1回
2014/11 訪問
広島三昧 牡蠣小屋@2014年11月19日㈭の晩ごはん
記事URL：http://blog.livedoor.jp/docca0312/archives/17303200.html
2014/11/23 更新
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この時期の広島に居るからには牡蠣は外せないでしょう。
せっかくなら人気店で食べましょう!!ということで予約をします。
3日前に電話をすると「2人だけならカウンターが準備出来ます。」
とのことです。「あと2人だけどうにかなりませんか？」って
お願いすると、「当日・・・キャンセルがあればどうにかなるかも・・・。」
ってお返事でしたから当日の昼間に電話して
どうにかカウンター４席を確保します。
仕事を終えて4人で出掛けようとすると・・・・「ボクも一緒に行きたいです」
って新婚の男の子が参加を懇願します。
「キミは新婚だからさっさと帰宅するように!!」と伝えたにもかかわらず
彼は店の前で待ち伏せをしていました(笑)
「牡蠣小屋 海平」ってお店です。店内は満席です。
「予約していた者ですが・・・・すみません１人増えてしまいました。」
「せっかくですが・・・・無理なんです」「そこをなんとか・・・。」
「予約以外の方は無理です」そのやりとりを聞きながら
新婚くんは恐縮するばかりです。そこで私が提案します。
「わかりました!!こいつはここで立たせておきますから!!」
・・・さすがにお店に方も「卓には付けませんが、椅子は準備します」
っておっしゃってくださいます。新婚くんは後方でただただ恐縮しています(笑)
さて、私たち4人はカウンターでそれぞれ飲み物を注文します。
ここしばらくは糖質ダイエットを目指していますから焼酎を飲むばかり
ですが、今夜は牡蠣ですから白ワインからスタートします。
「Caliterra」ってチリのワインです。よく冷えていますが
甘過ぎですね。かなり甘めですから牡蠣には合うのかなぁ(笑)
なんて笑いながら新婚くんを振り帰ると・・・・生意気にも
ビールを注文しています。しかもカウンターの隅っこに「突き出し」まで
準備してもらってるじゃないですか・・・・押しかけてきたクセに(笑)
さて、牡蠣を山盛り食べようという趣旨は揺るぎませんが
せっかくですから美味しいオススメはいただいておきましょう!!
と吟味していると、新婚くんが「穴子白焼きを」なんて叫んでいます。
一切無視していたいのですが、「穴子白焼き750円」は魅力的です。
肉厚の穴子がうっすらと焦げ目をつけたままに
磯の香りを漂わせています。箸先でサクっと裂いて口に運ぶと
じんわり旨味が拡がります・・・・そしてその余韻が後をひきます。
うまい!! 新婚くんにも少しは分けてあげようかと
後ろを振り返ると・・・・すでに食べてますやん!!(笑)
続いて、「ダシ巻き玉子300円」です。
この店は宇品にある牡蠣小屋の市内出店だと聞いていましたから
鮮度が売りだろうとイメージしていたんです。
当然、ダシ巻きなんて期待出来ないだろうって思っていたのですが
これが美しい巻き上がりでしかも美味しい!! 驚きです。
さぁ、牡蠣です。「小粒牡蠣の天ぷら」です。600円。
どうやら大粒なものは「牡蠣フライ」にして小粒なものを天ぷらに
するようです。小粒とは言え、牡蠣の濃厚な旨味はしっかり味わえます。
気が付くと、新婚くんは私のすぐ背後に負い被さるようにして
隙を窺っていますから油断なりません(笑)
続いて「蛸のさつま揚げ 500円」です。さつま揚げと言いますから
平たいものを予想していましたがピンポン玉のような出来上がりです。
荒挽きにしたような蛸の身がしっかり入っていますから堂々と
「蛸のさつま揚げ」を名乗ってよろしいでしょう!!
しっかりと蛸の味がします。 そしていよいよ「がんがん焼き」です。
「がんがん焼き」とは、あられ缶ほどの容器に殻付き牡蠣を詰め込んで
蓋をして中火で蒸し焼きにする方法なんです。
牡蠣の旨味がギュッと濃縮されるという方法です。
注文は１kg単位です。1kgで1,000円ですから格安でしょう。
およそ1個100円ほどになります。 ここで新婚くんのお仕事です。
がんがん焼きと同時に殻開けと軍手が届けられますから
蒸したての熱い牡蠣の殻をひとつひとつ開けていくのです。
香りが良いです。プリプリです。新鮮です。濃厚です。
正直なところ・・・・１個100円の牡蠣がこんなに美味しいなんて
期待していませんでした。
A品を得意先に出荷した後のB品程度のものだろうって思いこんで
いたのですが・・・全然違いました。
サイズこそ不揃いではありますが新鮮で美味です。
新婚くんが開いてくれた身を熱々のまま口に放り込みますから
鼻からつーんと牡蠣の甘い香りが突き抜けると、そののちに
じゅわーと牡蠣の旨い汁が口中を潤してくれます。
あまりの美味しさにカウンター越しにお兄さんに話しかけます。
「びっくりするくらい美味しいですね。」「ありがとうございます。」
「昨シーズン、松山に牡蠣小屋を出店してませんでした？」
「いやぁ、うちじゃないですね。」
「ミルキー鉄男って看板がありましたけど。」
「直営店ばかりではありませんから・・・」ってお返事です。
なるほどこのクォリティとコスパが
松山でも味わえるとありがたいのですが・・・・。
「たっぷり海鮮サラダ」は800円です。厚切りの鯛やサーモンなどが
十分に入っています。刺身用の端っこを使っているようです。
ここで2回目のがんがん焼きが届きます。
都合４缶のがんがん焼きですから4kgの牡蠣を5人で食べています。
気が付くと、いつの間にか新婚くんは
上手に身体をカウンターに割り込ませています。
もちろん殻開けは彼の仕事です。
絶妙な蒸し上がりです。プリプリです。
上手く開けることが出来ればたっぷりとスープが味わえます。
この牡蠣スープは濃厚です。
いくら食べても食べ飽きません!! ひと粒、ひと粒の牡蠣ごとに
味の個性があるところも牡蠣の愉しさなのかもしれません。
いやぁ～今夜は牡蠣を堪能出来たなぁ～なんて思っていると
カウンターに席を確保した新婚くんが一気呵成に注文を始めます。
網焼きです。イカ・シシャモ・えび・がんす・ホタテの盛り合わせは
1,600円です。
これを網で焼きながら、あらためてアルコールをぐびぐびいきます。
店中に磯の香りが満ちています。そこに海鮮類が炙られる香りが
加わるのですから、香りだけで酒が飲めます(笑)
ホタテがパカリと口を開きます。甘い香りが加わります。
その身はぐつぐつと湧きたっています。
出来上がりをふたつに切り分けてもらいます。
絶妙の火の通り具合ですから、ふっくらとした身が素晴らしい!!
ここで新婚くんは「生うに1,300円」を注文します。
この「生うに」が豊潤で甘い!! とにかく甘いんです。
舌の先に運んだ途端にそのまま舌に絡みついてくる印象です。
じつに素晴らしい!! これまで食べたうにのうちでも上位に挙げられます。
じっくりと味わいながら食べるうには酒をいっそう美味しく感じさせます。
いやぁ～今日は本当に充実した食事が出来たなぁって思っていると。
「牡蠣飯でしめましょう!!」って新婚くんの提案です。
「食べたい人は挙手してくださ～い!!」・・・・・全員が挙手します(笑)
砂糖と醤油をベースに煮込んだ牡蠣を乗せた上から
ダシをかけて胡麻とネギを加えます。
ここでの牡蠣の味付けは缶詰の赤貝を連想させます。
ごはんがすすまないわけがありません。「牡蠣飯300円」。
そして「あら汁」です。白身魚（今回は鯛でした。）の身が入って
濃厚な潮の香りがさらに食欲をそそります!!
ちなみにこの「あら汁」は０円です(笑)
これだけの内容を５人で愉しんで、ひとり5,000円でお釣りがあります。
このクオリティをこの値段で十分に堪能できるのは素晴らしいですね。
感動的な食事会でした。