North Windさんが投稿した海のや(北海道/積丹町その他)の口コミ詳細

North Windの勝手な独り言

メッセージを送る

この口コミは、North Windさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

海のや積丹町その他/海鮮丼、食堂

1

  • 夜の点数:4.1

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 3.8
  • 昼の点数:4.1

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 3.9
      • |サービス 4.2
      • |雰囲気 4.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/06 訪問

  • 夜の点数:4.1

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク3.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.1

    • [ 料理・味3.9
    • | サービス4.2
    • | 雰囲気4.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク-
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

ハートフルな接客、おいしい料理、この地の景観とともに心底癒されました!!

積丹シリーズ、第三弾!!
いよいよ、宿泊編。

本日は、定山渓から朝里へ抜け、赤井川から余市に入り、ここ積丹(シャコタン)の余別というところへやってきた。
そして、宿泊場所は、ここ【海のや】という民宿宿。

現地へ到着して驚いたのは、とても建物が小ぎれいなこと。
私のイメージでは、民宿というと普通の民家を拡張しただけの、どこか野暮ったい宿泊施設(また、そこがいいところでもあるのだが・・・)という、先入観があるのだが、ここではその私の想像を大きく覆されてしまった。

一見して、洋風のその建物は、ちょっとした、おしゃれな和食食事処であり、ちょっとした海辺のコテージといった佇まい。
とても私の古臭い頭では、大変失礼な思い込みがあったことに反省させられる。

店中に入ると、とても気のいいご夫婦と思われる、若いお二方に迎えられてのチェックイン。
一通りの説明を聞いて、2Fの宿泊階へ案内されて、これまたびっくり。

フロアがピッカピカ・・・・・。
しっかりとワックスが効いていて、建物内のそこここが清潔感で一杯。

私達の部屋も、すごく真新しい感じで、畳の匂いもかぐわしく、ここのところ、泊まっていた各々のホテルの部屋よりよほどきれい。
広さは、やはりそれなりなのだが、すぐ海の見える窓があり、私たち夫婦二人には却ってこれくらいの間取りのほうが落ち着くというもの。

ただ、残念ながら、ここはペット可ではないため、今回、我が家のわんこ達は家でお留守番。
後で、おかみさんと話をすると、ここにもかつては、わんこがいたとのことらしい・・・・。

さて、チェックインを済ませた後は、先にレビューを上げたように神威岬~積丹岬までの岬めぐり、そして、ここでのセットになっている【岬の湯 しゃこたん】の湯を楽しむ。
そして、夕食時をめがけて戻ってきて、すぐに夕食。

まず、テーブルに並べられた、料理の多さに驚き。
地元の海の幸が、これでもかってくらいに並べられている。

実は、チェックイン時に、用意されている夕食の膳のほかに、さらに”うにの刺身”を一品、追加していた。
それはやはり、「この時期のここ積丹、”うに”を堪能しなければ意味がない」ということから。

しかし、追加したはいいが、食べきれるかというほど・・・・・・・。
でも、今は空腹だ。

普段の食生活では味わえないものばかり・・・・・。
食べれるだけ、食べてみよう!!とばかりに箸を手にする。

まず、いの一番は、やはり、”お刺身の盛り合わせ”の”うに”から・・・・・・。
ここは、この6月という時節柄、”うに”からいかなきゃ嘘でしょう・・・・・とばかりに、まずはこの積丹の”うに”を賞味。

うん、さすがに、”生うに”、みょうばんを使っていない自然の味。
これは~、おいしいねぇ~。

惜しむらくは、”白うに(ムラサキウニ)”であることかな。
できれば、”赤うに(バフンウニ)”を味わってみたかったが、それでも、普段、そうそう食べ慣れていない私たちには大・大・大満足。

自然と顔もほころび、心までもが、ほっこりする味わい。
これは、至福の食事である。

また、おかみさんが、それぞれの魚料理を説明してくれていて、まず、”ガヤ(蝦夷メバル)”の煮つけ。
白身の身がよく締まっていて、さっぱりしているのかと思いきや、ほんのりとした脂もある。

甘辛い煮汁との相性がとてもよく、皮目部分の味の沁み具合いがたまらなくいい。
今晩、この場で提供された数ある魚料理の中では、私は一番、はまった。

焼き魚は、”オオバ(ハツメ)”という魚。
こちら、地元の魚のようであるが、札幌に住んでいる私達にとっては、あまりなじみのない魚。

この魚、おかみさんも、個人的にお気に入りとのこと。
よく引き締まった身で、どちらかというと、ちょっと淡泊かな。

でも、振られている塩が、この魚の身のおいしさをグンと引き立てている感じ。
こちらも、なかなか・・・・。

そして、鍋が”柳の舞”のぶつ切り鍋。
いや、これもまた、魚のダシがとてもいい。

この”柳の舞”という魚も、メバルの仲間らしい。
この魚三種類が、全部メバルの仲間ということで、ちょっと似たような食感に感じるが、各々の調理方法が違うため、そのおいしさはまったく別物。

それぞれの、おいしさとうまみを堪能。
もう、魚好きにはたまらなくうれしい料理の数々。

他の刺身の”ホッケ”と”そい”にも舌鼓を打ちながら、”桜鱒の天ぷら”もいってみよう。
う~ん、こちらもナイス!!

単純に”天ぷら”としても、すごくよくカラっと揚がっていて、ご主人の腕前の一端を垣間見た感じ。
そして、”ほたて”のバター網焼き。

これは、もう、小樽でもお馴染みで、こちら方面の海沿いに来たら、必ず食べるべき一品。
こちらも、おかみさんから、身が堅くならないうちに食べる焼き加減を伝授されながら、絶妙のタイミングでいただく。

これもまた、うまい!!
最後の”ごはん”の締めは、大事にとっておいた”うに”のお刺身を家内と二人で揉めないようにきっちり半分こ。

私は、”ごはん”の上に載せて、”うにごはん”としていただいた。
今宵、なんと贅沢な一夜なのであろうか。

もう、完璧に満腹状態。
丁重に、「ごちそうさま!!」を告げ、後は部屋に。

家に残してきた、わんこ達が気になるが、落ち着いたきれいな部屋で、その後はゆっくりと過ごして就寝。
そして、翌朝・・・・・・。

昨晩、あれだけ食べたにもかかわらず、朝起きると、しっかりとお腹が空くのだから結構なものである。
昨晩と同じ、食堂へ。

おかみさんに、昨夜と同じテーブルを案内されるが、テーブルには既に、おしゃれなザル調の入れ物に器が入った朝食のセットが置かれてある。
これは、なかなか見た目的にも、提供のし易さという機能面からも合理的な形式かと。

私は、まず、セルフの”トマトジュース”を一本いただき、朝から野菜エネルギーを補給。
ホテルなんかだと、朝からとてつもないものがドーンと出るため、圧倒されるけど、落ち着いておいしくというのからはほど遠く、勢いで食べるという雰囲気。

でも、ここの朝食は、ホントに必要なおいしいものをきちんと揃えて、ゆっくりと朝の食事を楽しむという心遣いがうれしく感じる。
”たらこ”、”冷奴”、”厚焼き玉子”、”手作り小女子佃煮”、”ほっけの西京焼き”、”漬物”に”野菜サラダ”。

さらに新鮮な”いか刺し”もたっぷりとついている。
そして、”味噌汁”は”ほたての稚貝”が具で、これもまたダシがいい味を出していて、朝から幸せ気分。

自然、”ごはん”もお替りとなり、またしても朝から満腹状態。
う~む、お腹が苦しいといいながらも、またしても、ごちそうさま~!!

そして、一息ついて、今日は早めにチェックアウト。
昨日、廻り切れなかった、積丹の海辺をゆっくりと見ながら帰ろうということに。

会計は、”前浜の幸満喫プラン”(8,000円税別/人)プラス、単品”うにの刺身”、ドリンク代を合わせても、2人合わせて20,000円を切るくらい。
これはねぇ、かなり満足度が高いねぇ。

料理はもちろんのこと、施設・設備、おかみさんを始めとする暖かいおもてなし、そして、この地の景観。
どれをとっても、大きなホテルには真似ができないことで、なんでも究極のスタイルを目指せばいいというわけでもなく、できることを精一杯ということでも、充分に濃厚なサービスを成立させることができるということを実践されている。

まさに、こういう場所ならではの至極の体験。
心底、また、ぜひ機会があれば利用したいところ。

最後は、駐車場を出るまで、ご夫婦お二人で、見送りまでしていただく。
いや、本当に、「いい思い出を、ありがとうございます・・・・」という気分。

ちなみに、この後は、ここ余別から日司、幌武意、美国へ入り黄金岬に立ち寄る。
昨日もあちこちの丘陵を昇り降りし、足腰の関節や筋肉を酷使しまくったわけであるが、この時点では年のせいか、また、すぐに温泉へ浸かったこともあってか、今のところは筋肉痛は出ていない・・・・。

というところで、その黄金岬。
ここも、岬の展望台までは、かなり急こう配の山登り。

昨日よりも輪をかけて強烈に、地獄のような試練が待っていた。
靴をそれなりの靴にしておけばよかっとかと後悔する。

体力的にヘタレ夫婦の私達はすぐに根を上げる。
足腰、膝関節、呼吸の乱れが尋常ではない。

先に上っていて降りてくる人にも、「ここは、しんどいですよ・・・・」と声をかけられる。
休み休み何とか展望台へ到達。

いや、絶景。
苦労して登って来た甲斐があるというもの。

松山千春の曾祖父、砂山重太郎氏を偲ぶ石碑があったのには驚き。
後で、その砂山重太郎氏の人となりをググってみると、隠れた北海道開拓史の逸話に触れることができ、深い感銘を覚える。

その後は、古平から余市へ入り、あのローソク岩の遠景を楽しむ。
このローソク岩も、この[国道229号線]を通る時は、いつも横目で眺める程度であり、今回のように車を停めてじっくり見たのは、おそらく初めてのことかと。

このローソク岩にまつわる言い伝えも興味深い。
この積丹一帯の見どころエリアには、そこここに古い言い伝えや伝説があり、その真偽のほどはともかくとして、その昔からの風土・生活感が垣間見えてなかなかのロマンを感じることができる。

いや、今回の積丹までの小旅行。
札幌から、こんなに近いところで、これだけ楽しめるというのは、本当に幸せな土地で暮らしているのだということを改めて実感。

今回は、その宿泊の拠点として、この【海のや】さんにお世話になったことは、大変な収穫であったかと。
久しぶりに、気持ちのこもったもてなしを受け、身も心も大変な癒しを味わうことができた。

ともすれば、忙しい現代社会の日常の中で、こういう息抜きは本当に必要と心底痛感した。
さぁ、明日からは、またその忙しい日常へ戻ることとなる・・・・。

  • 夕食の膳

  • 飲み物:左は家内、右は当然、私

  • うにのお刺身:これは追加しました!!

  • 刺身盛り合わせ:うに・ほっけ・そい(左から)

  • 煮魚:ガヤ:蝦夷メバル

  • 焼き物:おおば(ハツメ):メバルの仲間

  • 桜鱒の天ぷら各種

  • 浜鍋:柳の舞いのぶつ切り鍋

  • ほたてのバター網焼き

  • 夕食の最後の締めは、贅沢にこれ!!

  • 夕食のおしながき

  • 朝食の膳

  • 朝食の膳アップ

  • 冷奴:おいしい!!普通の豆腐じゃありません!!

  • たらこ

  • 厚焼き玉子

  • 手作り小女子佃煮

  • 野菜サラダ

  • ほっけ:西京焼

  • いか刺し

  • 漬物:ぬか漬け

  • 味噌汁:ほたての稚貝

  • トマトジュースはセルフで!!

  • 食後のコーヒーもセルフ!!

  • 朝夕の箸袋各種

  • 外観

  • フロント

  • 食堂

  • 宿泊室内:新しくてすごくきれいです!!

  • 2F宿泊階の共用部

  • 観光案内

  • おまけ:札幌までの帰り道のショット:ルシ岬?

  • おまけ:札幌までの帰り道のショット:飛翔する鴎!!

  • おまけ:札幌までの帰り道のショット:黄金岬、案内板

  • おまけ:札幌までの帰り道のショット:黄金岬、水中展望船

  • おまけ:札幌までの帰り道のショット:黄金岬、ビヤノ岬

  • おまけ:札幌までの帰り道のショット:黄金岬、ゴメ山

  • おまけ:札幌までの帰り道のショット:黄金岬、ここもシャコタンブルー

  • おまけ:札幌までの帰り道のショット:黄金岬:松山千春の曾祖父、砂山重太郎氏を偲ぶ石碑

  • おまけ:札幌までの帰り道のショット:ローソク岩案内

  • おまけ:札幌までの帰り道のショット:ローソク岩

  • おまけ:札幌までの帰り道のショット:セタカムイ

2016/06/29 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ