お職の花魁さんのマイ★ベストレストラン 2011

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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福島県内で私が訪問したいレストランは、@10軒くらいでしょうか。

自分としては、福島県という小さな括りの中では遣り遂げた感はあります。

見聞を広めるため。
文章力を身に付けるため。
いつか自分の理想のレストランを経営するため。

最初は自分の成長のためにと始めた「食べログ」レビュアーでしたが、
途中からは少しずつ地元の活性化を意識するようになりました。

今年は3.11の震災(原発)の影響で、福島県内では閉店してしまったレストランも数多くあります。
本当に残念でなりません。

そんな中で、私が今年もお世話になったベストレストランはこの10軒です。

風評被害のハンデを背負いながらも、以前と変わらぬ味を提供してくれる。
そんな素晴らしいレストランに対して感謝の気持ちで一杯です。

2011年の福島グルメの個人的な総括です。

日本料理では「すず木」と「八夢」、この2軒には今年もお世話になりました。

寿司では「魚紋」「鮨いとう」「小判寿司」、福島県ではこの3軒は不動のクリンナップトリオ。

フレンチでは「Chezやまのべ」「BISTRO Bonne-chere」、福島市の「ふくの季」には年内中に行けるかどうか。

イタリアンでは「オステリアデッレジョイエ」と「ラ・セルヴァティカ」、どちらの料理もハイレベルでした。

中華では「中国四川料理石林」、汁なし担担麺と麻婆豆腐の味が忘れられません。

イタリアンがどちらも福島市というのは、ちょっと意外でしたね。
まだまだ私の知らない美味しいレストランが隠れているかもしれません。

自作自演等の相乗効果で評価だけは高くなっているレストランが何軒かあるようですが、私は騙されません。(笑)
今後は主に写真の修正と、BM登録しているレストランのレビューだけの活動になりそうです。



マイ★ベストレストラン

1位

寿司割烹 魚紋 (郡山 / 寿司、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2014/10訪問 2021/04/07

郡山に魚紋あり

【2014年2月2日】

ブログとは違いますからね。
レビューを3回以上重ねるのは意に反しますが、店への挨拶がわりに書いておきます。

再訪というのか、今年既に4回目の訪問。(汗)
通算で200回以上利用しているであろう自分が怖い。

障泥烏賊(アオリイカ)の細工包丁。
ブランド物の明石の蛸。
64℃で湯通しすることで絶妙の食感になる。

寿司種とシャリとの一体感と融合を感じさせる見事な技術。

唯々感嘆です。

今年もお世話になります。


【追加】

私も魚紋ファンの一人として、フォローさせていただきます。(笑)

何度も同じことを書き込むようで本当に申し訳ありません。

「魚紋」は昼と夜では、まるっきり営業スタイルが異なる寿司店。
そのため、昼と夜とでは寿司ダネの味も質も全く異なります。

これについては、部外者が決して口出しできない店の経営方針があるのだとおもいます。

「昼に安価な寿司ランチを提供をする」=「夜も良心的な値段で本格的な寿司が提供できる」

日常的に昼に回らない寿司を摘まむ人が果たして郡山にどのぐらいいるでしょうか?

寿司はどうしても‘高い’というイメージがあります。
その壁を払拭する、一つの経営手段だとは思いませんか?

「できるだけ多くの人に美味しい寿司を味わってもらいたい」
そんな店主の強い信念を感じますし、素晴らしいことだとおもいます。

店主はスキンヘッドの爺ではありません。(笑)

ちなみに‘社長’と呼ばれていますが、夜にしかツケ場に立ちません。
しかも社長は常にカウンターのセンター。

一人帽子を被っていない方がそうです。
社長に握ってもらえた人は、たまたま運が良かったか、よほどの常連なのか、どちらかでしょう。

格式にこだわるような方ではないので、先客がいないときに頼めば、快く握ってくれると思います。

社長は仕事熱心で向上心のある方です。
そして常に食の研究を怠らない人。

これは鮨を握る3人の職人さん達も同じ姿勢だとおもいます。
魚紋には‘焼き’専任の職人さんもいます。

機会があれば是非彼らと‘食’について話してみてください。
プロだからといえばそれまでですが、みなさん博識で美味いものは何かをちゃんと知っています。

魚紋は深夜2:00までの営業です。

閉店後の後片付け・仕込み云々については詳しく知りませんが、社長は毎日寝ないでそのまま「仕入れ」に直行しているとおもいます。
自分の目で責任を持って寿司ダネになる素材を見極めているのだとおもいます。

だから、夜にしか‘ツケ場’に立てないのです。
勿論、社長以外の職人さんたちも同じ遅番のシフト。

早番は1名だけです。

客側もただ食うだけじゃなく、そういった店側の事情(努力)に少しでも気づいてほしいものです。

これだけの美味しい寿司が食えなくなったら悲しいでしょ?


【08年12月再訪】

私は月2~3回はこちらを利用しています。
今年もあと僅か...
2008年の締め括りにこちら魚紋さんの「握り」を摘まむことに。

「大間の本鮪」のヅケ...
「氷見の寒鰤」は刺身で戴きました。

「魚紋の寿司が食えなくなったら、人生お仕舞だ...」
そんな感想です。(笑)

来年もよろしくお願いします。


【06年~】

『魚紋』の鮨は別格です。

個人的に和食が大好きなこともあり、また転勤が多い仕事柄。
東北の主要都市はもとより、太平洋側~日本海側のあらゆる寿司店を片っ端から食べ歩いた経験があります。

こちら「魚紋」さんの寿司だけは、私の味覚の記憶の中でも1番か2番か...
そのぐらいのレベルにあるとおもいます。

ひと手間加えた旬の魚のお造りや「握り」にはいつも驚かされます。

「カワハギの肝和え」
「なめろう」
「ブリハラ」
「氷見の寒鰤」
「大間の本鮪」
「鮭児の刺身」
「虎フグの白子」
「走りの新子」
etc.

私を「今死んでもいい!」と思わせた逸品は数知れません。(笑)

そして何度訪問しても、同じ創作料理は供されない。
常連客を決して飽きさせない配慮もこの店の魅力の1つだとおもいます。

基本は江戸前の仕事です。
殆どの握りは、「煮切り」と「塩」で摘むようになります。

芸術的とも言える技の数々...

寿司ダネによって7種類の握り方を使い分けています。
同じタネでも握り方が違えば味も微妙に変わるのです。

「押し寿司」や「棒寿司」など。
時には関西風の仕事も見せてくれます。

また職人さんの客に対する心遣いは、ある意味感動に値します。

寿司ダネによっては、女性でも食べ易いように包丁を入れてあげたり。
一見の客に対しても常連と同じように接してくれます。

1人でカウンターに座っても、決して退屈することはないでしょう。

常に客の様子を把握していて、そしてよく気づいてくれます。

頻繁に同僚との飲み会、取引先との接待に利用させてもらってます。
県内の寿司好きの方は是非一度、魚紋の寿司を味わってみてください。

‘粋’さえ感じる、洗練された魚紋の江戸前寿司にきっと感動するはずです。

郡山という内陸の土地で、これだけの鮨が摘まめるということはとても幸せな事です。


※夜のカウンターをお勧めします。

私はいつも2~3人で訪問します。
摘みをお任せで注文して、焼酎を飲みながら、〆の握りもお任せというパターン。
勘定は一人9,000~12,000円くらいで納まってます。
その日のタネにもよりますが、吃驚するくらい格安のときもあります。

ちなみにランチの寿司は、価格設定からも分かるように評価の対象外になるとおもいます。
昼の顔と夜の顔が全く違うのです。

腕利きの職人は夜にツケ場に立つようなシフトになっているからです。

おそらく昼間はアルバイトがほとんどで、本当の職人は1名くらいでしょうか?


 

  • 新子
  • 閖上の赤貝
  • (説明なし)

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2位

味心 すず木 (郡山富田 / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2014/05訪問 2022/09/24

【再訪】味心すず木

【2014年5月再訪】
ご馳走様でした。

【2011年5月】
以前から訪問したかった一軒。
「知る人ぞ知る」名店。

何度か電話で予約をしようと試みましたが、いつも満席状態(泣)
京都祇園の茶屋に下がるような赤い提灯が目印。

カウンター席が8席、テーブル席の個室が一室。
明るくて清潔感が溢れる店内は居心地が良い。

コース料理が3種類と「おまかせ」があるようです。
勿論、一品料理を肴に美味しい酒を味わうこともできます。

ツケ場は店主1人で切り盛りしています。
こちらの店主は長年京都で修行をしていた方で、奢ることなく低姿勢でとても親しみやすい。
その経験と確かな自信が人柄にも滲み出ていると思います。

品書きにある単品料理は豊富です。
お造り、天ぷら、焼き物など。

これぞ和食の真髄ともいえる調理技の数々。
まさに感動に値します。

見た目の美しさと繊細な味付けが、食す人を魅了する。
口の中に広がる希薄な本物の旨味に舌鼓を打つことでしょう。
どの料理も素材の持ち味が最大限に引き出されていると思います。

という訳で、特にどれが美味しいという感想はありません。
私にとっては全ての料理が美食と呼べるものでした。

日本酒の徳利や猪口も個性的なデザインで面白い。
料理と酒を「日本人に生まれて良かった」という実感が心の底から湧いてくる。

「すっぽんのまる鍋」
「ブランド玉蜀黍の天ぷら」
「天然鮎の塩焼き」
「五島列島の〆鯖」
「甘鯛のうろこ焼き」など。
私を唸らせた料理は数えきれない。
とにかく食で感動できる数少ない店の1つです。

私は和食党です。
和の繊細な味が分からない人は、何を食べても味の本質は見抜けないと思います。

もはや福島には★5の店は無いと思っていましたが、灯台もと暗し。
食べ歩きの集大成ともいえる、素晴らしい一軒に出会えて本当に嬉しいです。

  • お通し(生しらす)
  • すっぽんまる鍋
  • 玉蜀黍と夏野菜の天ぷら(ゴールドラッシュ)

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3位

鮨 いとう (いわき / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 3.9 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2014/11訪問 2014/11/03

【再訪】 鮨 いとう

【2011年11月】

暫くぶりでの再訪です。
週末の夜でしたが、運よくカウンター席の予約が取れました。

「おまかせにぎり」を注文。
下記の11貫だったとおもいます。

「スミイカ」
「赤貝」
「鮃」
「鯖」
「鯵」
「九絵」
「車海老」
「小鯺」
「本鮪」×3貫
「雲丹(手巻)」
「玉子」

相変わらず、美味しいとおもいます。

「九絵」のにぎりは初めての経験です。
歯応えの強さと旨味の濃さに驚かされます。

店主が最後に握ってくれた渾身の一貫。
その味が忘れられない。

「本鮪(大トロ)のトリミング」

通常、旨味を引き出すために鮪を熟成させる期間は1週間程度。
しかしながら、この本鮪(大間産)は旨味を極限まで引き出すために2週間も熟成させているそうです。

かつて経験したことがないほどの濃厚な旨味が口の中に溢れる。
自然の旨味というものは一瞬で消えていきます。

2週間も熟成期間を置くと、鮪のブロックの表面は変色してしまう。
そこで牛肉のように表面をトリミングして、鮪の芯を削り出したという逸品。

もはや、色形ではないのだ。
味だけを追求したこの究極の一貫に、店主の遊び心と計り知れない可能性を感じました。

原発の影響で、小名浜港での水揚げは今後も期待できない状況です。
いわき市の寿司店は地物が使えないというハンデがありますが、こちらの店だけはあまり関係ないようです。

御馳走様でした。


*************************************************************************

【2007年7月】

やっと訪問できました。(汗)

「鮨 いとう」

いわきの名店です。

レンガ通りから一本入った静かな路地に在ります。
オープンしてまだ1年半くらいとのことです。

外観は地味ですが、どこか江戸風情を感じさせる佇まい。
外にはツケ場の様子が覗ける小さな格子窓が1つ。

店内はL型のカウンター(8席ほど)がメイン。
奥には座敷席もあるようです。

私は予約してカウンターを取ってもらいました。
東京の一流店で修行を積んだという店主が一人でツケ場に立ちます。

ネタケースはありません。
店主の仕事ぶりが間近に見ることができ、その臨場感が更に食欲をそそります。

「刺身おまかせ」と「にぎりのおまかせ」を注文。

まず刺身ですが、全国各地の旬の魚介が6種ほど。

「鮪」と「鰯」以外はすべて塩でいただきました。

特にヒラマサが美味しかった。
モチモチとした食感とは別に素材の鮮烈な旨味が口の中に広がる。

そして鮪の赤身...

今この瞬間がベストと云わんばかりの熟成ぶり...

勿論、その他の刺身も氏素性が分かる一級品。

肝心のにぎりの感想です。

厚みのある備前焼の鮨下駄に1貫ずつ、合計7~8貫ほどでしたでしょうか。

定番ですが、どれも江戸前の伝統的な寿司種です。

その一つ一つに施されている芸術とも言える職人の技が光ります。

粋すら感じられる小ぶりの握り。
摘まむと、口の中でハラリと解ける絶妙のにぎり加減。

しっくりと馴染む一体感。
寿司種と酢飯の融合。

「塩」と「煮切り」を使い分けた握りは、全てそのままの状態で摘むことができます。

これぞ江戸前の仕事です。

「新子」
「車海老」
「鮪」
「穴子」

個々の寿司種の旨味が最大限に引き出されている。
素材にかけている手間隙は半端じゃないと感じました。

本当に丁寧な仕事をしていると思います。

酒も結構な量を飲みましたが、価格は刺身とにぎりだけで10,000円近く。

予想に反して安い勘定でした。

こちらの握りは味に関してのある1点に他店と決定的な違いがあります。
玉子とガリにもその特徴が表れています。

あえてここでは解説しませんが...
是非、自分の舌で確かめてください。(笑)

いわき小名浜には寿司店が多いですが、私としてはこちらが1番美味しいとおもいます。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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4位

小石澤 (郡山、安積永盛、郡山富田 / ステーキ、鉄板焼き、洋食)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.6
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2010/12訪問 2018/08/23

鉄板焼 「前沢牛」

一度だけ昼に利用したことがあります。

そのときは、ランチのステーキセットを注文。
意外に安い価格で、本格的なステーキを味わうことができます。

店主からも「夜に来るように」と誘われましたが、私が再訪したいと思った理由は1つ。
こちらでは、東北を代表するブランドの「前沢牛」を味わうことができるのです。

郡山では滅多にお目にかかれない代物です。

その後何度か夜に訪問しましたが休みだったり、貸切だったりと。
なかなか機会に恵まれません。

休日にカミさんを連れて再訪。

勿論、「前沢牛」のステーキが目的です。

店内はL型のカウンターに数席。
アットホームな雰囲気で居心地が良い。
変に緊張することはないとおもいます。

コース料理は4種類だったとおもいます。

「前沢牛」のコースは2種類。
単品でも頼めるのが嬉しいですね。

カミさんをコースにして、私は単品のステーキをオーダー。

コースの内容は下記。
前菜・サラダ・野菜・前沢牛ステーキ(130g)・ご飯・味噌汁・デザート。

単品では下記の4品のオーダー。

「前沢牛サーロイン(150g)」
「フォアグラのソテー」
「黒毛牛舌炭火焼」
「前沢牛刺し」

鉄板焼きの醍醐味。
シェフが目の前で焼いてくれます。

まずは「野菜焼き」
シェフの焼きの工程を見ていて気づきましたが、単なる野菜なのに芸が細かい。
私の経験上、他店ではここまでやっていないとおもいます。

塩の使い方も巧みで、見ていて心地良い。

「野菜であっても一手間かける」
単純そうに見える作業ですが、奥が深いようです。

肉厚の「原木椎茸」
一口食した瞬間、シェフの言っている意味が分かったような気がします。
半端なく美味しい。
素材の持ち味が引き出されています。

「前沢牛」
これは素材が良すぎます。(笑)

ポン酢と塩が供されましたが、私は殆ど使用しませんでした。
程よい塩味が素のままでも充分美味しいとおもいます。

焦んがりと焼かれた表面の芳ばしさ。
溢れ出す肉汁。
2つの旨みが渾然一体となって、波のように押し寄せてくる。

霜降りの脂の部分が全然違いますね。
脂の旨味がさらさらとしていて、いつまでも舌に残りません。

「前沢牛刺し」
口の中で溶けて消えてしまいます。
刺しを食すことで、他の牛肉との違いが改めて実感できます。

やはり、東北のブランド牛の中では私は「前沢牛」がNo.1だとおもいます。

「黒毛牛舌の炭火焼」
分厚く切られた「牛舌」
正真正銘、純粋な黒毛の牛舌を鉄板ではなく炭火で焼いてくれます。
その辺の焼肉店の「特上タン塩」とは比べ物になりません。
もはや、レモンや塩は必要ありません。

溢れ出す牛舌の旨味。
素材の持ち味がダイレクトに口の中に広がります。

月並みな感想で申し訳ありませんが、本当にそうなんです。

仙台の「牛タン」も美味しいとは思いますが、こちらの「牛舌」はまた趣向が異なります。
普通一般に出回っている「牛舌」は、実は「黒毛」ではありません。
殆どの店では、海外から輸入している「白」をかけ合わせた牛を使用しています。

郡山市内では、『海山』でも前沢牛を味わうことができます。
同じようなコースの内容で、価格は15,000円~だったとおもいます。
過去に何度か岩手県前沢でランチのステーキセットを食したことがありますが、130gで7,000円はすると記憶しています。

こちら「小石澤」では前沢牛のコースでも7,400円~。
如何にCPが優れている店だということが分かっていただけるとおもいます。

郡山市内にある鉄板焼きの人気レストランは3軒。

ビューホテルアネックスの「鉄板焼 海山」
土瓜の「鉄板焼 大山」
ホテルハマツの「ステーキハウスハマ」

各店毎に良い部分がありますが、味に関してなら私はこちら「小石澤」を推したいです。
なんといっても、「前沢牛」を安価で堪能できるというのが最大の魅力でしょう。

肩肘張らずに寛げる雰囲気。
気さくで親しみ易い店主の人柄。

素敵な一軒にめぐり会うことができました。
長く続けてもらいたいです。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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5位

中国四川料理石林 (福島、曽根田 / 四川料理、飲茶・点心、中華料理)

1回

  • 夜の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 3.9

    • [ 料理・味 3.9
    • | サービス 3.4
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥1,000~¥1,999

2013/11訪問 2018/08/23

【再訪】 四川料理

【2013年11月】
仕事で利用しました。

今回の目的は今が旬の「上海蟹」です。
あまり馴染みの無い料理かもしれませんが、上海蟹の旬は秋。
11月に入り、こちら「石林」さんでも上海蟹を含むコース料理を提供しています。

上海蟹を含むコース料理Bをオーダー。

「上海蟹入りフカヒレ姿煮」
これは美味。
もともと持ち味の無いフカヒレの姿煮に、とろみのある上海蟹の濃厚な旨味が加わっている。

「上海蟹(雌)」
ハサミは巧みに使える方ですが、食べ易いように最初からカットされていました。
甲羅の中には内子が詰まっており、旨味が濃厚な蟹味噌と絶妙に絡み合う。

まさに筆舌に尽くし難い逸品だ。

これが、私が「石林」を高く評価したい所以です。

今回は個室「楊貴妃の間」に通されましたが、インテリアや内装が安っぽいイメージで少し残念に思います。
次の料理を供するタイミングが分からないのか、進捗状況を確認するために何度も扉を開ける音が気になる。

福島市にありがちな、接客の野暮ったさが玉に傷といったところでしょうか?

【2010年12月】

本格的な中華となれば、市内ではこちらが筆頭に挙がるとおもいます。
福島市出身ですが、実は今まで一度も訪問したことがありません。

先行レビュアーの口コミに影響を受け、どうしても食べてみたくなりました。
という訳で、今回はこちらの「麻婆豆腐」「担々麺」が目的です。

福島市のウォール街。
場所柄、昼時は会社員や行員の方の利用が多いようです。

円卓のある絢爛な個室を想像していましたが、ワンフロアーに角型のテーブルが規則正しく並んでいる。
どうやら昼は2Fの宴会場をメインに解放しているようです。

店内は満席状態。
騒然とした雰囲気が大衆食堂のようで、変な堅苦しさはありません。

ランチのセットメニュー。
品数の割に安価設定だとおもいます。

「麻婆豆腐」と「担々麺」を注文。

まずは「四川麻婆豆腐」

値段が安いので単品かと思ってましたが、御櫃にご飯が供されました。
スープとサラダ。
小皿にザーサイ。
コーヒー付き。
どうやらランチセットと同じだったようです。(汗)

かなり美味しいです。
火力で素材の旨味を封じ込めたような逸品。

ただ辛いだけではなく、味に深みがあります。
花椒も効いていますね。

「豆鼓」の旨味とはこういうものなのか...
たしかにコクがあります。

今まで私が食した麻婆豆腐の中では抜群に美味しいとおもいます。
郡山市の人気中華料理店がもはや霞んで見えます。(笑)

「担々麺(汁無し)」

辛さの度合は「四川」を選択。
正直、汁無しは初めて食します。

因みに本場四川の「担担面」にはスープがありません。
知ってはいましたが、「汁無し担々麺」を提供している店は県内にそうはありません。
今まで機会がありませんでした。

かき混ぜて食す。
素直に美味しいとおもいます。
食材も本格的です。

「ラー油」
「辣醤」
「芝麻醤」
其々の持ち味が麺に絡み、見事に融合する。

ザーサイの味すら他店とは全然違います。

これが本物の中華料理なんですね。
私の中で少しだけ価値観が変わったような気がします。

大量のご飯を残してしまい、申し訳ありませんでした。(笑)

福島の同僚が言うには、夜はまた店の雰囲気がガラリと変わるそうです。
勿論、趣の異なる円卓のある個室もあるようです。

宴会でも利用できるそうなので、是非夜に再訪したいとおもいます。

福島市もまだまだ捨てたもんじゃない。

『石林』の「麻婆豆腐」と「担々麺」。
私が生涯愛すべき料理が2つも増えました。

この味は知らなきゃ損です。

  • 上海蟹入ふかひれ煮
  • 麻婆豆腐(四川)
  • (説明なし)

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6位

四季茶房八夢 (福島 / 日本料理、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥2,000~¥2,999

2011/08訪問 2016/06/07

【再訪】四季茶房八夢

【11年8月再訪】

今回は夜に利用。
6,000円の「四季会席」コースをオーダー。

料理の方は可もなく不可もなく。
価格に相応しい内容だったとおもいます。

先付け
刺身
蒸し物
揚げ物
主皿
ご飯・汁物
デザート

相変わらずの創作性の高さは感じますが、個人的には面白みに欠けました。
今回は残念ながら、感動に値するような料理は一品も無かった。

特に主皿の「牛ヒレ肉のソテー」
これは素材の味に物足りなさを感じます。

やはり6,000円では使用する食材もそれなりといったところでしょうか。
それでも、季節を感じさせる料理を堪能できたとおもいます。

夜の料理は価格相応のスペック。

昼に利用する方がお値打ちかもしれませんね。


【07年8月】
実家に帰省した折に家族で利用しました。

大きな古民家を改造した店舗。

駐車場から入り口までのアプローチ。
手入れの行き届いた広い庭園。

思わず財布の中身を確認(汗)

個室に案内されました。
和風の内装ですが、どこかモダンな雰囲気。
すべてが演出された空間という感じです。

私たちは予約なしの訪問だったので、「四季昼膳」を注文。

これが安価でありながら、一品一品に丁寧な仕事が施されている。

美しい食器が料理の味をより一層引き立ててくれます。
基本は和食ですが、そこにイタリアンとフレンチを融合させた創作料理の数々。

特に美味しかったのは、「鶏肉の包み焼き」と「和菓子のデザート」
おそらくもっと高価な料理を注文すれば、それ相応のものを提供してくれるとおもいます。

店の雰囲気と料理の味、どちらも素晴らしいのですが、
それに負けてないのがスタッフの接客と心あるサービスでした。

その日は特に暑い日だったので、私と親父は生ビールを大量に飲みました。
2人で20杯は飲んだと思います。

恥ずかしながら、私の父は酒を飲むと煙草を吸いたがるどうしようもない人です。
案の定、酔いが回った父は「たばこを一本吸わせてくれ!」と言いだし、家族全員を唖然とさせてしまった。

ところが...!?
それを聞いたスタッフはすぐに煙草と灰皿を持ってきてくれたのです。
しかもそれは彼の自前の煙草でした。
勿論、本来こちらのレストランは全室禁煙です。

帰るときも千鳥足状態の父をスタッフは嫌な顔一つ見せずに支えてくれたのです。
格式のある店がこんな風に対応してくれたことが、とても有り難く、私は深く感激しました。

福島市にもこんなに素敵なレストランがあるんですね。

是非、次回は1番高いコースを注文してこの借りを返したいと思います。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

ゼリーのイエ (いわき市その他 / 洋菓子)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2010/12訪問 2016/07/10

【再訪】カラフルな手作りゼリー

私は甘いものが特別嫌いという訳ではありません。
いつの頃からか好んで口に運ばなくなりました。

果物も子供の頃は大好きでしたが、今は自分で皮を剥くのが面倒なので素のものは食べません。
自分でも本当にどうしようもない大人に育ってしまったと思います。

そんな私でも、過労気味の時やゴルフの後には無性に甘いものが食べたくなります。

仕事で小名浜を訪問。
勿論食事は寿司が目当てだったりしますが、こちらの店にも立ち寄ってみました。

社内の女子への差し入れとして購入。

全国区で名が知られているゼリーの専門店。
小名浜の閑静な住宅地の中に在ります。
時間帯を問わず、常に先客がいるので順番待ちは必至。

ショーケースの中に整列している色とりどりのゼリーたち。
まるで宝石のようです。

赤、青、緑、オレンジ、ピンク、黒。

「このゼリー、本当に食べれるのだろうか?」
眺めていると、そんな風に思ってしまうほど。

全部食べた訳ではないので、一つ一つの味は解説できません。

このようなゼリーもあるんですね。
一口摘んだだけですが、その味に感動しました。

見た目も綺麗ですが、凄く美味しいとおもいます。
素材の持ち味が舌に伝わってくる。
不自然な旨味は一切感じられません。

スイーツも素材の良し悪しで決まるんですね。

一体どうやったらこんな風に作れるの?

本当に「素晴らしい」の一言に尽きます。

天然のゼラチンを使用しているそうです。
「ふぐの煮凝り」や「すっぽんの煮凝り」なんかと同じという訳です。

「ブルーハワイ」や「メロン」など。
この鮮やかな色はどうやって出しているのか分かりませんが、合成着色料等の添加物は使用していないとおもいます。

防腐剤も使用していないので、梱包は生ものと同じ扱い。
遠距離の移動でも、お買い上げのゼリーの個数と移動時間に応じて保冷材の対応をしてくれます。

因みにネット上でのお取り寄せ購入も可能。

このゼリーは、一食の価値あり。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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8位

とら食堂 (久田野 / ラーメン)

1回

  • 昼の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2010/12訪問 2010/12/18

白河の礎

定期的に利用しています。

無性に食べたくなるときがあります。

全国的にも名の知れた有名店。
食べログのレビューの数も多い。
今まで採点のみにしていましたが、福島県のグルメを語る上ではどうしても外せない一軒です。

今更ですが、口コミを書いておきます。

『とら食堂』
白河ラーメンの礎を築いたとされる、‘泣く子も黙る’白河の名店です。
現在の店主、竹井和之さんは2代目。
父である先代の虎次さんに弟子入りし、30数年。
多くの弟子を輩出しており、「とらや分店」の暖簾を揚げる店は県内各地に点在している。

驚かされることは、「とら一門」のラーメンは、どこで食しても味に一貫性があること。
多少のバラつきはありますが、素人には微妙な味の違いは分からないとおもいます。

凹凸のある竹打ちの縮れ麺。
コクと旨味のある醤油スープ。
縁の赤い内モモ肉の燻製チャーシュー。

白河ラーメンとしての完成度は極めて高いとおもいます。

私なりの「とら食堂」のラーメンの感想です。

店主が特にこだわっているのは麺。
この麺に特徴があると言われていますが、言うまでもなく美味しいです。

あえて私は醤油スープの味に着目したい。
同市内の他店とは、スープの味に決定的な違いがあるとおもいます。

名古屋コーチンの丸鶏を使用。
濃厚でまろやかな鶏の旨味が凝縮されています。
奥行きというか、味に深みがあるのです。

よく‘獣臭’などと喩える訳の分からない輩もいるようですが、これは出汁の味ではありません。
チャーシューの炭火燻製の香りです。

この燻製の味が醤油スープに重なることで、喩えようない旨味が生み出される。

数を食べ歩くことで、その違いが分かるようになってきます。
私も「白河ラーメン」が好きではありませんでしたが、食べ歩いているうちに徐々にその良さに気づかされました。

特に「とら食堂」のラーメンは止められません。
今では、夕方4:00の「手打ち中華(小)」を食べることがたまの楽しみです。(笑)

現状に決して満足せずに、日々研究し続けている店主の姿勢。
出し惜しみすることなく、多くの弟子を世に送り出している懐の大きさ。

白河ラーメンを全国的に有名してくれた功績を称えて、私の評価は★4.0にしておきます。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • ワンタン麺

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9位

花泉Cafe (南会津町その他 / イタリアン、カフェ、日本酒バー)

1回

  • 昼の点数: 3.7

    • [ 料理・味 3.7
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2011/08訪問 2011/09/19

塩麹と南郷トマト

ご無沙汰しています。

引退したつもりでしたが、私がどうしても訪問したい店が県内にあと数軒だけあります。
BM登録中の未訪問先だけはレビューを書くことにしました。

「南会津町に美味しいイタリアンがある」

南会津でイタリアン???

地元TV局の情報番組で紹介されたこともあり、週末には行列ができるほどの人気店になっているとのこと。
過去に仕事で南会津を廻っていたこともあり、知らない土地ではありません。

早速訪問してみることに。

銘酒「花泉」
皆さん、ご存知でしょうか?
日本酒通の方なら、一度は耳にしたことがあるとおもいます。

私は舘岩村で浴びるほどこの「花泉」を飲まされて以来、今でも日本酒不振に陥っています。(笑)
日本酒「花泉」の特徴は、甘口ながらスッキリとした飲み口。
いくらでも飲めてしまう美味しい酒です。

こちら『花泉Cafe』は、「花泉酒造」の敷地内にあるカフェ&レストラン。

人気のメニューは「南郷トマトと麹のスパゲティ」
今回はこのパスタが目的です。

「南郷トマト」「酒蔵の麹」
このフレーズに惹かれました。(笑)

古民家改造の店舗。
南会津特有の‘曲り屋’ですね。
店内はテーブル席と座敷席に分かれています。

趣のある家具と調度品。
落ち着いた和の空間があります。

さすが酒蔵。
日本酒・ワイン・カクテルなど、ハードドリンクの品揃えが充実しています。

夏休み限定のランチのコースは3種類。

私たちは「ろまんセット」を選択。

メインのパスタは3種類の中からお好みで選べます。
パン・スープ・サラダ・バーニャカウダ・パスタ・デザート・コーヒー。
これで1,500円というから驚きです。

まずは「トスカーナパン」
オリーブオイルに浸けて頂きます。

「サラダ」はレタス。
冷製スープは「ガスパチョ」

ここまでは至って普通です。
特筆すべき点はありません。

「夏野菜のバーニャカウダ」
2種類のズッキーニ・茄子・ゴーヤ・隠元。

新鮮な野菜ですが、特別美味しいとは感じません。
これも普通でしょうか。

なんとなく期待が薄れていく中、メインのパスタが登場。

「南郷トマトと麹のスパゲティ」

これは非常に美味しいとおもいます。

まろやかで濃厚。
チーズの旨味だけではありません。

「麹」が絶妙に絡むことで、パスタ全体に一体感ができている。
塩の尖った味はまるで感じられなく、「南郷トマト」の持ち味が引き出されている。

まるで動物系の食材を使用しているかのようなコクと旨味を感じます。

「日本酒」・「焼酎」・「醤油」・「味噌」・「酢」・「漬物」
「麹」を考えた日本人は本当に凄い。

パスタソースに「塩麹」を用いる手法は今に始まったことではありませんが、こちらではそれを見事に表現している。
つくづく、料理とはアイデアだとおもいます。

私の知る限り、福島県内で「麹」を使用したパスタを味わえるレストランはありません。
まさにここでしか味わえない逸品と言ってよいでしょう。

サラダやスープ、その他の料理はパッとしないんですけどね。

とにかく、この一品に尽きるとおもいます。

スタッフの対応は親切丁寧で好感が持てます。
また、高齢者の多い地域性を考慮してイタリアンでありながらテーブルには箸を用意。

最後に供される「仕込み水」で淹れるコーヒーも酒蔵ならでは。

南会津には有り難きレストランです。

御馳走様でした。


  • 南郷トマトと麹のスパゲティ
  • 塩麹が絶妙
  • トスカーナパン

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10位

丸新 (郡山 / 日本料理、海鮮、海鮮丼)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2014/06訪問 2020/08/13

【再訪】昼の「丼」も良いが、夜に利用すべき店

【2014年6月】
移転してから初めての訪問です。
駅前の店舗とは見違えるほど立派な店構えになり、相変わらず繁盛しているようです。
運よく予約なしでカウンター席に座ることができました。

店の雰囲気が良くなりましたね。

素性のはっきりした食材を使用。
旬の魚介類のお造り、焼き物、煮物。
理に適った包丁捌き。

私の活動エリアからは少し離れた立地なので、利用する機会は減りそうですが。
今でも切り札的存在の店です。

ご馳走様でした。

【2011年6月】
昼はランチ、夜は美味しい海鮮料理で酒が楽しめる店ということで定評がある。

因みに私は昼に利用したことは一度もありません。

何度となく訪問しましたが、いつも混雑していて入店できず。
数多の店舗が集中する駅前でも超人気の一軒。

3度目の訪問でやっと座ることができました。
その後は頻繁に利用してます。

ガラス張りのエントランスに白い暖簾が揺れる。

日本料理店ではありますが、何故かオープンなテーブル席がメイン。
若干の違和感はありますが、肩肘張らずに寛ぐことができるとおもいます。

寿司屋のようなカウンター席。
奥には座敷もあるようです。

料理は魚介料理などの和食が中心。
単品料理の種類はやや少ない感じもしますが、酒肴としてなら満足できるとおもいます。

特に旬の魚介のお造りが絶品。

自分の好みの刺身を盛り合わせにして注文。

「かつお」
「つぶ貝」
「鮃」
「のどぐろ」
「アオリイカ」
「鮃縁側」

刺身は素材の良さと鮮度ぐらいしか評価の基準は無いように思われがちですが、実はそうではありません。

大衆魚として親しまれている「鰹の刺身」は、その店の実力が顕著に表れます。
とにかく鮮度と素材の良さが物を言う魚ですが、包丁捌きも味に影響します。

また、単純に鮮度だけではなく、ある程度熟成させることで旨味が更に引き立つ魚もあります。

一流ブランドとまではいきませんが、こちらでは氏素性が明確な素材を使用しています。

「今が旬の魚介を一番美味い状態で味わえる」

これがこちらの店の最大の魅力になるでしょうか。

盛り付けや切り方も理に適っている。
個々の素材が持つ特徴をよく理解しているとおもいます。

薬味には香り高い「本山葵」を使用。
つけ醤油は薬味に合わせてきちんと2種類。
いつからテーブルに置いてあるか分からないような草臥れた醤油ではありません。

味の繊細な白身魚には「塩」を。
魚介の種類によってはポン酢を用意。

既に何度か利用しましたが、お造りには「かぼす」と「芽葱」を多用する傾向がありますね。
そこだけがワンパターンなような気もします。

旬の「岩牡蠣」
殻を割った岩牡蠣にレモンだけ添えるという、単純な趣向ではありません。
ぽん酢のジュレを施すなど、一手間加えてあります。

煮物と茶碗蒸しの味付けも良いと思います。
和食は出汁の味で決まりますからね。

日本酒と焼酎も充実していて、一流銘柄も揃っている。

駅前という場所柄、客層はやはりサラリーマンが多いようです。
気を遣わずに普段着で利用できる雰囲気も高く評価したいです。

他のレビュアーはランチの「丼」の感想が多いようですが、決してそれだけの店ではありません。(笑)
たしかに使っている素材が良いので、ランチの「丼もの」も美味しいのでしょう。

あくまでも昼は居酒屋のランチと同じように、単なる効率を考えた営業にすぎない。

所謂「割烹」であり、『魚紋』同様に夜に真価を発揮する店です。


  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • ランチ海鮮丼

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