スタープラチナ・ザ・ワールドさんのマイ★ベストレストラン 2018

美味しいものを食べると人は幸せになれる

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スタープラチナ・ザ・ワールド (男性) Tabelog Reviewer Award受賞者Tabelog Reviewer Award受賞者 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

例年ながら、レビューが半年ほど遅れている関係で、ベストオブベストの2018ではないことに御理解いただけましたら幸いです。
ただ、口コミ数が少ないお店で是非御紹介したいと思うお店については、先んじてのアップをしておりますので、この中で御覧いただけるかと思います。
昨年からお付き合いさせていただいている、神楽坂阿部さんの伸びには驚嘆…このレベルの和食が比較的予約しやすくお伺いできるのは本当に嬉しいことです。
重鎮ではありますが、秋田の「たかむら」さんは、考え方を含めて非常に勉強になりました。
渋谷「ナンペイダイ」もニューワールドを見せていただきました!
まだレビューアップしていませんが、宮崎の超新星も…またこれは翌年のランキングでベスト3には入ってくると思いますので、お楽しみに。
本年も色々な方にレビューを参考にさせていただきました。また、見てもいただき、新たな出会いもあり、充実した1年であったと感じています。
本当にありがとうございました。
また、食事にお付き合いいただいた方々にも併せて、御礼を申し上げたいと思います。
久しぶりの東北も楽しく、また遠征は欠かさずやっていこうと思った次第です。

マイ★ベストレストラン

1位

神楽坂 阿部 (牛込神楽坂、神楽坂、牛込柳町 / 日本料理、うなぎ)

7回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.7
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.7
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 ¥5,000~¥5,999

2019/12訪問 2020/01/03

至高の料理人にして最高の人となり

東京都神楽坂、食べログを始めた時に、食の世界を探求していく心を忘れないため、フルマーク5点を付けることはしまいと思っていました。
しかしながら、こちらのお店は、本当に素晴らしかった…
丁寧、真摯、実直、暖かさ、料理に対する姿勢とお客さんに対する姿勢とがイコールでして、ここまで素晴らしいお店と出会えたのは、私にとって本当に奇跡のような出来事でした。

第六感から、こちらのお店が気になり…最初の出会いは私に非がある予約の行き違いでしたが、その対応が素晴らしくて、再度予約してお伺いすることになりました。
御夫婦のホスピタリティ、信じられないようなコスパ、通うたびに向上していく料理…
連れて行く人、連れて行く人、皆が、また行きたいと言ってくれ、ファンが増えていく稀有なお店でした。
ミシュランを獲られた際にも、友人とはハイタッチしてしまいましたよ。
再訪を約束した友人もたくさん…
行きたいと言ってくださる方、実際予約を取ってくださっていた方もいらっしゃいました。
特に再訪を約束していた友人の1人とは、近く具体的な日程調整に入るところでした。

12月末の訪問はミシュランを取られる前の予約にて、ミシュランを獲られた後の初訪問でしたが、いつも通りの阿部さんでして、おめでとうございます!と申し上げるのを、皆さんが喜んでくれるので、獲って良かったと仰っていました。
この日の料理も飛びきりでした。決して調理法を固めず、時期時期の食材で良い意味で遊ばれる、チャレンジ精神がある料理をこの日も味わうことができました。
いま、トップクラスのお店が値上げを重ねる中、御主人は色々と試していきたいことがあるので、しばらくは値上げは考えていないです。ただ、美味しくない料理を出すかもしれませんけど(笑)と仰っていました。
いやいや、これだけ考えられて、作り込まれた料理が美味しくない訳ないではないですか…御主人の控えめで謙虚な姿勢がわかり、心に残るご発言でした。
今回の料理コースは、フルスコアに値する素晴らしさ、私にとって唯一無二のコースでした。

御主人とは同年代、これからずっとずっとご一緒させていただけると思っていました。
いつかご夫婦で九州にも遊びに来てくださいとのお話もさせていただいていました。
研鑽と挑戦を重ねる阿部さんのこの先をもっとずっと見てみたかった…

これほどの才能と人格とこんなに早くお別れせざるをえなくなるなんて…
このレビューが良いのか悪いのか、かなり悩みましたが、御主人は笑って許してくださるような気がしました…皆さんがミシュランを喜んでくれるので、獲って良かったと仰る御主人ですから…

私自身の史上最高のレストランとして、今の気持ちを忘れずに残したく書かせていただきました。
本当に本当にありがとうございました。
記憶から決して消えることのない、史上最高のレストラン。
女々しいようですが、またあの雰囲気の中で、あの食事を楽しみたかった…早すぎます…
東京都は神楽坂、鰻の百名店に選ばれ、食べログのスコアも4.0。レビュー数が少ない中でのこの点数は驚異的です。
また、特徴的なのは、訪問された方々の評価として、こちらをこれまでの食体験でトップクラスと評する声が多いことです。
特に若い方であっても、ストレートに美味しいと思わせる力がこちらのお店にあります。
京都系の和食とは少々違うアプローチですが、出汁等も含めて、料理の一体感がありますね。
今まで和食に満足できなかった方も、きっと、きっと満足していただけるお店だと思います。

今回の訪問は、私の友人たちとお伺いでしたが、一度来たこちらの味が忘れられずにの再訪です。
お店から出た後の私も含めた3人の感想「やっぱりここが一番美味しいね!」と大満足の再訪となりました。
ただ、予約が取りにくくなっている状況でして、1日2組しか取らないというところが、こちらの希少価値を更に高めていると思います。

さて、この日もどれもこれも美味しく…
鰻については、もう外で食べられなくなる危険性がありますね…
次に予約を取れるのはいつになることやら…ですが、最高かつ至高の体験をするために、まさに今行くべき最も勢いがあるお店の一つだと思っています。
東京都神楽坂にある鰻が特徴的な和食のお店、めきめきと評価も急上昇しており、食べログの鰻百名店にも選ばれ、この上昇気流はどこまで!?
御夫婦のお人柄も最高に良く、驕らず真摯にを地でいくお店だと思っています。
最近は、急な予約は難しくなってきているようでして…今回はたまたまタイミングがあり、20年来の旧友とこちらにお伺いして来ました。
個室とカウンター席がありますが、当然にカウンター席択一!

みる貝とうるいの土佐酢かけからスタート、鰻が好きな人って貝が好きな人が多い気がしますね。
この日もトップスピードでのスタートです。
蕗と生バチコ炙りは、お酒が進む至高の出会い。福井県黄金蟹の椀盛、蟹のふくよかな美味しさも素晴らしいのですが、お椀の味わいの深さにも感嘆。
鰻の蒲焼、天然山菜のごまよごし。これは語るまでもない美味しさ。
そして、ここでお造りが登場。江戸前真子ガレイと佐島アオリイカのお造り。これもパーフェクト~。
そしてスッポンとフカヒレの茶碗蒸し、最近はフカヒレも好まれて使われていますね。
スッポンの美味しさも存分に引き出されています。
対馬のどぐろと金沢筍の酒焼き、花山椒。これは凄まじかった、鳥肌が立った一品です。食べさせていただき感謝。
長崎マダカ鮑、ホワイトアスパラソテー、肝ソース。
メインが何品も出て、どこが料理のクライマックスかわからない(笑)あな番の犯人捜しみたい(笑)
青森棘栗蟹と筍の土鍋御飯は、旬を閉じ込めていまして、高級食材ではないけれども、美味しさ満載。私はこういうご飯大好きです。
最後は同郷のマンゴー。
久しぶりの訪問になってしまいましたが、パーフェクトなコース構成…
個人的なランキングでは、現時点では日本一!
次の予約が楽しみです~。
繰り返しになりますが、今後もこちらのお店とご一緒させていただけますように…
東京都神楽坂、開店から1年半程度の新しいお店ですが、大のお気に入りでこれまでランチで2回、夜に1回お伺いしています。
ランチ営業はなくなったので、夜のみとなり、お伺いするハードルは上がっていますが、それでも可能な限りお伺いしたいと、やってきました。

年の後半には、こちらのお店をメインに据えた東京ツアーを宮崎の友人たちと決行することも決定!
いや、現時点では人生最高のレストランと言っても過言ではないお店です。

それを決定づけたのは、今回の夜訪問…
15,000円のコースですが、もうモンスター級の味とコスパでして、思わず身震いしました!
雲丹+トリュフ+キャビアのような華美な演出をされる訳ではありません。
良いものを使い、その良さを引き出すために技術を駆使されている。御夫婦の人柄のような実直なお料理だと思っています。
それが、私の琴線にピタリと。

なぜ予約困難店にならないのか!?と不思議でなりませんが、適度に予約が取れるお店であってほしいとの我儘な想いを持っていまして…(汗)
このお店の誕生から、現在までを見てこれた点は本当に幸せです。
願わくば今後も共にご一緒させていただけますように…
東京都神楽坂、開店から1年程度の新しいお店ですが、大のお気に入りでこれまでランチで2回お伺いしました。
お店への訪問は2人以上との縛りがありましたので、少々間が空きましたが、埼玉の友人と一緒に訪問。

既に満席の日も多くなってきていますが、知名度も上がっているのでしょう。
夜は15,000円と20,000円のコースがありますが、今回は15,000円のコースでお願いすることにしました。
四の五の言わずに結論を言うと…「夜も最高、いやお酒を飲める夜こそ最高」!

夜は和食の比率が高まりますが、最初から全力のクオリティとクオンティティの雲丹。
お椀もお刺身も和食のトップクラスの技と素材でして、決して鰻だけのお店ではないのです。
そして、こちらのお店は貝がお好き(笑)
前回、後輩たちがお伺いした時も貝が多かったと聞いていましたが、この日もとり貝が炙りで。
いやはや、鰻+貝が好きなところも、私との一致点、非常に食の嗜好が合っているお店だと再実感。
そして、思いの外早い鰻の登場、白焼きとタレ焼きで、天然と養殖の食べ比べ。
天然も美味しい鰻を仕入れるルートを確保されているのは素晴らしく、天然が養殖を上回る摂理道理の結果となりました。ただ、養殖もそんじょそこらの天然なら圧倒できそうな鰻でしたね。
こちらの鰻の美味しさの秘密も教えていただきましたが、他店と全く違うアプローチが生み出す旨さだったんですね…

ただ、ここで鰻が出てくると後ろのラインナップがきつくなるのでは?と思ったのですが、そこから噴火湾の毛蟹、そして黒鮑、いや…豪腕…これに技術の裏打ちがあるから、堪らない…
そして炊き込みご飯食べた後に、宮崎県産のマンゴー。
マンゴーは大玉で、糖度もかなり高いもの。素晴らしい。

最後まで抜くことなく、全力投球のコース料理は、御主人のお人柄が現れた料理です。
満足×満足×満足の∞。
個人的には鰻+白米の破壊力を楽しみたいので、次は〆御飯の際に鰻を持ってきていただくよう、予約時にお願いしたいと思いましたね~。

御主人と奥様の人柄にも癒される至福の時を過ごすことが出来ました。
今後ずっとお付き合いさせていただきたいお店です!
ランチはなくなってしまったので、これは備忘録レビューとして御覧ください。
タイトルの通り、鰻を交えて、これだけのクオリティを担保できるこちらのお店に万歳!
和の技術がしっかりしていながら、しっかりした素材を使われており、派手さや絢爛さはないものの、食後感が非常に高い佳店です。
そして、飛び道具と言っても過言ではない鰻の力…この鰻の美味しさは反則級でして、紹介した後輩も夢に出そうです!と言っていました。
夜はともかく、2人以上でないと駄目な点が、個人的にはハードルの高さになっている気がしますが、虎視眈々と次の機会を狙っています。
ここ最近では最も気になる、そして行きたい東京の和食店です!
御夫婦のお人柄もめちゃめちゃ良いんですよ、そこもこのお店の大きな売りです。
東京都神楽坂、こちらのお店は食べログ情報ではないのですが、美味しいと聞いていました。
また、ランチは鰻がメインで4,500円とのことで、鰻大好きな私としては絶対に行きたかったお店。
予約をしたものの、一度はキャンセルしてしまい…でも御丁寧な御対応をしていただき、その対応の良さに間髪入れず、再度予約しました。

友人と駅で待ち合わせ、徒歩3分程度の立地でして、かなり良い立地。
お店は和食店の様相でして、完全予約制でお店をされている旨が店頭には示されています。
お店に入りましたら、この日は我々二人でランチ営業をさせてしまった模様…
今回は友人の優秀なカメラの写真でアップします!

お店はカウンター席が最初にありまして、奥に個室がある模様。
元々は郷土料理のお店だったようで、地元では一定の人気があったお店だったそうです。
我々はカウンター席、御主人と奥様のお二人での営業でして、お二人の人柄の良さが伝わるんですよ。
で、鰻が入っての4,500円コース、鰻が高騰しているここ最近なので、鰻がメインで出てくる程度だと思っていましたが、いやいやそんなことは全くありませんね~。

まずは、先付が3種類。私の大好きな無花果に胡麻豆腐の餡がかかった一品は、The和食の一品です。
その他、焼き茄子もかなりのレベルですし、この先付で、こちらのお店は鰻のお店のレベルを超越していることがわかりました。
続いて、秋刀魚の刺身に秋刀魚の肝で作ったソースを添えたもの。こちらは予約の度に築地で仕入れをされるとのことで、素材へのコダワリも強いお店だと思います。
続いて、鱧の天麩羅も出てきまして、メインの鰻が出ないこの時点で、既にコースへのお得度が半端ない…(笑)
そして、お待ちかねのメインの鰻は、かば焼きと白焼きでそれぞれ1匹分焼いてくださいまして、それを2人でシェアするスタイルです。
白焼きには本山葵、蒲焼には山椒の実が添えられており、塩とタレも添えられています。
土鍋で炊いた白御飯を供されまして、こちらに蒲焼を乗せ、タレを掛けるとほ~ら鰻丼の出来上がり!
焼きは外側がパリッとしており、内側がジュワっと脂が出る焼き方で、この鰻のクオリティが凄いんです。
引き締まった食感であったり、脂のノリ方、そして香りと甘みの濃い味わい。
この鰻は天然鰻とそん色がない、いやそれ以上のクオリティを持った鰻と言って良いでしょう。
天然はアタリハズレが大きいところですね、仕入れ先をお伺いしたところ、なぜこのようにクオリティが高い鰻を仕入れることができるのか、謎が解けました!
併せて、なぜこのようにビッグでありながら、質が高い鰻が仕入れられるのかも知ることができましたよ。
鰻に後追いでかけるタレもキレがあって美味しく、老舗のそれとまた違った感じですが、しっかりと土鍋御飯と合います。
同行者はタレを御飯にかけて食べていたほど、このタレにも魔力があります。
白焼きも山葵を多めに付けました、それだけ脂がしっかりとノッていたということですが、こちらもピュアな美味しさがあります。

御主人は静岡出身で、和食店の修業が主とのことで、鰻専門店での修行歴はないようです。
しかし、鰻が好きとのことで、鰻をメインにしたランチを出されているようですが、夜は和食のコースとなり、鰻は時期によって出されるとのことでした。

このコースが4,500円なんて、価格破壊も良いところですよ、最後には梅のシャーベットまで付いてくるんですから、脱帽です…
こちらのお店は和食の技術もありますし、原価率が高いと言いますか、非常に良いものを出されます。
私は、個人的には鰻をメインに据えるこのスタイルはしっかりと続けていただきたいなと思います。
これだけ良い鰻を出されるのであれば、それがキラ星のように色々な和食店が犇めく東京で、オリジナリティを出す一番の強みになるはずです。
あと、お二人のお人柄の良さも非常に非常に素晴らしかった!

近くにあったらすぐに次の予約を入れたでしょうね、東京に凄いお店が誕生していますよ!

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2位

日本料理 たかむら (秋田、泉外旭川 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.7
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2018/09訪問 2019/01/01

たかむらの「果てしない冒険」

秋田県秋田市、週末の予約は3ヶ月前でも危険と言う、東日本きっての予約困難店。
予約困難には理由がある!とのことで、ずっと気になっていました。
今回は同行者のリクエストもあって、こちらのお店を予約しましたが、現在は会員制。
一度行けば会員になれるのですが…、今回は会員の友人に紹介していただき、プラチナシートをゲットです。

お店に入ると、我々が最後の客、繁華街から少し離れたところにあるお店です。
見た目も雰囲気がありますが、店内もきちんと高級和食、接待でも十分に使えるお店ですが、こちらのお店のコースお値段は驚異の13,000円。
昨今の東京の3万円基準の和食からすると、半額以下のお値段です。
カウンター席と個室がありますが、今回はカウンター席。結論を交えて申し上げると、こちらのお店の個室は、カウンター席の楽しさの半分以下だと思います。
絶対に次に予約を取るならカウンター席!と思わせていただける楽しさはカウンター席ならでは。

料理はまず八寸的なお皿からスタートですが、銀杏や玉子焼き、それぞれのレベルが高い一皿。
石川小芋とバイ貝が印象的。
続いてはお出汁を感じられる一品ですが、ここでお出汁も完璧に美味しいことがわかりテンションアップ。
パワー系かと思いきや、繊細さもしっかりと持っている和食です。
蕪餅にカラスミがかかっていまして、13,000円のコースながら出し惜しみはしない構成です。
ビールがあっという間に消化されてしまいますので、日本酒は地元のお酒で攻めましょう!
豆腐がベースですが、こちらもお出汁が味わえる至高の椀。
銚子の鰹、そして鹿児島の寿司店で食べたよりもランクが上だとすぐわかる石垣貝、水蛸は地物ですが、パーフェクト。
焼物は太刀魚でして、これも火入れといい、味わいといい間違いなく全国レベル。
この日の最もインプレッシブな一皿の一つは、次のハチノスとマッシュポテト、それに贅沢トリュフ掛け。
和食で使うことがほとんどない、ハチノスも臭みなどない極上の品。
マッシュポテトもフレンチのそれより美味しく、トリュフの贅沢使いに感激、感動。
これはまた食べたいな~、人生でハチノスを見るたびに思い出しそうな一皿です。
鯨の刺身も、今まで食べた中では一番美味しいかも、郷土色もでてきますし、ここで敢えて鯨を持ってきた構成が良くわかる、そう配置したくなる極上の鯨です。
ズワイガニのクリームコロッケは、私が最も好きな宮崎のランプ亭に比肩するぐらいクオリティが高い…うん、素材感ではより強し…ですし、松茸はやはりフライが美味しい!
松茸も海外のモノでしたが、もう日本の松茸とわからないぐらいのレベルの松茸です。
最後の鰻も日本料理店のものとは思えぬ、蒲焼の完成度でして、天然鰻の歯切れの良い脂を楽しむことができました。
そうそう、新政のたかむら限定酒は、常軌を逸している試みw
いつもの新政ではなく、こんな新政も作れるのか~と感嘆する味わいなので、これは必飲!

一番遅い客だったため、途中からは御主人を独り占めすることができまして、色々なお話を聞くことができました。
御主人が想われている現在の和食、いやすべての食の高価格化へのお考えは、かなり足元を見つめさせられました。
秋田へは早々行ける機会はないのですが、次回秋田訪問の機会があれば必ず…

日本を代表するお店と出会えて良かった、こちらのお店はまだまだ未来を見て、最先端を走って行くのでしょう。
たかむらの果てしない冒険をまた味わいたいものです。

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3位

レストラン ナンペイダイ (神泉、渋谷、代官山 / イノベーティブ、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.7
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2018/03訪問 2021/07/08

気高き品性、美しき景色、見据える未来

東京都渋谷区、電話番号が公開されていない不思議なレストランをある伝手で知りまして、BMしていました。
渋谷駅から歩くと少々遠いのですが、タクシーで行くにもタクシー運転手に申し訳ない距離ですので、歩いてテクテク。
そう気になる距離ではありませんでした。

友人と待ち合わせをしていまして、お店の前で落ち合いましたが、その立派な門構えにたじろぎました(笑)
一軒家の邸宅を改装していますが、バリバリの一流レストラン、中にある緑が品の良さを醸し出しています。

メインダイニングしか使っていない時期でしたが、個室もあるそうで、これから落ち着けば使っていく予定とのことでした。
お庭がライトアップされていて、またまた雰囲気をアゲてくださいます。
さて、こちらは神楽坂のミシュラン常連、石かわがプロデュースしているお店とのことですが、和ではなく、洋も含めたフュージョン料理とのこと。
この日の同行者と行くフュージョン系は悉く失敗しているので、心配をしていましたが、こちらはかなり気になっての予約でした。
コースで18,000円とのことですが、最初に本日使われる豪華食材の数々がお披露目されます。
うーん、素晴らしい食材の数々でして、仕入れに石かわが絡んでいるこそ可能な仕入れなのでしょう。

最初は伊勢海老ジュレを使った前菜からでして、アゲる手法は料理でも取り上げられています。
続いて白子の中でも王者である河豚の白子を使った茶碗蒸しは出汁を効かせた上にトリュフのあしらい。贅沢なトリュフ量ですよね。
続いて手長海老の旨味だけを漉し取ったスープ、珈琲と思わせるプレゼンテーション。
更に次は脂がしっかりとのった金目鯛の炙りにキャビア、そして初めて聞いた4杯酢のアプローチ。
これは口の中での蕩け具合とマリアージュが素晴らしい。
そして、海老芋とキノコのソース、海老芋ってなんでこんなに美味しいのでしょう。
和の素材ですが、洋でももちろん美味しい…日本の食材で世界を狙える隠し玉だと思います(笑)
ズワイガニのカペリーニは、私の好きなタイプのカペリーニ、酸味も入ってウンマイ!
続いては完全に洋の皿、クエですが、フレンチのソースがパーフェクト。
続いて前沢牛のステーキ、これも質が良く、豪華食材のオンパレードが止まりません。
続いて蛤を使ったクラムチャウダー、これは少々ストーリー的に濃いかなとは思いましたが、和のエッセンスが入っているところは素晴らしい。
〆は3つから選べます。
トリュフご飯、鹿のリゾット、すっぽんとコンソメのラーメンの3種です。
迷っていますと、2人いるので、2種類選んで大丈夫とのありがたいお言葉です。
後者2つをお願いしましたが、高級食材を惜しみなく使っておきながら、それに頼らない技術が印象的でした。
最後のデザート、お茶、小菓子も抜かりなかったのですが、最後にはお土産でトリュフはちみつをいただきました…凄いコスパ。

いや、こちらのお店は趣味でやっているのではないかと思えるほどのコスパでして、大変楽しい時間が過ごせました。
1人で行くお店ではないと思いますが、特にグループで使う時には満足度が上がるお店だと思いますので、次回行く際には、人数が多い会で使いたいなと思いました。

実に気高く、美しい世界観のお店でしたね~。

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4位

NAKATSUKA (烏丸御池、京都市役所前、烏丸 / フレンチ、創作料理、イノベーティブ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2018/02訪問 2018/02/27

「NARISAWA」ではない「NAKATSUKA」らしさに涙腺崩壊

京都市、日本屈指の名店「NARISAWA」を始めとする、錚々たる修行歴があるシェフの新店ができたとのことで、気になっていました。
奇しくも京都へ行く機会がありましたので、遅い時間に予約させていただきました。
お店は烏丸御池近くでして、飲食店が少ない通り。
そのため、ライトアップされ、中をしっかりと見ることができるこちらのお店は一際目立つ存在となっています。

コースは6,000円と8,000円とありますが、前菜の数とメインの質が違うようですね。
この日はメインは6,000円だと豚、8,000円だと牛or鹿とのことでしたので、8,000円のコースにしました。
こちらのお店はアラカルトでも楽しめるのですが、お一人様だとハーフポーションで半分の金額となるとのことです。
カウンター席とテーブル席がありますが、こちらのお店はお一人様大歓迎とのことで、気軽にフレンチを楽しんで欲しいとのシェフの想いがあるそうです。
シェフと、同じくNARISAWAからいらっしゃったパティシエの方、そして奥様がいらっしゃいましたが、皆様のあたたかみがある接客も、お一人様の心を溶かしてくださりそう。

お料理はNARISAWAの方向性とは違いまして、フレンチの真ん中を歩く料理だと思います。
また、京都にあるフレンチとして、京野菜を使ったりしているわけではなく、特に京都色は出されていないよう。
シェフが京都出身なので、戻ってきましたとおっしゃっていました。
食材は全国から良いものを入れていますとのことでした。
コースのお値段も安いのですが、ドリンクもグラスワインは1,000円前後とお手頃価格のフレンチでして、使いやすいですよね。

鰆の瞬間薫製は、火入れをそれぞれ変えてあり、色々な顔を見ることができます。
ソースも和の感覚が少しありまして、間違いなかったと思わせられる料理でした。
雲丹も食べて思いますが、お値段を考えるとかなりしっかりとした食材を使われています。
アサリやネギオイルを使った複層的な味わいがギュッと濃縮されていました。
バタ貝の香り焼も珍しい食材を活かして、しっかりフレンチに仕上げていますが、これも香りが素晴らしい。
アカハタと海老のブイヤベースは、海老も別仕立てなのでしょう、思わずため息が出る美味しさ。
延々と飲み続けていたいブイヤベースです。
メインは鹿にしちゃいました~、日本鹿を使っていらっしゃって、この日は岡山産。
火入れが上手すぎ、絶妙オブ絶妙で、久しぶりに美味しい鹿を食べたな~という大満足感がありました。
ソースも丁寧でして、シェフの真面目で手を抜かない性格がわかる品ですね。
大事なことなので、2度書きますが、火入れが秀逸でしたね~。
鹿のエロスが引き出されていましたし、同じ皿の上でも工夫されており、違った味わいが楽しめます。
パティシエの方がいらっしゃるので、こちらのお店では必ずデザートも食べるべきと断言しましょう。
デザートの質も並みのフレンチではなく、突き抜けていますよ。

まだサービス料も取られていないのでしょうかね、お会計も明瞭会計でした。
今回の京都で一番印象深かったお店となりましたのは、お値段と質、そしてサービスの全てでバランス良く大満足だったから!
また行きたいと強く思うお店でした。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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5位

嶋うた (高鍋 / 居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.4
    • | 雰囲気 4.1
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2018/03訪問 2018/09/25

宮崎鶏料理界の煌めく新星

宮崎県高鍋町、牡蠣が有名なことから、海鮮系のお店が強いイメージがありますが、先行レビュアー様のレビューで興味を持ったのがこちらのお店。
写真からオーラを感じましたので、近くで用事を済ませた後に、予約してこちらにお伺いしました。
今回はお任せコースでのお願いです。

こちらのお店では黒岩土鶏と呼ばれる鶏を使っておられますが、こちらの黒岩土鶏は、地元で健康的な育て方をされている鶏だとか。「鶏の本能を引き出す養鶏」とのコンセプトらしいのですが、確かに非常にレベルが高く、飼育日数の長さがわかる美味しさが詰まった鶏です。
この鶏に魅せられて移住されてきた方のお店がこちらとのことで、想いと想いが繋がったお店です。
お店の駐車場は満車でしたが、されに店内も満席で予約のみの営業との掲示がありました。
店内のカウンター席は使われていませんで、座敷は大人数の貸切のようになっていました。
我々は奥のテーブルの個室風の場所に案内いただきまして、非常に落ち着く良い場所でした!

さて、コースはサラダスタートですが、こちらも鶏に一工夫、技術もしっかりとしていますね。
また、お店のサービスを担う若者たちも感じが良く、人気のほどがわかるお店ですね。
小鉢も美味しいのですが、レバーの山椒煮がこの日のインパクトの強さではトップクラスであり、しっとりとしたレバーはレバー煮の既成概念を打ち砕くクオリティとなっています。
これは美味しかったな~、日本酒を合わせたい料理でして、今でも脳に深く刻まれています。
このレバー煮がハイスコアに大きく寄与!
鶏刺、鶏の力を最大限に引き出しており、レバーも美味しいのですが、今回は身の部分の美味しさにガッキーンとやられました。
炭火焼きは鶏を焼きすぎず、ふっくらとした料理としての炭火焼き。
美味しい炭火焼きを久しぶりに食べた気がしますね~。
続いて、まさかの大分名物料理の鶏天、野菜も美味しいのがこちらのお店の特徴です。
そして、溶岩焼き。ソースが面白い構成となっていましたが、やはり美味しいのは鶏本体…こりゃ素材が良いですわ、塩も旨いし、途中からワインに変えましたが、ワインでもドンピシャ合う方向性。
また、〆の親子丼はとろとろの卵がまた美味し。
ブリュレも専門店顔負けの出来栄えで、これをお一人で作られているなんて素晴らしい。

最後に御主人ともお会いしましたが、必ずまた来ます!とお声かけし、お店を後にしました。
遠くても行く価値がある、宮崎鶏料理の最上位店だと思います!

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  • (説明なし)
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6位

富小路 やま岸 (河原町、烏丸、京都市役所前 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.1
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2018/02訪問 2018/09/18

常にトップギア、京のパワー割烹

京都市、2年ぶりぐらいにしっかりと会う身内とこちらを予約してお伺いして来ました。
コース自体は2万円弱ですが、まだ若いお店にも関わらず、こちらのお店の人気は全日本的。
爆発的な人気が故に、平成30年の予約は1月中に埋まってしまったとのことでして、2回転目も半年待ちの状態のようです。
運が良く2回転目の予約ができまして、お伺いする機会をゲット。
食べログでも評価急上昇でして、こちらのお店への期待はぐんぐんと上がる一方です。

さて、お店は祇園から少し離れたところにありまして、他のお店は少ないエリアですね。
お店は、お店への導入部分が長く、お店は靴を脱いで入るスタイルでして、カウンターオンリーのお店です。
カウンターの端の席、2席で座らせていただきまして、まずはビール。
ビールは瓶ビールのみの提供で、サッポロ、キリン、アサヒがあるようでしたが、サッポロに。黒ラベルでした。
最初のお椀から。氷魚を使ってバチコを豪勢に散らしてありまして、パワー割烹の予感プンプン(笑)
でも、ふきのとうを使っているのが、京のセンス。
味付けも京都の薄味系よりも、一段階強めでして、豪勢な食材を活かした「しのはら」を彷彿とさせる料理の数々です。
また、見目麗しき料理でして、京都の繊細さを感じます。
からすみ餅にはタイラギ貝が入っていまして、これまで食べたからすみ餅の中でMAX級の衝撃。
からすみ自体が美味しいため、この衝撃は忘れないでしょうね~。
お椀は甘鯛、これも京都ならではのお料理ですが、やはり味わい的には少々強め、これは素材を活かすためのアプローチでしょう。
刺身はヒラメでして、程よく仕上げられていますが、衝撃を受けるのは河豚の白子のソース(笑)
笑っちゃいますよね~、醤油もかなりしっかりと付けるべき品でして、桃源郷への扉です。
全体を通して、素晴らしきパワーコースでして、これに魅了されない人はそういないでしょう。
鯖寿司も品があり、専門店を超える味わい…伊達に1年分予約が埋まっているわけではないですね~。
そして、こちらのお店の代名詞ともいえる、雲丹ドック、雲丹の含有量の方が御飯の含有量よりも多い驚異のインスタ映えの一品です。
明太子の白ワイン煮、じゃこ、柚子で炊いた自家製なめたけを土鍋御飯と一緒に楽しむ至福の時も味わいまして、〆は最中。
豪華食材が多いことと、ご主人のお酒との相性を意識との発言から、しっかりとした輪郭になっているのだろうと想像。

珍しく2次会に行かずに1軒で満足のヒトトキでした。
そんなに飲みませんでしたが、総額では25,000円程度、でも納得感があるコース内容だったと思いました。
しかし、一品一品常にトップギア、こちらの割烹の腕力は物凄いものがあると思います。

予約が取れないというのは地方からのツーリストにとって、致命的に厳しい条件…ですねー。

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7位

クイントカント (渡辺橋、肥後橋、中之島 / イタリアン)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥6,000~¥7,999

2018/04訪問 2018/11/20

うれしい!たのしい!大好き!

大阪市中之島にあるイタリアン、後からの情報でサローネ系列とのことを知りました。
インターネットで予約できる点がありがたく、予約を入れさせていただきました。
予約時間ピッタリに行きますと、お出迎えの時点で、サービスレベルが超高いことがわかります。
ここは大阪のオリエントランドか!?

最初は竹炭のビニエ、フォアグラとレモンのマルメッラータ。
遊び心が詰まった形で出されますが、食べられるのはプレートの手前のシュー部分。
フォアグラの美味しさを倍加させるのは、レモンの酸味、爽やかなコースのスタートです。
続いて烏賊とカルチョーフィのインサラータ。
イカ炭を上手に使って、烏賊の濃厚な美味しさを前面に、そして最後はレモンの泡で後味がまとめられます。
ホワイトアスパラガスのインサラータは、写真撮り忘れ…(泣)
そして、この日の密かなナンバーワンは、シャラティエッリ、ロザマリーナとパプリカ。
シラスとシラスの唐辛子漬を使ったパスタでして、もちっとしていて平たい麺とこのシラスの唐辛子漬が合う。
一口、二口食べると、おお癖になってしまう…一口目ではわからなかった旨味が、どんどん感じられて、食べ止むまでこの衝動は止まりませんでした。
ストリケッティ、鳩のラグーソース。
これは鳩のラグーの塩がかなり強く、ここだけはちょっと喉が乾いてしまい過ぎる感じがしましたかね。
仔羊とレモンのストゥファートピゼッリのヴァリエーション、仔羊の旨味を自然体で抽出していて、野菜との相乗効果も良し。うってかわって、こちらの塩分濃度はめちゃ適正!
スパゲッティサルサポモドーロは、これで一番少ない30g、これでもお腹に溜まりますね!
シンプルな料理ほど、凄味が出ています。めちゃ美味しい、しかし30gで食べ過ぎないで余韻を残さないのが良いところ。
トルタディリコッタとカッサータも含めて、初回訪問としてはほぼ完ぺきな食後感。

料理が良いのはもちろんのこと、サービス面での満足度も高く、このイタリアンはかなり凄い…
シェフも計三回会いに来てくださいまして、料理で気になった点も教えてほしいとの謙虚さも…

うれしい!たのしい!大好き!、居心地の悪さなどゼロのイタリアンでして、また絶対に行かせていただきます。

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8位

千翠 (薬院大通、薬院、西鉄平尾 / 日本料理、日本酒バー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2018/01訪問 2018/08/18

酒と魚のダンシングナイト

福岡県福岡市、後輩男子と二人で福岡に来ましたので、お店を探します。
グルメ度がめちゃ高いわけではありませんが、食の扉を開き始めたということで、こちらのお店へ行ってみることにしました。

8,000円、10,000円、15,000円とありますが、今回は8,000円のコースで予約。
寒い日だったのも影響してか、他にお客はおらず、我々2人だけの貸切営業という贅沢を享受。
魚、そしての飲み物は日本酒のみとの潔さ、御主人から職人の雰囲気を感じます。

寒い日だったからか、早い段階で御椀物が出ましたが、これもしっかりと出汁が取れていて、塩分も地方の濃さそのままではありません。アタリの予感。
刺身が盛り合わせではなく、コース仕立てで一品、一品でてきます。
これも少人数かつ、カウンターのみのお店の構造だから可能なのでしょうし、一番良い状態で刺身をいただくことが可能です。
この刺身と日本酒の組み合わせが最高!日本酒も並みの品揃えではなく、しっかりと芯があるチョイスでして、食事とのマリアージュが考えられています。
お仕事をそれぞれされていますので、刺身単体のクオリティも素晴らしい。
聞けば、市場からのしっかりとした仕入れルートも確保されているようで、福岡の地の利を生かしたお店作りをされているとも感じました。
そして、刺身コースの後は…麗しの蟹!活きた蟹をその場で捌いてくださいまして、日本酒グビグビビビっ。
鰤大根も普通の解釈ではありません、少々胡椒が強い気もしましたが、焼きの良さが出た逸品。
最後は、驚異の御飯もの3連荘、肉が少ないだけにお腹に溜まっていない部分がありましたが、これにてゲージMAXに引き上げられます。

お会計が12,000円程度と、お酒の値段が少々高めではありますが、特にこの日は御主人から色々話を聞くこともできましたし、決して高いとは思わないお値段です。
また、魚だけのコースの満足でもかなりのものでして、食後感も非常に◎。

福岡はお寿司の美味しいお店が多いのですが、たまには趣向を変えて、このようなアプローチのお店も是非チェックされることをお勧めいたします。

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9位

オルト (烏丸御池、烏丸、四条(京都市営) / イノベーティブ、イタリアン、フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.7
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥5,000~¥5,999

2018/02訪問 2018/08/27

光を求め歩み続けるシェフの情熱

京都市、ランチで最近、めきめきと評価を上げているのがこちらのお店。
京都で和食一辺倒も飽きが来るでしょうということで、中休みとして、ランチでこちらのお店を予約しました。
食べログからの予約ができるのも、ハードルが低く良いですねぇ。(回し者ではありませんw)

お店は繁華街から離れたところにありまして、一軒家の古民家スタイルです。
カウンター席が1階、2階にテーブル席が10席程度ありまして、まさに古民家のキャパシティ。
今回は2階に陣取りまして、こちらのお店を堪能します。
最初はビールをお願いしましたが、ミネラルのガス無しは普通に別途提供いただけます。
ランチのコースのお値段は税別4,500円ですから、京都では貴重なお値段設定の良心的なお店だと思います。

メニューが出されますが、メニューには食材のみ。
それをアレンジした料理を楽しむのが、こちらのスタイルでして、京都の食材を使った京レストランとしてスタイルを確立されているでしょう。

最初の一品は、見た目オレオ、黒ニンニクを使った品でありまして、サワークリームとの相性がグッドです。
続いてフォアグラ、へしこを使った和のエッセンスを感じる品。
こちらのイタリアンは、しっかりと京都に寄せてきていますが、それでいて自然体…
色々な試行錯誤があったでしょうけれども、ここまでピッタリを合うのはシェフの御努力の成果でしょう。
続いてのサラダは、驚きの品目、野菜の種類だけで別紙が出てきましたよ(笑)
野菜の美味しさが、体の中に染みわたっていくような一品です。
そして、パンは九条葱のパンでして、この葱パンは世界最高峰ではないかなと思います。
塩をしっかりと効かせていますが、それが葱と合う。
続いてはメニューでロマネスコと書かれていた一品でして、さして期待していなかったのですが、ロマネスコのソースを使った鰆でした。
鰆の火入れも良く、こちらも和のエッセンスを感じまして、サプライズの嬉しい一品。
牡蠣はパスタ、質の良い牡蠣が二つ入っています。
ただただ、美味しい、パスタが美味しいお店って満足度が上がっちゃいますよ~。
メインは淡路島ポークでして、低温調理で仕上げに火を入れているようですが、もう少ししっかりと火を入れた方が良いカモですね。
特に豚なので、生感が出てしまいますし、ナイフでの切れが悪いですよね。
しかし、ここでメニューになかった品のサプライズ提供です。
前述の淡路島ポークが蕎麦になってでてきました、ポークの旨味が溶け込んだ蕎麦。
あれ?ここイタリアンでしたよね?(笑)
スイーツの堀川牛蒡だけは、スイーツになりきれていない感じがありましたが、メインの火入れとスイーツ以外は大満足。
最後はお土産までいただきました…これが4,500円のコースとは思えぬコスパ。
丁寧な接客も素晴らしく、シェフのこれからを見守っていきたい、京都で花開いたイタリアンだと思います。
徐々に予約が埋まっているとのことでしたので、早めに行かれることをおすすめしますよ!

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10位

サラマンジェ・ヒロ (東北福祉大前、国見、北山 / ハンバーグ)

2回

  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 3.3
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2018/06訪問 2018/12/03

驚天動地のハンバーグ

宮城県仙台市、やはり久しぶりに来たからには再訪グルメの割合も多くなってしまいます。
こちらのお店はメキメキと人気店になりまして、土日は開店時間のみの予約受付となっていますが、予約していないと入れないことの方が多いと思います。
ビジュアルも素敵でして、美味しさがフォルムに表れています。
お付き合いいただいた同行者も絶賛してくれまして、やはり肉好きには堪らない名店であることを再確認。
お値段が少々上がった気もしますが、旅の途中ではコスパはそう気になりません(笑)
肉汁とマッシュポテトの競演、ソースとの一体感、記憶の中のハンバーグよりもさらに美味しく感じましたが、旅の満足感がそう感じさせてくれたのかもしれません!
13.09
前回お気に入りとなった粒マスタードのクリームソースは、バルサミコとの競演で、チーズインハンバーグになっていました。
しかもベーコンに包まれて!
ちょっと濃いかなとは思ったのですが、お腹を空かせたこの日のコンディション的には最高。
新宿のハンバーグウィルのハンバーグと似ていますね~。
地方でこのレベルのハンバーグはありがたい、同行者も絶賛していましたし、ちょっと点数上方修正です。

12.09
仙台市、東北福祉大方面に美味しいハンバーグ店があるとの情報を手に入れ行ってみることに。
念のため予約をしていきましたが大正解、伺った時には駐車場は満車状態。
決して小さな駐車場ではないにも関わらず!ですよ^^

お店はまだ新しいんですね、決して華美ではないものの可愛らしいお店。
店内に入るとテーブル席が並んでいました、接客は店員さんによって親密度が変わるかな。
ランチ限定のコースもあったのですが、今回はシンプルにハンバーグを味わう1,050円のコースにしてみました。
スープ、ハンバーグ、ライス、ドリンクで1,050円。
豚肉100%のハンバーグとはいえ、本格派ハンバーグでこのお値段なら良心的だと思います。

肝心のハンバーグは6種類から選ぶことができますよ~。
デミグラスソース(+100円)
和風ソースおろし生姜のせ
柚子胡椒のヴィネグレットソース
粒マスタードのクリームソース
ツインベーコンハンバーグ粒マスタードのクリームソース(+250円)
和風ソース生姜風味の梅肉ディップ載せ

4人で伺いまして、基本であるはずのデミグラスが+100円というのは相当のコダワリがあるようで気になりましたが、私は粒マスタードのクリームソース。
同行者は上記メニューの上から3品を選択しました。

待つこと20分弱でまずはコーンスープ、オリーブオイルの香りがかぐわしい。
続いて出てきましたハンバーグ。
丸いフォルム、それでいて中までしっかりと火が通っており、割った後に鉄板で焼く必要はありません。
だから時間がかかっているんですね。
きめ細かいお肉、口にすると豚の旨味がぎっしり、豚だけだと癖が強くなり過ぎないかと心配でしたが杞憂。
柔らかく、肉汁溢れ、豚の美味しさを最大限に引き出しているハンバーグと言っても過言ではないでしょう。
粒マスタードのクリームソースはしっかりめなので、お腹が空いている私のガッツリ感にはピッタリでしたが、同行者はデミグラスが美味しかったとしきりに申しておりました。
敷いてあるマッシュポテトもソースと肉汁との絡みが良く美味しいんですよね~^^

御飯も食べるとお腹いっぱいになりました。
こりゃ全種類食べて制覇しないといけないと思わせる、珠玉のハンバーグ店。
独自色あって楽しいお店と出会うことが出来て幸せでした~!

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