28回
2019/03 訪問
in Kyoto. いっちばんのお気に入りめしどころ。
またもやのおじゃまでございます。
昨年の11月末以来ですから、4ヶ月ぶりと相成りました。
なんたって、京都に詣でたら絶対に欠かせないし、
めなみちゃん詣のために京都に行きたいってほどの惚れ込みようです。
今宵も暮れ六つ刻の予約です。
るんるんる〜ん。鴨川を右手に愛でつつ三条大橋をてくてく。
め〜なみちゃん、めなみちゃんって、口ずさみながら。
こんばんは〜。
先の紅葉連休のわさわさとは、うって変わって静かです。
今宵はカウンターお席の中ほど奥よりに、ご案内いただきました。
焼き揚げ担当のレゲエ板さんの真ん前です。
いつもは板場の大将の前でしたので、お初でございます。
座るとこが違うと、また景色も変わってきますね。
まずはのハイボールで、喉をうるうるしつつ、おしながきとにらめっこ。
お決まりでしたら、うかがいます〜、って女将さんが。
はいは〜い。
京都詣では欠かせない、ぐじ。そして、あおりいかのお造りをば。
これも京ならではの、みぶ菜。椎茸とのおひたし、も。
ぐじは、いつもながらのねっとりしっとり。雅な旨さ。
あおりいかは、造りかたが、おもしろかった。
蛇腹のような包丁の入り方が絶妙で、
あおりいかならではの身の厚みも味わえて、
かつ、ほどのよい歯ごたえで、とても食べやすい仕上げでした。
大将のセンスのよさを感じます。
ここいらで、京の地酒、徳次郎さんをば。
みぶ菜と椎茸おひたしは、大鉢からの取り分けと思ってたんですが、
それにしては、ずいぶん時間がかかるなぁ・・・。
っと、あ〜らまぁ。あっつあつのお椀仕立てでございました。
うわぁ。3月とはいえ、まだ寒い日だったんで、これは、うれしい!
お出汁の塩梅がどんぴしゃで、心もお腹も、うっとり。
おしながきに「すっぽん鍋」というのがあったんで、
かなり心惹かれてたんですが、この一椀で解消されてしまいました。
春キャベツとアンチョビ和え
稚鮎天ぷら
お野菜白和え
とりレバカツレツ
和食のお店ですが、いろんなジャンルのいいとこも、いろいろ。
おじゃまするたびに、新しいメニューがあって、
人気にあぐらをかかない、みんなさまの勉強熱心さが伝わってきます。
あ〜。レビュー書いてたら、すぐにも行きたくなってもうた。
まいったなぁ。
ごちそうさまでした!
2022/01/25 更新
2018/11 訪問
はじめてのおめもじから、ほぼ1年。で、なんと、6回め。
京都が大好きで年に何度かおじゃましてます。
で〜もぉ。よ〜く考えてみたらば、紅葉シーズンは未体験だったかも・・・。
ってことで、今回は、紅葉+3連休をねらっての京都詣です。
朝8時、新幹線で品川駅をしゅっぱ〜つ!
あらまぁ。さすがは、3連休の初日。新幹線のホームが平日朝のラッシュなみ。
「本日、指定席は満席。自由席はお乗りいただけない場合も・・・」と、アナウンスが。
すんごいなぁ。6〜7分毎に出てんのに、ですよ。
品川駅では、まだ多少の空席がありましたが、新横浜駅で満席に。
名古屋駅からは指定席車両の通路にもスタンディングのお方がいっぱいです。
いんやぁ。こんな光景はひさかたぶりのことでした。
10時過ぎには、もう京都です。早い〜。
この日は、上賀茂神社+下鴨神社で紅葉めぐり。
どこも、ヒトヒトヒトの群〜。ご朱印所には長蛇の列! うっひゃぁ〜!
地下鉄東西線の三条京阪駅で下車。
鴨川にかかる、暮六つ時の三条大橋を西へとてくてくすること数分。
初冬というにふさわしく、とっぷりと暮れてます。
あらら〜。お玄関前でお待ちのカップルさんが・・・。
う〜む。今日あたり、フリーは、難しいかも、と横目で見つつ、
「こんばんは〜」
今宵は、右端っこから3番めのお席にご案内いただきました。
右隣りは、ドイツ語圏のカップルさん+左隣りは、ご近所カップルさんのようです。
両お隣りさんに、おじゃましますと、お声かけして、着席〜。
もちろん、板長さんとレゲエ板さんにも、ごあいさつ。
まずはまずはの、ハイボールでヒトヒトヒトに揉まれた1日の喉をうるうる〜。
うんまぁ。うるうるしつつ、おしながきとにらめっこ。
おやっ。お初のがありますよ。淡路伝助穴子焼霜+琵琶ます昆布〆、です。
いつも、どうも、って、注文をとりにきてくれた女将さんに、
伝助穴子+琵琶ます+ぐじ、を、ちょっとずつの盛り合わせで、とお願いしました。
お通しは、紅白白和えです。ちっと、マヨかな。
っと、わらのスペ盛りがやってきました。すかさず、地酒の徳次郎さんをば。
まずは、ぐじ、から。細造りです。ねっとり、うんまぁ。
お次は、琵琶ますくん。うあぁ。何、この香り!やだやだやだ〜、な、うまさ。
で、伝助穴子くん。えええええ〜っ。まわりが炙ってあって、中はレア。
炭火の香ばしさが、たまんない。穴子なのに、白身のように淡白。
これは、ほんとに、おかわり、したかった・・・。
お酒はおかわり、いただいて、っと。
白子天ぷら。大根おろしとぽん酢がかかってます。
おお。こういうのも、なかなかよろし。
白子ちゃん、ふんわり、あっつあつ。衣、さくっ。うまいに決まってる!
おばんざいから、小松菜やら炒り豆腐やら、焼き葱白和えなんぞを・・・。
焼き葱の葱は、白葱でした。関西では、めずらしいかも。
でも、これがさ、葱好きなわらには、たまんないちびっとアテでした。
お肉の中で、ラムがいっちばんのわら。
いつも、食べたいなぁと思いつつも、お腹いっぱいで断念してた、
ラムの山椒焼きも、いただいちゃいました。
あ〜。うまいうまい! しゃ〜わせだわさ。
今宵も、常に満席状態で、何組もお断りされてました。
その応対だけでも、てんてこ舞いです。
そおいえば、予約をお願いしたのは、10月の初めごろだったよ、と、海馬くん。
ふだんは日祝がお休みなんですが、23日(祝)は営業とのことで、
予約はOKでしたが、お席のご利用は2時間くらいでお願いします、とのこと。
こんなリクは、はじめてのことでした。
ああ。わら人生で、なんと、よいお店にめぐり逢えたんでしょう。
お次は、春、かなぁ。
ごちそうさまでした!
2018/12/02 更新
2018/10 訪問
またもやのおめもじ。めなみちゃん〜。
九州悠々自適旅の締めくくり。帰京経路で京都に一泊。
京都っつったら、こちらを素通りできません。
おじゃましたのは、土曜日の午後6時。もち、ご予約でございます。
いつもほぼ満席の人気繁盛なお店ですが、この日はびっくり仰天の賑わいでした。
とにかく常に満席状態で、フリーのお客さまを何組、お断りしてたか・・・。
ほとんどのお方が外国からの観光お客さまで、それもびっくり。
世界中に張り巡らされたWEBの恩恵か、はたまた陰謀ってヤツですかね。
いつものように、ハイボールをぐびりしつつ、お献立とにらめっこ。
おっ! 土瓶蒸しが、ある! よし!
カウンターの大皿から、おひたしと湯葉といただいて、
やっぱしな、ぐじのお造りも、ね。
ここいらで、京の地酒、徳次郎さんをば。
おひたしも湯葉も飾りっ気もなく、シンプル極まりないのけど、
お出汁の加減が絶のピンで、なんというか五臓六腑にしみしみな旨さなのだ。
ぐじは、東国ではあんましお目にかからないんで、必ずの逸品。
平造りのときもあるし、今回は細造りでやってくれました。
包丁の入れ方で、食べた感じがなんとなく違うんで、これはうれしい心遣い。
で、鱧と松茸の土瓶蒸し。
はじめに、お出汁をぐい呑で、ふうふう。
黄金色の・・・。あ〜。たまらん。
五臓六腑五感を超えて六感にまで染みわたる、滋味深い旨さ。
松茸も、たっぷし。あ〜。うんまぁ。
いつもは、もうちっとゆっくりするんですが、
今宵のざわざわ感を考えて、早めにお会計をお願いしました。
また、来月、きちゃいます!
ごちそうさまでした。
2018/10/21 更新
2018/06 訪問
はずせない京のマイおだいどこ。
昨年の11月におじゃまして以来の大大大のお気に入りです。
京滞在最終日の17時半で予約をお願いしてました。
地下鉄東西線の三条京阪駅から黄昏どきの鴨川を右手に三条大橋を渡りてくてく。
お店が近づくにつれて、なんだかどきどき。
まるで、愛しい君が待っているかのような心持ちに・・・。
オンタイムでお玄関扉をが〜らがら。
こんばんは〜。
カウンターお席の右端から2番めにご案内いただきました。
はじっこはすでに殿おひとかたがお楽しみちう。
でも、この2番めのお席がジツは特等席だとわらは思ってます。
なんたって、若大将の真ん前ですから。
若大将といっても大将がいるわけではなく、こちらの板長さんなんですが、
往年のスターを彷彿させるスマートでステキなお方です。
今宵も京ならではのおばんざいが大鉢にずら〜りずらり。
奇を衒ったか、麻婆豆腐なんかも・・・。
さて、まずはまずはのお飲みモノです。
だいたいはもう日本酒からスタートしちゃうんですが、
このジメジメアヂアヂの中をあっちこっち歩き回ったあとなんで、
ちめたぁ〜いハイボールをお願いしました。
お通しは、小芋の炊いたんです。
ハイボールをぐびぐびしつつ、本日のお品書きとにらめっこ。
この時季の京といったら、鱧をはずせません。
まずは、鱧おとしと、大鉢からごーやのおひたしをチョイスしました。
っと。生湯葉の炊いたんもね。
おおお。若大将が鱧の骨切りをはじめましたよん。
しゃっしゃっしゃっ、と小気味よいリズムにうっとりしちゃいます。
ほどなく、わらの鱧おとしがやってきました。
骨切りの繊細さが湯引きにきっちり華をそえてます。美しか〜。
わさびと梅肉でいただきます。
うわぁ。な、な、なんと、雅びなお味でしょう。
面構えの憎々しい獰猛な鱧とは思えません。中身はやさしいんですね〜。
ごーやのおひたしも生湯葉もお出汁がさすがのおいしさです。
ここいらで、京の地酒、月の桂、をば。
鱧とならんで、京ならではのぐじをお造りでいただきます。
う〜。ねっとり甘い。やっぱし、雅びだわさ。
お次は、なんたって、鮎ちゃん、でしょう。
お願いすると「おひとり前が2尾なんですが、どうしましょ」と。
もう何度めかのおじゃまってこともあるんでしょうが、
あえてお願いしなくても、なんでもちっさい盛りで出してくれるんですね。
大きさをお尋ねしましたら、親指と小指をたてて、
「アタマからシッポまで、このくらい」と。
おおお。若鮎塩焼き丸かじりに最適な大きさですね。
モチのロンで、2尾です。
お品書きの「活」に偽りなし。
焼き+揚げ場担当のレゲエ板さんが串打ちすると、シッポがぷるぷるしてます。
うわぁ、こっりゃ、楽しみだにゃんにゃん。
鮎ちゃんが焼ける間に、またもや大鉢から炒りどうふなんぞをば。
きたよきたよ〜。わらの鮎ちゃんが。
うわわぁ。泳いでますぜ。思わず、な〜む〜、しちゃいました。
若鮎のはずですが、もう脂がのりのりなんでしょうか。
揚げたようなこんがり感があります。
手で持って、蓼酢をちょいと。アタマから、ぱっくし。
うわうわうわぁ。なに、これ的な旨さ!
腸の苦味もほろほろで、骨もまだやらかい。
こちらも雅びなおいしさです。
あっという間に、2尾、いただいちゃいました。
これなら、あと10尾はイケるな。
そして、お酒のおかわり。こちらも京の地酒の徳次郎さん。
お次は、はも天。これも、はずせません〜。
またもや、骨切りのリズムが・・・。
こちらでは、注文があるごとに骨切りされてるんですね。
こんがりさくさく。火がはいった鱧は甘みが増してますね〜。
油との相性もばつぐんです。
お口直しに、白ずいきの胡麻酢和えを。
さらりとした練り胡麻とやっぱりお出汁がきいてます。ひんやり〜。
こちらのお料理は、なんでも、お出汁がちゃんとちゃんとです。
甘さも控えめで素材の持ち味が生きてます。
嫌いな食材でなければ、何をいただいてもにっこりできること請け合います。
鮎の焼きおにぎりをお包みにしていただいて、
後ろ髪引かれる思いでお勘定です。
う〜。まだ、いたいのはヤマヤマけどもさ、
新幹線の最終に間に合わなくなっちゃうもんね〜。
レビューを書いてて、またすぐにでも行きたい気持ちに。
また、行くもんね〜。
ごちそうさまでした!
2018/07/04 更新
2018/02 訪問
また、おじゃましちゃったんだもんね〜。
京都冬の旅の特別公開拝覧を目論んでの旅の空です。
昨年11月の国宝展ねらいで上京した折、すっかりハマってしまった京のマイおだいどこ。
今回も事前に予約をお願いしてのおじゃまです。
定休日は日曜日ですが翌月曜日が祝日のときには、振替で月曜日がお休みのようです。
はじめ、13日の火曜日で予約をお願いしたんですが、
あいにく臨時的なお休みとのことで、14日の水曜日となりました。
で、12日の月曜日。某処で晩酌を楽しんだのですが、やっぱりなんか、物足りない~。
13日はお休みとうかがっていましたので、もしかしたら、今日はやってるかも!
っと、一縷の望みをもとに立ち寄ってみましたが、う~、灯りが点いてませんでお休みでした。
ざ、ざ、ざんね~ん。
で、14日の火曜日。待ちに待った予約の日です!
18時でお願いしてたんですが、20分くらい早めのご到着です~。
「こんばんは~」「あ、どうも~」って感じで、
女将がすぐさまカウンターお席にご案内くださいましたよん。
もう、予約がどうのこうのって必要な~し。
板場の大将とも、レゲエ板さんとも、目でごあいさつ。
まった、きちゃいましたよ〜ん。
なんたって、まずはまずはのお飲みものをば。
本日の日本酒たちは4銘柄。先だっておじゃましたときとは顔ぶれが変わってます。
京ですからね、京都の地酒「建都」くんをチョイス。
ちめたぁ~くって、きりりっと。す~るするいけちゃいます。
カウンターには、京のおばんざいたちがずら~りずらり。
菜の花のからし和えと湯葉のおひたし。
大大だ~い好きなお刺身は、ぐじ+ひらめの昆布〆をちっとずつ&
竹ざるに盛られたおっき~な若狭の赤貝をひとつ。
菜の花のからし和えは、ほろ苦ぴりっと辛子にお出汁が利いてる~。春だなぁ。
生湯葉のおひたしは、お豆のこく味とお出汁の旨みがたまら〜ん。
ぐじは細づくり。ねっとりとした舌ざわりとほのかな脂の甘み。
ひらめの昆布〆は、昆布の旨みを纏ったきっこきこの白身がたまんな~い。
建都くんが、すすむくん~。ぐびりん。
っと、ここで、予約なしの9名さまがご来店。
まだ早い時間だったせいかお二階にお席が用意できるようでした。
お、これは、板場さんが忙しくなってしまうなぁと思い、
おしのぎも兼ねてカウンターの大皿お料理から「五目豆」をお願いしました。
大豆+こんにゃく+にんじん+昆布などに、彩りのスナップえんどう。
特別な食材ではないけれど、ていねいに切りそろえられてとっても美しい。
カラダにうれしい、やさしい味わい。これぞ、ザ・京のおばんざい、どすえ~。
2杯目のぐびりは「竹泉」です。
お豆さんなんかをちまちまやっていると、やってきました!若狭の赤貝さん!
赤貝は閖上が有名ですが、若狭にもいるんですね〜。
なにしろ、で、でっか〜いんです。
ふだん目にする鮮やかなオレンジ色ではなく、れんが色って感じ。
とっ〜ても肉厚で、こりっこり。あ、あ、甘〜い。
これは、すごい!こんな赤貝さん、お初のおめもじどすえ〜。
いつもなら、ここいらあたりで「お勘定、お願いします」なんですが、
なんだかココロがうきうきしてきちゃって、
「鴨塩焼き」「てっぱい」「湯葉揚げ」もいっちゃいました。
もうね、あえてお願いしなくっても、ハーフサイズでやってくれるんです。
あれやこれやでぐびりぐびりのわらにとっては、ほんとうにうれしい、ありがたい!
なんやかやと話しかけられるでもなし、話しかけるでもなし。
昨年の11月以来ですから3ヶ月ぶりのおじゃまですが、
なんか、つい10日くらい前に立ち寄ったばかりのようなデジャブな気持ちに・・・。
ほんとうに、しゃ〜わせ感いっぱいでおナカもココロも満腹満腹〜。
おっと、いけねぇ。そろそろ腰を上げないと、新幹線の最終を逃しちまうぜ!
後ろ髪引かれる思いで、お勘定をお願いしつつ、
「やっぱ、3日くらい来ないとだめだね」
「あれもこれも、ぜ〜んぶ食べたい」
「お休みのとき、他のお店におじゃましたんだけど、
なんかここに来たくなっちゃうんだよね〜」
ってなことをぶつぶつ言いつつ帰途に着いたのであ〜りました。
3ヶ月間で、3回のおじゃま。都内のお気に入り以上のヘビロテどすえ〜。
いんやぁ、レビュー書いてて、また行きたくなっちゃった〜。
めなみちゃん。罪なお人どすえ〜。
ごちそうさまでした!
2018/02/28 更新
2017/11 訪問
中一日でのおじゃま。
東京へ戻る日のばんめし。
夕方6時すぎ。錦市場でいつものお漬けものを仕入れ、
御所近くのお気に入り舗で鯖寿司を包んでもらい、おみやげはOK!
さぁて、どうすっかなぁ〜。
いくつか目星をつけていた中から、祇園のおうちをチョイスして・・・。
明石鯛のお造りや京都牛のたたきなんぞで、ちびりぐびり。
で〜もなぁ、なんかちっがうんだなぁ・・・。
ってんで、おとといお世話になった「めなみ」さんへラブコール。
30分後におじゃまできることと相成りました。
喜び勇んでかけつけてみると、出迎えてくれた女将さんの表情が微妙・・・。
ご案内いただいたカウンター席にすわると、大将もレゲエ板さんも、同様な・・・。
ラブコールのときに、お名前だけって訊かれたので、お伝えしたんですが、
先のおじゃまの際は数日まえに予約をお願いしてありましたんで、
あれ? もしかして、おとといのお方? いや、でもねぇ、って感じだったんでしょう。
で〜も、そんな微妙さはすぐに消えてなくなって打ちとけた空気に・・・。
また来てくれた! そんなキモチをあえて表に出さずに接してくださるのをうれしく感じました。
まいどのまずはまずはで、京都の地酒をご注文〜。
おしながきとは、2回目なんで、ちと余裕でにらめっこ、ね。
で、的をしぼって、ぐじのお造りをば。
そして、京ならではの「きずし」と「てっぱい」
「〆鯖」は、よほど信頼のできるおうちでなければチョイスしないし、
甘ったるいのが苦手なんで「ぬた」も、同様です。
が、ここんちなら、という勘働きでお願いしてみました。
いあいあ。どっちも、大正解。
「きずし」は、ただただ生っぽいだけではなく、ちゃんと〆ってて、みずみずしい。
「てっぱい」の酢味噌も味噌+お出汁+甘みのバランスが絶妙な、
さすがは京ならではの逸品でございました。
おっと、いけねぇ。新幹線の最終を逃しちまうぜぃ。
後ろ髪引かれる思いで席を立ちました。
「また来るね!」
「お待ちしてます〜」
「明日じゃ、ないけど」
皆さんの温かな大笑いをあとに帰途につきました。
ごちそうさま〜。
2017/11/21 更新
2017/11 訪問
京のマイだいどこ。
口コミ書き書き完了して、写真をアップロードしたところで、エラーになって全てがパァ〜。
腹立たしいこと、この上なし。またすぐにレビューを書き直す気力もなし。
とり急ぎ、写真まで。心情お察しのほど。
気をとり直してのちに、またレビューさせていただきまする。
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さて、1日おいて、気をとり直してのレビューでござんず。
京都といったら、やっぱし、お庭やら掛け軸・調度品、はたまた見目麗しい女将などを愛でながら、
はんなりまったりゆったりの懐石料理なんでしょうけど、あんまし興味がなく。
といって、大衆居酒屋さんていうのも芸がないし・・・。
しばらく前からココロに留めているのが「おばんざい+」なおうちなんです。
めなみさんは、そんなココロにぴったしの食べ呑み処です。
鴨川にかかる三条大橋の西袂ちかく上ル側の絶好なロケーション。
おいでやす〜。
厨房に面してカウンター席が七つ八つ+奥には小上がりのお座敷に数席くらい+お二階にもお席があるようです。
接客は着物に白割烹着がお似合いの若女将と京美人さんたち、
厨房はヨコ文字風イケメンな若大将とレゲエな雰囲気の板さんで切り盛りされています。
カウンターには大皿大鉢に盛りつけられたおばんざいたちがところ狭しと鎮座ましましておりますよ〜。
おしながきとそれらを照らし合わせつつ、まずはまずはのお飲みものから。
やっぱし、なんたって、日本酒ですよねぇ。ふふふ。
おしながきから、よこわとぐじのお造り、
カウンターのおばんざい群から、青菜ときのこのおひたし、をチョイス。
若狭にちかい京ですもの「ぐじ」は、はずせません〜。
「よこわ」は東でいうところの「めじ」ですね。本まぐろの子どもです。
こっちでは、あんましだいじにされていない感があるのけど、西では扱いが違うよう。
「よこわ」という呼び名もなにやらかわいい響きです。
「ぐじ」は昆布〆になってました。
水っけの多い甘鯛の水分が昆布で〆られ旨みが凝縮されて、舌にねっとりとまとわりつくような濃厚さ。
「よこわ」は、いかにも本まぐろの子どもをいただいてるって感じ。若さがあります。
思わず、ごめんね〜、と言ってしまいたくなる、そんなおいしさです。
おひたしの青菜はほうれん草でした。数種のきのことのコラボです。
これがさ、お出汁が、さすがは、京都、でした。思わず「あ〜」ってでちゃいました。
ぜ〜んぶ飲んじゃったんだもんね〜。
お酒をおかわりして、さて、お次は、っと。気になっていたのが「湯葉揚げ」とやら。
たけのこやら豚肉やらを湯葉シートで巻いた春巻きのようなの、です。
さっくり、さっくさく。辛子じょうゆでいただきました。これもまた京ならではの逸品です。
ヘンにかまわれるじゃなし、といって、ほっとかれるじゃなし。
まっこと、塩梅のよろしいおうちでございました。
ごちそうさま〜。また、来ちゃうもんね〜。
2017/11/20 更新
コロナ渦で、緊急事態宣言が発令された令和の春。
ニュースで見た閑散としている京都の街並みに心が痛みました。
めなみのみんなさま。どうしてるかなぁ・・・。
って、HPを見てみたらば、やっぱし、一時休業されていたようです。
そんなこんなで、ほぼ、1年ぶりのおじゃまとなりました。
HPによれば、営業時間が変更となり、15時からとなってます。
いつもは、2週間くらい前には予約のお願いしてたんですが、
早い時間なら、まぁ、ちびっとならだいじょびだろうと、
それに+、女将さんをはじめ、みんなを驚かしてやろうって、
いたずらココロも相まって、予約なしで突撃!
晩秋の黄昏どき。16時をまわった頃合い。
鴨川にかかる三条大橋の佇まいがなんとも懐かしい・・・。
なんだか胸いっぱいな気分で、お玄関扉をが〜らがら。
「こんばんは。予約してないんですけど、入れますか?」
見覚えのない新しいスタッフさんが「どうぞ」ってご案内くださいました。
っと、カウンターの中にいらした女将さんが気づいて、
あらあら、まぁまぁまぁって感じで、走り出てきてくださいましたよん〜。
商売抜きなホンキで喜んでくれてます。うれしいね。
いんやぁ。お久しぶりですね〜。
レゲエ板さんも、相変わらずの焦げ茶色で、お元気そう。
板長さんは、残念ながらお休みだそうで・・・。
みなさん、お変わりないとのことで、ほんとによかったわんわん。
京都では欠かせないのがぐじ。そして、最近のお気に入り琵琶ます。
徳次郎さんをぐびりつつ、しゃ〜わせ感にひたひた。
でも、今宵は、ちっと、野暮用とやらがあったんで、ちびっとのおじゃまです。
すかさず、日あさっての予約をお願いして、
まずはまずはの、めなみちゃん詣と相成りました。
ごちそうさまでした。