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夜の点数:3.9
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¥6,000~¥7,999 / 1人
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料理・味 4.2
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|サービス 4.0
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|雰囲気 4.5
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|CP 3.5
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|酒・ドリンク 2.8
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[ 料理・味4.2
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| サービス4.0
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| 雰囲気4.5
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| CP3.5
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| 酒・ドリンク2.8 ]
濱の老舗 創業60年の味と技
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きつね焼き・ねぎ肉
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樽酒(升)
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ワインもあります
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2018/07/30 更新
伊勢佐木町、関内、馬車道エリアには焼き鳥の有名店は数多くあるが、煙草がめっきり苦手
となり名だたる名店にはここ数年「喫煙OK」を理由に足を運べなくなった。
そんな折に創業60年の老舗が昨年12月に全面禁煙の勇気ある決断をしたと聞いた。
長年行きたいと思っていた「鳥伊勢」の暖簾をく潜る。入口左手に長い檜のカウンターが鎮座する。
白木のカウンターは清潔感とその歴史を感じる佇まい。右手にはテーブル席が4つ、その奥には
座敷席があり合計70席位のキャパがある。
予約をして伺ったので焼き場が見え、煙も少ないカウンター右側中央の花席?!を用意して頂いたと
勝手に思う。この日は夏のピークを迎えていたので外は34℃、とりあえず…でビールをいただく。
生ビールは大が800ml、小が420mlと比較的大きめのサイズだ、瓶ビール(中瓶)もある。
我々はビール小(ヱビス)にてスタート。
お通しが小鉢で2品 ( 大根おろし、西瓜と茶豆の炊き合わせ )は\350は良心的。
先ずは鳥わさ\700(絶品だ)、水ナスの浅漬け\500(新鮮で香立つ)も一緒に注文。
焼き鳥は一本が大体\250~\300が中心の価格帯。宮崎など九州より生後三か月以内の若鳥を使用して
いるらしくお値段以上の鮮度だ。備長炭で焼かれるや焼き鳥はどれも周りはバリバリで香ばしく中身は
ジューシーな仕上がり、肉は結構な大振りでボリュームがある。
皮(塩)、せせり(塩)と進める、塩もこだわりがあるようで新潟/笹川の手づくり塩はまろやかな甘みを
感じるほどだ。ジューシな脂身は酒によく合う。はつ(塩)、いかだ(ねぎ/塩)、銀杏(塩)と続けて進む。
日本酒は樽酒のみ、杉の香も良いのだが…冷酒などお酒の種類が圧倒的に少ないのが残念だ。
樽酒の升を注文。お決まりの升に盛り塩付き、杉の香りがさらに増す。冷を頂いた、これが絶妙の
温度で提供される「 旨い!」
レバー(タレ)、つくね(タレ)は創業以来の継ぎ足しタレ、控えめな甘さの中に歴史の味が香立つ。
看板メニューのきつね焼き(塩)、ねぎ肉(塩)を頂くころは気分は上々~。
ここで赤ワインを注文…恐る恐るワインは何に?と聞くとボトルを持ってきて見せてくれた。
2015ピノノワールのハーフボトル\1.380 常温と冷やし(白と同じくらいのキンキン冷え)があると云う。
開くのどうののワインではないので冷やしをお願いした。ちょい飲みには十分で熱々の焼き鳥によく合っ
た。串10本でお腹も心も一杯となる。気が付くと赤ワインは2本目が空となっていた。
デザート(この日はスイカ)、最後に熱々の鳥スープ(無料)を頂きこの日は幕を閉じる。
60年続くにはそれなりの理由と努力がある。関内という立地で敢えて全面禁煙に向かう姿勢は伝統を守り
つつも新しい時代に適応してゆく店の底力とプライドを感じた。
来店客は年齢層が高くおじさんが多数だが若い女性客、カップルも居り幅広い世代の支持は人気店の証しだ。
日本酒の種類など無骨不器用な部分もあるけれど長年やってきた所作を変えないという伝承と思うとそれも
また良し。
スタッフは気骨で真面目な職人ばかりだ、威勢の良い若いスタッフや外国人女性スタッフも居り次世代へと
繋いで行く準備も進んでいるように見受けた。是非ともまた行きたい店の一つとなった。