冷たい料理はお皿が冷たく、温かい料理はお皿が温かい。細かなサービスを当たり前のようにされており、それはカウンター内の厨房の方達を含め全員が。料理がどれも美味しくてこの接客であれば評価が高いのも納得いきます。また是非行きたいです。
2016/10/16 更新
一年ぶりに吉祥寺のトラットリアチッチョ。定期的に行きたいのですけど、何故かいつも秋口。まあいいんですが。
今年にシェフが変わったみたいで、スタンダードメニューも若干様変わりしてましたが、名物的なものはそのまま。
・釜石オイスター(フレッシュ、エルベフリット)
いつもはカルボナーラを頼んでましたが、今回は別のを初めて。フレッシュはもちろん旨いですが、フリットもいいですね。衣にもしっかり味が付いており、洋風的な旨味が新鮮に感じました。
・アオリイカのカルパッチョ
黒板メニュー。カラスミの風味とイカのねっちょりとした食感が白ワインとよく合います。
・自家製サルシッチャー サツマイモとマスタード
肉肉しさがかなり好き。サツマイモの甘さとマスタードのピリッとした風味で満足度が増します。
・フォアグラのソテー イチジクのジャム
赤ワインとの相性は鉄板。この組み合わせ本当に好きです。
・鴨肉を詰めたカッペレッティ
黒板メニュー。パスタ生地に鴨肉を詰め込んだやつで、結構ボリューミー。
・子羊の炭火焼き カポナータ
今回はスペシャリテの鴨のチーズリゾットではなく、子羊をチョイス。ラムチョップですけど、臭みが全く感じずとにかく柔らか。マスタードソースによく合います。かなり正解なチョイスでした。
・ゴルゴンゾーラのジェラート
しょっぱくてワインに合います。これは良い発見でしたね。冷たいジェラートを赤ワインで流し込むといつもと違う喉ごしになります。
今回もかなり満足なチッチョでした。やはり根本的にワインが手頃に飲める割にはしっかりしたものばかりなので、そこに尽きると思います。色々変わったと噂では聞いてましたが、何も変わってなく、何より居心地の良さが変わってないのが安心しました。