はちしさんのマイ★ベストレストラン 2018

この日は、弟が結婚した息子夫婦のお祝いをしてくれた。ありがとう。ロブションさんの一番弟子、ご自分の名を冠した二つ星店。なかなかフレンチは行く事がないので、息子夫婦＋お袋さん含め皆で楽しみにしていた。

一応区切りという事もあり、食べログの1000軒目に位置を調整した。普段記念は余り作らないが、敢えてそうしたくなる程のレストランだった。

食事中、フレンチの巨匠ロブションさんの悲報が入った。そのロブションさんの一番弟子だったドミニクさんの心中をお察しする。

食事は正直小生の駄文では言い表せない位、始めから最後までどれも感動ものの素晴らしい品々だった。写真を見て頂いた方が伝わると思う。是非、写真の方を見て頂きたい。

オマールonウニのジュレ、小さなセロリキャビアを乗せて24時間時計を模しているらしい。これが抜群！食べログのレビューでもよく写真が載っているが期待を上回る美味しさ。

パンもレシピを指定して決まったパン屋さんに作って貰っているらしい。日本式の柔らかいパンでなく、硬めの小麦の味を感じるパンは本物感がある。フランスによく行っていたお袋さんはとても喜んでいた。有難う。

フォアグラのコンフィも至極の逸品！フォアグラが苦手な義娘には特別な配慮を頂いた。段々褒めるボキャブラリーも底をついてきた(笑) Happy Weddingのお祝いプレートも作って頂き感謝感謝です。デザート含めて最上級の食事を頂いた。うん、本当凄かった。

冒頭スパークリングのあとは白・赤のワインをお薦めで満喫。正直ワインの造詣はないので、勧められるがまま飲んだが、どれも料理にマッチしたワインを出してくれる。ワインセラーを見せて頂いたが900本の蔵酒をしているとの事。外部の倉庫には2000本は保有しているとの事で、流石にこのレベルだとプロフェッショナルのソムリエが必須だよね。深く納得した。

フレンチにはクラシックフレンチとネオフレンチのカテゴリーがあるらしい。その違いは、皿に乗ったものを全て食べられるか、食べられない飾りがあるかの違いらしい。ネオクラッシックの新しさを感じつつ、フレンチの伝統的なものの踏襲もしている料理の数々が本当に凄いと思った。

うん、ロジックでなく本能で旨いと感じた。感動！！そしてスタッフの方々のさり気ない優しい対応に感謝。幸せな気持ちになる至極のフレンチだった。ごちそうさまでした。

仕事後に三人で会食。地元の友人に車で連れて来て貰ったが外観ではレストランって分からないし、こんな素敵なお店とは絶対的気付かない。食べログの店数も付いていない。自分も食べロガーとして未だ未だだなと思う。聞くところによると、ワタミの渡邉美樹さんが来るらしい。それも納得なお店だった。

食事はコースで一通り頂いた。オコゼのお造りはまさか山梨県で食べると思わなかったが、立派な大きさで美味しい一品。地の野菜を使ったサラダ。鮎の一夜干し、これがまた抜群。タップリ茸と食べる牛しゃぶは食べる前から旨さ確信。〆に握りとデザートがプリン。充実満足なコースだった。

乾杯の生ビールの後は日本酒。最初は「劉伶」と名の付く七賢の純米大吟醸。これが抜群に旨い。飲みきった後に、数種試し飲みした後に女将さんが花陽浴を出して頂いた。最近人気でなかなか入手困難酒。甘み旨みを十二分に味わい頂いた。大満足！！ごちそうさまでした。

久しぶりに銀座８丁目にある「割烹うかい」さんに伺った。今回は人数も多かったので個室。こういうお店ってカウンターで話しながら食べるのが個人的にはいい。個室だとその楽しみを諦めていたが、個室にも食材を見せる小ステージがあり存分に楽しめた。料理も拘りを持って、食材や産地・調理方法などを見て聞いて食すると満足度は大きく上がる。それも、自己主張し過ぎずお客さんの状況を見ながら、素晴らしい。

この日の食事は貝づくしからスタートし〆の桜エビの土鍋御飯まで、素晴らしい数々だった。そして日本酒も素晴らしい。割烹うかいに来たら日本酒！勿論ワインもあるが、まあ、品揃えが素晴らしい。タイプのお酒を言えば流石と思わせる日本酒を持ってきてくれる。この日も七田の愛山から、本当に堪能させて頂いた。ごちそうさまでした。
かつて一緒に仕事でお世話になった先輩と、麗しき女性２名の四人で訪問。私はうかいが肉・和食ともに好きな部類だが、他三人はあまり好きでないらしいが、このKappou UKAIだけは良いという。楽しみに初訪。

場所は新橋駅から徒歩10分くらい。銀座八丁目の交差点から中央通りを銀座四丁目方面に歩くと、ジュエルボックス銀座というビルの地下１階にある。カウンターの角に2-2で着座。

まずビールで乾杯。支配人の谷沢さんが来て日本酒を飲みたい旨を伝え、好みを聞かれたので「愛山の日本酒」とお伝えした。この時支配人はニヤリとした？感じがする(笑)そこから出して頂いたお酒は、正直日本酒好きには堪らない垂涎の品々！

伏見/藤岡酒造の蒼空は猛烈に美味しかった。一人でやっている蔵らしい。初飲だがフルーティさと旨みのバランスが猛烈に旨い。その後、初亀、榮光富士、初孫の隠し酒、愛山100%の鳳凰美田ホワイトフェニックスは愛山の旨みを十二分に活かした素晴らしい日本酒。最後は限定600本中No.391出羽桜の万れい。どれも本当に大満足の日本酒たちだった。谷沢さん有難う！料理に合わせたセレクトは絶品でした。

大好きな日本酒の後になってしまった料理のレビュー。ブリとゆり根とハマグリの食材紹介からスタート。下仁田ネギとハマグリの陶板焼きの付け出しは◎。刺身、ゆり根、揚げ物どれもgood!メインの鰤シャブも絶品。おろしポン酢が一ひねりしていて猛烈に旨い。〆のシラスご飯も唸らせてくれた。

ちょっと日本酒のポーションが大きい気もするが、全てに大満足なKappou UKAIさんでした。ごちそうさま。

【蕎麦屋100軒食べ歩き　No.81】

渋谷で髪切ったあと、ちょっと迂回して帰る。祐天寺で下車して歩く事10分程、「月心」さんに来た。満席も覚悟してきたが幸運にも入店。店内はテーブル席一つと変則カウンターの造り。落ち着いた雰囲気が心地良い。

以下を注文。

ヱビス生ビール
福岡の「庭のうぐいす」
大分の「裏ちえびじん」
千葉　寺田本家の「なんじゃもんじゃ」
もう一回庭のうぐいす

なす田舎煮(小サイズ)
焼き味噌
にしん煮(小サイズ)
玄挽田舎

まず、酒のアテが凄く美味しい。丁寧な作りが想像できる。特ににしん煮はとても美味。サイズも小サイズがあるのは１人飲みには色々頼めるので有難い。蕎麦は両隣の常連さんが田舎蕎麦を頼んでいたので真似っこさせて頂いた。これがまた旨い。しっかりした蕎麦の風味だが、田舎蕎麦にありがちなボテッとさが無い。細麺で喉越しの良い田舎蕎麦は秀逸だ。蕎麦つゆも出汁の旨味を充分に感じる。大満足。寄り道をした甲斐があった。ごちそうさまでした。

先日の飲み会で茜に教えて貰った、関内の焼き鳥屋さん「地葉」さんに来てみた。里葉亭さん美鶏さんの系譜らしく、美鶏で焼き場にいた大将がご自分の名を冠したお店。気合いが感じられる。

馬車道の交差点からちょっと桜木町より。ビルの３階にある当店に入ると、清潔感があって高級感がある。里葉亭とも美鶏とも違う雰囲気がいい。個室もあるので仕事でも使えるシックな感じ。

待ち人来たらずで生ビール二杯飲んで日本酒に突入。里葉亭にいた日本酒の詳しいお兄さんがいた！ちょっと嬉しい。愛山の酒があるか問うたが無いとの事で、味のニュアンスが似ている物を出してくれた。加茂錦酒造を頂く。日本酒はお任せでチョイスして貰ったけど、センスある！美味しかったヨッ！

焼きはハツから。以前レビューに書いたかもしれないが、ハツが美味しい焼き鳥屋さんは間違いない。地葉さんはvery good!!だ。その後コースでストップを掛けるまで出してくれるのだが、どの品も秀逸。関内／野毛辺りは焼き鳥激戦区。その中でもピカイチな存在だと思う。もう少しすると予約の取れないお店になっちゃうな、これは。次回来店するのが楽しみだ。

湯河原の親友宅から飯田商店さん２回目の訪問。親友も整理券の取得方法も手慣れた物で、９時に合わせて取ってきてくれた。かたじけない。

今回は親友お薦めのつけ麺にしてみた。まず、ゆず一かけ・海苔・塩・山葵の薬味が登場。そして麺。麺は通常ラーメンより若干太め。ちょっとヌルッとした水出汁が絡まっている。まず、そのまま麺だけを頂く。小麦を感じる中太麺が喉越しよく胃袋に収まる。続いて塩と山葵を麺につけて食す。麺の風味を生かしつつアッサリした味わいが旨し。次に、つけ汁に少し浸して頂く。つけ汁は鶏出汁薫る納得の一品。ただ、見た目以上に味が濃いので、どっぷり麺を浸けると塩っ辛い。途中で海苔・柚子を掛けて味変しながら楽しんだ。特に柚子は出汁の表情が変わり飽きさせない。麺が食べ終わると、つけ汁を少し麺の器に入れ水出汁とのコラボを味わえる。これで1100円。飯田商店って凄いな。ごちそうさまでした。
親友が湯河原にマンション購入。お邪魔した翌日、飯田商店さんに連れて来てくれた。念願叶っての訪問、親友に感謝、ありがとう。

7:00, 8:00, 9:00, 10:00, 10:30に整理券の配布があり、9:00に整理券ゲット！14:00入店の整理券だった。確実に食べられるので、合理的なシステムだと思うが、遠くから来た人はどうやって時間を潰すのか、入らぬ心配をしてしまった。

さて、定刻前に到着して入店。外観からは分からないが、店内はとても綺麗。厨房も鍋も磨き上がってる。こういう店は間違いないよね。私は醤油ワンタンラーメンを注文。

間もなく着丼。美しぃーラーメンだ。飴色の見るからに美味しそう。因みに整理券を貰った段階から出汁の薫りで旨さを確信していた。鶏と水だけで作られているというスープは、雑味の無い鶏出汁感が凄くいい。かえしとのバランスも絶妙で鶏油もしつこさを感じさせない。麺は名だたる国産小麦の自家製麺で小麦を感じる細目のストレート。また、チャーシューとワンタンが秀逸。ワンタンは鶏と豚の二種、これをツマミに飲みたくなる。全体として完成度の高いラーメンだった。

1100円という金額で、これだけお客さんの満足度を得る料理はラーメンだけだろう、改めてそう思った。点数は横浜鶏喰と同点のラーメン最高点4.3にした。ごちそうさまでした。

出張先に向かう途中で電車下車してランチ。本当は違う店に行くつもりで向かったが、当店の前を通り見覚えのある店名。トンカツの百名店の店だと気付く。中を覗くと入れそう。入店。

店内は８席のカウンターのみだが、油ぎっしゅでは無い清潔感が良いと思う。ロースランチ(110g)1200円を注文。目の前で調理するご主人がよく見え、丁寧で誠実な仕事ぶりが垣間見れる。

間もなくロースカツ登場。一切れ口にする。こりゃ旨い！！もち豚の旨味が口に広がる。ころもは薄めでサクサク、ロースの脂身も全然しつこくなく、脂身自体が美味しい。最近トンカツはヒレカツが多いが、たいようのトンカツならロースでいける。トンカツ百名店で得点が3.94なのも納得。夜も来てみたい。ごちそうさまでした。

久しぶりに北鎌倉の「こころや」さんを訪問。この日は、南魚沼市にある青木酒造さんの鶴齢イベントという事で楽しみに来た。
ご主人も奥様も感じの良さは相変わらず。和やかないい雰囲気をを醸すお店だ。もう少し自宅が近ければ頻度高く伺えるのだが…。同じテーブルになったお客さんもご近所という事で兄さん共々羨ましい。ちょっとほのぼのとした和んだ会だった。

３年前に湯沢の蕎麦屋「しんばし」で兄さんと飲んだ特別純米が猛烈に旨かった。お店にある鶴齢特純を兄さんと飲み干してしまった。それ以来好印象。

この日の鶴齢尽くしは、

純米大吟醸　越淡麗
純米吟醸　越淡麗
特別純米　ひやおろし　山田錦
特別純米　寒熟　五百万石
純米　山廃
特別純米瀬戸産雄町生原酒
純米大吟醸　東条山田錦

温度が一定な雪むろ寝かせの素晴らしさは、自分のアンテナの低さでは感知出来ないが、寒熟五百万石と雄町生原酒は自分の好みに猛烈マッチしていた。旨い！！

食事は
・のっぺい汁
・季節のお造り
(黒陸奥、金目鯛、太刀魚、カンパチ、ホウボウ、水蛸、甲いか、三崎の鮪)
・焼きカマス　雲丹餡かけ
・舞茸と白子の天麩羅
・椎茸と栃尾揚げの醤油焼き
・越後もち豚の西京味噌焼き
・秋鮭といくらの炊き込みご飯

どれも本当美味しい。ごちそうさまでした。
会津からの出張帰り中、兄さんからの集合が掛かり北鎌倉へ直行。場所は北鎌倉の駅から鎌倉方面に徒歩３～４分にある「こころや」さん。兄さんが最近見つけたらしく、お薦めのお店らしい。

通りから少し入った所にお店があり雰囲気がとてもいい。生ビールから始めて、アラカルトで料理を注文。刺し身は新鮮で美味しい。水なす、しっかりジャガイモの美味しさがあるポテサラ、大きいアジフライはタルタルソースが絶妙。シイタケの肉詰め、日本酒にピッタリなアジの骨煎餅は絶妙。最後のオニギリも何故か凄く美味しい。

そして日本酒。ラインナップにワクワクする。この日は紀土・一白水成・黒牛・天の戸・鍋島・七田等を頂く。センスのある日本酒取り揃えが嬉しい。日本酒を愉しむ人にはとても良い！

料理も日本酒もとてもいい。それにも増して良いのは、お店の居心地の良さ。これは、お店をやられている若夫婦が作り出すものだろう。心地良さが料理や日本酒を一層美味しくさせ、良い時を過ごせる。ありがとう。ごちそうさま。

予約困難店。この日の予約も４ヶ月にする程の予約が至難なお店。暖簾を潜って靴を脱いで上がる。雰囲気がとてもいい。女将さんが出迎えてくれ、一番奥の新しい個室に通して頂いた。２０人の会食も出来そうな部屋で、寒かったこの日だが畳なのに床暖が嬉しい。


師走と書いてある献立は以下の通り。口取りのチョコチョコっとしたつまみも良かったし、お椀の蛤真丈もgood!! 当然焼蛤は抜群。皿にこぼれた蛤汁まで頂いた(店の人に勧められたので。行儀悪い訳ではありません笑)。蛤磯辺揚げも不思議な感じだったが美味しい。蛤バター、時雨釜飯と本当に蛤づくしで大満足で大満喫！！ごちそうさまでした。

・口取り：
　牡蠣甘露煮、蛤飛子添え、サーモンエリンギ味噌
　焼栗、蟹と味噌、〆鯖、帆立明太和え

・椀盛：
　蛤真丈、紅葉麩、芽葱、口柚子

・向付け：
　鯛、かんぱち、あしらい一式

・焼物：焼蛤

・鍋：蛤一人鍋

・揚げ物：蛤磯辺揚げ、ししとう

・強肴：蛤バター焼

・お食事：時雨釜飯

・留椀：蛤赤味噌仕立て　蛤　木の芽

・香の物

・水物：自家製プリン

四日市の湯の山温泉から名古屋の弟宅に帰還。ひと眠りしてから晩飯に向かう。場所は錦のど真ん中。余り子供の来る所では無いが、子供含めて七人で訪問。一番奥の個室に通して頂いた。

食事は一通りのコースで下記を頂いた。

まず、名古屋なのに青魚のネタがある。元々名古屋の寿司屋さんは青魚が無いらしい。小生、東京の人間なので、やはり寿司に青魚が無いのは飛車格落ちな感じがする。江戸前寿司に慣れている人間には、青魚があるのは嬉しい。

そして、料理系が美味しい。これはちゃんと和食の職人さんが居るのだと思う。鮮魚が美味しいのは寿司屋の生命線だが、料理が美味しいのは長く通うには重要要素だ。キュウリの錦糸巻きはとても美味しかった。

特徴的なのがもう一点。寿司酢が赤酢な事。人には好みがあるだろうが、酢感がある赤酢は自分的には好きだ。名古屋の人は焼肉も味噌カツも基本甘系の味が好きだろう中で信念を持って赤酢なのが潔い。

最後に、当然ながらネタは美味しい。

・先付け
・刺身
　(ノドグロ、しめ鯖、赤身、鯛、ボタン海老)

・ノドグロ塩焼

・蟹とキュウリの錦糸巻き

・天ぷら(海老他)

・握り(シマアジ、かれい、コハダ、すみいか)
・握り(中トロ、金目鯛、白エビ、ウニ)

・あおさの赤出汁

次は運転手じゃない時に、ゆっくりカウンターで頂きたい。ごちそうさまでした。