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つっけ (男性・埼玉県) 認証済
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1回
夜の点数：4.2
2015/11 訪問
世にも珍しいカレー居酒屋
家族が出張で上京してくるので、東京駅の近辺で晩飯でも食べようと調べていたら、神田方面はカレー屋の聖地と言われていることがわかった。そこで、神田周辺にたくさんあるカレー屋の中から実力派と言われるトプカさんをチョイスした。到着して中に入ると、内部は普通の食堂のようで、デートなどにはまったく似合わないが、気心知れた仲間と来るにはとてもよさげ。面白いのは、入り口にはでかでかと「カリー専門店」と書いてあるにもかかわらず、夜になると赤提灯を店先に掲げてカレーライスの食べれる海鮮居酒屋に変身することだ。店員さんが色々とお勧め料理の説明をしてくれる。カレーを食べてからだとスパイスの影響で正常に味わえなくなるらしく、カレーを食べたい人はそれ以外の料理を先に注文して食べておくよう勧められる。そこで、店員さん一押しだとういう「まぐろの中落ち」「ニシンの刺身」「生牡蠣」を注文。これらをつまみながらじっくりカレーを選ぶ。この店はインド系と欧州系の各種バリエーションがあるようだ。店員さんによると、インド系は種類が異なればまったく別物の味わいで、欧州系はどれもベースが一緒のこと。また、インド系は辛さがつよく欧州系は比較的マイルドなのだそうだ。辛いものにあまり強くない自分は欧州系の「牛すじ野菜カレー」にした。注文した料理の感想は次のとおり。■まぐろの中落ちまぐろの中落ちというと、ミンチ状に細切れになったのを想像するが、ここのはいいところを仕入れて来ているのか、刺身をぶつ切りにしたような状態で甘みがあってとても旨い。さすが一押しだけのことはある。中落ちの概念がかわってしまった。今まだ食べていた中落ちはいったい何だったんだ？■ニシンの刺身刺身のニシンには今までお目にかかったことはなかったが、旬の入梅イワシやサンマなみに脂がのっていて、かなり旨い。きっと今が旬なのだろう。■生牡蠣かなりでかくて肉厚。とても上等な牡蠣に見える。ほお張ると口の中がいっぱい。生牡蠣はなんとなくあまり好きではなかったが、生臭さがとても少なく食べやすい。■牛すじ野菜カレー高粘度タイプのカレーで、溶け込んだ牛すじがいい仕事をしておりうまみの塊。そしてしっかりとスパイスが利いており、辛いものに強くない自分にはしっかり辛い。旨さとスパイシーさが際立つ絶品カレーだ。他に特筆したいのは接客。一人でフロアー係りをしている店員さん（お姉さま）がとても明るく愛想が良く、大変心のこもったサービスをしてくれる。また、ときおりするするっと客の話に入ってくるがまったく嫌味が無い。それでついついこちらも饒舌になってしまう。接客や人とおしゃべりするのが大好きと見た。そこで接客には初の満点をつけさせてもらった。また、これだけの味にしては値段がかなり安い。というわけで、変わった商いのスタイルであり、実力を知らない人から見ればただ奇をてらっているだけに見えるが、なかなかどうして、カレーだけでも繁盛店として十分やっていけそうなレベルなのに居酒屋料理にもまったく手抜きの無い店だ。さらに接客抜群でコスパも良いとなれば、再訪しない理由は無い。居酒屋メニューもほかのカレーメニューも色々試してみたい。
2015/11/18 更新
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家族が出張で上京してくるので、東京駅の近辺で晩飯でも食べようと調べていたら、神田方面はカレー屋の聖地と言われていることがわかった。そこで、神田周辺にたくさんあるカレー屋の中から実力派と言われるトプカさんをチョイスした。
到着して中に入ると、内部は普通の食堂のようで、デートなどにはまったく似合わないが、気心知れた仲間と来るにはとてもよさげ。面白いのは、入り口にはでかでかと「カリー専門店」と書いてあるにもかかわらず、夜になると赤提灯を店先に掲げてカレーライスの食べれる海鮮居酒屋に変身することだ。
店員さんが色々とお勧め料理の説明をしてくれる。カレーを食べてからだとスパイスの影響で正常に味わえなくなるらしく、カレーを食べたい人はそれ以外の料理を先に注文して食べておくよう勧められる。そこで、店員さん一押しだとういう「まぐろの中落ち」「ニシンの刺身」「生牡蠣」を注文。これらをつまみながらじっくりカレーを選ぶ。この店はインド系と欧州系の各種バリエーションがあるようだ。店員さんによると、インド系は種類が異なればまったく別物の味わいで、欧州系はどれもベースが一緒のこと。また、インド系は辛さがつよく欧州系は比較的マイルドなのだそうだ。辛いものにあまり強くない自分は欧州系の「牛すじ野菜カレー」にした。注文した料理の感想は次のとおり。
■まぐろの中落ち
まぐろの中落ちというと、ミンチ状に細切れになったのを想像するが、ここのはいいところを仕入れて来ているのか、刺身をぶつ切りにしたような状態で甘みがあってとても旨い。さすが一押しだけのことはある。中落ちの概念がかわってしまった。今まだ食べていた中落ちはいったい何だったんだ？
■ニシンの刺身
刺身のニシンには今までお目にかかったことはなかったが、旬の入梅イワシやサンマなみに脂がのっていて、かなり旨い。きっと今が旬なのだろう。
■生牡蠣
かなりでかくて肉厚。とても上等な牡蠣に見える。ほお張ると口の中がいっぱい。生牡蠣はなんとなくあまり好きではなかったが、生臭さがとても少なく食べやすい。
■牛すじ野菜カレー
高粘度タイプのカレーで、溶け込んだ牛すじがいい仕事をしておりうまみの塊。そしてしっかりとスパイスが利いており、辛いものに強くない自分にはしっかり辛い。旨さとスパイシーさが際立つ絶品カレーだ。
他に特筆したいのは接客。一人でフロアー係りをしている店員さん（お姉さま）がとても明るく愛想が良く、大変心のこもったサービスをしてくれる。また、ときおりするするっと客の話に入ってくるがまったく嫌味が無い。それでついついこちらも饒舌になってしまう。接客や人とおしゃべりするのが大好きと見た。そこで接客には初の満点をつけさせてもらった。また、これだけの味にしては値段がかなり安い。
というわけで、変わった商いのスタイルであり、実力を知らない人から見ればただ奇をてらっているだけに見えるが、なかなかどうして、カレーだけでも繁盛店として十分やっていけそうなレベルなのに居酒屋料理にもまったく手抜きの無い店だ。さらに接客抜群でコスパも良いとなれば、再訪しない理由は無い。居酒屋メニューもほかのカレーメニューも色々試してみたい。