1回
2016/02 訪問
岡山・三拍子揃う名料亭の居酒屋づかい。瀬戸内の美味と厳選された岡山の銘酒を心ゆくまで堪能。
16/2 お造り 鰆、穴子、タイラギ、鯛、蛸
16/2 下津井の蛸の唐揚げ
16/2 鰆のカラスミ焼き
16/2 黄ニラの卵とじ汁 白魚を入れて
16/2 お通し 鯛の肝と菜っ葉の和え物
16/2 お通し 白和えのサラダ
16/2 お造り
16/2 燦然
16/2 カラスミの切れ端（サービス）
16/2 櫻室町
16/2 吊るし柿の和え物（サービス）
16/2 スッポンの卵（サービス）
16/2 御前酒
16/2 櫻室町
16/2
あん肝生姜煮
15/2 てっさ
15/2 河豚雑炊
15/2 コース前菜 節分豆、アンコウetc.
15/2 白魚とシメジの茶碗蒸し
15/2 てっさ 身皮、遠江、外皮
15/2 白子天ぷら
15/2 河豚唐揚げ
15/2 藤ひろの女将さん
15/2 河豚ちり 身
15/2 河豚ちり 白子
15/2 河豚ちり 野菜
15/2 河豚ちり 野菜
15/2 河豚ひれ酒
15/2 河豚ひれ酒
15/2 雑炊
厳選された岡山の銘酒
先付け 小芋揚げ
お造り盛合せ
牡蠣青のり天麩羅
鯛の皮の炙りのおろしポン酢
鯛の身の辛味噌和え
蛸のタレ焼き
かぶら蒸し
燦然 特別純米酒 燦然雄町ぬる燗
2016/03/27 更新
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【再訪 2016年2月】（写真を15枚追加しました）
◆お通し 鯛の肝と菜っ葉の和え物
◆白和えのサラダ
◆下津井のタコの唐揚げ
◆からすみの切れ端（サービス）
◆吊るし柿和え物（サービス）
◆サワラのからすみ焼き
◆すっぽんの卵（サービス）
◆黄ニラ卵とじ汁 白魚を入れて
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
【再訪 2015年2月】（写真を15枚追加しました）
2月上旬、先月に続く岡山出張（年2回ですがw）。
今回は1泊なので、狙いは藤ひろ一択です。
さすがに1月と2月ではアラカルトメニューも似てしまうので今回は河豚のコース！ヽ(=´▽`=)ﾉ
現地の連れ2名と一緒です。
白子を付けないと7,000円、付けると10,000円とのことですが…、
今回は鍋付きのコースと言うことで個室です。
まずは生ビールで乾杯。
◇前菜 節分の豆、あんこう、干し柿を大根で巻いたものetc.
こちらはこうした品から美味しいですね。
コースで頂くのは初めてですが、前菜が良いと期待が膨らみます。
◇白魚とシメジの茶碗蒸し
もう白魚が出ているんですね。
卵とじとかも美味しいですが、白魚の繊細で優しい味は卵との相性が良いように思います。
シメジも良いアクセント。とても美味しいですね。
◇てっさ
河豚が始まりましたよ( ﾟ∀ﾟ)o彡°
三人ですが、一人分ずつ取り分けてくれます。喧嘩にならなくてよいですねw
岡山県・瀬戸内産の産の河豚の身は味が濃くて美味しい。
皮も3種あります。
外側で脂が美味しい｢外皮｣、身に近く旨味もある｢身皮｣、両者の中間部分の「遠江」。
三河の隣で遠江だそうです。
備前と関係ないですよww
◇白子の天ぷら
クリーミィ、コクがある。美味いっ。
いやー、白子はいるでしょう、やはり！
◇唐揚げ
もう何というか、説明不要な感じです。
カリッと揚がった表面、ジューシーな身。たまりませんね。
実は河豚料理で一番好きだったりします。
◇河豚ちり 白子入り
これも一人ずつ取り分けてくれます。
われわれの席には女将さん自らが担当してくれました。
唐揚げとはまた違ってしっとりした河豚の身が良いですねぇ。白子などその他の部位も美味しい。
またスープも河豚の出汁が上品で素晴らしい。
野菜も美味しく仕上がります。
◇ひれ酒
他にも岡山の地酒（櫻室町吟醸生、御前酒炭屋弥兵衛、燦然・奇跡のお酒など）をたくさん頂いていますが、これはこれで是非。
使用したお酒が何か聞き忘れましたが、焦がした河豚のひれの味が出ていて香ばしい！
河豚のエキスとそこはかとない塩分も加わって、何とも言えない美味しさです。
◇河豚雑炊と香の物
やはり雑炊を頂かねば。
若き料理長がつくってくれます。
すべての旨味が凝縮されて最高ですね～。
美味いとしか言いようがないですq(≧∇≦)p
◇水菓子 福岡産苺とグレープフルーツ
写真は撮り忘れた模様w
全体的に濃厚だったので、サッパリしますね。
気付けば3時間ほど経っていました。
時の経つのを忘れて楽しませて頂きました。
藤ひろのコースは初めてでしたが、やはりさすがですね。
私はいつもカウンターでアラカルトを頂くのですが、こちらは宴会のお客さんが多いのでコースはお手の物という感じでした。
来年1月まで来られないのかな？
プライベートで来ちゃおうかなw
とにかく次回も楽しみにしています。
どうもご馳走様でした～。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
藤ひろは、年2回の岡山出張の時に必ず伺うお店。
きっかけは例によって太田和彦さんの本で、当時は「佐久良家」という居酒屋としての紹介でした。
今でも看板には名前が残っていますが、「佐久良家」は料亭である藤ひろが隣で居酒屋として営業していた頃の名称です（厨房は1箇所）。
数年前から居酒屋は閉め、代わりに藤ひろ内に7席程のカウンターを設け、アラカルトメニューを提供しています。
藤ひろはそもそも料亭なので、その他の席は個室になっており、コース料理が提供されています。
カウンターは常連のお客さん以外にはあまり知られていないようで、穴場の居酒屋状態。
店構えは料亭ですからね。一見でフラッとは入りにくいですよね～w
そこを頑張って入ってみれば、すばらしい体験が出来ることでしょう。多分。
確かにすごく安いとは言いませんが、お料理の質の高さを考えると価格設定がリーズナブルだし、かなりお得だと思います。
もちろん料亭としてコース料理を頂くのも大いにアリです。
さて、1月中旬、今年1回目の来訪です。
私が頂くのはもちろんカウンター席。
季節のメニューを中心に、食べたいものばかりが並びます。
目移りします～。
岡山県で製造されるキリンの生ビールとともにお通しの小芋の素揚げを頂きます。
小芋が美味しい。良い塩梅。
こちらはこうしたさりげないメニューからして美味しいのです。
◆お造り盛り合わせ
美しいですね～。こちらに来たら、これを頂かないと。
藤ひろは以前は看板に「鰆」と書いていたほどのサワラ自慢。
最初にここで鰆のお造り（タタキではなく）を頂いた時にはあまりの美味しさに驚いたものです。
脂が乗り、甘みと酸味が良いバランスで混在する素晴らしい刺身を醤油で頂きます。
瀬戸内では鰆は冬の味覚で、3月半ばにはもう状態が良くなくなるとのことです。
鰆のほかも、瀬戸内の新鮮な魚貝が並びます。
とらふぐ、穴子、タイラギ、鯛。醤油でも良いですが、お店のお勧めは煎り酒で。
とらふぐは美味しいに決まっていますw
タイラギ（平貝）もこの時期の瀬戸内を代表する味覚。
先日よそで頂いたものに比べて鮮度が抜群に良く、貝の甘い旨味が口中に広がります。
穴子もなんとお刺身です。
脂がしっかり乗っていて旨味があり、噛むと焼き穴子のあの味がしっかりと感じられます。
さて、日本酒に行きましょう。
岡山県産品に拘る藤ひろでは、日本酒もマスターと女将さんが数ある県内の酒を飲み比べた中で厳選した6種を提供しています。
各蔵元から数種類ずつ、わかりやすい寸評とともにメニューに表記されているので、日本酒に詳しくなくても好みのものが選べます。
実際に私も初めて来た時には「御前酒」しか知らずに戸惑いましたが、今では「櫻室町」「燦々」「喜平」などみな大好きな酒になりました。
お酒を頼むとお猪口を選ばせてもらえます。
冷酒用酒器はきれいなガラス製で、これを選ぶ所から目移りします。
◇櫻室町 吟醸生 備前幻 雄町
岡山県だけに県産の酒造好適米・赤磐雄町で仕込んだお酒がメニューに並びます。
櫻室町は県中南部の山陽町のお酒。この辺りは現在は赤磐市となっていて、まさに赤磐雄町の主産地です。
このお酒はスッと入り味わいもよく、ふっくらとした旨味を感じます。喉を通る味が淸水のような心地よさ、後味に辛みが残ります。旨い酒です。
ここでマスター登場。
お姿を見ないと思っていたら、年末年始の激務でお疲れの様子。わざわざ顔を出して下さいました。
ちなみに「マスター」は女将さんをはじめ、お店の方が呼ぶ呼び方ですw
カウンターではマスターがお造りなどを、その他のものなどは東京で修行を積んだ息子さんをはじめとする料理人さんたちが奥の厨房で調理しています。
いきなりサービスでおつまみを頂きました。
鯛の皮の炙りのおろしポン酢と鯛の身の辛味噌和えです。
両方ともお酒によく合いますなぁ(゜∀゜)o
◆蛸のタレ焼き
下津井の蛸は有名ですね。こりこりくにくに。弾力が心地良いです。
タレも甘さを抑えてあり良い塩梅。
もっともマスターはもう少し甘い味がお好みだそうですが、息子さんに任せておられるよう。
どちらも美味しいんじゃないかな。
◇御前酒 純米吟醸 炭屋弥兵衛
県北・勝山の銘酒です。ここは全国区ですね。
コクもありふくよかな味わい。スッキリした飲み口で、柔らかな酸味が口の中に残ります。
◆かぶら蒸し
冬はこれこれ。中身は鯛と鰆。魚の味がしっかりしていて美味です。
実は蕪自体はそんなに好きではないのですが、かぶら蒸しとなると何と美味しいことでしょう。
◇喜平 雄町純米吟醸酒 生貯蔵酒
県西部の沿岸部・鴨方のお酒。
岡山のお酒らしいふっくらしつつスッキリして飲み飽きしない酒。主張は強くないので食中酒として実に良いです。
私は岡山の酒はふっくらスッキリという、灘のある兵庫とも、甘みのある旨口の広島とも違う特徴があると思っているのですが、喜平は特にそれらしいお酒に感じますね。
一級河川が3本も流れているし、水が良いのかなぁ。
◆牡蠣青のり天麩羅
岡山も牡蠣は名産です。日生あたりは特に良いようです。
プリップリです。青のりの風味も最高。
うーん、ウマイっヽ(=´▽`=)ノ
◇燦然 特別純米酒 燦然雄町をぬる燗で。
燗酒には燗酒用のぐい飲みを選ばせてくれます。
地元・備前焼きのいい感じのぐい飲みをチョイス。
燦然は倉敷の地酒。お酒にモーツァルトを聴かせてながら醸すそうです。
最初辛めの味がスッと入ってきて、その後スッキリとした旨味を残していきます。
備前焼きは燗酒に合うんだよなぁ。焼き物のことはよく知らんけど。
◆あん肝生姜煮
これもウマイっヽ(=´▽`=)ノ
濃いめのタレにあん肝が全く負けていません。濃厚で実に旨い。
燗酒に合いすぎますw
いやー、よく飲みよく食べました。
正直顔馴染みのお店の事を書くのは初めてで、身内贔屓みたいになってしまいますが、やはり藤ひろは美味しいですね。名店だと思います。
お料理が新鮮、味の塩梅が良い、日本酒が充実している。
この3点が好みのレベルのお店ってそうそうないのです。
年2回岡山に来るたびに寄せて頂いていますが、実は今年はもう来月が2回目なのです。
と言うことでカウンターのメニューも大きくは変わらないそうですし、人も誘うので河豚のコースを予約しておきました。
今日も大変美味しかったです。
どうもご馳走様でした。またすぐ参りますww