WEST SIDEさんのマイ★ベストレストラン 2012

「WEST SIDE」の「WEST SIZE」を気にしつつ・・・

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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食べログ初めて約1年半。
早いものですね~^^;
今年も2012年に初訪問したお店限定で選んでみました!!

ーーー2012年のいいね♪ーーー

1、最低目標であったレビュー100をクリアーできた事。
2、マイレビュアーが1年間でなぜか100人以上増えた事。
3、心のこもったコメント&メッセージをたくさん頂けるようになったこと。

いつも読んで下さるレビュアーの方々、本当にありがとうございます♪
2013年も引き続き、よろしくおねがい致します^^


               WEST SIDE

マイ★ベストレストラン

1位

はせ茂 (東白楽、白楽、東神奈川 / 日本料理、ふぐ、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2012/02訪問 2012/02/28

教えたい。でも・・・知られたくない。

東急東横線「東白楽」。
めったに訪れる街ではない。
しかしこれからはたまに訪れる街となりそうだ。
この店と出会ってしまったからには・・・。

知人から教えて頂いたこちらのお店。
仕事の得意先の面々と夜に訪問。
結論からいうと期待を大きく上回るお店であった。

大通りから住宅街へと続く名もない一本の道を入ると右手に現れる
黒を基調とした趣ある佇まい。
知らないと一人ではちょっと入るのを躊躇してしまう位凛とした存在感が立ち込めている。
店内は広すぎず、狭すぎず、
清潔感あふれる安らぎの空間で心が落ち着く。
近ず、離れずの絶妙な距離感かつ丁寧で感じのよい接客。
料理への期待はますます高まる。

今回はおまかせコース(ご飯付き)の6500円をチョイス。
このコース、旬の食べ物をバランスよく堪能できて実にリーズナブルな印象を受けた。

湯葉のウニ乗せ
毛蟹 ローストビーフ添え
クリーム豆腐のすまし汁
ふぐ刺し ふぐ皮添え
新たけのこと黒毛和牛のサンド
白子と牡蠣
しゃぶしゃぶ
雑炊 香の物
ブランマンジェ苺添え メロン

コース内容はその日により変わるようだが、
上記の内容で、この値段でこれだけ美味しいものを提供してくれる店はあまり例を見ない。
旬の良い素材を選ぶ確かな目と抜群の創作センス。
巧みな技術がきらりと光り、
何を食べてもいちいち美味しい!!
本当にいい店だ。

親しい人には東白楽に良い店があるんだよと教えてあげたい。
その反面あまり万人には知られたくない。
自分だけが知っているちょっといい店というスタンスを崩されたくない。
勝手な発想かも知れないが、たぶんこの気持ち貴方にはわかって頂けるはずだ。

  • (説明なし)
  • 湯葉のうに乗せ
  • 毛蟹 ローストビーフ添え

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2位

西洋料理 島 (京橋、日本橋、宝町 / ステーキ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2012/02訪問 2012/03/06

当たり前の少し先

このお店の噂を聞いたのはかれこれ3年前。
値段は高いがすごくうまいステーキを食べさせてくれる店があると
学生時代の食通の友人から聞いて、いつかは行ってみたいとずっと思っていた。
その友人と久々に会うことになり、せっかくなので奮発して行こうかという流れになり
何度か利用している友人が予約してくれるという事になった。
後日3週間先の月曜日にようやく予約がとれたとのメールが友人から入る。
世の中本当に不景気なのだろうか!?

京橋駅から徒歩4,5分。
予約無しのお客さんが間違えて入ってこないようにであろうか?
本当に素っ気無い程度の看板しか出ていない。
看板に従い地下へとつながる細い階段を下りドアをあければ
一昔前のサパーズクラブを彷彿させる明るくこじんまりとした店内。
気さくで陽気なマダムが席まで案内してくれる。
いわゆるこういう高級店にありがちな上品な接客ではなく、
言葉は悪いかも知れないがいい意味で定食屋のおばちゃん的なアットホームな接客。
薄暗い店内でかしこまってステーキを食べる事を想像していただけに
初めからちょっと面を食らわされた感じだ。
でもこれはこれでむしろいい感じ。

オーダーは友人の選んだコースで頂くことに。
牛タン、フォアグラ、まとや牡蠣、白アスパラ、かにクリームコロッケ、かにのポタージュスープなど
前菜として頂いたが、どれもさすがという美味しさ。
特にかにクリームコロッケの美味しさには脱帽。
高級蟹の旨みと甘みがぎっしりとつまった熱々のコロッケ。
これを食べられただけでもすでにここを訪れた価値はあったと唸らされる程の絶品であった。

そしてメインのフィレステーキはミディアムレアーで頂いた。
このステーキがまた凄かった!
分厚い肉なのだがナイフを入れるといとも簡単にスーと切れていく。
一切れ口に入れると上質の肉の旨みが口一杯にボヮーと広がっていく。
今までもそれなりのステーキは食べた経験はあったが
何ていうか、口の中に入れたときの存在感がまるで違う。
しばらく肉の旨みをこれでもかとアピールしたあとゆっくり溶けていく感じ。
この肉は凄いです。 さすがです!
ただただ脱帽。

よく人は「高くて旨いは当たり前」と言う。
自分もそれは一理あるかなとも思う。
しかし当たり前になるまでには
高い食材を最大限に生かすための技術や経験がある事を忘れてはいけない。
当たり前になるのは大変な事なのだ。
高くて旨いは当たり前の少し先には、
そんな言葉が愚かに思える程の一期一会の幸せを感じる瞬間があるのかも知れない。
ここ「島」は、そんな事を感じさせてくれる素敵なお店なのであった。

  • キング オブ ステーキ!

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3位

すし処 なかみぞ (中央林間 / 寿司、海鮮)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2012/05訪問 2012/06/05

終着駅に潜む贅沢

東急田園都市線最終駅「中央林間」から徒歩5分ほど。
友人お勧めのこちらのお店。
絶対損はさせないという強い言葉に後押しされるように
あいにくの雨にもかかわらず、遠路遙々訪れてきた。

一見どこの街にもある昔ながらのお寿司屋さんという雰囲気。
でもここのお店の魚は何を食べても本当においしかった。
まだ若いご夫婦2人できりもりするこちらのお店。
愛嬌たっぷりのご主人と、それをしっかり支えている奥様。
2人の絶妙の呼吸も素晴らしい。

この日は珍味盛り合わせから始まり、
お勧めの鮮魚をこれでもかという位頂き、
握りもお好みで随分頂いた。
素材にこだわりをもつご主人。
この日の一押しは国産(長崎産)の赤貝との事。
赤貝の99%は輸入物なので、是非国産を食べて欲しいとの言葉に動かされ
赤貝のにぎりとひもきゅう巻をオーダー。

なるほど、甘味とか柔らか味が全然違う。
まさか中央林間でこんなものに出会えるなんて!

日本酒もかなり豊富で
有名所から貴重なものまで幅広いラインアップ。

この店いいですね。
気さくなご夫婦と、おいしいお寿司とお酒。
そしてCPもすこぶる良好。
遠路遥々と終着駅まで来る価値は十二分にあるのではないか。
郊外の隠れた名店とはこういう店の事なんだろうな~と余韻に浸りながら
今度は中央林間発のガラガラの電車にゆったり座りながら帰路へと向かうのであった。

  • (説明なし)
  • 国産赤貝のにぎり
  • 国産赤貝のひもきゅう巻き

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4位

バニラビーンズ (二子玉川、二子新地 / ダイニングバー、イタリアン、ワインバー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2013/02訪問 2013/03/08

やさしい夜遊び

--- 2012年 3月 ---


昨年の再開発で更にパワーアップした感のある二子玉川。
そんなセレブの街の代名詞といわれるこの街だが
高島屋の少し先には昔ながらの商店街がひっそりと残っていたりするのがちょっと嬉しくなる。
その商店街の途中に隠れ家のようにひっそりと佇むこちらのお店。
夜な夜な遊び好きな大人たちが集まる超人気店だ。

地下1階にあるこちらのお店。
無機質な階段をおりていくわずかな時間さえもが、
まるで秘密基地へ侵入するかのようなわくわくする気分にさせられる。
このわくわく感・・・言うなればこれから始まる今宵の楽しい宴の助長のようなものである。

ドアを開ければ薄暗い個性的な空間がお出迎え。
アンティークな家具や、ほのかに燈るキャンドル。
ゆったりと包んでくれるソファーにローテーブル。
一つ一つの物達が手作り感たっぷりで温かみのある雰囲気をかもしだしている。

フードもドリンクも実に種類が豊富。
ジャンルにとらわれないオリジナリティーあふれる創作料理がここの売り。
先日伺った際に頂いた中からお勧めをいくつか紹介。

 ニース風サラダ・・・ツナ・アンチョビ・玉子・トマト・ポテトなど具沢山。ボリューム満点。
 アンチョビポテト・・・酒のつまみに最適。 サワークリームがいいアクセントになっている。
 帆立と粒うにの生春巻き・・・贅沢なコラボ。大きさも計られたかのような食べやすいジャストサイズ。
 牛ホホ肉の黒ビール煮・・・トロトロのホホ肉が口の中でとろけます。ビールが進みます。
 オニオンタワー・・・オニオンリングをいくつにも重ねて20センチ程のタワーとして提供される。見た目にも楽しい一品。
 杏仁豆腐・・・ジャスミンシロップがかかった手作り感たっぷりのデザート。しっかりプルプルの食感。
          ババロアやブランマンジェに近いかも。自分的には生涯最高の杏仁豆腐かも。

どれを食べても外れはなく、CPもすこぶる良いのも魅力的。
どんなシチュエーションでも対応可能だがお勧めは
女子会、ちょい悪オヤジの会、秘密のデートといったところがここのロケーションには似合っている気がする。

「バニラ ビーンズ」
おそらくは遊び心を持ったやさしい大人が作った
遊び心を持ったやさしい大人のための
やさしい夜遊び用の空間。
いくつになっても、いつの時代も、やはり夜遊びは楽しいものである。


---  2013年 2月 ---

同じ面子とちょうどほぼ1年ぶりの訪問。
相変わらずの人気ぶり。
薄暗い店内にはびっしりと先客が。

相変わらずな種類豊富な創作料理。
何を食べての美味しくて、CPすこぶる良好!!
本当にいかしたお店だ。

夜遊びはやはり楽しいですね♪    

  • (説明なし)
  • (説明なし)

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5位

WALL 青山店 (表参道、外苑前 / バー、カフェ、イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.7

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2012/11訪問 2012/11/20

禁じられた遊び

究極の隠れ家BARを求めて今宵は表参道へと。
「看板がでていない」
「絶対一回ではたどりつかない」
「たどりついたら奇跡」などなどの
隠れ家好きの私のハートをわしづかみするるような噂を耳にして
絶対探し出してたどりついてやろうという強い思いの中
わくわくしながらこちらのBAR探しの旅にいざ出発。

表参道駅から小原流会館を目指し、骨董通りを進む。
小原流会館を左に曲がり、最初の路地を右に曲がる。
突き当りには普通の民家。
その民家の横に白い建物がある。
ここまでは予め調べた通りだ。
さて、問題はここからだ。
この白い建物、看板らしきものがないし、ましてや入り口らしきものが見当たらない。
ただの白い壁しかないではないか。
これは道を間違えたか?
早くも頭の中で不安がよぎる。

もう一度白い壁付近をくまなく散策するが、やはり入り口めいたものは見当たらない。
気を取り直し白い壁にもう少し近づいてみる。
するとよく見ると一点だけ扉のようなものがあるではないか。
白い壁に一体化していて立体感をわざと消した作りになっているのでこれが扉とはわからない。
そもそもこれ本当に扉なのだろうか?
恐る恐る軽く押してみると明らかに少しだけ動いた。
もはやこれはトリックアートの世界である。
そしてその扉を思い切って開けてみる。
開いた! とりあえず建物内には潜入できた。
しかし中に入ってもまったく人気を感じさせない無機質な空間が待っていた。

この建物の中に目指す店がなかったら、
これはただの不法進入者になってしまうなと再び不安がよぎる。
あたりを見回すと左右にひとつずつ部屋らしきものがある。
まずは思い切って左にある扉を開いてみる。
誰もいないではないかと思い、部屋の右を見るとそこに人影が。
思わず「あ、失礼しました」と声がでてしまったが
よく見るとでかい鏡に映った自分の姿だった(笑)
少し安心してこの部屋をよく見てみるとどうやらトイレであることが判明。

ここがトイレだとすると目指す店は右側にあった扉の奥にある可能性がかなり高い。
トイレをでて恐る恐るもう一つの扉を開けてみることに。
外からはまったく人の気配は感じられないが選択肢はもはやここしかない。
思い切ってオープン・ザ・ドアー!!

ドアーが開いた瞬間に目に飛び込んできた長いカウンターとカウンター後ろの一面のグリーン。
「いらっしゃいませ。」とバーテンダーさんの声。
「いらっしゃいましたよ!やっとこそながら自力で!」と心では思いながら
「あ、どうも」と平静を装い大人の男を演じてやった。
念願のBARにやっとたどりつくことができた。

フランスの現代芸術化兼植物学者が手掛けたという内装は圧巻の一言。
コンクリート打ちっぱなし系の長いカウンターのバックには
酒瓶でななく、数種類もの観葉植物がこれでもかと言うほどに生い茂っている。
薄暗い店内に特殊照明でライトアップされた緑が
なんとも幻想的に目にやさしく溶け込んでいく。
奥にはテラス席も完備されており、これからの季節はストーブで対応との事。
まさにここは異空間。

ワインセラーも完備されておりワインが売りのようだが、
今回はまず緑のイメージにつられてモヒートを。
その後、タリスカー、ラフロイグとモルト系で楽しんできた。

店員さんの話によるとこのグリーンのバックカウンターは日本初との事。
看板はあえて出さず、宣伝もあえてほとんどしないで
口コミだけでやっているとの事である。
アプローチから内装まで究極の大人の遊びの追及といったところか。

これだけ大人の遊びをこれでもかというほど見せ付けられて
自分もちょっとやり返してやりたい気持ちになってきた。
帰る際におしぼりで即席のトトロを作って、
森に帰るトトロに見立ててそっとカウンターに立たせて店を後にした。

文豪梶井基次郎は小説「檸檬」の中で
檸檬を丸善の積まれた書籍の上に時限爆弾の如く置いて店を後にしたというが
凡人の私に出来ることはせめてこの程度のたわいも無い悪戯だが
それでもしてやったりの気持ちである。

店に入るまでは15分程の時間を費やしたが、
帰りはものの15秒ほどで店の外へと。

外にでればもう確実にすぐそこまで来ている冬の気配を肌で感じる。
そんなひんやりした空気とは裏腹に
高揚して若干ほてり気味の自分がそこにはいるのであった。
今宵も気分は上々だ!


  • グリーンバックカウンターとおしぼりトトロ(若干いびつ!)
  • (説明なし)

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6位

ミスターグッド バー (赤坂見附、赤坂、永田町 / バー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 -
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2012/07訪問 2012/08/09

Mr.Good Barを探して

この日は会社の部下数人と会食した後、
一人でもうちょっと酒が飲みたくて
真夏の赤坂見附の街を徘徊していた。

もうちょっと一人で飲みたかったのには理由がある。
いわゆる現代の草食系男子の部下達のマイナス指向の話にパワーを奪われ精神的に疲れてしまい
ちょっと自分自身をリセットしたい気分であったからだ。

この界隈には顔なじみの店もあることはあるのだが
あえて新規のBARにでも挑んでみたい気分だった。
失われたパワーを取り戻すには、なじみのBARでまったりするよりも
あえて攻撃的に新規のBARを開拓することの方が賢明に思えて
自分の持っている嗅覚だけを頼りに
一人、GOOD BARを探す小さな小さな旅に身をゆだねてみた。

できれば人通りの少ない裏路地で、隠れ家的に地下などにあればいいのだが
などと何となくイメージを沸かせて徘徊すること約10分。
裏路地に「Mr. Good Bar」の看板を発見。
ベタな名前だが今の気持ちで、この名前は何か運命めいたものを感じる。
希望通りのひっそりと地下へと繋がっている階段が
まるで今宵の自分を手招きしているかのように感じた。

何の躊躇もなく見えない力に吸い込まれるが如く階段を降りていく。
すりガラスになっているドアを開ければ
薄暗くて落ち着いているが、かといってかしこまったような空気ではない
何とも言えない素敵な空間が待っていた。

女性バーテンダーさんが多いのが特徴的だ。
と言ってもいわゆるガールズバーみたいなものではなく
ちゃんとした腕も知識も持ち合わせた女性バーテンダーさん達が働くBARである。
どの女性も髪をキリッと束ね、黒と白のホテルの制服のような格好で清潔感が感じられる。
自分が最も愛する70年、80年代の洋楽が随時かかっているのも嬉しい限りだ。

この日はまずラフロイグをロックで頼みしっかり薬草系の苦味を楽しみ
次は白州のソーダ割りでさっぱりとという変化で楽しんでみた。
途中バーテンダーさん数人と随所にお話して頂いたが
へんにかしこまった感がなく、かといってなれなれしい感もなく
実に心地の良い距離感を保った接客。
来店してからほんのわずかな時間だけで、
さっきまでの失われたパワーがどんどん回復していくのを肌で感じる。

店内の壁には一枚の映画のポスターが張ってある。
「ミスター グッド バーを探して」
名優リチャード ギアが出演している初期の作品だ。
店名はここからとったのだろうか。

今宵、自分にとっては、文字通りこの店は間違いなく
「Mr. Good Bar」そのものとなったのであった。

  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

山麓園 (河口湖 / 串焼き、ほうとう、ろばた焼き)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2012/08訪問 2012/09/13

富士山麓、囲炉裏の夏。

お盆を少し過ぎたころ、今年の夏の富士山を見ておきたいという衝動にかられ
家族を連れて車を飛ばし、河口湖までやってきた。
富士山を眺めるスポットは河口湖だけでなく他にもいくつかあるのだが、
まず河口湖が頭に浮かんだ。
その訳はついでに河口湖近くにあるこちらのお店に来てみたかったからである。

2~3年前見たテレビでこの店の存在を知り、
いつか河口湖の方に行く機会があったら行ってみたいなと思っていた。
河口湖から車で5分程のところにあるこちら「山麓園」さん。

築150年の合掌造りの古民家を飛騨神岡から移築したという外観は一見の価値あり。
思わず荘厳な気分にさせられる。

店に入れば高い天井と囲炉裏の空間がお出迎え。
都会ではまず味わえないであろう趣のある空間を演出している。

頂いた料理は囲炉裏で自分達で焼いて食べるろばた焼きの「山麓コース 3150円」。
ニジマス、合鴨、生揚げ、しそ田楽、だんご、豚、野菜串、とうもろこし、有頭海老、帆立貝串などが串刺しされた状態で提供され、
軍手をはめて自分達で炭火の囲炉裏で焼いて頂くというスタイル。
これに、サラダと最後にはほうとう鍋までついてくるのが嬉しい。

夏の囲炉裏はさすがに少し暑かったが
それでも自分達で囲炉裏を使い焼いて食べる醍醐味には変えられない。
さながら昔版バーベキューとでもいったところか。

お好みでカメに入った醤油ベースの秘伝のタレをつけて頂く。
ニジマスや海老などはさっきまで生きていただけだけあって新鮮で本当に美味しかった。
もう一本食べたいものは追加で単品で頼めるのも嬉しい限り。

最後のほうとう鍋はすでに完成された状態で提供され、あとは分け合うのみ。
芳醇な味噌の香りと煮込まれて柔らかくなったカボチャがいいですね。
最後は残ったノンアルコールビールを一気に飲み干しご馳走様!
楽しく、美味しく頂き大満足であった。

これが人生初の囲炉裏体験。
「乙女の祈り」ならぬ「遅めの囲炉裏」といったところか!?

店を出て合掌造りの古民家に最敬礼。
次への富士山絶景スポットを求め、再び車を走らせるのであった。
2012年8月。
一期一会の夏。


  • 河口湖から臨む富士
  • 焼き最中
  • 焼く直前

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8位

船場亭 (日光その他 / 郷土料理、うなぎ、天ぷら)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2012/10訪問 2012/10/19

癒しの法則

決してそこにこだわっているわけではないのだが、
気づいてみると最近は旅行のたびに
茅葺き屋根の古民家風の店に立ち寄ってしまう。

やはり無意識のうちに私が癒しを求めているのであろうか。
それとも茅葺き屋根の方が私を導き入れてしまうのか。
それはまるで恋愛中の男女のように、
イニシアティブがその時の状況で微妙に変わるかのごとく、とにもかくにも恐らくは相思相愛の状況。
今回日光方面への旅でも、もはや当たり前の如く茅葺き屋根の店での食事を選択してきた。

鬼怒川横に凛と構える茅葺き屋根の古民家。
鮎やイワナの塩焼き。
さらには鰻やドジョウ鍋など、川魚中心に提供してくれるこちらのお店。
そばや、うどん、味噌おでん、焼きおにぎりなど田舎料理などのメニューも豊富に揃っている。
BGMは店の下を流れる鬼怒川のせせらぎ。
いいですね~、 とっても癒されます。

今回は鮎の塩焼き、焼きおにぎり、鰻などをオーダー。
焼き物は店の人が炭火で焼いて15分程度で提供された。
茅葺き屋根の古民家で、川のせせらぎを聞きながら食べる鮎の塩焼き。
贅沢極まらないシチュエーションである。
鮎の身はほっこりとして甘味さえありとても美味。
嗚呼、日本ていいな~!と再認識させられる。

焼きおにぎりは醤油のおこげがなんともいい感じの焼き具合い。
表面はちょうど良いカリカリ具合いでなんとも香ばしくてほっこりした気分にさせられる。

〆の鰻は三河一色産のブランド鰻を使用。
蒸して、焼いて40分ほどで提供される。
鰻は結構な肉厚なのだが、食感ふわふわで、しっかりと炭で焼いた焦げ目の香りがいい感じ。
甘辛いタレとの相性もバッチリで
美味しくて、あっという間に完食してしまった。

茅葺き屋根×川のせせらぎ×秋晴れ×鮎の塩焼き×焼きおにぎり×鰻=癒しの時間+家族の笑顔

最強の癒しの法則、これにて完成。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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9位

中村 玄 (恵比寿、代官山 / 中華料理、薬膳、鍋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.1
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.2
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2012/09訪問 2012/11/13

扉の向こうの北京

恵比寿にある古いマンションの2階。
表札には「中村玄」と書いてある。
一見住居を思わせる無機質極まりないその扉を思いきって開けてみれば
そこには外観からは想像できない活気あふれる空間が待っている。
元祖恵比寿隠れ家系マンションレストラン。
今、北京で空前のブームという麻辣香鍋を食べにこちらの店を訪れた。

店内は朱色をベースとしたシックな雰囲気。
きびきびと元気良く楽しそうに働く気持ちの良い店員さんたち。
硬さと柔らかさのバランスのとれたなかなか居心地の良い空間だ。

こちらのお通しはなんとパクチー。
中国パセリとも題されるパクチーがなんと食べ放題。
パクチー好きの自分には嬉しい限り。
味噌たれとパクチーたれが添えられていてお好みでつけて食べられる。
根っこまで食べられるパクチーをむしゃむしゃやる醍醐味が何とも良い。
必然的におかわりである。

そして名物の麻辣香鍋。
今回生まれて初めて食べてみた。
セロリ、黄色ズッキーニ、赤パプリカ、青パパイヤ、モロッコインゲン、蓮根、マコモ茸、しめじ、きくらげ
エリンギ、タケノコ、人参などなど約20種類ものその日の旬菜と
非常に辛いが香りも良いといわれる朝天唐辛子をオリジナルの火鍋醤で混ぜ
これを強めの火力で一揆に炒めて出来上がる汁なしスタイルの火鍋である。
トッピングで鶏肉、豚肉、きのこ類、海老、豆腐などが入れられるとの事だったので
豆腐を入れてみることにした。

店員さんから「唐辛子は除けて食べてくださいね。 食べると大変な事になるから!」
と唐辛子除け用の別皿を渡される。
試しに食べてみようかとも思ったが、忠告通りに唐辛子を除けて頂いて見る。

様々な旬菜の甘みや香りとピリ辛の唐辛子のエキスが
複雑に絡み合いすごく美味しい!
体もポカポカになり、食べれば食べるほどどんどん元気になっていく感じ。
こりゃあ、なかなか優れものの料理だ。
なるほど、北京でブームになっているのもうなずける。

麻辣香鍋→ビール→パクチー→ビール→麻辣香鍋→ビール→パクチー→ビール→・・・・・・・・
の心地よい作業をしばし繰り返し、恵比寿の夜は更けてゆく。

この店は確か麻辣香鍋の前は当時ブームであったコラーゲン鍋をメインにやっていたはずだ。
ブームが去りし頃、次なるブームを早めに仕掛けてくる。
この中村玄という男、なかなかの商売人なのである。


  • マーラーシャン鍋
  • パクチー
  • (説明なし)

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10位

大黒寿し (堀切菖蒲園、堀切 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2012/06訪問 2012/07/05

遠いあの日の江戸前

遥か昔、少年時代の話し。
お祝い事とか、何か特別の日に限り
我が家ではお寿司を食べに行った想い出がある。
回転寿司など当然無い時代、今思えば
両親もかなり奮発してくれたのであろう。
なんかそんな遠い昔の記憶が
この店のお寿司を食べたら、ふと蘇った。

昭和の面影を残す下町の住宅街に
ふと現れるこちらのお店。
何とも言えない風情がある。
さまになっている。
なんでもこの地で実に今年で53年との事。
今は2代目と3代目が切り盛りしている。

魚のネタはどれも驚くほど新鮮。
特にマグロが良い。
刺身も良いが、マグロのカマ焼きなどはアブラが程よく乗っており
ジューシーで美味。
これだけ良いネタなのに下町価格なのがまた嬉しくなる。

昔ながらの江戸前寿司を堪能できる
真面目なお寿司屋さん。
昔は近所に必ず一軒位はあったこういう個人経営の良店が
年々少なくなっているのが寂しい限りである。

進化は求めない。
願わくば、いつまでもこの場所で、今のままのスタイルで
真面目で美味しい江戸前寿司を提供し続け
客人の舌と心を魅了し続けていって欲しい。

  • (説明なし)
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