『うわさの「ホンビノス」』つっけさんの日記

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つっけ (男性・埼玉県) 認証済

日記詳細

最近、貝類の「ホンビノス貝」の話題をよく耳にします。
もともと北米原産ですが、そこからやってきて日本に住み着いたいわゆる帰化生物だそうです。東京湾、その中でもとりわけ船橋沖の「三番瀬」という浅瀬で特によく獲れるそうで、最近首都圏のスーパーでも流通しはじめています。
で、この貝は一時期「シロハマグリ」という名で売られていたほど、ハマグリそっくりな外観で、味も良いとのこと。
そこでさっそく、お気に入りの魚介専門スーパー「角上魚類」で先日お買い上げ。パスタ、パエリヤ、スープの具にしたりして色々楽しんでみましたよ。
身がちょっと固くて噛むのに力が要りますが、噛むほどにうまみがあふれてきて、相当うまいです。確かに味はハマグリに近いかも。また、貝自体も大きく、大きいもので人のこぶし大くらいあるので、結構食べ応えあります。他にも吸い物、網焼きなど色々な楽しみ方があり、なかでもクラムチャウダーの愚にしたら最高らしいですね。
そして耳よりなことに、これだけボリュームがあって美味しいのに相当値段が安く、はまぐりの3分の1ほど。
これは買いですね~、貝だけに。(さぶっ)
興味あるかたは是非お試しあれ。

ところでこの貝、どうやって日本に来たかというと、貨物船が荷物を降ろしたあと、船体が浮きすぎてバランスを失わないためにタンクに海水を入れます。その海水ごと運ばれてきた説が最有力らしいですね。
あと名前がなんだかいけてない気がしますが、日本在来の「ビノス貝」と区別するために「ホン」をつけたのと、ビノスはギリシャ神話のビーナス「Venus」からきてるそうなので、悪い成り立ちではないでしょう。でもそれなら「ホンビーナス」にしたほうが断然イメージいいんじゃないかな?
それはさておき、帰化生物というと、よく耳にするのは、もともとの生態系に悪影響を与えることですが、この貝はなんとほとんど影響を与えることなく定住しているそう。なので、これからもっと名が知れてもっとたくさん流通していくことでしょう。

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