黒豚亭さんが投稿したLE CIEL(東京/国立)の口コミ詳細

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黒豚亭 認証済

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LE CIEL国立/フレンチ、イノベーティブ

1

  • 昼の点数:4.9

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.9
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 3.7
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/12 訪問

  • 昼の点数:4.9

    • [ 料理・味4.9
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.0
    • | CP3.7
    • | 酒・ドリンク-
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

今日という、この、良き日に。

バイト先のご常連さんに教えてもらった、
こちら『Le Ciel』さん。
なんでもコースメニュー名は素材のみ。
どんな料理か?は出てきてからのお楽しみだとか。
くぅ!料理好きにはタマらない!!
すぐさま予約。
連れのママ友が誕生日であることを告げるとサプライズしてくれるとの事。
期待でドキがムネムネするぢゃないのよっ。←

指折り待った当日。
駅からは近いものの、案外住宅街なこちら。
食べログの地図が猛烈にありがたい。
ここかぁ、と見上げたビル。3階に『Le Ciel』さんはある。
エレベーターを上がったところに扉。んー、全く店内の想像がつかない。
意を決してたのもー。
扉を開くとそこはオシャレなモデルルームのような素敵な空間。
これから始まる素敵なランチに嫌でも胸が高鳴る。

通されたのは奥の個室。クリスマスのオブジェにまず胸キュン。
出迎えてくれたオーナーはとても優しい物腰で、口調で、あたし達の緊張をほぐしてくれた。
右も左も分からないような私。
勢いで予約して飛び込んだよーな私にも、とても丁寧に色々と説明してくれた。
ワイン。うん、分かんない。何も分かんない。
とりあえずグラスワインをお願いすると5本ほど用意してくれ、
それぞれの産地、味、特徴を説明してくれた。
私がチョイスしたのは『Rieffel RIESLING』という白ワイン。アルザス地方のワインだとか。
スッキリと辛口でクリアな味というやつです。あれ、それスーパードライだっけ?
それから、あたしが左利きと察知するや否や、
ナイフフォークの置き位置をさりげなく逆に置いてくれちゃうとかどうなの?(嬉)

☆アミューズ…ポンデケージョ・イカ墨のマカロン
つか何この盛りつけ方。石の上に何それ。
すっげーオシャレじゃんか!ずっと眺めていたい。
プロローグ(コースの始まり)って事らしい。
いやー、もー始まって。始めちゃって!
ポンデケージョは温かくもっちり。ちょうどよい塩加減で美味。
イカ墨のマカロンもチョリソーペーストと相性バッチリ。いやぁ、見た目の意表を突いてくるね。

☆『カニ かに』渡蟹のビスク・ショソン(ベシャメルソースとズワイガニのパイ包み)
もー、お皿も素敵じゃんかよ。
蟹と連呼するだけあって2種類の蟹を、全く違った料理での提供。
ビスクはもちろんの事、パイ包みもサクッとしていて中は濃厚。いや、タマらん。

☆ライ麦パン
カリッとしていて中はふわっとしていて、生地がしっかり味のするパンでした。
気がつくと無くなっていて、お代わりしちゃいました。てへっ

☆『金目鯛 サザエ』
はぁこれまた美しい。金目鯛は伊豆下田産の一本釣りだそう。パリッと香ばしく皮も楽しめるようシンプルにポワレ。
脂の乗った金目鯛はほろりと崩れるほど柔らかい。
魚ブイヨンを使った赤ワインソース。魚で赤ワインは珍しいよね。でも、とても合うんだよ。
サザエ・松の実リゾットは肝バターソース。ツブ貝が食感のアクセントに入っているのがまたタマらない。
濃厚なリゾットはこの赤ワインソースとも合うんだ。

☆『豚 ジンジャー』
と言っても生姜焼きが出てくるわけではない。
真ん中を飾るロース肉は塊肉でじっくり焼き上げ、贅沢に真ん中の部分だけ。
なんと、提供時に合わせて、客が来る前から焼き始めていたんだとか。
かぶり肉の炙り。香ばしく脂身も甘い。
豚バラ肉のコンフィ。煮込み。仕上げにパン粉ハーブマスタードで焼き上げた。
これもまた崩れるほど柔らかい&パン粉が香ばしいなんて素敵な調理法。
ほほ肉はシンプルにグリルで網焼き。ミディアムレアな焼き加減で美味しい。
ソースは3種類。和からし、クレソン、ビーツ。
洋食だからと言ってマスタードでなく和からし。
料理によっては日本酒も出すんだそう。
料理に国境はないんだ。
ここらへん、夜バイトのマスターとは話が合うだろうな。
黒いのは黒オリーブは乾燥させたもの。旨味が凝縮。

ここでサプライズ。
ママ友には「忘年会ランチしよーぜ」と言っておいたのでとても驚いていた。ザマーミロ。
お店が用意してくれたのはパンナコッタ。
「パンナコッタは飲み物です。」とオーナーが笑って仰ったけど、マジでした。
こんなにもトロけるパンナコッタは食べ…いや飲んだことがない。
ソースには八王子産のパッションフルーツを使っているとのこと。
種の食感がまたアクセントになるにもほどがある。
アングレーズソースの甘い香りとパッションフルーツの甘酸っぱいテイストがもーーーーーーーーーーーーーーーーー。
あっという間に平らげちゃった。てへっ

☆『林檎 はちみつ』
恋をしたらバーモントカレー。
リンゴのキャラメリゼをパートピローで包みオーブンで焼き上げたものとはちみつ風味のアイス。
パリッパリのパートピローをガスガス砕くと出てくる温かいリンゴ。違う食感が楽しめる。
そこへ冷たいアイス。もはやトリプル食感。ちゃんとはちみつの味がするアイス、絶妙。
ほんとに恋してたよ、林檎とはちみつ。

食後にコーヒーか紅茶をとのことだったのでコーヒーをチョイス。
するとお茶菓子が来るでないの。かなりしっかりとした量で。5種類も出てくるなんてほんと贅沢。
シェフお手製の杏グミ。これグミじゃない。こんなジューシーで柔らかいの食べたことないもん。
それからココナッツ風味のメレンゲ、クッキー、ブラウニー。ナッツのチョコレートがけ。
どれもシェフのお手製だというから素晴らしい。

2時間半もの時間、お料理だけでなくお喋り、時間を楽しめた。
なんと、帰りはエレベーターまでオーナーさんとシェフ(天才)が見送ってくださった。
『時間を楽しめた』って思えたの、42年間で初めて。
この場を借りて、お店にもお礼を伝えたいと思います。
『Le Ciel』さん、素敵な瞬間(とき)をありがとうございました。


そして、お誕生日おめでとう。
今日という、この、良き日に、乾杯。

  • 外観。3階にそれはある。

  • ビルの入口に。

  • パッと見、まさかあんな素敵なお店があるだなんて分からない。

  • 飲食店に見えない扉。

  • 通された奥の部屋。

  • モデルルームのような内観、その1。

  • モデルルームのような内観、その2。

  • モデルルームのような内観、その3。

  • モデルルームのような内観、その4。

  • この日のメニュー。見よ、材料名のみ!

  • 42歳が胸キュンしたクリスマスオブジェ。

  • ここから選んだグラスワイン。

  • 乾杯のワインとともに。

  • プロローグ・はじまり。

  • アミューズ・ポンデケージョとイカ墨のマカロン。

  • チョリソーペーストがサンドされとります!

  • ポンデケージョ

  • もっちもち。

  • 渡り蟹のビスク

  • ズワイガニのソション

  • ライ麦パン

  • 中がふわっとしていて料理の邪魔をしない。

  • 金目鯛のポワレ

  • ポワレのアップ。

  • 倍率ドン、更に倍。 サザエ、松の実のリゾットは肝バターソース。ツブ貝の食感がまたアクセント。

  • 『豚 ジンジャー』

  • むちゃくちゃしっっっとりしていて柔らかくてビビった42歳。

  • ロースのアップ。ねねねね、分かる、このしっとり感!?

  • ほほ肉のグリル。

  • 豚バラ肉のコンフィ。

  • 上から和からし、クレソン、ビーツのソース。

  • ママ友へのサプライズ・パンナコッタ

  • あたしの分までサービスしていただいちゃいました♡

  • トロける。猛烈にトロける。心も身体もトロントロン。

  • デザート・『林檎・はちみつ』

  • アイス乗っけちゃった。めっちゃウマい。

  • コーヒーセット。ミルクとシュガー。

  • コーヒーと手作りのお菓子たち。

  • 5種類も♡

  • 食前酒メニュー

  • ソフトドリンクメニュー

  • ソフトドリンクその2

  • 食後酒メニュー

  • もう分からない。

  • やっぱり分からない。

  • ふーん。

  • へぇー。

  • やっと分かった。日本のワイン、大好きだよ。

  • お料理が来るたびに用意されるナイフとフォーク。 料理によって、全然違うデザイン、形のナイフとフォーク。

  • 刑務所ではない。捕まってはいない、まだ。バレてもいない、まだ。

  • のぞき窓ではあるんだろうな。あたしの背では覗けなかった。もしかしたらあっちから覗くんだろうな。料理の食べる進み具合を。

2023/03/25 更新

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