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昼の点数:4.0
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~¥999 / 1人
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料理・味 3.9
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.0
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|CP 3.9
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|酒・ドリンク -
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[ 料理・味3.9
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.0
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| CP3.9
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| 酒・ドリンク- ]
久しぶりの、大ヒット店!!おいしさは舌だけにあらずを実践する店!!
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味噌らぁめん(720円税込)+大盛り(100円税込)
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チャーシュー
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麺アップ
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柚子胡椒:本当は塩らぁめんに使うのかな?でも味噌に使っても、おいしかった!!
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スープ
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外観
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店内掲示:店に接客・サービスを求めるなら、客はマナーとたしなみを守りましょう。
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メニュー
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メニュー
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2016/09/03 更新
7月の最終日曜日、続き・・・・。
午前中は【百合が原公園】にて。
さて、この蒸し蒸しの暑さの中、お昼をどうしようかと・・・・・・。
こちら北区のこの方面には、我が家的には、そう滅多に足を踏み入れないエリア。
せっかく、こっち方面に来ているのだから「この近辺で、ちょっと話題の店でも・・・・・」と、検索したところ、この【麺や けせらせら】がすぐにヒット。
この蒸し暑さの中、「”ラーメン”かぁ・・・・」とも思ったが、最近、まともな納得のいく”ラーメン”にありついていないことや、いまやエアコンくらいあるだろうとのことから、その【麺や けせらせら】に直行することに。
【百合が原公園】から、すぐとはいうものの、少し迷いながら[東8丁目篠路通]に到達。
少し走らせると、すぐに目立つ看板で、この【麺や けせらせら】を発見。
時間にして12:30頃の到着。
しかし、車を停めるところがなく、しばらく周回しながら、やっと一台停めるところを確保。
車の外に出ると、やはり、物凄い湿度である。
「本当に、こんな状態で”ラーメン”食べるの?」と、一瞬ひるむが、ここまで来て、一度決めたことを、簡単にひるがえすことはできない。
決行!!とばかりに店に突入。
おぉ~っ、一応、エアコンは動いているようだが、効き目はう~んという感じ。
フルに稼働しているようだが、なにせ”ラーメン店”であるのと、今日の外のこの気温と、店内のこの混み具合。
ほとんど、エアコンは気休め程度。
時間も時間のため、先客も多く、結構な待ち客で、入り口付近の待ち席コーナーは満席。
私たちは、とりあえず立って待っていたが、それでも店の回転が速いのか、数分の後には、すぐに座って待つことになる。
そして、そんなに待つまでもなく、すぐにカウンター席へ到達。
見た目、激混みに見えたが実際には、入店から席へ着くまでの間は2~3分のことで、ほとんど待った気にはならず。
「さぁ、何、食べよ・・・・・・」ということで、メニューを見る。
なるほど、ここは”味噌・醤油・塩”の三味のみで、トッピングと、ご飯ものといったシンプルな構成。
うん、あまり余計なことをしない、このスタイルは私は嫌いじゃない。
さて、ここはやっぱり、いつものように、私も家内も”味噌らぁめん”(720円税込)にすることとし、私だけ例のごとく”大盛り”(100円税込)で注文。
余談だが、北海道の夏、この暑い中で、汗をかきかき食べる”ラーメン”こそ、涼を呼ぶというもの・・・・。
これは、私が子供の頃から実感していたことなのだが、これをまんま、東京あたりで、エアコンのないところで実践すると、ほぼ即死。
それも、スーツなんか着て、湿度の高い雨天時なんかだったら、全身ずぶぬれ状態になる。
夏の”ラーメン”は、やっぱりエアコン様様である。
でも、北海道の場合、暑いとはいうものの、その暑さはたかがしれている。
だから、先客たちも、みんなフウフウいいながら、食べている表情は幸せそうだ。
ふむ・・・・・。
でも、先客たちの表情が幸せそうなのは、それだけではない理由がありそうである。
それは、ここの店主・・・・・。
客に対しての接客は当然のことだが、バイトと思われる若いスタッフへの声掛けに、いちいち丁寧語を使っているのだ。
命令口調や、乱暴な口調は一切ない。
まして、無言で圧をかけている様子など微塵もない。
これは、すごいねぇ・・・・・・。
その態度や、そこから醸し出される雰囲気が、客目線で見ていても、非常に気持ちがいい。
この手の”ラーメン店”って、ほとんどが店主がブスッとしていて、スタッフも客よりも、店主に気を使って仕事をしているようなところも珍しくはない。
それを何かのストイックさと勘違いしているのか、下手したら、店主が客に対しても仏頂面という、何か商売を舐めているような、ご仁に出会うことも、これまた珍しいことではないのである。
でも、ここは違うようだ・・・・・・。
チームワークを大切にしているのか、単純に人を尊重しているのか、そこには、首尾一貫とした店主の強い信念を感じるのだ。
これは、そうではない”ラーメン”店主からすると、くだらぬ配慮と一蹴されてしまうのかもしれない。
でも、私はそれは大きな間違いであり、浅慮な人間のたわごとと思う。
それは、その一つの姿勢を貫き続けるということは、並々ならぬ意思が必要であり、相当に強い想いがあるということ。
つまり、「俺は、こうするんだ!!」というかなりの信念がないとできないもの。
”ラーメン”作りに強い想い入れを持つのは、開業”ラーメン店”とすれば、これはもう当然のこと。
でも、自らの店内すべての立ち振る舞いにまで、強いポリシーを持って実践していくということは、どれだけ”ラーメン”作りに込めた情熱があるのか、これは想像に難くない。
結局、どんなに偉ぶっても、自分一人で賄えないから人を雇っているのだ。
そこに、ちゃんと相手を尊重するという、人としての配慮があるのは、廻りで見ていても、実にすがすがしい。
だから、働いているスタッフも表情がいい。
そのスタッフが客を誘導し、オーダーを取り、配膳するのだから、客も居心地が悪かろうはずもなく、もう、その時点で、おいしい食べ物をいだだける準備が出来上がっているのだといえる。
う~ん・・・・・・。
これぞ、本物の”ラーメン”職人かと。
当然、到着する”ラーメン”への期待度も、抜群に跳ね上がるというもの。
そして、その”味噌らぁめん”は、およそ4~5分の待ち時間でやってきた。
ほほっ!!
おいしそ~
これは楽しみ。
いつしか、蒸し暑さも忘れ、夢中で割り箸を割って、食べる臨戦態勢へ突入。
で、いただいてみた。
ん・・・・。
これは、おいしいわ。
麺は私の好きなプリプリっとしたタイプ。
加水低めのモソモソ麺ではない。
茹で加減も、最適の状態で提供されている。
スープは、ややとろみがかった濃厚味噌。
ただ、不思議と脂っぽさ、クドサがない。
私のこだわる、”味噌”のおいしさが殺されておらず、麺とのからみも言うことなし。
この年齢で、病持ちの私でも、充分に楽しめるスープとして完成されている。
”チャーシュー”も必要以上に、トロットロでもなく、ちゃんと”ラーメン”の具材であることをわきまえている仕上がり。
半熟煮玉子も、ここ最近食べている、”ラーメン”の具材としては、超・久しぶり。
そして、ふと卓上の薬味類を見ると、なにやら怪しげな入れ物が・・・・・・。
ニンニクでも入っているのかと思いきや、その中身は、なんと柚子胡椒。
これは多分、”塩らぁめん”で使用するのだろう、と思ってみたが、私の悪戯心に火が付く。
「”味噌”でもいけるのでは?」と、ちょっぴり丼の隅の方に載せて食べてみた。
お~っ!!
これが、意外といけるのだ。
大丈夫と分かると、私も対応は早い。
今度は適量を丼に投入し、極上の”味噌スープ”に柚子の香りと辛みを加えて、味の変化を楽しむ。
いや、これはうまい。
”味噌らぁめん”に柚子胡椒。
初めての試みだが、これはいける。
でも、本当は、こんな使い方しないんだろうなぁ・・・・とは思うところ。
そして、食べながらも店主の接客姿勢、店内での一貫した佇まいには、物を食べる場所としての環境構築として、最良の状態を保っていることがヒシヒシと感じられる。
これは、暑い中、がんばって食べるだけの価値は大ありの一品、いや逸品。
「ごちそうさま~」と、会計を済ます最後の最後まで気持ちのいい応対。
「愛想なんか、必要ねぇ!!」という、頑固な同業者もいるかもしれないが、『愛想がいいからこそ、うまさも昇華されているんだ』ということに、気が付かないようであれば、それはただの愚者であろう。
店を出て、停めてある車のナンバ-を見ると、なるほど他市のナンバープレートも目立つこと目立つこと。
果たして頑固さだけで、ここまでの集客ができて、これだけの評判を維持できるか、私は私なりの目線で、今後、色々なお店を見させてもらうこととしよう。
さて、ところで店名の【けせらせら】・・・・・。
変わった店名である。
この名のいわれは、Que sera sera(ケ・セラ・セラ)からきていると思われる。
スペイン語で「なるようになるさ」という意味。
古くは、ヒッチコック監督の映画『知りすぎていた男』の主題歌のタイトルにもなっていて、主演女優で歌手でもある、ドリス・ディが歌っている。
日本では、ペギー葉山が、日本語バージョンで歌っている。
https://www.youtube.com/watch?v=oVGgJXjjhFc に、訳詞付き動画があり、じっくり見てみると、古き良き時代を思わす名曲かと。
私も、この年になって、こういう曲がいいと本気で思うようになってきた。
この原稿の入力時のBGMとして、ちょうどよかった。
”ラーメン”とどういう関係があっての店名なのかは、わからないが、簡単には忘れそうにない店名でもある。
う~ん、また来たいけれど、私は、あまりこの辺りに来ることがないのが残念。
何かこちら方面へ、定期的に訪れる用事が見つかるといいのだが・・・・・・。