kmrさんが投稿した三宅輝(東京/六本木)の口コミ詳細

腹部及び味覚への痛打(仮)

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三宅輝六本木、六本木一丁目、麻布十番/日本料理、うなぎ、海鮮

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥20,000~¥29,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.4
      • |雰囲気 4.4
      • |CP 4.4
      • |酒・ドリンク 4.4
1回目

2022/10 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.4
    • | 雰囲気4.4
    • | CP4.4
    • | 酒・ドリンク4.4
    ¥20,000~¥29,999
    / 1人

怒涛の贅沢尽くしで至福の時間を過ごせました

【三宅輝 @六本木】

六本木の路地裏にひっそりと構える和食のお店です。
隠れ家というほどではないのですが、看板が非常に分かりにくい位置にあるので、見つけるのにちょっと苦労するかも。

奥には個室もあるようですが、8席ほどのL字のカウンターが厨房を囲むように配置されています。
高級感のある趣だし、目の前で調理を見ることができるので気分が高まってきますね。

◇おまかせコース◇

こちらはアラカルトはなく、おまかせコース1本のみ。
これがとてつもなく素晴らしい内容でした。

最初に今日の目玉の食材ということで、活きた鰻と才巻海老を見せてくれます。
活きが良くてこれが食べられるかと思うとワクワクしてきました。

◆柿
最初に出てくるのは、柿をくり抜きその中に春菊や木耳、柿の実を蕪で巻いて胡麻の白和えした一品。
気持ちが安らぐ料理です。

◆甘鯛 湯葉
菊花仕立ての出汁の中に湯葉と鱗のついた甘鯛が浮かび、その上には月に見立てた酢橘の皮が添えられています。
この甘鯛の身がふわっとして美味しいのですが、鱗がパリパリ香ばしくさらに美味しさを引き立ててます。

◆マグロ中トロ 真羽太 秋刀魚
お造り三品です。
お好みで醤油塩でいただくようになってます。

マグロ専門仲卸の『やま幸』から仕入れた、岩手県の山田町で水揚げされたマグロ。
そのマグロの中トロを漬けにし、沢庵を中に忍ばせてあります。
単体でも素晴らしく美味しいのですが、刻んだ沢庵がいいアクセントで噛むのが楽しくなります。

愛媛県産の真羽太は、とろろ昆布と海苔の佃煮を挟んであります。
ぷりぷりした食感で上品な甘みに挟んでいる具材の風味が加わりとても美味しいです。

秋刀魚は宮城県の女川で取れたもの。
唐墨がまぶされているのですが、秋刀魚の身の美味しさも負けていません。
最強コンビですね。

◆ノドグロ
山口県産のノドグロを幽庵地焼きした一品です。
添えられているのは、長野県産の黒あわび茸と紅葉と銀杏の二色の人参。
朴葉味噌をお好みでつけていただきます。
ノドグロ大好きなんですが、このノドグロがほんと白身と思えないジューシーさで、口の中に旨みが広がりつつ喉を通っていきます。
黒あわび茸もこりこり食感でいい味してますね。

◆輝キャビア
宮崎県産のキャビアとのこと。
一般的なキャビアの半分以下の塩分濃度なので塩辛くなく、その分風味をしっかり感じられます。
これを根室の雲丹と合わせてご飯と一緒にいただきます。
なんて贅沢!
口の中で海の幸の風味がこれでもかと駆け巡ります。
至福です。

◆才巻海老 松茸
最初に見せてくれた、才巻海老をしゃぶしゃぶでいただきます。
ぐつぐつした餡の中はこれまた贅沢な内容です。
中には、佐賀牛のサーロイン、細く裂かれた下北半島の松茸、むかご、銀杏、海老芋、茄子が入ってます。
もうこれは餡だけでも主役ですよね。
熱が通り色が変わった才巻海老も柔らかな餡の風味を纏いつつぷりっとして美味しかったし、やはり餡の中の具もめっちゃ美味しかったです。

◆鱈白子
鱈の白子を春巻にしてあります。
自分が白子も春巻も大好きなことをお店の人があらかじめ知ってたのじゃないかと思う一品です。
出汁醤油と辛子ソースを和えたものをお好みでつけていただきます。
もう言わずもがなの美味しさです。

◆米沢牛
米沢牛A5ランクのシャトーブリアンの登場です。
下には山椒と醤油のソースが敷いてあり、上にはピエモンテの黒トリュフが。
さらにその上には揚げた稲穂が載せてあります。
横には、フルーツピーマン、落花生、鬼灯、饅頭(シルクスイート・百合根)が添えられています。

肉汁がぶわっと広がる柔らかいシャトーブリアンにトリュフの風味が加わり、至高の美味しさです。
それに添えられている揚げた稲穂はポップコーンのようでいいアクセントとなっています。

あとフルーツピーマン、これがほんとフルーツかと思うような甘さで、嫁がだいぶ気に入ってましたね。

◆いくら 木の子
三つ葉と占地に土佐酢のジュレおろしとフィンガーライムをかけたもの。
濃厚な料理が続いたところでほっとする一品の登場です。
あっさりさっぱりした味付けで口直しにちょうどよい感じです。

◆130年のうなぎ蒲焼
ここまで主役級が連続していましたが、いよいよスペシャリテの登場です。
岐阜県多治見の河内屋?川地家?という鰻屋から譲り受けた130年もののタレを使用し、冒頭の鰻を蒲焼にしてくれます。
小丼ですが、ご飯大盛にしてもらいました。
いやこの蒲焼が美味しい。
オーナーの出身が多治見ということで、蒸さない地焼スタイルの蒲焼です。
久しぶりに関東風じゃない蒲焼をいただきましたが、地焼だと皮の香ばしさが存分に味わえて、濃厚なタレと相まってこれが抜群に美味しい。
納得の美味しさです。

◆ピオーネ バラード
ピオーネとバラードという山梨県産の洋梨をいただきました。
この洋梨と残っていた日本酒を何気なく合わせて飲んだところ、両方の旨味が倍増しました。
とお話ししたところ、萬寿泉を出してくれました。
これ、デザートワインのように甘くて美味しかったなぁ。

◆林檎のアイス最中
最中の中は、林檎のコンポート、カスタードクリーム、生クリーム、林檎のシャーベットのリンゴ尽くし。
さっぱり冷たくて、高揚した体と気持ちを落ち着けてくれます。

◆黒豆茶
丹波の黒豆が一粒入っているので、お茶を飲みつつしっかりいただきました。


◇日高見 超辛口純米酒
◇黒龍 大吟醸 龍
◇萬寿泉 貴醸酒 生酒
自分が飲んだのはビールとハイボール以外に上記の日本酒を。
料理に合わせて、おススメを出していただけました。

◇ぎんの雫 Goutte d'Argent
日本酒苦手な嫁はこのワインや梅酒をちびりちびりと。
これは、チリ産ワインで獺祭と共同で生産したとか。
漫画『神の滴』にも登場してるらしいです。

ちなみにこちらの器は、オーナーが自ら焼いた美濃焼の器を使用しているとのことです。
青の器って食欲そそらないのであまり使われないということでしたが、こちらの青の器は美しくて全然そんなことなかったです。

怒涛の贅沢食材の嵐で、それに溺れず調理方法も素晴らしく、どの料理もずっと記憶に残るものばかりでした。
ほんとに全てがTop of Top Tierです。
接客も心地よい距離感を保ちつつ、料理の説明やおススメのお酒をさりげなく出してくれますし、至れり尽くせりであっという間の2時間半でした。

ほんと自分の中でもオールタイムベストに位置するお店になりました。

2022/11/01 更新

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