zuzuzuzuさんが投稿した居酒屋 喜八(高知/中村)の口コミ詳細

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居酒屋 喜八中村、具同/居酒屋、海鮮、郷土料理

1

  • 夜の点数:4.7

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.7
      • |サービス 4.7
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.7
1回目

2016/10 訪問

  • 夜の点数:4.7

    • [ 料理・味4.7
    • | サービス4.7
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.7
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

ビリビリシビれる孤高の清水さば。

四万十市の居酒屋喜八。
こんな遥々遠くまでやってきて何が目当てかってズバリそれは清水サバ。
そのブランドサバの清水サバを腹いっぱい食べられるお店として有名なココにこれまでの何度もやってきて清水サバを堪能したのが忘れられず今日も息子と予約と取ってやってきた。
その清水サバだが「足摺岬周辺の水深200メートルまでの大陸棚域に生息するゴマサバを、立縄漁という独特の漁法で一匹ずつ釣り上げ、生け簀に入れて港まで持ち帰る」という効率の悪い捕獲をしているのと、日持ちしないことから店に行ってみないと食べられるかどうかがわからないのが実情だ。
この日は前日まで台風が太平洋上を通過していたのでなんとなく覚悟はしていたのだが残念ながら「清水サバは入荷して似ない」と云われた。
やや落胆はしたのだが気持ちを切り替えてしっかり呑んで食べることにした。
「"ぶしゅかん"はユズやスダチの仲間。その独特の上品な香りと酸味から土佐では昔から、「酢みかんは"ぶしゅかん"につきる」と言われ愛されてきました。」
そしてこのチュウハイを「ぶ酎ハイ」と呼ぶらしい。
自分は普段は酎ハイなんぞ全く飲まないがここのこの「ぶ酎ハイ」だけは別だ。
川エビから揚げ650円。
この海老の香ばしさったらちょっと体験できないよ。
そしてかつをの塩たたき780円。
勿論通常のポン酢のたたきもあるのだがさすがはメニュー筆頭だけのことああって戻りかつをの脂がぎっとり乗ってる塩たたきはポン酢よりインパクトがある。
もいかの刺し身880円は普通のイカの刺身だった(笑)
すま(カツオ)新子580円とビンよこ(本マグロの子)の刺し身780円。
これらにもぶしゅかんが思い切り添えられているので酢しょうゆにするのが原則のようだ。
こんな感じになるのだがこのぶしゅかんは種が多くてこれらが邪魔になるがその種が柔らかいので気にならない。
因みにネイリ刺し身880円、目市刺し身880円も食べたのだがiPhoneのナゾの不調で写真が残っていなかった・・・残念。
しかしこのすま新子は格安なわりには最も高知らしく青物っぽさを発揮していて後から頼んだうなぎの白焼き1500円を遥かに凌駕しているのが面白い。
清水サバの焼きサバ寿司1500円。
刺し身の時の甘くてもちもちした清水サバも焼いてしまえば普通のサバとほとんど差がないのだがこれは量も圧倒的であって〆にはベストだろう。
最後に大将からサービスのフルーツをいただいたがやっぱりこれも柑橘で種類はわからんがかなり旨い。
高知料理の真髄を知りたかったらもう少し高知の柑橘を勉強したほうが良さそうだ(笑)
息子と二人でガンガンぶ酎ハイ呑んでラーメン食べられないほど食べて会計は12000円!
これが高いか安いかは個人の主観だろうが自分はこの味なら格安だと感じたのだった。
でも清水サバ、リベンジするぞ。


やってきたのは四万十市。
その中心街にある商店街のアーケードを少し抜けた場所にある 居酒屋喜八。
実は 1年前にここに来てどえらい旨い清水さばを食べさせてもらったのよ。
その衝撃の味が忘れられず今度は大学生の息子をタンデムしてここまでやってきたと言うわけだ。
これまで食べたどんな魚とも違って上品で鮮烈な清水さばがどうしても脳裏から離れずあれ以来 あの高級魚アコウですら霞んでしまい困ってしまうくらいだ。
しかも今年になって息子と一緒に高知市を訪れること2度、どちらも清水さばにありつけなかったので3度目の今回は仕方なく交通の便が悪いのを覚悟でこの四万十市までやってきたのだった。
もはや背水の陣の雰囲気が漂う今回の四万十市ツーリングでは息子の悲願だった清水さばにようやくありつけただけに喜びもひとしおだった。
魚がズラリと並ぶ中身の見える冷蔵庫の前のカウンターに座って魚を物色する。
するといたいた!!清水さば、左にいるのがでっかいキンメで左側はカマス、そしてアジのようだ。
そしてさらに奥には大きなカツオがぎっしりと並べられている。
板さんの目の前のカウンターなので魚を捌いていく過程も見ることができる。
さっそくメニュー筆頭、この店の最大のオススメである活〆清水さばの刺身980円を2つ注文!!
「生態 マサバよりも沖合にいて、より暖かい海水温を好む。遊泳する水深もマサバよりも浅い。産卵期は12月より翌月6月まで。3、4月に最盛期を迎える。
基本情報 鮮魚としても加工品原料としても重要なもの。特にそばの「かけつゆ」などに使われる、さば節は本種が原料。カツオ節にはない旨みがあって、人気がある。鮮魚では安いサバとしてスーパーなどによく並んでいる。また「清水さば」、「屋久さば」などのブランドゴマサバがある。
高知県土佐清水市の名産「清水さば」。総て釣りでとったもので、しっかし締めている。身に強い弾力があり、しかも脂がのっている。濃厚な旨みもあって美味極まりない。」参照。
さっそく来たよ!!活け〆清水さばの刺身980円。
おそらくは1人前が一尾の片身になっているようでこの2人前で一尾分ってことになる。
器の上部には背の身が4つ、下に腹の身が4つそれぞれ分厚く切られて配置されている。
なんて表現すればよいのか自分には言葉が見当たらないのだがまさに孤高の味でどの魚とも違う、匹敵するだけのレベルの食べ物が見当たらないというのが正直な感想だ。
自分は長い間、太田川の鮎の塩焼きこそ自分の最後の晩餐にしたいと思ってきたのだがこの清水さばを知ってからは考えが変わった。
それくらいの魔力がこの活〆清水さばの刺身には存在する。
この店に来ていつも思うことなのだがちょっと普通では考えられないレベルのカツオのたたき、塩たたき780円がこの清水さばの前ではいとも簡単に脇役に成り下がりその存在が霞んでしまうことだ。
ハガツオの刺身780円。
実は釣りをしていると強烈な引きを味わわせてくれるハガツオでがあるが見た目はカツオとサバの中間みたいな本カツオよりずっと小型の魚だ。
鮮度の良いハガツオは身が緻密で癖も少なく大変美味しい魚なのに鮮度落ちが異常に早く市場にあまり流通していない残念な魚でしかもこの魚は魚体が柔らかく調理が難しい。
だから滅多にお目にかかれないがここではルーティンのメニューに入っているのが凄い。
ねっとりして特有の味わいはたまらんものがあるんだけどやっぱりコイツも清水さばの前で霞んでしまっているのがねぇ〜(笑)
四万十川定番の川エビの天ぷらだけどこれもカリカリして旨いね〜。
結局息子と二人で清水さば4人前(2尾)を食べてビールジョッキ4杯くらい飲んで帰ろうとしたら女将がデザートサービスしてくれた(感激)
これで全部で1万円だから内容を考えれば格安だ。
しかし自分らがこの店に滞在した1時間半くらいの間に何人の客が門前払いされていたか・・・少なくとも15人くらいはいたんじゃないかな。
四万十の居酒屋喜八を訪れる場合は必ず予約を入れないとここの書いた地上の魚天国には入れないということを肝に銘じておく必要があるだろう。


高知県四万十市中村天神橋。
ここにある居酒屋 喜八。
ネット上の噂じゃとっても人気のあるお店だそうで数ヶ月も前から予約してやってきたよ。
まあどっちにしても7人の大所帯なので予約しないでは無理なんだけどね。
しかしなんていうかド派手な外観だ。
なんとなく魚料理がメインの居酒屋ってことだけは伝わってくる。
店内はけっこう広い。
一階は厨房とテーブル席がメインのいわゆる通常の居酒屋さんで二階がいくつかの個室になっていて自分らは当然個室に通された。
個室といっても6畳くらいあってゆっくりできる。
予約の際に大将にお願いしたのはとにかくビリビリサバと呼ばれる活〆清水さばの刺身が食べたいこと。
だけどこの清水サバは当日になってみないと入荷量がはっきりしないので確約はできないと言われていた。
その時はカツオやうつぼがメインになると。
まあそのあたりは割り切ってきたのだがこの日は幸運にもじゅうぶんな量の清水サバを入手できたとのことを聞いてほっと胸をなでおろしたのだった。
活〆清水さばの刺身 投稿者 zzzzzzzzzzuu
そもそも清水サバとはいわゆる高知県土佐清水市のブランドごまさば。
一般的にはマサバよりも下級になるごまさばだがここのは回遊しない根付きのごまさばだから身が締まって脂が乗って通常のマサバよりも高級になっているようだ。
来たよ!これがわざわざここまで食べにきた目的の活〆清水さばの刺身!!
こんな新鮮な鯖はなかなかお目にかかれない。
とにかく食感が通常の鯖とは全然違う。
しかもそれを1センチ以上の太切りにするもんだからねっとりした感じなのにものすごい甘みを讃えた刺し身が舌に絡みついてくる。
とにかく似たような食べ物が他にないので言葉ではこの旨みを伝えるのは限界がある。
こちらは最近流行りのカツオの塩たたき。
大将にこれを清水サバでできないか聞いてみたのだが「もったいない」と言われてしまった。
だけど国産レモンがガツンを効いてカツオでもとっても旨いよ〜〜と言いたいところだが清水サバの前ではどうしても少し生臭いカツオは少しの勝機をも見出すこともできないのは残念だった。
他にも高知の海の幸をこれでもか!と言うほどいただいたのだが前回他の店で食べていまいちだったうつぼの唐揚げがココでは誰にでも食べられるような工夫された仕上げになっており非常に美味かったのは驚きだった。
トドメはこの清水サバの焼き寿司!!
サバの内臓の代わりに酢飯を詰めて焼いたものらしいがコイツは凄い。
自分は温めた酢飯のあのツンとくる匂いがダメなのだが、ほぼ酢飯と一体化した清水サバのなんと上品なことよ。
これは通常のサバでやっても下卑たシロモノになてしまうんじゃなかろうか。
自分は食べなかったのだが魚料理の居酒屋ながらこの店の肉料理もかなりのものだったらしい。
とにかく3時間くらい飲むだけ飲んでお腹がはちきれんばかりに食べてこれでひとり4000円だと!!
これには参った。
もうこれで3年連続四万十市に清水サバを食べにやってきているがやっと決定版の店に辿り着いたのかもしれない。
いやいやこれは来年もやってこなきゃならない義務感に駆られた居酒屋喜八だった。
http://zuzuzuzu9999.blog.jp

2016/11/16 更新

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