4回
2019/06 訪問
新子9枚付け?!
久しぶりの寿し政別館。
本当は前の週で別の日を予約希望していたが満席だったので繰り延べして何とか新子間に合った。
生ビールはエビス。早々に麦焼酎に替える。
以前は鰹は皮目に塩しっかりで炙った刺身を普通に切っていたが最近はサイコロ状にして食感も楽しめる。
鰹の目利きと塩加減&焼き加減が絶品。
握りは以前より早め。というのも客を見て飲みの多い客は後半の握りが食べられなくなるからだろうか・・
舞阪の新子と佐賀の小肌。両方同時に鑑賞。
新子は味というより季節感そしてその赤ちゃんのお尻のようなソフトな食感。
鮪は赤身、中トロ、大トロと3つ出るが自分は熟成した赤身だけで十分。
でも大トロでも脂が上品で中トロみたいな脂加減。
シャリも固すぎず熟練の握り加減です。
飲みすぎたからか、いつもより勘定が高かった。
「ネタ良し、腕良し・・でも港区あたりの小洒落た寿司屋の3割安くらい」がなんといっても売りだったが1.5割安くらいになっちゃった感じ。
次は新イカの時に行きたいけど食べられるかな~
リピート率: ☆☆☆☆☆
2019/07/17 更新
2017/06 訪問
至福のひととき
今年も寿司職人にとって腰にも財布にもキツイ時期がやってきた。
苦労してその小さい魚を捌き仕事が施されたものを客は食べるだけなのでお気楽だが・・・
浜名湖と海の接点にある舞阪で揚がったシンコはまだ小さくでも身は柔らかくこの日は7枚乗せ。
海のヴィール?その舌触りと弾力は赤ちゃんの頬のよう・・
ここに至るまでにも雲丹と海苔の茶碗蒸しや鰹と水ナスの小鉢など旬の食材をシンプルに頂いてからの握り・・
鮃の昆布〆、金目も昆布〆、ショッコ(カンパチの幼魚)、アオリ烏賊、白エビ、鮪3種、煮蛤、鮑、穴子などドンドン体の中に吸い込まれていきます。
その間、脳にその食材の味や姿、食感、匂いなど伝達される時間はほんの一瞬なのでもったいない限りです。
次回は新烏賊を食べたいけどタイミングが難しいのである・・・
リピートしたい指数: ☆☆☆☆☆
2017/07/05 更新
2016/06 訪問
下町の町並みに溶け込む、「江戸前」寿司 寿し政
■2016年6月
今年は1か月早い新子の仕込み情報をキャッチし早速訪問。
静岡県舞阪の新子はなんと8枚つけ!
仕込みの苦労が目に浮かびます。
同時に佐賀の小肌もこれは小肌本来の美味しさを十分引き出しておりまるで別の魚。
茶碗蒸しの新作は帆立と焼き海苔でもう口の中は海。
鰹も相変わらず完璧で今回も言うことなしです。
■2015年7月
常に進化し続ける江戸前寿司、寿司政。今回も参りました。
いつもの鰹がぶつ切りになり水茄子と合わされ斬新です。
新子は数週間前は8~9枚つけだったのに今日は4枚。でも寿司政に30年近く通っているがきの4枚つけ青柳は初めての体験。小さくても青柳の香りが口と鼻に広がります。
ホシ鰈の縁側と皮を握った逸品は表現し難い魚の香りと旨味が至福の瞬間へ誘います。
今年も新子、美味かった!また来月江戸前の新子か新烏賊の時にお邪魔したいです。
■2012年8月
江戸通りを左折し車の往来の少ない道を200メートル程歩き右折すると赤い寿司政の看板が目に入る。
この下町の街並み染み込んだ赤い看板が小道に出ていてこれを見ると何故か安心するのである。
途中の鰻屋の良き香りに毎度誘惑されるのだが、しゃきっとした魚を食べに歩調も軽やかにあと20メートル。
この日の目当ては、新子と新烏賊。そして大間の鮪の赤身も・・・
つまみの佐島の蛸、房総の鮑とのっけからやられちゃいます。
そのうち形の良い丁寧に紙に包まれた鰹が出てくるともうそろそろビールから焼酎に行く頃。
ご主人も自画自賛の鰹の炙り・・・鰹に絡めた塩がいいんだよね~それを裏の方で炙り始めるといい香りが脳を刺激します。
鰹の間に生のニンニク・スライスを挟みガブッと一口で食らいます。 この鰹がほぼ1年を通して食べられるのがいい。
最近、歳のせいかあまり脂の強い魚(と肉も)を美味いと感じられなくなったが、寿司政の鮪の赤身、特に熟成赤身があるときはもう幸せ!
この日は1人飲みだったので早々に握りになりもう何をどう食べたかわすれてしまうくらい美味いものあっと言う間に頂きました。
もちろんお目当ての新子も新烏賊もその優しい口当たりと香りでもう今年はこれでいい!満足!って感じです。
更に、いつもの車海老の味噌のところに煮きりを流し込み味噌と混ざった液体を握りの車海老にソースのごとく流し込みます。
これも他では見かけない技というか演出ですね~
とこんなことを書いていると唾液が出てきてまた行きたくなっちゃう寿司屋です。
リピートしたい指数: ☆☆☆☆☆
■ 09年7月訪問
事前の予約時に、「そろそろ、新子、新イカの季節では・・・?」と振ると、自信満々の答えが返ってきたので1週間後に訪問。
この店は、浅草橋から少し歩くのだがその途中の町並みが強烈に”郷愁”というか住んだことも無いのに生まれ故郷に戻ってきたような錯覚にとらわれる。途中にあるシモジマのKALDI 版で Mauna Loaのハニーロスト・マカダミアナッツが超割安なのでいくつか買い予定よりも少し早く到着。
連れが来るまでビールを飲んでいると写真の新イカのゲソを出してくれた。この柔らかい食感とちゃんとイカのゲソの形と香り・・・さぞ仕込みに時間と手間がかかったことであろう・・でもあっという間に食べ終わってしまう。
新子は、静岡の舞阪のものらしく、キロ覚えていないくらい高値で取引されているようです。
多分4枚付け・・すいません数えるよりも口の中にすぐ入れてしまい明確に覚えていません。こちらも小ぶりの笊に小さい新子が綺麗に並べられており仕込みに2時間30分費やしたそうです。身の柔らかさと香りはこの季節のみ味わえるものです。
あとこの日は、江戸前の穴子が素晴らしかったようでフワフワの穴子を握って一瞬で食べてしまった。
ツマミで頂いた宮城の蝦夷鮑の肝ソース掛けも絶品でした。
一ヶ月と間を置かずにまた新子を頂に行きたいです。
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■ 07年7月
満を持しての登録。
実は向かいの「寿し政」父店に最初お邪魔していたが、その後、息子店開店により専らこちらにお邪魔している。
はっきり言ってこの店、都内で一番旨い”江戸前”のすし屋だと思っている。もちろん都内の全すし屋の1/100も行っている訳ではないが・・・個人的に断言させてもらう。
カウンターが8席、その後ろに子上がりの座敷テーブル2台という小さな店だが、いつも、近所の家族連れや、近所の会社の上司たち・・・などで大賑わいである。
西麻布辺りの寿司屋で寿司を食べるのはそれで旨いのだが、下町の寿司屋で一人でふらりと食べたいときはこの店の右に出る店はいない。
以前、割烹系で修行したことがあると店主に聞いた記憶があるが、結構、”仕事”好きである。
今の季節、新子、新イカ、煮蛤がぶりぶりに旨かった。(写真は新イカのゲソ)
いつも新鮮なネタを切ってもらい、そのまま焼酎を飲み続けると、握りを十分に食べる空間(時間も)がなくなり残念だが、是非、ほどほどのお酒で握り中心の態度に今後改めたいと思う。
〆はさび巻きで軽く酔い覚まし。
2016/06/28 更新
去年はコロナで頂けなかった新子。
舞阪産を丁寧に仕込んでこの日は7枚付け。
こんなに小さいのに小肌のなんとも言えない香りが鼻に抜けていきます。
握りはどれも仕事が丁寧に施され旨いことこの上なし。
鰹の摘まみもこちらの特徴だけど今回は鰹の炙ったものをゴマだれで食べさせます。
これ初めてだけどなかなかいけます。
リピート率: ☆☆☆☆☆