KEN21さんが投稿した京都 吉兆 嵐山本店(京都/嵐山(京福))の口コミ詳細

KEN21の食べ飲み歩き

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京都 吉兆 嵐山本店嵐山(京福)、トロッコ嵐山、嵐電嵯峨/日本料理

1

  • 夜の点数:5.0

    • ¥50,000~¥59,999 / 1人
      • 料理・味 5.0
      • |サービス 5.0
      • |雰囲気 5.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 5.0
1回目

2014/12 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス5.0
    • | 雰囲気5.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク5.0
    ¥50,000~¥59,999
    / 1人

憧れの名料亭で最高のおもてなしと最高の料理を

2014年12月上旬に再訪です。

京都食い倒れツアー4日目のディナーで利用しました。

場所は、嵐山のメインストリートを渡月橋を渡らず、そこから桂川沿いに
右に入ったところにあります。

予約時間が近くなってきたので、吉兆の門の前に行くと観光客が写真を撮っています。
我々もそれに便乗して写真を撮ります。
門番の方が来られると観光客の方はくもの子を散らすように去っていきました。
我々はそれでも写真を撮ります(爆)

それなりの写真が撮れたので門番の方に予約の旨告げると驚いていました(爆)
おそらく心の中は、「客かよ!」状態ではと(^^;
しかしお二人の写真をお撮りしましょうかと写真を撮っていただきました。あざーっす!

門を入って部屋に案内されます。

玄関を上がって左側方向すぐにある部屋に案内されました。
記憶では前回と同じ部屋かなと思いましたが違っていました。

部屋は床の間も含めると12畳よりちょっと広いくらい。

仲居さんの挨拶がまずあります。

お品書きをお願いしていたので、それを受け取ります。
お品書きは食べロガーとしては必須ですけん!

今回はドリンクメニューを渡されました。

私は、

・富乃宝山ロック 700円(料亭でこの価格とは安くね?)

かみさんは、

・梅酒ソーダ割り 1200円

を頼んでカンパ~イ♪

この日の、48600円のコース内容は以下になります。

・香煎茶
  あられの入ったお茶です。

・食前酒
  女将さんの挨拶があり、直々に杯に注いでくれます。
  前回来たときは女将さんのオーラに緊張でしたが、
  今回はそれに比べるとリラックス(^^)会話も自然と弾みました!

・向付
  くつ海老酢です。
  くつ海老とは、うちわ海老とか、せみ海老にも似た海老でしょうか。
  そういう平たい形をした海老らしいです。まさに今が旬の。
  それを炙り、煮凝り酢で味付けしています。
  これが絶品!吉兆の炙りはなぜか分かりませんが、もの凄く良い香りと味がします。
  なぜこうできるんだろう?と思うくらいに。
  あと器もこういう形をしたのを何かで見たことがありますが、
  これって凄いんだろうなあ。
  女将さんはこの料理の途中で退席をされました。

・御椀
  カサゴの椀物です。
  焼きたての浅草海苔が添えられます。これがまた香りが素晴らしくて(^^)
  出汁加減も申し分なし。味加減を聞かれます。もちろんこのままで美味しいと。

・造里
  佐渡の寒ぶりと鮪のとろです。
  すだち醤油と昆布醤油でいただきます。どちらも唸るほどの旨さ。
  辛味大根が添えられますが、どちらとも相性は抜群でした(^^)
  脂の甘みと大根の辛味が絶妙。

・強肴
  蟹盛込みです。
  京都で水揚げされた松葉ガニだそうで。確か津居山と言っていた様な。
  そのままでも美味しいですが、七輪で炙りましょうかとのことで、
  炙りでお願いしました。仲居さんが身もほぐしてくれます。楽でいいや(^^)
  上座に座った特典として私の方に蟹爪部分が(^^)/ うへへ!うめえ!
  こういうのがあるから上座に座らんとね(爆)
  柚子釜には蟹味噌が入っています。おろし生姜も添えられ、蟹酢に溶かして
  いただきました。あ~、たまらん・・・

・八寸
  吉兆ならではの豪華絢爛八寸です。
  その内容は、雲子酢、いくら、からすみ、くわい、海老もろみ味噌、とんぶり鶏、
  牛舌旨煮になります。雲子とは鱈の白子でそれを炙っています。これがまた絶品で・・・
  ほんと溜息が出るくらいに素晴らしい。鱈の白子がなぜにここまで美味しくなるのか。
  やはりその炙りが素晴らしいのと、添えられた水菜のお浸しの味があり得ないくらいに
  美味しいんです。どうやって作るんだろう?と聞いたら、60度くらいで昆布だしを
  とって、ちり酢と合わせたそうなのですが、聞くと簡単に聞こえますが、
  その中には驚くほど手間のかかる手順と、最高の素材を使っているのではと。
  なんと海老もろみ味噌で使った車海老の頭を揚げたものもサーブされました。
  海老の頭は大事にしないとね(^^)

・焼物
  マナガツオの照り焼きです。
  大根のフライと、焼なた豆が添えられます。
  大根のフライは初めて食べましたが、へえ、こういう味なんだと。
  大根の汁が熱々のスープのようにジューシーで、外はかりっと香ばしく。
  なた豆とはモロッコインゲンにも似た形の豆でした。
  マナガツオはしっとりと焼き上げられでいます。旨いなあ。

・焚合
  里芋、金時人参、椎茸、ほうれん草の炊き合わせです。
  これまた椎茸が絶妙。味が濃くて香りが良くて。出汁加減はかなりやさしめで。

・御飯
  鯛御飯です。
  土鍋で炊き上げたものですが、そこは吉兆、当たり前のものは出しません。
  なんと、ふぐの白子を炙ったものも乗せています。そこに錦糸玉子と三つ葉の茎を散らし。
  はあ・・・ なんちゅうんでしょうか。だから私はここを5ポイントにしてるんですよ。
  鯛の身はそのまま入れて解したのではなく、切り身の形で炙って入れています。
  そこにふぐの白子の炙りですよ。前述した通り、吉兆の炙りはなぜか香りも味も
  最高なんです。それが鯛とふぐの白子の競演で。炊き加減なんかしっとりと炊き上がって。
  これより旨い鯛御飯が有ったら食わせてください。
  もちろん完食ですよ。残したら犯罪もんですね(爆)
  全部食べた後はもちろん銀シャリも!ここの銀シャリは食べて帰らんとね!
  冗談抜きで御飯だけ食べて美味しいですよ(^^)これが米の炊き方なんだと。

・香物
  蕪、日の菜、蕪菜の漬物。
  さすがは抜かりの無い旨さ。御飯を引き立てます。

・果物
  メロン、柿、レインボーキウイ、洋梨の盛合わせ。
  レインボーキウイとは、中央付近がワイン色で、周りがグリーンのキウイでした。
  なんと私の出身の愛媛産らしく。みかんが負け始めたのでいろいろ頑張ってるねえ(爆)
  洋梨にはバジルソースを合わせてくださいと。洋梨に合うように作ったとかで。
  バジルの香りは穏やかにクリーミーに仕上げているため、洋梨の香りとも合いましたね。

・菓子
  そば万頭です。
  皮が独特の風味。中にはあんこが。これは唯一普通でした。単に好みですけどね(^^;
  私には甘かったので。

・お薄
  抹茶自体の甘さが素晴らしいお薄です。
  びっくりしたのが前回来たときと全く同じ器での提供だったこと。
  数ある器の中から同じものが出るのは凄い確率だなあと。
  かみさんのは違う器での提供でしたが。
  吉兆は3年間は、同じお客さんに同じ料理は出さないように
  データーベース化しているようですが、さすがに器まではしていなかったか(^^;
  でもこの器は好きですけどね!

・塩入ほうじ茶
  特製の和三盆味のくるみと、紫芋味のくるみが添えられました。販売もしているそう。

上記以外に私は、

・富乃宝山ロック 700円 × 4杯

かみさんは、

・梅酒ソーダ割り 1200円

を追加で飲んで、〆て104846円。一人当たり52423円。

これを高いと思うかどうかはその人の価値観次第。
私の場合は、ここでしか味わえない料理の数々と、最高の環境、最高のサービスを
提供してもらえますので、また来ようと思っています(^^)

最後は、女将さんと仲居さん、他のスタッフの方に角送りをされながらお店をあとにしました。
次は夏に来るぜえ!と心に誓いながら。

また、お金を貯めんとね!

ご馳走様です!(2014/12/16現在、4.19ポイント、ミシュラン☆☆☆)


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2012年4月下旬に訪問です。

京都旅行2日目の夕食は、憧れの名料亭、京都吉兆嵐山本店です。

おいそれとは行くことはできませんので、期待はヒートアップと裏腹に、
期待外れだとショックも大きいなあという不安も少々。

この日はあいにくの雨で、門の近くまでいくと、門番の方が傘を持って
待っていました。
傘を渡され、店の中へ。自分たちの傘はそのまま預けます。

玄関をあがって、すぐ左のところの広間に通されました。
15畳の広間になります。床の間もありますので、実感としては
20畳近い感覚があります。
この広さをたった二人で使うのです。

夜は42000円からと価格だけを見ると、非常に高価かも知れませんが、
この贅沢な空間を二人のためだけにしつらえ、店全体としても
七部屋しか無い中で、かなりの人数を抱えているであろうと想像できる
サービスのきめ細かさ。
料理の美味しさは言うに及ばず、素晴らしい器や皿の数々。
※器や皿に造詣は無いので、この皿は何々作でといううんちくはできませんが。

料亭という日本文化の集大成を味わえるわけですから、決して高いとは
思いません。これは来てみて実感したことですが。
とはいえ、おいそれと来ることができない価格であることも事実です。

コースの内容は、以下になります。

・香煎茶

・焼帆立酢
  いきなり美味しすぎてびっくりです。
  レアに焼かれた帆立の甘みと香ばしさのバランスが絶妙です。

・春菜胡麻クリーム

・あぶらめのお椀、岩のりを添えて
  淡路産のあぶらめとのことで。あぶらめの脂が星のように輝いています。
  出汁の加減も申し分なしです。
  この椀物を食べ終えた後、口コミ通り、味加減はどうでしたかと聞かれます。
  この後の料理の塩梅を調整するためですね。
  もちろんこのままで美味しいと伝えました。

・淡路産鯛鹿の子造り
  これまた絶品です。鹿の子仕立てなんて中華のイカくらいしか見たことないです。(笑)
  鯛の熟成度合いと言い、鹿の子にすることで、醤油ののりといい、絶妙なうまさです。
  普通の醤油と、ふきのとう醤油で供されます。

・ミル貝、トロたたき
  普通の醤油、ポン酢、胡麻、にんにくチップで供されます。
  ミル貝は細かく包丁が入れられ、食感もよく、トロはちょっと炙っており、
  中はとろけましたね。

・蛤の茶わん蒸し
  箸休めに、蛤を細かく切ったものの茶わん蒸しです。
  蛤の出汁が出ていて美味しいですね。

・八寸
  トリ貝酢の物、海老もろみ味噌、雲丹、厚焼玉子、しらす海苔和え、
  鯛磯辺巻、蕗梅肉。
  どれもこれも美味しいですが、特にトリ貝は素晴らしかったです。
  今まで食べてきたトリ貝は何だったんだろうと思うくらい、甘みがあり、
  旨味にあふれていました。
  蕗の炊き加減もしゃきしゃきという食感は残しつつ、出汁は十分に含ませており、
  地味ながらも、こういうところに手間暇をかけているんだなと思いました。

・琵琶湖産鮎の塩焼き
  まさか鮎が食べれると思っていなかったので感動です。
  天然の鮎は6月が解禁ですので、琵琶湖産の稚鮎とのことでした。
  いつかは目の前の保津川で獲れた鮎を、吉兆でいただきたいものですね。

・琵琶湖産鮎の唐揚げ
  同じく、稚鮎を一度塩焼きしたものを更に唐揚げにしたものです。
  より香ばしさと、パリパリ感が味わえます。

・筍昆布焼、焼一寸豆
  京都産の朝採りの筍です。昆布焼の上に、削りたてのかつお節をかけます。
  こういうところがミーハーとか言われる方もいるのかも知れませんが、
  私はこういう演出を含めて素晴らしいと思います。
  何より美味しいですし。

・山菜ごはん、ロースたれ焼、ヒレ塩焼
  山形産こしひかり九代米の山菜ごはんです。
  ほんと、美味しいです。お替り必至ですね。

・香の物
  キャベツロール、柴漬、昆布です。

・ピカピカの白米
  山菜ごはんの他にも、白米が供されます。
  特別な焚き方をしているとWebにも載っていましたので、もちろんこちらも
  食べてみました。
  いやあ、艶と言い、ご飯の旨味と言い、焚き加減と言い、完璧ですね・・・
  家庭の炊飯ジャーでは絶対に無理です。
  そういえば途中で気づいたんですが、赤だしが出ないんですね。
  食事の間はお茶が出されました。
  全然それでいいです。このレベルの白米には赤だしは不要になります。

・果物盛合せ
  メロン、グレープフルーツゼリー、枇杷、宮崎産マンゴー、佐藤錦の
  盛り合わせです。見た目も華やかです。
  好みでカスタードクリームをかけていただきます。
  グレープフルーツゼリーは私の理想とする味でした。自然な甘さのみ。
  宮崎産マンゴーは初めて食べましたが、これまたすごい味でした。
  甘みと香り、果肉のきめの細かさが秀逸でしたね。

・わらび餅
  ほっとする味です。

・お薄
  多分、この器ってすごいんだろうなあと思いました。
  ちなみにかみさんは違う器でした。

・塩入ほうじ茶
  塩がほんの少し入ったほうじ茶です。

場所、建物、部屋、サービス、料理、食器、雰囲気、全て大満足です。

あまり経験が無い中でも、今までは桜田が一番美味しいと思っていたのですが、
料理だけに関しても、それ以上の満足感を味わえました。

最後は、おかみさんをはじめ、従業員の方の角送りで店を後にしました。

頑張って働いて、また数年後には来たいなと思いました。

  • くつ海老酢

  • カサゴの椀物

  • 佐渡の寒ぶりと鮪のとろ

  • 津居山蟹盛込み

  • 八寸

  • 八寸取り分け後

  • 海老もろみ味噌で使った車海老の頭を揚げたもの

  • マナガツオの照り焼き

  • 里芋、金時人参、椎茸、ほうれん草の炊き合わせ

  • 鯛御飯

  • 鯛御飯と蕪、日の菜、蕪菜の漬物

  • 銀シャリ

  • メロン、柿、レインボーキウイ、洋梨の盛合わせ

  • メロン、柿、レインボーキウイ、洋梨の盛合わせ取り分け後

  • バジルソース

  • 洋梨withバジルソース

  • そば万頭

  • お薄

  • 塩入ほうじ茶、和三盆味のくるみと、紫芋味のくるみ

  • 富乃宝山ロック

  • 梅酒ソーダ割り

  • くつ海老酢アップ

  • カサゴの椀物アップ

  • 浅草海苔アップ

  • 佐渡の寒ぶりと鮪のとろアップ

  • 佐渡の寒ぶりアップ

  • 鮪のとろアップ

  • 津居山蟹盛込み

  • 津居山蟹調理中

  • 津居山蟹味噌アップ

  • 津居山蟹アップ

  • 津居山蟹アップ

  • 雲子酢アップ

  • とんぶり鶏アップ

  • いくらアップ

  • からすみ、くわい、海老もろみ味噌、牛舌旨煮アップ

  • 海老もろみ味噌で使った車海老の頭を揚げたものアップ

  • マナガツオの照り焼きアップ

  • 里芋、金時人参、椎茸、ほうれん草の炊き合わせアップ

  • 鯛御飯アップ

  • 蕪、日の菜、蕪菜の漬物アップ

  • そば万頭アップ

  • そば万頭断面アップ

  • お薄の器アップ

  • お薄の器アップ

  • 和三盆味のくるみと、紫芋味のくるみアップ

  • 夜の吉兆の門の様子

  • 2014年12月のお品書き

  • 2012年4月の料理のスタート 香煎茶

  • 焼帆立酢

  • 春菜胡麻クリーム

  • あぶらめのお椀、岩のりを添えて

  • 淡路産鯛鹿の子造り

  • ミル貝、トロたたき

  • 蛤の茶わん蒸し

  • 八寸

  • 八寸 取り分け後

  • 琵琶湖産鮎の塩焼き

  • 琵琶湖産鮎の唐揚げ

  • 筍昆布焼、焼一寸豆

  • 山菜ごはん、ロースたれ焼、ヒレ塩焼

  • 香の物

  • ピカピカの白米

  • 果物盛合せ

  • 果物盛合せ 取り分け後

  • わらび餅

  • お薄

  • 塩入ほうじ茶

  • 名料亭らしい門構え

  • 15畳の広間から見える庭

  • 床の間のしつらえ

  • 2012年4月のお品書き

2019/03/01 更新

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