レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!
2位
1回
2017/01訪問 2017/06/19
【本日のオーダー】
特製平子煮干そば \950
【感 想】
東京出張。ラーメンを食べないわけにはいかないと、勇んで店選び。
出張先はビッグサイト。並びが嫌いなわたしは、混雑時の選択肢が多い方が良いので、新橋駅周辺の店を調べます。
自分の好みから、一番手に「纏」。スッキリ醤油+煮干しと、わたしの好みにピッタリ。
当日は、13時までビッグサイトで開催された展示会を見学。混雑を避けるため、14時前の時間帯を狙います。
思惑通り14時5分前に新橋駅の改札を出ます。
少し入り組んだ場所にあるようなので、注意しながらキョロキョロと田舎者特有の首振りで探します。
首振りの甲斐あってか、迷わずにお店を発見。
並びは無し。15時まで営業、行列必至とのことでしたので、「まさかのスープ切れ」かと恐る恐る暖簾をくぐると、店内には3名ほど。ラッキーなことに、閑散時に入店出来たようです。
その証拠に、わたしの丼が提供される頃には、並びが発生していましたから。
烏賊干しにも大変興味が沸いていましたが、こちらの基本である平子煮干しをオーダー。
5分程度で提供。目の前に置かれた丼からは、煮干しの香りと何とも言えない香ばしさも少々。鶏油かな!?
スッキリ淡麗のイメージですが、少し濃い感じも。
スープ一口目。
バリバリの煮干し感というよりは、上品に味わい深い煮干しスープ。「お出汁」と表現する方が近いような気がします。
苦みやエグみ(煮干しのハラワタ感)が感じられない、煮干しが苦手な方でも「上品なお出汁」として味わうこともできるレベルです。
動物系のコクもしっかりと強調されていて、単に煮干しを抽出しました的スープとは一線を画しています。
とても美味しい。でもエグみ大好きなわたしとしては、もっと下品でもよろしい。
麺は、中細のストレート麺。細目だけれどもシコシコと適度な歯応えがあり、噛めばふんわりと麺の味(小麦)を感じることができる、美味なる麺。麺だけでもかなり美味いです。
個人的には、もう少し細い麺でも良いと思いました。
チャーシューは脂身の少ないロース部分でしょうか。
特製ですと、5枚のってます。豪華です。
見た目、しっかりと歯応えまで感じさせる肉ですが、食べてみると、ホロっとほぐれて、しっとりと溶けていく感じ。やや味付けが濃いようにも感じましたが、美味しいチャーシューです。
あまり口コミなどは見ずに入店するタイプですので、人気店で混雑必至の煮干しラーメンぐらいの予備知識しかありませんでしたが、ラーメンの域を超えて、日本料理の一品として成立するかのようなお味。行列店であることが頷けます。
上品且つ重厚な煮干し感と、それを支えるしっかりとした動物系。非常に美味しいスープで、麺も良し。
手放しで褒め称えられてもおかしくはない一杯だと思いますが、やはり塩分は強すぎる感が。。。
特に終盤以降、飲み進めるのに辛くなったこともあって、折角のイイお出汁感を満喫するには、少なくとも半分近く塩分濃度おとしていただいても。
余韻も素晴らしく、いつまでも煮干しが口の中で泳いでいるようでした。
その分、常に水分を求めるほどの口渇感に溢れもしましたが。
そういったこと全てをひっくるめて、非常に美味しい一杯をいただきました。
近くにあれば、週1確定。
ごちそうさまでした。
3位
1回
2017/03訪問 2017/11/25
【本日のオーダー】
あにまる天夢
【感 想】
担当地域が、栃木県南エリアになったことから、栃木方面の飲食店開拓が出来、喜ばしいことでございます。
早速気になっていたお店のひとつ、強力な煮干しが売りとの評判が高い、天夢さんに。
実はこの日の訪問まで2回ほどフラれています。わたしは大の行列嫌いなので、5~6人の行列を見て、スルーしていました。
ようやく並びなし。時間も13時半を過ぎていたのも要因でしょう。すぐ近くの客先に14時アポイントなので、この時間がちょうど良し。次からもこのぐらいの時間にアポをいれよう。
以前、煮干しでは超がたくさん付く有名店で、どうにもこうにも口に合わない一杯をくらってから、ドの付く煮干し系は遠慮気味でした。元々は、煮干し大好きなのですが、そのトラウマがなかなか頭から離れません。
ただ、もしかすると、その某有名店だけが合わないだけで、他はもっと美味いのかもしれない。
そんな思いから、天夢へ足が向いたのでした。
けど、券売機を前にしても、まーだトラウマが。。。
ひとまず、「あにまる天夢」なる動物系のスープとの合わせ技をいただくことに。
5分程度で提供。
スープの色からして、煮干し感いっぱい。
海苔の上に追い煮干し粉が。
まずはスープを、魚粉を混ぜずに。
煮干しがブワーっと口の中に広がり、凝縮された煮干しの旨味と、ほのかな苦味。動物系で割っているとはいえ、煮干し感がスゴイです。
動物系スープ(豚)のマイルドさが程良く煮干しをサポートし、決して邪魔するようなことはありません。むしろ、煮干しの良い所を押し出し、苦みやエグみ(もともとほとんど感じませんが)を打ち消す役割を全うしているように感じます。
追い煮干し粉を投入すると、煮干し感は更に加速。
麺は、意外にも太麺。こういう煮干し系って、細っそいパツパツのストレート麺だと思っていたので、正直驚きました。
二郎系ほどではないにしても、けっこうな太さですね。
ゴワゴワした食感。良く言えばかなりのモチモチ感。噛み応えがあります。
そもそも太麺はそれほど好きではないので、麺が選べるのであれば細めの中華麺が希望です。
ですが、太いには太いなりの良いところもありました。
噛む回数が増えるので、噛む度に鼻から煮干しの香りが抜けていくのを味わえます。
鼻の穴が煮干し臭くなる感覚。
それと、麺そのものの味わいをしっかりと感じ取れること。小麦の甘みでしょうか。噛んでいるうちに、麺の風味を感じていきます。
レアチャーシューも大きく、厚みもあります。しっとりながらも程良い肉感。チャーシューの上に粗挽きの黒コショウ(粒もアリ)があって、スープに混ぜると、ピリリと良いアクセントに。
煮干し系お約束の、粗微塵タマネギがさっぱり感を。珍しいのは、スプラウトがのっていること。初めての経験です。
トラウマを引きずりながらの訪問でしたが、いやいや何故もっと早く来ていなかったのかと、後悔の気持ちが先行します。
煮干しをしっかりがっつり味わわせながら、余計な雑味を丁寧に除き、旨味と風味だけを抽出した素晴らしい一杯でした。
あにまるが上手く中和させていたとは思いますが、こちらならば、セメントという煮干しMAXにも挑戦できそうです。
ごちそうさまでした。
4位
6回
2021/03訪問 2021/06/07
【Today's Order】
陳マーボー豆腐(ハーフ) 750円
とろとろチャーシュー麺 850円
五目チャーハン 800円
肉汁たっぷり小籠包 450円
手作り餃子 350円
【Column】
某グルメ漫画で、「究極の~」とか「至高の~」と言う冠で、美味さのを探求するストーリーがあります。
極限の美味さを集めた「食の集大成」と言えるメニュー作りがテーマ。
そのグルメ漫画には、色々と曰くがついて回り、その思想や考え方にいささか辟易しながらも、とりあえず愛読しておりました。
それに影響されたのか、わたしも、「最後の晩餐」には何を食べたいのか?を、考えるようになりました。
つまり、わたしの人生の「食の集大成」を作り上げようではないかと。
マイルールと言うか、マイ定義として、「わたしの最後の晩餐」を、朝、昼、晩に分けて、構成してみようかと思い付いたのが、今からおよそ20年前。
たいして食べ歩きなんかをしたわけではありませんが、構想20年ともなれば、ちらほら候補に挙がるメニューも出てきております。
終活なんて言葉も、だいぶ定着してきましたね。
一般的には、60~70代が終活開始年齢らしいです。
でも、いつからが良いかは、個々に思うことであって、正解は無いと思います。中には20代で始める人もいるそうですからね。
わたしの場合、両親ともに亡くなっていますから、相続に関しても全て済んでいますので、そっち方面からしても、進めていって遅くはないのかも。
親の相続を、自分で処理進行してみて、被相続人(亡くなった人)が、明確な遺志を残しておくの重要性に気付きました。
理想は、「遺言書」なのだと思いますが、なかなかそこまで踏み込むのも難しいのかな。
少なくとも、エンディングノートと言われている終活ファイルを作っておくのが良いのではないかと思っています。
母は、遺言書らしきものは残しておらず、口頭で聞いていた内容がいくつかあり、概ねそれで事足りました。
ただ、遺産と称される類(現金、預金、土地等)については、比較的細かく、メモ書きされていたので、それを頼りに、遺産分割協議書を作成することが出来たのです。
これが無かったら、けっこう面倒くさくなっていたと思います。
詳細なメモ書きでしたが、思い違いのものもあり。
例えば、A銀行の口座にあると記載されていたものが無く、記載されていないB銀行に存在していたりとか。
銀行だけでも、4行で残高証明書を発行していただきました。
他にも、証券だったりとか、生命保険だとかも含めると、一日二日でどうなるような代物ではありません。
たいした財産があるわけでもない我が家ですら、けっこうな労力がかかりました。
自分自身が、逝った後、相続人達に迷惑や手間を掛けさせないためにも、終活って重要だなと思いました。
わたしも、働き盛りの年齢で、世間的に見れば、まだまだ先のことを考える歳ではありませんが、始めることで、これからの人生の送り方のヒントも見えてくることも踏まえて、少しづつ整理することにしました。
その終活のひとつとして、大袈裟に言えば、生きてきた証のひとつとして、「最後の晩餐」作りをライフワーク的位置付けで、取り組んでいかねばと。
構想し始めて、もう20年も経ったわけですから、そろそろラインナップし始めてもいいでしょう。
今回ご紹介いたしますメニューは、最後の晩餐スカッドとして、有力なやつです。
今の段階では、候補としておきます。
◉ 陳マーボー豆腐
これは、もう外せない。絶対に食べて終わりたい。食べなければ、心残りのまま旅立つ羽目になること間違いなし。
では、レビューは以前の、、、と思ったら、たいして深いレビューしていませんでした(大汗)
なので、あらためまして、ご紹介させていただきます。
同じ内容で、ご飯にかけた「陳マーボーご飯」もありますが、ご飯の場合、ボウルでの提供形態になります。
単品ですと、土鍋での提供になるので、香りの面で違いがあると思います。
特に、山椒の香りの引き立ち方が、土鍋の方が鮮烈です。
また、グツグツとした熱さも、土鍋冥利。
豆腐は、崩されたタイプ。大きさ、形の違う豆腐。意外と、豆腐の量が多いような気もします。
豚挽肉がメインで、ネギがアクセント。
ハフハフと、熱っついマーボーを。
まずは、香り高くスパイシーな山椒の痺れと香り。続いて、じんわりと唐辛子の辛さがやってきます。
豆腐の甘さが、痺れと辛さを和らげたかと思うと、豚肉の旨味がじゅんわりと口の中に広がります。旨味がしっかりしているんですよね。
辛さと痺れに頼った麻婆豆腐に出会うと、そこじゃないんだよねーと思うわたしからすれば、この旨味力が発揮されているとこがポイント。
ご飯にもビールにも合いますが、わたしは、ひたすら単独でかっこむこともおススメします。
米粒を噛んだ、お米の甘さとのセッションも、捨て難いのは捨て難い。
でも、単純に麻婆豆腐の美味さを得るには、愚直な一気食いがベストなんじゃなかろうかと。
辛さと痺れは、中程度。体感的には。
本来は、もっと辛いのかもしれませんが、旨味で中和されているのかも。。。
何はともあれ、書いている今も、汗が噴き出すという、パブロフ状態 ^^;
舌と脳が、陳マーボー豆腐を欲している今日この頃です。
ごちそうさまでした。
【本日のオーダー】
野菜たっぷり塩味タン麺 800円
野菜たっぷりピリ辛棒棒鶏(ハーフ)650円
他
【感 想】
はい。久しぶりのTaikohです。
現在は、本格中国料理のお店となっています。
何度かレビューしていますので、こちらの最強メニューが陳麻婆豆腐であることは、既にご存知かと思います。
麻婆豆腐は、必ず毎回オーダーしますので、その他のメニューをレビューいたします。
ランチタイムに一度麺類を試みましたが、けっこう評価が難しい一品でした。
一度だけでは、こちらの麺系の実力を図ることが出来ないので、今回はメニューを変えてリトライです。
色々と注文しましたが、過去にレビューしたものは除きますので、新顔は、棒棒鶏と今回のメインである、タンメンです。こちらでは、タン麺が正式名称になっています。
その日その日(不定期)で、限定麺が提供されるような気が・・・・・・
前回は、パーコー麺を食べました。
今回は、グランドメニューの中の一麺。
塩味のタン麺ですが、スープの色は、白濁やや茶濁り。
見た感じは、スッキリ系よりも、旨味の詰まったスープなのでは。。。
野菜の食感からも、炒めた野菜をスープで煮立て、旨味をしっかりと抽出させているタイプですね。
人参、キャベツ、もやし、たまねぎとオーソドックスな面子にほうれん草。肉類はなし。
色目的に濃そうな感じでしたが、けっこうアッサリ。
野菜の旨味と、湯の味わいを感じるスープです。でも、昨今のラーメンに慣れてしまったわたしとしては、弱く感じます。
塩気も強くないし、やさしい味わいではありますが、インパクトに欠けるというか、、、
麺は、こちらのお店では一種類なのかな。汎用してますね。
飲んだ後の〆の一杯と言うよりは、二日酔いの朝に食べる、胃に優しい朝ラー。。。かな。
野菜の甘みを感じ、疲れ切った胃を、地味深く介抱してくれるような・・・・・・
でも、朝やってないし、、、 ^^;
棒棒鶏は、甘目のゴマソース。確かにピリ辛。
キュウリなどの野菜のボリュームで誤魔化してなどない、鶏肉たっぷりの、中華前菜です。
ハーフでこの量。CPも上々。
これもおススメですね。
ごちそうさまでした。
【本日のオーダー】
手作り餃子(2人前) 350円
酸辣パーコー麺 950円
野菜たっぷりあんかけかた焼きそば 800円
【感 想】
我が家の長男坊、餃子が大好きなんです。
外食の際、ラーメン屋に行くことも多いのですが、事前に餃子があるかどうか、確認しておかなければならないくらいです。
で、本日もまた大興です。
また、と言っても年に3、4回ですが、外食頻度がさほど高く無い我が家としては、比較的ヘビロテするお店の一つです。
でも、たまーにフラれるお店でもあります。
宴会利用も多く、先日も(とある木曜日)貸し切りとなっており、泣く泣く断念。
心と胃袋が、陳麻婆豆腐になっていたので --;
さ、さ、気を取り直して。
以前のレビューで、チラッと餃子のことに触れていますが、本格的にはしておりませんでしたので、あらためて。
こちらの餃子は、恐らく皮からお手製ではないかと。推測ですよ、推測。
モチモチしてー、と良くある表現は使いません。そーんなにモチっとしているわけじゃあないんです。ちょいモチぐらい。
どちらかというと、パリッと焼き上がった部分を楽しむって感じですね。
そして、なんといっても、この皮。薄めなんですけど、とても甘みが強いんです。
中の餡も、肉の存在感と、食感豊かな野菜がしっかりと主張していますから、噛む行為が生まれるんですね。つまり、噛む回数が増えれば、それだけ甘みが増すってことなんだろうなー。
栃木と言えば、全国的に宇都宮餃子が有名ですが、それはちょっと違うんじゃないかと、異を唱えたい。
わたしからすれば、栃木の餃子の神髄は、県南地域をテリトリーとする、デッカイジャンボ餃子であると。
「おぐら屋」や「一品香」などで食べてきた身とすれば、宇都宮餃子が栃木餃子の全てだと言わんばかりのデカい態度と、全国的に心得違甚だしい悪識ではないのかと。
ま、ま、今回は、その話ではないので、ここら辺で止めておきます。
餃子論は、いずれ別の場で。
で、Taikohの餃子は、宇都宮にも県南にも属さないタイプ。
大きさは中程度で、餡は肉入り。でも、あっさりしている両者のいいとこ取り。
宇都宮の場合は、野菜たっぷりであっさりが売りですが、どうしても餡がペースト様に思えてならんのです。
そこが気に入らない部分。我が家の餃子が、お肉たっぷりだったこともあって、食べなれていなかったことも一つでしょう。
県南の場合、美味いけどデカすぎるのが難点。
宇都宮に比べれば、断然県南贔屓なのですが、餃子=一口食いを主張するわたしにとって、あのデカさは難儀なのです。
こちらは、丁度良い大きさで、餡も肉を感じて旨味十分。
餃子ばかり長々しましたが、麺も。
麺は、前回「どうなんだろう!?」と、こちらの麺メニューの総体的評価をステイしておりましたので、今回は別メニュー(グランドメニュー外)にトライ。
が、酸と辣の名が付く通り、ベーススープが酸っぱさと辛さで不明瞭になっています。
ただ、どうしてもベーススープが隠れてしまっています。逆に言えば、ベースの主張が弱いのかな。前回も呟きましたが、中国料理店であることを考えると、多くの料理に通じる「湯」であるならば、仕方がないのかもしれません。
パーコーは、ちょっと醤油が濃いですけれど、ビールに合いましたw
かた焼きそばの餡は、オイスター風味で、かなりもったりしています。苦手な人がいるかもしれません。
大ぶりに切った豚肉と野菜が特徴的。キャベツの食感と、かた焼きそばの食感の絡みが面白い。
今回は、餃子の話が主となってしまいました。
好みはあるでしょうけれど、Taikohスタイルの餃子を、是非お試しください。
麺は、再度ステイ。
次回、グランドメニューのお品で試してみたいと思います。
ごちそうさまでした。
【本日のオーダー】
五目チャーハン 800円
チンジャオロース(ハーフ) 700円
餃子(写真なし) 400円
とろとろチャーシュー麺 850円
【感 想】
よんどころない理由で、今日は子守り×2人。
最近、子どもたちの嗜好が真逆になりつつあり、店選びも大変です。
長男坊=うどん派
次男坊=ラーメン派
今回も、リクエストを聞いてみても、双方譲らず、一歩も引きません。
仕方なく、長男坊をチンジャオロースと餃子で釣り、いつもの大興に決定。
長男坊は、ここの餃子が、大好きなんです。
13時ちょい前。客は5割程度でしょうか。
予定通り、チンジャオロース、餃子、チャーハンをオーダー。
わたしは、長いこと通っていますが、ラーメンを食べた記憶が残っていない。
先代の頃に、食べたような気がするものの、こちらではほとんど麻婆豆腐なので、確固とした記憶がないのです。
そんなこともあって、今日は麺系をいってみましょうか。
で、とろとろチャーシュー麺。初トライなので、楽しみ楽しみ。
中華系は、提供までのスピード感がいいですね。
中でも速攻で出てくるのが炒め系。この日のチンジャオロースも5分も待たずやってまいりました。続いてチャーハンも。
少し遅れて、餃子とラーメンも到着。
香りが、ラーメン屋のそれではなく、中国料理店のそれ。
どのような味わいなのか楽しみです。
まずは、スープを。
ウムムムム。
何と表現したら良いのか。口当たりの段階から、ラーメン(いわゆる中華そばや志那そばの類)とは、ちょっと毛色の違うテイスト。何て言ったらいいか、中国料理店の味とでも言えば。。。
スープは、清湯ですが、今どきのラーメンとは、やっぱり違う。
恐らく、チャーシューからの旨味流出によるものと思われる、八角!?五香粉!?のようなフレーバーが、微かに香ります。
ベースは動物系と野菜かな。魚介は感じられなかったです。多分、料理全般に使う”湯”なのでしょう。重厚感は、弱め。カエシは、中国醤油!?
ここまで、かなり自信のない推測です。中国料理店の本格ラーメンは、難しい。
ただ、日本で発展してきたラーメンの系譜とはちょっと違う、どこか大陸の香りが漂う一品。
麺は、中くらいのウェーブ麺。
かんすいはほどほどで、中華そばのそれとは、住み分けが違いますね。
啜り具合や噛み応えはそれなりにありますが、日本のラーメンに慣れていると、多少の戸惑いはあるかもしれません。
チャーシューは、中国料理の味わいです。前述の香り高い施しを感じます。
他の具は、青梗菜が乗っている所に、ラーメン専門店ではない一家言が滲み出ているように感じます。
わたしは、こちらの料理全般をとても気に入っています。
特に、陳麻婆豆腐は、最後の晩餐候補と言っても差し支えのない味わいですし、餃子好きの長男坊のイチオシもこちら。
ですが、ことラーメンとなると、積極的オーダーはちょっと・・・・・・
日本の中華そばに慣れたわたしの舌は、どうしても中国料理のラーメンとの相性が良くないらしい。
担々麺が、けっこう評判だと聞いていますので、次は、清湯系を攻めないようにします。
さて、どのような味が待っているのでしょうか。
ごちそうさまでした。
【本日のオーダー】
陳マーボーご飯 ¥900
五目チャーハン \800
ぷりぷりエビのあっさり塩炒め(ハーフ) \750
他
【感想】
結城市内で本格中華と言えばこちら大興さん。
現在はリニューアルされて、本格中華っぽくなりましたが、以前の『街の中華屋さん』時代から何度もお世話になっています。
大興=陳マーボー豆腐と言って差し支えないかと。
そのくらい、こちらの陳マーボーLOVEです。
『陳』が付くのは、中華の鉄人・陳健一氏直伝からとのことです。
中国山椒がガツンと来る、辛味と旨味が混然一体とした逸品。一口否や、メニューを一眼しただけでも大汗必至。この記事を書いている今も、既に汗がじんわりと・・・(笑&汗)
ビールのお供にも最適ですが、わたし個人としては、是非マーボーご飯で召し上がっていただきたい。
一口目に来る『辛さ』と、ご飯を噛みしめた時の米の甘みが口の中で混じり合った時の至福。
是非是非ご賞味あれ。
リーズナブルに宴会も出来ます。
お店の方には、いつも無理言ったりしてすいません。
ごちそうさまでした。
【本日のオーダー】
味玉煮干し中華そば 850円
和え玉 200円
【感 想】
天夢でバリバリの煮干し系のトラウマを払拭して早半年超。
オープン当初より気になっていた、こちらのお店へに行ける機会がやってきました。
最近の勤務状況(職場や繁忙など)により、小山辺りでのラーメン店突入は、家族でというのが基本となっていました。
この日は、小山市民文化センターでのセミナー。しかも14時から。
またとない突入の機会です。
カウンターのみで並びの発生が頻繁と聞き及び、逃げ腰でいましたが、この機会を逃すべからず、なるべくランチタイムを外して、入店時間の狙いを定めます。
セミナーの開始時間を考えて、13時半入店がリミット。多少の余裕を見て、13時15分に決行。
道路から見る限り店舗前の並びはなし。上手くいけば、並びなしで可能かもしれない。
急いで駐車し、ガラス窓から店内をのぞくと、残念ながら満席。それでも、上々と言えるでしょう。
待つこと5分。1名様お帰り。待つストレスを感じることなく無事に入店です。
ちなみに後客7名ほどで、並びも発生していました。ラッキーなタイミングでした。
こちらには「濃厚」と「さらさら」の2系統。
濃厚ではたびたび失敗しているので、ここは様子見も含めてさらさらと打ち込み式の味玉を。+和え玉。
和え玉なるものはこれまで食べたことがないので、どんな感じなのかがわかりませんが、流行りもののようですし、ここは一発イっときましょう。
和え玉は、タイミングを見てコールしてくださいとのこと。
おススメは、生卵をといて、すき焼き風にして食べるようです。
わたしは、まずは基本パターンのシンプルな和え玉で。
5分と待たずに提供。
煮干しの香りあふれるを通り越し、襲い掛かるという表現が適切かと。
スープの色目も、煮干し感絶大です。
2種類のチャーシューにまで魚粉がかけられている徹底ぶり。
一口目。スープにレンゲを突っ込むと、ドロッと感が。さらさらと銘を打ちながらも、他の店では間違いなく特濃扱いされる代物。
粉砕された煮干しがドドーンと。セメントを作っている最中の、ドロドロとしたセメント液を掬っているかのようです。
ドわーっつと口内と鼻腔を襲う濃縮煮干しの大群。煮干し特有のエグみや苦味もありのままに残し、香ばしさも。しかし、それが嫌味にならない所がこのスープの素晴らしい所。
某有名店では、どうしてもその部分が受け入れられず、ただただ塩分で誤魔化しているように思え、わたしの舌には合わないと、この手のラーメンを敬遠してた一因にもなっていたのですが、しっかりと手を掛けているお店は、いやらしくならないものなのですね。好みもあるのでしょうが。
塩分は高めですが、塩味で煮干しを浮き立たせるほどではありません。某有名店の一番のネックはそこでしたが。こちらはいい塩梅に仕上がっていると感じました。
それには煮干しオンリーではなく、動物系(多分鶏。豚だともっと重たいか)がうまーく顔を出して、煮干しのネガティブな部分を消しています。逆に、引き立たせている感じです。
麺は、煮干し系定番の細麺のストレート。低加水で、パツパツ系ながらも、そこまでパツパツ感は感じませんでした。かと言って柔目にも感じず、ツルツルと良い感じですすれます。
チャーシューは2種。豚と鶏、レア系のしっとりウマウマ。
鶏は、個人的には柔らかすぎかも。もう少し歯応えがあってもいいかな。十分美味いですけどね。
で、7割ほど食べたところで、和え玉をコール。
和え玉登場までに、味玉を賞味。
ゆっくりと噛み締めると、適度なドロ感の黄身に出汁の旨味が・・・はぁ美味っ
と、感傷に浸っていると、和え玉の提供です。
ほんわりと上がる湯気。美味そうな匂いも。
油そば風で、丼の底には油様な液体が。麺の表面には魚粉、青ネギ、ダイス状の鶏チャーシュー。
ざっくりと混ぜ合わせた後に、満遍なく油が行き渡るように混ぜます。
スープは、1割ほど残し、和え玉の様子を見ながら、つけ麺風にするのか、替え玉のように投入するのか決めようかと。
本体の麺をすべて完食し(大満足)、いよいよ和え玉に。
一口目。油にコーティングされた細麺は、するすると口の中に。
と、衝撃が。
甘く、味わい深い油の味が口一杯に広がり、脳天から雷が直撃したかのように、全身がしびれました。
こんな美味い麺は食べたことがない。
それ以上の表現が出来ません。
甘みと旨味の中に、適度な塩加減。
正直、全量は多いかなと思っていましたが、一気に無くなりました。完食です。
一心不乱とはまさにこのことを言うのでしょう。
箸が止まらないとはこのことを言うのでしょう。
兎にも角にも、ただひたすらに麺を味わうだけの時間。刹那的に過ぎていきました。
うまく表現することが出来ぬまま・・・
ごちそうさまでした。