連続お食事件さんのマイ★ベストレストラン 2012

連続お食事件のレストランガイド

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連続お食事件 (男性) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

①「道」
今後、このつけ麺を超えるものはまず出て来ないだろうと思える孤高のつけ麺。
②「桜田」
全てが繊細で美しい日本の伝統的な芸術品。本物に巡り合えた感動の懐石料理。
③「MASA'S KITCHEN47」
昨年と同じメニューをいただきましたが、2度目なのに感激は色あせず。
④「松尾食堂」
素晴らしいB級グルメとの出会い。宝石を掘り当てた感じでした。
⑤「天庵」
これが最高のそばかもしれない。と思わせる直球勝負の民家蕎麦。
⑥「ブラッスリーアルティザン」
一番美味しいところだけ「ばっかり食べ」できる、ガッツリ系フレンチ。
⑦「百姓屋敷じろえむ」
素材まで全てが自家製という究極のこだわり。食のあり方について考えさせられました。
⑧「三輪亭」
イタリアンに少々飽きてきた頃に巡り合った郷土料理(南チロル料理)は新鮮でした。
⑨「布恒更科」
今年一番の衝撃的な蕎麦は、江戸前特濃つゆに、8㎜幅の粗挽き。
⑩「レンゲ」
あらゆるジャンルを取り入れる姿勢が素晴らしい、斬新でありながら完成度の高い創作中華。

マイ★ベストレストラン

1位

つけ麺 道 (亀有 / つけ麺)

1回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 昼の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ~¥999 ~¥999

2013/03訪問 2013/03/27

再々々訪:大盛り完食

再々々訪:2013年3月
大盛り完食


いつも食べたいと思っているのですが、あの行列を思い浮かべるとどうしても足が遠のいてしまします。前回の訪問から1年弱。意を決して夜19時くらいに訪問しました。到着すると約20人くらいの行列の最後尾に並びました。並んでいると、突然の雨!!これは想定外です。傘が無かったし、微妙な小雨なので濡れながら1時間待ちましたが、驚くべきことに、なんと私の後ろに誰も並ばないではありませんか!!って事はこの1時間は一体なんだったんだろう(笑)結局1時間20分待ちでお店の中に呼ばれました。

つけ麺750円+大盛り100円=850円
麺の量は「並200g」→「中盛り300g」→「大盛り400g」→「特盛500g」→「男盛り600g」。実は以前訪問した時、大盛り以上だとスープを追加していただけると聞いたので、これは勝負に出るしかないと思い、「大盛り400g」をオーダー。ちょっとこの日は麺がいつもより冷水での締め方が甘くてコシが少ない。大盛りだからなんでしょうか、こういう時もあるんですね。ねっとりしたスープは相変わらず旨味・塩味・甘味のバランス最高。美味いっすねぇ~♪しかし、麺が食べても食べても無くならない、、、、、。最後の方は戦いでした。「男盛り600g」を完食するなんて、一体どんな方なんでしょうか(笑)途中で念願のスープ追加を成し遂げ、なんとか完食しました。やはり最高のつけ麺は不動の存在。でももう大盛りはオーダーしません。若くありませんから(笑)

再々訪:2012年5月
何度食べても感激の特製つけ麺「ばっかり食べ」!!


写真を追加します<m(__)m>
この日は初めての夜訪問です。夜の営業は18~19時くらいで麺なくなり次第終了との事で、もし終わっていたら、、、と思い踏みとどまる事が多かったのです。しかし、この日は19時頃でしたが、意を決して訪問。まだオープンしている様です。15人程の列の後ろに並びましたが、当方一人飯だったため、4人入れ替え制の人数合わせでゴボウ抜き入店。待ち時間20分程度で呼ばれました。何の迷いもなく特製つけ麺をオーダーしました。いや~、それにしても、美味過ぎる!!相変わらずつけ汁がシルキーですねぇ。最高のバランス感覚はナンでしょうか?甘味・旨味・塩味・香りの黄金比。3度目になって冷静に味わっても、これ以上のつけ麺は存在しないと今でも思います。食べ終わって、家に帰るなりすぐ寝たら、夜中起きて胸焼けしました、、、。でもこんなに美味しいのですから、また訪問します!!間違いなく!!最高のつけ麺をありがと~~!!!


再訪:2011年11月
これ以上のラーメンはこの世に存在しないかも知れません。


前回の訪問から約1年経っておりましたが、行列を想像するとつい足が遠のいたままになっていました。

今回は他レビュアー様のレビューを拝見し、いてもたってもいられなくなり訪問を決断した次第であります。

土曜日のちょうど12時くらいに到着すると、お店の前から道路の反対側まで長蛇の列。

数えてみると、なんと行列は29人でありました。

しかも4名完全入替制(4人全部の席が空いたら次の4人を入れる)なので、進むのが遅い事。

入店できたのは14時でした。2時間待ち(^_^;)

①特製つけ麺950円
トッピングは半熟卵1個分とチャーシュー3枚、メンマ、ネギ少々、のり3枚。いや~、やっぱり美味い!!!んも~、全身がブルッと来ちゃう程激ウマです。濃厚な漬け汁は最近流行りなので、いろいろなところで食べられますが、こんなに美味いのは絶対無いですね。魚介がちょっと強めの漬け汁の旨みは、何にも例え難い孤高の漬け汁。この存在感は別格です。一燈ほん田も素晴らしいですが、更にその上を行く美味さだと思います。麺も粗熱をしっかり取って、のど越し最高。2度目の訪問で、ハードルはかなり高くなっておりましたが、こんなに美味かったっけ?と思うほど、そのハードルを楽々越えました。食べても食べても美味い。具なしでも全然いけちゃうくらいであります。

②つけ麺750円
トッピングが半熟卵半分とチャーシュー1枚、メンマ、ネギ少々。特製つけ麺との違いはトッピングのみです。

全体を通して、もうここまで私の好みに合うラーメンは最初で最後かもしれません。お店を出る時は14:20頃でしたが、長蛇の列は変わらず。と言うより更に長くなっている感じがしました。あまりの満足度の高さに2時間並んだ事をすっかり忘れてしまっていた程であります(^^ゞ 最高のラーメンにめぐり合えて本当によかった!!2度目でも更なる深い感動を覚えましたので、前回4.5の評価を堂々の5.0にランクアップさせていただきました!!

総合:5.0
料理・味:5.0
サービス:4.5
雰囲気:4.5
コストパフォーマンス:4.5


初回訪問:2010年12月
ああ、生きててよかった。感動の超どストライクつけ麺との対面!!


土曜日の昼行列約10名ほど。

完全4名入れ替え制なので、2名以上は後回しなのでご注意。

20分ほど待って、呼ばれました。

特製つけ麺950円普通盛り
ん?!これは新小岩の「一燈」にそっくりな麺とつけ汁。一口食べた瞬間、超どストライク!!この極上の「コシ」は極太麺ならではの物で、茹でた後冷水でしっかりと丁寧に締められた事により育まれています。そしてこの極太麺をサッとつけただけで麺の回りを皮膜のようにネットリと包み込むつけ汁は、かなり計算しつくされた豚骨+魚介系スープ。美味い!!何度つけて食べても超美味い!!そしてここまで最初の衝撃を最後まで持続出来たラーメンはありませんでした。誇張するつもりはありませんが、具無しの素つけ麺のみでも私は飽きずに最後まで十分いけると思います。ああ、なんて美味いんだ。生きてて良かった。こんな感動のランチをいただいてたったの950円!!素晴らしいフレンチをランチで1万円出した時と比較して、10分の1の満足度とはとてもじゃないけど思えない。(←比較対象がちょっとズレてる)そういう意味でコストパフォーマンスも最高。それにしても日本人に生まれて良かった。日本人じゃなければ食べられなかったかもしれない。世界に誇れる日本のラーメン文化バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!

あ、、、失礼しました。ちょっと取り乱してしまいました(汗)新小岩「一燈」と出店に協力している方々は同じみたいです。麺のもちもち感とつけ汁の濃厚さはかなり似ていますが、個人的に「道」の方が丁寧で繊細な感じがしました。今後この完成されたニューウェーブつけ麺はもっと大きな旋風を巻き起こすでしょう!!でも、切なる願いとして、あまり出店を乱発してほしくないです。本当に美味しいラーメン店は「そこでしか食べられない」という希少価値があってこそ永続するのであって、「どこでも食べられる」様になっては意味が無いと思います。行列するよりは、行列しないで食べられる方が良いに決まってますが、そこまでして食べたくないと言う人は食べなくて良いんです。だから、美味しい店は1店舗で十分。好きな人だけ行列して食べましょ!!

総合:4.5
料理・味:4.5
サービス:4.5
雰囲気:4.5
コストパフォーマンス:4.5

  • つけ麺750円+大盛り100円=850円
  • つけ麺750円+大盛り100円=850円
  • つけ麺750円+大盛り100円=850円

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2位

桜田 (四条(京都市営)、烏丸、五条(京都市営) / 日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2012/11訪問 2012/11/18

京都で秋の芸術を、、、、食べつくしました♪

京都での最後の夜に選んだのはこちら「桜田」さんであります。

数週間前から予約をとっての訪問。

予約の際、10,000円・13,000円・15,000円・18,000円の四つの選択肢を提示されました。

次に京都に行くのはいつになるか分かりませんので、まさに清水の舞台から飛び降りる思いで18,000円のコースを選択(笑)

お店は京都駅から歩いていくにはちょっと離れておりますので、タクシーで移動。

烏丸通りから一本入った、細い道沿いに店がありました。

店内に入ると、カウンター席の奥に通され、4人テーブルへと案内されました。

後ろにはガラス張りの小さな中庭が見えます。

壁には秋を表現した美しい絵が飾ってあります。

18,000円コース
①長芋とこのわた 大根とカラスミ

黒い漆塗りの重箱の蓋の上に短冊形に切った長芋の上にはこのわた(ナマコのはらわたの塩辛)が乗っており、同じく短冊切りの大根の上には厚切りのカラスミがのっています。このわたもカラスミも塩気が強いので、野菜を合わせて塩気が調和されるんですね。

②うに、山芋、菊 お出汁のジュレ寄せ
その重箱の蓋を取ると、中にはガラス小鉢が。うにの上にすりおろし山芋と大根おろし、てっぺんには黄色い菊の花で彩りを加えています。これらの上にたっぷりのお出汁のジュレを掛けてあります。さっぱりとしたお出汁のジュレが、上品な薄味なんですね~。濃厚なウニをあっさりといただくことが出来ました。

③伊勢海老のしんじょうと蕪のお椀
平たくちょっと厚めの長方形に切った蕪の横には、伊勢海老を使った贅沢なしんじょう。伊勢海老の身が予想以上にたくさん入って、周りの白身魚がフワフワな事!!こんな贅沢な海老しんじょうはなかなか食べられませんよ~。ちょっとテンションあがってまいりました~♪

④お造り(鯛・イカ・マグロ)醤油とちり酢で
イカがかなり分厚く切ってあるので、食感が良く、マグロは見事な中トロ。脂の乗り方が上品であります。醤油とちり酢(橙(だいだい)の果汁に醤油と大根おろしを加えた合わせ酢)でいただくと、異なる味で二度美味しい。

⑤栗・銀杏・穴子のおこわ 藁包み
どこで拾ってきたのかと思うほど大きな葉の上に、納豆が入っている様な藁が乗っています。藁の中にはおこわが顔をだしており、上には真っ赤に色づいた枝付きの葉がのせてあります。おこわは、栗・銀杏・穴子がたっぷりと入って、視覚も味覚も秋満載。そして大皿も取り皿も器が立派で美しいですね~。

⑥坂高麗左衛門の二段重
見事な焼物の二段重が登場しました!!夜の満月の光に照らされ、浮かび上がる紅葉。ため息が出るくらい美しい焼物です。作者は十三代目坂高麗左衛門。歴代初の女性の方だそうです。蓋をあけると、また見事なお料理が入っていました。

一段目:かにづくし
渡りが3㎝以上、長さが20㎝以上あろうかと思われる極太ズワイ蟹の足。食べやすい様に真ん中の殻が削いであります。肉がこれでもかという程たくさん入っていますね~。プリプリした食感で甘くてしっかりとした味があります。もう一つはこっぺ蟹(別名せいこ蟹)。こちらは甲羅を皿にし、蟹肉をぎっしり詰めた上に身を崩さずに丁寧に剥いた蟹足肉を綺麗に揃えて並べ、蟹の卵をこんもりと乗せています。見るからに絶品!!食べてもやはり絶品。う~ん、と思わず唸ってしまいました。もう一つは酢橘(すだち)の皮を器にして、ほぐした蟹肉を蟹味噌で和えてあります。濃厚な味わいですね。

二段目:とんぶり、百合根の茶巾(大徳寺納豆入り)、こんにゃくとほうれん草と舞茸の白和え、イクラ、玉子と魚のすり身のカステラ
小屋の様な形をした焼物の屋根の蓋を取ると、中にとんぶりにカツオの糸がきがまぶしてあり、酢醤油の味付け。百合根の茶巾は滑らかでほのかな味付けをした百合根の中に、京都市北区紫野の大徳寺門前で生産されている大徳寺納豆が一粒入っています。これが甘くてアクセントになっています。細切りこんにゃくとほうれん草と舞茸を具にした白和えはクリーミーで上品な仕上がり。イクラは酢橘の皮を器にした中に塩漬けで入っていて、緑と赤の鮮やかなコントラストが印象的。玉子と魚のすり身のカステラは甘くて淡白な味。完食すると、このお重の底に真っ赤な夕日が現れました。素晴らしい器を見て楽しみ、食べて大満足。まさに感動の二段重でありました!!

⑧鰆の幽庵焼き
甘めの味付けに柚子風味の幽庵焼き。鰆の身に脂ものっています。切り身の真ん中に切り込みを入れ、中に椎茸を一つ詰めているため、椎茸の香りがついています。

⑨海老芋と鴨のつみれ
京野菜である海老芋を薄味で味付けしています。出汁の出方が押しつけがましくなく、さりげなく効いています。驚くべきは鴨のつみれ。なんとフワフワで柔らかいんでしょうか。そしてほんのりと鼻に抜ける山椒の香りがにくいですね~。これはそうそう食べられませんよ。

⑩栗ご飯、漬物(大根・みぶ菜・しば漬)、赤出汁
大きな釜に入って登場したのは秋の季節にぴったりの栗ごはん。立派な栗は自然な甘さが出ており、米がたっていますね。漬物と赤出汁と一緒にいただくと、なんとも幸せな気分♪

⑪デザート(りんごジュース・洋梨・ミルクプリン紅玉ソース・江戸柿)
ノーベル賞の授賞式で使われた立派なグラスに入っているリンゴジュース。トロリとした食感ですが、リンゴジュース以外にも何か入っている様です。洋梨は絶妙な熟度。まさに今食べごろという感じ。ミルクプリンは想像通り。特筆すべきは江戸柿。スプーンですくえるほどトロッと熟しています。また、添えられたのが酢橘。これをかけると甘味のみの柿に酸味が加わり、味のバランスが良くなるんですね~。

⑫焼きもち入りぜんざいと抹茶
焼き立てのもちを、ぜんざいに浮かせてあります。素晴らしい京料理の数々を思い出しながら、しばし感慨に浸りながらいただきました。

全体を通して:
数週間前から予約をして、期待を膨らませていましたが、その高くなったハードルを楽々超える素晴らしい京料理のオンパレード。私は懐石料理の初心者ですが、フランス料理のコースと同様にこれは芸術作品ですね。四季折々、旬の食材を物語の様に繰り広げていく。今回の京都旅行の締めを飾るにふさわしい、秋の芸術ともいえるお料理にとても感動しました。また京都に来たときぜひ、伺いたいと思います。

総合:4.5
料理・味:4.5
サービス:4.5
雰囲気:4.5
コストパフォーマンス:4.5

  • ①長芋とこのわた 大根とカラスミ
  • ①長芋とこのわた 大根とカラスミ
  • ②うに、山芋、菊 お出汁のジュレ寄せ

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3位

MASA’S KITCHEN 恵比寿 (恵比寿、広尾 / 中華料理、担々麺、四川料理)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥15,000~¥19,999 -

2021/02訪問 2021/03/20

マサズキッチンでテイクアウト

ずいぶんとご無沙汰してしまっているマサズキッチン様でテイクアウトであります。

弁当の選択肢は二種類で3000円と5000円。

その他にアラカルトもテイクアウト可能。

しかし調べるのも面倒ですし、量が分からないのでアラカルトのみはちょっとハードル高い・・・。

色んな店でアラカルトテイクアウトしたんですが、品切れとかそれはテイクアウトできないとかで、電話が長くなって申し訳なくなっちゃうんですね。

という訳で最初ですし、やっぱり弁当にしましょう。

①特製中華弁当special 5000円×2
②杏仁豆腐600円
③愛玉子(オーギョーチー)600円

よだれ鶏・黒酢酢豚・シュウマイ・生ザーサイ・揚げワンタン・フカヒレ姿煮・ご飯という構成。やはり一つ一つどれをとっても平均以上の味わい。いたって普通な料理ばかりなんですが、味付けなのか醤(ジャン)の質なのか、とにかく上手に旨みを引き出していて高級感のある味わい。ん~、やっぱり美味しかった~♪ 次はアラカルトもテイクアウトしてみようかなぁと思わせる満足度でした。
再訪:2012年11月
感激の上海ガニづくしコースを再び!!


昨年初めて訪問した「MASA’S KITCHEN47」さんに上海ガニづくしコースにとても感動しましたが、今年も上海ガニが美味しい季節になってまいりました。

土曜日の夜、遅めの時間でしたので、当日予約を取ることに成功。

忘れられないお店に1年越しの再訪を果たしました。

さすがは土曜日の夜だけあって、ほぼ満席状態。

オープンキッチンで、狭いながらも大人数の調理人たちが右往左往し、活気があります。

メニューを見ると、昨年と同じ「上海蟹づくしコース」が!!

新しいメニューにチャレンジするのが筋なですが、前回あまりにも美味しかったので、全く同じメニューをチョイスしました。

上海蟹づくしコース13800円
①お通し

干し貝柱をふんだんに使い、旨味が凝縮した自家製XO醤です。

②前菜4種盛り合わせ
人参とジャガイモの千切り

ここまで細切りにするにはかなりの技術が必要なのではないでしょうか。人参には唐辛子、じゃが芋には酢。タイ料理のソムタムの様な甘くて酸っぱい味付けですね。

手羽先の紹興酒漬け
皮つきの手羽先を香り高い紹興酒にじっくりと漬けこんであります。紹興酒の香りが口の中にフワッと広がり、これは素晴らしい味わい。

豆腐とピータン練りゴマソース
これは昨年も食べました。豆腐にかかっているソースが特徴的で、ピータンの黄身と練り胡麻を合わせたドロッとした黄緑色のソースが鮮やか。もちろんソースの味は素晴らしい!!

ワンタン
ワンタンに酢醤油で普通に美味しいと思います。

③上海蟹の紹興酒漬け
これも昨年いただきました。火を通していない、生の上海蟹に紹興酒で漬けこんで、半身に切ってあります。ここまで紹興酒がしっかり感じられるのか?!と思う程酒が馴染んでおります。味噌が美味しいオスの蟹ですね。

④松茸の春巻
大きなお皿に小さな春巻きが、、、。皿の端っこには酢橘と塩が添えられています。春巻きの中をカットすると、もの凄い松茸の香りが!!これはテンションがあがりますぞ~!!松茸をたっぷり使った餡がドロリと出てきました。もちろんそのまま食べても美味しいですし、酢橘は合わないはずはないですよね。この香りの強さは、国産に間違いないと思います。上海がにとは関係ないですけど、素晴らしく美味しい春巻きでした。

⑤上海蟹のスープ
どろっと粘度の高い、黄色をしたスープ。中には上海蟹の身と、メスが抱えているオレンジ色の卵が入っています。味は薄めですので、お好みで香酢を入れていただきます。まぁ、これは普通に美味しいですね~。

⑥フカヒレの白湯スープ煮込み
白湯というと、とんこつスープの様な白いスープを思い浮かべますが、こちらは普通のフカヒレ姿煮に見えます。食べてみると、確かに豚の味がしますね。久々にこんな立派なフカヒレ姿煮をいただきました。やはりこの餡の味付けが素晴らしい!!箸休めにもやしが数本乗っています。バクバクと無心でフカヒレを頬張り、完食しました。

⑦上海蟹小龍包
小龍包の中には上海蟹の身を合わせてあります。(基本は肉の具ですが)レンゲに入れて、ちょっと歯で穴をあけると中から旨味が凝縮したスープがどっと出てきます。確かにこのスープ、蟹の味がしますね。文句のつけどころが無い小龍包でした。

⑧上海蟹の姿蒸し
待ってました!!これが食べたかったんです。最初に蒸しただけの蟹を目の前に持ってきていただきますと、「オ~ッ!!」と思わず感嘆の声が出てしまいます。そして調理場で数人がかりで殻から身をほぐしてきます。甲羅の上にてんこもりに盛られた蟹の身は、味噌と和えてあり、まさに理想的な食べ方。蟹って美味しいのですが、ほじくりながら食べるのはちょっと面倒ですよね。こちらのお店では、完全に身だけを取り除いた状態で、しかもカニみそに和えて!!あ~、食べる前から美味しいに決まってます!!そして実際、食べると、美味すぎ!!良かった。このお店に来て、そして去年と同じメニューをチョイスして良かったと思った瞬間でした。

⑨汁無し担々麺
昨年は普通の汁あり坦々麺と、汁無し坦々麺をチョイスできましたが、今年は汁無し一本のみ。食べてみると、確かにゆでたて麺の食感は最高。しかし前回と味がちょっと違う様です。酸味が強く、さっぱりした味。でもこれだけたくさん食べた後ですから、さっぱりしていた方が食べやすいかもしれません。コース関係なく、単体で食べたら汁ありの方が好みですが。

⑩デザート3品盛り
一つ目は杏仁豆腐。クリーミーでトロッとして申し分ないです。二つ目は平べったくカットした愛玉子(オーギョーチィ)の上にライムのシャーベットを合わせて、さっぱりしてますねぇ。三つ目はアセロラシャーベット。アセロラが中華と関係あるかどうか、そんなことは考えてはいけないんでしょうね。どれも素晴らしくおいしいと思います。

全体を通して:
やっぱりこの店は最高ですね~。まぁ、私が大の蟹好きってこともあるんですが、蟹以外のメニューも一風変わっていて、先が予想できないところが魅力であります。特にメニュー名もおおざっぱなのは計算でしょうか?!とにかく2回目も大満足。次回は春先にでも再訪して、ちょっと違うメニューも味わってみたいです。


初回訪問:2011年12月
驚きの品々に言葉を失いました。


美味しい中華が食べたい!!と思い立ち、食べログを検索していると、こちらのお店を発見しました。

当日に予約が取れるのかと電話してみると、カウンターならオッケーとの事で、急いで訪問しました。

JR恵比寿駅から徒歩5分ほどの場所にあります。

門構えは、地下の中庭に階段を降りて行くと入口があります。

入店するとフローリングの床にシンプル&スタイリッシュなテーブルと椅子。

真ん中にはオープンキッチンがあり、中で数人のシェフが忙しそうに料理を作っています。

約束通りカウンターに座ると、目の前で様々な料理が作られる様子が丸見えです。

今回は2コースを二人で分けてオーダーしました。

上海蟹づくしコース13800円
おまかせコース12600円


①前菜4種盛り合わせ
・ホワイトアスパラ冷製スープ
これは中華なのか?!と思う様なスープですが、食べてみるとやっぱりフレンチっぽいと思いました。こちらのお店は伝統的な中華料理の店ではなく、どちらかと言うと創作料理を交えている様です。上品でとてもさっぱりしたスープです。

・トリッパ ラー油 パクチー
中華にトリッパとは珍しい。イタリアやスペインのイメージが強いですが、言うまでもなく牛の胃(ハチノス)です。スライスしてラー油をたっぷりかけてあるところは中華っぽく仕上げてあります。中華でトリッパは私にとって初体験でしたが、こんなにもマッチするんですね。素晴しい!!しかもパクチーがまた合う事!!テンション上がってきました!

・チコリ フォアグラのせ黒酢ソース
え~!?中華でフォアグラって。しかし食べてみると、ねっとりと甘く仕上げた黒酢ソースがビシッと合います。しかもしつこいフォアグラをチコリ(アンディーブ)のさっぱりした苦味で抑えてあるのは凄いと思います。 

・豆腐とピータン練りゴマソース
豆腐の上にかかっている緑色がかった乳白色のソースの上にはピータンの白身の部分が、コンソメジュレのごとくのっていて、きらきら見た目にも美しい容姿であります。この乳白色のソースはピータンの卵黄の部分と練りゴマを混ぜて作った濃厚ソース。さっぱりした豆腐にこの濃厚ソースが合わない訳がありません!!

②本日の揚げ物(エビ・イカの包み揚げネギソースパクチー乗せ)
揚げ物が二つのっていて、中身は一緒。春巻きの皮にエビ・イカなどのフィリングを包み、あげた物です。片方は塩をかけただけ。横には酢橘が添えられています。もう片方はネギやトウガラシなどをみじん切りにしたソースがかかっています。

③天使のえびスープ(おまかせコース)
フランス領ニューカレドニアでとれたこのエビ。甘エビより大きく、アカザエビより小さい、ちょうど赤エビくらいの大きさですね。こちらは有頭エビですが、頭の部分に切れ目を入れて、スープ全体にエビミソが溶け出す仕組みになっている様です。味付けは薄味ながら、エビのエキスがたっぷり出て、素材を生かしたスープですね。

③上海蟹のスープ(上海蟹づくしコース)
ついに上海蟹が来ました!蟹の身と黄色い玉子が少し表面に浮き、餡が効かせてあるためどろっとしたスープです。こちらに付け合わせの黒酢をちょっとだけ入れながら食べると絶妙な味わい。エビも良いですが、やっぱり蟹もかなり出汁と香りが良いですね~。

④生牡蠣の酢漬け パクチー乗せ(おまかせコース)
生牡蠣をちょっと湯通ししてあると思いますが、こちらを酢漬けにした、マリネの様な料理ですね。パクチーとの相性も抜群!!

④生上海蟹の老酒漬(上海蟹づくしコース)
生の上海ガニを殻ごと4分の1にカットし、老酒に漬けたシンプルな料理です。かなり旨味が出ていますので、おそらく老酒だけではないでしょうが。蟹の身を殻の腕やはさみまで食べても、なお旨味が浸透しています。いや~、これもかなり美味いですぞ。

⑤特上ふかひれステーキ(大)(おまかせコース)
こちらのフカヒレは通常の背びれではなく、尾びれを使っている様です。尾びれの方が珍しいとの事です。調理の特徴としては、フカヒレの周りに粉をまぶし一度揚げた上からあんかけをトロッとかけてゆく様です。普通は粉付けはしませんね。ですからサクッとした食感が印象的なフカヒレ姿煮なんです。まぁ、好みによるところが大きいと思いますが、私は普通の方が良いですかね。フカヒレは食感が命ですから、ちょっともったいない感じがしました。

⑤ふかひれステーキ(上海蟹づくしコース)
上記ふかひれと部位が違うだけですので割愛。

⑥つなぎ無しの肉団子あんかけ(おまかせコース)
上海蟹づくしコースのメインは凄い派手な姿蒸しの横で、肉団子って地味、、、!!と思いましたが、いやいやこの肉団子タダものではありません。大きさはゴルフボールよりもやや大きめで40gくらいでしょうか。上からトロッとあんかけと付け合わせにもやしが少々。何がタダものではないのかと言うと、つなぎが無い肉比率100%なのです。そして更に、中を切って開けてみると絶妙な火入れ具合でピンク色!!肉汁がジュワ~っと出てきます。そして中にはやや大きめにカットされた肉(脂も多いのでバラ肉でしょうか?)とつなぎに近いほど細かくミンチされている肉が混ざって肉団子を形成しているではありませんか。これは凄い肉団子に遭遇しました。肉団子に感激したのは生まれて初めてかもしれません。

⑥上海蟹の姿蒸し(上海蟹づくしコース)
やっぱり上海蟹って美味しいですよね?でも食べるのめんどくさいですよね?こちらはそのめんどくささを解消してくれた素晴しい料理です。写真にある通り、蒸しあげられた上海蟹の周りに4~5人のシェフが集まって、身を殻からそぎ落として行きます。そして出来上がった姿は、甲羅の上に身とカニみそが混ざった状態の物をてんこ盛りにしてあります。これをスプーンにてんこ盛りにして口いっぱいにして食べられるんだから、驚き!!まさに理想的な食べ方!!あ~、美味い~、こんなの美味いに決まってる~、このお店に来て本当に良かった!!!

⑦小龍包(おまかせコース)
あつあつ蒸したての籠の中には、小龍包とシューマイが入っています。小龍包はとてもジューシーで普通に美味しいです。そしてシューマイの方は蒸す前にトマトとバジルをのせています。さっぱりしていて良いのではないでしょうか。

⑦上海蟹小龍包(上海蟹づくしコース)
これでもかというほどの上海蟹づくし!!小龍包の中に上海蟹を入れているので、蟹の風味が良いですね。新しい小龍包を食べて満足しました。


⑧坦々麺
う~、かなりお腹いっぱいになってまいりました。こちらは汁なしと汁ありとチョイスが出来ますので、二人とも別の物をオーダー。麺が細チヂレで、中華ですのでカンスイ多めですね。スープは練り胡麻をたっぷり使って濃厚に仕上がっています。そして山椒をふんだんに使っているので、香り高い。理想的な坦々麺です。

⑧汁なし坦々麺
こちらも麺は同様で、汁は無しと言っていも全くないわけではなく、少な目ですね。ひき肉とすり胡麻をたくさん使って、パクチーをワサっと入れております。締めでもがっかりさせることなく、クオリティーの高い坦々麺でした。

⑨デザート3種盛り
杏仁豆腐の上に濃厚なマンゴシャーベットを乗せた物・サツマイモのアイスクリーム・中国の醤油を使ったムース。マンゴシャーベットはとても味が濃いですね。サツマイモのアイスクリームは焼き芋を食べている様な感覚に陥るほど風味が良いです。中国の醤油ムースは、意外と抵抗なくイケる感じでした。

全体を通して、さすがはミシュランの星をとっているだけあって、とても充実した内容でした。最近創作料理が良く出回っており、これってどうなの?!という安っぽいイメージのお店も多々見受けられる中、こちらの創作中華は「やりすぎ感がない」でありながら「新しい」んですよねぇ。この微妙なところを突いてくる感性はさすがだと思います。今後も期待できますね。季節が変わったらまた再訪してみたいと思います。

総合:4.5
料理・味:4.5
サービス:4.0
雰囲気:4.0
コストパフォーマンス:4.0

  • ①特製中華弁当special 5000円×2
  • 特製中華弁当special 5000円
  • ふかひれ煮込み

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4位

松尾食堂 (久留米 / 牛丼、親子丼、かつ丼)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ~¥999

2012/03訪問 2012/03/18

A級なB級グルメ!!

突然ですが、九州は福岡レビューです。

JR博多駅から鹿児島本線快速で約30分南へ下った場所にあるJR久留米駅を下車、

バスで5分くらいの場所にある「松尾食堂」。

門構えはかなり古い木造の建物に、シンプルな毛筆体で「松尾食堂」の看板が。

おぉ、この外観はB級グルメ店としては完璧ですね。

かなり期待できるのではないでしょうか。

入店すると、広々とした店内に4組ほどの先客がおりますが、席は空いています。

店内の年季の入り方も良いですね~。

素晴らしい雰囲気。

壁には木の板に一品づつ、これまた毛筆でメニューが書かれています。

肉丼(卵入り)860円
吉野屋の牛丼の様な器に、蓋をしたまま登場しました。蓋を開けると、なんとも芸術的な肉丼!!飴色に煮込まれた牛肉のコマ切れの中央にのった生卵は、あたかも暗い夜空に浮かぶ満月の様であります。まずは牛肉を味わいます。かなりしっかりと火を通しているので、堅めですがコマ切れになっているためソボロの様な感じに仕上がっています。味は見た目通り濃いめ。これは期待通り!!期待以上かもしれません。肉の層は結構厚く、ご飯の上にかなりたっぷりとのせてあります。この厚い肉の層をかき分けると、ご飯が現れますが、これも期待通りの凄いつゆだくではありませんか!!なんと言うんでしょうか、こうだったら良いなと言う予測通りの展開。生卵の黄身を割って、ドロリとまぜていただきます。夢中でかきこんでいるうちにあっという間に完食してしまいました。わざわざ遠くまで食べに来た甲斐があったもんです。あくまでB級グルメの範疇としてですが、かなりオススメ。この辺を通ったらぜひ途中下車して寄ってみて下さい。

総合:4.5
料理・味:4.5
サービス:4.0
雰囲気:4.5
コストパフォーマンス:4.0

  • 肉丼(卵入り)860円
  • 肉丼(卵入り)860円
  • 肉丼(卵入り)860円

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5位

天庵 (鎌ケ谷大仏 / そば)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2012/07訪問 2012/08/05

再訪:侮るなかれ民家そば、十割なのに素晴らしい喉越しと食感!!

再訪:2012年7月
侮るなかれ民家そば、十割なのに素晴らしい喉越しと食感!!


初回訪問から1年余りで再訪しました。

鎌ヶ谷大仏駅から徒歩1分以内、昼のみ営業の民蕎麦店です。

土曜日の昼でしたが、店内は先客なし。

①辛味大根おろし1200円
比較的蕎麦の盛りが良いせいろは、ちょっと薄いベージュ色をした、若干太打ちでしょうか。辛味大根は暮坪蕪(くれつぼかぶ)を使用しているとの事なので、非常に香り高いです。暮坪蕪とは岩手県遠野市暮坪地区で年間10000本くらいしか栽培されない、1本2000~3000円位する蕪の様です。辛味大根と大きな違いは感じられませんでしたが、香りはとても良いと思います。それにしても蕎麦が素晴らしい!!十割ならではのモチモチした食感で、のど越し・舌触りも最高。この蕎麦ならどんな味付けでもイケますね~。

②ごまだれせいろ1200円
前回もいただきましたが、再び、、。このドロッとした濃厚ゴマダレがいいんですよね。胡麻もこちらで擦っているらしく、非常に香りが良いです。この質の高い蕎麦に、この濃厚ゴマダレをたっぷりと付けていただける。この最高の贅沢が1200円で手に入るなんて、安すぎる!!と思ってしまいます。

全体を通して、1年越しの再訪でしたが、蕎麦の質がここまで高かったかと改めて驚かされました。店主いわく、十割そばはなかなかつながらないのですが、そば粉をお湯で混ぜると比較的つながりやすいため、ほとんどのお店はお湯を使用しているとの事です。しかしお湯の欠点は粉っぽくなってしまう事。こちらでは冷水で混ぜる技を持っており、この技を習得するのが非常に難しいそうです。そういう訳で、こんなに粉っぽくない十割そばができるそうです。千葉県屈指の上質蕎麦、ホントに美味しかった!!絶対また来ますよ!!

総合:4.5
料理・味:4.5
サービス:4.0
雰囲気:4.0
コストパフォーマンス:4.5

初回訪問:2011年3月
直球勝負のこだわり民家そば


鎌ヶ谷大仏駅から徒歩3分くらいの駅近にあります。

外観は民家に看板とのれんを付けて無理やり店にしたといった風貌。

訪問は土曜日の14:00頃でしたが、先客ななし。

店内は明るく、居間をきれいにお店っぽくしてあります。

①ごまだれせいろ1200円
そばは比較的太めでしょうか。見た目は手打ち?と思うほど切り揃えられており、店主の丁寧な仕事ぶりがうかがえます。十割そばだそうですが、一口食べた瞬間にとても蕎麦の香りが良いと感じました。ふっくらとした麺で、かみごたえも良く、そば粉もかなり吟味されていると思われます。つけ汁もまた、胡麻の香りがたっています。恐らく既製のねりごま・すりごまを使わず、こちらで挽いているんでしょう。

②ぶっかけ1300円
暮坪蕪を使った辛味大根せいろをぜひいただきたかったのですが、あいにくの品切れ。こちらのぶっかけは「海苔」「大根のつま」「おかか」「揚げ玉」が乗せられています。こちらもおかかがとても香り高いのと、やはりそば自体の質が高いのである程度どの味付けでいただいても一定のレベルは期待できますね。

③天ぷらせいろ1700円
天ぷらは「カボチャ」「ししとう」「ナス」「海老」「舞茸」。淡雪(粉塩)が小皿にのっているので、こちらを天ぷらにかけて食べます。とても美味しくいただけました。

全体を通して、そば中心のいたってシンプルなメニュー。香り高く、丁寧に切りそろえられたコシのあるそば。そばで真っ向から直球勝負!!という真っすぐな姿勢に感銘を受けました。「そばとはXXXというものだ」という哲学をお持ちの方には特に期待に答えられる内容ではないでしょうか。

総合:4.0
料理・味:4.0
サービス:4.0
雰囲気:4.0
コストパフォーマンス:4.0

  • ①辛味大根おろし1200円
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

ブラッスリー アルティザン (元町・中華街、石川町、日本大通り / フレンチ、ビストロ、ステーキ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2013/06訪問 2013/07/04

再々々々訪:濃厚素材をこれでもかってほど食べられるカジュアルフレンチ

2013年6月:再々々々訪問(合計5回目)
また満足させていただきました!!


前回の訪問から1年弱、いつもこのお店の事を思い出すものの、高カロリーにて二の足を踏んでおりました。

もう一年近く経っているから良いかと、理屈の通らない事を考えながらの訪問です(笑)

初回訪問はまだオープンして間もない頃でしたので、ご家族だけで切り盛りしている感じでしたが、いつの間にか店員さんも調理場の方も人数が増えています。

繁盛している証拠ですね。

①お通しのキッシュとクリームチーズ
いきなりデカイ皿が登場!!しかもこれがお通しだっていうから笑っちゃいますよね。全部食べられる訳ないっていう量です。枝豆入りのキッシュと、トマトピザの様な物の2種類。真ん中にはクリームチーズのオリーブオイル漬けの瓶詰めがおいてあるので、これと一緒に食べる様です。重いな~(笑)でもこれがこの店の特徴なんですよね~。

②キャロットラペ600円
以前はお通しにキャロットラペがでてきましたが、今回は違いましたので、追加オーダーしました。前回のクミンシード入りのキャロットラペの方が個人的には好みでした。マカダミアナッツが入っているのは良いと思います。

③鎌倉野菜のクリュディテ アンチョビマヨネーズソース1600円
もともと肉比率の高いお店なので、野菜は欠かせないと思ってオーダーしました。鎌倉から取り寄せている生野菜をアンチョビマヨネーズでいただくバーニャカウダ。クリュディテとは生野菜のサラダを意味するようです。野菜が美味しいので、バクバク食べられちゃいますね。

④冷製トウモロコシのスープ800円
小さい鍋を模した金属製の入れ物に黄色いスープが入っています。想像していたよりもクリーミーでは無く、サラッとしていますね。トウモロコシの香りと粒つぶ感が良いと思います。

⑤アンドゥイェット(豚モツのソーセージ)1800円
豚モツのソーセージはもしかしたら生まれて初めて食べるかもしれません。かなり太めのソーセージの中を切ってみると、細かく刻んだモツがたっぷりと入っていました。溢れる肉汁!これは美味いですね〜!ソーセージの上にはディジョンマスタードがボッテリとのったまま焼き上げている様です。マスタードと合わせ食べるとあっという間に完食です。

⑥フランス産鳩のロースト 一羽 5200円
鳩まるごと一羽ですから二人でシェアする事前提で注文しました。初回訪問した時、鳩の素晴らしい出来栄えに感激したので期待が高まります。デカイ皿に盛られ、ルビー色に火入れされた鳩は紛れも無く以前の物と変わらないクオリティでありました。外はカリッと中はジューシー!!やっぱり鳩は身が締まっていて美味いですね〜。

⑦ウフ ア ラ ネージュ600円
富士山の様にかたどられたデザートは、メレンゲが山盛り!!今まで食べたウフ・ア・ラ ネージュは丸い形をしていましたので、こんなのは初めてです。頂上からバニラクリームソースと、キャラメルがかかっています。フワフワしているので、デカくても食べられてしまいますね。

⑧アマレットのソルベとアニス風味のクレームブリュレ600円
アニスシード風味のクレームブリュレです。アマレットというアンズの種から作ったリキュールのシャーベットが乗っています。濃厚なクレームブリュレを爽やかなシャーベットでサラッといただこうと思いましたが、これまたデカいし~(笑)これは胃袋に自信のある方じゃないとちょっと食べきれない量ですね。

全体を通して:
また期待通りの満足度!!ここはいつ来ても新しいメニューがあるのでとても新鮮味があります。店主の方は勉強熱心ですね。今後もしつこく訪問しますよ(笑)

2012年8月:再々々訪問(合計4回目)
濃厚素材をこれでもかってほど食べられるカジュアルフレンチ

いつの間にやら前回の訪問から約1年以上経過してしまいました。

久々に満腹になるガッツリフレンチを食べたくなり、カウンター席ながら当日予約で再々々訪問(合計4回目)を果たしました。

来るたびにお客さんが増えている様な気がしますね。

久々のメニューを見ると、肉系・メインがかなり多いアラカルトですね~。

ポーションもデカいので気を付けてオーダーしましょ~♪

①お通し
シーフードのキッシュ・細切り人参のマリネ(クミン風味)・リエット・オリーブ。前回同様のお通し。量が多いので後が食べられなくなってしまいそうでした(汗)

②岩手県・大槌湾産・真牡蠣500円×2=1000円
先日他店で生牡蠣を大量に食べてしまったばっかりなのに、数多あるメニューの中、ついオーダーしてしまいました。クラッシュアイスの上に大ぶりな殻付き牡蠣とレモン。ソースはエシャロットとビネガーで爽やかにいただきます。結構大き目ですが、一口でチュルンっといただいてしまいました。ソースも美味いし、牡蠣はクリーミーですね~。やっぱり生牡蠣の美味さは、何ものにも代えがたい!!

③ガスパチョ(スペイン風トマトの冷製スープ)800円
こちらのお店の面白いところは、メニュー名から抱いた想像と実物がちょっと違うところであります。メニュー名は単なる「ガスパチョ」ですが、実物はフローズンガスパチョですね。解凍したガスパチョの上に凍ったガスパチョをのせ、美味い具合に融合させています。生牡蠣の後に、さらにさっぱりした前菜が続きます。

④サーモンのマリネ ペルノー酒風味1600円
冷製前菜3品目。大皿にまんべんなく薄切りのサーモンを乗せ、フランスではメジャーなパティス系リキュールの「ペルノー」を使ったソースで味付けをしています。その上ディルをみっしりとふりかけて、さらなる香りづけをしています。しかし食べてみるとそれほどクセはありませんね。オリーブオイルもしっかりかかっているので、ただたださっぱりでないところが良いと思います。

⑤シューに入ったリードボーのソテー2500円
かなりデカくて、カリッとしたシュー(シュークリームの皮だけ)の中にはクリームではなく、ソテーしたリードボーがこれでもかと詰め込まれ、あふれ出ております。たしか、リードボーはたしか一頭の牛から2~3キロしか取れない、希少部位だったはず。そんなリードボーをこんなにたくさん使ってしまってよいのでしょうか?イヤイヤ、まさにそこがこのお店の良いところであります!!普通のお店はしつこいからちょっとしか使わないんですが、このお店はその部分だけを大量にいただけるんです。前回訪問した時のフォアグラ爆弾で思い知りました(笑)しかもこのリードボー、ただでさえフグの白子の様に濃厚なのですが、これをタップリバターで絡めてさらに濃厚に仕上がってるんですね。しかもシューの下には脂たっぷりのベーコンが敷き詰めてあります。いや~、たまりません。しかし欲を言うと、もう少し火の通り具合がレアっぽい方が好みですね。たしかこちらのシェフの火入れは素晴らしかった記憶があるんですが、どうしたんでしょうか。そこだけはちょっと残念。それでも一人では全部食べきれないくらいの濃厚なバターまみれのリードボー。やっぱり最高でした!!

⑥オーストラリアの超希少種ソルトブーシュラム(ブレ・サレ)のロースト1/2 3000円
オーストラリア産の希少な骨付きラム肉です。1/2のサイズでこれ?!ってくらいデカいです。Fullサイズはどんな感じなんでしょうか。ホント、びっくりしますよね。ソルトブーシュラムとはオーストラリアの海岸にいる羊で、塩をかけなくても塩味がするという、珍しい羊だとの事。しかし肉の半分以上は脂。ちょっと脂大過ぎですわ。でも火入れはやはり抜群ですね。脂っこいので、付け合せの皮つき焼きニンニクと一緒にいただくと、美味い!まさにガッツリ系ですね~。

⑦冷製ラタトゥイユ800円
ここからは追加オーダー。このお店はポーションがデカいので、弱腰になり過ぎた様で、若干足りない感じ。小さな鍋の様な器に冷たいラタトゥイユがたっぷり入っています。結構量も多いです。普通ラタトゥイユのセロリは細かく刻んでしまうんですが、ごろごろと一口大のセロリが入っています。なんと表現して良いか、一言でいうと、「予想以上に美味い」んですね。理由は味付けのバランス、各野菜がしんなりと馴染んでいるところ、くらいしか思い浮かばないくらい、特別なところはないですが、とにかく美味いのは確かであります。

⑧(再び!!)岩手県・大槌湾産・真牡蠣500円×2=1000円
最初に「6個で2500円」の選択肢がありましたが、2個にしておきました。しかしかなり美味かったので、再びオーダー!!単に「生牡蠣が好き」ってだけかもしれません。

⑨桃のスープと桃のソルベ600円
さぁ、やっとデザートがやってまいりました。ここのデザートは良い意味で予想を裏切られる内容なので、オーダーしないのは勿体ないです。桃を細かくカットし、スープに浮かべ、さらに上からシャーベットがのっているという、まさに桃づくし。当然ですが、缶詰は一切使っておらず、生の桃を使用しているため、素材の香りが凄いわけです。若干のえぐみを含めて素材そのものの香り、甘味をストレートに表現したデザートでした。

⑩ショコラショコラ(チョコレートのガナッシュ)600円
黒い皿に、生クリームがたっぷり、その上に粉状のチョコレートがまんべんなく振り掛けられています。思っていたより意外と小さいですね~。しかし良く下を見ると、結構デカめのチョコレートガナッシュが隠れていました。このガナッシュ、チョコレートに生クリームやバターで固さを調整した物ですが、ものすごい濃厚ですね~。たらふく食べた最後にこの重いデザートは、濃厚フレンチの終焉にふさわしい締めであります(笑)

全体を通して、相変わらず「ガッツリ」「塩多め」の男のフレンチでありました。と言ってもお客さんは女性が多かったですけどね~。最近肉食系女子が流行ってますから、このお店はまさに旬であります。食べたい物を食べたいだけ食べられる、このコンセプトは完全に私のツボでありまして。更にはこれだけ高級素材を使っており、ディナーで一人10,000円以内に収まるコストパフォーマンスも素晴らしい。そういう意味で、数あるブラッセリーの中で孤高のお店なのでした、、、。また来ますよ~!!今度は1年も空けないと思いま~す。

総合:4.5
料理・味:4.5
サービス:4.5
雰囲気:4.0
コストパフォーマンス:4.5

2011年6月:再々訪
ガッツリ系男のフレンチ健在

前回の再訪後、月1回のペースで訪問したいと思っておりましたが、気が付くとあっという間に約4ヶ月が経過していました。

土曜日の夜でしたが、その日の昼に予約しての訪問です。

店内は満席状態で、繁盛している様子。

①ガスパチョ800円
コレがガスパチョ?!と思う様な変わったものです。ガスパチョをシャーベット状にしてあります。食べてみると味はまるっきりガスパチョそのものですが。

②真鯛のカルパッチョ ゴルゴンゾーラチーズのソース1600円
ボイルして、薄切りにしたジャガイモの上には真鯛のカルパッチョ。その上にみじん切りにじ、良くさらした玉ネギと、約1cm角程度のゴルゴンゾーラチーズがのっています。緑色はパセリのみじん切りを揚げたもので、全体的にブラックペッパーが散りばまめられています。真鯛・ジャガイモ・玉ネギ・ゴルゴンゾーラチーズがマッチするとこんな味になるんですね。美味しいです。

③タイラ貝とグレープフルーツのサラダ1800円
黄色ズッキーニの極薄スライスを敷き詰め、タイラ貝の貝柱の薄切りとグレープフルーツ、生ハムを乗せ、パルミジャーノレッジャーノを薄切りしたものをまぶしています。真鯛と似ていますがこれもさっぱりとして美味しいですね。

④フォアグラと季節のフルーツのロースト2500円
巨大な爆弾フォアグラ!これでメインではなく、前菜をうたっちゃうところがこのお店の良いところ。アメリカンチェリーのコンポートがたっぷりと添えられ、赤紫色の甘い煮汁が皿全体を覆っています。フォアグラの火の入り具合は、もう少しレアな方が良かったのは残念ですが、許される範囲です。もしかしたら、夏なので衛生面を考慮しての事かもしれませんが。この爆弾フォアグラを消費するには、一体何キロ走らなければならないのか?!っとか、無駄な事は考えず食べることに集中しましょう!

⑤エイのムニエル焦がしバターのソース2400円
エイのヒレの部分をバターをたっぷり使ってムニエルにしています。軟骨から身を削ぎ取って頂くのですが、軟骨自体もギリギリ食べられます。大量のバターと、多めに振りかけられたケッパーの酸味が強く、カナリ多めの塩分が超濃い味を演出しています。でもちょっと塩辛過ぎるかなぁ。まあ、それがこの店の売り「ガッツリ系男のフレンチ」でもあるんですけどね。エイは酒のツマミに良く出るエイヒレ以外の調理法では食べた事が無いので、新鮮でした。

⑥ルビーグレープフルーツのグラニテとロースト600円
初回訪問した時に頂いた「みかんのグラニテ」のルビーグレープフルーツバージョン。苦味が加わりましたが、こちらはこちらで美味しいと思います。

⑦石垣島完熟パイナップルのミルフィーユ600円
石垣島産パインと、パインシャーベット、カリッと焼き上げたパイ生地を重ねた物です。溶けたシャーベットがパイをしんなりさせますが、シャーベットがちょっと少ないので、「バニラアイス1個のせ+200円」を追加するといいかもしれません。

今回はチョイスがあまり良くなかったので味がカブッたのと、「爆弾フォアグラ」+「エイ焦がしバター」の取り合わせはちょっとしつこ過ぎました。しかしながら、まだ未開拓メニューがあるので、まだまだ再訪は続きます。

2011年2月:再訪
また120%の満足度!!5.0になってしまいました。


前回の初回訪問から1ヶ月しか経過していませんが、どうしてももう一度あの高い満足度を忘れられずに再訪。

土曜日の夜でしたが、予約を取りましたが店内はほぼ満席で、カウンターに案内されました。

①フォアグラのパテとシェリー酒のジュレ ブリオッシュのトースト1800円
小さい壺にフォアグラのパテ。その上にシェリー酒のジュレが乗っています。想像通りの美味しさ。ブリオッシュとの相性は良いに決まってますよね。

②ウニ!オマール海老!コンソメぜりー!1800円
見た目はウニてんこ盛り!!表面を見るとコンソメゼリーでコーティングされています。スプーンでウニをよけると、中からボイルされたオマール海老が顔を出しました。ウニ・オマール海老・コンソメゼリー。名前の通りそのまんまですが、取り合わせが良いですね。これまた見た目も味も美味しくいただけました。

③タルタルステーキ(フランス風ユッケ)2200円
今日の一番はこれですかね。普通のタルタルは赤いですが、こちらの外見は乳白色のピンク色です。一口食べた印象は意外な酸味で激うま!!恐らくワインビネガーの様な酢がたっぷり使われていると思います。肉だけではなくピクルスやケッパなども入っているのでアクセントも効いています。


④三元豚のはちみつロースト1/2 2200円
大変に脂の乗った豚バラ三枚肉を厚切りにし、はちみつとともに甘くローストした物。しつこいのが駄目な人は無理ですが、脂をとても美味しくいただきました。

⑤野菜のココット焼+500円
三元豚の付け合わせで別料金です。ブロッコリーやヤングコーン、アンディーブを蒸した物。ビーツの赤い色素が他の野菜を赤く染めています。しつこい脂の三元豚の付け合わせにはぴったりです。

⑥自家製パン1/2本 300円
オリーブオイルが香り高い。パンは料理が美味しいと進みます。1本600円にした方が良かったかもしれません。


⑦焼きたて!紅玉のタルト600円+200円バニラアイス1個のせ
これはタルトと言っていいんでしょうか?!パイ生地の上にシロップで味付けされ、厚めにカットされた皮つき焼リンゴが乗っています。焼き立てなので、熱いパイにバニラアイスが良い感じに溶けてなじんでいます。

⑧いちごとバルサミコのサバラン600円
これも、サバランと言われ誰がこの形を予想するでしょうか?!生クリームがたっぷりのパフェって感じです。生クリームはちゃんとした純正生クリームを使用しています。生クリームの下にはヒタヒタにシロップに浸かったサバランが登場。素晴らしいデザートでした。

全体を通して、前回もそうでしたが、品名はいたってシンプルですので、それなりの想像をして待っていると、予想を超えた凝った料理が出てきます。とても意外性があり楽しく、なおかつ完成度が高い。素晴らしいセンスを感じさせます。前回も今回もオーダー時の予想よりも100%~120%の満足度と、高いコストパフォーマンスですので、4.5にしている理由は無くなりました。まだ食べていないメニューもあるので、近いうちにまた訪問するに違いありません!!

総合:5.0
料理・味:5.0
サービス:4.5
雰囲気:4.5
コストパフォーマンス:5.0


2011年2月:初回訪問
アンビリーバブル!!この質でこのコストパフォーマンス?!何度も行きたくなるがっつり系フレンチ!!


元町のおしゃれな商店街にひっそりと店を構えています。

店内は赤と白を基調にしたおしゃれな明るいバーの様な雰囲気。

コースもありましたが、比較的リーズナブルですし、好きな物だけチョイスしたいのでアラカルトでオーダー。

お通し
自家製ソーセージや、オリーブ、特に人参の千切りにクミンの香りを付けるとは、タダものではないセンスを予感させます。

①焼フロマージュのサラダ1200円
ブルー系と、カマンベール系のチーズを比較的大きくカットし、周りがちょっとだけトロけるくらいに熱を加えています。これは!!かなり美味しいサラダです。

②牡蠣のベニエ タルタルソース1200円
牡蠣をメレンゲ?か白身魚のスリ身の様なコロモに包み、パン粉焼にしたような物です。火のとおり具合も丁度良く、玉子やピクルスを粗めにカットしたタルタルを添えますが、こちらも絶妙にマッチしています。

③オマールエビと蟹のスフレ2000円
本当の感動はここからでした。金属でできたトッテ付きグラタン皿の様な容器にフワッフワのスフレがアツアツのまま登場。周りはこんがりキツネ色ですが、中を開けるとエビと蟹の味がするふわふわスフレ。こちらにオマールエビの濃厚クリームソースをかけていただきます。ます。素晴らしい!!あ~、美味すぎる。

④鳩のロースト3800円
丸々1羽のハトをローストし、食べやすくカットされています。一目見て、旨いに決まってると分かりました。火入れ具合が絶妙!!皮がパリッと焼きあがり、肉は鳩ならではのくすんだ赤紫色。この火入れはフレンチのプロでなければできない技です。ソースも手抜きなし!!最高!!この店に来て心底良かったと思いました。

⑤自家製パン1/2 300円
パンは普通に美味しいですが、オリーブオイルが素晴らしく香り高いので、パクパク食べてしまいます。

⑥みかんのグラニテ
半分溶けかかったとろとろなみかんシャーベットに、焼みかんを堂々と乗せてあります。これまた、見た目も味も最高。

⑦塩クレープ(バニラアイス添え)
クレープは普通ですが、岩塩を散らしてあり、これがまた濃厚なバニラアイスに合う事!!

全体を通して、ディナーでありながら、ここまで充実した高品質なメニューをしかもアラカルトで食べて、飲み物を飲んで一人7000円は驚き。夜も23時ラストオーダー24時閉店と遅くまで営業。これは素晴らしいお店を開拓できました。人に教えたいけど教えたくない、、、。間違いなく再訪します。っていうか、すでにもう次にいつ行けるか考えています。そのくらい良いお店でした。新年早々ですが、今年のマイベストレストランになる可能性大です!!

  • ①お通しのキッシュとクリームチーズ
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

百姓屋敷 じろえむ (南房総市その他 / 日本料理、オーガニック、野菜料理)

1回

  • 昼の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2012/12訪問 2012/12/09

自給自足率約99%!!築300年の百姓屋敷で頂く豪華な自然食

世の中にはまだまだいろんなお店があるものです。

こちらのお店は、築300年の農家で畑・田んぼ・酪農を営み、自ら手塩にかけて育てた米・鶏・玉子・野菜・味噌などを使った自然食を提供していただけるとの事。

調味料の一部を除くほとんど全ての食材が自家製で、自給自足率は約99%というから驚きです。

場所は千葉県の南房総市、房総半島の突端にある館山からちょっと北に進んだところにあります。

インターを降りて、田舎道を進んでいくと、ほんとにこの先に家があるのか?!と思う程田んぼに囲まれたワイルドな田舎道が続きます。

しばらく進むと、茅葺き屋根の大きなお屋敷が現れました。

車を降りると、虫や鶏の鳴き声以外の音が全然しません。

車の音、電車の音、飛行機の音、工事の音、その他生活音など、普通の住宅街や町に住んでいると必ずなんらかの騒音が聞こえますが、田舎の音の無さに不思議な感覚を覚えました。

門の近くで店主に遭遇し、お屋敷に招き入れていただき、まず感じたのは天井が低いこと。

はぁ~、昔の家ってこういう造りをしてるんですねぇ。

通された客間にはいったい何十年前の物かと思うような古書が並んでおり、床の間にはこれまた古そうな掛け軸や様々な置物が目に入ってきました。

電話で予約をしたときにコースは1575円~3150円までの525円きざみとの事でしたので、あらかじめ3150円を選択しておりました。

じろえむおまかせ御膳3150円
①おひつに入った自家製米

古そうな丸いおひつに炊き立てのお米が入って出てきました。こちらにお邪魔する前の道に田んぼがたくさんありましたが、米は自家製。粒が立っていますね~。これと一緒に何を食べさせていただけるんでしょう?楽しみであります。

②自家製こんにゃくともろみ味噌
自ら栽培されたこんにゃくいもを、こちらでこんにゃくにした完全自家製であります。既製品と比較してちょっとザラッとした粗目の食感ですね。弾力もとても良く、自家製のもろみ味噌を合わせていただきました。

③自家製奈良漬
味が濃いめの自家製奈良漬。当然ですが、ご飯に会いますねぇ。

④牛乳を沸騰した時に出るチーズの様な固形物と葉物和え
仔牛が小さい頃に出た牛乳だけは、沸騰するとこのような固形物が出来上がるそうです。白和えともちょっと違い、食感が固めのポロポロした豆腐っぽいですが、やはり乳の香りがするという不思議な食べ物。チーズの様なこってり感はそれほど感じられません。

⑤平飼い鶏の有精卵で作った半熟玉子焼き
きっちりと火を通しきらずに作った、真ん中がトロトロの半熟玉子。この原料の玉子はこちらの母屋からちょっと山に入った、養鶏場で平飼いした有精卵を使用しています。砂糖でちょっと甘くしてあります。ご飯が進みすぎて、ちょっとペース配分を考えなければ、、、(笑)

⑥自家製蕪の酢漬け 柚子風味
この蕪も自家製かと思われます。柚子風味が爽やかですね。

⑦自家製青菜の浅漬け
田舎風というと、濃い味を想像しますが、こちらは薄味の浅漬けなんですね。

⑧自家製漬物6種
生姜・キュウリ・ナス・もろみ味噌などを異なる味付けで作った自家製漬物。6種類もあると飽きさせませんね。

⑨自家製ソーセージともろきゅう
当然原料もこちらの養鶏場で育てた鶏肉を使用し、こちらでソーセージまで作ってしまっております。周りに香草をまぶして香りづけし、もろきゅうを合わせることによってさっぱりといただけます。

⑩自家製米のおこげだけで作ったおにぎり
もうこの時点でご飯2杯目に入っているところに、こんな美味しそうなおにぎりが!!ちょっとお腹が持ちますでしょうか。おひつのお米を炊いたときに出たおこげを使ったおにぎり。茶色くておいしそう!!醤油の味付けで香ばしくて最高ですね。

⑪自家製かぼちゃのサラダ・ブロッコリーとなめ茸・人参と自家製玉子のマヨネーズ
ちょっと洋風な一品。マヨネーズはこちらの養鶏場の玉子を「松田のマヨネーズ」さんへ、送って特注で作っていただいているそうです。そのマヨネーズを使用したカボチャサラダ。食べてみて明確な違いは分かりませんが、それを聞くと特別美味しい感じがしてくるから不思議です。

⑫自家製里芋・小松菜・椎茸の旨煮
少しトロみを付けた味付けで、里芋と小松菜とシイタケを煮たもの。椎茸の出汁が里芋と小松菜に絡んで、美味。

⑬自家製味噌を使った味噌汁
温かいですねぇ。やっぱりご飯とみそ汁、日本人の心を感じました。

⑭こちらで平飼いしている鶏のつくね
まだ出てきますか!!もうそろそろ腹10分目なんですけど。出来立てのアツアツつくねですから、参りました<m(__)m> しかもちょっと小さ目のハンバーグくらいの大きさはありますよ!!刻みネギ味噌が添えられているので、ご飯にベストマッチですね。

⑮自家製春菊・ごぼう・人参の天ぷら
もう、ちょっとお腹が限界かも。これも自家製野菜を使った天ぷら。でも揚げたてでぴちぴちとしたまま出てきますから、食べちゃいますよね。もろみ味噌と塩が添えられて、2種類の味を楽しめます。

⑯自家製紫芋巾着と甘夏の砂糖漬け

紫芋を巾着にした甘さ控えめのデザート。甘夏の皮を砂糖漬けにした物で上品に香りを付けています。

全体を通して:
いや~、凄い量でした!!自家製の美味しいお米を、自家製野菜などの素材をいかしたお料理でいかに美味しく食べさせるか、そんなコースでした。そんなコースを田んぼや畑に囲まれた築300年の百姓屋敷でいただいたんですから、美味しくない訳がありません。和食の原点は、もしかしたらこういう感じなんでしょうか。あくまで主役はご飯。しかもこんなに全てが手作りなのにこの値段は信じられません。素晴らしいコストパフォーマンスでありました。このお屋敷の歴史や、お料理一つ一つを丁寧に教えていただいた奥様の素晴らしいホスピタリティにも大変満足。春になったらまた春らしい食材が食べられるんでしょうね。楽しみであります。

総合:4.3
料理・味:4.0
サービス:4.5
雰囲気:4.5
コストパフォーマンス:4.5

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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8位

三輪亭 (豪徳寺、山下、梅ケ丘 / イタリアン、パスタ、ドイツ料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 -

2012/07訪問 2012/07/16

南チロル地方が熱い!!

知り合いの家の近くにあり、前から気になっておりましたが、念願の訪問を果たしました。

南チロル料理とは何か聞いた事あると思いましたが、以前に下北沢の「バールボルツァーノ」に訪問した事を思い出しました。

とても珍しいパスタが印象的なイタリアの郷土料理です。

そもそも南チロル地方は、イタリアの最北端でドイツに面しているため、人口の7割がドイツ語を話すそうです。

そのため、日本で一般的なイタリアンとはちょっと違った料理が楽しめるという訳ですね。

お店は小田急線豪徳寺駅から少し歩いた、閑静な住宅街にポツンとあります。

休日に予約を取って訪問しましたが、周りが静かな住宅街でありながらお店に入ると比較的広い店内は満席。

とても活気があります。

メニューを見るとアラカルトも様々あるようですが、初回訪問という事もあり、良く分からないのでお任せコースにしてみました。

南チロル郷土料理おまかせコース6000円
①とうもろこしの冷製スープ

デミタスカップほどの小さな容器の中には黄色いポタージュが入っており、オリーブオイルが回しかけられ、パセリを散らし、自家製であろうと思われる厚切りポテトチップがのせてあります。冷たいながらもしっかりとした甘さと、トウモロコシの風味が素材そのもの。あっという間に食べてしまいました。

②南チロル風ハムやサラミ盛合せ
木を斜めにスライスした様な長細い木の皿の上に色とりどりの生ハム・サラミが乗っています。中央にはパプリカ・レンコン・カブ・人参・ズッキーニなどのピクルスが盛られております。横にはサニーレタスのサラダがありますので、ピクルス・サラダ・生ハムを交互にいただきました。生ハム・サラミは思ったより塩気が薄く、バクバク食べられるんですね。ピクルスのアクセントも計算通り。なかなかの滑り出しであります。

③ジャガイモのテリーヌ
スライスしたジャガイモを重ね合わせて、ミルフィーユの様に仕立てたテリーヌ。様々な野菜を細かく切って添えてあります。無駄な味付けが無いので、オリーブオイルの香りが生きています。ジャガイモに野菜、とてもヘルシーですが、すごく美味しい。この後どんな美味しい料理が出てくるのか、どんどん楽しみになってきました。

④サマーポルチーニ茸のオムレツ
小さなフライパンの上にはこんもりとした、一見パンケーキの様に見えるオムレツであります。フライパンがまだアツアツの状態で、中にスプーンを入れると、ゴボゴボッジュワ~ッと音が立ちます。中は柔らかくてフワフワ!!そして物凄いポルチーニの香りがお店中に広がります。これは素晴らしい一皿ですね!!スフレの様にフワッフワのオムレツは塩分控えめな味付け。ちょっと普通のオムレツよりコクがありますので、チーズを混ぜているのではないでしょうか。特筆すべきはポルチーニの香りです。たっぷり目に入った生ポルチーニの香りとダシは強烈ですね。このお店のスペシャリテでしょうか。何度も食べたくなる味でした。

⑤カネーデル(郷土パスタ)
一見肉団子の様に見えますが、れっきとしたパスタ。デュラムセモリナ粉をこねて団子状にした物です。周りが焦げている様な色をしていますので、揚げているんでしょうか。こんなに分厚く、中に火が通りにくいはずなのに粉っぽくないのは、中にチーズやポテトが入っている様にも感じました。味は肉団子というよりは、ニョッキに近いですかね。下には炒めたキャベツを敷いてあり、さっぱりといただきました。

⑥サマーポルチーニを使ったスペッツレ
スペッツレとはショートパスタの事。非常に粘度の緩い生地を穴の開いた鉄板からポトポトと湯の中に落として、ゆで上がると、小さくよじった様な形をした短いパスタが出来上がります。サマーポルチーニを合わせ、味付けはシンプルにオリーブオイルとニンニクで。さっぱりとした自家製パスタです。

⑦骨付きヤギ肉とヤギソーセージ
もうお腹いっぱい、、、。と思っていると、ものすごいデカいメインがやってきました。大皿からはみ出しそうな勢いの骨付きヤギ肉。考えてみれば、ヤギをいただくのは初めてかもしれません。素材を生かし、ローズマリーを効かせてシンプルに焼いた物。焼き加減も良く、中が赤く仕上げてあります。ちょっと固めの肉でしょうか。でも気になるほどではありません。臭みはほとんど感じられませんね。思ったよりも脂ものっていて、とても美味しい肉です。さらにこれでもかと、ヤギソーセージが添えられています。粗挽きで食感が良く、いかにも手作りという感じのソーセージ。どちらも美味しいのですが、いい加減お腹が限界です。

⑧チーズ盛合せ
ほんとはコース通りならチーズ盛合せなんですが、もう食べられません。お持ち帰り可能だとの事でしたので、お言葉に甘えさせていただきました。後日家で食べましたが、ブルーチーズ系・カマンベール系・パルミジャーノ系合計5つのチーズが入っていました。どれもいい具合にクセがあり、私にとってはストライクなチーズでした。

⑨チョイス1 キウイ・ブラッドオレンジ・ピンクグレープフルーツのシャーベット
お店側も量が多いと分かっているのか、軽めのデザートと普通のデザートをチョイスする事が出来るようです。どうせなら両方見てみたいじゃないですか。こちらは軽めのデザートです。シンプルなシャーベットですが、素材の味がストレートに伝わり、今までのこってり感をきれいさっぱり洗い流してくれるような抜群の清涼感。

⑨チョイス2 赤スグリのグラニテ・チョコレートタルト&ミントジュレ・キウイシャーベット・ダークチェリータルト
こちらは普通のデザート。それほど凝った物はありませんが、どれも酸味・甘味のバランスが良く、締めにふさわしいデザートです。コース料理を一皿目から思い出しながら、余韻を楽しみます。

⑩お土産 リンツァートルテ
さらにお土産までも、、、。リンツァートルテとは、ドイツ・オーストリアあたりでメジャーなケーキです。パウンドケーキの上に格子模様を付けて焼いた物。家で食べてみると、シナモン・ナツメグの香りや、甘酸っぱいジャムの味もします。想像通りの味でしたが、無難に美味しいと思いました。

全体を通して、どの料理を見ても珍しく、味付けも良く想像以上にクオリティが高かったと思います。今日のコース以外にもいろいろアラカルトがありましたので、これは再訪するしかないですね。ただし非常に量が多いので、要注意。実はお土産を家で見ましたら、全部食べられなかったヤギ肉まで梱包してくれてあり、ちょっと感激!!翌日トマト煮込みにしてヤギをいただきました(^u^) ここは絶対お勧め。特にまだ南チロル料理を経験した事が無い方は、ぜひ一度は行ってみてください(^o^)/

総合:4.5
料理・味:4.5
サービス:3.5
雰囲気:4.0
コストパフォーマンス:4.5

  • ①とうもろこしの冷製スープ
  • 変ったパン各種
  • パンに付けるディップ各種

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9位

布恒更科 (大森海岸、大森 / そば)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2012/02訪問 2012/02/20

再訪:力強いコシに圧巻!!

2012年2月:再訪
力強いコシに圧巻!!


前回の訪問から半年近く経ちましたが、マイレビュアー様の蓼喰人様の投稿から恋しくなり、再訪を決めました。

数ヶ月前にはこちらの店主の息子さんが出された「築地 布恒更科」 に訪問し、しっかりと伝承された味を確かめたばかり。

両店ともにすばらしい蕎麦作りをされていると思います。

辛味おろし蕎麦1280円+荒挽き220円=1500円
前回は通常の蕎麦でしたので、今回は「荒挽き」に挑戦してみることに。まずは前回同様に大きめの器の上に辛味おろしとうずらの生卵、そしてその脇に酢橘と海苔を従えて登場。想像では長細いせいろの上にはちょっとゴツゴツした表面の蕎麦がのっている物でした。しかし出てきてびっくり!!8mmはあろうかと思われる、思いっきり平打ち麺ではありませんか。はっはぁ~、そうですか、これがこちらのお店の荒挽きなんですねぇ。いいじゃありませんか、これはこれで期待できそうです。しかし相変わらず盛りが良いですね。これだけで満腹になりそうな。一口いただきますと、凄いコシ、力強いです。私の好みはこの力強いコシがストライクなんですね。お店の人に聞くと外二だそうですが、十割と言われてもわからないくらい香りが強いと思います。汁も相変わらず非常に濃いですね。ここまで濃い汁のお店はなかなかないでしょう。しかし醤油が全面に出過ぎている訳でもなく、これがまた丁度平打ち麺に絡みやすいのであります。力強いコシと戦い、何度も頷き、噛み締めながら、長い時間この至福の時を楽しむ事ができました。私はこのお店の蕎麦が好きです。とても好きです。二回目ですが、高くなっていたハードルを楽々越えられたので、あえて評価を上げさせていただきました。次回は生粉打ちに挑戦します!!

総合:4.5
料理・味:4.5
サービス:3.5
雰囲気:4.0
コストパフォーマンス:4.0

初回訪問:2011年6月
大森きっての名店はダテじゃない!


大森海岸駅のそばに店はあります。

外観は歴史を感じさせる貫禄ある風貌。

平日の14時頃の入店でしたが、先客は2組でした。

小腹が空いていた程度なので辛みおろしのみで様子をうかがう事にしました。

辛みおろしそば1280円
細長いせいろに盛られたそばは、盛りが良く一目で充分な量だと分かりました。別皿にはたっぷり目の辛みおろしの上にうずらの生卵が月見のごとくちょこんと乗っており、海苔と酢橘が添えられております。まずはそばだけで風味をたしかめると、そばの香りはふんわりと鼻に抜けます。食感はコシも十分で、噛み締めると少し星が残るのも良いですね。つけ汁に酢橘は反則ですね。美味しいにきまってますから(笑)おかげでつけ汁だけの味を確かめるのを忘れて、いきなり酢橘をかけて食べてしまいました。でも適度に酸味が効いてホント、美味い!名店はダテでは無いですね。

総合:4.0
料理・味:4.0
サービス:4.0
雰囲気:4.0
コストパフォーマンス:4.0

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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10位

レンゲ (新宿三丁目、新宿御苑前、新宿 / 中華料理)

1回

  • 夜の点数: 4.3

    • [ 料理・味 4.3
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2012/10訪問 2012/10/28

洗練された創作中華を出す小さなお店

昔は、中華料理と言えばクラゲ・チャーシュー・キュウリなどの前菜、春巻、北京ダック、フカヒレスープ、麻婆豆腐、酢豚、炒め物など、決まった範囲の料理しか出てこない印象でした。

最近では、創作っぽい料理や一風変わった中華料理を提供するお店が増えてきた事はとてもうれしい限りであります。

こちらはまさにそんなお店。

ありきたりの中華ではなく、想像を超えた料理が待ち受けておりました!!

場所は新宿伊勢丹のすぐ近く。

予約を取って訪問すると、店内はとても狭いですね。

カウンターに7~8人と、小さな4人テーブルが一つだけ。

カウンター横には一般家庭のキッチンの3分の1くらいのスペースしかない、とてつもなく小さな調理場があります。

気取らない雰囲気はとても良いですね。

メニューにはコースは無いので、アラカルトで注文しました。

①タパス盛合せ5種2000円
1.大人のポテトサラダ 世界一の胡椒で
ブラックペッパーの様な香り高い胡椒がポテトサラダのアクセントになっています。

2.自家製ラルドバーガー
ラルドとは豚の脂の事を意味しますが、生ハムの様に塩漬けにした豚の脂を、肉まんの皮の様な生地で挟んで蒸してあります。かなり強めの塩漬けですね。

3.シチリア産オリーブのマリネ 八角の香りで
普通のオリーブにほんのり八角の香りづけをしています。八角を効かせる発想は斬新ですが、意外に合うもんですね。

4.蟹のビスク
ビスク=クリームベースに魚介類などからダシを取ったスープである事は言うまでもありません。蟹の種類はたしかわたり蟹って言ってたような気がしますが、定かではありません。非常に蟹の凝縮したエキスはマッタリとした濃厚クリームスープに合わない訳がありません。素晴らしいスープ。でもこれって中華?!という野暮な質問はしないでおきましょう。

5.ピータンと豆腐の冷奴 スモークの香りで
レタスの葉の上に豆腐にピータンのみじん切りと青ネギ・パクチーを合わせてあります。若干ですが、確かにスモークの香りもしますね。

②紅アカリと雪菜の炒め物1200円
紅アカリはジャガイモの品種。これを1mmくらい薄くスライスし、雪菜を塩漬けにし、高菜の様になったものと青ネギを和えた物。紅アカリは火を十ているにも関わらすシャキシャキして歯ごたえが良いですね。

③シャラン鴨の南乳焼き3200円(写真はハーフサイズにカットしていただいた状態です)
脂の乗ったシャラン鴨を中が丁度美しく赤みを帯びたピンク色になるくらいに火を通してあります。特筆すべきはソース。南乳とは、沖縄の豆腐ようの中華版といった物。豆腐を赤く発酵させた物です。これをソースに入れているので、アミノ酸を凝縮させたような濃い味とツンと鼻を突く匂い。ダメな方も多いかもしれませんが、良く味わってみるとブルーチーズソースに近いかもしれませんね。肉質・焼き方・食べた事の無い珍しいソースにとても満足しました。

④上海蟹のトウチ炒め6800円~
上海蟹が美味しい季節になってまいりました。今年は中国バブルで中国国内での消費が激しくなり、価格が高騰しているといわれています。トウチとは豆を発酵たもので、日本の味噌や醤油に近い味と香りがします。これをネギのみじん切り等と合わせ、ドロッとしたソース状にし、上海蟹を炒めてあります。味はかなり濃い味。甲羅の内側にはびっしりと黄色い卵が付いていてこれが美味!!ソース単体で食べるにはちょっと塩辛いのですが、カニよりも分量が多いので、ソースがかなりたくさん余ってしまいました。するとそこへお店の方がご飯を入れて混ぜていただきます。ご飯と混ぜると丁度良い塩気になり、もって帰りたいほどの美味しいご飯の付け合せとなりました。

⑤太閣ラーメン4800円
4800円のラーメン?!ってこのメニュー単体で見ると異常な値段ですので、どんなもんが出てくるのか気になってオーダーしました。サイズは普通のラーメンと同じかちょっと小ぶり。ただ、ドロリとした透明な餡のスープの中にはフカヒレと上海蟹の身がたっぷり。表面には上海蟹の卵が散らしてあります。スープにそれを混ぜてジュルジュルッとストレート麺をいただくと、今まで食べたことのない贅沢で美味しいラーメンに仕上がっておりました。

⑥特製マンゴープリン700円
三角のカクテルグラスの下部には黄色いマンゴープリン。上には白いココナッツミルクのドロッしたソース。このココナッツソースは炭酸入りのエスプーマソースになっているという、一風変わったデザートです。

⑦岡山産黄金桃のタピオカ2012 700円
これは桃のゼリーなんでしょうか、コンポートとも違う、粘度が高くて冷たい桃スープという表現が一番近いと思います。具には時々桃の崩れた身と、タピオカが現れます。マンゴープリンと同様に炭酸を加えてありますので、舌を突く独特な感覚は面白いですね。

全体を通して:
一風変わった中華料理を食べたいという目的は完全に満たされました。しかもどの料理も素晴らしいアイデアと、見慣れない食材を多用した卓越な物。これがあの極端に狭い厨房から生まれてくる事が信じられません。今後も年間通して何度か通いたいと思わせる素晴らしいお店でした。

総合4.3
料理・味:4.3
サービス:4.0
雰囲気:4.0
コストパフォーマンス:3.5

  • ①タパス盛合せ5種2000円
  • ①タパス盛合せ5種2000円(大人のポテトサラダ 世界一の胡椒で)
  • ①タパス盛合せ5種2000円(自家製ラルドバーガー)

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