魚菜っ葉さんが投稿した燻(東京/赤坂)の口コミ詳細

魚菜っ葉の奮闘絵日記

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赤坂、溜池山王、国会議事堂前/レストラン

1

  • 夜の点数:5.0

      • 料理・味 5.0
      • |サービス 4.9
      • |雰囲気 4.9
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2011/06 訪問

  • 夜の点数:5.0

    • [ 料理・味5.0
    • | サービス4.9
    • | 雰囲気4.9
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-

燻 赤坂@2011年5月24日㈫の晩ごはん

あらかじめ予約をしていただいて連れて来ていただいたにもかかわらずお店を見つけられません。港区赤坂・・・・地図さえ手元にあるのですが、なお見つかりません。大き目の通りを裏に回り込み、さらに路地に入り込んでやっと見つけることが出来ました。

全日空の機内番組で紹介されるほどの有名店なのですが写真中央の小さな看板が静かに灯っているばかりです。
近づいてみるとちょうど両手で持ち上げられるほどの立方体の看板に燻と記してあります。これが店名です。看板の先には地階へ降りる小さな階段があります。さきほどから降り始めた小雨が階段を濡らしています。薄暗い階段を慎重に確かめながら滑らないように気をつけて階下へ降ります。階下の扉を開けると

忽然と重厚な雰囲気のBarが眼前に現れます。まさに隠れ家ですね。気圧されます。連れて来ていただいたのでなければ、そのまま後ずさりして、いま降りて来たばかりの階段を駆け上がります。

茫然としたままカウンター席に着くとウェイターさんが笑みをうかべて気さくに話しかけてくれます。「苦手な食べものはありますか?アレルギーがあるならおっしゃってくださいね。」・・穏やかです。「いいえ。」と告げると「それではお任せください」とにこやかです。

まず一品目は「チーズの燻製」です。その店名の通りここでは燻製料理を味わうことが出来ます。そしてその料理にもっとも合うお酒を提供してくれます。チーズの燻製には、食前酒のスパークリングワインでスタートします。そうそう、お店のHPもありますからこちらもご覧ください⇒風の仕業
二品目は6品目が一枚の皿に並んでいます。「牡蠣の塩辛」は軽くスモークしてあるようです。「かつおのたたきと枝豆」はかつおの上質さが際立っています。「蛍烏賊の燻製」は一口で楽しみます。「生しらす」「鯖炙り」も素材の美味しさを十分に引き立ててます。「牛スジの煮込み」なんて居酒屋メニューでさえも洗練されています。

お酒は「大吟醸たわごと」です。ボクはお酒に詳しくありませんし、贅沢なものを飲んだ機会もほぼありません。ですが、この酒は美味しいです。なるほど美味しいお酒というのはこういう味かと勉強になります。フルーティというのはこういうことなんですね。甘い香りと味わいがすっきりと嫌味なくまとわりつきます。あぁなるほどこれが大吟醸ですかって感じです。
「仙台牛の寿司」を食べます。適度に脂身を混ぜた仙台牛のフレークをごはんの中央に据えて香り高いパリパリの焼き海苔で巻いたものをスモークした醤油で食べます。肉の甘味、脂身の旨味は舌先に強烈なインパクトを与えますし同時に焼き海苔の香り、そして歯応え、さらにはパリパリという音は耳にさえ心地よいものです。加えて醤油の香りですよ。この醤油はスモークされています。

醤油をスモークしていると説明していただいて、まず思いついたのはスモークチップを醤油に浸けこんでいるんだろうってことです。「そうなんでしょ?」って訊ねてみると違うんだそうです。燻しているんだそうですよ。その製法は「もちろん秘密(笑)」だそうですよ。写真の醤油の隣に写っているもはスモークド・オリーブオイルです。「仙台牛の寿司」に続いては「鮑の山芋のせ」ですね。サクサクと小気味良い歯応えの鮑です。甘味も十分です。料理一品ごとに次々とお酒を紹介していただけます。「銀河鉄道の夜」ってお酒が凍らされたまま登場します。「これは愛媛県内子町のお酒ですね。」ってうちの社長が確かめます。ボクは「そんなことはないでしょう。」って茶々をいれます。きっと宮城のお酒だと想像したのですが、ウェイターさんが社長の方に向き直り「お詳しいですね。」って微笑みかけます。

内子町亀岡酒造の有名なお酒だそうです。全国的に有名なお酒なんだそうです。シャーベット状に凍らせていただきます。お料理は「仙台牛の生ハムサラダ」。珍しいのは牛肉で生ハムを作っていることです。生ハムというよりはビーフジャーキーのような味わいです。しっかりと噛みしだくにつれて味が沁み出します。もちろん野菜も素晴らしい。

じつを言いますと、このあたりですでにかなり酔いが回っています。お料理の種類こそ懸命に憶えていますが、お酒についてはもう不確かです。このワインは松ヤニの香りがする白ワインでした。「あぁ確かに。」って香りを確かめていたはずです(笑)ブイヤベースのスープが登場します。これが素晴らしく美味しかった!!濃厚なブイヤベーススープです。海老の香りや魚の味わいだけを残してたスープです。スープだけです。こんな贅沢はないでしょう!!スープだけと言わず、スープの素も食べたかったなぁと思ってしまいます。

「仙台牛サガリのステーキ」です。おろしたてのワサビが添えられています。ワサビをほんのわずかに添える程度にしながらン肉の旨味を噛みしめます。この頃は赤ワインを飲んでいたはずです。かなり甘味がしっかりしたワイン。記憶を遡るとピーチの香りがするワインだったような・・・・。そして、それと前後してミネラルウォーターを飲んでいましたね。やや硬質なミネラルウォーターでした。口直しでしょうかね。

そしていよいよ締めくくりは「フォアグラとトリュフのリゾットオムライス」です。スプーンですくって一口食べた瞬間に、まさにその瞬間に椅子から滑り落ちそうになりました。決して酔ってたせいではありません。椅子から滑り落ちるほどの衝撃的な味なんです。ただごとではありません。どうしてこんなに美味しいんだろうって不思議な気持ちになります。世の中にはまだまだ驚かされるほど美味しい食べものがたくさんあるんだなぁって感動します。すごいですね。美味しさにはキリがないんじゃないかと考え込んでしまいます。もうこのあたりでお腹一杯になってしまいました。すっかりご馳走になってしまいました。ご馳走になりながらチラ見したお値段も大したものでした。ビックリするお値段でした。すっかりご馳走になりました。ありがとうございました。感動しました。

2014/06/18 更新

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