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1回
夜の点数:3.5
昼の点数:3.5
2015/02 訪問
夜の点数:3.5
昼の点数:3.5
関東煮(かんとだき)です、「おでん」ではありません。
2015/02/07 更新
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最近刊行された、「ぴあ」のムック、「大阪名酒場100」に「きくや」が紹介されていました。
「関東煮 きくや」の横にふりがなで(かんとうに きくや)とありました。
つぎの頁を見ると、みやもとのふりがなにも(かんとうに みやもと)とあるではないですか。
「関東煮」と書いて「かんとだき」と読むのは関西人なら当たり前のこと、(かんとうに)としかふりがなをふれないムックの内容は推して知るべしでした。
ところで、「関東煮」と「おでん」はやはり似て非なるものだといえます。
一般的に関東のおでんは、ダシを沸騰させないように、ダシを濁らせないように、どちらかと言うと「コトコト煮込む」ことによってダシを染み込ませますが、「関東煮」では、たこ梅 本店でも、きくやでも「泡立つほどグツグツ煮たてる」ことで味を染み込ませています。
これは、昆布とかつおや鳥ガラといった元のダシに加え、コロやスジといったタネから出るダシを一緒に炊くことで、より一層旨いダシにしているからだと思う。
関東のおでんは練り物中心のおでんダネで、おでんダネから出る旨みはあまりなく、だからこそダシの旨みをタネに染み込ませる必要があるが、関東煮の場合は、タネそのものが持つ旨みとダシの旨さが合わさってより一層旨くなるものが多いと思う。
さて、きくやは土日祝お休みの為、平日遠くで仕事をしていると、なかなか訪れることが出来ないのが悩みのタネでしたが、奇跡的に2週間の間に3回も平日に休みをとることが出来たので、その3日ともお邪魔しました。
昼食タイムが終わった1時過ぎだったり、3時前だったり、5時過ぎだったり、時間を変えて昼酒と関東煮を堪能してきました。
カウンターに座り、ビールを頼み、関東煮を適当に3個ずつ位頼んで、お代わりを2回位頼んで、焼酎の水割りをお代わりしたりしながら小一時間を過ごすというような、ほっこりとした時間を過ごすことが出来ました。
やはり、昼間から関東煮をあてにお酒が呑めるのがいい。
玉造という場所なのか、駅前なのに時代の変化と無縁な感じがいい。
約30種あるタネはオーソドックスでいて、どれも期待を裏切らない旨さで、しかも安い。
出来ればお願いなのですが、土曜日か日曜日の何れか1日だけでも営業していただければ、もっとお邪魔する機会が増やせるのですが。