YACCIさんが投稿したガーデンレストラン徳川園(愛知/森下)の口コミ詳細

YACCIのあっちこっち食べ歩きガイド

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ガーデンレストラン徳川園森下、大曽根/フレンチ、イノベーティブ

1

  • 夜の点数:4.3

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.3
      • |サービス 4.3
      • |雰囲気 4.3
      • |CP 4.1
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2018/06 訪問

  • 夜の点数:4.3

    • [ 料理・味4.3
    • | サービス4.3
    • | 雰囲気4.3
    • | CP4.1
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

最高に癒やされる緑あふれるレストラン

名古屋駅から車で10分ちょっとのところに素敵なレストランがあるよと
教えてもらってから1ヶ月・・・

うっかり名古屋に行く用事ができたのはやっぱり運命ってことよねということで、
お邪魔してきました。

徳川園併設のレストランなのですが徳川園自体は17時に(季節によって変わる)
閉園してしまうので、食事の前にはぜひ早めに行って公園を散策してください。
池の向こうから眺めるレストランの建物も、食事が始まるときに見える
閉園後の誰もいなくなった素敵なお庭を独り占めできるのもここならではだと思います。

せっかく名古屋まで来たので今回は奮発してコースの
『至高のひととき』
と6種のワイン(ノンアルコール)ペアリングをお願い致しました。

<Amuse-bouche>
・菱蟹の最中 フルーツトマト 百合根
・山葵のアイスクリーム 蓬豆腐 和のジュレ
・あいち鴨の軍艦 鶉卵 薫香
・明石焼?いやいや豊浜焼! 河豚 真蛸 和出汁

アミューズは4皿。
1つ1つのお皿もとても素敵で素晴らしかったです。

合わせたのは
『1688』 グランブラン
白のノンアルコールスパークリングです。洋梨のようなフレッシュなアロマを感じます。

フレンチレストランということでしたが、モッツアレラにウニをあわせ、
明石焼きならぬ豊浜焼きに梅香る和出汁をつけていただくという演出、
喉の奥まで香り高く感じるスモークされた鴨の軍艦巻きなど、
地のものを利用した和の要素をたくさん取り入れているところも素晴らしかったです。

訪れているお客様も非常に年齢層が様々で、年配の方でも食べやすいフレンチなんだなと思いました。

<Hors-d oeuvre froid>
金目鯛と減圧加熱調理したホワイトアスパラ スターレットキャビア添え
カルダモンの香る新玉葱と発酵乳のクーリ 塩日向夏のコンディマン

アスパラは減圧調理でにアスパラの茹で汁を入れているそう。
あっさりとした金目鯛と合わせるので味がぼやっとするかなと思いましたが、ソースが秀逸。
カルダモンやターメリックオイル、パクチーなどがふわっと香るホワイトソースと
一緒にいただくことで金目鯛の旨味やアスパラの甘みが引き立ち、
エスニックな一面も垣間見える面白いお料理でした。

合わせたドリンクは
『アランミリア/ソーヴィニョンホワイトグレープジュース』
酸味も感じるけど少し甘みが強くとても華やかな味のするジュース。

<Hors-d oeuvre chaud>
フォアグラと姫烏賊のグリエ 山独活のヴァリエーション
58度でキュイした地鶏卵 ほろ苦いピサンリタンポポ

白ウドをグリル、ソース、エスプーマにしたものなどのヴァリエーションとともに
フォアグラを楽しめます。上に乗った食用のたんぽぽがほろ苦くそれもアクセントになります。
温玉をとろっとかけていただくとフォアグラの角が取れとてもまろやかな味わいになりまた。

ドリンクは素敵な名前のついた
『FALL in Love』
半発酵された烏龍茶ですが緑茶のような味わいも感じる。
フォアグラの脂をスッキリと流してくれます。

<Crustace>
活けオマール海老のロースト クルスタッセの泡

ついさっきまで元気にしていたというオマールを、
オマールから取った出汁やミソで作った濃厚なソースでいただきました。
プリプリのオマールと下にはじゃがいものピュレが引いてあります。
ソースが濃すぎず薄すぎずのちょうどよい塩梅です。

ドリンクは
『Jewel of Flowers HANA』
水出しで1週間ほどの時間をかけて抽出されるので、
摘みたてのジャスミンティーのような華やかな味と香りのするお茶です。
濃厚なオマールの旨味にも負けない一品。

<Poisson>
豊浜産 笠子のポワレ 桜海老と筍の真丈
白味噌風味のナージュ仕立て 木の芽の香り

魚料理は
パリッと焼いた革の香ばしいカサゴに白味噌がほんのり香るブイヨンしたてのスープがとても優しい。
桜えびとたけのこのたくさん入った真丈は食感もよくおろゆお料理のアクセントになります。

京都宇治碾茶
『THE Uji』
水出しの緑茶で玉露のような出汁を彷彿とさせる旨味のすごいお茶でした。
お茶の旨味と魚の旨味の相性がとても良いお茶でした。


<Viande>
久保田さんが育てた源氏和牛 そのジュと擦りたて山葵
カチョカバロと大和芋のおやき 鳳来の里山をイメージして

肉料理は久保田さんが育てる蓬莱牛。蓬莱泉の酒粕を食べて育てており、
とても希少な牛で年間で40頭ほどしか出荷できないそう。

赤みのイチボの部位をステーキに郡上のわさびを合わせています。
郡上わさび、初めて頂いたのですが、そのまま食べるともちろん辛いのですが、
お肉と合わせるとわさびの持つ旨味とお肉の旨味が混ざってすごく美味しい。

こちらには赤ぶどうジュースを合わせました。
『アラン・ミリア』メルロー・レッドグレープジュース

<Rice Bowl>
バーミキュラ御飯 桜鯛 湯漬け

飯は昆布締めの桜鯛をお茶漬けに。
茎わさびがほんのり効いてさっぱりいただけます。

<Pre-Dessert>
シチリア産 ピスタチオとフヌイユのパルフェ 黒胡椒の香りとともに

フヌイユというはフェンネルの事。
ペルノというイタリアの薬草から作られたお酒を使用し、
ハーブの清々しいかおりがほんのりします。
下に柑橘のジュレが隠れているのですが
その中にフェンネルのシャキシャキ感が感じられてとても面白い食感。
濃厚なシチリアの美味しいピスタチオアイスともとても相性が良かったです。

<Dessert>
クリームソーダ 2018
春メロンのヴァリエーション 蓬莱泉の酒粕の香り

何がクリームソーダなんだろうと思っていたら、
運ばれてくるときからなんだかパチパチ楽しそうな音がしてる!!
スパークリングキャンディーをお皿にあしらい、口に入れてもパチパチの食感。
メロンと酒粕のクリームと一緒に口に入れば確かにそれは大人のクリームソーダ!!
こういった演出も面白かったです。

珈琲と小菓子

最後はコーヒーではなくせっかくなのでほうじ茶を選びました。
流石にお腹に一杯になったけれども、和のテイストもたくさん感じられるとても素敵なコースで
時間があっという間に過ぎてしまいました。

スタッフの方も本当に親切に料理と、ドリンクの説明を丁寧にしてくださるし、
素敵な空間で素敵な料理を楽しむことができて本当に思い出に残る名古屋の滞在の1つになりました。

お庭は暗くなってしまうと暗くなってしまうのですが、
一部ライトアップされた部分などもありすごく素敵でした。

また名古屋に来たときはお邪魔したいと思います。
ごちそうさまでした。

2018/06/10 更新

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