WEST SIDEさんのマイ★ベストレストラン 2014

「WEST SIDE」の「WEST SIZE」を気にしつつ・・・

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

タンドールバル カマルプール 木場店 (木場、東陽町 / インド料理、インドカレー)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 3.7
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.1 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2014/05訪問 2014/06/19

ドゥ ・ユー ・ワナ ・タンドール・ トゥナイト♪

マイレビュアー様からオフ会のお誘いを頂き
「タンドール バル」を謳うこちらカマルプールさんを訪れてきた。
東西線の木場駅から徒歩約5分。
東陽町3丁目の交差点を曲がってすぐの角にひっそり構えるこちらのお店。
マイレビュアーさん達もこぞって高評価しているとあって期待は自然と高まるばかり。

店はバルを謳うだけあってかしこまった感はなく気軽に寛げる雰囲気。
この日集まったレビュアーさんは私を含め計5人。
私以外は全てこちらのお店をすでに経験済みとの事で
オーダーも全てレビュアーさんにお任せしてタンドール料理を楽しむことに。

まずはフレッシュパクチーのたっぷり入ったオリジナルのビールカクテル「カマルビア」で乾杯♪
パクチーは大好きだし、お酒も薬草系のものが好きな私にとってはこれは大ヒットであった。
パクチーとビールの苦みをヨーグルトが中和してレモンが後味をすっきりと調節してくれる。
これ地元のBARとかでも是非真似してメニューに入れて欲しい。

そして間もなく届いたゴルゴンゾーラクルチャとキーマクルチャ。
ゴルゴンゾーラクルチャは見た目も味もいわゆるピザのクワトロフォルマッジのようであるが
ピザ生地よりもクルチャ生地の方がゴルゴンゾーラチーズ、ハチミツとのバランスや一体感がより感じられ
自分的にはピザよりも好きかも知れない。
キーマクルチャもチーズとカレーのバランスが最高で挽肉もたっぷりで素晴らしい美味しさであった。

そのあと、砂肝のコンフィ・焼き鯖・帆立のマサラソティーなど次々にオーダーし、
途中からこれらをワインと共に堪能する。
火加減とか、香りとか、スパイスや素材の使い方の妙とかが素晴らしく
どれを食べても美味しくてワインが進む。

そして鴨肉のタンドール焼きとラムミックスの肉物系の登場。
鴨肉のタンドール焼きはレア感も残る絶妙な焼き具合。
鴨の旨味、甘味を存分に味わえる至福の一皿。
スパイスやフルーツ、ミントなどのバランスが絶妙なソースがまた美味しい。
ラムミックスはクミン焼きと王様のラムの盛り合わせで。
クミン焼きは見たの色からして、クミンの香りがもっと強いのかと思ったのだがそこまでではなく、
むしろクミンの香りがラム肉の臭みを消しつつもラム肉本来の旨味をひきたたせているような感じ。
素晴らしく美味しい。
王様のラムはカルモダンとメースの香りがなんともいい感じ。
お肉はとてもジューシーで美味しくてまさに王様感たっぷりの存在感。

次なる登場はカレー達。
バターチキンカレー、ラムミントカレー、鯖カレーと頼み
これをお好みでナンかバスマティライスと併せる形で。
カレーはどれも期待にそぐわぬ美味しさ。
ただ単にスパイシーというだけではなく
それぞれの素材を邪魔しないように上品な感じのスパイシーさ。
ラムミントカレーが特に美味しかった。

最後の〆に牡蠣チャーハンとラッサムまで頼みお腹一杯。
ご馳走様でした。
とても美味しく、とても楽しく、充実した時間となりました。

木場の地で経験した
めくるめくタンドール料理の素晴らしき世界。
狂っちゃうほど美味しいクルチャに
思わず寡黙になってしまうほどの美味しい鴨肉。
舌にねっとりからむラム肉の旨み。
華麗なスパイス使いのカレー達。
素晴らしいタンドリーの店の段取りを組んで下さりありがとうございました♪


  • カマルビア(パクチー入りビール)
  • ゴルゴンゾーラクルチャ
  • キーマクルチャ

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2位

小太郎茶屋 (那須塩原市その他 / 和菓子、そば、うどん)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2014/10訪問 2014/11/10

久遠の茶屋

那須旅行の最終日。
塩原温泉街を抜けた奥塩原の森の中、
車一台やっと通れるような未舗装のガタガタの坂道をこの日車で走っていた。
なにも好きでこんながガタガタ道を選んだ訳ではないし、ましてや道に迷った訳でもない。
この先にあるはずのお茶屋を目指すにはこの道を通る以外に方法がなかったからである。
ゆずの歌の夏色にでてくるような爽快な気分で下る坂道ならいざ知らず
間違いなく腰が悪くなるようなガタガタの坂道は苦痛以外の何物でもない。
ましてや季節は秋色だ。
なんてしょうもない事を考えているうちにようやく坂が終わり突然景色が開けてきた。
うっそうと茂る木々の合間からさしこむ恵みのような日の光。
清らかな渓流の涼しげな水音。
そして渓流の脇にひっそりと佇むかなり年季の入った木造の小屋のような建物が目に入ってきた。
あれだ! 間違いない!

奥塩原の秘境のような場所で草だんごを食べさせるお茶屋があるとの噂を随分前から聞いていた。
今回の旅行で唯一決めていた目的はこの茶屋を訪ねる事。
車を渓流脇に停め、渓流にかかる古い橋を渡り建物に近づく。
念願だった小太郎茶屋にようやくたどり着いた。
しかしこの建物に、そしてこのロケーション。
想像していた以上に趣があるではないか。

渓流が眺められる外の席に座り
名物の草だんごを食べることにした。
まもなく届いた草だんごは食べやすい一口サイズの大きさで
これに粒餡ときなこが添えられお好みでつけて食べるスタイル。
一緒にお茶も付いてくる。

念願の草だんごをまずは粒餡をつけていただいてみる。
草だんごはもちもちの食感で自然のよもぎの香りがなんとも良い。
これに甘めの粒餡がなんともマッチする。 良いバランスだ。
次にきなこをつけていただいてみる。
これはよもぎの香りがより引き立つ感じ。 こちらも良いではないか。

木漏れ日を浴び、渓流の音を聞き、森林の匂いをかぎながら
この素朴な草だんごをいただき、お茶を一口すすれば
この空間だけ時間が止まった様なそんな錯覚にさえ陥てくる。
都会ではもちろんのこと、日本津々浦々さまざまな観光地な中でも
こんな風に思える空間て少ないのではなかろうか。

中国を旅行すれば必ず万里の長城を訪れる。
京都に行けば必ず清水寺を訪れる。
そんな感覚と全く相違ない感覚を持って
今後も那須塩原に来たならば
こちらの茶屋を訪ねることになるだろう。

  • 草だんご
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

プエルト (南新宿、代々木、参宮橋 / バー、ダイニングバー、バル)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 -
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2014/06訪問 2014/07/16

幻惑されて


  ≪新と旧≫ 
小田急線の新宿駅の一つ先に「南新宿」という駅がある。
駅名では新宿と謳いながらも実は新宿区ではなく、住所で言うところの渋谷区代々木に位置する小さな駅。
都心にありながらも小田急線の駅の中で一日の利用客数が下から2番目に位置するというなんとも不思議な駅である。
この界隈に用がある時には新宿駅からも代々木駅からも歩けて行けちゃうわけで
この不可思議な現象が起きていると想像できる。

改札口をでれば昭和の面影を随所に残す古惚けた商店街が残っていて
少し歩けば昔ながらの銭湯なんかもいい感じに残っていたりする。
昔からあると思われる年季の入った外観のお店に入り交じり
最近できたと思われる小洒落た店なども混在するちょっと楽しい風景。
さらには上を見上げれば新宿副都心の高層ビルの風景も楽しめる。
これは新と旧のちゃんぽん状態。
新をわくわくしながら迎え入れたい気持ちと、
旧をどっぷり懐かしがりたい気持ちが合い乱れ
この新旧のちゃんぽんはいい意味で悪酔いしてしまう。

トワイライトタイムの風景などは特に最高だ。
うっすらと暗くなってきた空が副都心のビルのネオンで茜色に照らし出され
年季の入った商店街のお店の灯りもちらほらとつき始める頃
この街が奏でる新と旧のシンパシーは最高潮に達する。


 ≪表と裏≫
南新宿。
ここはまさに都会のエアスポット。
ひょんな事からこのエアスポットに紛れ込んでしまった今宵の自分。
このエアスポットの中で今宵の自分は無力な一羽の鳥に他ならない。
飛び疲れてしまった鳥には止まり木が必要だ。
そんな止まり木を探してエアスポットの中を彷徨ってみる。
新しい店を選ぶか、旧い店を選ぶか。
表通りで探すか、裏通りで探すか。
しばし徘徊を続けたあと
人気の少ない裏通りに見つけた一筋の灯り。
その灯りの正体はどうやらBARのようである。
近づいてみてみると外見からしてまだ新しい感じだ。
今宵はこの止まり木に身をゆだねてみるとするか・・・。

思い切ってモスグリーン色の扉を開けてみるとそこには素晴らしい空間が待っていた。
オーセンティックでありながらリラックスできる独特の雰囲気。
お店は10名程座れるカウンターのみでできている。
こじんまりとした大きさでとても居心地の良い感じだ。
まだ若いバーテンダーさんが一人で切り盛りしている様子。
物腰が低くソフトなイメージ。
まずはギネスで喉を潤して一息ついてから、バーテンダーさんと会話してみる。

店のOPENは昨年の11月とのことで火曜~金曜のみの週4日間のみの営業とのこと。
なぜ週4日しか営業しないか尋ねたところ驚きの答えを聞くことができた。
実はこのバーテンダーさんには裏の顔があったのだ。
実は、その世界では有名なジャグラーで
ディズニーシーのレギュラーを勤めたり、
東京スカイツリーのオープニングのレセプションなども勤めた凄腕ジャグラーなのである。
現在もバーテンダーとジャグラーの二つの顔を使い分けているため
この営業スタイルになってしまったようだ。
表の顔と裏の顔。
いやどちらも表の顔というべきか。


 ≪光と影≫
 
そんなジャグラー兼バーテンダーさんとの会話途中
彼の胸にきらりと光るバッジがついていることに気づき
一体それは何のバッジなのか尋ねてみた。
するとこのバッジ「テキーラソムリエ」を表すものだという。
テキーラにもソムリエがある事も初めて知ったが
彼がそのテキーラソムリエの資格を有することに感銘を受け
一つテキーラを使ったカクテルでもお願いしてしてみることにした。

「えっと、パイナップルジュースとテキーラでつくるカクテル名前なんて言ったっけ?」
「マタドールですね! 今日たまたまパイナップルジュースがあるのでお作りしましょうか?」
「それは是非お願いします。」

まるで今日私がここに訪ねてきてマタドールを頼むのかを予期していたかのように
実に自然な流れで冷蔵庫からパイナップルジュースを取り出し
ジャグラー仕込みの軽やかな手さばきでマタドールを作って頂いた。
パイナップルのフルーティーな甘みの中にテキーラの香りがキラリと光るバランスの良い出来栄え。

「テキーラをもっと世の人に飲んでもらいたいんですよね。」と彼は言った。
確かにテキーラというお酒に光が当たることはほとんどない。
どちらかというと罰ゲーム的な強いだけの酒みたいなマイナスイメージを持たれているように思える。
例の事件では「灰皿テキーラ」みたいなものまで現れて影がいつもつきまとう。
「テキーラ初心者や女性客にはマタドールなんかは飲みやすくていいかも知れないですね。」
私とバーテンダーさんの意見は一致した。
次にラムの代わりにテキーラを使ったメキシカンモヒートをオーダー。
ミントとテキーラの相性って意外と良い。
これもこれからの暑い季節にはテキーラを飲んでもらうにはいいのではなかろうか。
バーテンダーさんの作り出すテキーラカクテルの美味しさに魅せられて
いつの間にやら自分も今宵はにわかテキーラ推奨派へと。

 ≪理想と現実≫
 
テキーラを堪能したあとはシングルモルトが欲しくなりタリスカーを注文。
綺麗な球状に削られた氷が何ともいい感じだ。
時間の経過と共にゆっくりと氷が解け始め
タリスカー本来の個性的な風味が少しずつまろやかな風味へと変わっていく。
氷はまるで時を刻む砂時計の砂のようにゆっくりと溶けてグラスに流れてゆく。
ああ、酒が美味しい。
この歳になってようやく本当の酒の旨さを少しだけわかってきた気がする。
時間を気にせず目の前の一杯の酒の旨さに酔いしれていたいが
現実はそれを許してはくれない。
時刻は午前0時少し前。
名残惜しいがそろそろ帰らねば・・・。
バーテンダーさんと挨拶を交わし店を後にする。

いつのまにやらすっかり寝静まってしまった商店街をすり抜けて
現実行きという名の、白茶けた光を放つ最終列車に乗り遅れまいと
足早に駅まで向かってゆく。
そこにいたのは紛れもなく、もはやエアスポットに紛れ込んだ無力な一羽の鳥ではなく
一人の現実的な平凡な男に戻った私に他ならなかった。


  • マタドール
  • メキシカンモヒート
  • タリスカーロック

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4位

天松 おもて (高津、二子新地 / 天ぷら)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.6
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.7
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2014/09訪問 2014/10/21

あの素晴らしい天麩羅をもう一度♪

今年7月に銀座でマイレビュアーさん達と
夏の陣と称してイタリアンを堪能した後は
地元のBARに戻り野郎3人で反省会を実施。
その際に秋の陣をどこでやるかとグラスを傾けながら大いに盛り上がったのだが、
2人のレビュアー様方が申し合わせたかのように
強く推奨されたのがこちらのお店だ。
何でも、ちゃんとした天麩羅をリーズナブルな価格で食べられる隠れ家的なお店との事で、
私自身も非常に興味を抱き、
是非ともそこで秋の陣をお願いしますと切願してその夜はお開きとなった。

それから約2か月後
またもやマイレビュアー様が全て段取りを組んでくださり
いざ秋に陣の決行となった。

東急田園都市線の高津駅で3人待ち合わせして
まだ日も暮れぬ中、スーツ姿の大の男3人が天麩羅目指して
府中街道を武蔵小杉方面に向かってただひたすら歩いてゆく。
もう12~13分程歩いただろうか。
府中街道左に少しカーブするあたりで
「こっちこっち」のレビュアーさんの掛け声に従い
住宅街へと続く細い小道を右に入っていく。
どうやらゴールは近いようだ。
小道を50メートルほど歩いた左奥に現れたのはごく普通の一軒家。
「着いた。ここ、ここ!」とレビュアーさんの声。
えっ? まさかここが天麩羅屋さんなのか!?
「実はうちの家内が天麩羅が得意で今日は私の家にご招待しました♪」なんて
どっちかのレビュアーさんが発しても納得してしまうくらいの普通の家である。
当然ながら二人のレビュアーさんからそんなセリフは聞けず
この一軒家に臆することなく上がり込んでゆく。
お二人に見習うようにして私も上がり込んでゆく。

スリッパに履き替えていざ入店。
店に入るとこれまたビックリ。
普通の家の恐らくはリビングを改装したと思われるスペースに、
テーブル席が3席ほどと
なんと天麩羅カウンターまで完備されているではないか。
奥には大人数入れる座敷の間まである。
これは大いに楽しめそうだ。
松竹梅あるコースの中から真ん中の税込み3500円の竹コースを頼み
追加があれば単品で頼むことにした。

まず出てきたのは前菜3点盛り。
落花生の甘煮、サザエのトビ子和え、棒茗荷の桜漬けという内容であったが
甘さ、しょっぱさ、酸っぱさとそれぞれ違う味覚が味わえて
これから味覚を楽しむべく舌のウォーミングアップとしては最適な感じだ。
そしていよいよ天麩羅祭りのスタートだ。
頂いたのは料理の内容は下記の通り。

最初の皿
 海老2点、長ネギ、ししとう。

2番目の皿
 キス、蒲鉾、ブロッコリー

3番目の皿
 メゴチ、イカ、ナス

箸休め
 インゲン、高野豆腐、シメジの炊き合わせ

4番目の皿
 小柱の紫蘇・海苔巻き、蓮根、サツマイモ

追加
 穴子1本(650円)


 海老のかき揚げまたは天茶、お味噌汁、香の物

デザート
 赤肉メロン


これを御年80のご主人が頃合いを見ながら絶妙なタイミングで揚げてくれ
阿吽の呼吸で奥様が席まで運んでだして下さる。
天麩羅は塩か天汁をお好みで合わせて頂くスタイル。

肝心の天麩羅は期待以上に素晴らしく美味しかった。
胡麻油の上品な香りがなんとも良い。
エビ等は外の衣は実にさっくり揚がっているが
中のエビの周りはほのかにしっとりしており
実に絶妙な揚げ具合。
このバランスは素晴らしい。

超高級な素材こそないかも知れないが
旬の野菜や魚などを熟年の技で素材に適した適材適所な揚げ方で揚げて頂き
どれもこれも納得のいく美味しさで大満足。
お酒もしっかりと飲んだが、
これだけ飲んで、食べて一人6000円弱は驚異のパフォーマンス。
人件費や場所代が掛からないからこそできる技なのだろう。
これだけ美味しい天麩羅をこの値段で頂けるのだから
再訪問決定ランプが私の頭の中に点灯したのは言うまでもないことだ。

美味しい天麩羅を堪能した後は
またしても大の男3人で散歩がてら用水路沿いの道を駅方面まで歩き
歌でも歌いに行くかという流れになり
こちらでもまた楽しいひとときを過ごさせて頂きました♪
なお題名はそこでレビュアーさんが美声で熱唱されていた名曲から拝借させて頂きました。 笑


  • 前菜3種
  • 海老2本、長ネギ、ししとう
  • キス、蒲鉾、ブロッコリー

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5位

天外天 (西武園ゆうえんち、多摩湖、西武園 / 中華料理)

2回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2021/01訪問 2021/02/17

新春中華


多摩湖の絶景を優雅に眺めながら
上海料理をベースとした本格中華料理が楽しめるこちらのお店。
もう何回も利用させてもらっており
今年の正月にも新春中華を楽しもうと予約を入れていたのだが
コロナの感染者が急増してしまい予約をキャンセルする事も検討したのであるが
お店がしっかりと感染対策をとられているようだったのと
何よりもこちらの中華を食べる事をとても楽しみにしていたので予定通りに訪問する事にした。

今回はお正月期間限定となる
「新春 料理長おすすめコース」を注文。
・五種冷菜盛り合わせ
・ふかひれの姿煮込み
・大海老のニンニク蒸し特製ソース
・北京ダック
・殻付き帆立貝のチリソース
・フィレ肉の黒胡椒炒め
・チマキ
・デザート三種盛り

北京ダックやフカヒレなどの高級食材も織り込まれていながら
全体の料理の構成のバランスも良くて
どれもこれも美味しく頂けた。
あっさりしながらもしっかり素材本来の美味さを主張してくるようなこちらの味付けはとても好みだ。
幸い天気にも恵まれて多摩湖の絶景を眺めながら
美味しい料理を堪能できて
とても有意義な正月を過ごすことができた。

コロナ禍の中の束の間の幸せな食の時間。
来年の正月には余計な心配をせずに
思う存分に新春中華が楽しめる日がきっと戻っている事だろう。


たまには親孝行でもしなければという事で
実家に帰った際に私の家族と母親の4人で
西武遊園地横にあるプリンス系列のホテル掬水亭の6階にあるこちらのお店をランチで訪れた。
ここは展望を楽しみながら本格中華を楽しめるのが売りのお店だ。

運よくこの日は素晴らしい秋晴れに恵まれ
窓際に景色のいい円卓の席を用意して頂き
終始気持ちよく食事をすることができた。
何でもこのお店今年がちょうど25周年になるとのことで
お得な「開業25周年記念特別コース」がお勧めとの事で
迷わずこのコースをオーダーした。

・二種冷菜盛り合わせ
・本日のスープ
・海老のエビミソ炒め
・牛肉とニンニクの芽の炒め
・白身魚と油淋ソースがけ
・海老と蟹のホタテ入りのチャーハン
・本日のデザート
・珈琲または紅茶
☆ 煮込み料理一品サービス

といったバランスのいい内容。

このコースを3人前の他に
息子のリクエストに応えて

・鶏肉とカシューナッツの炒め
・焼売

を追加でオーダーした。
ちなみにサービスの煮込み料理はアワビの煮込みで
かなり得した気分に。


料理はどれもとても美味しかった。
海鮮、肉、野菜を使った料理構成がまず良い。
それにしつこく感じない程度の味付けが最高。
素材の良さを存分に生かしながら仕上げてくる絶妙な中華の技法。
さすがプリンス系のお店だと納得の美味さ。

美味しい料理を堪能しながら、
途中、窓から見える
一望に広がる多摩湖の景色、
絶叫マシーンからの叫び声が聞こえてきそうな西武遊園地
野球観戦やコンサートで昔よく訪れた西武ドーム、などなど、
どれもこれも思い出の沢山しみ込んだ風景に感慨深くなる。
美味しい中華に素晴らしい景色。
最高ではないか。

母が元気でいること。
家族が元気でいること。
そして自分自身が元気でいること。
こうして皆元気で一緒に笑顔で食事ができること。
これこそが幸せということなのであろう。

この日一つわかったことがある。
円卓って皆の料理を取り分けられるためのものだけではなく
皆の元気な笑顔を万遍なく見渡せるという素敵な眺望効果も持ち合わせているということを。


  • 五種冷菜盛り合わせ
  • ふかひれの姿煮込み
  • 大海老のニンニク蒸し特製ソース

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6位

亀勢 (元住吉 / 居酒屋、天ぷら、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.4
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2014/11訪問 2014/12/17

もとすみの夜② 「完全無欠のアジフライ」

元住吉の人気店オリエンタルを満喫した我々一行が次に向かったのは
ブレーメン通り商店街からちょっと脇道に入ったところにひっそりと店を構える亀勢さん。
ここ最近新進系のお店が急増してきている元住吉において
全くぶれない感じのいぶし銀のような昭和レトロな佇まいがピタリと様になっている。
外観同様に店内もまた昭和の居酒屋さんの雰囲気そのままに
妙におちつく空間をかもしだしている。
壁に貼られている手書きのメニューがまたいい感じだ。
しかもほとんどの一品料理が300円~600円かなり良心的な価格設定。

まずはウーロンハイで乾杯し、
まぐろの味噌焼き、アジフライ、さつま揚げをオーダー。
まぐろの味噌焼きは今日は量があまりないとの事で
鮭カマをサービスでつけて頂いた。
そんなに待たずして頼んだ料理が次々にやってきた。

この料理達がどれも本当に美味しかった。
特筆すべきはこちらの名物と謳われているアジフライ。
まず500円とは思えないほどのその大きさと量にビックリさせられる。
そしてそれ以上にビックリさせられたのがその美味しさ。
ほくほくの肉厚のアジを包む薄手の衣。
外はさっくり、中はほっこり。
まさにパーフェクトとも言える絶妙な揚げ具合い。
このアジフライは無敵だ。
美味しい料理に比例するように酒も進み
こうしてもとすみの夜は更けてゆくのであった。

普通の居酒屋より少し安くて
普通の居酒屋より少し量が多くて
普通の居酒屋よりすごく美味しくて
アットホームな接客も魅力的な亀勢さん。
きっと名酒場とはこういう店の事を言うのだろう。

いい酒場があるからいい街なのか。
いい街だからいい酒場があるのか。
元住吉の街は今宵も元気だ。


  • まぐろ味噌焼きとサービスの鮭カマ
  • アジフライ
  • さつま揚げ

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7位

トラットリア コルポ デラ ストレーガ (新橋、内幸町、銀座 / イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2014/07訪問 2014/10/17

御礼のイタリアン

一度お会いしたことのある地元の近いマイレビュアー様がレビュー100を達成した際に
軽いノリで「今度レビュー100祝いでもやりましょう♪」とコメントしたのだが
ご丁寧に頂いた返信コメントにて
「お祝いというより、夏の陣を都内でやりましょう!!」と返して頂いた。
それから話はとんとん拍子に進み
メンバーから日時からお店まで有難いことにマイレビュアー様が全て段取りしてくださり
7月下旬マイレビュアー様一押しのこちらのお店で
神奈川県レビュアーさん計4人でいざ夏の陣の決行となった。

仕事の都合上皆様から遅れての途中参加。
新橋駅から歩いて数分の銀座グランドホテルの隣にある
何の変哲もない地味な雑居ビルの地下1階でひっそりとお店は存在した。
これは知らなければ絶対入ることはないであろう。
秘密のイタリアン倶楽部的なオーラをプンプンだしているではないか。
先に皆様始めているとのことなので安心して店に入る。
こじんまりとして落ち着いた感じのまさにトラットリア調な雰囲気だ。
他のレビュアーさん達と合流していざ夏の陣のスタート。

今回はシェフのお任せコースをオーダーして
下記の品々を頂いた。


・ 生ウニのムース キャビア乗せ
・ 夏野菜の盛り合わせ
・ 海の幸の盛り合わせ
・ パテ、サラミ、プロシュートの盛り合わせ
・ オマールと鯛のポワレ アメリケーヌソース
・ フェットチーネのパスタ
・ 和牛ヒレステーキ フォアグラ乗せ
・ ティラミス

素材の良さ、ソースの美味しさ、組み合わせ方、肉の火の通し方、盛り付けの上手さなど
随所にこちらのお店の素晴らしさを感じることができた。

特筆すべきは「オマールと鯛のポワレ アメリケーヌソース」の美味しさ。
下手すれば魚介の臭みがでてしまったり、海老味噌がしつこく感じてしまうこともあるこのソースであるが
こちらのお店は決してそんなことはなく
おそらくは香味野菜や上質の生クリームなどでで実にバランスよく味の調和をされていて
オマール海老がもつ本来の美味さとコクがより高いレベルで堪能できて大満足。
以前都内の某有名フレンチで頂いたアメリケーヌソースより
こちらのお店のソースの方が数段に美味しく感じた。

レビュアー様推奨のレアなカリフォルニアワインも実に美味しく
素晴らしい料理との相性もバッチリで
今回の夏の陣は大いに満足できる時間となった。

今回段取りして頂いたレビュアー様、
楽しい時間をともに過ごさせて頂いたレビュアー様方
どうもありがとうございました。
深く御礼申しあげます。

  • 生ウニのムース キャビアのせ
  • 夏野菜盛り合わせ
  • 海の幸盛り合わせ

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8位

住吉 (浅草橋、馬喰町、東日本橋 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.7 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2014/07訪問 2014/12/02

2000円問題勃発 IN 浅草橋 !!

1999年12月31日。
人々は世にいう2000年問題に頭を悩ませていた。
1999年から2000年に変わるさいに
コンピューターが誤作動するのではないかと懸念されたあの問題。
何かあった時のためにと会社で年を越した方もたくさんいる事だろう。
ほとんどの企業や機関において何の問題も生じず無事に正月を迎えられた訳で
今やなんかちょっと懐かしい感さえある。
あれから早15年近く経ったこの日の夜
浅草橋において2000年問題ならぬ2000円問題が勃発しようとしていた。

この日飲み仲間4人で浅草橋で飲んでいくことになり駅前で飲みやさんを探していた。
駅近くにある年季の入った昭和チックな外観がいい感じの「住吉」さんが目に留まった。
外には「飲む気 食べる気のない方 お断り 店主」の張り紙が。
飲む気、食べる気満々の我々は、望むところだと言わんばかりの勢いで店に入る。

店の中も外観同様昭和チックのいい雰囲気。
すでに先客であふれている。
右奥にある座敷が運良くあいておりそちらを通されたのだが
何せそんなに広くない店内に先客がごった返しており
奥までたどりつくには先客に一度立ってもらわなきゃならないかなと思っていた矢先
なんと厨房の中をすり抜けてワープして下さいとの事で
言われるがままに厨房の中をすりぬけて無事に座敷席に到着。
なんかこの店面白そうだ。

まず生ビールを4人分頼むと
つきだしにてんこ盛りのポテサラと枝豆がだされた。
このポテサラが実に美味しい。
最近食べたポテサラの中では群を抜いて好みの美味しさ。
山盛りのつきだし故にしばらくはこれとビールでやり過ごせた。

仲間の一人が先にビールが終わり焼酎にシフトするために注文しようとすると
どうせ飲むならボトルの方が断然お得とのお店のお母さんの支持に従い
値段も確かめずままに黒霧島をボトルでオーダー。
その後何か別におつまみでも頼もうかと店の壁に貼ってあるメニューを見ていると
2000円セットなる気になるメニューを発見。
なんでも、マグロの中落ち、アスパラ、ナスのビール揚げ、餃子の内容で2000円との事で
物は試しにオーダーしてみる事に。

まず最初に運ばれてきたマグロの中落ちのボリュームに一同仰天!
葱まみれの綺麗なピンク色の中おちが崩れんばかりの山盛り状態で支給される。
一緒に海苔もだされてお好みでお醤油をつけて巻いて食べるスタイルだ。
居酒屋の中落ちとは思えぬほど旨み、甘みを持ち合わせる新鮮な中落ち。
これはいいじゃあないですか。

次に届いたアスパラは極太サイズの大きさのものが4本皿に乗っており
シャキシャキの食感で実に甘くて瑞々しいアスパラだった。
これもかなりいいですね。

次に届いたのはナスのビール揚げ。
これまたてんこ盛りで支給される。
どんな味なのかと思ったが
これがまた美味しい。
甘しょっぱいタレがかかっていてナスの旨さを引き上げてくれている。
かなりの量であったが美味しかったのであっという間に皆で完食。

最後に届いたのは餃子。
10個ほどの揚げ餃子がなんとラー油入りのスープに半分浸かってだされるスタイル。
こういうスタイルの食べ方は初めてだったが
このラー油スープに浸かったひたひたな餃子は驚くほどの美味しさで
この店の奥の深さを垣間見たのであった。

しかしこれで2000円て安いよな~と皆で話しているときに仲間の一人が
「もしかしてこれって一人2000円なんじゃあない?」と言い出した。
えっ? まさかそうなのか?
今までの平和な雰囲気が一転して降って沸いたような2000円問題の勃発である。
確かに良く考えると、このボリュームにこの内容。
一皿一人500円で4皿で一人2000円でも決して不思議ではない。
逆にこれだけのボリュームと内容で一人500円だとするとありえないほどの価格破壊である。
さてこの2000円問題、果たして結果はいかに?
というところでお愛想をお願いしてみる事に。

しばらくして計算を終えたお母さんが席まで来て提示した金額は
なんと全部で8500円ポッキリ!!
安い! 安すぎる!!
そんな訳で懸念された2000円問題は何事もなく
浅草橋の平和な夜は無事保たれたのであった。 笑

帰りはまた行きと同様に厨房を通り抜けてワープ移動。
店を出るときに常連さんと思しき若い女性が
「今日はありがとうございます。また使ってやって下さいね。」と話しかけてきた。
人情味豊かな浅草橋の居酒屋さん。
はい、是非ともまた来ようではないか。
2000円問題が無事解決した今宵は
足取りがいつもより妙に軽かった。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • マグロの中落ち

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9位

さかなの台所 オリエンタル (元住吉 / 居酒屋、寿司、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.3
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 3.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2014/11訪問 2014/12/12

もとすみの夜① 「さかなの台所に偽りなし」

今年の夏に野毛ツアーを一緒に決行したレビュアーさん達と私の計4人で
今度は元住吉ツアーを決行することになった。

元住吉。
通称「もとすみ」
昔この辺りに住吉村という村があり、中原町に合併された際に住吉の名が消えたのだが
住吉村の名を残してもらいたいという地元の人々の強い要望の元、
駅ができた際に、駅付近は住吉村の中心地ではなかったものの、
「元住吉」という駅名になったという。
駅を降りて
左側は「ブレーメン通り商店街」
右側は「オズ通り商店街」と
個性豊かな2大商店街があり、各駅しか停まらない駅ながら実に多くの人々で毎日賑わいを見せている。
東急東横線きっての個性的タウンといっても決して過言ではないだろう。

そんな元住吉の中でも1,2を繁盛店の呼び声の高い「オリエンタル」にまずは訪問。
今回は元住吉在中のレビュアーさんもいたので心強いばかりである。
店は噂通りのかなりの盛況ぶり。
前回の野毛ツアー同様に幹事のレビュアーさんが予約をしておいて下さったのですんなり入れたが
これは曜日や時間によっては待つことも覚悟しなければなならいだろう。

まずはビールで乾杯。
つきだしに出された味のしみ込んだぶり大根でお腹のウォーミングアップができたところで
刺身の盛り合わせ、芝エビのかき揚げ、アジの天麩羅といよいよ戦闘モードに突入。

この日の刺身は中トロ、マグロ赤味、しめ鯖、イカ、鰹たたき、アジ
といった内容で3~4人前で1980円という激安での提供。
魚はどれもいい意味で値段にそぐわないほど新鮮で美味。

芝エビのかき揚げは揚げたてでサクサクの食感がいい感じ。
芝エビと玉葱と人参の甘味とうま味。
そのまま食べても、天つゆにつけてもどちらもでいける感じだ。

アジの天麩羅は大振りのアジが一匹そのまま天麩羅になっての提供。
頭の先から尻尾まで衣に巻かれた状態のアジをガブッといけばまさに天国。
肉厚のアジのこの食感たまりませんね。

途中ビールから焼酎へシフト、
さらにはジョッキに氷と赤ワインの入った通称かち割りワインなるものまで飲んでほろ酔い気分に。
他にも魅力的な魚のメニューがまだまだ沢山あったのだがこれ以上はあえて自重。
何故かといえば運の良いことにたまたまこの日はこの店のイベント「お寿司の日」だったからである。
どんなネタのお寿司でもALL100円で食べられるという実に太っ腹なイベント。
これのためにお腹の余裕をとっておく必要があったという訳だ。

中トロ、穴子、カンパチ、秋刀魚、しめ鯖、ホウボウ、炙りサワラ、赤貝、生うに
などなど100円をいいことにここぞとばかり食べまくったが
新鮮なネタはもちろんのことシャリの握り具合、酢飯の美味しさと
ちゃんとしたお寿司屋さんででてくるものと全く遜色のない美味しさ。
これが100円とはこの店どんだけ太っ腹なんだろうか。

ディープな雰囲気を持ち合わせる元住吉の顔ともいえるべきオリエンタル。
この内容でこの量でこの値段なら、なるほど人気店にもなるわけだ。
この店の掲げる「さかなの台所」の看板に全く偽りはなかったのであった。

  • (説明なし)
  • ビールとお通しのブリ大根
  • 刺身盛り合わせ

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10位

一元屋 (半蔵門、麹町、永田町 / 和菓子)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2014/03訪問 2014/04/09

きんつばの微笑み

ご厚意で手土産にきんつばを頂いた。
自分の人生において「きんつば」なる食べ物を口にしたのは
おそらくは二桁に届かないはず。
その少ない経験の中の印象はといえば
かなり甘ったるい四角い餡子の和菓子とでも言ったところか。
しかし、今回こちらのきんつばを頂き
自分の中のきんつばの印象が180度変わった。
それほどまでにこちらのきんつばの美味しさは衝撃的であった。

四角く模られたきんつばの外壁は
小麦粉で薄焼きされており
その内にはしっとり、やさしい口触りの粒餡がたっぷりと。
この粒餡が衝撃的に美味しい。

噛めば噛むほど、上質で品のいい餡子の甘さと旨さが
まるで私に微笑みかけてくるかのように
ゆっくりと優しく近づいてくる。
砂糖、小豆、寒天、小麦粉、食塩のみの材料で
実にバランス良く作られており
これだけ粒餡がギュッとつまっているにも関わらず
しつこい感は全くない。
日本の和菓子って凄いなぁとしみじみ思うのであった。

今回この極上のきんつばに出会ったおかげで
この酒飲みの私がなんと「きんつば」を購入するためだけに
この店を訪れる日も遠い日の事ではないだろう。
それはこのきんつばを食べる前には想像すらできなった光景である。
さらに言えば、「きんつば」を題材にこのレビューを書いていることだって!!

嗚呼、人生て面白いなぁ。


  • (説明なし)
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