『本物のだだちゃ豆』お職の花魁さんの日記

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だだちゃ豆の季節がやってきた。

ご存じの方も多いと思うが、今や全国的に知られるようになった山形県を代表する特産品である。

だだちゃ豆の持つ濃厚な風味と甘み。
見た目こそ変わらないが、普通の枝豆とは味が全く違う。

山形に限らず、福島県内の居酒屋でも稀に見かけることがあるが、知っている人が食せば、皆「本物とは味がまるで違う」と言う。

単に「だだちゃ」といっても、本物と呼べるのは鶴岡の白山地区で収穫される「だだちゃ豆」だけである。

以前から噂には聞いていたが、私もまだ本物のだだちゃ豆は一度も摘まんだことがない。
知人から頂いたり、山形市や郡山市の居酒屋では何度か食べたことがあるが、それらは白山地区のだだちゃ豆ではない。

郡山で最近知り合いになった飲み仲間が、鶴岡の実家で「だだちゃ豆」を作っていると言うではないか。

「だだちゃ豆といってもいろんな種類があって、本物は白山地区で収穫される枝豆らしいよ」

「あっ、その白山地区にうちの畑があります」

「マジで!そりゃ本物だわ」

だだちゃ豆の旬の時期は限られており、ピークはちょうど盆休みに当たるらしい。
本場鶴岡の白山地区まで出向こうと考えていたが、あいにく娘さんのスポ少の全国大会と重なり予定が合わず。

その飲み仲間の厚意で、だだちゃ豆を郡山まで取り寄せてもらい、なんとかご相伴にあずかることに。

御用達のスナックのママに調理を依頼。
失敗は許さんぞ。
男の○○○を触るように慎重に扱えよ。(笑)

下ネタを連発する訳ではないが、だだちゃ豆は二粒が圧倒的に多い。
洗う段階で無くなってしまうが、鞘の表面は小さな毛で覆われている。

ホクホクとした食感と豊かな風味。
甘みとコクがある。
まさに自然の恵みである。
目を閉じれば、遠く離れた鶴岡の大地に広がるだだちゃ豆の畑が浮かんでくる。

もはや普通の枝豆は食べれない(笑)

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