鯨熊さんのマイ★ベストレストラン 2015

門司から下曽根の国道10号線へ向かう県道沿いにあるラーメン店。

詳しくは分かりませんが、小倉北区にある同名の有名ラーメン店の支店のようです。

ラーメンは基本的に豚骨ですが、「どろ」や「博多プレミアム」、「肉デラ麺」等、一風変わった品名で、予備知識が無いと面食らいます。


奇跡の豚骨系と称された「どろ」は、具材がネギ、木耳、チャーシュー。
白濁し泡立つほど濃厚な豚骨スープですが、後味はスッキリで、まろやかな味わい。

具材の上に丸められた背脂が乗っていて、これを溶かしながら食べていくのですが、食べていく内に味わいが変化していきます。

麺の種類は選べますが、デフォルトの麺は中太麺で、モチモチと食感が良いです。

やや甘めのチャーシューもスープに合っていますし、替玉用の追加ダレを入れるとまた違う風味が楽しめます。

総じて、文句のつけようが無い、絶品の豚骨ラーメンです。

店主一人で切り盛りしていましたが実に手際が良く、愛想も良い。

また近くを訪れたら、必ず再訪しようと思う、オススメの店です。

大田市の郊外、三瓶山の麓にある志学温泉の街中に店を構える食堂。

看板に『ジンギスカン』と大きく掲げられているとおり、ジンギスカンで有名な店です。
レトロな雰囲気の店内にはテラスがあり、中国山地の山々が見渡せる抜群の眺望を横目にジンギスカンを食すことができます。

ジンギスカンは１人前が1,100円。
大人４人で訪問したので４人前を注文したのですが、皿にまとめて４人分は圧巻のボリューム。
当然ながら野菜付きで、コストパフォーマンスは高いです。

生ラム肉はサイコロステーキぐらいの一口大で食べ応え充分なので、少しレアの焼き加減で食すと丁度良い食感。
タレが少し濃い目なのもありますが、臭みも無くて美味しく、ライスとの相性も抜群。
テラスで風に吹かれながら食べる風情も良く、とても満足でした。

地元で愛されている店のようで、昼時にはジンギスカン目当て以外にも食事客が多く訪れていました。
そもそも、この界隈でジンギスカンを食すことができる店は稀少ですし、三瓶界隈に足を伸ばされた際にはオススメです。

JR柳井駅の南口、商業施設が並ぶ一画にあるラーメン店。
人気のある店のようで訪問時は行列ができていました。

メニュー表記は『ラーメン』ではなく『中華そば』。

甘味のある牛骨ラーメンで、旨味が凝縮されたような濃厚な味わい。

豚骨ラーメンには久留米系のような特濃の『ド豚骨ラーメン』なるものがありますが、こちらは言うなれば『ド牛骨ラーメン』。

旅すがら何の予備知識もなく、たまたま立ち寄ったのですが、あまりに美味しいラーメンだったのでビックリしました。

活気のある店で店員の応対や手際も良く、幼児連れでしたが落ち着いて食事ができました。

行列に並んででも食べる価値は充分ある店です。

JR浜田駅前の通りを西へ少し進んだ先にある割烹。
割烹と言っても敷居は高くなく、昼は定食もやっています。

こちらは「魚料理が美味い」という話を聞いていたのですが、評判に違わぬ美味しさ。

2,500円のコース料理で、刺身４種盛りと焼き魚（秋刀魚）、アラ煮の3品。
刺身は新鮮そのもの。
焼き魚…というか揚げ魚でしょうか、一手間かけていて美味しいです。
そしてアラ煮は味付けが実にいい塩梅で、美味しいので一同黙々と食していました。

酒も地元・石見地方の日本酒から、出雲部の日本酒もあり、地元・浜田は弥栄のどぶろくも揃えています。
地元の酒を飲みながら美味しい魚料理に舌鼓…、思わず飲みすぎてしまいました。
浜田の駅前にこんな穴場があったとは…。

存在は地味（？）ですが、浜田では自身を持ってオススメできる店だと思います。
それほど広くない店なので、事前予約は必須です。

JR東尾道駅の近く、国道2号線沿いにあるラーメン店。

店内はカウンター席とテーブル席があり、それほど広くはないですが、席間が広いので家族連れでも可。

ラーメンは勿論、尾道ラーメンですがメニュー表記は『中華そば』ではなく『らーめん』です。

らーめんは、醤油の風味が強い、背脂控え目の上品な尾道ラーメン。
出されてから食べ終わるまで熱々でした。

尾道ラーメンにしては珍しく（？）替え玉があり、美味しかったので替え玉しようと思ったのですが、普通盛りでもボリュームがあり、替え玉することなく満腹になりました。

最後まで熱々だった分、最後は麺が伸び気味になりましたが、それでも満足いく味でした。

実は近くにある有名店が目当てだったところ、既に閉店だったためこちらの店へ赴いたのですが、結果的に大正解でした。

店員の対応も良く、オススメの尾道ラーメン店です。

大田市内から石見銀山へ行く途中、場所がわかりにくいのですが、路地の入り口に立っている看板を奥に進んだ先にある、お寺に併設されたカフェ。
お寺に併設…ということは聞いていましたが、ログハウスだとは知らなかったので、初めて訪問した際は場所がわからず相当迷いました。

お寺併設…とだけ聞けば和風の店内を想像させますが、ログハウスの店内は音楽機材が並び、ジャズの流れる洋風の洒落た店内。
カウンター席と４人掛けのテーブル席が２つと、決して広くはない店内ですが、居心地の良い落ち着いた雰囲気です。

コーヒーのほか、フランス産のシロップを使ったキャラメル・ドリンク、ロイズのチョコを使ったチョコレート・ドリンク等があり、土日限定のティラミス、ピザやパスタ等の軽食もあります。

コーヒーはこれまた洒落た陶器で提供されるのですが、少し濃い目で私好み。
食事メニューにも気が惹かれましたが、あいにく昼食を済ませた直後だったので断念しました。
隣席に提供されたピザの美味しそうだったこと…。

なにしろ場所がわかりにくい所にありますし、私の訪問時は地元の常連客と思しき男性客ばかりでした。
まさに「男の隠れ家」という言葉がピッタリのカフェですが、店主も気さくな人柄ですし、もちろん女性も魅了すると思います。

個人的にとても気に入ったのですが、店が広くはないので良い意味で他人にオススメしたくはない、穴場の店です。

JR益田駅前の信号交差点角にある定食兼居酒屋。
駐車場の有無は確認していませんが、駅前の有料駐車場は30分無料で利用できます。

以前は魚屋だった場所で、やけに幟が沢山立っていて、一見入りにくい印象もあります。
そして店内は驚くほど狭く、テーブル席が２席と、窓際のカウンター席のみ。
間違っても家族連れで訪問するような店ではありません。

壁には所狭しとお品書きが貼ってあり、何を頼んでいいのか迷いましたが、刺身定食を注文。

白飯、味噌汁に、刺身盛り合わせ、蛸と魚の皮のぬた和え、冷奴、白菜の煮物、酢の物、漬物と盛り沢山。
刺身は鮮度が良く歯ごたえがあり、ウニまでついていてとても豪勢。
小鉢の料理も手堅い美味しさで、これで680円とか元が取れるの！？と心配になってしまうぐらいです。
店の外観、狭い店内からは想像ができない美味な料理に、驚きました。

駅前という好立地ながら、知名度は低いようで昼時なのに閑散としており、穴場といった雰囲気。
声を大にしてオススメできる店ですが、個人的には今後益田でのランチはこの店で決まりだろう…と思っているので、知名度は上がって欲しくないところです。

松江市橋南の住宅街にあるイタリアンの店。
以前は島根大学の近くに店舗がありましたが、何年か前に現在の場所に移転しています。

手打ちパスタが美味しいと評判の良い店ですが、店の前にパンも販売しているとの気になる看板があり、訪問してみました。

パンの種類は、黒ゴマあんパン、チョコパン、プレーン等、種類は少なく、やや小ぶりですが、値段は100円前後と安いです。

看板にも出ていた「黒ゴマあんパン」を食してみましたが、まずパンの生地がもちもちで心地よい食感なのに驚きました。

パンの表面に黒ゴマがまぶしてあるだけでなく、あんにも黒ゴマが練り込んであるようで、あんも非常に美味です。

生地が美味しいので、プレーンでも充分なぐらい。
これは意外な見つけものでした。

パンでこのクオリティなので、手打ちパスタにも期待が持てます。
次回はランチ目当てで。

出雲からの帰り道に夕食時間帯を迎えましたが、家族連れで行くのに適当な店が見つからず、松江市内まで戻るしかないか…と車を走らせていたら、こちらの店が目に留まりました。

昼には何度か訪問したことありますが、夜も営業してるとは…。

ドライブインですがトラックの数は少なく、店内は同じような家族連れが何組かいました。

夜もおかずの品数は揃ってましたし、メニューも豊富で、子供、女性の好みにも対応できます。
レストラン的な使い方もできるのか…。

今回は「カラスカレイの煮付け」を食してみましたが、真っ黒な煮汁にも関わらず味が濃いこともなく、カラスカレイの脂と相まって実に良い塩梅。

サバの味噌煮と迷ったのですが、そちらも間違いなく美味いのでしょう。

子供が食べていた焼きそばもシンプルながら妙に美味しかったです。

…食事を進めていたら、常連と思しき何組かの客が一様に鉄板に何かが乗った定食を食しているのに気づきました。

メニュー的に「スタミナ焼き定食」でしょうか。
次回は是非そちらを食してみたいと思います。
松江市と出雲市の境に近い、宍道町の国道9号線沿いにあるドライブイン的な食堂。

小皿の一品料理を取った分だけ料金が加算されるシステムですが、丼物や麺類もあり、それらは注文方式です。

一品料理は家庭的な料理を中心にレパートリーが多く、まさに「おふくろの味」といった味わい。

それ以外にも「そば豆腐」や、松江ならではの「しじみ汁」、珍しい「フナのアラ汁」なんてメニューもありました。

「フナのアラ汁」、多少泥臭いですが許容範囲内で、食感や脂の乗りがクセになりそうな味わいでした。

ドライブインではありますが、どの料理も美味しく、食堂としてのレベルは高いです。
場所が郊外で市内からは遠いのですが、わざわざ出張って行く価値はあると思います。

アストラムライン新白島駅近くの住宅街にある、汁なし坦々麺の店。
汁なし坦々麺以外にも、まぜそば、油そばもありますが。

まるでカフェのような綺麗で洒落た店内ですが、なにしろ狭いので、大人数で押しかける…というわけにはいきません。

「汁なし坦々麺」はストレートの細麺でレタス多め。
一見シンプルですが、かき混ぜると麺の下に隠れた辛味ダレが全体を赤く染めていきます。

広島の某有名店のように、口に入れた瞬間からガツンと攻めてくる感じではなく、後からジワジワくる辛味。
しっかり花山椒が効いていますが、他の具材を引き立てるのに丁度いい塩梅で、美味しい。
値段（850円）にしては量が少ないかな…という気もしますが、この量も丁度いい塩梅なのかもしれません。

汁なし坦々麺だけでなく、まぜそばや油そばにも期待が持てます。
まだオープンして間がない店のようなので、名が知られる前に再訪したいと思います。