KEN21さんが投稿したあさば(静岡/修善寺)の口コミ詳細

KEN21の食べ飲み歩き

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あさば修善寺、大仁、牧之郷/料理旅館、郷土料理、日本料理

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥60,000~¥79,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
  • 昼の点数:4.7

    • ¥60,000~¥79,999 / 1人
      • 料理・味 4.6
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.8
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2016/05 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.7

    • [ 料理・味4.6
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.8
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥60,000~¥79,999
    / 1人

【4000件目レビュー】宿に入ってから帰りの角送りが終了するまで全てが満足(^^)

4000件目レビューです(^^)/

この日はかみさんと二人で修善寺をブラブラ。

やって来たのがこちらの旅館。

場所は、修善寺温泉のメインエリアからもう少し奥に入ったところ。

昔からパンフレットを拝見していて、いつかは行ってみたいと思っていた宿(^^)
なのでもちろんふらっと訪れたのではなく何か月も前に予約ですわ。

こちらのようなお宿のレベルになると書きたいことが山ほどあるのですが、
それを全部書いていると5000文字とかになりそうですので、
食べ物およびそれに深く関連する事項以外はあっさりにします。

以下、おおよその時系列でレビューします。

【外観】
 期待通りの門構え。記念撮影をする外国人もいましたね(^^)

【部屋】
 野天風呂のすぐ隣の部屋でした。6畳と8畳と縁側のある部屋でした。
 大きな窓からは新緑の庭が。贅沢な空間ですわ。

【挨拶】
 まずは部屋に入り挨拶を。自家製の麩饅頭が供されます。
 鎌倉とかでも何度も食べていますが一体何が違うのか。
 今までで一番旨い麩饅頭でした。中は甘過ぎない粒あんで。

【風呂】
 風呂は、男女それぞれの内風呂、男女時間帯を分けての野天風呂、
 予約も時間制限も無い早い者勝ちの貸切風呂の3種類があります。
 野天風呂は庭の池に面しており、この季節は新緑が美しかったですね。
 藤棚とかもみじもありますので、季節に応じて表情を変えるのではと。
 ちなみに私は皮膚が弱いのですが、泉質はちょっとぬるっとしていて、
 塩泉系とかラジウム系に弱い私でも逆に皮膚が調子よくなる泉質でした。
 これは個人的には素晴らしかったです(^^)

【サロン】
 珈琲とジュース、天然水が無料のサロンがあります。
 ここから眺める能舞台「月桂殿」もオツですねえ。
 ロビーから出て見るのも素晴らしいですけどね。

【夕食】

 この日の夕食は以下になります。

・空豆すり流し
  まさに空豆の風味のスープ。

・稚鮎唐揚
  ワタの苦味が効いています。

・薫風盛肴
  八寸のようなものですかね。肴の盛合せ。
  筍の木の芽和え、本エビと花わさびの和え物、いいっこの塩茹で。
  本エビは食べたことが無いはずですが、ねっとりとした甘みのある海老。
  いいっこは愛媛でいうところのニナ貝ではと思います。
  見た目も味もそのものでしたので。ちょっと野暮ったい磯の香りがする。
  しったかとはちょいと種類が違うようでそれよりはアッサリですと
  仲居さんからの説明がありました。

・田芹、わらび、山独活、太刀魚吸鍋
  出汁は最初は甘いかな?と思ったのですが、太刀魚の自然な塩気が
  出汁にじんわりと出て来て抜群の塩梅に。
  実際に鍋で調理してくれたのは仲居さんでしたが、火の通し加減も含めて
  文句の言いようがないレベル。調理長と仲居さんの連携の強さを感じます。
  前述した塩気の話も仲居さんの説明通りになったんです。
  なので本当にそうですねえ!と伝えました(^^)

・地魚造り
  アオリイカと石鯛の刺身です。
  アオリイカには好みで添えた実山椒で食べてくださいと。
  結果、ずっとアオリイカは実山椒で食べるくらいに相性が良くて(^^)
  ねっとり濃厚なのに淡白でもあるアオリイカに、実山椒のピリッと
  痺れるアクセントが合うんですよねえ。
  驚いたのが石鯛。地魚としては良く出る石鯛ですが、はっきり言って、
  今回出された石鯛は、明石の真鯛やほにゃららの真鯛と比べても
  トップレベルではと思いました。そのくらいに旨味が乗っていたんです。
  これもわざわざ仲居さんにも伝えました。凄いと。

・鰆炭火焼
  大根おろしと大葉を刻んだものを合わせたものが添えられましたので、
  それで頂きます。ここまでほぼ完ぺきな料理でしたが、これは身が固いかな。

・新玉葱含め煮
  1個丸ごとです。こういうのがあさばの料理なんでしょうねえ。
  仲居さんも仰っていましたが、あさばの料理は飾らない田舎料理だと。
  人によっては派手さが無いと感じる方もいらっしゃるようでとも。
  その時に私も偉そうに能書きを垂れましたが、10人中10人が絶賛する
  料理は無いと思いますので、10人中8人くらいが現実的だと思いますと。
  なので仮に合わない方がいらっしゃるかも知れませんが、その何倍もの方が、
  あさばのこういう料理を支持していると思いますよと(^^)

・穴子黒米ずし
  あさばの名物。はじかみと骨煎餅も添えられて。
  中には100%の黒米。なので本当に真っ黒。食感はもち米っぽいです。
  穴子は蒸したような感じの柔らかさですが、正直言ってハイレベルな寿司屋の
  穴子握りの方が美味しいです。これは伝統として味わうものでしょうね。
  いや、もちろんこちらのもむっちゃ旨いですよ。これだけでも4ポイントくらいの。
  ただし、穴子ずしというカテゴリで言うと寿司専門のところはもっと凄いので。

・帆立桜えび揚物
  ふきのとうの天ぷらも添えられました。塩で頂きます。
  帆立はミディアムの火の通し加減で、これも何気にハイレベルでしたねえ。

・蛤ごはん
  土鍋で炊いて来たのですが、仕上げにふきのガクを入れて苦味をプラス。
  お新香と赤出汁も添えられて。もちろん土鍋ごはんは完食ですわ。

・デザート1
  メロン、くずきり、ニューサマーオレンジのジュレ、ブランマンジェから
  選べるとのことで、ニューサマーオレンジのジュレとブランマンジェに。
  ニューサマーオレンジは甘く無くて酸味が主体で旨い(^^)
  ブランマンジェはふるふるの食感でアーモンドのコクと香ばしさが。
  どちらも甲乙付けがたいくらいに素晴らしい。

・デザート2
  こちらは決め打ちのアイスで。
  生姜と蓬のアイスでした。どちらも素材の味を生かした素晴らしいアイスで。
  最後の最後まで抜かりが無いなと。

上記に加え私は、

・萬耀 純米吟醸 静岡修善寺 二合 2900円 × 2杯
  ちょっと甘めのテイスト。修善寺の地酒なのでこれで通すことに。

かみさんは、

・梅酒ソーダ割り 1200円

を飲みました。

【就寝前】
 生姜系と松ぼっくり系の和菓子がサーブされました。

【朝食】

 この日の朝食は以下になります。

・若竹煮
  いわゆる筍とわかめの煮物です。
  こういうところの筍はもちろんエグミがありませんが、
  エグミの好きな私には上品過ぎるなあ(^^;
  もちろんむっちゃ旨いのですが。単に私が筍が好きすぎてエグミも好きなので。

・小松菜の胡麻和え 豆乳仕立て
  あさばは飾らない田舎料理と言いながらも普通には出してこないですね。
  ちゃんと手をかけた素晴らしい逸品ですよ。

・釜揚げしらす
  仲居さんは神奈川県平塚出身ですので生しらすでは盛り上がりましたが。
  なんでこんなに流行ったんだろうって。
  やっぱ釜揚げの方が旨味という意味では上です。私はそのように感じます。
  で、こちらのはなぜか身のぷりぷり感もありました。
  普通は釜揚げはフニャっというかフワフワしているのですが。

・粟麩田楽
  この手の物はそんなに好みでは無いので。なので普通ですわ。
  甘い味噌に対してそんなに興味が無いというか。

・出汁巻き玉子
  あさばの名物らしくて。
  見た瞬間に旨いのが確定。これが不味いわけないという。
  玉子と同量の出汁を合わせて焼き上げているそうで。
  なのでじわあっと出汁が滲み出ています。
  食べてみるとこれまた私好みの出汁中心の味。甘みの無いタイプ。
  これは人生の中でもおそらくトップ3に入る出汁巻玉子ではと。
  朝食でも感動させてくれますわ。

・いさきの塩焼き
  わさび漬けが添えられます。
  ちなみに私はわさび漬けは一口は食べますがその後は残しちゃうという
  この世で数少ない食材というか料理の一つです。
  酒粕も山葵も大好きなのですが、それらが合わさるとイマイチと言うか・・・
  いさきの塩焼きは普通に美味しかったです。
  もはや、あさばでの”普通”という言い方は満足していないということですが。
  夕食の鰆炭火焼といい、魚の焼物に関しては私の好みとの相性が(涙)
  何度も言いますがあさばに対する期待値と比べてですので。
  普通と言っても私の評価の基準では3.7ポイント以上いってますので。
  しかし、あさばへの期待値は4.5ポイント以上。

・お新香
  大根のぬか漬けと新キャベツの塩もみです。安心の味。

・焼のり
  粗塩も添えられます。一緒に食べるとおにぎり風ということで。

・味噌汁
  しじみがたっぷり。フキの葉もアクセントに。

・ご飯
  もちろん炊き加減も含めて絶品。

・デザート1
  甘夏でした。酸っぱくて旨いなあ(^^)

・デザート2
  黒豆の一口汁粉です。餅は入っていなくて汁のみ。
  もうお腹はパンパンですので汁のみの方が有り難い(^^)
  黒豆特有の骨太の香ばしさですよ。甘過ぎないでね。

これで129954円。一人当たり約65000円。

65000円・・・

これをどう考えるかですが、私は超満足(^^)

宿に入ってから、帰る際に角送りが終了するまで全てが満足だったので。

それは接客も、旅館の内装も、部屋も、荘厳な能舞台「月桂殿」も。

そして食べログですので料理の味が満足しないと話になりませんが、
それも前述した通りに、ほぼ非の打ちどころがないです。

予約をした時点で高額なのは決定でしたのでハードルはおのずと高くなるのですが、
その心配をよそに軽々と満足度の方がそのハードルを越えていきましたよ(^^)

季節ごとに伺いたいのは山々ですが、さすがにそれは無理なので・・・
でも間違いなく再訪したい宿No.1になりました(^^)

今度はそうねえ。夏、秋、冬、どこでも良さそうやなあ。
夏は鮎、秋は松茸、冬は天城軍鶏とかね!

ご馳走様です!(2016/5/19現在、4.00ポイント)

  • 自家製の麩饅頭

  • 自家製の麩饅頭

  • サロン

  • サロンのフリードリンク

  • サロンのコーヒー

  • 男性用内風呂

  • 野天風呂

  • この日の夕食メニュー

  • 空豆すり流し

  • 稚鮎唐揚

  • 梅酒ソーダ割り

  • 萬耀 純米吟醸 静岡修善寺 二合

  • 薫風盛肴

  • 筍の木の芽和えアップ

  • 本エビと花わさびの和え物アップ

  • いいっこ貝の塩茹でアップ

  • 田芹、わらび、山独活、太刀魚吸鍋の具材

  • 田芹、わらび、山独活、太刀魚吸鍋の完成

  • アオリイカと石鯛の刺身

  • アオリイカと石鯛の刺身アップ

  • 鰆炭火焼

  • 鰆炭火焼アップ

  • 萬耀 純米吟醸 静岡修善寺 二合

  • 新玉葱含め煮

  • 穴子黒米ずし

  • 穴子黒米ずしアップ

  • 穴子黒米ずし断面アップ

  • 帆立桜えび揚物

  • 帆立桜えび揚物アップ

  • 蛤ごはん

  • 蛤ごはんアップ

  • ニューサマーオレンジのジュレ

  • 生姜と蓬のアイス

  • ブランマンジェ

  • 就寝前に生姜系と松ぼっくり系の和菓子のサービス

  • 朝食の一部

  • 若竹煮

  • 若竹煮アップ

  • 小松菜の胡麻和え 豆乳仕立て

  • 釜揚げしらす

  • 粟麩田楽

  • しじみとフキの葉の味噌汁

  • ご飯

  • 大根のぬか漬けと新キャベツの塩もみ

  • 焼海苔

  • 出汁巻き玉子

  • 出汁巻き玉子アップ

  • いさきの塩焼き

  • 甘夏

  • 黒豆の一口汁粉

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2019/03/01 更新

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