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1回
夜の点数:4.0
2011/01 訪問
夜の点数:4.0
何の抵抗もなく身体に入って行くとんかつです
2011/01/26 更新
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浅草を歩いていると、とんかつ屋さんの看板が多いことに気づきます。最初は中華の気分であったはずが、満杯の洋食屋さんを傍目に、いつの間にか、とんかつを食べる気になってしまいました。
さっそく、携帯で検索し、最初に出てきた店に突入することにしました。で、ゆたか、です。
私は今まで、名店と呼ばれるとんかつ屋に入ったことがありませんでしたので、かなりの衝撃でした。
私たちが着座した隣の席には、二人組のお年寄りが差し向いで一杯やっていました。
見かけの雰囲気では60代後半でしょうか。少なくとも、世間的にとんかつをばりばり食べる歳とは考え難く、少し注目してしまいました。
サラダのボールを中心に数本の徳利が生えています。他にも、大皿があって既に食事が終わった状態にも見えます。
「いやあ、この酒は甘くも辛くもなくて、すいすい呑めるねえ」
昔話の合間に、どんどん徳利が増えて行きます。
「どうだい、カニコロッケでも貰おうか、2つ」
つまみとしての揚げ物の注文かと思いましたが、横目で見るにライスまで貰っています。
徳利も既に5本くらい立っていたでしょうか。
いったいぜんたい浅草の老人はどーなってるのでしょーか、と半ば呆れつつ、自らの席にロースカツ定食が届いて、全てが氷解しました。
なんと言ったら良いのでしょうか。誤解を恐れず言えば、水みたいにするする身体に入ってしまいます。
なめらか過ぎるウスターソースも水分含有量の多いつやつやしたごはんも、全てがやわらかで脂身の少ないとんかつの味わいに集約されて行きます。
私も四捨五入すると50ですよ。がっつり系はそろそろ卒業して、こういう食事にシフトして行くべきなんでしょうかね。
勉強になりました。また来ます。