検索条件が指定されていません。
1~20 件を表示 / 全 1839 件
お好み焼き店「おと屋」を訪ねた。およそ2年ぶり。 いまも、捌けた感じの女性ご主人お一人で営業していらっしゃる様子。 調理鉄板に面したカウンターテーブル席に着いた。 お好み焼きのそば肉玉(700円)を注文。 即座に調理が始まる。 キャベツを鉄板に置く。中太に切られたもの。ピンとした張りがあっておいしそう。 生地を薄く円く展ばし削り節を振りかける キャベツを軽く攪拌したら生地の上に盛る。 更に、薄切り玉葱、天かす、豚肉を積み上げ、繋ぎの生地をかける。 融けていない白いラードのようなペーストを山頂に少量塗りつけたらひっくり返す。 形を整え、ステンレスの半球状の蓋をする。 途中、一旦蓋を除けては、ヘラで軽めの圧し潰しと空気を含ませるような寄せ集めを2回ほど行う。蓋を最終的に取り去った後にも3回目の圧し潰しと寄せ集めを行う。 そばの調理が平行して進んでいる。 細めの中華麺。おそらく生麺。テボ茹で。茹で時間は細麺としては長めかも。 茹で釜から揚げて鉄板に移すと、その瞬間は、くったりとして腰砕けしているかのように見える。それでいて、透明感がある灰黄色と、表面の艶が美しい。 そして、ケチャップを絡めて軽く炒めて円盤状に整え、ラードか何かの温めた液状の油脂を注して焼く。 ひっくり返すと、上に来た面は綺麗な焦げ色が付いているが、やわらかさは保っている模様。 ひっくり返したそばの上に本体を重ね置いて合体させ、合体したそれを、展ばした卵に載せて更に合体させたら、丸ごとひっくり返し、正位に戻す。 ソースを塗り、青海苔をふり、電気ゴマ擂り器で擂りたての胡麻を振りかけ、ネギをトッピングして完成。 終始、やたらに手際のよい高速調理。所要時間は8分ほどだった。 出来上がったお好み焼きは、中庸の直径、厚みは厚いほうだろう。 野菜は、今回は前回よりもホクホク感が弱めでシャッキリ感が強め。加熱が浅めだったと思われる玉ねぎの辛みや、生のネギの辛みが後をひく。これを好ましく感じることもあるのかもしれないが、このときは、もっと加熱した玉ねぎの甘みを楽しみたいような気がした。 そばは、しっとりとして柔らかい。これが、柔らかいお好み焼きだという全体の印象を牽引しているように思う。焦げ目が付いていたところも含めて柔らかい。柔らかいが、噛むと、活き活きとしたプリプリ感があるし、麺自体の味もしっかりしているし、ほんのりとした香ばしさも心地よい。また、ケチャップによる味付けが意外なほどに良い。こういう生麺の活かし方もありか、と唸らされる。広島お好み焼き界においてはやや変わり種の気配があるが、素直においしいと思った。 知る人ぞ知る、という風情のお好み焼き屋さん。 お昼に訪問。お店の奥、調理鉄板に面したカウンターテーブル席に着いた。 お好み焼きの「そば肉玉」をいただいた。 野菜には玉ねぎも入る。もやしは入らない。 天かすはイカ天由来だろうか。 完成したお好み焼きは、比較的厚みのある仕上がり。 ヘラが素直に入り、崩壊させずに切り出しやすく、とても食べやすい。 ホカホカ、ホクホクの野菜と、ソフトで食べ応えがあるそばとがとてもよく調和していた。 味付けはあっさり目で、素材が発揮する味わいをよく感じ取ることができたように思う。 たいへんおいしいお好み焼きを堪能した。 女性ご主人の、豪胆なようで色々な工夫がうかがえる調理は一見の価値あり。
2017/04訪問
2回
「カツ丼」、「カレーライス」
2015/09訪問
1回
「十割箱盛りそば(大)」
2009/01訪問
1回
-----
2011/10訪問
2回
「肉玉そば」