カンマネさんのマイ★ベストレストラン 2009

カンマネのレストランガイド

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

マイ★ベストレストラン

1位

山水園 (大塚、大塚駅前、巣鴨新田 / 焼肉)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2009/10訪問 2009/10/29

おいしいカルビ〜@山水園

久々に初心に戻って?キッチンABCのオリエンタルライスでも食べようと思って大塚へ。新しくなった大塚駅の降りる方向を間違えて北口に。オリエンタルライスがいつの間にやら焼肉に変わってしまいました。「山水園」。並んでいるのを横目で見ながら何回も前は通っていたのですが訪問は初。空いてはいませんでしたが行列はせずに入店できました。とにかくいつも行列がある店と刷り込まれてるので、待ち時間なしで入れたのはラッキーだったのかもしれません。

メニューを見ると一瞬バブリッシュな値付けのお店かと思いますが、それは帰るときには杞憂に終わったと感じるのかと思います。オーダーはホルモン盛り合わせ(1,800円)、カルビ(1,300円)、それにオイキムチに(450円)ビール。ホルモン盛り合わせはミノ、レバー、ハツ、ホルモンと子袋。結構なボリュームで噛めば噛むほど味が出る。ホルモンつまみながらビールにオイキムチに付け合わせのキムチ。カルビは一皿では足りないのかと思ったらこれもまた相当なボリューム。そして綺麗なサシが入っていてすこぶる美味い。

焼肉チェーン店のファミリーカルビとかを食べ慣れた私にとっては、このカルビは衝撃的に美味かった。1,300円で3切れくらいしかないのならバブシッリュな焼肉屋として、世の中には沢山あるでしょうし、高い金出せばそりゃ美味いだろという発想にもなります。ただ、ここはこの値段でこの美味さで、さらに画像のとおりのこれだけの量があるカルビ。これは感動的ですらあります。いつも行列があるのがやっと納得できました。

上がりにユッケビビンバ(1,650円)にワカメスープ。乗せられたユッケの量はハンパない多さ。ご飯も多めでこれはシェアしないととても食べきれない量。丁寧な仕事だと思ったのは、ビビンバに付属するワカメスープ。これもまた美味かった。ご飯の付属品にこれだけの仕事をしてるってすごいと感じます。このワカメスープだけで十分にお酒のおつまみになる味。

これで満腹で動けなくなるほど。値段だけ見るとバブリッシュな気もしますが、一品一品の量が多いのでCPは優れていると言えるのかもしれません。「少なめ」というメニューがあるのが帰る頃にやっと理解できました。2人でお酒も飲んで約8,000円。この美味さでこのお値段は価値がある。今度は「少なめ」メニューで種類を多く食べてみたいと思います。

久々にホントに美味いカルビを食べた気がします。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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2位

食事処 酒肴 浅草 水口 (浅草(つくばEXP)、浅草(東武・都営・メトロ)、田原町 / 食堂、居酒屋、日本料理)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2009/10訪問 2009/10/07

限りなく昭和のかほり〜@水口食堂

うかつでした。六区場外周辺は、フレッシュボイスが宝塚記念で2着だった頃から(っていったいいつの事なんやねん?)うろついていたのですが、最近までこの食堂の存在を知りませんでした。僅か数十メートル先の伝法院の脇のもつ煮込みとホッピーが似合う通りでは、競馬ブックと赤鉛筆のセットで幾度となくクダを巻いていたのですが、一本入った道にこんな昭和の香りプンプンな「食堂」がある事を知らなかったのは、後悔する限りです。イナリワンの頃に知っていたらば、多分今までに500回位は通っていた事でしょう。(控えめに月2回行ったとして年24回×20年として計算しています)

たまたまSPAのB級グルメの記事で知って早速行ってみた。周辺のもつ煮込みは私にとってはいつもの風景。ただそこの角を曲がったことはそう言えばなかったなって場所にある。それが「水口食堂」。

まずはここのマストと言われている「いり豚」。タマネギとばら肉のカレー風味炒めです。おおこれがいり豚だと、20年以上も縁がなく会えなかった料理とご対面。事前知識満載の期待感満点で臨んだ名物の食べ物って、結構期待を裏切られる事も多いのですが、これは違いました。ビールのつまみにも勿論いいのですが、これは何と言ってもライスです、米の飯。ひとくち食べただけで、ビールを全く飲み終わっていないのにライスとお味噌汁を頼んでしまいました。

本当に飯が進む味。そしてご飯自体の美味しさを引き立てる。アサリの味噌汁がまた美味い。こんなに貝の出汁がたっぷりの味噌汁は久しぶり。コロッケも手作りのぎっちりジャガイモが詰まった密度の濃い味。山かけのマグロも美味かった。

一人客の酒飲みのおっさんも(私もか)多い。競馬開催中だったらその風景は、私のどストライクゾーンとして推して知るべしなお店。料理自体の美味しさは勿論なのですが、ご飯がこんなに美味しいものだったんだって再確認させられるお店と表現するのが最適かもしれません。

ただ、酒飲みにとってはあのライスの量は多過ぎる。ご飯は(小)で十分でした。ちょっと飲んでリーズナブルな手作り料理でご飯の美味しさを味わえる貴重なお店なのかと思います。ただ六区周辺のあの雑多な雰囲気に十分な免疫がないと、その良さは実感できないかもしれません。

今度はポテトサラダと生姜焼きだな。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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3位

アリゾナ キッチン (浅草(東武・都営・メトロ)、浅草(つくばEXP)、田原町 / 洋食、ハンバーグ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥2,000~¥2,999

2009/06訪問 2009/06/05

永井荷風な気分〜@アリゾナキッチン

「アリゾナキッチン」。以前に昔ながらの洋食屋めぐりに凝っていた時期に行こう行こうと思っていてなかなか機会がなかった店。グリルグランドとかヨシカミとかリスボンなどが先になってしまい、さらにイタリアン系に嵌っていた最近は洋食屋さん自体から足が遠のいてました。ただあんまり物事を考えないでボーっとするのにはサイゼリアやマイアミガーデンじゃ軽すぎて、ジャルディーノでは堅すぎる。神谷バールでもいいのですが、真っ昼間から飲み過ぎしそうな気分。そんな気持ちが永井荷風になっている時のチョイスはこんなお店が最適なのかもしれません。

「1949年開店の老舗洋食店。牛バラ肉をデミグラスソースでじっくり煮込んだビーフシチューはやわらかく、口の中でとろけてしまうほど。ビーフシチューに魅せられた文豪・永井荷風は開店以来10年間、足繁く店に通った常連客とか。ほかにもハンバーグやカニクリームコロッケなど洋食の定番が揃っている」(じゃらんnetより引用)。 「老舗」「歴史」「伝統」などが前面に出たお店は、確かにその字面どおりの雰囲気を醸し出した見かけ上の名店は多い。ただ、確かに不味くはないけどこの程度の料理ででうん千円?!と首を傾げたくなる様なお店があるのも事実。だから、所謂有名店に行く時はそれなりの覚悟が必要でもあるのです。でも結論から言うと今回は裏切られませんでした。味もお値段も雰囲気も、十分に満足できる空間でした。

ここのマストは永井荷風先生も愛した「チキンレバークレオール」。ランチだとスープとパン(ORライス)も付いて1,260円。簡単に言うと鶏肉とレバーとタマネギのデミグラスソース煮込み。まあ、シチューと言ってもいいのですがスープでもシチューでもない、本格インドカレーのさらさら感のあるデミグラスソース版とでも言いますか。味はスパイシーでバターの風味がある深みのある味。決してしつこくはないのですが、鶏のさっくり、レバーのマッタリ、タマネギのしゃりっとが三位一体でデミグラスソースにうまく絡んでます。パンをつけて食べるのがベスト。これは私としては久々のヒット料理。画像左の自家製ピクルス(600円)は結構なボリュームで、ビールのつまみにも箸休めにもなってなかなかいい選択でした。ビールにもワインにもばっちり。ガッツリ食うというより、飲みながらつまみながら、マッタリゆっくり食べるのがいいと思います。

ちょっと気になったのはお客さんの数。私の在店時間内には他に2組だけ。これだけ節約志向の世の中になると、もしかしたらランチのこのお値段でも一般的には少々高額なのかもしれません。確かにピクルス食べてビール飲んで調子に乗って赤ワインも飲んでしまうと一人3,000円は軽く越えてしまう(まあ、ランチでビールも赤ワインも飲むのは私くらいでしょうが)。美味しい料理とちょっと贅沢な空間と時間を過ごすお値段としては私にとっては納得できる範囲なのですが、こんな経済状況下ではこの価格設定が客数減の要因になっているのかもしれません。

ただ久しぶりに心からリピートしたいと思ったお店です。あんまり混雑していても落ち着きません。ぼんやりと遠い目をして永井荷風先生の時代を思い浮かべながらビール&ワインなんてこりゃ贅沢な時間だ。そんなに頻繁には行けないけれど、いつまでもこの風情を残して欲しいと思っています。

レギュラーメニューのビーフシチューは2,300円だったか?やっぱりB級とは言えないかもわからんね。 

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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4位

ミルクホール (鎌倉、和田塚 / カフェ、洋食、バー)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2009/08訪問 2009/08/25

ミルクホール〜変わらぬ大正レトロカフェ

ミルクホールにちょくちょく行っていたのは、大学生の頃。って事は今から25年以上前って事だ。(歳が完全にばれるな)このお店の開店は1976年とのこと。開店からそれほど経っていない時期に通っていたという事なんですね。そもそもミルクホールという名称は何なのかと言うと、明治後期から昭和初期にかけて、牛乳とかパン、ミカン、清涼飲料などを供した簡易飲食店の事。簡単に言えば喫茶店とかカフェの前身の名称と言うことなのですね。まあ、そんな名前の「ミルクホール」は27年経っても、私の記憶の中に刷り込まれた大正レトロはそのままでした。

アプローチは小町通りの先まで行った十字路を曲がるより、手前側の細い道を左に曲がるのがお勧め。観光客でごった返した小町通りの喧騒を一本入るだけで、静かな昔の鎌倉の小路が味わえます。昔は潮(うしお)と言う旅館があったはずなのですが今はもうない様子。細い道をゆるゆる歩き進むと、左側に赤い原チャリとともに懐かしのお店が現れます。

中は27年前と変わらぬアンティーク感。昔からこんなにアンティークグッズを売っていたのかはちょっと記憶にはないけれど、入ったとたんに、波の数だけ抱きしめてで134号の逗子からトンネルを出た織田裕二の車のダッシュボードにやしの木が立っていたあの頃に(長いしさらにマニアックだな)一瞬気持ちがタイムスリップ。やっぱり懐かしいです。ロンディーノも七里ガ浜の坂の上の珊瑚礁も海犬茶屋も、そしてシルフィードも蘇ります。

で、いただいたのはカレーパン。自家製カレーパンは妙にここの風景に合っている。異様に熱いのはレンジじゃなくて焼きたての証か。付け合せのピクルスをぽりぽりしながら、はふはふしながらかぶりつきます。もちっとした食感と中の熱々カレーがなぜだか懐かしさを増幅させる不思議な味わいのカレーパン。でも、27年前にはカレーパンはなかった気がします。

きっと27年前に来た時から何も変わってないんでしょう。剥げかかったしっくいの壁に頭を付けてみたら、ああこの壁に27年前も頭を付けたんだなと思った。その壁はずっと何年も何千人もの人が頭を付けたから剥げてきたけど、それ自体は27年前となんら変わらない壁。変わらないでそこにある事が、人の安らぎになる事ってきっと沢山あるんだと思います。私にとってはそんな一つがここミルクホールなんじゃないかな。

進化や変化も大切。でもいつまでも変わらないでいて欲しい事や場所は沢山持っていたいものです。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
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5位

カフェ・シェ・ダイゴ 吉祥寺店 (吉祥寺、井の頭公園 / フレンチ、カフェ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2009/04訪問 2009/04/17

リーズナブルな欧風料理〜@カフェ・シェ・ダイゴ(cafe' chez DAIGO) 吉祥寺店

先日夕方から吉祥寺で仕事があり、チーズフォンデュで評判だと言われているオープンしたてのお店に行ってきました。「カフェ・シェ・ダイゴ(cafe'chezDAIGO)吉祥寺店」。東急デパートの屋上にあります。以前に行った事がある渋谷のシェダイゴはチャイニーズとフレンチの融合型でしたが、ここ吉祥寺はどちらかと言うと八重洲のお店に近いメニュー構成のようです。私の場合はどこでもイタリアンを求めるのに変わりはありませんけど。

アンティパストは名物チーズフォンデュのプレーンを。どろっとして濃厚なのかと思ったら割とあっさりしてチーズもさらっとゆるい感じ。チーズフォンデュなんてただ単にチーズを溶かしたものだと思ってましたが、いやいや奥が深い味わい。さすがに「日本で始めてチーズフォンデュをサーブしたお店」だけの事はある。微妙なワインの風味が感じられました。

カプレーゼもつまみつつパスタはペペロンチーノ(1,100円)と生ハムとパルミジャーノのクリームスパゲッティ(1,400円)。ペペロンチーノってそのシンプルゆえその店の味を計るのにちょうど良い。基本のパスタがあまり美味しくない所は所詮その程度なんだと思います。ここのペペロンチーノは野菜が上手に絡み、濃すぎず薄すぎず辛すぎず深い味わい。素直に美味しかった。クリーム系も濃厚すぎて少し冷めると固まってしまうようなパスタも見受けられるのですが、最後までソースの絡み方が絶妙で少々冷めても美味しくいただけました。とにかく生ハムとクリームチーズソースのハーモニーが絶品。久しぶりに本当に美味しいと思ったパスタに出会えました。お腹に余裕があったらダチョウ肉にもチャレンジしてみようと思っていたのですがこれだけで十分にお腹一杯。ワインも美味しくて3杯も飲んでしまいました。

そもそもシェダイゴって何なんだ?詳しくはHPを参照していただくとしてちょっとだけ引用。「シェ・ダイゴは1961年に明治チーズサロンと言う店名で、銀座並木道りに、日本の皆様に乳製品のすばらしさを知って頂くことを目的に、スイス料理とフレンチを供するレストランとして誕生致しました。明治チーズサロンではチーズフォンデューの美味しさを日本で始めて紹介し、以来、本格的なチーズフォンデューを広めるとともに、同時に日本人にあったチーズフォンデューも研究してまいりました。(中略)2002年4月、大嶋昌宏プロデュースにより全面リニューアル、リーズナブルでこだわりの美味しい料理を、真心のこもったサービスでお気軽に召し上がって頂けるカジュアルフレンチchezDAIGOに変身いたしました。」との事。

なるほど元をたどれば、今はチェーン店化したとは言え、ずいぶん歴史あるリストランテだったんですね。それほど混んでいなくて吉祥寺の隠れ家的な雰囲気でした。また吉祥寺方面に仕事があった時は寄ってみようと思います。それとデパートの屋上に「吉祥寺観音」なるお寺のような形状の物が!これは驚きです。なぜデパートメントストアの屋上に観音様が?これについては後日調べてみたいと思ってます。

全体的には料理もサービスもレベルは高いわりにリーズナブル。ここはゆっくり出来てお奨めです。休日の昼間などは屋上利用のファミリーが多かったりして、また違った雰囲気なのでしょうね。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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6位

さぼうる (神保町、竹橋、九段下 / 喫茶店、カフェ)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2009/05訪問 2009/05/05

昭和30年代にタイムスリップ〜@さぼうる

神保町のA7の出口をすぐ左。そこに「さぼうる」がある。25年以上前の学生時代しばしば訪れていた街。薄くなって来た頭の中のさらに薄くなった記憶を紐解いてみると、キッチンジローやBANBI、レモンなんかで飯食ったり茶したりしていた日々が蘇ってくる。本当はキッチン南海を目指していたのですが、地下鉄の階段を昇ってすぐのここに引き寄せられて長居。仕事の後のぶらり途中下車なのか散歩の達人状態なのか、昭和30年代のままのノスタルジック感は、もろに壺に嵌ると言うのか琴線に触れると言うのか。

学生時代にこの店に「通った」までの記憶はありません。当時はナポリタンもサンドウイッチも食べてないんじゃないのかと思います。どっぷり通ったわけでもないのになぜだか感じる懐かしさ感。聖蹟桜ヶ丘の邪宗門しかり、ビットヴァレイのグランドファーザーズしかり。私の学生時代の思い出の場所は今も健在なお店も多い。

オーダーはビールとミックスナッツ。喫茶店なんだけれどお酒も飲めます。何でこんなに居心地が良くて落ち着くんだろうね。遠い目をして♪ちょっと足りないちょっと足りない♪大学のゴルフ部だった友人を思い出してました。遠い目の先には額に入った写真が、故筑紫哲也氏だ。大学生だった頃からこんなにも速く年月が経ってしまうとはね。こんな速度で時間が経ってしまうのなら筑紫さんの方に行くのもそんなに遠くはないんだななどとぼんやり考えてました。

外にあった10円玉を入れる赤い公衆電話が妙に懐かしい。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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7位

リスボン (浅草(つくばEXP)、田原町、浅草(東武・都営・メトロ) / 洋食、オムライス、かつ丼)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2009/08訪問 2009/08/30

リスボン

六区場外に行くたびに前は通っていたのですがなぜだか今まで行った事がなかった「リスボン」。近所のヨシカミとかグリルグランドのちょっとバブリッシュなお値段の洋食屋さんには何度か行った事があるのですがここはいつも前を通り過ぎるだけでした。大黒屋の天丼は相変わらずの行列だろうし、3杯食べれば1杯無料のヨシギュウって気分でもないし、疲れきった心と身体には、何も気張りも必要ないところで飯が食いたいと本能が働いたんだと思います。

創業昭和7年。きっと六区が全盛時にはハイカラな洋食を提供する輝いていたお店なのでしょう。今はそんな六区の昔の面影を残す数少ないお店なのかもしれません。喫茶店風の店の佇まいは店内も雑然と表現しても良いテーブル席だけの何の飾り気もないもの。たまたまキッチンが覗ける位置に座ったのですが、厨房内のおじさんももホールのおばちゃんも無表情で淡々と仕事をこなしていると言う雰囲気でした。

オーダーはカツレツ(並)とやきめし。そしてハヤシライス。カツは薄いながらもからっとあがっていてビールのおつまみにはちょうど良い。やきめしは一口目は洋風なのかと思ったら微妙な紅しょうがの風味。玉ねぎのしゃきしゃき感と海老と豚肉の具がマッチしていて、なんだか懐かしいと感じる味。それぞれどれもがつんとインパクトがある味ではなく、なんの気取りもなく毎日普通に昼飯なり晩飯を食べる感覚なのです。ゆったり流れる空気感は雷門の近くのときわ食堂に近いのかもしれません。

ここの良さは近隣の歴史ある洋食屋さんと違ってお値段がリーズナブルなところではないでしょうか。上記でビールも飲んで3000円以内。六区の全盛期を遠い目をして思い浮かべて、昼間っからとんかつつまみに日本酒なんぞをチビリと飲りながら、上がりにオムライスとかポークソテーを食べるなんて風景が最もハマる洋食屋さんです。ただ競馬新聞を手にさらに赤鉛筆を耳に差していても、場外裏のモツ煮込み屋さんと違って少しはオシャレにしていた方が粋です。せめてジャンバーではなくてツイードジャケットとカシミヤのマフラー位にはね。

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2009年8月再訪

雷おこしを買わなくてはいけない用事があり、またもや六区周辺へ。ランチはブログネタ用に今まで行った事ない洋食屋かイタリアンかと思ったのですが、気持ちが疲れてるときは新規開拓の意欲は完全減退気味。ややもすればロイホとかサイゼリアとかに入ってしまうところでした。でも安心できるお店にと自然に足が向いたのは「リスボン」。→PART1はここ。そういえば、前回訪問時はここのマストだった「チャプスイ」と呼ばれる野菜スープは逃すは、カレーもシチューもポークソテーもオムライスも外した言わばチェンジアップ系で終始。やはりこのような洋食屋さんはまずはポークソテーやシチュー系でしょ。

ポークソテーにチャプスイ(野菜スープ)にライスセット(1,680円)。画像左がチャプスイ。味は薄めの中華風野菜スープ。そもそもチャプスイってなんなんだ?ウィキペディアによると「 広東料理の炒雜碎(チャーウチャプスイ)がもとになった料理で、豚肉、鶏肉、タマネギ、シイタケ、モヤシなどを炒め、そこにスープを加えて煮た後に、水溶き片栗粉でとろみをつけたもの。独特の材料として、トマトやハムが入る事もある。」とある。ただ、ここのチャプスイは画像のとおり、どう見ても野菜が豪快とは言えぬほど控えめに入ったただの野菜スープ。とろみも全くない。さらに他のブロガーさんのリスボンのエントリを見てみると、チャプスイには生卵が落ちているとある。卵入ってないんですけど。忘れたんでしょうか、レシピを変えたのでしょうか。いまだに謎です。

メインのポークソテーは人形町のキラクを髣髴とさせる、これぞ日本の洋食屋のベーシックポークソテー。十分に下仕事が施してあるであろうポークの柔らかさと、甘めのソースがベストマッチ。ボリュームもありビールで半分くらいつまんでから、残りをライスとともにかっ込みます。噛めば噛むほどポークの味わいがじんわりと。結局のところ私は牛肉より豚肉の方が好きなのかもしれませんが、こんなポークソテーこそが最も安心できるジャパニーズ洋食なのです。素直に美味しかったポークソテー。また食べたいと思ったのは久しぶり。

浅草六区周辺には、昔ながらの洋食屋さんは多い。だたビーフシチューが単品で3000円以上とかただのオムライスが2800円とかのお店も結構ある。もっと庶民的であるはずの洋食が、歴史とか伝統とかを盾にして、さらに作り手の高慢さとあいまって、過大評価され妄信され、妙に高い値付けの店もあるのが事実。

そんな店とは一線を隔するリーズナブルな洋食店「リスボン」。カレーだけを食べる客、焼きめしだけの客。シチューとビールだけの客。なんの気取りのないここは、そんな一人客も気軽に受け入れられるアトモスフィアーがあるのです。ほとんどが1人1,000円以内の客だ。そういえば前回訪問時よりは遥かに混んでました。洋食って肩肘張らず、まったりとした空間で食べるのがいいのです。

今度は、カツカレーだな。

  • リスボン2
  • リスボン1
  • (説明なし)

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8位

魚久 イートイン あじみせ 本店 (人形町、水天宮前、茅場町 / 食堂、海鮮)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥1,000~¥1,999

2009/07訪問 2009/07/08

魚系のランチ〜@魚久本店

「魚久」とは京粕漬けのお店。大正3年に高級鮮魚の小売商として開業して以後、粕漬けを自店の割烹料理店で出していたところそれが好評で京粕漬けの専門店として拡大展開して今に至っているとの事。有名百貨店の食品売場にもありますが、イートイン出来るのは人形町の本店と銀座店だけ。なんでいきなり粕漬けなのかって?まあ半分は仕事絡みの興味本位です。イタリアンや昔ながらの洋食屋は結構食べ歩いた。ただ魚の粕漬けって言われても良くわかんないと言うのが正直なところ。まあ、そんな事言ってないでまずはチャレンジだな。

ネットで調べてみると、人形町の夜の部は懐石日本料理。B級グルメとはとても言えない代物。こりゃランチしかないなと思い行ってきました。ランチは3種類プラス50食限定の2点盛りの定食。きっとマストはぎんだらなんだと思って銀鱈京粕漬け定食(1,260円)をオーダー。魚と言えばひもの屋くらいしか知らない私にとっては、とてもお上品で総合的に完成されたランチだと感じます。魚の身が非常にソフトで魚の脂と粕のハーモニー。スーパーか生協で買った粕漬けくらいしか食べた事がない私の評価じゃ説得力はないのかもしれませんが、これは確かに美味しい。さすがに何年も顧客に支持を受けているだけの事はある。ライスは魚沼産コシヒカリとの事。とにかくご飯がサクサク進み珍しくライスお替りまでしてしまいました。

帰りに1階の売場を覗いてみると、銀鱈や金目鯛の小さな切り身は1切れ735円。普通にスーパーとかで売っている粕漬けって3切れで398円とかじゃなかったでしたっけ?これは確かに美味い、でもお値段も唸るものがある。ただ、そんな価格でも永年に亘って顧客を繋ぎとめ、ギフト中心なのかもしれないけれど、粕漬けのトップブランドとして君臨しているのは、食べた人々多くがその味に感動したからだと思います。小売業界は価格競争に走っている昨今、こんなバブリッシュな値付けでも通用する粕漬け店は、マーケティングの側面から見たら参考になるのかもしれません。

味噌汁もお替りしたかったよ。

  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)
  • (説明なし)

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9位

龍盛菜館 渋谷店 (神泉、渋谷、駒場東大前 / 中華料理、ラーメン、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 3.5
    • | 雰囲気 3.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥3,000~¥3,999 -

2008/12訪問 2010/01/31

龍盛菜館PART2〜食べ放題に挑戦

参加人数が多すぎて入りきらず、会社の忘年会をキャンセルしてしまった中華料理屋さんの「龍盛菜館」で年末のお食事会。3,900円で食べ放題、飲み放題のコースをチョイス。食べ放題のメニューは豊富で前菜から野菜系、肉系、豆腐系、さらに焼きそばやチャーハンなど50種類くらいから食べられるだけ自由にオーダーできます。飲み物のビールや紹興酒はもちろん、サワーや果実酒系も充実。

ただそれぞれの料理の1品が結構なボリューム。いろいろな種類を一口ずつと言うわけにはいきません。いろいろな味を試したくて、料理の量を半分にしてくれないのかお尋ねしたら、それは出来ませんとのこと。6人で9種類の料理でお腹一杯。麻婆豆腐や酢豚は日本人に好みのご飯に合う中華料理。上がりでチャーハンを一口だけ食べてみたかったのですが、ご飯がてんこもりで来られるのが怖くてオーダーできませんでした。

食べ放題以外のメニューをじっくり見てみたのですが、定食メニューはお徳感ありで全てが1,000円以内。一品料理も充実しています。前回訪問時に餃子を食べたのですが肉汁たっぷりで美味。コースや食べ放題だけでなく普通の夕飯やランチに重宝しそうなお店です。

格別に美味いというわけでもないのですが、とにかく安心できる中華の味。量は多いしお値段も安いしきっとここはリピートしてしまうと思います。ポイントカードもあって、雨の日は2倍のアップポイント。食べ放題コースをチョイスする際は、ギャル曽根ちゃんまでとは言わないまでも、ガッツリ食べたり飲んだりできるメンバーで行かれたほうが賢明かと思われます。とにかくボリューム満点の料理で大満足。


1/30画像を追加しました。

  • 龍盛菜館3
  • 龍盛菜館2
  • 龍盛菜館1

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10位

タパス&タパス 渋谷東急ハンズ前店 (渋谷、神泉、明治神宮前 / 居酒屋、ダイニングバー、イタリアン)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 ~¥999

2009/01訪問 2009/01/23

タパス&タパス渋谷ハンズ前店〜たまにはゆっくりイタリアン

カンマネの安心できるかわからないブログ : タパス&タパス渋谷ハンズ前店〜たまにはゆっくりイタリアン - livedoor Blog(ブログ)

イタリアの画像を見ていたら無性にパスタが食べたくなりました。タパス&タパス渋谷東急ハンズ前店。ここはランチで時々行くのですが夜は久しぶりだ。イタリア料理屋というよりパスタ屋さん。ポモドーロ系もクリーム系も美味しいですが、ここはやはりペペロンチーノ系が絶品だと思ってます。シンプルな味こそ違いが出るものなのです。

ビットヴァレイには、公園通り店・道玄坂店・ハンズ前店・文化村通り店・宮益坂店と5店舗も展開中。一つの駅にこれだけ店を持つのも珍しいな。マクドだってそんなにないよ。

ガーリックトーストは結構強烈です。昼間は絶対食べられません。トマトとモッツァレラチーズのピッツァ(マルゲリータ)に完熟トマトとモッツァレラチーズのスパゲッティとモッツァレラ三昧。ヴィーノロッソはデラカーサで十分、キャンティとかにする必要ありません。ここにはセコンド的なメニューがないので、イタリアで言えばトラットリアではなくピッツエリアみたいなものです。パスタはどれも美味。チェーン店とは思えない美味しさですね。

  • ガーリックトースト
  • 完熟トマトとモッツァレラチーズのパスタ
  • マルゲリータ

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