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1回
夜の点数:5.0
2011/07 訪問
夜の点数:5.0
一品一品が精巧にデザインされた小宇宙!「イタリアン懐石」がSaloneの魅力!
2011/07/30 更新
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食べログを始めた当初、
横浜住民として Salone2007の訪問 を一つのマイルストーンとしていたことを思い出す。
身内の不幸、仕事の繁忙の影響で予定していた函館訪問もキャンセルし、
悶々と世の中を恨んでいたところ、
突然妻からの吉報:
「Salone 2007の予約が取れた!」
え?何かの間違えでは?
いいえ、平日の夜には時々あるらしい。
お得なランチのような値段というわけにはゆかないが、
元々旅行をしようと考えていたわけで、
よもやの予約OKで、いそいそと横浜中華街へ。
中華街東門の一番東側の通りから1本外れると、
そこには中華街の気配すらない、静かな通り。
Salone 2007は通りに面してしっかりとしかしおとなしめに門を構える。
店内は極一般的なイタリアンレストランであるが、
一度席に着けば、そこはレストラン側のペース。
スタッフはこちらのペースをよく見ながら作業をしているので、
注文を取りに来るペース、料理を運んでくるペースは、
お客の様子を見ながら、実に心憎い気配りをする。
夜はプレフィックスのメニューのみ(料理だけで10000円)
事前に食べれないものを伝えておくと、メニューで配慮をしてくれる。
7月のメニューはこれ(持ち帰ったメニューを転記):
◆Inizio
山形牛のスピエディーノ
-「スピエディーノ」とは、「くしざし」のこと。
まろやかな山形牛が口の中でとろける
◆Anti Pasto
ボタン海老のソットサーレ サルサ ディ パッションフルーツ
-ボタン海老は24時間塩づけしてある。パションフルーツの酸味がよい。
◆Vapore
鮮魚のヴァボーレ
-真鯛、ハマグリ、タコを上品なスープで
◆Pasta della Casa
グラミーニャ ムール貝とボッタルガ
-「グラーミーニャ」とは 軽くねじれたショートパスタ。サフランソースが素晴らしい。
◆Golozo
ホロホロ鶏、フォアグラと無花果のロトリーノ
-「ロトリーノ」とは、ロールのこと。フォアグラをホロホロ鶏のローストでロール状にしたもの。
無花果が入ったソース
◆Pasta Fresca
ピーチ 仔牛のオッソブーコ アッラ ミラネーゼ
-中くらいの長さのパスタに、仔牛のラグーソース(このソースが「ミラノ風」)
◆Cucchiaio
鰻のクッキアイオ
-スプーンに乗せた小宇宙!とても複雑な味に感激
◆Pietanza
岩中豚のロンボ メロンのモスタルダ
-豚はマリネした後ピンク色にロースト。とても上品な味。
◆Dolce
ライムスフォルマートと木苺のソルベ
-堂々とした木苺のソルベの周りに、ライムを溶かしたカスターとで甘みと酸味のバランス
◆Caffe e Te
コーヒー、エスプレッソ、紅茶、ハーブティーより選択
あまり感想を書かなかった。
どれも最高水準である。一品一品でさまざまな味が楽しめるように、
バランスをとっている。
その芸術的なこだわりと味の設計に脱帽である。
料理はスタッフがとっても良いタイミングで運んでくれる。
説明も流暢。
最後には細田料理長自ら客席に挨拶。
若くて溌剌としていて、気持ち良い。
この若さから、この精巧な料理。。ちょっとびっくりである。
全ての料理を食べない限り満点はつけられないはずであるが、
この先これ以上のものは当分口にしないであろう、
という想像から、
「5点」をつけました。
完璧だと思います。