イ・ズーさんが投稿したラ・トラース(奈良/奈良)の口コミ詳細

イ・ズーの徒然食日記

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イ・ズー (女性・千葉県) 認証済

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ラ・トラース奈良、新大宮、近鉄奈良/フレンチ

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2018/03 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

旅の思い出をより美しいものとするために。忘れられない一夜を保証してくれるフレンチのお店。

JR奈良駅西口より歩いてすぐの
フレンチのレストラン。
(ホテル日航奈良にとても近いです。)

2016年にオープンしたお店ですが、
今まで訪れたレビュアー様の多くが
大変高い評価をつけていらしたのが印象的でした。

今回、一人旅の最後の夜の食事を
是非こちらでいただきたいと思い、
「えい!」と思いきって予約しました。

ランチのコースは4500円、
ディナーのコースは8000円となります。
私がいただいたワインの値段帯は
グラス950円から1200円位。(全て税別)

ワインのペアリングもありますが、
この日はあまり飲むつもりがなかったので
グラスでいただいていました。
(しかし料理が美味しすぎて、
ついついワインがすすんでしまいました。
次回は絶対ペアリングにします、私。)

アミューズ 「人参、フォアグラ」

かぼちゃ?とうもろこし?
一瞬見た目ではわかりませんでした。
綺麗な黄色のスープの主役となった
野菜の正体は人参でした。

胡麻の香ばしさ、
下に沈められたフォアグラのコク。

これから始まる食事の期待が
ムクムクと自分の中で立ち上がるのがわかります。

前菜その1「アスパラガス、ミモレット」

登場した皿を目にし、思わず笑顔になってしまう
素晴らしいアスパラガス!
鮮やかな黄緑色でツヤツヤ。
飾りつけは明るい黄色のミモレットに可愛い
形のナスタチュームの葉。
見たままにアスパラガスは瑞々しく甘く、
穂先部分の持つ旨味、
口に入れた感触、そして歯ごたえ。
広がる緑の薫り。五感で春を楽しみます。

ちなみにちょうど良い温度に温められた
ライ麦パンにつけるのはヨーグルトを
水切りしたもの。
バターやオリーブオイルではないのですね、新鮮。
酸味が強いものはあまり得意ではないため、
ヨーグルトの酸味が濃くなるのかなと
ちょっとドキドキしましたが、
取り越し苦労でした。まろやかです。

前菜その2「ポットベラ、ばあく豚、大和肉鶏」 

ポットベラとは特大のマッシュルーム。
豚のミンチに鶏のレバーを加えたものを
そちらにのせて焼いています。

レバーの持つクセがブラウンマッシュルームに
合います。ブラウンマッシュルームの持つ
迫力ある弾力を味わい尽くします。

スパイスやソースを工夫して、と言うよりも
火の入れ方などでとことん食材の旨さを引き出す
料理。

お魚料理「金目鯛、ホタルイカ」

淡白で優しい味わいの金目鯛の下には
ホタルイカにトマトを加え、ピュレにした
個性的なソース。
香辛料のパプリカを入れ、
ピリッときかせていました。

まさか、ホタルイカがソースになって、という
想定の範囲外からの登場。
ホタルイカの持つほろ苦さ。
後から追いかけてくるパプリカのほろ辛さ。
ソースの味わいが深く、愉しいです。

お肉料理「紀州鴨、葉玉ねぎ」

鴨のもも、胸、ささみを焼いたもの。
鴨肉が好きなので、3つの部位をいただけて
嬉しかったです。
ささみが柔らかくて驚きました。

葉玉ねぎを焼いたものは甘く、
これもまた美味です。
鴨のつけ合わせなどと言ってはいけない存在感。

鴨のお肉も葉玉ねぎも
本当に美味しい焼き加減でいただいたと思います。

小さなデザート「文旦、胡麻」

デザート「和紅茶、古都華、かおりの」

コーヒー又はお茶
「フグレンローストリェのコーヒー
 又は羽間農園の自然発酵紅茶」

ショコラ

シェフの作り出す素敵なお料理と
奥様の心のこもったおもてなし、
そしてたまたまカウンター席の隣に座られた
ご夫婦との楽しいお話をしている内に 
ワインがすすみ、すすんでしまい、
デザートの時間になると、
頭の中はちょっと、いや、かなりほんわり。

しかし、それでも感じました。
シェフのスイーツに対する繊細な配慮を。

ゆるやかなジュレとなった文旦や 
ケーキに挟まっていた苺の持つ甘酸っぱさ、
紅茶のケーキの醸す柔らかな渋味。 

デザートの組み合わせは全くもって単純ではなく、
色々な風味や食感を楽しめるように工夫された構成。
「甘くてとろけるが最高とは思わない」自分の
フルーツやスイーツの好みに合っていました。

シェフも奥様も、料理のお皿を出してくれる際には
「こちらは○○県の○○農園さんの○○です。」
と食材のプロフィールを丁寧に説明してくれます。
奈良を中心とした生産地や生産者さんとの間に在る
つながりや信頼感を感じさせられました。
いただく私にも食材や生産者さんに対する
感謝の気持ちが自然と心に湧きました。

奈良の旅の記憶を、
更に素晴らしく、温かいものへと変え、
旅人の心に残すことを約束してくれるお店です。
私にとっても、寺院や神社のように、
奈良を訪れた際に是非伺いたい場所となりました。


(193ログ・153軒目)

  • 下にフォアグラが入った人参のスープ

  • ライ麦パンとヨーグルト

  • ミモレットチーズのかかったアスパラガス

  • ポットべラに肉を詰めて焼いたもの

  • 金目鯛を焼いたものとホタルイカのピュレ。愛らしい黄色いディルの花で飾られて。

  • 紀州鴨(もも、胸、ささみ)を焼いたもの。 葉玉ねぎを添えて。

  • 文旦のジュレと胡麻のアイスクリーム

  • コーヒーか紅茶で、私は紅茶を選びました。大和高原都祁(つげ)の生産者さんだそうです。

  • 奈良出身の古都華、三重出身のかおりの。 2種類の苺の競演が楽しめるケーキ。

  • ショコラ。赤膚焼のお皿が可愛い。

2018/04/18 更新

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