『小さな命』pen E-P3さんの日記

penジィジの呑み喰い歩き

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pen E-P3 (60代後半・男性) 認証済

日記詳細

娘の勤める会社敷地内の側溝から力無くピィピィ鳴く声が聞こえ、見れば生まれたばかりの鴨の雛に蟻が集り、其れでも微かに生きてる。不憫に思った守衛が保護し、守衛室から娘の部署に電話が入り・・・足が骨折し骨が出てる!!!
基本野鳥は保護してはダメなのだが・・・市役所に事情を説明し獣医を紹介してもらい連れて行けば。
「法ではそのままにしとけ、と言うがコンナの見ちゃったらねぇ」と獣医も破顔
獣医の話では生後二日目、両足が奇形で親に見放された雛と思える。
「残念だが野生では生きていけないし、2~3日もてば」との看立て
感染予防の塗り薬を施す事しか出来ず、仮に元気になったら野生に戻す事を約束した。
家で飼う事になった雛は食欲も出てみるみる元気を取り戻し、盥の水で不自由な両足を使い嬉しそうに泳いでた。ところが一週間経ったある日の夜から食が細り・・・娘の掌に抱かれ力無く首を垂れそのまま。
小さな小さな段ボール箱に庭の花と一緒に詰めやすらぎ苑へ・・・
翌日の朝不思議な事が!
何年も裂かなかった黄色い睡蓮の花が咲いた。
それも時期遅れに
鴨太郎(仮称)がアリガトウって言いに来たのかねぇ
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