チャッピーチャンスさんが投稿した白川たむら(京都/祇園四条)の口コミ詳細

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白川たむら三条京阪、三条、東山/日本料理

1

  • 夜の点数:4.8

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.8
      • |サービス 4.8
      • |雰囲気 4.7
      • |CP 4.7
      • |酒・ドリンク 4.8
1回目

2015/04 訪問

  • 夜の点数:4.8

    • [ 料理・味4.8
    • | サービス4.8
    • | 雰囲気4.7
    • | CP4.7
    • | 酒・ドリンク4.8
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人

白川たむら 祇園白川 京都

白川たむら 祇園白川 京都今回のごはんたべは昨年6月に祇園北側の新門前狸橋近くにオープンした

割烹『白川たむら』さんです。

昼間は散々でしたが夕方になりと雨もやみしっとりとして雅な感じが・・・・・・

辰巳神社前で待ち合わせし伺いましたぁ。

こちらカウンター9席と個室(最大6人)と2階にお座敷があります。

玄関入ると女性スタッフが案内してくれましたぁ。

カウンターにはまだお客は誰も居ずお好きなお席をどうぞということでど真ん

中に^^;

タマゴをイメージした内装だそうで流線型の建具等がとっても柔らかく優しく包

み込まれているようでとてもリラックスできましたぁ。

まずドリンクをということで私は日本酒を。好みを伝えるとだして下さったのが

佐賀県は天山酒造さんで出している「七田 純米大吟醸 無濾過生 五百万石」

をだして下さいましたぁ。

九州っていうと焼酎が主流ですが旨い日本酒も多いんですよぅ。

このお酒が出された時点でお料理がとっても楽しみになりましたぁ・・・・・・^^v

限定酒店でしか取り扱いのないお酒でスッキリとしているんですが力強くしかしな

がらとっても懐かしい感じのする日本酒好きなら絶対飲んでほしいお酒です。

しかも色んなお猪口を用意して下さりお好きなものを全てお使いくださいという粋な

計らい!

こちらのお店は五感全てで楽しませてくれるお店なんだなぁと感じましたぁ。

それをうなづけるのがオーナー田村さんの経歴。

京都吉兆本店(嵐山)など有名料亭だけでなく異色ですが大阪にあるミシュラン3つ

星のスペイン料理「Fujiya1935」を経て満を持して昨年自身のお店を構えたそうです。

ですから出てくるお料理は驚きの連続でしたぁ。

まずは、お皿に敷き詰められたポプリの上にラッパ状にした紙の中にグラノーラが。

その横にタマゴのような器にスフレが・・・・・・

一瞬いきなりデザートですかぁ~っって面喰っちゃいましたぁ(笑)

洋食でいう前々菜ですねぇ^^;

次に出てきたのは「小さな春のハンバーガー 筍と桜海老・シラスのかき揚げ ペコロス

のすき焼き風 塩トマト」「数の子ポテトサラダ」です。

バンズは北野天満宮にありますベーカリーの「OPERA」さんでオリジナルバンズを焼い

ていただき丹波産の新筍の天ぷらに静岡産桜海老とシラスをかき揚げにし淡路産ペコ

ロス(新ミニ玉ねぎ)をすき焼き風タレで焼き熊本産のトマトを塩であしらったオリジナル

バーガーです。

香りといい食感といい味も全部が重なった時の最大限の味が引き出されていて小さな瓶

に入った数の子入りのポテサラを合わせると・・・・・・う~~ん何とも言えません。

次は純日本料理で「新筍の焼物 たまり醤油仕立て」。

さすが京都の筍はほっこりしていて柔らかく栗を食べているような感じでそこに調味醤油

を数回にわたって塗り込みながら焼かれているんで香り的には五平餅のような・・・・・・

そして懐石料理の顔ともいえる椀物の「トロ金目と大黒シメジ菜の花三色団子 済まし仕

立て」です。

一口含んだ時、吉兆のお椀だぁって感じましたぁ^^;;

また京都まで来て地元食材の金目鯛にご対面できるとは・・・・・・父の幼馴染が金目漁を

しているんで食べた時最高級の金目を使用しているんだなぁということはかなりのコスパ

かもって感じましたぁ。

これだけの具材が入っているのに殆ど濁らないお出汁が超絶品です。

今までいただいた椀物の中で1,2をあらそうかも^^;

これもバブルの頃サラリーマン時代に上司等にあちこち連れて行ってもらった経験が役に

たっているのかなぁ(笑)

次がこちらの名物となりつつある「お造りパフェ」です^^;;

雑誌でみてとてもインパクトがあり今回のごはんたべに選んだ理由の1つでもあります。

甘海老にホタルイカにウニに大間産のマグロをサイコロ状にあしらいソルトリーフなど最近

出始めた最新野菜でパフェ状に。

ドレッシングに幻の柑橘類と言われている和歌山産三宝柑を使用したドレッシングが小さな

フラスコに・・・・・・見た目も可愛らしいですよねぇ^^;

とっても爽やかで三宝甘で包まれることによって魚介特有の生臭さも抑えられ美味しくいた

だきましたぁ。

次は揚物。「白魚と行者ニンニクの天ぷら」です。

自生している行者ニンニクのようで薫り高く甘みもあり白魚は口に入れるとあっという間になく

なるくらいでまたこれが日本酒にピッタリで・・・・・・

次に和え物の「剣先イカと九条ネギの和え物」。白味噌と柔らかいお酢でお口の中がサッパリ。

そして焼物。「桜マスの西京焼き」。ほんのり甘い香りがしてお魚自体も甘くホクホクしていて

美味しかったです。備長炭でじっくり焼かれているんで身がふっくら。

別添えのほうれん草とガゴメとワカメを合わせたような野菜のお浸しで不思議な野菜でした。

ちょっと名前を忘れちゃいましたぁ(><)

でも栄養価はホウレン草の数倍あるそうですよぅ。

そしてもう1つの焼物。「但馬牛のローストビーフ淡路産新玉ねぎ添え」。

噛めば噛むほど肉汁が溢れだし赤身の部分ですが柔らかく玉ねぎのスライスが何とも言えま

せん。

食感の違った九条ネギの白髪ネギも見た目が美しいですねぇ。

そしてお食事。「グリンピースのごはん 赤出汁 香の物」。

お豆の絶妙な塩加減と京都産のお米の甘味が絶妙で思わずおかわりを。

赤出汁と香の物はシンプルでご飯にピッタリ。

ここまで9品。最後に甘味が2種類も!

まず、「抹茶仕立てのエクレア」。食間が面白くチョコパフやナッツ類が細かくされ抹茶クリーム

の中に。

そして11品目。「洋梨のコンポート 3種の胡椒のバニラアイス添え」でフィニッシュ。

ピンクのお皿にアングレーズソースを敷き詰めクラッシュしたベリー類とジャムが敷き詰め

られ三種類の胡椒が入ったバニラアイスとその横にキャラメリゼした飴がのったコンポー

トが・・・・・・それぞれでも美味しいですが混ぜた時美味しさが倍増するのが圧巻です。

緻密な計算がなされているんですねぇ。料理は化学と言ったところでしょうか。

どれもこれも驚きの演出続きで11品目(うち甘味2品)も出ているのに丁度いい満足感で

友人も大変喜んでいましたぁ^^v

そうそうデザートまでオーナーの田村さんが作るんですよぅ(アハハァ)

また使用している器や調度品の数々も田村さんの本物をみる確かな眼をお持ちだというこ

とが伺えると思います。 これも経験のなせる業なんでしょうねぇ。

この日は宴会も個室も入っていたんで少し忙しかったようでオーナーとは会計をする時に

短い時間でしたが2人で色々とお話しして下さいましたぁ。

とても繊細なお料理をお作りになるのにとっても気さくなお人柄で直接名刺を頂きましたぁ。

次回必ず寄りたいと思いましたぁ・・・・・・といってもいつになることやら(笑)

TPOに合わせてお使いになれるお店だと思います。

お昼は予約が大分困難になってきたそうですが夜なら1週間前までに予約すれば何とかな

るそうです;;

繁盛店になること間違いないと思います。

お値段もリーズナブルなんで京都のごはんたべには是非伺ってみてはいかがですかぁ。

2015/04/19 更新

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