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ironwankoのレストランガイド
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ironwanko (海外)
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1回
夜の点数:4.0
2012/01 訪問
ご主人の円熟、見守りたい
神戸吉兆で修行されたご主人のお店です。すべてにおいて高いレベルでまとめあげられています。料理を5つの項目で評価するときれいな五角形のダイアモンドになる感じ。それを「小さくまとまっている」というのはお門違い。むしろ大きく、きれいにまとまっています。贅沢な注文だとは分かっていも、そこにもう少し尖った部分とこなれた部分が欲しい。あえて、きれいな五角形を崩すような感じ。芸術(料理も含めても良いでしょう)においてまず始めに型を全て吸収した上で、その型の枠を乗り越えて、型を崩す。それは決して型を学ばずに「型なし」となるのではなく。たとえばピカソはその奇抜な画風で知られますが、少年時代には古典的な技法をきちんと学んでいます。そして青年期以降にその古典派の枠組みを大きく踏み出しています。若いご主人は店の名前の通り、真っ直ぐに直球で攻めてこられます。そこに遊びの部分が加わると完璧でしょう。それは年齢とともに広がっていくものなのでしょう。今はむしろ果実の青さを楽しむべきときなのかもしれません。ご主人の円熟を楽しみにこれからもちょくちょくお邪魔させて頂きます。『直心』に『遊心(あそびごころ)』がプラスされるときが完熟なんでしょうね。唯一、問題があるとすればご主人ではなく、タイヤメーカーの販促本に踊らされてやってくる客の方でしょう。他人の権威にすがってイナゴの大群のようにやってくる。まるで焼き畑農業のように、後にはペンペン草さえも生えない。一体、どれだけたくさんの素晴らしいお店が苦しんできていることか。ご主人と常連の客が築き上げた関係を土足で踏みにじっておいて、接客に問題があると難癖を付ける。京都の一見お断りを知っていますか? 料理屋は主人と客が一緒に作り上げて行くものなのです。金を払っているからといって、客が料理人の上の立場に立つこともなければ、一見客が常連客と同じように扱ってくれと言うのも筋違いです。常連として扱ってほしいなら、常連になるまで通いましょうよ。「ローマは一日にして成らず」ですよ。こういうのって普通の人間関係と同じだと思うんですよね。コツコツ、少しずつ築き上げて行く。初対面でいきなり親友になってくれとか結婚してくれとは言わないでしょ。なのに料理屋になると「金を払ってるんだから常連と同じように扱え」という輩が多いんですね。ファミレスと料理屋の違いが分かってないんでしょう。そして決して、ご主人は一見の客をぞんざいに扱っている訳ではありません。常連の好みを知っているから、ただ、それに応えようとしているだけでしょう。常連の好みを知っていながらそれを無視するような主人だったら常連客なんてつかないでしょう。こういう料理屋における人間関係の機微が分からない輩が来るのがミシュランの弊害なんでしょうね。一見お断りの京都の料亭の気持ちが少し分かりました。
2013/01/31 更新
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ソファー席
座敷
神戸吉兆で修行されたご主人のお店です。すべてにおいて高いレベルでまとめあげられています。料理を5つの項目で評価するときれいな五角形のダイアモンドになる感じ。それを「小さくまとまっている」というのはお門違い。むしろ大きく、きれいにまとまっています。
贅沢な注文だとは分かっていも、そこにもう少し尖った部分とこなれた部分が欲しい。あえて、きれいな五角形を崩すような感じ。芸術(料理も含めても良いでしょう)においてまず始めに型を全て吸収した上で、その型の枠を乗り越えて、型を崩す。それは決して型を学ばずに「型なし」となるのではなく。たとえばピカソはその奇抜な画風で知られますが、少年時代には古典的な技法をきちんと学んでいます。そして青年期以降にその古典派の枠組みを大きく踏み出しています。
若いご主人は店の名前の通り、真っ直ぐに直球で攻めてこられます。そこに遊びの部分が加わると完璧でしょう。それは年齢とともに広がっていくものなのでしょう。今はむしろ果実の青さを楽しむべきときなのかもしれません。ご主人の円熟を楽しみにこれからもちょくちょくお邪魔させて頂きます。『直心』に『遊心(あそびごころ)』がプラスされるときが完熟なんでしょうね。
唯一、問題があるとすればご主人ではなく、タイヤメーカーの販促本に踊らされてやってくる客の方でしょう。他人の権威にすがってイナゴの大群のようにやってくる。まるで焼き畑農業のように、後にはペンペン草さえも生えない。一体、どれだけたくさんの素晴らしいお店が苦しんできていることか。
ご主人と常連の客が築き上げた関係を土足で踏みにじっておいて、接客に問題があると難癖を付ける。京都の一見お断りを知っていますか? 料理屋は主人と客が一緒に作り上げて行くものなのです。金を払っているからといって、客が料理人の上の立場に立つこともなければ、一見客が常連客と同じように扱ってくれと言うのも筋違いです。
常連として扱ってほしいなら、常連になるまで通いましょうよ。「ローマは一日にして成らず」ですよ。こういうのって普通の人間関係と同じだと思うんですよね。コツコツ、少しずつ築き上げて行く。初対面でいきなり親友になってくれとか結婚してくれとは言わないでしょ。なのに料理屋になると「金を払ってるんだから常連と同じように扱え」という輩が多いんですね。ファミレスと料理屋の違いが分かってないんでしょう。
そして決して、ご主人は一見の客をぞんざいに扱っている訳ではありません。常連の好みを知っているから、ただ、それに応えようとしているだけでしょう。常連の好みを知っていながらそれを無視するような主人だったら常連客なんてつかないでしょう。
こういう料理屋における人間関係の機微が分からない輩が来るのがミシュランの弊害なんでしょうね。一見お断りの京都の料亭の気持ちが少し分かりました。