『これから青の洞窟に行かれる方にぜひお伝えしたいこと。 カプリ島in南イタリア』セルジさんの日記

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日記詳細

(要約)
青の洞窟に入る方法は2つ。
①観光用ボートに乗る
②観光用ボートがいない時間帯に、自分で泳いで入る(現地に行ってはじめて知った)

①だと、いろいろと制約が。
・波が高くボートが出ていない日(年間2/3程度)は入れない。
・2分程度しか洞窟内にいれない。
・入るまでに長時間待つケースがある。
 波で大きく揺れている海で待つので、よほど強い人でないと船酔いすると思う。
・入場料がかかる(12ユーロ)

一方②だと
・波の高さに関係なく、ボートのいない時間帯なら入りたい日に入れる。
・満足するまで長時間洞窟内にいられる。
・勝手に入るだけなので、ほとんど待たない。
・もちろん無料

②だと、水着から着替えるとき隠れる場所がないっていう制約はあるけど、個人的には心ゆくまで青の洞窟を楽しめる②が絶対におすすめ!
あと、水中も見るためにゴーグルを忘れずに!


(日記本編)
カプリ島まで行くからには、青の洞窟をどうしても見ておきたかった。
なのでイタリア通の方からの、夏は暑さが厳しいからやめたほうがいいというアドバイスも振り切り、青の洞窟に入れる確率が高い夏にあえてカプリ島を目指した。
結果的には2回も入ることができた!

1回目:午前中に観光用ボート(ぼろ儲けの商売なのでマフィアが仕切ってるらしい)で入る。
アナカプリ(カプリ島の中心地の1つ)から、バスでボート乗り場に向かう。
ボートの待つ海は大波。陸上から見てるだけでも酔いそう!
結局待つことなく洞窟の中へ。

長年思いを馳せていた洞窟の青。実際見た感想は、
「あ、意外とこんなもんか。カリブの海賊みたい。」
何隻も連なるボートでざわざわ行くので俗っぽさ満載のせいか、ボートのおっちゃんに話しかけられ気が散りながら見たせいか(チップくれよ。5ユーロでも10ユーロでもいいから、とか。ぼったくりにも程がある(苦笑))、なんだか人工的なチープなものを私は連想してしまった^^;
たしかにこの青(に水色を混ぜて透明にしたような青)は、下からブルーのライトを照らすことで人工的に作れる気がする。
でもこれを自然が作り出していることに、大きな価値と希少性がある。
チープな連想を払拭できないでいるうちに、洞窟内ですごすたった2分程度は終わってしまった^^;
それでも今回の旅行の大きな目的を達成できた安堵感に満たされ、十分満足だった。

午前中は太陽が低い位置にあるので、洞窟の奥まで光が差し込んで美しいし、なにより待たずに入れる。
15:00ごろ入った人は1時間も待ったそう。
しかも待つのはかなり波で揺れているボートの上なので、よほど強い体の持ち主でないと船酔いすると思う。
なのでボートで入るのは午前中がおすすめ。
あと、早起きしなくても午前中に行ける、カプリ島泊がおすすめ。


2回目:泳いで入る。
アグリステイ先の女主人がなんと、青の洞窟はボートがいなくなった後、実は泳いで入れることを教えてくれた!!
青の洞窟に着くと、欧米系の人たちが陸上で待機している。
大勢で船で来てる人たちもいる。

18時。ボート漕ぎたちが去るか去らないかのうちに、待ち構えていた人たちがさっそく海に入り、いっせいに青の洞窟に向かう。
ボート漕ぎたちにはばれていると思うけど、黙認されているようす。
私たちも入水。水がものっすごく冷たい!でもここは当然我慢。
洞窟の入り口だけは岩が体に当たりそうになるので、けがをしないように注意。
入ってしまえば中は広くて深いので大丈夫。
とりあえずひととおり洞窟内を泳いでみる。
絶景を鑑賞するベストスポットは、洞窟全体が見渡せる奥側。
これ以上行ったら危険だってことをたぶん意味しているロープなどがあるので、つかまって鑑賞。

洞窟にいるのはざっと30人くらい。みんな欧米系。
彼らはなぜか奥までは来ないで、入り口付近で仲間同士でわいわい楽しんでいる。
一方私たち日本人は奥から静かに鑑賞。これも性格や文化の違いなのかも^^

水中を見ると、かなり透明度が高いのか、自分の体がはっきり見える。
もしゴーグルを持ってきていたら水中にも潜って見ることが出来たのに、、それだけが残念。

時間などの制約なく落ち着いて見た青、午前中に見た印象とは違ってとても神秘的。
このときは、自然の驚異と奥深さに感動することができた。
青の洞窟に泳いで入ったこと、ただそれだけで今回のカプリの思い出が何倍にも膨らんだ。

教えてくれた女主人には心から感謝。
宿自体は正直ハズレだったけど、このことを教えていただけただけでも、この宿を選んで大当たり。
私はこの美しさ、そして女主人を一生忘れないと思う。

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